2011-10-24(Mon)
スイートプリキュア♪ #36 キラキラーン!心に届け、ミューズの想いニャ!
爪弾くは女神の調べ!

改めて、真・キュアミューズ登場です。

今回からOPが映画版バージョンになりました。もうそんな季節なのね。早ええ。映画ネタバレ期間が終わったらミューズ仕様のOPに変わるかな?
さて前回ラストでついに明らかになったキュアミューズの正体、ずっと秘密にしていた正体を晒してしまったアコちゃんは調べの館にて一人沈んでいました。そんなアコちゃんに掛ける言葉が見つからないみなさんは遠巻きに見守るも、そこはさすが超天然のハミィ&ブレーキが無いダンプカー響は一直線にアコちゃんの所へ。こういう時に「きっかけ」になれる子は頼もしいよねえ。一つ間違えるとウザい子になっちゃうけど。
四人並んでのお話にてアコちゃんが「メイジャーランドのお姫さま」であることを知ったエレンの一連がいい味でした。じりじりとケツをずらしてやんごとなき方から離れたエレンはすっくと立ち上がると、メイジャーランド時代に会っているのに今まで気付かなかった無礼を詫びながら最敬礼。いかにも生真面目なセイレーンらしいリアクションです。姫様モードのアコちゃんかわいい! あの無愛想なメガネ娘と同一人物とは思えません(笑。対するアコちゃんが「いいよ、気付かれないようにしてたんだから」と軽く返すのも良かった。なるほどごもっとも。

そのアコ姫の過去回想、メイジャーランドから逃げてきた理由はメフィスト様の変貌でした。魔境の森へヒーリングチェストを取り返しに出掛けたメフィスト国王は帰って来ると別人と化し…例のヘッドホンを付けていない昔のメフィスト様は確かに優しそうなパパさんですね。この後あのモアイ軍団(笑)に襲われてノイズヘッドホンを付けられ今に至るのでしょう。そういやメフィスト様本人も魔境の森について不確かな記憶を語っていましたね。とりあえず森へ行った事実は覚えているのか。
メイジャーランドを守るためアフロディテ様は国に残り、まだ幼いアコ姫はお爺ちゃんの所へ逃げてきた。ここで響が「お爺ちゃんって?」と質問…あれ? アコちゃんの爺ちゃんが音吉さんってのは周知の事じゃなかったっけ? 立て続けに明らかにされるメイジャーランドロイヤルファミリーの秘密を整理する家系図は小さいお友達にも優しい仕様、こんな一気にまくし立てられたら小さいお友達はわけわかんなくなっちゃうでしょうし。まあさすがにこの辺の繋がりは大きいお友達なら大抵予想していただろうから、引っ張りに引っ張られてようやくスッキリ、って感じ? 不明点は「アフロディテ様が娘なのか嫁なのか」くらいでしたし(笑
不思議な力でマイナーランドを建国したメフィスト様とアフロディテ様の壮大なる夫婦喧嘩を水鏡で見たアコちゃんは「けんかをやめて!」の思いからモジューレが出現、同時に現れたドドリーによってキュアミューズに変身してしまいました。ということはタイミング的にミューズがスイートの1stプリキュアなのだね。

パパとパパを操る者に正体を知られたくないという思いからマスクを被って正体を隠し、プリキュアたちを影から支えながらも、日増しに強くなっていくプリキュアを見て「パパを守る」ことを優先させたミューズはプリキュアの前へ立ちはだかった。しかしその考えを打ち破った響の言葉、この辺の流れは前回ココロに響きましたが今回はさらにドン!
「アコちゃん、今までよくがんばったね」
パパを救うために戦うことを決意したアコちゃんへ掛けられた響のセリフは、何気ない一言だったけれど私の涙腺を仕事させるに十分な破壊力でした。家族と一緒の時間をなかなか取れず広い家に一人で過ごすことが多かった響は、ずっと一人で悩みながらがんばってきたアコちゃんにシンクロするものがあるのかもしれない。
その頃メフィスト様は何かを思い出そうと頭を抱えるけれど、このテのお約束にて思い出そうとすればするほど頭痛が強まって苦悶の表情は強まるばかり。記憶では魔境の森へ向かっているはずなのに、重なる風景は違ったもの…寒々しい魔境の森と違って緑萌える森を歩いて何かを探している自分の姿、そして行き着いた大きな樹。このダブった記憶は何なのか? あと一歩で思い出せる!? という段でノイズはフルスロットルとなって哀れメフィスト様は再びネガトーン化してしまいます。あらかたの流れが判った時点でこのシーンは見ていて辛いね。

