2012-01-24(Tue)
輪廻のラグランジェ #03 鴨川にランの花咲く
畏れを乗り越え、ついに覚醒したラン。

ウォクス・リンファ起動、そして真剣白刃取り!?

敵勢二番とのドンパチ中に突如現れた三番目の敵。挟み撃ちに遭ったまどかはどうするどうなる?ってな続きから。ウォクス・アウラの姿を確認したキリウスは息を呑み、しかし一方のまどかは鴨川市街上空に浮く黒いロボット(リベルタス)へ「危ないでしょ!」とえらい剣幕です。このシーンにいきなりこの意外なセリフはちょっと笑った。正体不明の敵をビシィと指差し怒鳴るや稲やこの劣勢をコロッと忘れて飛び掛かるまどか…普通こういう場合敵を市街地から遠ざけるため洋上にでも誘い出すものですが、反射的に飛び掛かってしまう辺り良くも悪くもシンプルで、頭はあまり回らないけれどフットワークと鴨川愛は誰にも負けないまどかのキャラがよく現れていました。あはは。
一方その頃ランはウォクス・リンファを前に表情を曇らせていました。前回語られたようにランは「言い伝えへの畏れ」からリンファを上手く操れない。自らが巻き込んでしまったまどかは敵ロボットと丁々発止のピンチだというのに、リンファを前にして自分は何もできず立ち尽くすのみ。これは辛いだろうなあ。ブリッジの田所さんはランの使えなさを愚痴り、聞いてる糸目兄ちゃんは苦笑いを返す。この両者の関係性をさりげなく窺わせる一コマでした。
しばしの肉弾戦から、アウラを迎え撃つべくサンライズ立ちで亜空ソードを繰り出したリベルタス。やはり巨大ロボットが剣を構えるとこのアングルがお約束ですね。大きく振りかぶったリベルタスは突っ込んでくるアウラの脳天目がけてソードを振り下ろし、ソードの刃を受け止めるアウラを一瞬映すとカメラはグッと引いて観衆ナメのロングショットでタメ。上空で交錯する二機を息を呑んで見守る、王道かつ絶妙な緊張感は素晴らしい。

「これが、ウォクスの、力…」
第一話に出てきた顔ぶれも突然の巨大ロボット戦に驚き怯え(そりゃそうだ)、ソードを振り下ろしたキリウスも驚きの表情を見せます。これはもうほとんどの視聴者も「真剣白刃取り」が決まったシーンを想像したでしょうけれど…当たってんじゃん!(笑。緊張感溢るる一連の演出からこの結果へ続けてしまうサトタツ総監督バンザイ、凄いアニメだなこれ。
蹴り飛ばされたアウラは長瀬のお爺ちゃんの落花生畑へ落下。なるほど鴨川辺りは落花生畑とシーワールドくらいしか無いもんねえ(偏見。通信ケーブルを接続されてキリウスとの会話、話を聞くとやはり悪人では無さそうだけれど…まずはゴメンナサイでしょ!といきり立つ所へ「そんな事」と返されて火に油、激昂の末「ご依頼お断りさせていただきます!」と。この状況を全く恐れず一直線に主張を通すまどかおそるべし。地球の未来がキミの一言に掛かっているのに(笑
先ほどの白刃取りシーンは「峰打ちモード」だったそうで、なるほど刃の向きがきちんと裏になっています。芸コマ。

その後の戦闘では吹っ飛ばされた後の着地場所をきっちり選んで街を壊さないよう壊さないよう細心の注意、この後も鴨川市街の地名をアナウンスしながら妙にローカル感溢るるロボットアクションを見せていました。いかにも町興しアニメっぽい?(笑
鴨川市街で戦うまどかを助けようとリンファの前に立つも飛び立つ勇気が出ないラン。彼女がそれほどまで畏れる言い伝えとは何なのか? まあその辺は今回ラストのシーンを含め追々、おそらくシリーズ後半はそのネタが主軸になっていくでしょう。ちょっとお馬鹿なノリとドシリアスの混在がサトタツアニメの醍醐味なので、その「言い伝え」の発動が今から楽しみだったりして。
言い伝えを知るからこそウォクスを動かせない。まどかは知らないから動かせる。では知らなかったら私にも動かせるのか? すると何かに気付いたように胸で組んだ手をギュッと握り、伏せていた目を開くラン。おそらくまどかの原動力に気付き、それと同じものが自らに宿っていることにも気付いたのでしょう。覚悟を決めたランはじつにいい表情でした。
ブリッジを通さずエレベータを動かしてカタパルトに乗ったラン。この一連シーンはランの覚悟を演出するようにエレベータが上がりカタパルトが伸びる。ロボットもののお約束みたいなシーンだけれど綺麗にハマっていましたね。GOシグナルやカタパルト発射などの細部描写もかっこよく決まり、こういう所をきっちり見せてくれるとおっさんは大喜びなのです。離陸直後に音速突破で飛び立ったリンファはほどなくウォルンタスと遭遇し戦いのステージへ。

