2011-07-29(Fri)
THE IDOLM@STER #04 自分を変えるということ
私は歌を歌いたい。

傷ついて血を流したって、いつも心のままただ羽ばたく。

カエルの着ぐるみを着て番宣撮影ゲロゲーロケロッパなみなさん。本番前の着替えにてお約束どおり着ぐるみの臭いが気になる響、一方貴音姫は鑑の前で「面妖な…」と呟きつつ着ぐるみを気に入っている? あはは。
今回はケーブルTVとはいえTVの仕事ってことでP氏も気合十分、アイドルたちもそれに乗っかって気勢を上げますが…千早だけはどうも乗り気で無い様子です。そもそも番組内容からしてこのキャスティングはどうなのか?と思うけれど、おそらく千早は「歌」のコーナーのために出演を承諾したのでしょう。なのにそれがオミットされ、その尺を得意ではない料理コーナーに割り振られると聞いては表情も曇ろうというもの。
その頃765プロ事務所では所属アイドルたちのTV出演を今か今かと待っていました。って生放送なのか? ソファに座って番組スタートを待つ小鳥さんの絶対領域が眩しい! 社長がずいぶん落ち着かないけれど、これだけ大人数のタレントを抱えていて、新人Pが取ってくるような仕事なのに、所属タレントのTV出演がそれほど珍しいのだろうか?
ほどなく番組がスタート、出演者の紹介が「765プロのみなさん」ってどんだけテキトウなんだ。事務所名で一括りに呼ばれても…普通はタレントの名前を言うよねえ。

さて始まった「ゲロゲロキッチン」は一応料理バトルのテイなれど、売り出しアイドルを寄せ集めた番組によくあるハプニング重視・ローアングル重視の番組でした。ビーチフラッグを模したボーナスファイトでは四つん這いとなった千早のケツをカメラが狙い…無表情で下半身を狙うカメラマンがじつにそれっぽい。必死な少女たちと、その恥ずかしい姿をメシの種にしている大人の構図がよく見えます。
料理バトルの最中はゲロゲロパペットがやかましく話しかけ、響&貴音姫は上手いこと相手しますが千早だけはどうにもノリが合わない。さらに鍋に仕込まれたドッキリにコケた春香さんのスカート内をまたも無表情なカメラマンが狙い、慌ててさらにコケる春香さんのケツをレンズが追う。

「何が面白いんですか?」
あまりに下品な番組構成に堪忍袋の緒が切れた千早。気持ちは判るけどアイドルキャッキャ番組の本番中にこの冷めたセリフはシャレにならねー! 一気に固まったスタジオの空気は限りなく重く気まずさMAXです。どうすんだこれ!? と思ったら鍋がピーッ!と鳴ったのを合図に春香さんのフォローが入りました。張り詰めた空気を笑顔で緩め、どうにかこうにか番組前半は無事(?)に終了。審査員に川越シェフのパチモンが、って「審査員3」ってこれもまた扱い酷いな(笑
ゲロゲロキッチン前半が終わって続くドラマにワクテカの小鳥さんに対し、律子は千早の心配をしている辺りさすがプロデューサーです。その心配どおりスタジオの千早は限りなくどよんど、しかしあの状況を見てP氏も「何か問題あったか?」は無いだろう?
「これが歌の仕事に繋がるとは、私には思えなくて」
アイドルの下積み時代の仕事などこんなもの、こういう仕事を繰り返して名前を売っていけばいつか歌の仕事が来るはず。それは確かにアイドル売り出しの定石なのだけれど、生真面目で不器用で何より歌を大切にする千早はこのやり方に疑問を持り、P氏から離れて一人どこかへ行ってしまいました。あらら。

姿を消した千早を捜し回るP氏は倉庫の奥からの歌声に気付き、一人歌う千早の姿を発見するも歌い終わるまで黙って聴いていた。気配に振り返り表情を泳がせる千早が「聴き惚れちゃった」と聞いてハッと表情を変える一瞬が良かった。千早の歌を認め、そんな千早に歌の仕事を取ってきてあげたいP氏の気持ちが通じたのでしょう。
「料理を美味しくする究極の隠し味を知っていますか?」
最高の調味料を言えば「空腹」だろうけどそれはそれ、貴音姫はそれを「心」と語り、料理も歌も「心を込め、相手に届けようという思いは同じ」と。そんな高尚な料理番組では無いような気がしますが、ここで響が「今日作った料理は最後に食べる」と言ったことで「料理」の意味が変わります。番組のための料理ではなく仲間に食べてもらうための料理、だから千早は気乗りがしない番組でも「仲間のため」にがんばる気になったのでしょう。料理に自信が無い千早の手を引く料理人春香さんはコケながらも頼もしく、いざ後半バトルへゴー!

