2011-10-03(Mon)
スイートプリキュア♪ #33 ホワワ~ン!みんなの夢はプリキュアの力ニャ!
二人の夢を守るビート、ビートの夢を守る二人。

私の夢は誰のため?

ピアノコンクールに出るつもりの響はエレンのコーチで特訓中、あれほどあたふたしていた制服姿もすっかり板に付いて、さらにピアノのレッスンまでこなすようになるとは、エレンも立派になったね。このファーストカットの顔からして今回がなまため氏作監であることが丸わかり、氏の作監回はかわいい絵柄に多彩な表情描写も相まって非常に楽しいです。
黙って出場して驚かせたいからパパにはまだ秘密、と言いながら、秘密にしている本当の理由は父親へのコンプレックスなのでしょう。コンクールに出ると言ったら絶対に見に来る、そして蘇る子供の頃のトラウマ…なんて思ってたらその父ちゃんがコンクールの審査員になるとか! 事情を知らない父ちゃんは響に出場を勧めるけれど絶対にノゥ! でもこの時父ちゃんは響が出場することを知っていたんだよねえ。ああもう父ちゃんのイヂワル!(笑
出場を秘密にしていた響はこの事態にオロオロが止まらず、同日開催のスイーツコンテストを目指す奏との会話も上の空でありました。そんな響を気に掛ける嫁の表情がこれまた素晴らしい。

「誰が審査員だろうと夢のためにがんばる、それがいつもの響でしょ!?」
いつぞやの遺跡公園にてネガティブモードの響はぶつぶつと言い訳を呟き、丸目で呆れる二人でしたが…さすが嫁は腑抜けた旦那を絶対に許さない! こうして真剣に叱ってくれる存在ってのはありがたいもので、嫁が言うことも重々ご尤もなのだけれど、なかなか思った通りにいかないのも現実だったりして難しいところです。理屈じゃなくて気持ちの問題、幼少時のトラウマたる父ちゃんへのコンプレックスはそう簡単に乗り越えられないでしょう。
その板挟みに悩む響は帰宅道中に出会った奏太のいたずらからヒントをいただき! 前回予告で見せた緑髪の謎女は変装した響でしたか。見た目から挙動から怪しさMAXの客をジト目で見つめる奏がいい味(笑。この表情は素晴らしすぎる。

変装がバレた響はしょんぼりとと、いつも明るい響らしくない様子で変装の言い訳を語り、その一方で奏は自分の夢の原点である「お父さん」について語ります。私にカップケーキを教えてくれたお父さんに感謝、大きくなったらお父さんのお店を手伝いたい。同じように響の夢だってお父さんが応援してくれるはず、だからお父さんときちんと向き合わなきゃ…奏はお父さんと良い関係のままケーキ作りを続けてきたからいいけれど、では仮に子供の頃に一生懸命作ったケーキを「このケーキは出来損ないだ。客には出せないよ」と全否定されたらどうだったか。例えその後お菓子作りを続けていても「お父さんには出したくない」と思うのではないか? 今の響はそういう状態なのです。しかし自分の夢を掴むためにはそのトラウマを乗り越えなければならない、エレンにまで「お父さんと向き合うべき」と言われて悩める響はベッドにうつ伏せ、そして母ちゃんへ相談します。母ちゃん相手にはきちんと甘えられるようになったのだなあ。うるうる。
「もうその答えに気付いているはず」
夢へ向かう原動力に悩める少女たちへ大人たちは揃って同じ答えを返します。響母ちゃんも、奏父ちゃんも、エレンの親代わりである音吉さんも、みんな子供たちをよく見て、そして信じているのです。そういやスイートはこういう「親子(家族)の絆・信頼」を描くことが多く、おそらくそれはストーリーの本筋である音符集め騒動の根源にも関わる作品テーマなのでしょう。

そしてコンクール当日、楽屋にて往生際が悪く変装衣装を手に溜息吐いてる響の所へ奏がやってきました。自分もスイーツコンクールに出るはずなのにどうして? それはカップケーキと呼ぶにはあまりに大きいケーキを持っての陣中見舞い…自慢のケーキ越しのドヤ眼力がスゲエ(笑。そのケーキを見た響は一気にキラキラ笑顔へ、すると奏は響を指差し
「そう! それ! それなの、私の夢」
私がパティシエになりたいのはお父さんのためじゃない、自分が作ったカップケーキで誰かを笑顔にしたいから。奏の言葉に「自分の夢」の本当の目標に気付いた響は頬をピシャーンと叩いて気合一発! 誰かを笑顔にするためにピアノを弾きたい、決して「父ちゃんに認められるため」にピアノを弾くんじゃないんです。自分の夢の何たるかに気付いた二人を影から見守る家政婦エレンも同じように「自分の夢」に気付いたようですね。

