2017-01-13(Fri)

アイカツスターズ! #39 四ツ星学園、危機一髪!?

学園の存亡を懸けた新ブランドオーディション。

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ツンドラの歌姫、白銀リリィ参る! 

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「アイカツアイランドなどに巨額を注ぎ込んだ結果…」
「学園の存続が難しい?」
「そのとおり」
「ってどうするんですか!?」

公式サイトのあらすじや予告映像にて四ツ星学園の危機は判っていたものの、まあどうせ大した理由でもない勘違い展開か、はたまたリリエンヌをもう一段覚醒させるための方便か…とタカを括っていましたが、まさかまさかガチンコの経営危機、しかも理由がアイカツアイランドへの過剰投資とか! ううむ、これは件の劇場版の興収成績と照らし合わせると妙に納得できてしまいそうな理由だけに上手いフォローが浮かばない。などと素で追い詰められてる学園長に対しあわあわしちゃってるアンナ先生が丸くてかわいいと思ったら今回はスタジオエルのグロス回、やっぱり菊池作画は独特のかわいらしさがありますね。また寒風を受けて身を縮めるアクションなどちょっとした所作の動きも良いので見ていて楽しい。

さてそんなピンチを打破すべく策はロシアの実業家が主催する「新ブランド・デザイナーオーディション」。これに合格すればスポンサーにもなってもらえるとの事で万事解決、ところがブランドを持てるS4は当然ながら既に各々のブランドを持っているため参加できない…これを裏返せば「S4ではない生徒」にブランドを持たせるための理由付けという見方もできますね。学園長公認で特例を認めさせるに「学園の経営危機」は打って付けの理由だけれどあまりに生々しすぎてナントモ(笑

というわけでそんな騒動を漏れ聞いた通りすがりのリリエンヌが渡りに舟とばかり手を上げて今回の仕込み完了。ホントにホントにリリエンヌの双肩に学園の命運が掛かるという展開であります。大人たちはいいのかそれで? 一生徒にこんな重責を背負わせ、仮に上手く乗り越えて学園が救われたとすれば、その功績を来たるS4戦に反映させない道理は無いわけで…今回の諸々設定はいろんな意味で上手くないような気がした。

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わたくし白銀リリィは、自らの手で完成させた愛しいドレスを着てステージに立つため、幾夜となく夢想し、それを形にすべく努力をしてきました。今回、まだ見ぬ新しい世界への扉の鍵を手に入れたことは、大きな喜びです。あとは運命の訪れと共に、渦中へと身を委ねるのみ。ああ、春の足音が聞こえます。運命の歯車は、すでに回り始めているのです。

件のオーディション学園代表を示すポスターを囲んで盛り上がる生徒たちの一方で御当人は保健室の人でありました。このところ調子が良かったけれど元々体が弱いリリエンヌ、よりによってこのタイミングで体調を崩してしまったようで…って36.5度なら平熱じゃん!? これはベッドで休んで平熱に戻ったという意味か、またはリリエンヌにとって36.5度は微熱状態(平熱が低い)という事なのか? ってなトコへ見舞いに来た幹部ーズはベッドの歌姫を激励し、ほどなく出発となればゆめ&ローラがサポートを名乗り出て、ところが自分一人の力のみを信じるリリエンヌはみんなのサポートを「必要ありません」と一蹴。このドレス作りに対する拘りを窺わせるヒトコマは、虚弱体質で普段から面倒を掛けているゆえの最後の砦みたいな頑なさを感じさせ…という気高さの表れかと思いきや。

そんなこんなで車に揺られて到着したオーディション会場はリリエンヌが夏場に療養していた北欧調ロッジ!? と思って第19話の建物を見直してみたら全然違っていてちょっと笑った。人の記憶なんてテキトウなものです。既に集まっている参加者たちは各々仲間と談笑し、たった一人で乗り込んできたリリエンヌとのノリの違いを強調させます。シャイニーアカデミーのあゆみさんがいる! というか四ツ星学外との対戦って何だかんだ珍しい。第9話にてシャイニーが出た時は学外への広がりを期待したものですが…その辺は二期に期待かな。

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「ニッポンのアイドルと一緒にブランドを立ち上げたいでショー!」