バトル後半の料理シーン。肉じゃがに入れる醤油とソースを間違えてのフォローはさすが料理人春香さん、フォロー食材を探す冷蔵庫のカットは網棚が集中線のような効果を見せる面白いカットでした。その後料理バトルは続き、前半と同様にボーナスファイトへ。ここの千早は前半と違って気合十分、髪を括って気合を表す演出はベタだけど嫌いじゃありません。ポニテの千早かわいい。本気の千早はファイトに勝ってボーナス食材を取ったゲロ~っ! アイドルらしい盛り上げを照れながらこなす姿は千早のがんばりを感じさせました。
そこまでしてがんばって取った食材はドリアン!? どうすんだこれ。ボーナスというより罰ゲームじゃ?(笑。さらにまたしても下半身を狙うドッキリ、相変わらずの方向性でしたが千早はもう気にせず、一緒にコケた春香さんとアイコンタクトでニッコリ。キワキワのアングルが憎い!
結局バトルは響&貴音姫チームの勝ちでした。とはいえ勝敗など関係無く、千早は歌うことと同様に「心」を込めた料理を作りきった喜びに笑顔で拍手を続けます。傷だらけの手で。

仕事を終えてみなさん揃ってお帰り。貴音姫は着ぐるみをどんだけ気に入ってんだ? お持ち帰り不可ですよ(笑。その帰り道にて神妙な表情で謝る千早、しかし春香さんはテヘペロコッツンで「千早ちゃんと料理できて楽しかった」と返します。
「私は、やっぱり…」
一時のがんばりで料理に奮闘したけれど人間そうそう簡単に変われるものではありません。普通ならここでみんなと仲良くパフェでも食べて「千早よくがんばった!」と笑顔の締めなのだろけど、そういかないのが千早回らしいです。甘いものの誘いも断り、一人帰路に就く千早へ渡したバンソーコはP氏からの勲章か? しかし千早は傷だらけの自分の手を見て俯き…「やっぱり向いていない」と考えているのかな。電車内でバンソーコの手を見つめる表情も物憂げ。生真面目で不器用な千早が前向きに歩めるようP氏は全力でフォローしてさしあげていただきたい。

今回のEDは千早の「蒼い鳥(TV AARANGE)」。誘いを断った後の都会の帰り道は群衆内での孤独を感じさせ、一人帰宅した自室では誰と話す事もなく膝を抱えて風呂へ入り、膝を抱えて音楽を聴く。華やかなアイドル稼業に身を置き、躓きながらも賑やかなTV出演を終えた後のプライベートは一転して彼女の孤独・不安を感じさせます。幸せが近くにあっても私は飛ぶ。「アイドル」としてバラエティ番組でも器用に立ち振る舞えばいろいろ上手くいくかもしれないけれど私は「歌」を追い続けたい、しかしその思いを貫く自信がなく、先が見えない不安から膝を抱える。歌詞と合わせて千早の内面を映すEDでした。

次回は水着! 特盛り! そしてお泊まりで風呂!?
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傷ついて血を流したって、いつも心のままただ羽ばたく。

カエルの着ぐるみを着て番宣撮影ゲロゲーロケロッパなみなさん。本番前の着替えにてお約束どおり着ぐるみの臭いが気になる響、一方貴音姫は鑑の前で「面妖な…」と呟きつつ着ぐるみを気に入っている? あはは。
今回はケーブルTVとはいえTVの仕事ってことでP氏も気合十分、アイドルたちもそれに乗っかって気勢を上げますが…千早だけはどうも乗り気で無い様子です。そもそも番組内容からしてこのキャスティングはどうなのか?と思うけれど、おそらく千早は「歌」のコーナーのために出演を承諾したのでしょう。なのにそれがオミットされ、その尺を得意ではない料理コーナーに割り振られると聞いては表情も曇ろうというもの。
その頃765プロ事務所では所属アイドルたちのTV出演を今か今かと待っていました。って生放送なのか? ソファに座って番組スタートを待つ小鳥さんの絶対領域が眩しい! 社長がずいぶん落ち着かないけれど、これだけ大人数のタレントを抱えていて、新人Pが取ってくるような仕事なのに、所属タレントのTV出演がそれほど珍しいのだろうか?
ほどなく番組がスタート、出演者の紹介が「765プロのみなさん」ってどんだけテキトウなんだ。事務所名で一括りに呼ばれても…普通はタレントの名前を言うよねえ。

さて始まった「ゲロゲロキッチン」は一応料理バトルのテイなれど、売り出しアイドルを寄せ集めた番組によくあるハプニング重視・ローアングル重視の番組でした。ビーチフラッグを模したボーナスファイトでは四つん這いとなった千早のケツをカメラが狙い…無表情で下半身を狙うカメラマンがじつにそれっぽい。必死な少女たちと、その恥ずかしい姿をメシの種にしている大人の構図がよく見えます。
料理バトルの最中はゲロゲロパペットがやかましく話しかけ、響&貴音姫は上手いこと相手しますが千早だけはどうにもノリが合わない。さらに鍋に仕込まれたドッキリにコケた春香さんのスカート内をまたも無表情なカメラマンが狙い、慌ててさらにコケる春香さんのケツをレンズが追う。

