2008-06-29(Sun)
マクロスFRONTIER #12 ファステスト・デリバリー
超時空シンデレラ、ランカ・リー参上!

「みんな、抱きしめて!銀河の果てまで!」

「彼らの返答は?」
「変わりません。早く歌を、プロトカルチャーを見せてみろ。そして自分達を屈服させてみろと息巻いています」
「歌、か…」
「我々が文化を取り戻し半世紀になるというのになぜ今更」
「ゼントランに刻まれた遺伝子の宿命かと」
「私も多少血がたぎるのを感じております」
「最悪の場合、この母艦の砲撃で基地ごと焼き払うことになるでしょう。覚悟はよろしいですね? オゴタイ隊長」
「ヤック・デカルチャー」
アバンは懐かしのゼントラーディ語による会話でした。なにやらガリア4は事前情報以上に荒れている様子でありますね。歌を聴かせて効果が無かったら焼き払うとか穏やかではありません。不敵に七色ニンジンをかじるカムジン似のゼントラ兵が首謀者? 名前が「テムジン」ってことは味方殺しの末裔だろうか?
ファーストライブの準備も忙しいランカは学校へ来られず、アルトとシェリルも学校へ来られず、「ちょっと寂しい」とお弁当の食も進まないナナセ。それはそうとすごいキャラ弁でありますね(笑。ルカの好き好き光線が微笑ましいですがその光線がナナセへ届くことは無いのだろうなあ…。
そこへ唐突にランカが現れました。思わず抱きつくナナセの胸圧にランカが隠していた謎生物が飛び出してしまいます。というかランカその役代わってくれ(笑

ガリア4へ到着したシェリルご一行様。熱烈歓迎の中、タラップに姿を現したシェリルは前回発症した発熱が治まっていないらしく倒れてしまいます。それを見たゼントラ兵は「交渉決裂」を宣言し反乱が開幕、せっかく慰問に来たってのにシェリルご一行は人質として扱われるハメに。この計画はシェリルが倒れなかったら慰問イベントがトリガーにならないわけで、ひょっとしたらシェリルの体調不良までグレイスの計画に含まれていたのかも?
さてガリア4での反乱情報がフロンティアに入電、護衛を1人しか付けなかったことを後悔するオズマでしたが、冷静に考えると事前情報からしてあまり治安がよろしそうではない所へ「銀河の歌姫」が行こうって時に付く護衛が1人ってどんな扱いやねん…。映画撮影には小隊で出かけてたってのに。
第1話の頃には街を移動するだけでものものしいガードが付いていたはずですが、回を追うごとに扱いがぞんざいと言うか「普通の女の子」に限りなく近づいているような…。

ガリア4情報を知った学園のみなさん、特にランカは心配でたまりません。しかしフロンティアとガリア4との間にはフォールド断層が発生しておりどれほど急いで駆けつけてもかかる時間は7日間、救出に向かうにも時間がかかりすぎる。ミハエルのそんな言葉を聞いて絶望するランカ。
こんなこともあろうかと!
ルカ家の会社が開発中の新型フォールド機関、これを使えば断層の影響を受けずにフォールドを行なえる。ガリア4へ駆けつけることができる。なにげない会話の中に前回出てきた「L.A.I」の名前、まさかルカ家が絡んでいるとは…。これはややこしいことになりそうでありますね。
寝込むシェリルを見舞うアルト。体調管理について軽くツッコミを入れるとシェリルは珍しく殊勝な表情でそれを認め、さらに無理をしてでもガリア4へ来た理由をアルトに告げます。
「だってあたし、、プレゼント…。あなたに空…」
シェリルのアルトに対する気持ちが痛いほど伝わってくるシーンです。普通に考えるととてもじゃないけれど慰問ライブなどできる状態では無いのにそれでもガリア4へ来た。シェリルとしてはひょっとしてライブ中止も想定内で出かけたのかもしれません。それがまさか反乱のトリガーに使われるとは思っていなかったでしょうし、歌姫としてはプライド総崩れの「ライブ中止」を覚悟の上でそれでも「アルトを飛ばしてあげたい」と体調不良をおしてガリア4へ行ったのかも。
その頃テムジンは保管庫のロックを開け、反応弾の立ち並ぶ様を見て満足気。
ロックに表示されているゼントラ語のは何て書いてあるんだろう?

