2011-05-11(Wed)
花咲くいろは #06 Nothing Venture Nothing Win
挑戦無ければ勝利もナッシング!

コスプレ旅館喜翆荘の明日はどっちだ?

朝一番で先月分の給与弐万円也を頂き感涙の緒花。女将さんから「仕事なり」と言われて受け取った汗と涙の結晶は住み込み家賃や食費を引いても決して高いとは言えないけれど、緒花にとっては労働の喜びを得るに十分な金額でした。給料袋を握り締めて心底嬉しそうな緒花を見ているとこっちもほっこりしてしまいます。まあド素人見習い仲居の初任給、しかも平日の日中は学校で抜けての住み込み給料なので元々多くは望めないかも。とはいえ緒花の福沢ペアを見た菜子はその金額を必死にフォローしている辺り本来ならもっと頂けるのかな? 菜子はいくら頂いたのだろうね(内緒。というかこれは緒花が喜翠荘を離れる時に結構な金額が記載された貯金通帳を渡される布石のような。毎月の給料と弐万円の差額を女将さんが緒花名義でこっそり積み立てていると予想してみよう。
「おはようダメ旅館。おはようダメ旅館の従業員」
給料を頂いてウキウキ気分で朝のお掃除をしているとえらい勢いで現れたミツオカ ヒミコの女、第一話でもチラリと映った経営コンサルタント「川尻崇子」の登場です。旅館ドラマに怪しいコンサルは付き物でこの崇子もおそらくそんな役回り、もちろんそれに騙されて旅館を引っかき回すのはダメな若旦那と相場が決まっています。本作も例に漏れず若旦那の縁はコンサルの言うがまま、昔気質の女将さんはコンサルを嫌って顔を合わすことすらしないとお約束を突き進んでいますね。
毎月来ているのにご紹介に与った崇子はさっそく今回の課題、仲居イノベーションについて妙案を提示しました。崇子の合図と共にカバンを開いて中身を広げる縁、出てきたのは色とりどりの際どい衣装の数々で…これを着て仲居の仕事をしろと!? 伝統ある和風旅館にてコスプレ仲居が客を迎えたらどうなるか?なんて誰が考えても答が明らかなれど、崇子に言わせるとそういう固定観念がいけないらしい。いやいやいや(笑。崇子はもっと鼻持ちならないキャラかと予想していましたがすっかりコント要員、今後もピント外れな改革案で喜翠荘をかき回していくのかな。
変わった方が良いのか、はたまた変わらない方がいいのか。現状で経営が切迫している喜翠荘として何もせぬまま潰れるよりはベンチャー精神を発揮すべき、というのも一理ありますが闇雲に変えればいいってものでもありますまい。広げた衣装を手に取って興味津々の緒花、この子は何かとチャレンジャーなのでコスプレくらい何てことないのかもしれません。
そんなコスプレ話で盛り上がる控え室を覗く者あり。徹はいったい誰を見つめていたのか(棒読み。そしてジト目の民子は徹の視線の先に「馬鹿」と呟き…ここでホビロンと言わない微妙なオトメゴコロ。民子いい子だなあ。かわいいなあ。

及び腰の菜子を巻き込んでコスプレ仲居の出来上がり、二人の発育具合が違いすぎて緒花的には罰ゲームみたいな状態だけれど思っていたより出るとこ出てる? いや緒花のような体型もそれなりに需要があるので無問題か。それにしても菜子の艶っぽいこと! 恥ずかしそうな表情がこれまたそそります。困り顔の菜子を哀れむ巴さんもいい味すぎ…巴さんはコスしないのかな。マニアックすぎて却下?
常にブレーキが壊れている緒花はコスプレ仲居にノリノリ、肩を落としてムネを揺らして溜息を吐く菜子と思いっきり対称的です。そして二人は崇子に言われるままコスプレ姿で客を迎えます。
なで肩で華奢な緒花に対し背が高く全体に大柄な菜子。正面で並ぶと二人の体型差がよくわかりますね。菜子は元スイマーだけあって肩幅も広くいかり肩気味で、こういう細かい設定をきちんと反映させる丁寧さに感心しきり。

