2011-07-06(Wed)

神様ドォルズ #01 神はきたりて

すぐそばに神様がいる日常、神様が招く非日常。

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2011年7月期新番レビュー初弾です。

既に新番シーズンが始まっておりますが本作が初の新番レビューです。原作はやまむらはじめ氏による月刊サンデーGX連載、既刊コミックスは今月19日に9巻が出るところ。結構続いてるね。私には珍しく原作既読ですが確か6巻くらいまでしか読んでおらず、そこまでの内容もほぼ忘却の彼方だったり(ダメじゃん

監督はティルドーンの岸誠二氏、「瀬戸の花嫁」「サンレッド」とギャグ作品のクオリティは折り紙付きですが、はたして本作のような生臭い伝奇モノをどう料理してくれますやら。キャラデザは同じくティルドーンの森田和明氏、そして総作監にベテランの本橋秀之氏。どのくらいベテランかと言うと「戦国魔神ゴーショーグン」や「六神合体ゴッドマーズ」(共に1981年作品)のキャラデザを担当していたほどのベテランです。シリーズ構成・脚本は岸氏と組むことが多い上江洲誠氏、引き出しが多い人なのでギャグとシリアスを上手いこと見せてくれることでしょう。制作はブレインズベース、「かみちゅ」「紅」「海月姫」などなどクオリティの高い作品を手掛けてきた制作会社です。そういや今期注目新番の「ピングドラム」もブレインズベースですね。

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黒バックに白抜き文字の禍々しいアバン入りから過去の回想、いきなりハードなシーンから入りましたね。まだ幼いキョウヘイたちが演じるこのシーンはキョウヘイとアキの関係、後に登場するであろうキャラクターとの関係、キョウヘイの本質、そして本作にて描かれる様々な事象について深い意味があるので覚えておくとよろしいです。

OPは石川智晶さん歌唱による「不完全燃焼」。彼女の曲は非常に好きなのですが、アニメ作品のテーマ曲として聞くとどうにも不安定な気持ちになります。私的に「ぼくらの」のイメージが強すぎるのかも。サーチライトを模したスタイリッシュな映像はなかなかかっこよろしい。後藤圭二(ごっきー)氏の原画が光ってますね。というかヒビノのムネでけええ! 原作でもヒビノは巨乳だけれどアニメ化でカップが3つくらい上がったような?

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本編は歌舞伎町でのコンパシーンから。ここもまたヒビノのムネがでかすぎてびっくり。ストーリーよりもヒビノのムネを追ってしまう私でした(笑。ちなみにヒビノの中の人は茅野愛衣さん、前期幼い声がドハマリだった「あの花」のめんま役から一転してこのヒビノ役をどう演じてくれますか期待。

強制的な告白を囃し立てられながらも実際にヒビノにホの字のキョウヘイはトイレで出待ち、しかしいざ告白!というタイミングで逆噴射に巻き込まれ、二次会のカラオケではヤケ酒を煽ってぶっ倒れといいとこなしです。あはは。倒れた時に見た夢は村を出るときの回想、出発するキョウヘイを追う巫女姿の幼い女の子は顔を隠してまだ正体を隠します。

そんなこんなで目覚めたキョウヘイの視界に映ったヒビノの顔、コクるべく相手といきなりこのシチュではさぞかし慌てたであろう(笑。まあヒビノ的にも膝枕を躊躇してない辺りキョウヘイを憎からず思ってるということ。

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しばし緩い会話の後、他の連中と合流すべく乗ろうとしたエレベータのドアが開くとそこは血の海でした。ほんわかムードを吹き飛ばす血なまぐさい絵面はなかなかショッキングです。なのにキョウヘイは意外と落ち着いている? 第一発見者の彼らはケーサツから事情聴取を受け…そんな様子をビルの上から見下ろす怪しい影が!

ヒビノを送るべく西武新宿駅前にて別れ際にモジモジくんのキョウヘイは結局何も言えずにお別れ、ヘタレめ! そして一人で帰宅の駅通路で黒い影に襲われるシーン、思わず「キョウヘイ! うしろ! うしろ!」と騒ぎたくなります(笑。影に追い付かれてブラックアウトの一瞬に映ったモノアイはザクではなく、先ほどビル上から見下ろしていた「アキ」の案山子「暗密刀(クラミツハ)」、このシーンはいい感じに危機感を煽ってました。こういう演出は大好きです。

不穏を感じたキョウヘイは自宅マンションへ走り、すると乗ったエレベータの床が光ると怪しげな物体が現れ…キョウヘイが見覚えのあるそれは妹の「ウタオ」が操る案山子「玖吼理(ククリ)」、泥酔時の回想シーンにてキョウヘイを追っていた巫女姿の妹ちゃんと共に登場です。ククリがエレベータを出るときゴン!とぶつけてしまうのはウタオがまだ上手く操れないから。あはは。

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部屋へ入ってココアのカップを受け取る時もククリを操って取ろうとするもこれまた上手く操れずガシャン! 力んだ表情のまま黒目を縮める表情変化がかわいい(笑。村に残した妹がなぜここに? とのキョウヘイの疑問の答えは「アキが逃げ出した」から。ある一件以来座敷牢に閉じ込められていたアキはキョウヘイの上京を聞いた途端に態度を変え、その後逃げ出してしまったとか…カラオケビルの惨殺死体や駅構内での不穏なイメージの背景がここで明らかになり、「アキが逃げ出した理由は俺なのか?」と表情を変えるキョウヘイ。

