2013-03-02(Sat)
ビビッドレッド・オペレーション #08 今日よりも鮮やかに
あかねちゃんはいつも背中を押してくれる。

ありがとう、あかねちゃん。

まずは前回ラスト墜落劇のその後。緊迫した空気にて救急搬送されるあかねは意識混濁の中でなおアローンを気に掛けていました。そりゃこんな言葉を聞いてしまったらラングに込められた意志も即座に理解しようってなもの。というわけで今回はビビッドシステムの中核たるあかねを除いた三名によるリベンジマッチです。
そういやあかねの飛び抜けた運動能力やビビッドシステムの中核機能からして、もしかしたら示現エンジン試作事故の時にアンドロイド化でもされているのかと思ってましたが、今回の描写を見るにどうやらあかねは生身の人間みたい? ビームの直撃を受けて墜落したのに擦り傷一つ無かったのはカワウソ博士曰く剥き出しの頭部や手足を含めてパレットスーツによる保護らしい。上手い事できてます(笑。まあ今回クライマックスでのアローン爆破に伴う衝撃波もあの至近距離で完全防御なのだから墜落の衝撃くらい誤差の範囲か。
生き延びたアローンの破片がスカイツリーに取り付き繭の中で再生を続ける、これは羽化後の描写含めて言うまでもなく往年の東宝怪獣映画「モスラ」のオマージュです。懐かしいなあ。思えば前回アローンがキラキラ輝きながらビームを発射していたのは幼虫モスラの発光や糸吐きのオマージュだったのかも。さすがに前回の段階ではそこまで気付きませんでしたが(笑

半径500mに及ぶ電磁パルスの影響で電子兵器は使えず、通常兵器はバリアに阻まれ、影響を受けないパレットスーツでもビームを食らったらオシマイ、ひまわりのコランダーでも防げない。そして本作の注目点であった「あかね以外とのドッキング」はシステム上不可能とあっさり却下され、ドッキング無しでモスラに勝てる確率は1%未満。そんな死地へ嬢ちゃんたちを向かわせる訳にはいかない…絵面的には思い切りシリアスなシーンなれど判りやすすぎる出撃フラグにちょっと笑ってしまった。
「あかねちゃんはいつも背中を押してくれるの」
一方のれいはカラスに煽られて「赤いやつ」が運び込まれた病院へ出向き他三人の動向調査…って、イマサラ気付きましたがれいって「パレットスーツの中の人」が誰だか気付いていないのですね。その後見舞いに現れたあおいと遭遇、ここの会話はあかねの気質を軸に打ち解け合う二人がかなり切ない。れいにとって大切な事ならきっとあかねは判ってくれる、とはいえそれは第五話であかね自身が語ったとおり「周りの人や友達を困らせる事じゃなければ」なのだなあ。
「あなたも何かしなければならない事があるの?」
「うん。頑張ろうね、お互い」
相反する「しなければならない事」を抱える二人の励まし合いも辛い。

各々が鍵を見つめて決意のシーンから、夜明け早々どこかへ出掛けるあおいを出迎えるわかば&ひまわり。決意へ至る各々の胸中はこれまでの本編を思い返しても(あおい以外)相当盛ってる気はしますが、あかねの遺志を継ぐ者としての熱い思い・三人突撃への覚悟はなかなかドラマチックでした(死んでません
そして航空基地にて出撃準備に慌ただしいカワウソ博士たちの前へ現れた三人。朝日を背負ってシルエットから背筋を伸ばして凛々しい表情の登場シーンは無駄にカッコイイ、けれどどこか懐かしい演出だなあ(笑。それはそうとあれほど嬢ちゃんたちの出撃を拒んでいた博士があっさり受け入れていて笑った。いいのかそれで。

「三人じゃありません、あかねちゃんも一緒です!」
F35に箱乗りして現場へゴー!のみなさん。ラングを背負ったあおいのセリフが泣かせますが何だかこれでは本当に死んでるみたいな…。またわかばが構える改造型SGE爆弾はどう見ても人間機雷 伏龍で思いっきりイヤーンな予感。飛行しながら説明された作戦は僅かなミスも許されない一発勝負、でも私たちならできる!
「行くよ、あかねちゃん!」
背中のラングに手を添えて気合い入れ、次のカットで病院のあかねを映す演出はベタベタなれどなかなか燃えます。