突然のコスプレ仲居出現に驚いて固まるお客さん、そりゃいきなりこんなのが出てきたらびっくりするだろう(笑。びっくりしてコケたお客さんと下敷きの緒花、そんなハレンチ状態の所へ奥さんと娘が入ってきてさあ大変、あまりにあんまりな展開を見た菜子は座り込んで大泣きと玄関はすっかり修羅場に。あはははは! どうでもいいけどスリットから覗く菜子の脚がエロすぎ! 結局緒花&菜子の努力は空回りに終わり、迷惑を掛けたお客さんに土下座のオチはムリヤリやらされた菜子が気の毒…緒花はしかたがない。
てな騒動の後に学校へ。登校前からこれでは一日が長いだろうなあ。教室にてコスプレ研究の緒花へ結名が「流行ってない旅館っていろいろ試してるんだねえ」とド直球な一言、悪い子じゃないのだけれど天然でキッツイこと言う言う。結名曰く諦めないでがんばればきっと報われる、例えばチャイナドレスのスリットをがんばってみるとか? 納得するな緒花! 民子が見てるぞ!(笑

学校が終わると大急ぎで喜翠荘へ戻るみなさん。ほんと忙しい生活ね。追い回し民子は夕食の仕込みからきちんと見たいので自主的に急いでいるとか立派な心がけです。そんなこんなで喜翠荘へ戻るとお怒りの崇子が出て行くところ、崇子と女将さんの板挟みにどうにもこうにもな縁は絵に描いたようなダメ若旦那っぽい。あはは。そんな騒動の後、女将さんの「おかえり」に速攻反応の菜子はさすが。
仕事終わりの更衣室シーン。菜子&巴さんはロッカーを開けて着替え、住み込みの緒花はここでは着替えません。これは前回気になったけどやっぱりそうだよね。ここで件の崇子の素性や喜翆荘の経営状態についてアレコレ、巴さんから話を聞いた緒花は「挑戦」の必要性を呟き…あの服はイヤだなあ→別の服がいいの?→ちがーう!の菜子がかわいすぎて辛抱たまりません。また置いたカバンを持つカットも絶対領域をチラチラさせてみたり、露骨なエロ描写が無いのにやたら色気を感じさせる絵作りは毎度感心。大股開きのパンモロよりこういう肌色チラリのが128倍くらいキます。
帰り際の巴さんが仲居用のケータイを充電器へ。充電器が六台分あるってことは定数六名なのでしょうか。空いてる二つは緒花&菜子? 高校生組がいない日中を巴さん一人で回しているとも考えにくいので作中に出て来ない仲居さんが他に三人いるのかも。そして自転車で帰宅の菜子を見送る緒花、今日は一人で帰るのだね。田舎の暗い夜道をこんな子が一人で帰っちゃいろいろ危ないような…だから前回は緒花&民子が送っていったと解釈したのに(笑
「元気出せ!ですよ。きっといつか上手くいきますよ」
縁は縁なりに喜翆荘のことを考え、無茶させてると判っていても何もせずにはいられなかった。まあこの手の話によくある「若旦那の空回り」に付き合わされる従業員はたまったものではありませんが…変化ウエルカムな緒花は全然堪えていないので問題なし?(笑。落ち込む縁へデコピンから満面笑顔で根拠のない励まし…こんな笑顔を見せられちゃたいてい元気が出るというもの。どうやら姉さん(緒花ママ)も同じような調子だったみたいで、緒花は「最低ですね」と言うけれど親子の血は争えない。そしてもちろんその血は女将さんにも流れているのです。

チャレンジャー緒花は朝も早よから女将さんへ喜翆荘改革を直訴。思い立ったら即行動のアクティブさは買えますが常にフライング気味なのは玉にキズです。「新しいこと」のアイデアとして結名直伝の「チャイナのスリットを深くする」とか…やっぱりチャイナなのか!?(笑。恥ずかしそうな表情でボソッと言ったアイデアを速攻却下されて廊下へ出される一連カットはタイミング良すぎて大笑いでした。もうほとんどコントみたい。
廊下でしょんぼりの緒花をまめ爺が手招き、招かれるまま後を付いていくとリネン室の階段奥の隠し部屋へ。緒花が屈伸からのウサギ跳びをしていた階段にそんな秘密があったのか! 隠し部屋には女将さんが若い頃に集めたらしい色とりどりの加賀友禅(?)が吊されており、着物を手に取ってはしゃぐ緒花は何か閃いた? きゃあきゃあ騒ぐ黄色い声を聞いた女将さんの横顔が優しすぎて私の涙腺ダムの解放スイッチがオン、血筋どおりの孫娘の行動を優しく見守り、またまめ爺との阿吽の呼吸を感じさせる名シーンだと思います。