ミューズを倒さんと街で暴れるメフィストネガトーンを前にじっと手を見るアコちゃん。ミューズに変身するべきか否か小さい胸を痛める様子はこれまた見ていて辛い。一緒に現着した絶対許さないトリオが動揺するアコちゃんに代わって出撃を叫ぶ流れはなかなか男前でした。しかしメロディの語りかけに「娘など俺にはいない」と返したメフィストネガトーンの言葉にアコちゃんは薄い胸を以下略。うわあこれは辛い辛い。アコちゃんの胸中を語るような手の表情描写も凄い。芸コマ。
そうこうしているうちに第二ステージへレベルアップしたメフィストネガトーンはますます絶好調、バケモノと化したメフィスト様と対峙する三人はその姿に一瞬ひるみ…ここの作画が濃すぎてびっくり。一瞬何事かと。この原画を描いた人は後のミューズアクションシーンでも活躍されたようで、今回のアクションはいろんな意味でえらい事になってました(笑
今回は割れないビートバリアの中で気合一発のメロディ、ここは暴れるネガトーンを「メフィスト様」と呼んでいるビートの生真面目さがちょっと面白かった。というかセイレーンはメフィスト様がメイジャーランド国王であることを知っていて今までのアレコレなの?…子供番組で細かい事は気にスンナ。
心重ねてハートアーチファンタジー、じゃなくて三人パッショナートハーモニーをぶちかますもあっさり受け止められてしまいました。あらら。

パッショナートが効かなかったばかりか、三人は「触手に捕まってこそプリキュア!」と言わんばかりのあっさり大ピンチゲソ! ここは触手の動きと手の動きが連動している演出が面白かったじゃなイカ! にぎにぎ。
てな所へ今まで天界に引きこもっていた奥様がついに降臨しました。いやはや何と申しましょうか、スケールの大きな夫婦喧嘩です。降臨の第一声が「あなた、もうやめて!」ってのにはちょっと笑った。「あなた」てホントに普通の夫婦じゃないか。犬も食わない状態の夫婦を遠目に見つめるアコちゃんのカット、ネガトーン化しているメフィスト様が巨大なのはわかりますが、対峙するアフロディテ様とプリキュアたちのサイズ比からしてアフロディテ様って身長3メートルくらいあるんじゃ?
もはや収拾が付かない夫婦喧嘩を目の当たりにしたアコちゃんは思わず割って入り、「パパ! もうお酒はやめて!」と叫びます(ちょっと違う。もとい、悪に操られてえらいことになってるパパを救うため戦うことを決意、そしていよいよお待ちかねのミューズ変身バンクへ!

「黄色プリキュアのバンクは本気」の定説どおり、今回のミューズ変身バンクは期待どおりスタッフの気合を感じさせる出来でした。モジューレが光って裸身を布テープが包むと衣装チェンジの導入は他プリキュアと同様、ここから先はロリかわいいミューズがいちいちキャッチーなアクションで魅せます魅せます。お姫さまらしいドレス風のスカートがキュッと締まってカボチャスカートに変わるのは面白いね。伸びた髪を靡かせながらこれまたお姫さまらしくティアラをイメージさせるデコのハートも良い感じ。無闇に色っぽい太もものアップからくるりと着地してブーツをコツンのアクションもかわいい。これは魅せるなあ。
変身が完了すると背景は一転してカラフルに変わり、ハープを爪弾くアクションでキメゼリフ、その後楽しそうに跳ね回りながらの名乗りは少々かわいすぎるような気がするけれどかわいいからよし(変な日本語。このバンクでいったい何人のプリキュアファンが悶絶死したことやら。

変身後のアクションシーンはさすが初登場の見せ場だけあって凄まじい動きでした。かっこかわいいプリキュアアクションの醍醐味を丼飯三杯大盛りで一気食いな感じ。激しい攻撃を避けながら空中鍵盤を蹴ってズザーッと着地の一連はキマりすぎてて瞬きすら惜しい。そこから渾身のパンチを向けるも…頭ではわかっていてもパパの目を見てしまったらパンチを打てない、人の心なんてそう簡単に切り換えられるものではないのです。涙を浮かべながら拳を振りかぶり、打ち切れず鼻先で止めてしまうミューズがかわいくも切ない。というか凄い作画。
「私はミューズじゃないから、ミューズの気持ちを全部わかってあげられない」
パパを助けるためには戦わなければならない、けどやっぱりできない。そんな複雑な思いはミューズにしかわからない。でもわからないから知りたい、知りたいから相手の心に叫ぶ、大きな声で心に叫ぶ。なるほどこれまでの響&奏の痴話喧嘩はお互いの心に叫び合っていたのか。それにしてはレベルの低い喧嘩ばかりだったような気がするけど気のせいです。

