2011-11-14(Mon)
スイートプリキュア♪ #38 パチパチパチ♪不思議な出会いが新たな始まりニャ!
両親から離れたアコが見つけたもう1つの家族。

私たちは4人でプリキュア。4人なら絶対負けない!

1週の休み明けで久しぶりのスイート。そろそろ戻るかと思ったけれど今回のOPもまだ映画宣伝OPでした。まあ既に映画を見てしまった私は余裕余裕、しかし改めて見るとほんと容赦無いネタバレ映像だねえ。今回の映画はいつものように完全番外ではなくTVシリーズの流れに沿った内容なので「今」見ることが結構重要、大きいお友達はDVD待ちの人も多かろうけれど今回はシアターへ足を運ぶことを強くお勧めします。公開から2週間経って客も減ってきた頃合い、プリキュア映画鑑賞デビューにはまさに打って付けのタイミングですぞ。
ちなみに今回のOPから4人バージョンになったようです。映画が終わってからお披露目されるであろう新映像が楽しみ。
前回ラストで登場したサイケなカラーリングの謎の鳥、マイナーランド地球出張所がある時計塔に現れたのは偶然ではありますまい。その出現を敏感に察知する音吉さんさすがです。話の流れからしてこの謎鳥はノイズ様の化身の疑いが濃厚なれど、前回も書きましたがこの色使いからして優しいパパが無関係とも思えず。自我を取り戻したメフィスト様へ今度はノイズ様自ら取り憑いて謎鳥化、しかしメフィスト様の意識は残ったまま、と考えるとこの後のアコとの出会いや家でのシーンでの挙動も納得できるような気がする。
音吉さんのバースディケーキを調達しようとアコはラッキースプーンへ。別に秘密にしなくてもいいのにね。アコったら照れ屋さんなんだから。てな所へ響&エレンも来店、お誕生日に一緒に歌を歌おう!と盛り上がるけれどアコはさっさと帰ってしまいます。以前奏太が言っていたようにアコは歌が苦手らしく「歌を歌うんだったら誕生会に行かない」と完全拒否…ハミィ&エレンも「姫様が歌を嫌い」など初耳で戸惑うばかりです。アコのメイジャーランド時代を知る元住人の証言を入れてくる辺り上手いね。つまりアコが歌を歌わなくなったのは「メイジャーランドを離れた事」に関係があると暗に示しているのです。
ラッキースプーンを出たアコはカドの出会い頭に食パンくわえた美少女転校生件の謎鳥と出会います。冒頭では普通に飛んでいた謎鳥がいきなりケガをしてアコの前へ現れたのは「家へ連れ帰ってもらう事」を狙ったとしか思えず。

羽根の傷の手当てが終わってもピーピー鳴き続ける謎鳥。これはアコに「自分の正体」に気付いて欲しくてアピールを続けていたのかも。鳴き止まない謎鳥にアコは両親からプレゼントされたオルゴールを鳴らし、そして心の歌を歌い始めます。歌う事を絶対に拒絶していたアコが優しい表情で歌い始めたのはこの謎鳥に「家族」を感じたとしか。
一方の謎鳥はアコの歌声にピタリと鳴き声を止めて聞き入り、「一緒に歌ってみる?」との声にアコへ近付いていく。天井からの俯瞰アングルにて明暗を梁で分けた二人のカット、アコのセリフをきっかけに謎鳥が近付いていくけれど梁の手前で立ち止まる…これはまた奥深い演出です。アコへ「正体」をアピールしたいけれどアコがいる明るい所へ出て行けない自らの状況、しかしアコの意外な言葉「歌いたくなくてわざと下手に歌ってる?」に娘の不憫を感じて思わず駆け寄ってしまった。
てな具合に解釈すると謎鳥の動きや必死さを感じさせる表情変化などなど合点がいくのだけれどはたして? またここでアコの本音「歌いたくなくて~」も明らかになりました。アコは決して「歌が嫌いだから歌わない」わけではないのです。

