2011-11-25(Fri)

THE IDOLM@STER #21 まるで花が咲くように

千早完全復活、ジュピター961プロ離脱。

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そんな今回はラストの小鳥さんが全部持ってっちゃいました。

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961社長に陥れられてズンドコの淵まで堕ちた千早は前回のとおり仲間たちの後押しによって歌を取り戻し、さらにいつもの記者氏による「千早本人のインタビュー記事」が発表され、これにてとりあえずゴシップ騒動は落ち着いたようです。一方の961社長はこの対抗記事に企みをあっさりひっくり返されてご立腹…千早本人が口を開いた途端に企み終了ってどんだけチャチな罠なんだか(笑。こんなので天下取ったような態度でいたのか? とにかく961関連の話は毎度毎度どこからツッコんでいいのかわからないくらい穴だらけで、この後の展開を含めて、せっかくのアイマスアニメに961関連の陰湿な話を入れ込む意味がどこにあったのか全く理解に苦しむ。

千早の本格復活を賭けたアイドルジャムへの出演。しかしここでも961社長のつまらないイヤガラセが続きます。企みによってメイクさんが来なくなりいきなりのピンチ、しかしここでもムードメーカー春香さんの機転で難なく乗り越え。P氏に向かってニコッと笑顔の春香さんが良い子すぎる! そんな中、メイクする千早へ背後から声を掛けて「千早、顔を貸してください」と凄む貴音は怖いよ。というか「顔を貸せ」ってのは意味が違う(笑

さらにPA席のエンジニアへ話しかける黒い影。ここでいったいどんな取引がされていたのかわかりませんが、961社長は765プロのステージに音源を流さないよう企んだみたいです。その現場を遠目に見ていたあまとうは相変わらずの社長暗躍が面白くなさそう。彼も悪い奴ではなく、これまで描かれてきた熱血漢っぷりからジュピターを正方向へ活躍させるべく逆転劇を仕込む役かと思ったのに。

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一方の765プロ控え室。音源が無いステージをどうするか…すると美希の発案で浮かんだ「生っすか!?」のライブ版。音源の復帰よりそっちの方が段取り大変なんじゃ? とはいえ「あみまみちゃん」のライブは見てみたかったかも(笑

そんな賑わいの輪を見つめて佇む千早。その表情を見て千早の思いを即座に感じ取る春香さんさすがです。みんなから離れた所でツーショットのお話、ここでも春香さんは千早の言葉を待ちながら、急かす事なく千早が進むべき先を示すのです。素晴らしい嫁ですね。

「みんなが取り戻してくれたこの声があるなら、私はきっと一人で飛び立てる」

みんなへの感謝を述べながら、しかしこのまま甘え続けてはいけない。だから今日は音が無くても歌いたい。一人でも歌えること、飛び立てることをみんなに見て欲しい。千早の思いはみんなに伝わり、周りに集まって千早を励ます様子はちょっとした涙腺ポイントでした。相変わらず私もちょろいね。千早の側へサッと寄って肩をポンのあずささん、ムネのサイズが(以下自重

というわけでみんなに見守られながら、千早は音のないステージへ向かいます。

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大観衆を前に一瞬息を呑みながら、しかしみんなの笑顔を思い出すと意を決してアカペラで歌い始める千早。ここからの作画は少々残念気味だったAパートが嘘のような上質さでした。愛おしそうに歌う千早の表情描写も素晴らしく、舞台袖で見守るみんなの表情もこれまた素晴らしい。千早のアカペラステージを控え室で見ていたジュピターは961社長の企みを知り、その企みによって音源を止めたエンジニアが「千早の歌」を聴いて目を覚ます流れも良かった。とはいえ「次のタイミングで音出すぞ!」「ありがとうございます!」の会話はどこかおかしいよね。音出せるなら最初から出せと、何故そこで「ありがとう」なんだ?

アカペラの入りでしっとりと聴かせた後にジャストタイミングでオケが入るステージは961社長の思惑と裏腹に極上の演出になってしまいました。サビと同時に音が流れた瞬間のカメラワークも見ていてさぶいぼ、沸き立つ観衆の熱気とそれに答える千早の歌声に不覚ながら画面が見えません。

その舞台裏では961社長とジュピターの対決ががが! 相変わらず「コマ」扱いの社長に熱く訴えるあまとうくん。せっかくこれだけ熱い男なのに本編で全く生かされず、このまま961プロを去ってジュピター終了? そりゃないよ。また熱血漢あまとうくんはともかく、これまで日和見を通していた脇の二人もいきなり離反って…いったい何が起きてるのかわからなかった。この二人は何だったんだ?

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全力で歌いきった満足げな表情も良し。これでもう千早は大丈夫でしょう。そんな千早を舞台袖で暖かく迎えるみなさんのキラキラした表情も良かった。次のステージに駆けていく中で春香を呼び止め「ありがとう」と目を潤ませる千早、対して涙を浮かべながら笑顔を返す春香さん…このワンカットだけで二人の絆・感情の共有を感じさせますね。見ているこっちももらい泣き。

ステージ後のP氏の所へジュピターがご挨拶。これまでのアレコレをきちんと謝ってケジメを付けるジュピターは悪い子たちではありません。しかしあんな形で961プロを離れてしまったらもうゲーノー界で生きていけないでしょうね。つまりこれにて出番終了? 竜宮小町とのガチンコバトルは無しなの? 上でも書いたけれどせっかくジュピターを出したのだからもっと真っ当なライバルとして活躍する所を見たかったなあ。良きライバルが存在してこそ熱い展開が生まれるのにもったいない。

