2011-11-18(Fri)
ましろ色シンフォニー -The color of lovers- #07 たそがれ色のブランコ
力づくでも認めさせてみろ! バーカ!

紗凪かわいいよ紗凪。
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紗凪かわいいよ紗凪。
今回は第三話以来のウシロシンジ氏コンテ&川村女神総作監回。当初の予想を遙かに超えてずっぽりハマってしまったましろ色にて、このお二人が制作に入るとさらに目を離せず、耳から砂糖を出しまくりです。あああ、おもしれえなあましろ色。というわけで四回目の突発レビューをかんたんに。

さて愛理が入部を決めたことで正式な部活として学校に認められることになったぬこ部。部の存続を喜びながら、しかしこれまでどおり表向きは瓜生くん絶対拒否の紗凪でしたが…リスの餌について紗凪をさりげなく立て、そんな自然な気遣いに彼を見る目が変わっていく紗凪。悟られないように横目でチラリと見ながら頬を染める様子は彼女らしいです。ああかわいい。女神作画も炸裂してます。その後瓜生くんをお買い物に誘う先輩。こんな顔で頼まれたら断れるわけないじゃないですか! 瓜生くんの承諾に「やった!」の声が破壊力ありすぎて早くも辛抱たまりません。
お買い物に着ていく服を真剣に選んでいるシーン。妹ちゃんナメの瓜生くんのアングルからカメラが横方向へ変わって二人はフレームの両端へ。そのアングルだとスカートの中身が丸見えじゃ!? それはともかく二人の距離感、「私を放って他の女とのお買い物に浮かれる兄ちゃん」が面白くない妹ちゃんの心境がよくわかる絵面です。妹ちゃんこんな役ばっかだね。しかしこれまで「他人に対する気遣い」はあれど「自分を良く見せよう」とはしなかった瓜生くんがこれほど服選びに真剣なのは…まあそういうことなのだろうね。
というわけで待ち合わせ場所へ。するとそこには何故か紗凪が! 互いに気付きながら話しかけられない絶妙な距離感がいいね。

瓜生くんの方をチラチラ見ながら頬を染める紗凪。ああもう! しかし目が合うとスイッチを切り換えるようにクズムシモードで罵倒! 罵倒! ああかわいい! てなところへ登場した先輩は紗凪の罵倒など聞く耳持たず二人と手を繋いで仲良しこよしです。「瓜生くんの手は大きいね~」…何というマイペース(笑
買い物後の部室にて「呼び方」についてあれこれ。相手の呼び方ってのは親密度を表すわかりやすいパラメータで、本作でも第三話にて愛理と同様のイベントがありました。あの時はサバサバした愛理らしく「名字呼び捨て」に変わったのだけれど、さすがオンナノコの先輩は名前呼びを要求…そんなやりとりを傍で見てジェラシーの嵐を吹かせる紗凪がかわいい! そしてその流れが自分の方へ向くとしどろもどろ、アップの表情からサッと引いてあわあわ状態の紗凪は不意打ちに弱すぎです(笑
懐に忍ばせたココア缶を先輩へ。信長の草鞋を温めた秀吉か。結局信長は光秀に討たれ、信長の勢力基盤を秀吉が引き継いでいく…つまり大本命である先輩に誰かの邪魔が入って、最終勝者は紗凪という暗喩か?(考えすぎ。ココアを渡された先輩は一口飲んだ後、思いっきり自然に缶を瓜生くんへ! 間接キッス!? 慌てる瓜生くん&紗凪に対し「新吾くんなら気にしないよ?」とにこやかに返す先輩ったら! 他の男にはしないけど新吾はオッケイって、これまたそういうことなのでしょう。ぐぬぬ! ジェラシーゲージが臨界点を超えた紗凪はそのまま部室を飛び出し、しかしこの状態でも「自分が悪い」と紗凪の暴走を責めない瓜生くんってばどんだけ人格者なのか。

