2011-05-14(Sat)
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。#05 トンネル
長く暗いトンネルから抜け出せない若者たち。

各々の思いが辛く切ない。

シーンは前回から引き続き衝撃のゆきあつめんまから。ゆきあつは差し出されたじんたんの腕を掴むと身を返して馬乗りに、「めんまに見えるか!?」と叫びながら、今までずっとしまい込んでいた辛い胸の内を明かし始めます。めんまが死んだのは自分のせい、化けて出るならじんたんではなく自分の所だろうに姿を見せてくれない、だからもうめんまはどこにもいない。死んだめんまに今だ恋い焦がれてのめんまコスかと思っていたけれどゆきあつの行動はそんな単純な理由ではなく、「めんまがいない」ことを認められない故、自身がめんまに成り代わることで「めんまはまだここにいる」と自己暗示から精神のバランスを取っていたのか。しかしそれは傍から見たらどうにも救いがたい状況であり、近くからずっと見て薄々感付いていたつるこはそんな呪縛から解いてあげたかったのでしょう。止めに入ろうとするぽっぽを止めるつるこの表情はゆきあつに大恥をかかせても、その結果ゆきあつに嫌われることになっても、最終的に彼が救われればいいとの決意が見えます。
泣き崩れるゆきあつのすぐ近くにめんまがいるのに彼には姿が見えず、もちろんめんまから話しかけることもできない。「いるよ」と呟いてもゆきあつの耳には届かない。そんな状況をじんたんが伝えてもゆきあつは信じない。
「パッチンありがとう。ごめんね」
するとめんまがじんたんへ耳打ちし、その言葉をゆきあつへ伝えると彼の表情は一変。めんまとゆきあつしか知らないことをじんたんが話した…これはいわゆる「秘密の暴露」であり、つまりそこにめんまがいることの証明なのです。そのことに気付いたゆきあつは全てを悟ったようにそのまま離脱、見守っていたつるこもその会話が聞こえていたのかほとんど放心状態でありました。すれ違い様の「満足か?」は後に明らかになるパッチンの顛末を見ると切なさ128倍ですね。ううう。

自宅へ戻ったゆきあつの机に花のパッチン留め。これは子供の頃、例の騒動の直後にゆきあつがめんまにコクりながら差し出した品と似たデザインのパッチン留めでした(微妙に違うのがミソ)。ゆきあつの突然の告白にビックリして固まるコドモめんまがいい表情すぎ! このご時世なので仕方ないとはいえジャストタイミングすぎる地震テロにがっくり…ゆきあつ渾身の告白シーンだってのにほんと彼はいろいろツイてないね。
しかしめんまはじんたんを追って行ってしまった。一人残されたゆきあつは思いを受け入れてもらえなかった悲しさと「じんたんに負けた」ことの悔しさに、受け取ってもらえなかったパッチン留めを草むらへ投げ捨ててしまう。うわあせつねえ! とはいえこれが「めんまの死」の原因とも思えず、ゆきあつがあれほど思い詰めるということはこの先まだ何か起こったのかもしれない。草むらのパッチン留めを拾おうとしためんまが足を滑らせて…なんて流れだったのかも。
というのも、つるこの引き出しにあったパッチン留めの痛み具合が「いかにも」なのですよ。ゆきあつが投げ捨てたものをそのまま拾ったのなら時間経過を考慮に入れてもこんな傷は付いていないだろうに、つるこが持っていたものは傷だらけ…大切なパッチン留めをこれほど荒く扱うとも思えず、事の成り行きを考えると不幸な事故の際に付いたとしか思えない。それをなぜつるこが持っているのか? 形見分けという線もあるけれど、超平和バスターズの面々は各々がめんまの死に対して自責の念に囚われている風であり、つまりつるこにも「何か」があるのかもしれません。
引き出しから出したパッチン留めを自分の髪に付けて鏡を覗くつるこ。「メガネ掛けてるとイマイチ」、それは「メガネを掛けていなかった子供の頃は似合っていた」ということ。ゆきあつの思いが詰まっためんまの遺品を自分の髪に着けて悦に入っていた子供つるこ…そう考えると闇の深さを感じざるを得ません。考え過ぎか。そして大人になったつるこは昔に倣ってメガネを外すとパッチン留めが見えない。深いなあ。どんな人生を歩めばこんなシナリオを書けるのか。

