2012-01-10(Tue)
輪廻のラグランジェ #01 ようこそ、鴨川へ!
ジャージ部へようこそ!

2012年1月期新番レビュー第3弾です。
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

2012年1月期新番レビュー第3弾です。
原作は近未来描写に定評があるProduction I.Gによるオリジナルストーリー。総監督は今期「モーレツ宇宙海賊」も手掛ける佐藤竜雄氏です。まさか同クールにサトタツ作品を2本も見られるとは! 監督の鈴木利正氏は「ヒロイック・エイジ」や「ポリフォニカ クリムゾンS」の監督を務め、近年ではシャフト作品にも多く参加している実力派です。サトタツ総監督とも何度か組んでいる方なので連携も上手いこといきそう? キャラクターデザインは原案を「ドリームクラブ」のキャラデザを務めた森沢晴行氏、そしてアニメ用キャラデザを乘田拓茂氏、小林千鶴氏が担当しています。頭身含めてリアル寄りなすっきりデザインは私的にかなり好印象。
そして本作の特徴として、メカデザイン(オービッドデザイン)を「日産自動車 グローバルデザイン本部」が担当していることが挙げられます。自動車メーカーのデザイナーだけに、それなりに理に叶ったデザインを見せてくれるでしょうし、「アニメロボット」の既成概念から外れたユニークなデザインも楽しみなところ。こんな風に畑違いのデザイン案を取り上げるってのは面白い試みです。
というわけで日曜日はプリキュアの日のためレビュー予定は無かったけれど、今回第一話の印象があまりに良かったので一日遅れの突発レビューを簡単に。

冒頭は白い浜辺と蒼い海の風景。蒼い海に向かってひらりと舞うミニスカのアップからカメラがぐるりと回ってロングショットのシルエット、さらにカメラがグッと引いて全景を映す一連は、本作の舞台である鴨川の美しい風景を見事に印象付けていますね。なるほど主人公の「京乃まどか」がこの鴨川を守りたい!と思うのも頷けます。
そんな静かな導入から突然一転して人命救助シーンへ。海に浮かぶサーフボードに気付いたまどかがミニスカをストンと落とし、制服を脱ぎ捨てながら海へ走る一連はアングル&動きも凝りまくってていきなり視線釘付けです。いかにも運動神経良さそう。制服の下にスク水を着ていたのは偶然? というか彼女はそもそも制服を着て学校へ行くことが少ないみたい?(笑
その後ミニスカの側に立ったシルエットがそのままスカートに脚を通すとOPへ。この意味深な謎っぽさもいいねいいね。

OPは中島愛さん歌唱による「TRY UNITE!」。キラキラのエフェクトを纏ったメインキャラたちに、星の軌跡や水泡、他にも画面へ広がるリングなどなど「丸」のイメージを被せる演出が印象的です。これはまどかのキメゼリフである「まるっ!」へ繋がっているのでしょう。おそらく「まどか」の名の由来は「円(まどか)」、全方向にカドが無い「丸」は屈託ないまどかのキャラ性をよく表しているような。
曲サビと共に描かれた円が弾けると映像は宇宙空間へ。際どいアングルで肢体を見せ付けながら宙を舞う三人の光条はやがてオービッドに変化、このデザインは公式サイトの設定画でしか見ていなかったけれど思っていたよりかっこいいかも。それにしても最近のアニメは絵がキレイだよねえ。このレベルの映像を常にTVで見られるのだから日本って良い国です(笑