というわけでプリキュア名物の肉体言語、四の五の言うより拳を交えりゃ心は通じる!みたいな。これまた鼻血が出そうな超絶アクションからメフィストネガトーンのハートへキツイ一発を撃ち込み、すると今まで靄が掛かっていたメフィスト様の記憶が蘇りました。寒々しい魔境の森を彷徨う風景で上書きされた元の記憶は大樹に隠れたアコ姫とのかくれんぼ、そして嫁と義父との暖かい家族の時間…メフィスト様が最も大切にしていたものを封印することで悪の道へ誘っていたのですね。思えばハミィとの友情を取り戻しかけたセイレーンを操った悪のノイズも「セイレーンが最も大切にしていたもの」を封印するものでした。なるほど。
アコ姫との記憶を取り戻したメフィスト様は憑き物が落ちたようにすっかり綺麗なメフィスト様へ。心配が止まらないミューズを安心させる、照れたような笑顔が何とも素晴らしい。いかにも優しそうなパパの表情です。それまで張っていた気が一気に緩んで涙腺も緩むミューズの横顔も良かった。見ているこっちも涙腺ががが。
いい最終回でした。
というわけにはいかず、ここで何とマイナーズの中で最も影が薄かったファルセットさんが一気にダークに。思えば三人の中で一番活躍が無かったのは隠密作戦の一環だったのかも。手下と思わせていたキャラがじつは黒幕という展開はSSでも見られたけれど、今シリーズではさらに上位がいるようで、はたしてこの先「本当の敵」との戦いをどう見せていくのか楽しみです。そしてロリかわいいミューズの登場はイマイチ人気低迷っぽい今シリーズの起爆剤となるか? 正体がバレたアコちゃんの日常がどう変わるのかも楽しみ。

予告からしてさっそくやらかしてくれそうです(笑

エンドカードは次回のハロウィンネタ。奏は大丈夫か!?
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

改めて、真・キュアミューズ登場です。

今回からOPが映画版バージョンになりました。もうそんな季節なのね。早ええ。映画ネタバレ期間が終わったらミューズ仕様のOPに変わるかな?
さて前回ラストでついに明らかになったキュアミューズの正体、ずっと秘密にしていた正体を晒してしまったアコちゃんは調べの館にて一人沈んでいました。そんなアコちゃんに掛ける言葉が見つからないみなさんは遠巻きに見守るも、そこはさすが超天然のハミィ&ブレーキが無いダンプカー響は一直線にアコちゃんの所へ。こういう時に「きっかけ」になれる子は頼もしいよねえ。一つ間違えるとウザい子になっちゃうけど。
四人並んでのお話にてアコちゃんが「メイジャーランドのお姫さま」であることを知ったエレンの一連がいい味でした。じりじりとケツをずらしてやんごとなき方から離れたエレンはすっくと立ち上がると、メイジャーランド時代に会っているのに今まで気付かなかった無礼を詫びながら最敬礼。いかにも生真面目なセイレーンらしいリアクションです。姫様モードのアコちゃんかわいい! あの無愛想なメガネ娘と同一人物とは思えません(笑。対するアコちゃんが「いいよ、気付かれないようにしてたんだから」と軽く返すのも良かった。なるほどごもっとも。

そのアコ姫の過去回想、メイジャーランドから逃げてきた理由はメフィスト様の変貌でした。魔境の森へヒーリングチェストを取り返しに出掛けたメフィスト国王は帰って来ると別人と化し…例のヘッドホンを付けていない昔のメフィスト様は確かに優しそうなパパさんですね。この後あのモアイ軍団(笑)に襲われてノイズヘッドホンを付けられ今に至るのでしょう。そういやメフィスト様本人も魔境の森について不確かな記憶を語っていましたね。とりあえず森へ行った事実は覚えているのか。
メイジャーランドを守るためアフロディテ様は国に残り、まだ幼いアコ姫はお爺ちゃんの所へ逃げてきた。ここで響が「お爺ちゃんって?」と質問…あれ? アコちゃんの爺ちゃんが音吉さんってのは周知の事じゃなかったっけ? 立て続けに明らかにされるメイジャーランドロイヤルファミリーの秘密を整理する家系図は小さいお友達にも優しい仕様、こんな一気にまくし立てられたら小さいお友達はわけわかんなくなっちゃうでしょうし。まあさすがにこの辺の繋がりは大きいお友達なら大抵予想していただろうから、引っ張りに引っ張られてようやくスッキリ、って感じ? 不明点は「アフロディテ様が娘なのか嫁なのか」くらいでしたし(笑
不思議な力でマイナーランドを建国したメフィスト様とアフロディテ様の壮大なる夫婦喧嘩を水鏡で見たアコちゃんは「けんかをやめて!」の思いからモジューレが出現、同時に現れたドドリーによってキュアミューズに変身してしまいました。ということはタイミング的にミューズがスイートの1stプリキュアなのだね。