帰宅しためんまは夜空の月を見つめ…涙が溢れそうなときは月を見上げるニャ…「何か食うかい?」とじんたん。ケンちゃんラーメン新発売(新発売までが商品名(懐)をリクエストのめんまは確かに十年くらい時間が止まっている感じです。ここでじんたんはわざわざコンビニまでお買い物へ、きっと一人で考えたかったのでしょうね。めんまはどうしてここにいるのか? 同じ頃めんまも同じことを、楽しさに流されて今までちゃんと考えてこなかったことを考えていた。じんたんはともかくめんま本人がわからないってのは辛いけれど、理由が判ってしまったらそれはお別れを意味するわけでこれまたまた辛いね。
同じ頃あなる宅に震度3の揺れ。いやいやあの揺れは震度3どころじゃないだろう?(違。相変わらず自宅ではノーブラのあなるが外したブラを放り出していないのは風呂に入った後だからだろうか?(割とどうでもいい推測。てな所へケータイへ着信アリ、おそらくそれが誰からか判っているのか華麗にスルーのあなるでしたがメール着信にケータイを手に取るとこの表情です。ユルイーズからのコンパの誘いを鬱陶しそうに読むあなる、今だじんたん大好きなあなるは他の男など興味が無い? それに元々コンパのノリとか不得意そう、ユルイーズとの付き合いも流されているだけみたいですし。
「じんたん、お話があるの」
ケンちゃんラーメン新発売の代わりにたくさんの食べ物を買ってきたじんたん、テーブルに広げられたそれを見てパァッと明るいめんまでしたが先ほど考えていたことを話し始め…同じ事を考えていたはずなのに話が核心に近付くと逃げるじんたんは絵に描いたようなヘタレだけれど気持ちはわかるかも。お願いが叶ってしまったらめんまが消えてしまうジレンマ、いつの間にか溶けてしまったガリガリ君がジレンマの深さを感じさせます。
忙しいと言いながらやってることはTVゲーム。メシ食ってネットして寝てゲームして寝てメシ食って…それをわかっていながら何も言わず夜空を見上げるめんま、じんたんに迫りながらも彼女もジレンマを感じているのでしょうね。その直後に出たサブタイトルの「トンネル」が効いてました。

翌日の学校にてユルイーズvsあなる。コンパの誘いを断ったのに行く事になってるあなるの戸惑い、断りたいのに断れない空気に流される様子はいかにもな感じでした。ユルイーズの追い詰め方が憎らしいほど心得てるというか、流されやすいあなるを上手く操っているというか。前回「ムカ付く~」と言っていた茶髪の子が圧力高めのフォロー役になったりして、見た目ではガングロのほうが悪そうだけれどじつは茶髪のが性格悪そう、股も緩そうです。
ゆきあつ&つるこはあんな事件の後でも普段と変わりなく…いやいやつるこはノートにゆきあつめんまのラクガキを! 上手い!(笑。つるこは何故ゆきあつめんまを描いたのか。パッチン留めの話を聞いて「じんたんのめんま」が本当にいると気付いたはずなのにあえてゆきあつめんまを、それもこんな綺麗に描いている。ひょっとしたらつるこはゆきあつの中のめんまを見つけてしまったのかもしれません。あれほどまでめんまに囚われていたゆきあつの思い、悲しいかなそれはゆきあつを見つめ続けてきたつるこだからこそ見つけてしまった。
学校終わって駅のホームへ駆け込むもギリギリで電車に乗れない二人。あんなことがあったのに何も言わず普段どおり一緒に帰っているってのが憎たらしい(笑。ゆきあつ本人もアレが尋常じゃない事態だってのは判っているわけで、なのにからかいや罵声の一つも言われないといたたまれなくなりそう。まあつるこのキャラからしてそんなん言うようには見えませんけどね。全然関係ないけどこの舞台である西武線の飯能駅。大昔に何度か行ったことがあるけれど…こんなに綺麗だっけ?
対面のホームに到着した電車の雑踏にあなるを発見。肩から大きなバッグを下げているのは着替えが入っている? 「あなたと同じ」とつるこに言われ、衣装を着替えることで「何か」に変わらなければやり過ごせない、その共通の思いをあなるに見たゆきあつが動いた。そんなゆきあつを眉一つ動かさず読書を進めるつるこ…何もかも一枚上手のようです。