その頃のマイナーズ。椅子に残った黒い羽根と消えた痕跡は「ノイズの復活」を意味し、タイミングからして件の謎鳥との関連を強く印象付けます。それにしても覚醒ファルセットと今だハロウィンコスの二人(違)のやり取りがタイムボカンの悪役マンマのノリになってて笑う。バスドラさんたちも手下としてノリノリ。いいのかそれで(笑
さて音吉さんバースディパーティの当日、いつの間にかツンツン顔を取り戻したアコとお付きの奏太、そして待ち伏せるお姉さま方。宣言どおりパーティへ行かないアコへ奏太は「誕生日は家族で祝うもの」と諭し、しかしアコは拒絶の姿勢を崩しません。「響たちがいるからいいでしょ? 家族じゃないけど」
「私たちとアコはもう家族みたいなものでしょ?」
響お父さんはここで止めとけばいいセリフだったのに「だって私たちはプリ…」と奏太がいる前で! 慌てて口を押さえるエレン、「私たちはプリンが大好きなのよ!」と必死にごまかす奏、さらにハミィまで喋りはじめてえらいこっちゃ(笑。そんなドタバタにて再度アコを誘うもやはり絶対にノウ! みなさんから離れて一人で帰ってしまう後姿を心配顔で見送る奏太、さすが下僕のような扱いにめげず付いて回っているだけのことはあります(違
家へ戻ったアコはオルゴールを手にベンチへ寝転がり。そんな無防備な姿を晒していると変なおじさんに襲われちゃうよ!

しかし現れたのは変なおじさんではなくプリンを持った奏太でした。先ほどの話を真に受けてわざわざプリンを買ってくる奏太がいいヤツすぎる。ここは生け垣の向こうの奏太と距離を感じさせるアングルから、手渡したプリンで距離を詰め、しかしオルゴールを手にブランコへ歩くカットでまたしても離れてしまう絶妙な距離感描写がお見事。そして語られた「歌わない理由」は奏太にはどうにもならない事なんだよねえ。無力さに俯く奏太が切ない。ちなみにこの「理由」は映画版で明らかにされており、またアコが歌う「心の歌」も重要な小道具(?)として使われています。なるほどTV本編に上手く入れ込んだものですね。
回想明けのロングショットはアコの寂しさを表し、そこから理由を語りながらアップになっていく描写は奏太に対して心を開いている様子、本気で心配してくれている相手に応える素直さを感じさせる良いシーンでした。

そんなほっこり気分をぶち破って登場したファルセットさん。影を被せて口元アップは悪役の雰囲気アリアリです。突然現れた変なおじさん(笑)からアコを守ろうと立ちふさがる奏太がイケメンすぎ! 結局一瞬でやられてしまうけれど、この行動は奏太に対するアコの意識を変えるに十分だったようですね。ぐぬぬ!
絶対に許さないアコはミューズに変身、ここからのアクションはダイナミックなアングルとスピード感&迫力に溢れる動きに目が離せませんでした。キャラ作画に少々難がある河野作監回ですが、氏のチームが描くアクションシーンの激しさはそのマイナスを埋めて余りある見応え。これでキャラの顔がもう少し何とかなれば…と氏の作監回の度に思います。河野回のキャラ絵は目がどこを見ているのかわからくて怖い、というかじわじわ来るんだよねえ。
たった一人で立ち向かうミューズは知恵が冴える作戦でネガトーンを翻弄、しかし空中に浮かんだ囚われの姫(笑)に動きを止めてしまいます。

