2011-10-20(Thu)

ましろ色シンフォニー -The color of lovers- #03 イライラ色のドキドキ

揺れる気持ちに戸惑う愛理。

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イライラドキドキ愛理の放課後の用事とは?

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レビューは第一話で終わるつもりだったけれど、今回は絵コンテ・演出にウシロシンジ氏、総作監に川村女神ってことで突発レビューをかんたんに。ウシロ氏の映像好きなんですよ。愛理と兄ちゃんの距離感描写・空間描写が絶妙で、さらに引きの「放課後の秘密バレ」もそれまで溜め込んだギスギス感を一転させる見事なひっくり返しっぷりでした。あのラストは何となく予想できていたけれど愛理の変貌に思わず笑ってしまった(笑

というわけで本編レビュー。兄ちゃんのベッドにてキワキワのアングルで本を読む妹ちゃんのカットは一部分に視線ロックオンなれどチラリともせず。エロゲ原作なのにこのアングルで完全ガードとはある意味清々しい。このシーンの兄ちゃんがいかにも女神作画で、私の目にはどうしてもココにしか見えず(笑

楽観意見を言うだけ言って寝てしまった妹ちゃんの言葉と裏腹に、学校での愛理vs兄ちゃんはどうにも波長が合いません。書類を拾い集めながら兄ちゃんを一瞥する愛理の一瞬は微妙な心理を映す芸コマ、慣れない仕事の失敗に厳しい態度で接してますが普段はこんな理不尽なヒステリーなど起こさない子なのだろうね。何となく自分の態度(得も知れぬイライラ)に戸惑っている感じ。

放課後の教室にて二人はクラス委員の居残り仕事。手慣れた様子でサッサと仕事を終えた愛理に対し、作業にまだ慣れず手間取っている兄ちゃんはフレンドリーに話しかけるも愛理は絶対の拒絶…統合に反対の立場とはいえここまで完全に男を拒絶するってのは、過去に彼女を「男嫌い」にすべく何かがあったのでしょう。拒絶宣言を高らかに突き付けた愛理は兄ちゃんを置いてサッサとお帰り。ここから後 事あるごとに愛理のサブバッグ(弁当袋)を映すカットが印象的で、きっと何か意味があるのだろうと思っていたけれどなるほどこれはラストへの布石でしたか。

教室から出て行く愛理を見る兄ちゃんと、一人ぽつんと教室に残った兄ちゃんを見る愛理の視点を続けて二人の距離を感じさせる演出はこれまた上手い。逆光・順光の使い方も各々の心理状態を映しているようです。

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出来上がった書類を届けた帰りに遭遇した謎生物を追った兄ちゃんが辿り着いたのは「ぬこ部」の部室、そして中に待っていたのは件の先輩です。第一話レビューにて「心を病んでいる人」かと思ったけれどそれは杞憂のようで、どうやら天然でほんわかしている人みたいですね。ああ良かった。先輩がほんわか美人なのは当然として、ここもまた兄ちゃんの作画が女神全開でちょっと笑った。下手したらヒロイン衆よりかわいいんじゃないか?(笑

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昼休みに兄ちゃんたちの教室を訪れた先輩、頭の上に謎生物はデフォルトですか? その姿に思わず抱き付く赤毛ちゃんの勢いで飛ばされた謎生物は愛理の頭へ…「男」に続いて「動物」も苦手とこれまた彼女の過去(トラウマ?)を詮索したくなるワンシーンです。それはそうと謎生物を頭に乗せてわきわきしてる愛理かわいい(笑

兄ちゃんに助けられてほっと一息の後、一緒の昼食に誘う声を振り切って一人便所飯の愛理。愛理ナメのアングルは先輩たちへの心理的距離を感じさせ、そしてここでもまた弁当袋を印象付けるようなカットが入ります。

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Bパート冒頭は女子に囲まれてムフフの兄ちゃん(違。手巻き時計かどうかくらい持ち主ならわかりそうなものだけれどそれはそれ、一目で手巻き時計と見抜いて女子にアドバイスする兄ちゃんの器用さを感じさせます。そんな様子を遠くから窺う愛理、着実に女子校組と馴染んでいる兄ちゃんにイライラが募っている? ここもまた実相寺を多用して奥行き・距離感を上手く描いていました。