無事にアイドルジャムのステージを勤め終えたみなさんは高木社長の計らいで「いい所」へご招待。向かった先は政財界の大物が集まる高そうな店で、そのカウンターには何故かいつもの記者氏と961社長が並んで飲んでます。どうなってんの? 961社長の存在にいきなり沸騰する伊織をP氏が抑え、伊織の気遣いが嬉しい千早も「大丈夫、ありがとう」と…お礼を言われて照れる伊織の表情変化にニマニマが止まらず(笑。ほんとBパートの作画は力入ってますねー。

すると高木社長は961社長の隣へ座ってあれこれ。ここの会話を「大人の会話」と言ってしまえば簡単なのだけれど、あれほどの妨害行為を受けたのにまったく寛容な高木社長はどこかおかしいし、全く悪びれる事もない961社長もどこかおかしい。さらに件の記者氏は両者に通じているってのも何だかなあ。そりゃ旧知の仲たる本人たちはそれでいいかもしれませんが、振り回される「若い子」たちの気持ちはどうなるの?

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なんてモニョモニョする空気を吹き飛ばしたサプライズゲスト。まさかまさかの「歌手 音無小鳥」の登場であります! こんなお偉いさんが集まる怪しい店で地下アイドル活動をしていたとは(笑。照明が落とされた店のステージにて一筋のスポットライトに照らされる小鳥さん、肩も露わなドレス姿は大人の魅力に溢れ、その歌声も美しく響き渡ります。言ってしまえば765プロのどのアイドルより(以下自重。こりゃ美しすぎるだろう? 千早の復活シーンが霞んでしまったよ(笑

歌の途中で映された古い写真、件の記者氏と並んで写る少女は小鳥さんのアイドル時代? かわいい! 戦後間もない新聞記者みたいな記者氏の服が年代を感じさせますが…すると小鳥さんってばいったい何歳なんだ?(笑。後の二人はもちろん高木社長&961社長でしょう。つまり小鳥さんはこの二人が同じ事務所で手掛けていたアイドルで、袂を分けた後は高木社長に付いて765プロの事務員として働いていたのですね。これほど古くからの知り合いならば全ての事情を熟知しているでしょうし、そりゃ961とのトラブルがある度に微妙な表情を見せていたわけです。

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いやまて。写真をよく見たら小鳥さんとホクロの位置が違う。ということはよく似た別人? これを母親かお姉さんと考えると社長たちとの年齢差も筋が通るし、表へ出ない理由も何となくわかるような気がする。むむむ。単に整形だったらギャフンだけど(笑

「アイドルって何かしら?」

小鳥さんのステージも終わってお帰りのみなさん。美希的には「キラキラでドキドキな人」…そんなセリフに合わせるようにキラキラ光る街並みの背景がキレイでした。アイドルとは「人の心に幸せを届けることができる人」、千早はそれを歌で伝えたい、なーんて話を隣で聞いてる春香さんが思案顔を見せていたのは自身のアイドル観が単なる「あこがれ」だったから? アイドルという仕事の意味をきちんと考え始めた春香さんはさらに輝くことでしょう。

「今の私の夢はみんながトップアイドルになってくれることなんです」

人の夢の形は人それぞれ。アイドルとして人に幸せを届けるのも夢、その手伝いをするのもこれまた夢の一つです。形は違えど人に幸せを届ける仕事であり、小鳥さんの言葉は寒空の下でじつに暖かい。そして寒さを吹き飛ばす若い子たちの元気が弾けて締め。じつに良い最終回でした(違

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今回のエンディングはまさかまさかの小鳥さんの「空」。ホントに小鳥さんが全部持ってっちゃった(笑。映像は早朝に事務所の鍵を開ける所からドタバタの一日を過ぎてドアを締める所まで、小鳥さんの楽しげな仕事っぷりは見ていてほんわかしちゃいますね。忙しそうだけど和む和む。そして765の小旗を振るタイトミニの絶対領域が眩しすぎる。

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そういえば千早の復活を受けてOPに小変更がありました。背景色が暖色に変わり、歌う表情も笑顔へ。

     

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数々のもったいないポイントについては、各自補完…でしょうね。
元々尺が足りないのです。全員を均等に掘り下げるには。

視聴者へ全てが与えられるわけではないけれど、諦めず前へ進もうとする彼女たちの絆の強さは伝わった――仮に全てに整合性を持たせるべく構成したら、逆に駆け足気味に感じて物足りなったかも知れない…と考えます。

仰るとおり、千早が壁をブレイクスルーして完全復活涙ちょちょ切れ…かと思いきや小鳥さんが全部もってった!? という感想で良いのだと思いますよ(笑)

れすれす

メインキャラ12人の話を2クールで作る、って時点で掘り下げた描写は無理ですよねえ。平均しても担当回がたった2回ずつ、実際には1人1話あれば御の字だったわけですし。だからこそ中途半端なヒールとして登場した961側に使った尺がもったいない。どうせ出すのならもっと上手く使えば…アイドル登龍モノのライバルとして熱い展開を楽しめただろうに、と思うのです。いろいろもったいない。

まあこの辺は個人の好みになっちゃいますが、延々と引っ張った千早の転落/復活話や961関連よりも、ストレートな熱さ、アイドル稼業の大変さ(もちろん楽しさも)を主軸に置いた作りならば、たとえ各キャラの掘り下げが浅くても素直に楽しめたと思います。ともあれ残り話数も少なくなってきた中、千早完全復活を受けて、ラストへ向けて「765プロ、ファイト!」な熱い展開を期待したいです。
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