OP前のシルエットに制服を盗られてしまったのか、無事に人命救助を成したまどかはスク水姿で登校です。あはは。そりゃ叱られるだろう?(笑。竹刀でムネをぽよんと突き、言葉を荒げて竹刀をバシバシする先生でしたがまどかとの関係は良好っぽい? 厳しいながら気の良い先生みたい。ここでさっそくキメゼリフを披露、伸ばした手をぐるりと回して満面笑顔で「まーるっ!」は見ているこっちも和みます。
教室の窓際にスク水を干しながらスケジュール調整のまどか。「ジャージ部」とは何ぞや?と思ったら要するに「各部活の助っ人専門の何でも屋」みたいなもの? 5のりんちゃんさんやスイートの響みたいな?(例えがプリキュアでスマヌ。まどかに話しかけるクラスメイトちゃんが振り返る動きに合わせてふわりと舞うミニスカの描写も細かく、そこから「制服を着てきた理由」を思い出して絶叫シーンのケツの動きもじつに細かい。こういう拘りはじつにXEBECっぽいかも(笑
制服を着てきたのは映研の映画撮影のためだったようで、制服を失くしてしまったためテニスルックで撮影してました。いいのかそれで(笑。そのテニスルックは撮影後にテニス部で助っ人するため? びっしり埋まったスケジュール帳どおりほんと忙しい子です。アンスコからボールを取り出す描写も良し。わざわざこのアングルで描く拘りには感心するしか(笑。ラケットを振り下ろすカットから防具越しの剣道部助っ人シーンへの繋ぎも面白い。ここで相手をしていた剣道部員は先の教室で話していた生徒会長さんのようです。クラスメイトちゃんと合わせて彼女も今後のストーリーに絡んで来そう?

「落とし物よ」
丸を基調としたデザインが印象的なサンルーム(?)エントランス(?)にて佇む謎の少女は前を通り掛かったまどかを呼び止め、着ていた制服をその場で脱いでまどかへ返却。いい感じに食い込んだケツとニーソが織りなす絶対領域のアップや、上着を脱ぐ仕草の艶めかしさはこれまたさすがの拘りです。視線ロックオン! その妖艶な姿に思わず見とれてカバンのストラップがズレちゃうまどかの気持ちもわかる(笑。脱いだ制服を渡されてボーッとしている間に姿を消してしまうのも謎っぽくて良いね。
その後自宅へ戻ったまどかを待っていた、半年ぶりに帰ってきたらしいこのお姉さんはサーフショップのオーナーの娘かつまどかの従姉妹である「中泉ようこ」。後の名刺で明らかになる立場は「海洋考古学研究員」ってことでこれまたいかにも怪しい。まどかはこの家の娘ではなく親戚の家に居候している身分? 親御さんはどうしているのか? と第一話っからさりげなく謎が謎を呼びます。
まどかの帰宅に気付くといきなりコブラツイストでご挨拶のようこさん、その後テラスに呼ばれたまどかが及び腰になってるのも芸が細かいなあ。そりゃいきなりコブラツイスト掛けられちゃ「次は何をされるのか?」と構えちゃうのも道理です(笑。しかしまどかへ掛けられた言葉は予想の範疇をいきなり天元突破していました。
「パンツ脱げ」
わけがわからず「はい?」と答えるまどかへつかつかと歩み寄ると有無を言わさずジャージを下げて、その勢いでズレたパンツがこんにちは。半脱ぎジャージから伸びる腰のラインに引っ掛かった半脱ぎパンツがとんでもなくエロい! いきなり何が起きてるんです?
半脱ぎパンツのケツを難しい顔で凝視するようこさんは何かを確認している? でも前から見たらほとんど脱げているのに、後からだとケツがすっぽり覆われているのは何故だ! あれではようこさんも確認できないだろうしぜひ正確に描き直していただきたい(笑

翌日もソフト部の助っ人に大活躍まるっ!のまどかは試合後の汗を流しにシャワーへ。シャワーシーンといえばジャミングが付き物だけれど、本作は水流の歪みでジャミングを掛けるという新しい手法を見せてきました。これはわざとらしいスチームや光渡しと違って自然で良いね。背後の視線に気付いたまどかの振り返りカットもポーズとアングルで絶妙な隠し…脇越しに覗いた横ちちのボリュームに驚き。これは盛りすぎだろう(笑。肌も露わなシャワーシーンを無言で見つめていたのは例の謎少女でした。ゴーグルに映り込んだ風景からして彼女もまた「まどかのケツ」を確認していたようです…何故ゴーグル?
シャワーから上がる間に掲示板の「ジャージ部」のポスターをチラリ。最近の学園モノは変な部活が当たり前のように出てきますが「何でも屋」として一人で活動しているってのは自由にも程がある(笑
「あなた、ロボットに乗れる?」
同志の話で意気投合(?)した謎少女「フィン・エ・ルド・スイ・ラフィンティ(ラン)」は「ぽむ!」と手を叩くとジャージ部へ入部の運び、そしてさっそく同志まどかへ助っ人を頼みました。ってロボット!? あまりに突拍子もない申し出に唖然とするまどかでAパートの引きはベタベタお約束パターン、先の「モーレツ~」のパターンとそっくりです。あはは。