部室を飛び出した紗凪は今回サブタイトルにある「たそがれ色のブランコ」にて一人たそがれてます。自分の分のココア缶を持ち…バイトへ向かう愛理が通り掛かるローアングルカットではまだ隣のブランコに乗せたココアを映さず、愛理に話しかけられてようやくその存在を映すという憎い演出。「お前の分は無いゾ!」と言いながら紗凪はきちんと三人分、瓜生くんの分も買っていたのだなあ。紗凪なりに仲良くしようと思っていたのでしょうね。そしておそらく愛理はそのココアを飲むはずだった人物が誰なのかわかっている。
明けて翌日のぬこ部活動は保護していたリスを野生に戻すことでした。その道中にて前を歩く瓜生くん&紗凪が気になってお茶も断り、さらにリス放流の際に涙ぐむ紗凪を気遣う瓜生くんを見て大きなムネをざわめかせてオンナの顔になってる愛理…を見ている私のココロも痛い。セリフやモノローグを一切使わず絵だけで愛理の胸中を描いているのはさすが。最近は何でもかんでもセリフで説明しちゃう作品ばかりだけれど、アニメやマンガは本来「絵」で伝えるものなのです。まあセリフで明示されないと理解してくれない最近の視聴者層にも問題があるのだろうけれど。
それにしても普段は暴走機関車のような紗凪がリスとのお別れに涙を浮かべていたのは新鮮。ずっと世話をしていたリスとの別れ、みんなが笑顔で見送る中でただ一人別れに涙する紗凪のか弱さはベタながら来るものがありました。本当は脆い寂しがり屋さんなのだね。
その後の部室にて空のケージを見つめてたそがれる瓜生くん。ぬこ部の目的はわかっているけれど寂しいものは寂しい。なーんて思考のシンクロが嬉しい紗凪の表情変化がこれまた至高でありました。二人並んでの帰り道にて「力づくでも認めさせてみろ! バーカ!」とアカンベーの表情(今回のトップ絵)も紗凪の心理変化が見えまくり。かわいいなあもう!

重役出勤で部室へ顔を出した瓜生くんへ自分から声を掛けてからかう紗凪。ああもう朝っぱらから仲良しこよしじゃないですか! そんな二人をじっと見る家政婦愛理がこれまたオンナすぎて切ない。今回はこんな感じに瓜生くん&紗凪の仲良しシーンをじっと見つめる愛理のカットを多用して、彼女の微妙なオンナゴコロをこれでもかと印象付けていました。後に明らかになりますがこの時愛理は既に先輩から例の噂「瓜生くんと紗凪が付き合ってる!?」を聞いており、雰囲気を察して先輩へアイコンタクト。すると先輩は「気を利かせて」部室を出て行ってしまい…残された愛理が妹ちゃんを連れて外へ出るまでの一瞬の間が彼女のフクザツな胸中を如実に物語っていました。じつに芸コマな演出です。
さて先輩の思惑どおりツーショットとなった瓜生くん&紗凪は着々と親密度をアップさせていました。主に紗凪側が。寝違えた瓜生くんの首に何だかんだ言いながら湿布を貼ってあげる紗凪の優しさ、瓜生くんのモロ肌を見てサカっちゃう表情もすっかり恋するオトメです。ああもう! そこから面と向かうと相変わらずの憎まれ口、とはいえ当初と違ってほとんどじゃれ合っているような状態で、また首が痛い瓜生を遠回しに気遣うやり取りから「作戦どおり!」とサムアップの表情まで、ヒネたオトメっぷりがかわいくて仕方ありません。

例の噂に賑わうみなさん、もちろん瓜生くんは全否定なれど…こういう噂は本人が否定すればするほど周りが勝手に盛り上がるもの。そんな所へ先のハンカチを返しに紗凪が現れて火に油。あはは。確かにこの紗凪を見れば、瓜生くんの意識はともかく紗凪は…と家政婦愛理が睨みを利かせるのもわかります。
放課後に紗凪を追いかけ呼び止める瓜生くん。「湿布臭えんだから近寄るな」と言われて素直に離れる瓜生くんのバカ正直っぷりが眩しい! そこから振り返って「冗談だよ、ばーか」との極上笑顔は紗凪の胸中、瓜生くんに声を掛けられた嬉しさが溢れていますね。ああもう! この素直な笑顔が紗凪の本当の顔なのだろうなあ。
寄り道の公園にてブランコに揺られる紗凪は軽くカマ掛け。瓜生くんに背中を押してもらいたいのにその瓜生くんは紗凪を気遣って近付かない。「わかってんじゃん」と嘯きながら寂しそうな表情を見せ、俯いてしばしの沈黙がじつに切ない。切なすぎる。