メンツが揃ったトコでさっそく始まった、新ブランド争奪戦と銘打たれた「TV WINNER!」。何故か司会を務めている山口ディレクターの宣言によって始まったTV番組中継は例のロシア実業家の一声でオーディションスタートの口火が切られます。ハラショー言わせればロシア人ってのもアホっぽくていい(笑。そしてほどなく始まったオーディションは…ブランド立ち上げを懸けたオーディションの割りにその内容は「穴なしボタンのボタン付け」「刺繍」「生地裁断」とお針子さんの実技レベル、一日目で唯一それっぽかったブランド名&ロゴ審査にしてもドレスデザインの実力とあまり関係無いので、こんな審査で億単位の立ち上げ資金を動かしちゃうのか?とロシア人の出資センスを心配した(笑。というかせっかく実技審査ネタをやるならミラクルガールズレベルのトンデモ課題にしちゃった方が面白かったかも。

「やった! 決勝進出だよ!」
「うん、でもちょっと飛ばしすぎだよ」
「そりゃ気合い入るでしょ」
「でもこのままだときっと…私、行かなくちゃ!」

などなど数々の課題をこなして残った決勝進出者はシャイニーアカデミーのあゆみさん、サンライト学院の森きらりさん、そしてもちろん我らがリリエンヌの三人。ってなTV中継を見ていたゆめは全力全開のリリエンヌを見て何やら不安を浮かべると、戸惑うローラを前にやおら立ち上がって乗り込み宣言。なるほどゆめは飛ばしすぎて何度もぶっ倒れた経験者だけにその辺の察しが良いのかも。でも傍から見てたらエスパーレベルよね(笑

《今宵ゆっくり体を休めれば熱も明日にはきっと…》

決勝進出者として並んでいる時点から頬に赤みが差し、決勝スケジュールを聞いて部屋へ向かう時にはそれに加えて足もふらつき、前振りどおりこの肝心の時に体調を崩してしまってさあ大変! 今宵ゆっくり体を休めれば~のくだりなど絶望フラグにしか聞こえません。

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Bパート冒頭は吹雪の峠道を歩いて登るゆめ&ローラ。道なき山道ならまだ判るけれど、積雪とは言え整備されてる峠道にいきなり徒歩で現れたのにはちょっと笑ってしまった。麓までバスで来たけど積雪通行止めに掛かってそこから徒歩、という想像は付くものの、それを表すカットがヒトコマでもあれば彼女たちのアツい思いが判りやすく伝わるでしょうに。

一方現場のリリエンヌは当然のように熱が下がらず、朦朧とした頭で決勝のドレスデザインに臨んでいました。自ブランドへの夢を糧に気持ちを奮い立たせてデザイン帳へ向かうリリエンヌ、しかしどれほど強い思いも体調不良には敵わず…足元が崩れて暗い闇へ落ちていくイメージからドサッと倒れるヒトコマは100人中120人が予想した展開とはいえ見ていてツライ。すかさず駆け寄りリタイアを勧めるロシア人へ続行の意志を必死に叫び、体調が回復するまで暫しの休息へ。順調にデザインを進めるライバルたちから置いて行かれ、にも関わらず一向に体調が回復しない我が身を嘆く姿も辛かった。とはいえ思い巡るは「自分の夢」ばかりで、元々課された重責「学園の存亡」について全く危惧していないのは少々気になった。などとこういう描写からも妙な予感はしていたのですが。

ってなトコへ「アイ!カツ!」の声が聞こえ、窓から外を見下ろすと雪にまみれた例の二人の姿が!

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「おっと! ここで登場したのは四ツ星学園の虹野ゆめと桜庭ローラ!」

ドアが開くなり頭に積もった雪を犬みたく振り払うゆめの動きがかわいい。それを見たローラが手でパッパと落とす辺り性格の差が表れていますね(笑。そして精根尽き果てているリリエンヌを見つけるとサッと近寄り差し入れを献上。ドレス作りの手伝いはできないけれどそれ以外のサポートをさせてほしい…風邪薬や栄養ドリンク、そしてリリエンヌの好物であるウインナコーヒーなどなど、リュックいっぱいの荷物を背負ってやってきた後輩たちの思いにさすがのリリエンヌも感激を浮かべます。なるほど先輩後輩の絆が強まるエピソードではありますが、ゆめたちが持ってきた数々の差し入れ品はこのクラスのロッジなら普通に常備されていそうな物なので、傍目にはそれほどサプライズ感が無かったのが残念。普段デザインする時に使っているペンとかお守りとか、そうでなければひめ様直伝のそ特性ドリンクとか、同じウインナコーヒーにしても曰くがあるカップとか、何にせよオンリーワンのアイテムを届ける!というスペシャルバリューが無いと展開が締まらないのよね。