なんとも微妙な表情のアイキャッチ。
いよいよトライアングラー状態が明確に描かれるようになってきた?

反応弾を前に気勢を上げるゼントラ兵、するとテムジンへ何者かから入電。続くシーンが抜け出したアルトなので一連の流れからしてどう見てもグレイスによる「アルト脱走」の連絡でしょう。ここまでグレイスを黒幕っぽく描いておいてその実まったく善人だった、なんてドンデン返しを期待したいところ。このまま黒幕確定では直球すぎてシラけるかも。
というわけでアルトの大冒険はテムジンによって阻止されて絶体絶命のピンチであります。1発で全身がミンチになっちまうような銃口を向けられ、これをきっかけに双方の撃ち合いが始まってしまいました。もはやこれまで…、というタイミングでイントロに乗りつつ上空から青いバルキリーが参上つかまつり!
「アルト! お前にバースディプレゼントの配達だ!」
キャノピーが開いて現れたのはランカ、ヘルメットもベルトも無しに飛行中のコクピットに立って星間飛行を歌い始めました。その歌声を聴いたゼントラ兵は次々と銃を収め、あれほど殺気立っていたガリア4はすっかりライブ会場に! これはもうなんというマクロス演出、としか。これほど破天荒な展開が許されるのはマクロスだけでしょうね(笑

引き続きランカのライブシーンですが、この振り付けがまたよく動いてちょっと感動でした。思わず目を引いてしまう素晴らしい動き、こりゃゼントラ兵じゃなくても鼻血を噴いてヤックデカルチャーですよ(笑
ゼントラ兵のみなさんが銃を捨てた中、テムジン1人だけは相変わらずの血気で銃を取りランカを狙います。ここからテムジンvsアルトの大迫力空中戦がスタート、この切り替えがこれまたマクロスの真骨頂であります。
「戦いこそが俺たちゼントラーディの命、俺たちの血なんだ!」
そう叫びながらアルトを追うテムジン。その「血」という単語に前回の「役者の血」の一件を思い出して一瞬言葉に詰まるアルト。しかしアルトは迷いを振り切ってテムジンを一斬、おそらく「血」よりも「想い」のほうが大切だと気付いたのではないでしょうか? または逃避のために「そう思い込む」ことにしたのか?

歌声でゼントラ兵を抑えてしまったランカを評価するグレイス。全てを持って行かれてしまったシェリルは唇を噛みながらシーツを掴んで悔しさMAXです。それにしてもこの転落っぷりは強烈すぎ、制作スタッフはシェリルに恨みでもあんのか?(笑
「ハッピーバースディ、アルトくん!」
バルキリーから降りたアルトはランカの無茶を責めますが対するランカは「どうしても伝えたかった」とアルトにお誕生日のお祝い。うわー、これでやられなかったら男じゃないだろアルトくん。気を利かせたミハエルによってランカをフロンティアまで送り届けることになり夕日の空を二人で飛行です。
「このままどこまでも飛んで行きたい気分…」
ハイスクール・クイーンのラストシーンでアルトと飛んでいたシェリルも同じことを言っていました。そしてその時ランカは地上で空を見上げていた。しかし今回はランカがアルトと共に飛び、シェリルは地上で空を見ているというあまりにもわかりやすい逆転劇であります。シェリルがこのまま引き下がるとは思えないのでハテサテこの先どうなりますやら。
呑気に空中デート気分だった2人ですが唐突にアラートが鳴り響き、あれよあれよと機体コントロールを失い不時着です。コントロールを失ったときに映ったアレは鳥の人の頭? そして崖に立ったランカが見つけたものは…。
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「みんな、抱きしめて!銀河の果てまで!」