CM明けてBパート冒頭はいきなり宇宙空間に浮かぶ宇宙船、月面越しに地球を望みながらあれこれ話す他勢力(?)のみなさんが登場しました。地球を狙う侵略者? 地球を指して「一度死んだ星」と呟く意味は何なのだろう? リアルな月面の上を「コツコツ」と歩く足音は全方位ディスプレイの存在を感じさせて面白いね。こういう仕掛けはおっさんの大好物です。
その頃地球ではヘリポートから「え?」「えっ?」「えーっ?」とトントン拍子に謎の島へ飛んでいくまどか。テンポいいなあ。高層ビルが何本も建つ近未来的な風景の島は「移動してきた」というだけあって船? 先の「モーレツ~」では全体に近未来な描写が面白かったけれど、こちらは「現代文明に異文明の超ハイテクが割り込んできた」感じがアリアリと見て取れてこれまた面白い。
一方気になることがあるのか再び自宅へ戻ったようこさんはベッドに放り投げられたカバンを見て「父ちゃーん! まどかはー!?」と大声で問います。このキャリア風の風体で「父ちゃーん!」と呼んでいる辺り自宅での油断・生活感を感じさせ、さらにプロレス好きらしい豪快な性格も窺えます。ほんとムダなカットが1つも無い。
「安心しておばさん。まどかをロボットなんて乗せやしないから」
写真に写っているノースリーブの女性がようこさんのおばさん、つまりまどかの母親なのでしょう。その口調からしてまどかの母親はロボット関係で命を落としたのかも? それはともかくまどかってば子供の頃からようこさんのプロレス技の相手させられてたのね(笑
さて件の「ロボット」が置かれたハンガーへ到着した二人。するとまどかは機体をジロジロ眺めながら「私これ見たことある?」と記憶の糸を辿り、そして機体に手を触れると幼い記憶がフラッシュバック…細かい事情は追々明らかになるでしょうけれど、間違い無くまどかはこのオービッドに幼い頃出会っているようです。

鴨川の海に突如現れた「デメトリアン」に警報が響き、ハイテクなレーザー砲にて攻撃を開始するも全て跳ね返されてえらいことに。レーザービームを一旦吸収してからそのまま撃ち返すプロセスも面白いな。突然の惨状を前に固まっちゃってるまどかの様子もリアルでした。確かにいきなりこの状況に置かれたらこのリアクションが正解でしょう。
「あなたは昔、この機体と約束したことがあるはずよ」
ハンガーに佇むオービッドを前にランとまどかが見せる山場。緊迫感を煽るBGMとシリアスな表情でランの正体に迫るまどか、自らを「宇宙人」と名乗るランに表情を変え「宇宙人って…まさか…」
「ワレワレハ…」
「それよ!」
この緊迫感最高潮のタイミングでギャグを入れるセンスには脱帽するしかありません。
「操縦は全てこちらがする。あなたは機体の中にいてくれればいい」
まどかはこの機体の「鍵」みたいなもの? 子供の頃に貫かれた光・ランが言う「オービッドとの約束」がその根拠なのだろうね。乗るべきか否か考えているまどかをカタパルトゲートから射す光が照らし、ランとの短い会話にて「鴨川の良い所まだ全然知らないね!?」…つまりまどかはランに鴨川の良い所を教えてあげたい、そのためには「鴨川を守らなければならない」という論法から搭乗を決意する一連もかっこよかった。こんなの見せられちゃさぶいぼ止まらんて。まどかは本気を出す時髪を頭の上で縛るようで、これはようこ姉さんの影響(まねっこ)かな? かわいい(笑