気が進まない合コンに付き合わされて一人盛り下がりMAXのあなる。テーブルの料理にも手を付けず時間が経つのを待っているだけです。せつねー。しかしばいんばいんのナイスバディを持て余すあなるを男が放っておくはずもなく、横に座った男の視線があなるのムネ一直線で下心わかりやすすぎ! とはいえあのムネは見ちゃうよなあ(笑
つまらなそうなあなるを言葉巧みにお持ち帰りの男の足はホテルへ一直線、こういう男にホイホイ付いて行っちゃう辺りあなるの遊び慣れ男慣れしていなささがわかろうというものです。あなるは必死に抵抗するけれど火が点いた男には効果なし、この時の男の話ぶりからしてユルイーズに何か吹き込まれたのでしょうね。巨乳のサセ子連れてくから食っちゃっていいよ~みたいな。
あれほどしつこく迫られてもカバンガードだけで抵抗し、ケリの一発も入れない辺りいかにも高校デビューのオンナノコらしい。しかしケツを触られていよいよピンチとなったら涙目で泣き叫びながら必死の抵抗を見せます。いくら流されやすいと言っても最後の一線はさすがに流されません。現実はこんなので流されちゃう子も多いのだろうね。まあそれ以前にホテル前で女子高生とこんな騒ぎを起こしたら通報されてリーマン逮捕でしょう(笑
てなシーンに現れた救世主ゆきあつ。前回のストップ安から垂直上昇の挽回であります。「宿海らと遊んでる」とじんたんの名前を真っ先に出したのは「今でもじんたんをリーダーだと思っている」ことの無意識な表れなのかな。

というわけであなる&ゆきあつは揃って車中の人に。「お前、処女なの?」から始まる誘導尋問はさすが自分で「頭が良い」と言うだけのことはある策士っぷりでした。あはは。いちいちキョドるあなるがかわいすぎわかりやすすぎて画面を正視できません(笑。戸松嬢は毎度いい仕事してますね。結構キツい事言ってるゆきあつへ必死にじんたんのフォローしてるあなる、本人は「よくわかんない」と言いながらほんと大好きなのだなあ。いろんなことがあって話しづらくなったじんたんと同じ高校へ行けて嬉しかった、けれど肝心のじんたんは…ああもう切ないったら。
めんまのことを忘れられないゆきあつ。
めんまのことを忘れられないじんたんを忘れられないあなる。
特急の通過待ちでトンネル内に停まった電車。出口が見えないトンネルに取り残された二人の現状そのまんまです。そしてこの二人が暗いトンネルから抜けるときめんまは消えてしまうのでしょう。
それが良いのか悪いのか、もう一方のトンネルペアも答を出せずにいます。さらに加えてぽっぽの挙動がどうもおかしい? たった一人でめんまの事故現場に供えた花を換え、訪れたじんたん家では見えないめんまへ必死に語りかけて成仏を願う。ただ一人子供時代の心を忘れていない無邪気なナイスガイっぷりを遺憾なく発揮しているぽっぽ、しかし今回ラストの様子は少々常軌を逸しているように見えます。
彼もまためんまの死に対して何か抱えているのだろうか。まあ例の騒動のスイッチを入れたのはぽっぽなので気にしているのか、それとも他に何か…何しろぽっぽは謎が多すぎ、高校も行かずに世界を回っているらしいけれど両親はどうしているのか、そもそも日本に帰ってきているのに自宅へ戻らず秘密基地に住んでいるってのもおかしい。彼もまた闇を抱えているのかもしれません。

次回予告の気になる一コマ。死ねはやめようよ。ホビロン!
それはともかくこのノートの持ち主は誰なのだろう。今回の流れからするとあなるっぽいけれどペンを持つ指にマニキュアが無く、ならばつるこの指かと言えばゆきあつめんまをラクガキしていた時とペンが違う。持ってるペンが一本とは限らないけれど普段使うペンはたいてい一本だろうし。あ、そういやあなるは左利きなんだよねえ。するとこの指はつるこ? もうわけわからん(笑
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各々の思いが辛く切ない。