人質を前に手を出せないミューズへネガトーンは容赦無く攻撃、パンチの直撃を受けて土煙を上げながら滑る姿も痛々しい。しかしミューズはどれほどのダメージを受けても立ち上がり、戦うことを止めない。諦めない。
「メフィストを取り返した今、お前が戦う理由などもう無いじゃないか?」
「この世界の事などお前には関係ないだろう?」
アコがプリキュアになったのはメフィストを救うため。その目的が達成された今はファルセットさんが言うとおり「戦う理由」がありません。
「関係あるのよ!」
そんなファルセットさんへ強く返すミューズの叫び。自分が守りたいのはパパやママだけではない、私を「家族」と言ってくれた人たちを守るためにミューズは戦い続けるのです。その時ミューズが浮かべた顔は響・奏・エレンの三人…奏太は入ってないのか?(笑。ともあれこのシーンはミューズの叫びから横顔のアップ、そして足元からのパンから表情のアップと、ミューズの決意がこれでもかと伝わるコンテ割りでした。田中裕太氏は毎度いい仕事してますね。
と思ったらまだ序の口。人質のバインドをギュッと絞って気を取られたミューズへネガトーンの不意打ち、襲いかかる鉄球にたった一人で身動きできないミューズ! なんて絶体絶命のピンチからミューズを守るビートバリアと、バリアの中の三人がかっこよすぎてチビりそう。何このガイナ立ちの背中! 表情を見せずに語るプリキュアたちの思いが熱すぎてヤケドしそう。

四人揃ってからのアクションもこれまた絶品で、立ちふさがるバスドラさんをビートが料理しながら脇をすり抜けるミューズ&リズムの回り込み描写や、バリトンさんに捕まったミューズを助けるべく襲いかかるリズムの表情・アクション、そして「奏太をお願い!」とミューズを飛ばす一連まで見事な流れでした。
さらに奏太救出に飛ぶミューズを援護するビートソニック、ファルセットを足止めするメロディ&リズムの攻撃などなど見事な連携。そこからビートソニックの矢がバインドを解き、空中のミューズが奏太を受け止め無事に救出完了の流れも素晴らしい。このアクションシーンだけで丼飯三杯いけそう。

お姫様にお姫様抱っこされる奏太を見たリズムは「かっこ悪い子」と軽く呆れ、しかしミューズは先のシーンを思い出して「意外とかっこいい所もあるんだよ」と。あああああ! 耳から砂糖が出そう! そんなミューズに「知ってるわ、だって私の家族だもん」とは小姑の主張か。
ともあれミューズ一人ではできなかった奏太の救出も四人で力を合わせることで成し遂げた。一人一人が助け合い、みんながみんなで支え合う。もはや「家族」同然であるプリキュアチームの絆に涙を浮かべるミューズが愛おしい。というか毎回ボロボロにやられるメロディたちの背中が今回ばかりは大きく見えます(笑
「お爺ちゃんにお祝いの歌を歌ってあげなくちゃ」
スイートセッションアンサンブルであっさり決着の後、音吉さんバースディパーティのために調べの館へ向かうアコ。無理強い?と気遣う響たちへアコは満面の笑顔を返し、メガネを外して「みんなと一緒に歌いたい」と…素顔に戻ったアコの屈託ない微笑みはまさに「家族」にだけ見せる表情なのだろうなあ。
そして調べの館でバースディパーティ。かわいい孫娘からの祝福にデレが止まらない音吉さん、ケーキを取り合う響、それを見守るみなさん。いつの間にかピーちゃんが馴染んでいるのはどういうこっちゃ? いいのかこれ?
笑顔が溢れるパーティの締めはアコの歌。その歌声に引かれるようにいつしか四人揃っての合唱となり…これもまた四人の絆を感じさせる優しい風景でした。
「何だよ、歌えんじゃん」
楽しそうに歌うアコを見た奏太の言葉は限りなく優しく、対して「エヘッ」と舌をペロリのアコ。何という破壊力! あざとい! と思いながらもこの表情に失神寸前の私でありました。ああもうかわいいなあああ! 殺す気か!?

今回からEDも4人バージョンの完全版に変更。これは映画版のオマケEDとして先行公開されていて、予想以上のミューズのかわいさにシアターにてキュンキュンが止まらなかった映像であります。早くTVで堪能したいと思っていたけれど意外と早かったな。映画が終わるまでお預けかと。
というわけでもう100回くらい見た。ミューズかわいすぎ、ウインクしすぎ。数えてみたら1分半で9回ウインクしてるのね(笑


前提供&後提供も4人バージョンに変更。アイキャッチも4人バージョンに変わっていました。

エンドカードはハミィの泣き顔アップ。ニャンですと~!
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

私たちは4人でプリキュア。4人なら絶対負けない!