パパとパパを操る者に正体を知られたくないという思いからマスクを被って正体を隠し、プリキュアたちを影から支えながらも、日増しに強くなっていくプリキュアを見て「パパを守る」ことを優先させたミューズはプリキュアの前へ立ちはだかった。しかしその考えを打ち破った響の言葉、この辺の流れは前回ココロに響きましたが今回はさらにドン!
「アコちゃん、今までよくがんばったね」
パパを救うために戦うことを決意したアコちゃんへ掛けられた響のセリフは、何気ない一言だったけれど私の涙腺を仕事させるに十分な破壊力でした。家族と一緒の時間をなかなか取れず広い家に一人で過ごすことが多かった響は、ずっと一人で悩みながらがんばってきたアコちゃんにシンクロするものがあるのかもしれない。
その頃メフィスト様は何かを思い出そうと頭を抱えるけれど、このテのお約束にて思い出そうとすればするほど頭痛が強まって苦悶の表情は強まるばかり。記憶では魔境の森へ向かっているはずなのに、重なる風景は違ったもの…寒々しい魔境の森と違って緑萌える森を歩いて何かを探している自分の姿、そして行き着いた大きな樹。このダブった記憶は何なのか? あと一歩で思い出せる!? という段でノイズはフルスロットルとなって哀れメフィスト様は再びネガトーン化してしまいます。あらかたの流れが判った時点でこのシーンは見ていて辛いね。

ミューズを倒さんと街で暴れるメフィストネガトーンを前にじっと手を見るアコちゃん。ミューズに変身するべきか否か小さい胸を痛める様子はこれまた見ていて辛い。一緒に現着した絶対許さないトリオが動揺するアコちゃんに代わって出撃を叫ぶ流れはなかなか男前でした。しかしメロディの語りかけに「娘など俺にはいない」と返したメフィストネガトーンの言葉にアコちゃんは薄い胸を以下略。うわあこれは辛い辛い。アコちゃんの胸中を語るような手の表情描写も凄い。芸コマ。
そうこうしているうちに第二ステージへレベルアップしたメフィストネガトーンはますます絶好調、バケモノと化したメフィスト様と対峙する三人はその姿に一瞬ひるみ…ここの作画が濃すぎてびっくり。一瞬何事かと。この原画を描いた人は後のミューズアクションシーンでも活躍されたようで、今回のアクションはいろんな意味でえらい事になってました(笑
今回は割れないビートバリアの中で気合一発のメロディ、ここは暴れるネガトーンを「メフィスト様」と呼んでいるビートの生真面目さがちょっと面白かった。というかセイレーンはメフィスト様がメイジャーランド国王であることを知っていて今までのアレコレなの?…子供番組で細かい事は気にスンナ。
心重ねてハートアーチファンタジー、じゃなくて三人パッショナートハーモニーをぶちかますもあっさり受け止められてしまいました。あらら。

パッショナートが効かなかったばかりか、三人は「触手に捕まってこそプリキュア!」と言わんばかりのあっさり大ピンチゲソ! ここは触手の動きと手の動きが連動している演出が面白かったじゃなイカ! にぎにぎ。
てな所へ今まで天界に引きこもっていた奥様がついに降臨しました。いやはや何と申しましょうか、スケールの大きな夫婦喧嘩です。降臨の第一声が「あなた、もうやめて!」ってのにはちょっと笑った。「あなた」てホントに普通の夫婦じゃないか。犬も食わない状態の夫婦を遠目に見つめるアコちゃんのカット、ネガトーン化しているメフィスト様が巨大なのはわかりますが、対峙するアフロディテ様とプリキュアたちのサイズ比からしてアフロディテ様って身長3メートルくらいあるんじゃ?
もはや収拾が付かない夫婦喧嘩を目の当たりにしたアコちゃんは思わず割って入り、「パパ! もうお酒はやめて!」と叫びます(ちょっと違う。もとい、悪に操られてえらいことになってるパパを救うため戦うことを決意、そしていよいよお待ちかねのミューズ変身バンクへ!