シーンは前回から引き続き衝撃のゆきあつめんまから。ゆきあつは差し出されたじんたんの腕を掴むと身を返して馬乗りに、「めんまに見えるか!?」と叫びながら、今までずっとしまい込んでいた辛い胸の内を明かし始めます。めんまが死んだのは自分のせい、化けて出るならじんたんではなく自分の所だろうに姿を見せてくれない、だからもうめんまはどこにもいない。死んだめんまに今だ恋い焦がれてのめんまコスかと思っていたけれどゆきあつの行動はそんな単純な理由ではなく、「めんまがいない」ことを認められない故、自身がめんまに成り代わることで「めんまはまだここにいる」と自己暗示から精神のバランスを取っていたのか。しかしそれは傍から見たらどうにも救いがたい状況であり、近くからずっと見て薄々感付いていたつるこはそんな呪縛から解いてあげたかったのでしょう。止めに入ろうとするぽっぽを止めるつるこの表情はゆきあつに大恥をかかせても、その結果ゆきあつに嫌われることになっても、最終的に彼が救われればいいとの決意が見えます。
泣き崩れるゆきあつのすぐ近くにめんまがいるのに彼には姿が見えず、もちろんめんまから話しかけることもできない。「いるよ」と呟いてもゆきあつの耳には届かない。そんな状況をじんたんが伝えてもゆきあつは信じない。
「パッチンありがとう。ごめんね」
するとめんまがじんたんへ耳打ちし、その言葉をゆきあつへ伝えると彼の表情は一変。めんまとゆきあつしか知らないことをじんたんが話した…これはいわゆる「秘密の暴露」であり、つまりそこにめんまがいることの証明なのです。そのことに気付いたゆきあつは全てを悟ったようにそのまま離脱、見守っていたつるこもその会話が聞こえていたのかほとんど放心状態でありました。すれ違い様の「満足か?」は後に明らかになるパッチンの顛末を見ると切なさ128倍ですね。ううう。

自宅へ戻ったゆきあつの机に花のパッチン留め。これは子供の頃、例の騒動の直後にゆきあつがめんまにコクりながら差し出した品と似たデザインのパッチン留めでした(微妙に違うのがミソ)。ゆきあつの突然の告白にビックリして固まるコドモめんまがいい表情すぎ! このご時世なので仕方ないとはいえジャストタイミングすぎる地震テロにがっくり…ゆきあつ渾身の告白シーンだってのにほんと彼はいろいろツイてないね。
しかしめんまはじんたんを追って行ってしまった。一人残されたゆきあつは思いを受け入れてもらえなかった悲しさと「じんたんに負けた」ことの悔しさに、受け取ってもらえなかったパッチン留めを草むらへ投げ捨ててしまう。うわあせつねえ! とはいえこれが「めんまの死」の原因とも思えず、ゆきあつがあれほど思い詰めるということはこの先まだ何か起こったのかもしれない。草むらのパッチン留めを拾おうとしためんまが足を滑らせて…なんて流れだったのかも。
というのも、つるこの引き出しにあったパッチン留めの痛み具合が「いかにも」なのですよ。ゆきあつが投げ捨てたものをそのまま拾ったのなら時間経過を考慮に入れてもこんな傷は付いていないだろうに、つるこが持っていたものは傷だらけ…大切なパッチン留めをこれほど荒く扱うとも思えず、事の成り行きを考えると不幸な事故の際に付いたとしか思えない。それをなぜつるこが持っているのか? 形見分けという線もあるけれど、超平和バスターズの面々は各々がめんまの死に対して自責の念に囚われている風であり、つまりつるこにも「何か」があるのかもしれません。
引き出しから出したパッチン留めを自分の髪に付けて鏡を覗くつるこ。「メガネ掛けてるとイマイチ」、それは「メガネを掛けていなかった子供の頃は似合っていた」ということ。ゆきあつの思いが詰まっためんまの遺品を自分の髪に着けて悦に入っていた子供つるこ…そう考えると闇の深さを感じざるを得ません。考え過ぎか。そして大人になったつるこは昔に倣ってメガネを外すとパッチン留めが見えない。深いなあ。どんな人生を歩めばこんなシナリオを書けるのか。