「乾さんって呼ぶのは気持ち悪いから紗凪に変えて」
先の部室では名前呼びを「名前が穢れる!」と絶対拒否だったのにこの変わりよう。瓜生くんから名前で呼ばれた後の口元のアップ、この僅かな表情変化だけで紗凪の嬉しさが十二分に伝わってきますね。さらに「付き合い疑惑」の話を聞いて驚き、嬉しいような照れたような表情を一瞬見せ、それでいて「誤解」と断言した瓜生くんの手前 照れ隠しの「ふざけんな!」へ。これぞウシロコンテの妙であります。
「みう先輩の事が好きなんだろ?」
これが誤解か六階かわかりませんが、とりあえず紗凪の目にはそう映っている。瓜生はみう先輩の事が好きなのだから自分と噂になるのは迷惑と考え、しかし瓜生と先輩がくっつくのも許せない。もはやどっちの意味で許せないのかわかりませんけれど。その瓜生くんは「先輩と釣り合わないのはわかっている」と最初からステージに上がる気が無い様子で、つまり自分にもチャンスがあるということ? なーんて揺れるオトメゴコロを映すように揺れるブランコ…この一連シーンは紗凪の表情をほとんど見せないまま進め、視聴者の想像力を掻き立てる心憎さであります。いったい紗凪はどんな顔して瓜生くんの言葉を聞いていたのだろうね。

てな一連を家政婦愛理はまたしても見ていました。先のシーンではこの公園を通ってバイトへ向かっていたのに今回は違う道を通っている愛理、おそらく二人のこの展開をある程度予想して避けたか、または公園を通ろうとした時二人の姿に気付いて引き返して遠回りしたか。煽りと俯瞰を交互に映して互いの距離を強調し、走り去る紗凪を見て俯く愛理の表情がこれまた絶妙すぎていろんなものが掻き立てられます。
明けて翌日の部室にて瓜生くんが紗凪の呼び方を変えたことに気付いた先輩。それが「紗凪が言い出した事」と知って紗凪の思いを確信し…膝のウサギを撫でながらの横顔は先輩が初めて見せたオンナの表情でした。「へぇ-、そうなんだ…」の声も先輩の複雑な心境を窺わせて、お人形さんみたいだった先輩がようやく「生の感情」を見せたような。というかこのカットはあまりに生々しくてちょっと怖かった。
先輩がウサギをケージに戻すと、空いた膝にぱんにゃがダイブ。特等席の順番を待っていたのか(笑。するとバイト疲れか作戦か、スイッチが切れたようにパタッと眠りに落ちた先輩が瓜生くんの肩へ! この無邪気な寝顔は天使か悪魔か、さあどうする瓜生くん!?
ってなドキドキの一部始終をドアの隙間から愛理が覗いていたら完璧な引きだったのに(笑

エンドカードはトモセシュンサク氏。見えそうで見えないひらひらから覗く脚、全身が柔らかそうな肉感がじつによろしいな(笑

さて愛理が入部を決めたことで正式な部活として学校に認められることになったぬこ部。部の存続を喜びながら、しかしこれまでどおり表向きは瓜生くん絶対拒否の紗凪でしたが…リスの餌について紗凪をさりげなく立て、そんな自然な気遣いに彼を見る目が変わっていく紗凪。悟られないように横目でチラリと見ながら頬を染める様子は彼女らしいです。ああかわいい。女神作画も炸裂してます。その後瓜生くんをお買い物に誘う先輩。こんな顔で頼まれたら断れるわけないじゃないですか! 瓜生くんの承諾に「やった!」の声が破壊力ありすぎて早くも辛抱たまりません。
お買い物に着ていく服を真剣に選んでいるシーン。妹ちゃんナメの瓜生くんのアングルからカメラが横方向へ変わって二人はフレームの両端へ。そのアングルだとスカートの中身が丸見えじゃ!? それはともかく二人の距離感、「私を放って他の女とのお買い物に浮かれる兄ちゃん」が面白くない妹ちゃんの心境がよくわかる絵面です。妹ちゃんこんな役ばっかだね。しかしこれまで「他人に対する気遣い」はあれど「自分を良く見せよう」とはしなかった瓜生くんがこれほど服選びに真剣なのは…まあそういうことなのだろうね。
というわけで待ち合わせ場所へ。するとそこには何故か紗凪が! 互いに気付きながら話しかけられない絶妙な距離感がいいね。