「黄色プリキュアのバンクは本気」の定説どおり、今回のミューズ変身バンクは期待どおりスタッフの気合を感じさせる出来でした。モジューレが光って裸身を布テープが包むと衣装チェンジの導入は他プリキュアと同様、ここから先はロリかわいいミューズがいちいちキャッチーなアクションで魅せます魅せます。お姫さまらしいドレス風のスカートがキュッと締まってカボチャスカートに変わるのは面白いね。伸びた髪を靡かせながらこれまたお姫さまらしくティアラをイメージさせるデコのハートも良い感じ。無闇に色っぽい太もものアップからくるりと着地してブーツをコツンのアクションもかわいい。これは魅せるなあ。
変身が完了すると背景は一転してカラフルに変わり、ハープを爪弾くアクションでキメゼリフ、その後楽しそうに跳ね回りながらの名乗りは少々かわいすぎるような気がするけれどかわいいからよし(変な日本語。このバンクでいったい何人のプリキュアファンが悶絶死したことやら。

変身後のアクションシーンはさすが初登場の見せ場だけあって凄まじい動きでした。かっこかわいいプリキュアアクションの醍醐味を丼飯三杯大盛りで一気食いな感じ。激しい攻撃を避けながら空中鍵盤を蹴ってズザーッと着地の一連はキマりすぎてて瞬きすら惜しい。そこから渾身のパンチを向けるも…頭ではわかっていてもパパの目を見てしまったらパンチを打てない、人の心なんてそう簡単に切り換えられるものではないのです。涙を浮かべながら拳を振りかぶり、打ち切れず鼻先で止めてしまうミューズがかわいくも切ない。というか凄い作画。
「私はミューズじゃないから、ミューズの気持ちを全部わかってあげられない」
パパを助けるためには戦わなければならない、けどやっぱりできない。そんな複雑な思いはミューズにしかわからない。でもわからないから知りたい、知りたいから相手の心に叫ぶ、大きな声で心に叫ぶ。なるほどこれまでの響&奏の痴話喧嘩はお互いの心に叫び合っていたのか。それにしてはレベルの低い喧嘩ばかりだったような気がするけど気のせいです。

というわけでプリキュア名物の肉体言語、四の五の言うより拳を交えりゃ心は通じる!みたいな。これまた鼻血が出そうな超絶アクションからメフィストネガトーンのハートへキツイ一発を撃ち込み、すると今まで靄が掛かっていたメフィスト様の記憶が蘇りました。寒々しい魔境の森を彷徨う風景で上書きされた元の記憶は大樹に隠れたアコ姫とのかくれんぼ、そして嫁と義父との暖かい家族の時間…メフィスト様が最も大切にしていたものを封印することで悪の道へ誘っていたのですね。思えばハミィとの友情を取り戻しかけたセイレーンを操った悪のノイズも「セイレーンが最も大切にしていたもの」を封印するものでした。なるほど。
アコ姫との記憶を取り戻したメフィスト様は憑き物が落ちたようにすっかり綺麗なメフィスト様へ。心配が止まらないミューズを安心させる、照れたような笑顔が何とも素晴らしい。いかにも優しそうなパパの表情です。それまで張っていた気が一気に緩んで涙腺も緩むミューズの横顔も良かった。見ているこっちも涙腺ががが。
いい最終回でした。
というわけにはいかず、ここで何とマイナーズの中で最も影が薄かったファルセットさんが一気にダークに。思えば三人の中で一番活躍が無かったのは隠密作戦の一環だったのかも。手下と思わせていたキャラがじつは黒幕という展開はSSでも見られたけれど、今シリーズではさらに上位がいるようで、はたしてこの先「本当の敵」との戦いをどう見せていくのか楽しみです。そしてロリかわいいミューズの登場はイマイチ人気低迷っぽい今シリーズの起爆剤となるか? 正体がバレたアコちゃんの日常がどう変わるのかも楽しみ。

予告からしてさっそくやらかしてくれそうです(笑

エンドカードは次回のハロウィンネタ。奏は大丈夫か!?
- 関連記事
-
- スイートプリキュア♪ #38 パチパチパチ♪不思議な出会いが新たな始まりニャ!
- スイートプリキュア♪ #37 ワクワク!ハロウィンでみんな変身ニャ!
- スイートプリキュア♪ #36 キラキラーン!心に届け、ミューズの想いニャ!
- スイートプリキュア♪ #35 ジャキーン!遂にミューズが仮面をとったニャ!
- スイートプリキュア♪ #34 ズドド~ン!メフィストがやって来ちゃったニャ!
スポンサーサイト
↓記事が役立ったら一票どうぞ。