帰宅しためんまは夜空の月を見つめ…涙が溢れそうなときは月を見上げるニャ…「何か食うかい?」とじんたん。ケンちゃんラーメン新発売(新発売までが商品名(懐)をリクエストのめんまは確かに十年くらい時間が止まっている感じです。ここでじんたんはわざわざコンビニまでお買い物へ、きっと一人で考えたかったのでしょうね。めんまはどうしてここにいるのか? 同じ頃めんまも同じことを、楽しさに流されて今までちゃんと考えてこなかったことを考えていた。じんたんはともかくめんま本人がわからないってのは辛いけれど、理由が判ってしまったらそれはお別れを意味するわけでこれまたまた辛いね。
同じ頃あなる宅に震度3の揺れ。いやいやあの揺れは震度3どころじゃないだろう?(違。相変わらず自宅ではノーブラのあなるが外したブラを放り出していないのは風呂に入った後だからだろうか?(割とどうでもいい推測。てな所へケータイへ着信アリ、おそらくそれが誰からか判っているのか華麗にスルーのあなるでしたがメール着信にケータイを手に取るとこの表情です。ユルイーズからのコンパの誘いを鬱陶しそうに読むあなる、今だじんたん大好きなあなるは他の男など興味が無い? それに元々コンパのノリとか不得意そう、ユルイーズとの付き合いも流されているだけみたいですし。
「じんたん、お話があるの」
ケンちゃんラーメン新発売の代わりにたくさんの食べ物を買ってきたじんたん、テーブルに広げられたそれを見てパァッと明るいめんまでしたが先ほど考えていたことを話し始め…同じ事を考えていたはずなのに話が核心に近付くと逃げるじんたんは絵に描いたようなヘタレだけれど気持ちはわかるかも。お願いが叶ってしまったらめんまが消えてしまうジレンマ、いつの間にか溶けてしまったガリガリ君がジレンマの深さを感じさせます。
忙しいと言いながらやってることはTVゲーム。メシ食ってネットして寝てゲームして寝てメシ食って…それをわかっていながら何も言わず夜空を見上げるめんま、じんたんに迫りながらも彼女もジレンマを感じているのでしょうね。その直後に出たサブタイトルの「トンネル」が効いてました。

翌日の学校にてユルイーズvsあなる。コンパの誘いを断ったのに行く事になってるあなるの戸惑い、断りたいのに断れない空気に流される様子はいかにもな感じでした。ユルイーズの追い詰め方が憎らしいほど心得てるというか、流されやすいあなるを上手く操っているというか。前回「ムカ付く~」と言っていた茶髪の子が圧力高めのフォロー役になったりして、見た目ではガングロのほうが悪そうだけれどじつは茶髪のが性格悪そう、股も緩そうです。
ゆきあつ&つるこはあんな事件の後でも普段と変わりなく…いやいやつるこはノートにゆきあつめんまのラクガキを! 上手い!(笑。つるこは何故ゆきあつめんまを描いたのか。パッチン留めの話を聞いて「じんたんのめんま」が本当にいると気付いたはずなのにあえてゆきあつめんまを、それもこんな綺麗に描いている。ひょっとしたらつるこはゆきあつの中のめんまを見つけてしまったのかもしれません。あれほどまでめんまに囚われていたゆきあつの思い、悲しいかなそれはゆきあつを見つめ続けてきたつるこだからこそ見つけてしまった。
学校終わって駅のホームへ駆け込むもギリギリで電車に乗れない二人。あんなことがあったのに何も言わず普段どおり一緒に帰っているってのが憎たらしい(笑。ゆきあつ本人もアレが尋常じゃない事態だってのは判っているわけで、なのにからかいや罵声の一つも言われないといたたまれなくなりそう。まあつるこのキャラからしてそんなん言うようには見えませんけどね。全然関係ないけどこの舞台である西武線の飯能駅。大昔に何度か行ったことがあるけれど…こんなに綺麗だっけ?
対面のホームに到着した電車の雑踏にあなるを発見。肩から大きなバッグを下げているのは着替えが入っている? 「あなたと同じ」とつるこに言われ、衣装を着替えることで「何か」に変わらなければやり過ごせない、その共通の思いをあなるに見たゆきあつが動いた。そんなゆきあつを眉一つ動かさず読書を進めるつるこ…何もかも一枚上手のようです。