ともあれ後輩たちのサポートによって元気を取り戻したリリエンヌはさっそくドレスデザインに復帰し、僅かな残り時間の間にササッと描き上げてタイムアップ。そして各々のデザイン画が紹介されるわけですが…テーマとされた「個性」を得意分野と言い放ったあゆみさんが「流行のデザインに流行の素材、これなら流行に敏感な方に注目される~」と説明していて笑うに笑えない。流行便乗なんて個性の対極じゃないですか。これはあえてピント外れのセリフを言わせたのか、それとも本気で考えたセリフがこれなのか? また森きらりさんが提出した日露合作コーデは二国に配慮するあまり自分の個性がどこにも見当たらない。合作コーデと言う割にマトリョーシカ要素がほっかむりだけですし(笑

「女の子らしいシルエットでありつつクールなデザインに仕上げたゴシックローズコーデ」

そしてどん尻に控えしリリエンヌのドレスデザインが示されます。超特急で描き上げたとは思えない流暢なデザイン画は先の二人に比べるまでもないテーマ性&クオリティを放ち――

「私はテーマを『個性』と言いました。それを踏まえて選んだのは…流行や周囲に囚われず自らの溢れ出る個性を表現した白銀リリィ、キミが優勝でショー!」

先の二人を全否定する審査コメントを見る限りドレスデザインの一連は作為的なもの。まあ優劣が判りやすいっちゃそうだけれど、これでは先の二人が無能すぎてリリエンヌの優勝に感激を覚えないなあ。お話的にリリエンヌが優勝するのは当然の結果と判っていますが、これでは出来レースシナリオが見えすぎてシラけてしまいます。と思ったら今回ライターが千葉氏でなるほど。

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オーディション合格後のリリエンヌはドレス作りや広報カツドウに超多忙、身体が弱いのにこんな働きづめで大丈夫なの?(笑。そんなこんなで新ブランド店舗オープンの日を迎え、例のロシア人と共に店舗を訪れたリリエンヌは満足げな笑みを浮かべ――

「最後まで諦める事なく自分の手で掴み取った夢ですから」

予選決勝と勝ち抜いた事自体はリリエンヌの実力によるもので、この店舗も自分の手で掴み取ったとする彼女の言葉はある意味正しい。けれどその「自分の手」を支えてくれた存在を忘れていて、その事についてロシア人が語るまで全く気付かぬ裸の王様状態だったのは少々解せない。小さい頃から周囲の手を患わせた虚弱体質の子が周囲の親切にこれほど鈍感とはおかしな話でしょう? これは先に「デザイン勝負にサポートは不要」と言った事とは別の話で、こんな描かれ方をするとこれまで全て自分一人で生きてきたと勘違いしている痛い子に思えてしまう。デザイン(&歌)への拘りとそれ意外のサポートは切り離して考えていなければ先輩キャラの人格として難がありすぎる。

さらに言うなら温泉場エピソードにしても世話になったお年寄りたちへの感謝など無く、当時交わした言葉どおり「『自分のためだけに歌っているステージ』を勝手に感動している」と考えている風に取れてしまいます。あの時は言葉の裏側に観客への感謝が込められていた文脈と解釈したけれど、じつは正真正銘そんなもの最初から無い独尊思想だったと? これではリリエンヌの精神性に感化されて立ち直ったローラが道化もいいところ。結局本人たちを前にしてようやく周囲からの見えざるサポートに気付き感謝するわけですが、読書家の人格者たるキャラ付けがされている子が今さらそんな…と思わざるを得ません。むしろキャラポジションを鑑みれば後輩にそれを気付かせる立場でしょうに。

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そんなこんなで始まったお披露目ステージは今やお馴染みの「Dreaming Bird」。いい曲いいステージングなので大のお気に入り曲ですが、せっかくの新ブランドお披露目なのだから新曲が欲しかったトコでもあります。とはいえ今回はこれまでのランウェイステージから円形ステージへ大きく変化、そのステージを映すカメラ割り(アングル取り)も大幅に変更されていました。ただ個人的に好みから言うと曲の盛り上がりに合わせたダイナミックなカメラ割りが見られたランウェイ版の方がマッチングを感じたり。アイドルオーラに関しては今回版の方が映えている気がしますが…これは実際に盛られているのかもしれない。あと光の鳥がステージ描写に追加され、その鳥が転じて今回からのブランドアピール「スターアウェイクメイデン」となる演出はなかなか盛り上がります。件の鳥が大空へ羽ばたいていくキメカットも良かった。