一方れいは現場を見通す屋上にて光の矢を構えていました。羽化後に撃った方がいいんじゃね?というカラスの助言をスルーしてぶっ放すれい、いざとなったらもう一本撃ちますと言いながら結局二本目は撃ちませんでしたね。これは撃たなかったのか、それとも撃てなかったのか。
作戦説明どおりまずはあおいの一番槍からバリアの穴をこじ開けるひまわり。ひまわり勇ましいぞ! その隙間から伏龍を構えて突撃のわかばはバーニアを吹かして「おりゃー!」と突き刺しここまでは作戦どおり。しかし爆弾は起爆せずアローンの触手に吹っ飛ばされたわかばは展望台を突き破って壁へ激突、シールドの限界を過ぎたひまわりもバリア内に落下し、心配顔で外から見ていたあおいの目に映ったものは…無情にも羽化を始めたアローンの姿でした。そして展望台のわかば&ひまわりに襲いかかる赤い目。

「大丈夫だよ」
助けに飛ぶにももう間に合わない! 絶体絶命の大ピンチに諦めかけて涙を落とすあおいの背中を押し、次の瞬間ラングが開いて加速ブーストの流れは先のれいとの会話シーンも効いて非常に熱かった。とはいえこの展開はいよいよあかねが死んじゃったみたい(笑。襲いかかる触手を縫うように飛び掛かるあおいの動きはあかねの機動力が乗り移ったようで、ドッキングこそしていませんがまさに「心のドッキング」を感じさせる熱きアクションでありました。アローン本体に到達したあおいは突き出た伏龍をインパクトで打ち込んでドカーン! ド派手な爆発に至近距離の娘たちは大丈夫?と思いましたがもちろん擦り傷一つありません。パレットスーツの防御力おそるべし。
「あかねちゃん…私…頑張ったよ」
戦い済んで病院へ駆け戻った三人を待っていたのはあかねのダブルピース笑顔でした。するとあおいは張り詰めていた糸が切れたように泣き崩れ…そんなあおいの頭を黙って撫でる母性全開のあかねで締め。子供のように泣きじゃくる顔は作戦時の気丈さの裏返しでしょう。まあツッコミ所は数多あれどなかなか熱い王道話でした。
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ありがとう、あかねちゃん。

まずは前回ラスト墜落劇のその後。緊迫した空気にて救急搬送されるあかねは意識混濁の中でなおアローンを気に掛けていました。そりゃこんな言葉を聞いてしまったらラングに込められた意志も即座に理解しようってなもの。というわけで今回はビビッドシステムの中核たるあかねを除いた三名によるリベンジマッチです。
そういやあかねの飛び抜けた運動能力やビビッドシステムの中核機能からして、もしかしたら示現エンジン試作事故の時にアンドロイド化でもされているのかと思ってましたが、今回の描写を見るにどうやらあかねは生身の人間みたい? ビームの直撃を受けて墜落したのに擦り傷一つ無かったのはカワウソ博士曰く剥き出しの頭部や手足を含めてパレットスーツによる保護らしい。上手い事できてます(笑。まあ今回クライマックスでのアローン爆破に伴う衝撃波もあの至近距離で完全防御なのだから墜落の衝撃くらい誤差の範囲か。
生き延びたアローンの破片がスカイツリーに取り付き繭の中で再生を続ける、これは羽化後の描写含めて言うまでもなく往年の東宝怪獣映画「モスラ」のオマージュです。懐かしいなあ。思えば前回アローンがキラキラ輝きながらビームを発射していたのは幼虫モスラの発光や糸吐きのオマージュだったのかも。さすがに前回の段階ではそこまで気付きませんでしたが(笑