瓜生くんの方をチラチラ見ながら頬を染める紗凪。ああもう! しかし目が合うとスイッチを切り換えるようにクズムシモードで罵倒! 罵倒! ああかわいい! てなところへ登場した先輩は紗凪の罵倒など聞く耳持たず二人と手を繋いで仲良しこよしです。「瓜生くんの手は大きいね~」…何というマイペース(笑
買い物後の部室にて「呼び方」についてあれこれ。相手の呼び方ってのは親密度を表すわかりやすいパラメータで、本作でも第三話にて愛理と同様のイベントがありました。あの時はサバサバした愛理らしく「名字呼び捨て」に変わったのだけれど、さすがオンナノコの先輩は名前呼びを要求…そんなやりとりを傍で見てジェラシーの嵐を吹かせる紗凪がかわいい! そしてその流れが自分の方へ向くとしどろもどろ、アップの表情からサッと引いてあわあわ状態の紗凪は不意打ちに弱すぎです(笑
懐に忍ばせたココア缶を先輩へ。信長の草鞋を温めた秀吉か。結局信長は光秀に討たれ、信長の勢力基盤を秀吉が引き継いでいく…つまり大本命である先輩に誰かの邪魔が入って、最終勝者は紗凪という暗喩か?(考えすぎ。ココアを渡された先輩は一口飲んだ後、思いっきり自然に缶を瓜生くんへ! 間接キッス!? 慌てる瓜生くん&紗凪に対し「新吾くんなら気にしないよ?」とにこやかに返す先輩ったら! 他の男にはしないけど新吾はオッケイって、これまたそういうことなのでしょう。ぐぬぬ! ジェラシーゲージが臨界点を超えた紗凪はそのまま部室を飛び出し、しかしこの状態でも「自分が悪い」と紗凪の暴走を責めない瓜生くんってばどんだけ人格者なのか。

部室を飛び出した紗凪は今回サブタイトルにある「たそがれ色のブランコ」にて一人たそがれてます。自分の分のココア缶を持ち…バイトへ向かう愛理が通り掛かるローアングルカットではまだ隣のブランコに乗せたココアを映さず、愛理に話しかけられてようやくその存在を映すという憎い演出。「お前の分は無いゾ!」と言いながら紗凪はきちんと三人分、瓜生くんの分も買っていたのだなあ。紗凪なりに仲良くしようと思っていたのでしょうね。そしておそらく愛理はそのココアを飲むはずだった人物が誰なのかわかっている。
明けて翌日のぬこ部活動は保護していたリスを野生に戻すことでした。その道中にて前を歩く瓜生くん&紗凪が気になってお茶も断り、さらにリス放流の際に涙ぐむ紗凪を気遣う瓜生くんを見て大きなムネをざわめかせてオンナの顔になってる愛理…を見ている私のココロも痛い。セリフやモノローグを一切使わず絵だけで愛理の胸中を描いているのはさすが。最近は何でもかんでもセリフで説明しちゃう作品ばかりだけれど、アニメやマンガは本来「絵」で伝えるものなのです。まあセリフで明示されないと理解してくれない最近の視聴者層にも問題があるのだろうけれど。
それにしても普段は暴走機関車のような紗凪がリスとのお別れに涙を浮かべていたのは新鮮。ずっと世話をしていたリスとの別れ、みんなが笑顔で見送る中でただ一人別れに涙する紗凪のか弱さはベタながら来るものがありました。本当は脆い寂しがり屋さんなのだね。
その後の部室にて空のケージを見つめてたそがれる瓜生くん。ぬこ部の目的はわかっているけれど寂しいものは寂しい。なーんて思考のシンクロが嬉しい紗凪の表情変化がこれまた至高でありました。二人並んでの帰り道にて「力づくでも認めさせてみろ! バーカ!」とアカンベーの表情(今回のトップ絵)も紗凪の心理変化が見えまくり。かわいいなあもう!

重役出勤で部室へ顔を出した瓜生くんへ自分から声を掛けてからかう紗凪。ああもう朝っぱらから仲良しこよしじゃないですか! そんな二人をじっと見る家政婦愛理がこれまたオンナすぎて切ない。今回はこんな感じに瓜生くん&紗凪の仲良しシーンをじっと見つめる愛理のカットを多用して、彼女の微妙なオンナゴコロをこれでもかと印象付けていました。後に明らかになりますがこの時愛理は既に先輩から例の噂「瓜生くんと紗凪が付き合ってる!?」を聞いており、雰囲気を察して先輩へアイコンタクト。すると先輩は「気を利かせて」部室を出て行ってしまい…残された愛理が妹ちゃんを連れて外へ出るまでの一瞬の間が彼女のフクザツな胸中を如実に物語っていました。じつに芸コマな演出です。
さて先輩の思惑どおりツーショットとなった瓜生くん&紗凪は着々と親密度をアップさせていました。主に紗凪側が。寝違えた瓜生くんの首に何だかんだ言いながら湿布を貼ってあげる紗凪の優しさ、瓜生くんのモロ肌を見てサカっちゃう表情もすっかり恋するオトメです。ああもう! そこから面と向かうと相変わらずの憎まれ口、とはいえ当初と違ってほとんどじゃれ合っているような状態で、また首が痛い瓜生を遠回しに気遣うやり取りから「作戦どおり!」とサムアップの表情まで、ヒネたオトメっぷりがかわいくて仕方ありません。