「どうして自分のブランドを持ったのにプレミアムレアドレスを作らなかったんですか?」
「プレミアムレアドレスは言わばドレスの中のトップです。私自身がトップに立った時に着るのが相応しいと思いました」

ブランド立ち上げの辻褄は力技で通したものの「プレミアムレアドレスを着られるのはS4のみ」はあえて固持したリリエンヌのお言葉。何せ作品の象徴たる部分なのでここを貫いてくれたのは一安心であります。済し崩し的にリリエンヌがプレミアムを着てしまったら来るS4戦の意味合いもダダ下がりですもの。というわけでみなさん揃ってS4戦への意気を高めて締め…は良いけれど、今回の元凶たる学園長から何のフォローも無いってのはどういう? 学園の存亡が掛かった勝負だってのに中継を見つめるヒトコマすらなく、終わった後も音沙汰無しなんてお話にならない。年明け二本続けてハズレ本ってのはツラいなあ。いやもう頼むよホント。



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No title

リリエンヌ頑張りましたね。このコーデはやはり水○燈でですね(笑) ただここで半分夢が叶うとやはりS4戦はキツイのでは…。最後の否定は逆にもうその確認にしか思えなかった(笑)

36.5度はリリエンヌにとって38.5度くらいのレベルなのだということなんでしょうね。一瞬何がなんだかよく分りませんでしたが、ああそういうことねと。高熱のせいか今回はリリエンヌの周囲が底冷えする演出も冒頭除いて少なかったような。まあ単に煩雑だったのかもしれませんが。

うーん、私はそれなりに楽しんだのですが、なんか重要なところがたびたび雑だと全体の真剣さに響くような気もしますね。特に「周囲の人にお世話になっている」という認識は普通に持っているのでは?と思わざるをえなかった。ただ経営危機のくだりはヒカルが可愛くて良かった(笑)。アンナ先生と合わせてこんなに可愛かったっけ?と思わされました。

今回はゆずの出番が少なくて残念(こっそり窓拭きをしてるという演出自体は良かった)。すぐ後にゆずとリリエンヌの回があるみたいだからそこに期待かな。

愚痴ばかりですが・・・

痒い所に手が届かないような話がチラホラとあったのは気になってましたが、前回と今回は特に不安になるような脚本だったような。リリィ回で、しかも新ブランドの販促回の時にどうしてあんな突拍子もないネタを。。周りとのつながりをよりアピールできるいい機会だったのに。某パラをつい最近見切った身としては心配でしかなく、それを救うべく18話や19話、27話のような神回がそろそろ欲しいところ。

そういえば小春はともかくあこ回が思ったより遅くて、OPがスタージェット!に変わるあたりからそわそわしてるのは私だけでしょうか。劇組二人はメイン回の数に恵まれてない気がするのでなんとかしてほしいところ。。

れすれす

亜人ちゃん第2話の出来が良いなあと思ったらコンテが安藤尚也氏で納得。

>tamanoさん
この流れでリリエンヌがS4戦を落とすほうが難しいような。落とすとすれば体調不良でしょうけどそう都合良く使われたらさすがにシラけそう(笑。シナリオの粗は気にし始めるとダメですね~。場面場面の細かいトコはともかく、件の「周囲の~」については「周囲の目に見えぬサポートのおかげでデザインに打ち込める事に気付いた」的な落とし所ならストンと落ちたでしょうけど、これまでの周囲の気遣いを全否定しちゃうような内容ではキャラの沽券に関わります。アンナ先生のかわいさは菊池氏の功績でしょう。丸い絵柄と動きで当社比150%くらいかわいかったです。

>ミント揚げさん
逆に言うとハズレが2本続いたので次回から暫くはアタリが続くのでは?。あこ回は私もそわそわして待ってます。もちろん劇組の活躍を見たいってのが第一ですが、特に最近すばる君とゆめが急接近気味なのでそういう視点からもそわそわだったり(笑
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