「彼らの返答は?」
「変わりません。早く歌を、プロトカルチャーを見せてみろ。そして自分達を屈服させてみろと息巻いています」
「歌、か…」
「我々が文化を取り戻し半世紀になるというのになぜ今更」
「ゼントランに刻まれた遺伝子の宿命かと」
「私も多少血がたぎるのを感じております」
「最悪の場合、この母艦の砲撃で基地ごと焼き払うことになるでしょう。覚悟はよろしいですね? オゴタイ隊長」
「ヤック・デカルチャー」
アバンは懐かしのゼントラーディ語による会話でした。なにやらガリア4は事前情報以上に荒れている様子でありますね。歌を聴かせて効果が無かったら焼き払うとか穏やかではありません。不敵に七色ニンジンをかじるカムジン似のゼントラ兵が首謀者? 名前が「テムジン」ってことは味方殺しの末裔だろうか?
ファーストライブの準備も忙しいランカは学校へ来られず、アルトとシェリルも学校へ来られず、「ちょっと寂しい」とお弁当の食も進まないナナセ。それはそうとすごいキャラ弁でありますね(笑。ルカの好き好き光線が微笑ましいですがその光線がナナセへ届くことは無いのだろうなあ…。
そこへ唐突にランカが現れました。思わず抱きつくナナセの胸圧にランカが隠していた謎生物が飛び出してしまいます。というかランカその役代わってくれ(笑

ガリア4へ到着したシェリルご一行様。熱烈歓迎の中、タラップに姿を現したシェリルは前回発症した発熱が治まっていないらしく倒れてしまいます。それを見たゼントラ兵は「交渉決裂」を宣言し反乱が開幕、せっかく慰問に来たってのにシェリルご一行は人質として扱われるハメに。この計画はシェリルが倒れなかったら慰問イベントがトリガーにならないわけで、ひょっとしたらシェリルの体調不良までグレイスの計画に含まれていたのかも?
さてガリア4での反乱情報がフロンティアに入電、護衛を1人しか付けなかったことを後悔するオズマでしたが、冷静に考えると事前情報からしてあまり治安がよろしそうではない所へ「銀河の歌姫」が行こうって時に付く護衛が1人ってどんな扱いやねん…。映画撮影には小隊で出かけてたってのに。
第1話の頃には街を移動するだけでものものしいガードが付いていたはずですが、回を追うごとに扱いがぞんざいと言うか「普通の女の子」に限りなく近づいているような…。

ガリア4情報を知った学園のみなさん、特にランカは心配でたまりません。しかしフロンティアとガリア4との間にはフォールド断層が発生しておりどれほど急いで駆けつけてもかかる時間は7日間、救出に向かうにも時間がかかりすぎる。ミハエルのそんな言葉を聞いて絶望するランカ。
こんなこともあろうかと!
ルカ家の会社が開発中の新型フォールド機関、これを使えば断層の影響を受けずにフォールドを行なえる。ガリア4へ駆けつけることができる。なにげない会話の中に前回出てきた「L.A.I」の名前、まさかルカ家が絡んでいるとは…。これはややこしいことになりそうでありますね。
寝込むシェリルを見舞うアルト。体調管理について軽くツッコミを入れるとシェリルは珍しく殊勝な表情でそれを認め、さらに無理をしてでもガリア4へ来た理由をアルトに告げます。
「だってあたし、、プレゼント…。あなたに空…」
シェリルのアルトに対する気持ちが痛いほど伝わってくるシーンです。普通に考えるととてもじゃないけれど慰問ライブなどできる状態では無いのにそれでもガリア4へ来た。シェリルとしてはひょっとしてライブ中止も想定内で出かけたのかもしれません。それがまさか反乱のトリガーに使われるとは思っていなかったでしょうし、歌姫としてはプライド総崩れの「ライブ中止」を覚悟の上でそれでも「アルトを飛ばしてあげたい」と体調不良をおしてガリア4へ行ったのかも。
その頃テムジンは保管庫のロックを開け、反応弾の立ち並ぶ様を見て満足気。
ロックに表示されているゼントラ語のは何て書いてあるんだろう?