例の噂に賑わうみなさん、もちろん瓜生くんは全否定なれど…こういう噂は本人が否定すればするほど周りが勝手に盛り上がるもの。そんな所へ先のハンカチを返しに紗凪が現れて火に油。あはは。確かにこの紗凪を見れば、瓜生くんの意識はともかく紗凪は…と家政婦愛理が睨みを利かせるのもわかります。
放課後に紗凪を追いかけ呼び止める瓜生くん。「湿布臭えんだから近寄るな」と言われて素直に離れる瓜生くんのバカ正直っぷりが眩しい! そこから振り返って「冗談だよ、ばーか」との極上笑顔は紗凪の胸中、瓜生くんに声を掛けられた嬉しさが溢れていますね。ああもう! この素直な笑顔が紗凪の本当の顔なのだろうなあ。
寄り道の公園にてブランコに揺られる紗凪は軽くカマ掛け。瓜生くんに背中を押してもらいたいのにその瓜生くんは紗凪を気遣って近付かない。「わかってんじゃん」と嘯きながら寂しそうな表情を見せ、俯いてしばしの沈黙がじつに切ない。切なすぎる。

「乾さんって呼ぶのは気持ち悪いから紗凪に変えて」
先の部室では名前呼びを「名前が穢れる!」と絶対拒否だったのにこの変わりよう。瓜生くんから名前で呼ばれた後の口元のアップ、この僅かな表情変化だけで紗凪の嬉しさが十二分に伝わってきますね。さらに「付き合い疑惑」の話を聞いて驚き、嬉しいような照れたような表情を一瞬見せ、それでいて「誤解」と断言した瓜生くんの手前 照れ隠しの「ふざけんな!」へ。これぞウシロコンテの妙であります。
「みう先輩の事が好きなんだろ?」
これが誤解か六階かわかりませんが、とりあえず紗凪の目にはそう映っている。瓜生はみう先輩の事が好きなのだから自分と噂になるのは迷惑と考え、しかし瓜生と先輩がくっつくのも許せない。もはやどっちの意味で許せないのかわかりませんけれど。その瓜生くんは「先輩と釣り合わないのはわかっている」と最初からステージに上がる気が無い様子で、つまり自分にもチャンスがあるということ? なーんて揺れるオトメゴコロを映すように揺れるブランコ…この一連シーンは紗凪の表情をほとんど見せないまま進め、視聴者の想像力を掻き立てる心憎さであります。いったい紗凪はどんな顔して瓜生くんの言葉を聞いていたのだろうね。

てな一連を家政婦愛理はまたしても見ていました。先のシーンではこの公園を通ってバイトへ向かっていたのに今回は違う道を通っている愛理、おそらく二人のこの展開をある程度予想して避けたか、または公園を通ろうとした時二人の姿に気付いて引き返して遠回りしたか。煽りと俯瞰を交互に映して互いの距離を強調し、走り去る紗凪を見て俯く愛理の表情がこれまた絶妙すぎていろんなものが掻き立てられます。
明けて翌日の部室にて瓜生くんが紗凪の呼び方を変えたことに気付いた先輩。それが「紗凪が言い出した事」と知って紗凪の思いを確信し…膝のウサギを撫でながらの横顔は先輩が初めて見せたオンナの表情でした。「へぇ-、そうなんだ…」の声も先輩の複雑な心境を窺わせて、お人形さんみたいだった先輩がようやく「生の感情」を見せたような。というかこのカットはあまりに生々しくてちょっと怖かった。
先輩がウサギをケージに戻すと、空いた膝にぱんにゃがダイブ。特等席の順番を待っていたのか(笑。するとバイト疲れか作戦か、スイッチが切れたようにパタッと眠りに落ちた先輩が瓜生くんの肩へ! この無邪気な寝顔は天使か悪魔か、さあどうする瓜生くん!?
ってなドキドキの一部始終をドアの隙間から愛理が覗いていたら完璧な引きだったのに(笑

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