桜柄の着物にフリルエプロンを合わせた大正浪漫あふるる緒花のアイデア。従業員たちも目を丸くしたイノベーションははたしてお客さまに大好評でした。菜子の着物を見て懐かしがる女性客、そして緒花の見送りに目を細める古くからの常連客。
「この服はそもそもあんたが考えたものじゃないか」
着物の由縁を懐かしそうに語る客とトボける女将さん。女将さんも若い頃には旦那の反対を押し切っていろいろ挑戦していたのだなあ。その結果「見た目だけ変えても経営は改善しない」と学習したはずだけれど、緒花のバイタリティを否定せず自由にやらせてみせる辺り親心を感じますね。これも「経験」と。逆に件のコンサルに対しては怪しい見た目以上に「素人レベルのアイデア」しか持ってこないことに苛立っていたのかも。ただでさえ経営が苦しいのにそんなものに払うカネはありません。
結局常連客に好評だったのは「喜翆荘の歴史」によるもので、決して緒花のアイデアが優れていたわけではなかった。それを悟ったのか緒花は着物にサヨナラ、しかし「挑戦する心」は失わず、常に前を向いている緒花の思いがいつか「花咲く」日が来ることでしょう。
朝のまかないにて箸を止めてボーッとしている徹は何を思い出しているのやら。そんな徹を見て思わず卵焼きを落とす蓮さんがいい味出しすぎ…そういや蓮さん関連の話がまだありませんね。絵に描いたような板前キャラの蓮さんははたしてどういう人間なのか? 華やかな女の子メイン話もいいけれどこういうおっさんを中心に据えた話も見てみたいです。

と思ったら次回は巴さんメイン? 巴さんにいったい何が!?
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コスプレ旅館喜翆荘の明日はどっちだ?

朝一番で先月分の給与弐万円也を頂き感涙の緒花。女将さんから「仕事なり」と言われて受け取った汗と涙の結晶は住み込み家賃や食費を引いても決して高いとは言えないけれど、緒花にとっては労働の喜びを得るに十分な金額でした。給料袋を握り締めて心底嬉しそうな緒花を見ているとこっちもほっこりしてしまいます。まあド素人見習い仲居の初任給、しかも平日の日中は学校で抜けての住み込み給料なので元々多くは望めないかも。とはいえ緒花の福沢ペアを見た菜子はその金額を必死にフォローしている辺り本来ならもっと頂けるのかな? 菜子はいくら頂いたのだろうね(内緒。というかこれは緒花が喜翠荘を離れる時に結構な金額が記載された貯金通帳を渡される布石のような。毎月の給料と弐万円の差額を女将さんが緒花名義でこっそり積み立てていると予想してみよう。
「おはようダメ旅館。おはようダメ旅館の従業員」
給料を頂いてウキウキ気分で朝のお掃除をしているとえらい勢いで現れたミツオカ ヒミコの女、第一話でもチラリと映った経営コンサルタント「川尻崇子」の登場です。旅館ドラマに怪しいコンサルは付き物でこの崇子もおそらくそんな役回り、もちろんそれに騙されて旅館を引っかき回すのはダメな若旦那と相場が決まっています。本作も例に漏れず若旦那の縁はコンサルの言うがまま、昔気質の女将さんはコンサルを嫌って顔を合わすことすらしないとお約束を突き進んでいますね。
毎月来ているのにご紹介に与った崇子はさっそく今回の課題、仲居イノベーションについて妙案を提示しました。崇子の合図と共にカバンを開いて中身を広げる縁、出てきたのは色とりどりの際どい衣装の数々で…これを着て仲居の仕事をしろと!? 伝統ある和風旅館にてコスプレ仲居が客を迎えたらどうなるか?なんて誰が考えても答が明らかなれど、崇子に言わせるとそういう固定観念がいけないらしい。いやいやいや(笑。崇子はもっと鼻持ちならないキャラかと予想していましたがすっかりコント要員、今後もピント外れな改革案で喜翠荘をかき回していくのかな。
変わった方が良いのか、はたまた変わらない方がいいのか。現状で経営が切迫している喜翠荘として何もせぬまま潰れるよりはベンチャー精神を発揮すべき、というのも一理ありますが闇雲に変えればいいってものでもありますまい。広げた衣装を手に取って興味津々の緒花、この子は何かとチャレンジャーなのでコスプレくらい何てことないのかもしれません。
そんなコスプレ話で盛り上がる控え室を覗く者あり。徹はいったい誰を見つめていたのか(棒読み。そしてジト目の民子は徹の視線の先に「馬鹿」と呟き…ここでホビロンと言わない微妙なオトメゴコロ。民子いい子だなあ。かわいいなあ。