気が進まない合コンに付き合わされて一人盛り下がりMAXのあなる。テーブルの料理にも手を付けず時間が経つのを待っているだけです。せつねー。しかしばいんばいんのナイスバディを持て余すあなるを男が放っておくはずもなく、横に座った男の視線があなるのムネ一直線で下心わかりやすすぎ! とはいえあのムネは見ちゃうよなあ(笑
つまらなそうなあなるを言葉巧みにお持ち帰りの男の足はホテルへ一直線、こういう男にホイホイ付いて行っちゃう辺りあなるの遊び慣れ男慣れしていなささがわかろうというものです。あなるは必死に抵抗するけれど火が点いた男には効果なし、この時の男の話ぶりからしてユルイーズに何か吹き込まれたのでしょうね。巨乳のサセ子連れてくから食っちゃっていいよ~みたいな。
あれほどしつこく迫られてもカバンガードだけで抵抗し、ケリの一発も入れない辺りいかにも高校デビューのオンナノコらしい。しかしケツを触られていよいよピンチとなったら涙目で泣き叫びながら必死の抵抗を見せます。いくら流されやすいと言っても最後の一線はさすがに流されません。現実はこんなので流されちゃう子も多いのだろうね。まあそれ以前にホテル前で女子高生とこんな騒ぎを起こしたら通報されてリーマン逮捕でしょう(笑
てなシーンに現れた救世主ゆきあつ。前回のストップ安から垂直上昇の挽回であります。「宿海らと遊んでる」とじんたんの名前を真っ先に出したのは「今でもじんたんをリーダーだと思っている」ことの無意識な表れなのかな。

というわけであなる&ゆきあつは揃って車中の人に。「お前、処女なの?」から始まる誘導尋問はさすが自分で「頭が良い」と言うだけのことはある策士っぷりでした。あはは。いちいちキョドるあなるがかわいすぎわかりやすすぎて画面を正視できません(笑。戸松嬢は毎度いい仕事してますね。結構キツい事言ってるゆきあつへ必死にじんたんのフォローしてるあなる、本人は「よくわかんない」と言いながらほんと大好きなのだなあ。いろんなことがあって話しづらくなったじんたんと同じ高校へ行けて嬉しかった、けれど肝心のじんたんは…ああもう切ないったら。
めんまのことを忘れられないゆきあつ。
めんまのことを忘れられないじんたんを忘れられないあなる。
特急の通過待ちでトンネル内に停まった電車。出口が見えないトンネルに取り残された二人の現状そのまんまです。そしてこの二人が暗いトンネルから抜けるときめんまは消えてしまうのでしょう。
それが良いのか悪いのか、もう一方のトンネルペアも答を出せずにいます。さらに加えてぽっぽの挙動がどうもおかしい? たった一人でめんまの事故現場に供えた花を換え、訪れたじんたん家では見えないめんまへ必死に語りかけて成仏を願う。ただ一人子供時代の心を忘れていない無邪気なナイスガイっぷりを遺憾なく発揮しているぽっぽ、しかし今回ラストの様子は少々常軌を逸しているように見えます。
彼もまためんまの死に対して何か抱えているのだろうか。まあ例の騒動のスイッチを入れたのはぽっぽなので気にしているのか、それとも他に何か…何しろぽっぽは謎が多すぎ、高校も行かずに世界を回っているらしいけれど両親はどうしているのか、そもそも日本に帰ってきているのに自宅へ戻らず秘密基地に住んでいるってのもおかしい。彼もまた闇を抱えているのかもしれません。

次回予告の気になる一コマ。死ねはやめようよ。ホビロン!
それはともかくこのノートの持ち主は誰なのだろう。今回の流れからするとあなるっぽいけれどペンを持つ指にマニキュアが無く、ならばつるこの指かと言えばゆきあつめんまをラクガキしていた時とペンが違う。持ってるペンが一本とは限らないけれど普段使うペンはたいてい一本だろうし。あ、そういやあなるは左利きなんだよねえ。するとこの指はつるこ? もうわけわからん(笑
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