後がないマイナーズたちは少女たちが夢を掛けたコンクールをぶち壊そうとネガトーンを発動、何と絵に描いたような悪役か(笑。すると各コンクールに出場中の響&奏・二人の夢を守るべくエレンが立ちふさがります。男前やなあ。久しぶりの単独バンクで変身後、たった一人でネガトーンと激しく戦うビートと、コンクール中の二人のカットを交互に見せる演出はベタながら熱かった。二人の夢を守りたいビートの思いが伝わってきます。スピードと破壊力を兼ねたネガトーンを相手に奮闘するビートのアクションもよく動いてかっこよかった。
しかしネガトーンは強かった。いつも三人でも苦戦する相手にビート一人では敵うはずもなく、吹っ飛ばされて壁へめり込んだビートへトドメの一撃が迫ります。避けようとして足を滑らせ、座り込んだビートは迫り来る攻撃に諦めの表情へ。

「今度は私たちがビートを守る番!」
すると光と共に現れた二つの影に救われます。何とまあかっこいいこと。二人を見上げるビートの笑顔も極上でした。ビートの思いが溢れるこの表情は今までで一番かわいいかもしれない。三人揃ったプリキュアはいつも以上に俊敏なアクションでネガトーンを翻弄し、スイートセッションアンサンブルでフィナーレ。今回の俊敏なアクションはあくまでハーモニーパワーの高まりによるもので、決して作画力の差ではありません(笑
「よくがんばったね。響の演奏、とても心に響いたよ」
準優勝のトロフィーをバツが悪そうに受け取った響はその後の帰り道にて父ちゃんへ「黙っていたこと」を謝り、しかしさすが父ちゃんはとっくに気付いていました。わかっていたけどあえて言わずに響の判断に任せ…この日のために努力した娘の演奏・そこへ至る壁を乗り越えた成長の跡を見た父ちゃんは感無量だっただろうなあ。そんな父ちゃんは響の頭をポンと撫でて演奏を褒め、父ちゃんに認められた響は腕に抱き付いて満面笑顔へ。トラウマを克服した響の笑顔は夕陽の中で一際輝いていました。作画も演出もいい仕事しまくりです。
てな父娘の様子を遠目から眺めていたミューズさんはそんな二人にいったい何を思うのか。飛び去るミューズさんの次のカットにメフィスト様が現れたのは意味深だなあ。彼女の正体がアコちゃんとすると、爺ちゃんである音吉さんからいきなり孫娘は生まれないわけで、つまりアコちゃんの両親は…ってな邪推。

エンドカードは悩めるミューズさん。次回予告で見せたシーンも意味深でしたし、いよいよミューズさんの正体・素性が明らかになるのかな。
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私の夢は誰のため?

ピアノコンクールに出るつもりの響はエレンのコーチで特訓中、あれほどあたふたしていた制服姿もすっかり板に付いて、さらにピアノのレッスンまでこなすようになるとは、エレンも立派になったね。このファーストカットの顔からして今回がなまため氏作監であることが丸わかり、氏の作監回はかわいい絵柄に多彩な表情描写も相まって非常に楽しいです。
黙って出場して驚かせたいからパパにはまだ秘密、と言いながら、秘密にしている本当の理由は父親へのコンプレックスなのでしょう。コンクールに出ると言ったら絶対に見に来る、そして蘇る子供の頃のトラウマ…なんて思ってたらその父ちゃんがコンクールの審査員になるとか! 事情を知らない父ちゃんは響に出場を勧めるけれど絶対にノゥ! でもこの時父ちゃんは響が出場することを知っていたんだよねえ。ああもう父ちゃんのイヂワル!(笑
出場を秘密にしていた響はこの事態にオロオロが止まらず、同日開催のスイーツコンテストを目指す奏との会話も上の空でありました。そんな響を気に掛ける嫁の表情がこれまた素晴らしい。

「誰が審査員だろうと夢のためにがんばる、それがいつもの響でしょ!?」
いつぞやの遺跡公園にてネガティブモードの響はぶつぶつと言い訳を呟き、丸目で呆れる二人でしたが…さすが嫁は腑抜けた旦那を絶対に許さない! こうして真剣に叱ってくれる存在ってのはありがたいもので、嫁が言うことも重々ご尤もなのだけれど、なかなか思った通りにいかないのも現実だったりして難しいところです。理屈じゃなくて気持ちの問題、幼少時のトラウマたる父ちゃんへのコンプレックスはそう簡単に乗り越えられないでしょう。
その板挟みに悩む響は帰宅道中に出会った奏太のいたずらからヒントをいただき! 前回予告で見せた緑髪の謎女は変装した響でしたか。見た目から挙動から怪しさMAXの客をジト目で見つめる奏がいい味(笑。この表情は素晴らしすぎる。