さてオービッドに乗って発進したはいいけれど、他人の操縦に振り回されるだけのコクピットはまどか的に居心地が悪そう。というかカタパルトを脱した直後に音速を超えちゃう加速はどんだけGが掛かっているのか? オービッドをコントロールするブリッジでの会話「ここから先、何があってもうろたえるなと伝えろ」「誰かさんみたいにな」ってな意味深なセリフは誰を指しているのやら。まどかの母親?
「これ、自分で動かせればなあ」
振り回されたコクピットにてまどかの呟き。その言葉に呼応するようにコクピットは光を発しながら形態を変え、飛行形態だったオービッドはロボット形態にモードチェンジしました。うわ! 無闇にかっこいいぞこれ! 全方位ディスプレイに浮かんだコクピットにて「何この感覚、きもちわるー!」と叫ぶまどか。禁断の男女合体すれば気持ちいいのかもしれない(違)けれど、何の操作もせず自分の意志どおり動くってのは確かに気持ち悪そうです。意思伝達システムは両手を置いたボール状のデバイス経由? これはよくあるデザインなのでちょっと残念、贅沢言えばここにもう一工夫欲しかった。しかしこの全方位ディスプレイは高所恐怖症の子にはこの上無い罰ゲームだろうな。高い所が平気でもお股がスースーしそう。
ブリッジがコントロールしていた飛行形態では歯が立たなかった敵のシールドもロボット形態にて貫き、しかし反撃で蹴り飛ばされたオービッドはカタパルト上を思いっきり転がり…コクピットに映る風景もきちんと天地がひっくり返って、中のまどかももんどり打ってる芸の細かさ。凄いなこれ。そしてビームサーベルを振り下ろす敵ロボットの腕をがっちり受け止め、次の瞬間身を翻してバックを取ると何とジャーマンスープレックスで勝負あり。ちゃんとブリッジしてるし!(笑。ジャーマンで勝負を決めるロボットなんてパトレイバー以来じゃなかろうか? 決定的瞬間をゆったりとスローモーションで描き、カウントスリーから逆立ち状態で「まるっ!」。あまりの出来事に私の表情も画面中のみなさん同様しばし唖然、そして次の瞬間笑いが止まらん第一話の締めでした。素晴らしい!

次回は三人目の巨乳ちゃんも登場しそうでますます楽しみ、まどかのパイロットスーツ姿も楽しみです。真横から見ると凄いデザインだなこれ(笑

エンドカードはキャラ原案の森沢晴行氏。これは毎回描き手が変わるのか? それとも森沢晴行氏によるイラストが続くのかな。このイラストを見る限りシャワーシーンでのまどかは無理に盛ってるわけでもなさそう?(笑
当然ながら視聴は継続。とはいえ日曜レビューはプリキュア優先なのでおそらく今回限りです。まあ今期は月曜レビューが無いので元気があったら1日遅れでぼちぼち書くかも。
そして本作の特徴として、メカデザイン(オービッドデザイン)を「日産自動車 グローバルデザイン本部」が担当していることが挙げられます。自動車メーカーのデザイナーだけに、それなりに理に叶ったデザインを見せてくれるでしょうし、「アニメロボット」の既成概念から外れたユニークなデザインも楽しみなところ。こんな風に畑違いのデザイン案を取り上げるってのは面白い試みです。
というわけで日曜日はプリキュアの日のためレビュー予定は無かったけれど、今回第一話の印象があまりに良かったので一日遅れの突発レビューを簡単に。

冒頭は白い浜辺と蒼い海の風景。蒼い海に向かってひらりと舞うミニスカのアップからカメラがぐるりと回ってロングショットのシルエット、さらにカメラがグッと引いて全景を映す一連は、本作の舞台である鴨川の美しい風景を見事に印象付けていますね。なるほど主人公の「京乃まどか」がこの鴨川を守りたい!と思うのも頷けます。
そんな静かな導入から突然一転して人命救助シーンへ。海に浮かぶサーフボードに気付いたまどかがミニスカをストンと落とし、制服を脱ぎ捨てながら海へ走る一連はアングル&動きも凝りまくってていきなり視線釘付けです。いかにも運動神経良さそう。制服の下にスク水を着ていたのは偶然? というか彼女はそもそも制服を着て学校へ行くことが少ないみたい?(笑
その後ミニスカの側に立ったシルエットがそのままスカートに脚を通すとOPへ。この意味深な謎っぽさもいいねいいね。