半径500mに及ぶ電磁パルスの影響で電子兵器は使えず、通常兵器はバリアに阻まれ、影響を受けないパレットスーツでもビームを食らったらオシマイ、ひまわりのコランダーでも防げない。そして本作の注目点であった「あかね以外とのドッキング」はシステム上不可能とあっさり却下され、ドッキング無しでモスラに勝てる確率は1%未満。そんな死地へ嬢ちゃんたちを向かわせる訳にはいかない…絵面的には思い切りシリアスなシーンなれど判りやすすぎる出撃フラグにちょっと笑ってしまった。
「あかねちゃんはいつも背中を押してくれるの」
一方のれいはカラスに煽られて「赤いやつ」が運び込まれた病院へ出向き他三人の動向調査…って、イマサラ気付きましたがれいって「パレットスーツの中の人」が誰だか気付いていないのですね。その後見舞いに現れたあおいと遭遇、ここの会話はあかねの気質を軸に打ち解け合う二人がかなり切ない。れいにとって大切な事ならきっとあかねは判ってくれる、とはいえそれは第五話であかね自身が語ったとおり「周りの人や友達を困らせる事じゃなければ」なのだなあ。
「あなたも何かしなければならない事があるの?」
「うん。頑張ろうね、お互い」
相反する「しなければならない事」を抱える二人の励まし合いも辛い。

各々が鍵を見つめて決意のシーンから、夜明け早々どこかへ出掛けるあおいを出迎えるわかば&ひまわり。決意へ至る各々の胸中はこれまでの本編を思い返しても(あおい以外)相当盛ってる気はしますが、あかねの遺志を継ぐ者としての熱い思い・三人突撃への覚悟はなかなかドラマチックでした(死んでません
そして航空基地にて出撃準備に慌ただしいカワウソ博士たちの前へ現れた三人。朝日を背負ってシルエットから背筋を伸ばして凛々しい表情の登場シーンは無駄にカッコイイ、けれどどこか懐かしい演出だなあ(笑。それはそうとあれほど嬢ちゃんたちの出撃を拒んでいた博士があっさり受け入れていて笑った。いいのかそれで。

「三人じゃありません、あかねちゃんも一緒です!」
F35に箱乗りして現場へゴー!のみなさん。ラングを背負ったあおいのセリフが泣かせますが何だかこれでは本当に死んでるみたいな…。またわかばが構える改造型SGE爆弾はどう見ても人間機雷 伏龍で思いっきりイヤーンな予感。飛行しながら説明された作戦は僅かなミスも許されない一発勝負、でも私たちならできる!
「行くよ、あかねちゃん!」
背中のラングに手を添えて気合い入れ、次のカットで病院のあかねを映す演出はベタベタなれどなかなか燃えます。

一方れいは現場を見通す屋上にて光の矢を構えていました。羽化後に撃った方がいいんじゃね?というカラスの助言をスルーしてぶっ放すれい、いざとなったらもう一本撃ちますと言いながら結局二本目は撃ちませんでしたね。これは撃たなかったのか、それとも撃てなかったのか。
作戦説明どおりまずはあおいの一番槍からバリアの穴をこじ開けるひまわり。ひまわり勇ましいぞ! その隙間から伏龍を構えて突撃のわかばはバーニアを吹かして「おりゃー!」と突き刺しここまでは作戦どおり。しかし爆弾は起爆せずアローンの触手に吹っ飛ばされたわかばは展望台を突き破って壁へ激突、シールドの限界を過ぎたひまわりもバリア内に落下し、心配顔で外から見ていたあおいの目に映ったものは…無情にも羽化を始めたアローンの姿でした。そして展望台のわかば&ひまわりに襲いかかる赤い目。

「大丈夫だよ」
助けに飛ぶにももう間に合わない! 絶体絶命の大ピンチに諦めかけて涙を落とすあおいの背中を押し、次の瞬間ラングが開いて加速ブーストの流れは先のれいとの会話シーンも効いて非常に熱かった。とはいえこの展開はいよいよあかねが死んじゃったみたい(笑。襲いかかる触手を縫うように飛び掛かるあおいの動きはあかねの機動力が乗り移ったようで、ドッキングこそしていませんがまさに「心のドッキング」を感じさせる熱きアクションでありました。アローン本体に到達したあおいは突き出た伏龍をインパクトで打ち込んでドカーン! ド派手な爆発に至近距離の娘たちは大丈夫?と思いましたがもちろん擦り傷一つありません。パレットスーツの防御力おそるべし。
「あかねちゃん…私…頑張ったよ」
戦い済んで病院へ駆け戻った三人を待っていたのはあかねのダブルピース笑顔でした。するとあおいは張り詰めていた糸が切れたように泣き崩れ…そんなあおいの頭を黙って撫でる母性全開のあかねで締め。子供のように泣きじゃくる顔は作戦時の気丈さの裏返しでしょう。まあツッコミ所は数多あれどなかなか熱い王道話でした。
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