2011-10-11(Tue)
侵略!?イカ娘 #03 散歩しなイカ!?/体操しなイカ!?/助けなイカ!?
子供たちの「ふしぎなおどり」に遭遇したイカ娘。

カニカニカニカニ、カニ歩き。

Aパートは原作第118話「散歩しなイカ?」と第154話「サンダルじゃなイカ?」のミックス。早苗宅を訪れたイカ娘は栄子からもらったサンダルを履き、さらに原作167話「帽子じゃなイカ?」で被っていた麦わら帽子を被って熱中症予防も万全の夏ファッションです。かわいい! そりゃ早苗じゃなくても抱き付きたくなります(笑
イカ娘に対しブレーキが効かない早苗の様子に飼犬アレックスはジェラシー全開、これまたかわいいものですがイカ娘にしたらいきなり噛み付かれちゃってたまらんね。そんなこんなで散歩へ出掛けたイカと犬、道中のドタバタで知ったアレックスの「強がりでビビリでドジで間抜け」な姿に自分を重ねて落ち込むイカ娘でしたが「行き詰まったら戻ればいい」「常に前向きに生きていれば良い事がある」などなど…まるで自分に言い聞かせているようです。
ボールキャッチで遊ぶ犬を見たイカ娘はサンダルを飛ばしてマネをするもアレックスは動かず。あはは。イカ娘色のサンダルを手前に配置し、パースを効かせて距離を感じさせるアングルがいいね。塀の中での土佐犬との戦いはイカ娘らしからぬガチなアクションで、アレックスを助けに入るイカ娘と、ビビリのくせに勇気を振り絞ってサンダルを奪い取るアレックスの種族を越えた熱き友情ストーリーを見せ…「芽生えた友情」と「嫉妬」を秤に掛けて結局「嫉妬」が勝つというオチを強化しています。とはいえ何となくこの第二期はノリが違う感じ、イカ娘はもっと軽くていいと思うよ。

Bパートは原作第139話「ラジオ体操しなイカ?」から。早朝の海岸を散歩するイカ娘が目撃した子供たちのラジオ体操、この風景が脳裏に染みついてのドタバタ劇です。このパートは総監督の水島氏が脚本・レディオ体操振り付けってことで…やはり水島氏のセンスは一味二味違いました。この体操の歌詞から振り付けからもう悪ノリしすぎというか、馬鹿すぎてハライテエ!(最大の褒め言葉。プリップリン体操を越えたか?
※第一
まずは太陽に向かっておはようの体操。
体をねじ切れんばかりに回す体操。
さんしっ、ごめんなさい。えらそうに。
もうしません! なんちゃって。
にゃーにゃーにゃーにゃー、ねこじゃらし。
ねこじゃらし。最後に凄いねこじゃらし。
人の気配に、斜め後ろに大きく。
気のせいだった。反対に大きく。
立ったまま匍匐前進。匍匐で駆け足。やればできる!
過呼吸に気をつけて、深呼吸。
※第二
取るものもとりあえず第二おはようの体操。
究極に腰が曲がったおばあさんの体操。
サタデーナイト、ひきこもる。
フライデーナイト、座敷牢。
カニカニカニカニ、カニ歩き。
浮かれポンチなカニ歩き。
泣いたら強くなる子の体操。
背中が痒くなる体操。
案山子に魂が宿る体操。
おいでおいでと、あっちいけ!
酸欠に気をつけて、深呼吸
この聞き取り歌詞だけでこのパートのレビューを終わりにしてもいいくらい。こりゃイカ娘じゃなくても耳に残るし、謎の踊りが脳裏に染みつくわ(笑

れもんにてレディオ体操の動きを思い出しながら再現するイカ娘と、その動きを勘違いするいつものみなさん。あははは。かわいい動きのイカ娘も不用意に近付くと危ない! 触手に吹っ飛ばされる早苗はオチの体操シーンの布石か? しかし他の人はともかく千鶴姉さんにまでやらかしちゃったのは危険が危ない!(イカ娘的に
さてそんなこんなで翌朝も海岸へ出掛けたイカ娘は子供たちに混ざってレディオ体操初体験。周囲に合わせて体を動かすイカ娘の触手が周りの子供たちをバッタバッタとなぎ倒し…いい迷惑だ!(笑。終わってもらった出席カードを悪魔の契約と勘違いしてズンドコに落ち、その後たけるに話を聞いて復活のコントラストも効いてます。山盛りエビポテトを前に満面笑顔がかわいすぎ。でも「相沢」のハンコで埋めてももらえないってば(笑