OPは中島愛さん歌唱による「TRY UNITE!」。キラキラのエフェクトを纏ったメインキャラたちに、星の軌跡や水泡、他にも画面へ広がるリングなどなど「丸」のイメージを被せる演出が印象的です。これはまどかのキメゼリフである「まるっ!」へ繋がっているのでしょう。おそらく「まどか」の名の由来は「円(まどか)」、全方向にカドが無い「丸」は屈託ないまどかのキャラ性をよく表しているような。
曲サビと共に描かれた円が弾けると映像は宇宙空間へ。際どいアングルで肢体を見せ付けながら宙を舞う三人の光条はやがてオービッドに変化、このデザインは公式サイトの設定画でしか見ていなかったけれど思っていたよりかっこいいかも。それにしても最近のアニメは絵がキレイだよねえ。このレベルの映像を常にTVで見られるのだから日本って良い国です(笑

OP前のシルエットに制服を盗られてしまったのか、無事に人命救助を成したまどかはスク水姿で登校です。あはは。そりゃ叱られるだろう?(笑。竹刀でムネをぽよんと突き、言葉を荒げて竹刀をバシバシする先生でしたがまどかとの関係は良好っぽい? 厳しいながら気の良い先生みたい。ここでさっそくキメゼリフを披露、伸ばした手をぐるりと回して満面笑顔で「まーるっ!」は見ているこっちも和みます。
教室の窓際にスク水を干しながらスケジュール調整のまどか。「ジャージ部」とは何ぞや?と思ったら要するに「各部活の助っ人専門の何でも屋」みたいなもの? 5のりんちゃんさんやスイートの響みたいな?(例えがプリキュアでスマヌ。まどかに話しかけるクラスメイトちゃんが振り返る動きに合わせてふわりと舞うミニスカの描写も細かく、そこから「制服を着てきた理由」を思い出して絶叫シーンのケツの動きもじつに細かい。こういう拘りはじつにXEBECっぽいかも(笑
制服を着てきたのは映研の映画撮影のためだったようで、制服を失くしてしまったためテニスルックで撮影してました。いいのかそれで(笑。そのテニスルックは撮影後にテニス部で助っ人するため? びっしり埋まったスケジュール帳どおりほんと忙しい子です。アンスコからボールを取り出す描写も良し。わざわざこのアングルで描く拘りには感心するしか(笑。ラケットを振り下ろすカットから防具越しの剣道部助っ人シーンへの繋ぎも面白い。ここで相手をしていた剣道部員は先の教室で話していた生徒会長さんのようです。クラスメイトちゃんと合わせて彼女も今後のストーリーに絡んで来そう?

「落とし物よ」
丸を基調としたデザインが印象的なサンルーム(?)エントランス(?)にて佇む謎の少女は前を通り掛かったまどかを呼び止め、着ていた制服をその場で脱いでまどかへ返却。いい感じに食い込んだケツとニーソが織りなす絶対領域のアップや、上着を脱ぐ仕草の艶めかしさはこれまたさすがの拘りです。視線ロックオン! その妖艶な姿に思わず見とれてカバンのストラップがズレちゃうまどかの気持ちもわかる(笑。脱いだ制服を渡されてボーッとしている間に姿を消してしまうのも謎っぽくて良いね。
その後自宅へ戻ったまどかを待っていた、半年ぶりに帰ってきたらしいこのお姉さんはサーフショップのオーナーの娘かつまどかの従姉妹である「中泉ようこ」。後の名刺で明らかになる立場は「海洋考古学研究員」ってことでこれまたいかにも怪しい。まどかはこの家の娘ではなく親戚の家に居候している身分? 親御さんはどうしているのか? と第一話っからさりげなく謎が謎を呼びます。
まどかの帰宅に気付くといきなりコブラツイストでご挨拶のようこさん、その後テラスに呼ばれたまどかが及び腰になってるのも芸が細かいなあ。そりゃいきなりコブラツイスト掛けられちゃ「次は何をされるのか?」と構えちゃうのも道理です(笑。しかしまどかへ掛けられた言葉は予想の範疇をいきなり天元突破していました。
「パンツ脱げ」
わけがわからず「はい?」と答えるまどかへつかつかと歩み寄ると有無を言わさずジャージを下げて、その勢いでズレたパンツがこんにちは。半脱ぎジャージから伸びる腰のラインに引っ掛かった半脱ぎパンツがとんでもなくエロい! いきなり何が起きてるんです?
半脱ぎパンツのケツを難しい顔で凝視するようこさんは何かを確認している? でも前から見たらほとんど脱げているのに、後からだとケツがすっぽり覆われているのは何故だ! あれではようこさんも確認できないだろうしぜひ正確に描き直していただきたい(笑