1週の休み明けで久しぶりのスイート。そろそろ戻るかと思ったけれど今回のOPもまだ映画宣伝OPでした。まあ既に映画を見てしまった私は余裕余裕、しかし改めて見るとほんと容赦無いネタバレ映像だねえ。今回の映画はいつものように完全番外ではなくTVシリーズの流れに沿った内容なので「今」見ることが結構重要、大きいお友達はDVD待ちの人も多かろうけれど今回はシアターへ足を運ぶことを強くお勧めします。公開から2週間経って客も減ってきた頃合い、プリキュア映画鑑賞デビューにはまさに打って付けのタイミングですぞ。
ちなみに今回のOPから4人バージョンになったようです。映画が終わってからお披露目されるであろう新映像が楽しみ。
前回ラストで登場したサイケなカラーリングの謎の鳥、マイナーランド地球出張所がある時計塔に現れたのは偶然ではありますまい。その出現を敏感に察知する音吉さんさすがです。話の流れからしてこの謎鳥はノイズ様の化身の疑いが濃厚なれど、前回も書きましたがこの色使いからして優しいパパが無関係とも思えず。自我を取り戻したメフィスト様へ今度はノイズ様自ら取り憑いて謎鳥化、しかしメフィスト様の意識は残ったまま、と考えるとこの後のアコとの出会いや家でのシーンでの挙動も納得できるような気がする。
音吉さんのバースディケーキを調達しようとアコはラッキースプーンへ。別に秘密にしなくてもいいのにね。アコったら照れ屋さんなんだから。てな所へ響&エレンも来店、お誕生日に一緒に歌を歌おう!と盛り上がるけれどアコはさっさと帰ってしまいます。以前奏太が言っていたようにアコは歌が苦手らしく「歌を歌うんだったら誕生会に行かない」と完全拒否…ハミィ&エレンも「姫様が歌を嫌い」など初耳で戸惑うばかりです。アコのメイジャーランド時代を知る元住人の証言を入れてくる辺り上手いね。つまりアコが歌を歌わなくなったのは「メイジャーランドを離れた事」に関係があると暗に示しているのです。
ラッキースプーンを出たアコはカドの出会い頭に

羽根の傷の手当てが終わってもピーピー鳴き続ける謎鳥。これはアコに「自分の正体」に気付いて欲しくてアピールを続けていたのかも。鳴き止まない謎鳥にアコは両親からプレゼントされたオルゴールを鳴らし、そして心の歌を歌い始めます。歌う事を絶対に拒絶していたアコが優しい表情で歌い始めたのはこの謎鳥に「家族」を感じたとしか。
一方の謎鳥はアコの歌声にピタリと鳴き声を止めて聞き入り、「一緒に歌ってみる?」との声にアコへ近付いていく。天井からの俯瞰アングルにて明暗を梁で分けた二人のカット、アコのセリフをきっかけに謎鳥が近付いていくけれど梁の手前で立ち止まる…これはまた奥深い演出です。アコへ「正体」をアピールしたいけれどアコがいる明るい所へ出て行けない自らの状況、しかしアコの意外な言葉「歌いたくなくてわざと下手に歌ってる?」に娘の不憫を感じて思わず駆け寄ってしまった。
てな具合に解釈すると謎鳥の動きや必死さを感じさせる表情変化などなど合点がいくのだけれどはたして? またここでアコの本音「歌いたくなくて~」も明らかになりました。アコは決して「歌が嫌いだから歌わない」わけではないのです。