Cパートは原作第137話「救助しなイカ?」から。子供たちが流してしまったボールを触手一発で拾うイカ娘を見た悟郎がライフセーバーの仕事を勧めるお話です。確かに溺れた人を泳いで助けに行くよりも触手で拾い上げれば一瞬で救助完了、一時を争うライフセーバーにとってイカ娘は強い味方になるでしょう。その勧誘に千鶴さん謹製のエビフライ弁当を差し出す価値はあるはず…イカ娘は理解せずに食べちゃってますが(笑
報酬先取りにてイカ娘はライフセーバーの仕事へ。悟郎に指示されるまま海水浴客へ「注意」を続けるイカ娘、パラソル下のお母さん(?)の太ももが肉感的すぎてびっくりした(そういう所ばっかり見る。ていうか落ちたエビフライを拾い食いしちゃダメ!
イカ娘は人間を守るのではなく、海を守る。浜辺のゴミを拾いながらイカ娘は「海を汚す人間」に腹を立て…ここからの悟郎とのやり取りは何か空気が変でした。イカ娘は海を汚す人間を許さないけれど人間を嫌っているわけではない、その証拠に子供たちが海へ向かう時イカ娘は浜辺に落ちているガラス片を拾っていて、つまり子供たちが足を切ってしまう危険を感じて触手を伸ばしたのです。ライフセーバーの使命に燃える悟郎の気持ちもわかるけれど、イカ娘の考えを勝手に決めつけて怒鳴って自己完結している様子は見ていて不愉快でした。結局この勘違いは解消されることなく、ウヤムヤのうちに「いい話」で終わってしまって何なのこれ? 溺れる子供たちを助けるイカ娘の凛々しい表情もこれでは台無しです。また子供たちに説教するイカ娘もキャラと違う。ここは「エビフライ弁当を食べちゃったから仕方なく助けた」という照れ隠しがあってこそ救助シーンの凛々しさが際立つのに。
やはり今回は水島氏が担当したBパートが抜きん出て「イカ娘」でした。ううむ、A,Cパートのような「ちょっといい話」はシリーズ中に何本も要らないんです。オチてるのかオチてないのかよくわからない微妙なバランス・馬鹿馬鹿しさ・間抜けさがイカ娘の面白さで、さらに言えば過剰なシリアスは要らない。ライフセーバーの件のシーンにしてももっと明るいノリでいいのに妙なテンションになっちゃって見ていて困った。あれじゃ見ていて楽しくありません。監督が代わるとこれほどまでに雰囲気が変わってしまうのか。

今回のEDネタはアレックスの散歩。ここはサンダル+麦わら帽子にするべきだろうに。
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

カニカニカニカニ、カニ歩き。

Aパートは原作第118話「散歩しなイカ?」と第154話「サンダルじゃなイカ?」のミックス。早苗宅を訪れたイカ娘は栄子からもらったサンダルを履き、さらに原作167話「帽子じゃなイカ?」で被っていた麦わら帽子を被って熱中症予防も万全の夏ファッションです。かわいい! そりゃ早苗じゃなくても抱き付きたくなります(笑
イカ娘に対しブレーキが効かない早苗の様子に飼犬アレックスはジェラシー全開、これまたかわいいものですがイカ娘にしたらいきなり噛み付かれちゃってたまらんね。そんなこんなで散歩へ出掛けたイカと犬、道中のドタバタで知ったアレックスの「強がりでビビリでドジで間抜け」な姿に自分を重ねて落ち込むイカ娘でしたが「行き詰まったら戻ればいい」「常に前向きに生きていれば良い事がある」などなど…まるで自分に言い聞かせているようです。
ボールキャッチで遊ぶ犬を見たイカ娘はサンダルを飛ばしてマネをするもアレックスは動かず。あはは。イカ娘色のサンダルを手前に配置し、パースを効かせて距離を感じさせるアングルがいいね。塀の中での土佐犬との戦いはイカ娘らしからぬガチなアクションで、アレックスを助けに入るイカ娘と、ビビリのくせに勇気を振り絞ってサンダルを奪い取るアレックスの種族を越えた熱き友情ストーリーを見せ…「芽生えた友情」と「嫉妬」を秤に掛けて結局「嫉妬」が勝つというオチを強化しています。とはいえ何となくこの第二期はノリが違う感じ、イカ娘はもっと軽くていいと思うよ。