翌日もソフト部の助っ人に大活躍まるっ!のまどかは試合後の汗を流しにシャワーへ。シャワーシーンといえばジャミングが付き物だけれど、本作は水流の歪みでジャミングを掛けるという新しい手法を見せてきました。これはわざとらしいスチームや光渡しと違って自然で良いね。背後の視線に気付いたまどかの振り返りカットもポーズとアングルで絶妙な隠し…脇越しに覗いた横ちちのボリュームに驚き。これは盛りすぎだろう(笑。肌も露わなシャワーシーンを無言で見つめていたのは例の謎少女でした。ゴーグルに映り込んだ風景からして彼女もまた「まどかのケツ」を確認していたようです…何故ゴーグル?
シャワーから上がる間に掲示板の「ジャージ部」のポスターをチラリ。最近の学園モノは変な部活が当たり前のように出てきますが「何でも屋」として一人で活動しているってのは自由にも程がある(笑
「あなた、ロボットに乗れる?」
同志の話で意気投合(?)した謎少女「フィン・エ・ルド・スイ・ラフィンティ(ラン)」は「ぽむ!」と手を叩くとジャージ部へ入部の運び、そしてさっそく同志まどかへ助っ人を頼みました。ってロボット!? あまりに突拍子もない申し出に唖然とするまどかでAパートの引きはベタベタお約束パターン、先の「モーレツ~」のパターンとそっくりです。あはは。

CM明けてBパート冒頭はいきなり宇宙空間に浮かぶ宇宙船、月面越しに地球を望みながらあれこれ話す他勢力(?)のみなさんが登場しました。地球を狙う侵略者? 地球を指して「一度死んだ星」と呟く意味は何なのだろう? リアルな月面の上を「コツコツ」と歩く足音は全方位ディスプレイの存在を感じさせて面白いね。こういう仕掛けはおっさんの大好物です。
その頃地球ではヘリポートから「え?」「えっ?」「えーっ?」とトントン拍子に謎の島へ飛んでいくまどか。テンポいいなあ。高層ビルが何本も建つ近未来的な風景の島は「移動してきた」というだけあって船? 先の「モーレツ~」では全体に近未来な描写が面白かったけれど、こちらは「現代文明に異文明の超ハイテクが割り込んできた」感じがアリアリと見て取れてこれまた面白い。
一方気になることがあるのか再び自宅へ戻ったようこさんはベッドに放り投げられたカバンを見て「父ちゃーん! まどかはー!?」と大声で問います。このキャリア風の風体で「父ちゃーん!」と呼んでいる辺り自宅での油断・生活感を感じさせ、さらにプロレス好きらしい豪快な性格も窺えます。ほんとムダなカットが1つも無い。
「安心しておばさん。まどかをロボットなんて乗せやしないから」
写真に写っているノースリーブの女性がようこさんのおばさん、つまりまどかの母親なのでしょう。その口調からしてまどかの母親はロボット関係で命を落としたのかも? それはともかくまどかってば子供の頃からようこさんのプロレス技の相手させられてたのね(笑
さて件の「ロボット」が置かれたハンガーへ到着した二人。するとまどかは機体をジロジロ眺めながら「私これ見たことある?」と記憶の糸を辿り、そして機体に手を触れると幼い記憶がフラッシュバック…細かい事情は追々明らかになるでしょうけれど、間違い無くまどかはこのオービッドに幼い頃出会っているようです。