その頃のマイナーズ。椅子に残った黒い羽根と消えた痕跡は「ノイズの復活」を意味し、タイミングからして件の謎鳥との関連を強く印象付けます。それにしても覚醒ファルセットと今だハロウィンコスの二人(違)のやり取りがタイムボカンの悪役マンマのノリになってて笑う。バスドラさんたちも手下としてノリノリ。いいのかそれで(笑
さて音吉さんバースディパーティの当日、いつの間にかツンツン顔を取り戻したアコとお付きの奏太、そして待ち伏せるお姉さま方。宣言どおりパーティへ行かないアコへ奏太は「誕生日は家族で祝うもの」と諭し、しかしアコは拒絶の姿勢を崩しません。「響たちがいるからいいでしょ? 家族じゃないけど」
「私たちとアコはもう家族みたいなものでしょ?」
響お父さんはここで止めとけばいいセリフだったのに「だって私たちはプリ…」と奏太がいる前で! 慌てて口を押さえるエレン、「私たちはプリンが大好きなのよ!」と必死にごまかす奏、さらにハミィまで喋りはじめてえらいこっちゃ(笑。そんなドタバタにて再度アコを誘うもやはり絶対にノウ! みなさんから離れて一人で帰ってしまう後姿を心配顔で見送る奏太、さすが下僕のような扱いにめげず付いて回っているだけのことはあります(違
家へ戻ったアコはオルゴールを手にベンチへ寝転がり。そんな無防備な姿を晒していると変なおじさんに襲われちゃうよ!

しかし現れたのは変なおじさんではなくプリンを持った奏太でした。先ほどの話を真に受けてわざわざプリンを買ってくる奏太がいいヤツすぎる。ここは生け垣の向こうの奏太と距離を感じさせるアングルから、手渡したプリンで距離を詰め、しかしオルゴールを手にブランコへ歩くカットでまたしても離れてしまう絶妙な距離感描写がお見事。そして語られた「歌わない理由」は奏太にはどうにもならない事なんだよねえ。無力さに俯く奏太が切ない。ちなみにこの「理由」は映画版で明らかにされており、またアコが歌う「心の歌」も重要な小道具(?)として使われています。なるほどTV本編に上手く入れ込んだものですね。
回想明けのロングショットはアコの寂しさを表し、そこから理由を語りながらアップになっていく描写は奏太に対して心を開いている様子、本気で心配してくれている相手に応える素直さを感じさせる良いシーンでした。

そんなほっこり気分をぶち破って登場したファルセットさん。影を被せて口元アップは悪役の雰囲気アリアリです。突然現れた変なおじさん(笑)からアコを守ろうと立ちふさがる奏太がイケメンすぎ! 結局一瞬でやられてしまうけれど、この行動は奏太に対するアコの意識を変えるに十分だったようですね。ぐぬぬ!
絶対に許さないアコはミューズに変身、ここからのアクションはダイナミックなアングルとスピード感&迫力に溢れる動きに目が離せませんでした。キャラ作画に少々難がある河野作監回ですが、氏のチームが描くアクションシーンの激しさはそのマイナスを埋めて余りある見応え。これでキャラの顔がもう少し何とかなれば…と氏の作監回の度に思います。河野回のキャラ絵は目がどこを見ているのかわからくて怖い、というかじわじわ来るんだよねえ。
たった一人で立ち向かうミューズは知恵が冴える作戦でネガトーンを翻弄、しかし空中に浮かんだ囚われの姫(笑)に動きを止めてしまいます。

人質を前に手を出せないミューズへネガトーンは容赦無く攻撃、パンチの直撃を受けて土煙を上げながら滑る姿も痛々しい。しかしミューズはどれほどのダメージを受けても立ち上がり、戦うことを止めない。諦めない。
「メフィストを取り返した今、お前が戦う理由などもう無いじゃないか?」
「この世界の事などお前には関係ないだろう?」
アコがプリキュアになったのはメフィストを救うため。その目的が達成された今はファルセットさんが言うとおり「戦う理由」がありません。
「関係あるのよ!」
そんなファルセットさんへ強く返すミューズの叫び。自分が守りたいのはパパやママだけではない、私を「家族」と言ってくれた人たちを守るためにミューズは戦い続けるのです。その時ミューズが浮かべた顔は響・奏・エレンの三人…奏太は入ってないのか?(笑。ともあれこのシーンはミューズの叫びから横顔のアップ、そして足元からのパンから表情のアップと、ミューズの決意がこれでもかと伝わるコンテ割りでした。田中裕太氏は毎度いい仕事してますね。
と思ったらまだ序の口。人質のバインドをギュッと絞って気を取られたミューズへネガトーンの不意打ち、襲いかかる鉄球にたった一人で身動きできないミューズ! なんて絶体絶命のピンチからミューズを守るビートバリアと、バリアの中の三人がかっこよすぎてチビりそう。何このガイナ立ちの背中! 表情を見せずに語るプリキュアたちの思いが熱すぎてヤケドしそう。