及び腰の菜子を巻き込んでコスプレ仲居の出来上がり、二人の発育具合が違いすぎて緒花的には罰ゲームみたいな状態だけれど思っていたより出るとこ出てる? いや緒花のような体型もそれなりに需要があるので無問題か。それにしても菜子の艶っぽいこと! 恥ずかしそうな表情がこれまたそそります。困り顔の菜子を哀れむ巴さんもいい味すぎ…巴さんはコスしないのかな。マニアックすぎて却下?
常にブレーキが壊れている緒花はコスプレ仲居にノリノリ、肩を落としてムネを揺らして溜息を吐く菜子と思いっきり対称的です。そして二人は崇子に言われるままコスプレ姿で客を迎えます。
なで肩で華奢な緒花に対し背が高く全体に大柄な菜子。正面で並ぶと二人の体型差がよくわかりますね。菜子は元スイマーだけあって肩幅も広くいかり肩気味で、こういう細かい設定をきちんと反映させる丁寧さに感心しきり。

突然のコスプレ仲居出現に驚いて固まるお客さん、そりゃいきなりこんなのが出てきたらびっくりするだろう(笑。びっくりしてコケたお客さんと下敷きの緒花、そんなハレンチ状態の所へ奥さんと娘が入ってきてさあ大変、あまりにあんまりな展開を見た菜子は座り込んで大泣きと玄関はすっかり修羅場に。あはははは! どうでもいいけどスリットから覗く菜子の脚がエロすぎ! 結局緒花&菜子の努力は空回りに終わり、迷惑を掛けたお客さんに土下座のオチはムリヤリやらされた菜子が気の毒…緒花はしかたがない。
てな騒動の後に学校へ。登校前からこれでは一日が長いだろうなあ。教室にてコスプレ研究の緒花へ結名が「流行ってない旅館っていろいろ試してるんだねえ」とド直球な一言、悪い子じゃないのだけれど天然でキッツイこと言う言う。結名曰く諦めないでがんばればきっと報われる、例えばチャイナドレスのスリットをがんばってみるとか? 納得するな緒花! 民子が見てるぞ!(笑