鴨川の海に突如現れた「デメトリアン」に警報が響き、ハイテクなレーザー砲にて攻撃を開始するも全て跳ね返されてえらいことに。レーザービームを一旦吸収してからそのまま撃ち返すプロセスも面白いな。突然の惨状を前に固まっちゃってるまどかの様子もリアルでした。確かにいきなりこの状況に置かれたらこのリアクションが正解でしょう。
「あなたは昔、この機体と約束したことがあるはずよ」
ハンガーに佇むオービッドを前にランとまどかが見せる山場。緊迫感を煽るBGMとシリアスな表情でランの正体に迫るまどか、自らを「宇宙人」と名乗るランに表情を変え「宇宙人って…まさか…」
「ワレワレハ…」
「それよ!」
この緊迫感最高潮のタイミングでギャグを入れるセンスには脱帽するしかありません。
「操縦は全てこちらがする。あなたは機体の中にいてくれればいい」
まどかはこの機体の「鍵」みたいなもの? 子供の頃に貫かれた光・ランが言う「オービッドとの約束」がその根拠なのだろうね。乗るべきか否か考えているまどかをカタパルトゲートから射す光が照らし、ランとの短い会話にて「鴨川の良い所まだ全然知らないね!?」…つまりまどかはランに鴨川の良い所を教えてあげたい、そのためには「鴨川を守らなければならない」という論法から搭乗を決意する一連もかっこよかった。こんなの見せられちゃさぶいぼ止まらんて。まどかは本気を出す時髪を頭の上で縛るようで、これはようこ姉さんの影響(まねっこ)かな? かわいい(笑

さてオービッドに乗って発進したはいいけれど、他人の操縦に振り回されるだけのコクピットはまどか的に居心地が悪そう。というかカタパルトを脱した直後に音速を超えちゃう加速はどんだけGが掛かっているのか? オービッドをコントロールするブリッジでの会話「ここから先、何があってもうろたえるなと伝えろ」「誰かさんみたいにな」ってな意味深なセリフは誰を指しているのやら。まどかの母親?
「これ、自分で動かせればなあ」
振り回されたコクピットにてまどかの呟き。その言葉に呼応するようにコクピットは光を発しながら形態を変え、飛行形態だったオービッドはロボット形態にモードチェンジしました。うわ! 無闇にかっこいいぞこれ! 全方位ディスプレイに浮かんだコクピットにて「何この感覚、きもちわるー!」と叫ぶまどか。禁断の男女合体すれば気持ちいいのかもしれない(違)けれど、何の操作もせず自分の意志どおり動くってのは確かに気持ち悪そうです。意思伝達システムは両手を置いたボール状のデバイス経由? これはよくあるデザインなのでちょっと残念、贅沢言えばここにもう一工夫欲しかった。しかしこの全方位ディスプレイは高所恐怖症の子にはこの上無い罰ゲームだろうな。高い所が平気でもお股がスースーしそう。
ブリッジがコントロールしていた飛行形態では歯が立たなかった敵のシールドもロボット形態にて貫き、しかし反撃で蹴り飛ばされたオービッドはカタパルト上を思いっきり転がり…コクピットに映る風景もきちんと天地がひっくり返って、中のまどかももんどり打ってる芸の細かさ。凄いなこれ。そしてビームサーベルを振り下ろす敵ロボットの腕をがっちり受け止め、次の瞬間身を翻してバックを取ると何とジャーマンスープレックスで勝負あり。ちゃんとブリッジしてるし!(笑。ジャーマンで勝負を決めるロボットなんてパトレイバー以来じゃなかろうか? 決定的瞬間をゆったりとスローモーションで描き、カウントスリーから逆立ち状態で「まるっ!」。あまりの出来事に私の表情も画面中のみなさん同様しばし唖然、そして次の瞬間笑いが止まらん第一話の締めでした。素晴らしい!

次回は三人目の巨乳ちゃんも登場しそうでますます楽しみ、まどかのパイロットスーツ姿も楽しみです。真横から見ると凄いデザインだなこれ(笑

エンドカードはキャラ原案の森沢晴行氏。これは毎回描き手が変わるのか? それとも森沢晴行氏によるイラストが続くのかな。このイラストを見る限りシャワーシーンでのまどかは無理に盛ってるわけでもなさそう?(笑
当然ながら視聴は継続。とはいえ日曜レビューはプリキュア優先なのでおそらく今回限りです。まあ今期は月曜レビューが無いので元気があったら1日遅れでぼちぼち書くかも。
- 関連記事
-
- 輪廻のラグランジェ #05 鴨川に来た男
- 輪廻のラグランジェ #04 鴨川スイマーズ
- 輪廻のラグランジェ #03 鴨川にランの花咲く
- 輪廻のラグランジェ #02 鴨川スピリット
- 輪廻のラグランジェ #01 ようこそ、鴨川へ!
スポンサーサイト
↓記事が役立ったら一票どうぞ。