「『俺なのか?』 何をいまさら」

窓外に現れたアキは不敵な表情で吐き捨て、次の瞬間クラミツハの刃がキョウヘイを襲う。ここからは緊迫感あふるるキョウヘイvsアキのやり取りと、時折割り込むウタオのギャグテイスト(本人的にはギャグじゃないだろうけど)が結構いいバランスで、シーン全体を重すぎないように描きながらもアキの不敵さを増幅しておりました。またマンションの一室にて起きた案山子同士のドタバタに近隣のおばちゃんが文句を言いに来たり、その声に平身低頭な様子を描いたり…都会にて結界無しに戦うリアリティと、目的のためなら見境無いアキの狂気を浮かび上がらせていましたね。

「イカれてるのは俺じゃねえ。村だ」

ククリを上手く操れないウタオはそれでも間に割って入り、するとクラミツハの腕がウタオを掴んでマンションの窓から外へ! あまりの所業に怒髪天を突いてアキに掴み掛かるキョウヘイ、それに対し「自業自得」とあくまで悪役顔を崩さないアキすげえ。じつに良い「悪い顔」です(変な日本語

「どいて! キョウヘイ!」

窓から放り投げられたウタオはククリによって助けられて窓外に登場、その姿に一瞬ホッとしたキョウヘイでしたが…こんな風に感情のコントロールができないのもウタオがまだ子供であるポイントでありかわいい所でもあるのだけれど、街中でそんなもんぶっ放しちゃダメだってば!

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爆発事件の当事者(?)としてケーサツにいた二人を迎えに来たヒビノ&父ちゃん。この父ちゃんはキョウヘイと同じ空守村出身で、住居を無くしたキョウヘイ&ウタオを自宅に住ませたり、また今後も二人の世話をいろいろ焼くことになります。まあ同郷のよしみというより「お社」からの指令のほうがウエイト高いんですが…上京してもなお続くお社の呪縛にキョウヘイはうんざりなれど、ヒビノと一緒の家に住めるってのは美味しい! なーんて思わずデレる表情をきっちり見逃さないウタオがかわいい(笑

その道中での回想シーンは、爆破の当夜にアキを回収に来たお社のみなさんとのやりとりです。直撃を受けて負傷したアキはズタ袋に縛られて荷台に放り投げられるVIP待遇、しかしこの程度であの悪役顔がおとなしくなるはずもなく。

さてヒビノ家にお世話になる以上は何も知らないヒビノにも事情を話しておかねばなりません。百聞は一見にしかずってことでククリを出すウタオ、しかしこれまた上手く操れずヒビノの真下から出してしまってさあ大変! セーター巨乳もさあ大変! 水着や下着や谷間全開の巨乳もよろしいけれど着衣巨乳もこれまた絶景であります。要するに巨乳なら何でもいいのか俺。上でも書いたけどヒビノのムネに気を取られて他のことがあまり目に入りません。

そんなこんなでお休みタイム。ヒビノのだぶだぶパジャマに包まれるウタオもかわいい! ククリ出現のミスをゴメンナサイする表情もかわいい! そりゃヒビノが思わず抱き付くのもわかります(笑

というわけで思わぬ流れから憧れのヒビノと一つ屋根の下に住むことになったキョウヘイ。テレながらのよろしく握手で引いた後に映った崖下のトラックは次回以降の波乱を予感させます。

第一話から結構飛ばし気味で、硬軟ピーキーな映像は私的には面白かった。やっぱり岸氏の映像は期待を裏切らなかった感じ。視聴はもちろん継続。継続レビューは次回以降の出来次第だけれど…原作既読だと語ることがあまり無いというか、下手に語ってネタバレしちゃうのもアレなのでどうしようか。

  

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>六神合体ゴッドマーズ・・・懐かしいです。「合体物なのに女子受けもの」の走りだったような。

絶チルとかもそうですが、うたおやキョウヘイの表情には伝統のサンデー臭さ(私の大好き成分)がぷんぷん感じられました。

動きもいいですが、飲み会での鼻から上カットの会話シーンあたり、きちんと空気が描けているなあって感じます。

ところで、「輪ピン」はそろそろですか?

れすれす

ゴッドマーズのキャラデザイナーが今だ現役ってのは凄いですよね。その絵を両方リアルタイムで見ている私も大概ベテランですが(笑。作画のサンデー臭、なるほど。見方によっては少々古臭い絵柄と言えますがもちろん私も嫌いじゃありません。というか私も少年マンガ誌の絵柄傾向としてサンデーのものが一番好みで、同じく絶チルアニメの絵柄は相当気に入っていました。そういや放映当時何本かレビューを書いたような。

ピングドラムは期待以上の出来に瞬きすら惜しいほどでしたが…あまりに鮮烈・濃密すぎて私の手に負えないため記事化は見送ります。あの作品の記事を書こうとするとおそらく1本に1週間くらい掛かりそう、とまでは言いませんが1本辺り1万字を軽く超えそうなので体力が保ちません。その半分くらいはウテナ語りになっちゃいそうですし(笑。イクニさんの映像美を堪能するだけで精一杯です。
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