学校が終わると大急ぎで喜翠荘へ戻るみなさん。ほんと忙しい生活ね。追い回し民子は夕食の仕込みからきちんと見たいので自主的に急いでいるとか立派な心がけです。そんなこんなで喜翠荘へ戻るとお怒りの崇子が出て行くところ、崇子と女将さんの板挟みにどうにもこうにもな縁は絵に描いたようなダメ若旦那っぽい。あはは。そんな騒動の後、女将さんの「おかえり」に速攻反応の菜子はさすが。
仕事終わりの更衣室シーン。菜子&巴さんはロッカーを開けて着替え、住み込みの緒花はここでは着替えません。これは前回気になったけどやっぱりそうだよね。ここで件の崇子の素性や喜翆荘の経営状態についてアレコレ、巴さんから話を聞いた緒花は「挑戦」の必要性を呟き…あの服はイヤだなあ→別の服がいいの?→ちがーう!の菜子がかわいすぎて辛抱たまりません。また置いたカバンを持つカットも絶対領域をチラチラさせてみたり、露骨なエロ描写が無いのにやたら色気を感じさせる絵作りは毎度感心。大股開きのパンモロよりこういう肌色チラリのが128倍くらいキます。
帰り際の巴さんが仲居用のケータイを充電器へ。充電器が六台分あるってことは定数六名なのでしょうか。空いてる二つは緒花&菜子? 高校生組がいない日中を巴さん一人で回しているとも考えにくいので作中に出て来ない仲居さんが他に三人いるのかも。そして自転車で帰宅の菜子を見送る緒花、今日は一人で帰るのだね。田舎の暗い夜道をこんな子が一人で帰っちゃいろいろ危ないような…だから前回は緒花&民子が送っていったと解釈したのに(笑
「元気出せ!ですよ。きっといつか上手くいきますよ」
縁は縁なりに喜翆荘のことを考え、無茶させてると判っていても何もせずにはいられなかった。まあこの手の話によくある「若旦那の空回り」に付き合わされる従業員はたまったものではありませんが…変化ウエルカムな緒花は全然堪えていないので問題なし?(笑。落ち込む縁へデコピンから満面笑顔で根拠のない励まし…こんな笑顔を見せられちゃたいてい元気が出るというもの。どうやら姉さん(緒花ママ)も同じような調子だったみたいで、緒花は「最低ですね」と言うけれど親子の血は争えない。そしてもちろんその血は女将さんにも流れているのです。

チャレンジャー緒花は朝も早よから女将さんへ喜翆荘改革を直訴。思い立ったら即行動のアクティブさは買えますが常にフライング気味なのは玉にキズです。「新しいこと」のアイデアとして結名直伝の「チャイナのスリットを深くする」とか…やっぱりチャイナなのか!?(笑。恥ずかしそうな表情でボソッと言ったアイデアを速攻却下されて廊下へ出される一連カットはタイミング良すぎて大笑いでした。もうほとんどコントみたい。
廊下でしょんぼりの緒花をまめ爺が手招き、招かれるまま後を付いていくとリネン室の階段奥の隠し部屋へ。緒花が屈伸からのウサギ跳びをしていた階段にそんな秘密があったのか! 隠し部屋には女将さんが若い頃に集めたらしい色とりどりの加賀友禅(?)が吊されており、着物を手に取ってはしゃぐ緒花は何か閃いた? きゃあきゃあ騒ぐ黄色い声を聞いた女将さんの横顔が優しすぎて私の涙腺ダムの解放スイッチがオン、血筋どおりの孫娘の行動を優しく見守り、またまめ爺との阿吽の呼吸を感じさせる名シーンだと思います。

桜柄の着物にフリルエプロンを合わせた大正浪漫あふるる緒花のアイデア。従業員たちも目を丸くしたイノベーションははたしてお客さまに大好評でした。菜子の着物を見て懐かしがる女性客、そして緒花の見送りに目を細める古くからの常連客。
「この服はそもそもあんたが考えたものじゃないか」
着物の由縁を懐かしそうに語る客とトボける女将さん。女将さんも若い頃には旦那の反対を押し切っていろいろ挑戦していたのだなあ。その結果「見た目だけ変えても経営は改善しない」と学習したはずだけれど、緒花のバイタリティを否定せず自由にやらせてみせる辺り親心を感じますね。これも「経験」と。逆に件のコンサルに対しては怪しい見た目以上に「素人レベルのアイデア」しか持ってこないことに苛立っていたのかも。ただでさえ経営が苦しいのにそんなものに払うカネはありません。
結局常連客に好評だったのは「喜翆荘の歴史」によるもので、決して緒花のアイデアが優れていたわけではなかった。それを悟ったのか緒花は着物にサヨナラ、しかし「挑戦する心」は失わず、常に前を向いている緒花の思いがいつか「花咲く」日が来ることでしょう。
朝のまかないにて箸を止めてボーッとしている徹は何を思い出しているのやら。そんな徹を見て思わず卵焼きを落とす蓮さんがいい味出しすぎ…そういや蓮さん関連の話がまだありませんね。絵に描いたような板前キャラの蓮さんははたしてどういう人間なのか? 華やかな女の子メイン話もいいけれどこういうおっさんを中心に据えた話も見てみたいです。

と思ったら次回は巴さんメイン? 巴さんにいったい何が!?
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