「何が面白いんですか?」
あまりに下品な番組構成に堪忍袋の緒が切れた千早。気持ちは判るけどアイドルキャッキャ番組の本番中にこの冷めたセリフはシャレにならねー! 一気に固まったスタジオの空気は限りなく重く気まずさMAXです。どうすんだこれ!? と思ったら鍋がピーッ!と鳴ったのを合図に春香さんのフォローが入りました。張り詰めた空気を笑顔で緩め、どうにかこうにか番組前半は無事(?)に終了。審査員に川越シェフのパチモンが、って「審査員3」ってこれもまた扱い酷いな(笑
ゲロゲロキッチン前半が終わって続くドラマにワクテカの小鳥さんに対し、律子は千早の心配をしている辺りさすがプロデューサーです。その心配どおりスタジオの千早は限りなくどよんど、しかしあの状況を見てP氏も「何か問題あったか?」は無いだろう?
「これが歌の仕事に繋がるとは、私には思えなくて」
アイドルの下積み時代の仕事などこんなもの、こういう仕事を繰り返して名前を売っていけばいつか歌の仕事が来るはず。それは確かにアイドル売り出しの定石なのだけれど、生真面目で不器用で何より歌を大切にする千早はこのやり方に疑問を持り、P氏から離れて一人どこかへ行ってしまいました。あらら。

姿を消した千早を捜し回るP氏は倉庫の奥からの歌声に気付き、一人歌う千早の姿を発見するも歌い終わるまで黙って聴いていた。気配に振り返り表情を泳がせる千早が「聴き惚れちゃった」と聞いてハッと表情を変える一瞬が良かった。千早の歌を認め、そんな千早に歌の仕事を取ってきてあげたいP氏の気持ちが通じたのでしょう。
「料理を美味しくする究極の隠し味を知っていますか?」
最高の調味料を言えば「空腹」だろうけどそれはそれ、貴音姫はそれを「心」と語り、料理も歌も「心を込め、相手に届けようという思いは同じ」と。そんな高尚な料理番組では無いような気がしますが、ここで響が「今日作った料理は最後に食べる」と言ったことで「料理」の意味が変わります。番組のための料理ではなく仲間に食べてもらうための料理、だから千早は気乗りがしない番組でも「仲間のため」にがんばる気になったのでしょう。料理に自信が無い千早の手を引く料理人春香さんはコケながらも頼もしく、いざ後半バトルへゴー!

バトル後半の料理シーン。肉じゃがに入れる醤油とソースを間違えてのフォローはさすが料理人春香さん、フォロー食材を探す冷蔵庫のカットは網棚が集中線のような効果を見せる面白いカットでした。その後料理バトルは続き、前半と同様にボーナスファイトへ。ここの千早は前半と違って気合十分、髪を括って気合を表す演出はベタだけど嫌いじゃありません。ポニテの千早かわいい。本気の千早はファイトに勝ってボーナス食材を取ったゲロ~っ! アイドルらしい盛り上げを照れながらこなす姿は千早のがんばりを感じさせました。
そこまでしてがんばって取った食材はドリアン!? どうすんだこれ。ボーナスというより罰ゲームじゃ?(笑。さらにまたしても下半身を狙うドッキリ、相変わらずの方向性でしたが千早はもう気にせず、一緒にコケた春香さんとアイコンタクトでニッコリ。キワキワのアングルが憎い!
結局バトルは響&貴音姫チームの勝ちでした。とはいえ勝敗など関係無く、千早は歌うことと同様に「心」を込めた料理を作りきった喜びに笑顔で拍手を続けます。傷だらけの手で。

仕事を終えてみなさん揃ってお帰り。貴音姫は着ぐるみをどんだけ気に入ってんだ? お持ち帰り不可ですよ(笑。その帰り道にて神妙な表情で謝る千早、しかし春香さんはテヘペロコッツンで「千早ちゃんと料理できて楽しかった」と返します。
「私は、やっぱり…」
一時のがんばりで料理に奮闘したけれど人間そうそう簡単に変われるものではありません。普通ならここでみんなと仲良くパフェでも食べて「千早よくがんばった!」と笑顔の締めなのだろけど、そういかないのが千早回らしいです。甘いものの誘いも断り、一人帰路に就く千早へ渡したバンソーコはP氏からの勲章か? しかし千早は傷だらけの自分の手を見て俯き…「やっぱり向いていない」と考えているのかな。電車内でバンソーコの手を見つめる表情も物憂げ。生真面目で不器用な千早が前向きに歩めるようP氏は全力でフォローしてさしあげていただきたい。

今回のEDは千早の「蒼い鳥(TV AARANGE)」。誘いを断った後の都会の帰り道は群衆内での孤独を感じさせ、一人帰宅した自室では誰と話す事もなく膝を抱えて風呂へ入り、膝を抱えて音楽を聴く。華やかなアイドル稼業に身を置き、躓きながらも賑やかなTV出演を終えた後のプライベートは一転して彼女の孤独・不安を感じさせます。幸せが近くにあっても私は飛ぶ。「アイドル」としてバラエティ番組でも器用に立ち振る舞えばいろいろ上手くいくかもしれないけれど私は「歌」を追い続けたい、しかしその思いを貫く自信がなく、先が見えない不安から膝を抱える。歌詞と合わせて千早の内面を映すEDでした。

次回は水着! 特盛り! そしてお泊まりで風呂!?
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