Bパートは原作第139話「ラジオ体操しなイカ?」から。早朝の海岸を散歩するイカ娘が目撃した子供たちのラジオ体操、この風景が脳裏に染みついてのドタバタ劇です。このパートは総監督の水島氏が脚本・レディオ体操振り付けってことで…やはり水島氏のセンスは一味二味違いました。この体操の歌詞から振り付けからもう悪ノリしすぎというか、馬鹿すぎてハライテエ!(最大の褒め言葉。プリップリン体操を越えたか?
※第一
まずは太陽に向かっておはようの体操。
体をねじ切れんばかりに回す体操。
さんしっ、ごめんなさい。えらそうに。
もうしません! なんちゃって。
にゃーにゃーにゃーにゃー、ねこじゃらし。
ねこじゃらし。最後に凄いねこじゃらし。
人の気配に、斜め後ろに大きく。
気のせいだった。反対に大きく。
立ったまま匍匐前進。匍匐で駆け足。やればできる!
過呼吸に気をつけて、深呼吸。
※第二
取るものもとりあえず第二おはようの体操。
究極に腰が曲がったおばあさんの体操。
サタデーナイト、ひきこもる。
フライデーナイト、座敷牢。
カニカニカニカニ、カニ歩き。
浮かれポンチなカニ歩き。
泣いたら強くなる子の体操。
背中が痒くなる体操。
案山子に魂が宿る体操。
おいでおいでと、あっちいけ!
酸欠に気をつけて、深呼吸
この聞き取り歌詞だけでこのパートのレビューを終わりにしてもいいくらい。こりゃイカ娘じゃなくても耳に残るし、謎の踊りが脳裏に染みつくわ(笑

れもんにてレディオ体操の動きを思い出しながら再現するイカ娘と、その動きを勘違いするいつものみなさん。あははは。かわいい動きのイカ娘も不用意に近付くと危ない! 触手に吹っ飛ばされる早苗はオチの体操シーンの布石か? しかし他の人はともかく千鶴姉さんにまでやらかしちゃったのは危険が危ない!(イカ娘的に
さてそんなこんなで翌朝も海岸へ出掛けたイカ娘は子供たちに混ざってレディオ体操初体験。周囲に合わせて体を動かすイカ娘の触手が周りの子供たちをバッタバッタとなぎ倒し…いい迷惑だ!(笑。終わってもらった出席カードを悪魔の契約と勘違いしてズンドコに落ち、その後たけるに話を聞いて復活のコントラストも効いてます。山盛りエビポテトを前に満面笑顔がかわいすぎ。でも「相沢」のハンコで埋めてももらえないってば(笑

Cパートは原作第137話「救助しなイカ?」から。子供たちが流してしまったボールを触手一発で拾うイカ娘を見た悟郎がライフセーバーの仕事を勧めるお話です。確かに溺れた人を泳いで助けに行くよりも触手で拾い上げれば一瞬で救助完了、一時を争うライフセーバーにとってイカ娘は強い味方になるでしょう。その勧誘に千鶴さん謹製のエビフライ弁当を差し出す価値はあるはず…イカ娘は理解せずに食べちゃってますが(笑
報酬先取りにてイカ娘はライフセーバーの仕事へ。悟郎に指示されるまま海水浴客へ「注意」を続けるイカ娘、パラソル下のお母さん(?)の太ももが肉感的すぎてびっくりした(そういう所ばっかり見る。ていうか落ちたエビフライを拾い食いしちゃダメ!
イカ娘は人間を守るのではなく、海を守る。浜辺のゴミを拾いながらイカ娘は「海を汚す人間」に腹を立て…ここからの悟郎とのやり取りは何か空気が変でした。イカ娘は海を汚す人間を許さないけれど人間を嫌っているわけではない、その証拠に子供たちが海へ向かう時イカ娘は浜辺に落ちているガラス片を拾っていて、つまり子供たちが足を切ってしまう危険を感じて触手を伸ばしたのです。ライフセーバーの使命に燃える悟郎の気持ちもわかるけれど、イカ娘の考えを勝手に決めつけて怒鳴って自己完結している様子は見ていて不愉快でした。結局この勘違いは解消されることなく、ウヤムヤのうちに「いい話」で終わってしまって何なのこれ? 溺れる子供たちを助けるイカ娘の凛々しい表情もこれでは台無しです。また子供たちに説教するイカ娘もキャラと違う。ここは「エビフライ弁当を食べちゃったから仕方なく助けた」という照れ隠しがあってこそ救助シーンの凛々しさが際立つのに。
やはり今回は水島氏が担当したBパートが抜きん出て「イカ娘」でした。ううむ、A,Cパートのような「ちょっといい話」はシリーズ中に何本も要らないんです。オチてるのかオチてないのかよくわからない微妙なバランス・馬鹿馬鹿しさ・間抜けさがイカ娘の面白さで、さらに言えば過剰なシリアスは要らない。ライフセーバーの件のシーンにしてももっと明るいノリでいいのに妙なテンションになっちゃって見ていて困った。あれじゃ見ていて楽しくありません。監督が代わるとこれほどまでに雰囲気が変わってしまうのか。

今回のEDネタはアレックスの散歩。ここはサンダル+麦わら帽子にするべきだろうに。
- 関連記事
スポンサーサイト
↓記事が役立ったら一票どうぞ。