なんとも微妙な表情のアイキャッチ。
いよいよトライアングラー状態が明確に描かれるようになってきた?

反応弾を前に気勢を上げるゼントラ兵、するとテムジンへ何者かから入電。続くシーンが抜け出したアルトなので一連の流れからしてどう見てもグレイスによる「アルト脱走」の連絡でしょう。ここまでグレイスを黒幕っぽく描いておいてその実まったく善人だった、なんてドンデン返しを期待したいところ。このまま黒幕確定では直球すぎてシラけるかも。
というわけでアルトの大冒険はテムジンによって阻止されて絶体絶命のピンチであります。1発で全身がミンチになっちまうような銃口を向けられ、これをきっかけに双方の撃ち合いが始まってしまいました。もはやこれまで…、というタイミングでイントロに乗りつつ上空から青いバルキリーが参上つかまつり!
「アルト! お前にバースディプレゼントの配達だ!」
キャノピーが開いて現れたのはランカ、ヘルメットもベルトも無しに飛行中のコクピットに立って星間飛行を歌い始めました。その歌声を聴いたゼントラ兵は次々と銃を収め、あれほど殺気立っていたガリア4はすっかりライブ会場に! これはもうなんというマクロス演出、としか。これほど破天荒な展開が許されるのはマクロスだけでしょうね(笑

引き続きランカのライブシーンですが、この振り付けがまたよく動いてちょっと感動でした。思わず目を引いてしまう素晴らしい動き、こりゃゼントラ兵じゃなくても鼻血を噴いてヤックデカルチャーですよ(笑
ゼントラ兵のみなさんが銃を捨てた中、テムジン1人だけは相変わらずの血気で銃を取りランカを狙います。ここからテムジンvsアルトの大迫力空中戦がスタート、この切り替えがこれまたマクロスの真骨頂であります。
「戦いこそが俺たちゼントラーディの命、俺たちの血なんだ!」
そう叫びながらアルトを追うテムジン。その「血」という単語に前回の「役者の血」の一件を思い出して一瞬言葉に詰まるアルト。しかしアルトは迷いを振り切ってテムジンを一斬、おそらく「血」よりも「想い」のほうが大切だと気付いたのではないでしょうか? または逃避のために「そう思い込む」ことにしたのか?

歌声でゼントラ兵を抑えてしまったランカを評価するグレイス。全てを持って行かれてしまったシェリルは唇を噛みながらシーツを掴んで悔しさMAXです。それにしてもこの転落っぷりは強烈すぎ、制作スタッフはシェリルに恨みでもあんのか?(笑
「ハッピーバースディ、アルトくん!」
バルキリーから降りたアルトはランカの無茶を責めますが対するランカは「どうしても伝えたかった」とアルトにお誕生日のお祝い。うわー、これでやられなかったら男じゃないだろアルトくん。気を利かせたミハエルによってランカをフロンティアまで送り届けることになり夕日の空を二人で飛行です。
「このままどこまでも飛んで行きたい気分…」
ハイスクール・クイーンのラストシーンでアルトと飛んでいたシェリルも同じことを言っていました。そしてその時ランカは地上で空を見上げていた。しかし今回はランカがアルトと共に飛び、シェリルは地上で空を見ているというあまりにもわかりやすい逆転劇であります。シェリルがこのまま引き下がるとは思えないのでハテサテこの先どうなりますやら。
呑気に空中デート気分だった2人ですが唐突にアラートが鳴り響き、あれよあれよと機体コントロールを失い不時着です。コントロールを失ったときに映ったアレは鳥の人の頭? そして崖に立ったランカが見つけたものは…。
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