四人揃ってからのアクションもこれまた絶品で、立ちふさがるバスドラさんをビートが料理しながら脇をすり抜けるミューズ&リズムの回り込み描写や、バリトンさんに捕まったミューズを助けるべく襲いかかるリズムの表情・アクション、そして「奏太をお願い!」とミューズを飛ばす一連まで見事な流れでした。
さらに奏太救出に飛ぶミューズを援護するビートソニック、ファルセットを足止めするメロディ&リズムの攻撃などなど見事な連携。そこからビートソニックの矢がバインドを解き、空中のミューズが奏太を受け止め無事に救出完了の流れも素晴らしい。このアクションシーンだけで丼飯三杯いけそう。

お姫様にお姫様抱っこされる奏太を見たリズムは「かっこ悪い子」と軽く呆れ、しかしミューズは先のシーンを思い出して「意外とかっこいい所もあるんだよ」と。あああああ! 耳から砂糖が出そう! そんなミューズに「知ってるわ、だって私の家族だもん」とは小姑の主張か。
ともあれミューズ一人ではできなかった奏太の救出も四人で力を合わせることで成し遂げた。一人一人が助け合い、みんながみんなで支え合う。もはや「家族」同然であるプリキュアチームの絆に涙を浮かべるミューズが愛おしい。というか毎回ボロボロにやられるメロディたちの背中が今回ばかりは大きく見えます(笑
「お爺ちゃんにお祝いの歌を歌ってあげなくちゃ」
スイートセッションアンサンブルであっさり決着の後、音吉さんバースディパーティのために調べの館へ向かうアコ。無理強い?と気遣う響たちへアコは満面の笑顔を返し、メガネを外して「みんなと一緒に歌いたい」と…素顔に戻ったアコの屈託ない微笑みはまさに「家族」にだけ見せる表情なのだろうなあ。
そして調べの館でバースディパーティ。かわいい孫娘からの祝福にデレが止まらない音吉さん、ケーキを取り合う響、それを見守るみなさん。いつの間にかピーちゃんが馴染んでいるのはどういうこっちゃ? いいのかこれ?
笑顔が溢れるパーティの締めはアコの歌。その歌声に引かれるようにいつしか四人揃っての合唱となり…これもまた四人の絆を感じさせる優しい風景でした。
「何だよ、歌えんじゃん」
楽しそうに歌うアコを見た奏太の言葉は限りなく優しく、対して「エヘッ」と舌をペロリのアコ。何という破壊力! あざとい! と思いながらもこの表情に失神寸前の私でありました。ああもうかわいいなあああ! 殺す気か!?

今回からEDも4人バージョンの完全版に変更。これは映画版のオマケEDとして先行公開されていて、予想以上のミューズのかわいさにシアターにてキュンキュンが止まらなかった映像であります。早くTVで堪能したいと思っていたけれど意外と早かったな。映画が終わるまでお預けかと。
というわけでもう100回くらい見た。ミューズかわいすぎ、ウインクしすぎ。数えてみたら1分半で9回ウインクしてるのね(笑


前提供&後提供も4人バージョンに変更。アイキャッチも4人バージョンに変わっていました。

エンドカードはハミィの泣き顔アップ。ニャンですと~!
- 関連記事
-
- プリキュアオールスターズDX the DANCE LIVE ~ミラクルダンスステージへようこそ~
- スイートプリキュア♪ #39 フギャー!音符がぜーんぶ消えちゃったニャ!
- スイートプリキュア♪ #38 パチパチパチ♪不思議な出会いが新たな始まりニャ!
- スイートプリキュア♪ #37 ワクワク!ハロウィンでみんな変身ニャ!
- スイートプリキュア♪ #36 キラキラーン!心に届け、ミューズの想いニャ!
スポンサーサイト
↓記事が役立ったら一票どうぞ。