変装がバレた響はしょんぼりとと、いつも明るい響らしくない様子で変装の言い訳を語り、その一方で奏は自分の夢の原点である「お父さん」について語ります。私にカップケーキを教えてくれたお父さんに感謝、大きくなったらお父さんのお店を手伝いたい。同じように響の夢だってお父さんが応援してくれるはず、だからお父さんときちんと向き合わなきゃ…奏はお父さんと良い関係のままケーキ作りを続けてきたからいいけれど、では仮に子供の頃に一生懸命作ったケーキを「このケーキは出来損ないだ。客には出せないよ」と全否定されたらどうだったか。例えその後お菓子作りを続けていても「お父さんには出したくない」と思うのではないか? 今の響はそういう状態なのです。しかし自分の夢を掴むためにはそのトラウマを乗り越えなければならない、エレンにまで「お父さんと向き合うべき」と言われて悩める響はベッドにうつ伏せ、そして母ちゃんへ相談します。母ちゃん相手にはきちんと甘えられるようになったのだなあ。うるうる。
「もうその答えに気付いているはず」
夢へ向かう原動力に悩める少女たちへ大人たちは揃って同じ答えを返します。響母ちゃんも、奏父ちゃんも、エレンの親代わりである音吉さんも、みんな子供たちをよく見て、そして信じているのです。そういやスイートはこういう「親子(家族)の絆・信頼」を描くことが多く、おそらくそれはストーリーの本筋である音符集め騒動の根源にも関わる作品テーマなのでしょう。

そしてコンクール当日、楽屋にて往生際が悪く変装衣装を手に溜息吐いてる響の所へ奏がやってきました。自分もスイーツコンクールに出るはずなのにどうして? それはカップケーキと呼ぶにはあまりに大きいケーキを持っての陣中見舞い…自慢のケーキ越しのドヤ眼力がスゲエ(笑。そのケーキを見た響は一気にキラキラ笑顔へ、すると奏は響を指差し
「そう! それ! それなの、私の夢」
私がパティシエになりたいのはお父さんのためじゃない、自分が作ったカップケーキで誰かを笑顔にしたいから。奏の言葉に「自分の夢」の本当の目標に気付いた響は頬をピシャーンと叩いて気合一発! 誰かを笑顔にするためにピアノを弾きたい、決して「父ちゃんに認められるため」にピアノを弾くんじゃないんです。自分の夢の何たるかに気付いた二人を影から見守る家政婦エレンも同じように「自分の夢」に気付いたようですね。

後がないマイナーズたちは少女たちが夢を掛けたコンクールをぶち壊そうとネガトーンを発動、何と絵に描いたような悪役か(笑。すると各コンクールに出場中の響&奏・二人の夢を守るべくエレンが立ちふさがります。男前やなあ。久しぶりの単独バンクで変身後、たった一人でネガトーンと激しく戦うビートと、コンクール中の二人のカットを交互に見せる演出はベタながら熱かった。二人の夢を守りたいビートの思いが伝わってきます。スピードと破壊力を兼ねたネガトーンを相手に奮闘するビートのアクションもよく動いてかっこよかった。
しかしネガトーンは強かった。いつも三人でも苦戦する相手にビート一人では敵うはずもなく、吹っ飛ばされて壁へめり込んだビートへトドメの一撃が迫ります。避けようとして足を滑らせ、座り込んだビートは迫り来る攻撃に諦めの表情へ。

「今度は私たちがビートを守る番!」
すると光と共に現れた二つの影に救われます。何とまあかっこいいこと。二人を見上げるビートの笑顔も極上でした。ビートの思いが溢れるこの表情は今までで一番かわいいかもしれない。三人揃ったプリキュアはいつも以上に俊敏なアクションでネガトーンを翻弄し、スイートセッションアンサンブルでフィナーレ。今回の俊敏なアクションはあくまでハーモニーパワーの高まりによるもので、決して作画力の差ではありません(笑
「よくがんばったね。響の演奏、とても心に響いたよ」
準優勝のトロフィーをバツが悪そうに受け取った響はその後の帰り道にて父ちゃんへ「黙っていたこと」を謝り、しかしさすが父ちゃんはとっくに気付いていました。わかっていたけどあえて言わずに響の判断に任せ…この日のために努力した娘の演奏・そこへ至る壁を乗り越えた成長の跡を見た父ちゃんは感無量だっただろうなあ。そんな父ちゃんは響の頭をポンと撫でて演奏を褒め、父ちゃんに認められた響は腕に抱き付いて満面笑顔へ。トラウマを克服した響の笑顔は夕陽の中で一際輝いていました。作画も演出もいい仕事しまくりです。
てな父娘の様子を遠目から眺めていたミューズさんはそんな二人にいったい何を思うのか。飛び去るミューズさんの次のカットにメフィスト様が現れたのは意味深だなあ。彼女の正体がアコちゃんとすると、爺ちゃんである音吉さんからいきなり孫娘は生まれないわけで、つまりアコちゃんの両親は…ってな邪推。

エンドカードは悩めるミューズさん。次回予告で見せたシーンも意味深でしたし、いよいよミューズさんの正体・素性が明らかになるのかな。
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