その後のクラス委員作業は昨日と違ってサクサクとこなす兄ちゃんに驚き。おそらく愛理は自身の優秀さがプライドの一つだろうにこんなあっさり追い付かれちゃ立場なし、さらに「瀬名さんのおかげ」と持ち上げられちゃ調子が狂っちゃいます。顔に影を落とし二人の距離を感じさせるアングルから、兄ちゃんの言葉を受けて頬を染める横顔のアップは愛理の心の動きを匂わせるもの…って、もうデレちゃうの? そしてまたこのシーンでも弁当袋のカットが。

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てな所へ妹ちゃんが登場して一緒に帰ろう! しかし微妙な三すくみ状態で場面は固まり…妹ちゃんと愛理の板挟みになって視線を泳がす兄ちゃんは気配りの人だなあ。そんな気まずい空気を払拭する先輩は本作の良心ですね。このほんわか顔で誘われちゃ無下に断れませんもの(笑

「男子、っていうより瓜生くんが近くにいることが落ち着かない」

というわけでみなさん揃って夕陽の中を下校の道すがらに愛理は揺れる気持ちを告白します。瓜生くんがいると気持ちが揺らいでイライラする、だから強く当たってしまう。何でも完璧にこなす愛理だけれど恋愛に関してはスキルゼロ? 自分の気持ちがわからず悩めるオトメの表情が良し、夕陽が描く陰影も愛理の複雑な思いを表しているようでした。

翌日の昼休みの教室、賑やかなランチタイムの話題は「クメマートの特売日」、てな所へ教室へ入ってきた愛理は兄ちゃんへクラス委員の仕事を急かし…放課後の「急ぎの用」に頬を染める愛理、一瞬目を逸らすアクションも用事の内容を考えればいかにも。こういう細かい動き(感情表現)まで丁寧に作り込む拘りはさすが。

その放課後、山のような仕事に追われていつしか時間は経ち、愛理の「用事」を気遣う兄ちゃん、その気遣いに反発する愛理。しかし兄ちゃんは貸し借りの話から愛理のプライドを上手く宥めるイケメンっぷりを見せ、一方の愛理は兄ちゃんの言葉にココロを揺すられまくり。不本意そうな表情から去り際に感謝の言葉を呟くデレの流れも良し。ああかわいい。ツンデレキャラの一番美味しい時期でありますね。とはいえあと一話くらいは尖っていても良かったかな?

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一人居残りの仕事も終わって校門を出た兄ちゃんを女子三名がお出迎え…すっかりハーレムじゃないか! 妹ちゃんはクメマートの特売に駆け付けるんじゃなかったの? こんな遅くなってからセールへ行ってもめぼしい商品は残っていないだろう? と思いきや、三人揃ってクメマートへ到着すると普通に商品が並んでいてちょっと笑った。それなら急いで帰る必要ないじゃん(笑

そして今回のクライマックス、レジ列の中で買い忘れに気付き売り場へ戻った兄ちゃんが見てしまった衝撃のシーンへ。てっきり愛理が「クメマートのバイト」をしているのかと予想したのだけれど、その実際はハーフプライス同好会でありました。売り場の総菜を前に値引きシールを待ち、「洗わずに干しておいた塩の袋」での塩もみを思いついて笑顔…てなところへ狼の群が現れ、売り場は半額弁当を奪い合う死闘のステージとなり、飛び交う拳の乱舞に愛理は涙を浮かべ(違

もとい。それにしても何というつましさ。普段の女王様っぷりからの落差は、もやし祭で大喜びしている子たちより切ないかも。第一話での妹ちゃんと一緒の迷子はクメマートからの帰り道、そして第二話で見せた料理スキルはこの布石だったのですね。もちろん今回しつこいほどに見せて来た弁当袋もここへの布石、みんなと一緒のランチタイムを頑なに拒否していたのは貧相な弁当を見られたくなかったのでしょう。かわいいかわいい。しかし学園長の娘がなぜこれほど食費を切り詰めねばならないのか。普通に考えると親から離れて自活しているのでしょうが、ならばなぜそんな事になっているのだろう。

現場を見られてしまった愛理のリアクションはここまでの厳格お嬢様から一転して涙目の崩れ顔、まさか愛理のこんな表情を見られるとは(笑。というわけでみなさんにバレてしまった愛理はどうするどうなる? 次回はこの辺の事情が明らかになるのかな?

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エンドカードはちこたむ氏。

    

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