予告どおり肌色過多なサービスデザインのパイロットスーツ姿でリンファを操るラン、ピアサー形態では単車のように体重移動でコントロールするみたい? グッと体を左に捻ってウォルンタスを避けるアクションはじつに眼福、さらに後方からの攻撃に振り返るアングルも美味しい。ボディラインから察するにランはケツ担当だろうか?(大きなお世話。ドッグファイトの末にスタビライザーを壊されて速度が落ちるのは、この後ウォルンタスに追い付かれるシーンの布石です。こんな風にきちんと理に叶った戦闘描写は見ていて気持ちがいい。
一方のまどかは相変わらず鴨川事情をアナウンスしながらリベルタスと交戦中、着地した店が先月閉店で事もなく…鴨川の商店街はこういう店ばかりなのだろうなと少々切なくなったり。今やどの街の商店街もシャッター通りだものねえ。そして再び白刃取り失敗、チャレンジングスピリッツはわかるけれど、峰打ちとはいえ何度も当たって大丈夫なのか? と思ったらこれもまたきちんと結果に繋がっていて感心感心。
白刃取りが上手くいかないまどかは電柱から電話線を千切り取って首締め攻撃へ。ロボット戦にてこの攻撃パターンを見せるのは地球上でもおそらくまどかが初…白刃取りと同様にいちいち拡大解釈するシーンはほとんどギャグだけれど、これはキリウスの「未知への恐怖」「分析力」を感じさせ、キャラ性も見せるなかなか興味深いシーンかも。真面目な人なのだろうね。

リンファを追うウォルンタス、逃げてばかりでウォーリア形態へ変形しないリンファを見たイゾは「変形しない」のではなく「できない」事に気付いた? 速度が伸びないリンファのケツをむんずと掴み、すると中のランは衝撃で苦悶の表情へ。全方位モニタの効果でラン自身のケツを襲われたみたいな構図はなかなかそそります(何
ジャージ部の歌を高らかに歌いながらの交戦中、避難住民を襲う自販機を電柱バットでホームランのアウラ。今回初挑戦の白刃取りと違ってソフト部の助っ人経験が生きた? でもあの時は右打ちだったよなあ。これも揃っていれば完璧だったのに惜しい。見事かっ飛ばした後に地上のクラスメイトへ「まるっ!」のキメ、この正体バレ(最初から隠す気は無さそうだけど)は吉と出るか凶と出るか。
駆け付けてきたランの胸中告白シーン。無力な自分のせいで全部まどかへ押し付けてしまった、申し訳無さから涙を流して謝罪するラン。この行為を「ジャージ部魂」と認めるまどかは男前だなあ。ウォクスに乗れないはずのランが謝罪を伝えるためだけにここへ飛んで来た、なるほど「自分が言った事は自分でケジメを付ける」ジャージ部魂そのものであります。
「でも違うよ」
するとまどかはデコの湿布をビリッと剥がしてまどかスイッチオン!

まどかが戦うのはランのためではなく、これもまたジャージ部魂「引き受けた自分のケジメ」によるものでした。ランは何も悪くない。だから笑ってよ同志! まどかの言葉に心の重荷が解け、互いに伸ばした手が繋がって心が繋がる瞬間は感動的なシーンだけれど…交戦中なんだよねこれ。二人の交流を黙って待ってる男たちはほんとにイイ奴らなのかもしれない(笑
なんて言ってる間に戦闘再開。まどかの背後に現れたリベルタスの影に叫ぶランは、次の瞬間バックからの攻めに身を揺らし…これは狙ってるだろう(笑。背後から打ち付けられる度にしなやかなボディラインが揺れ表情を歪ませる描写は、絶妙なスーツデザインも加わってじつにエロチックであります。全裸よりエロいと思う。
「もう大丈夫だから。同志」
さてまどかと心を通わせたランはもはや怖いものなどありません。一瞬の隙を突いてウォルンタスから離脱するとピアサーの切っ先をバリアへぶっ刺し! 例によって止められたもののランは光に包まれてウォクスシステム起動に成功、ランの覚醒と共にウォーリア形態への変形が成功しました。コクピット形態もアウラ同様立位モードに変化、手のひらを通した意志伝達システムも同じみたいですね。ウォーリア形態でのキック一発でウォルンタスのバリアは粉砕され、その余波で立ち上る波しぶきからして威力の程が窺えます。これだけ強大な力を持っていれば、そりゃそれなりの反動(伝説)もあるだろうね。

リベルタスと交戦中のアウラは次第に速度が落ちて苦戦中。これは先ほど受けた峰打ち連打の影響によるもので、これ以上打撃を受けたらマズい事になるとか。すると追い付かれたアウラの脳天へ振り下ろされるソード、受けるまどかの表情からして三度目の正直で今度こそ成功の流れか!? と思いきやソードを受けたのはランが操るリンファでありました。何これ熱い!
「いらっしゃい! ラン!」
「わん! おまたせ」
ランの「わん」は何かの感情表現なのかな? 第三話にて早くもデレデレなランかわいい。表情も豊かになってきましたね。それはそうとランのスーツってこのアングルから見ると背中丸出しのほぼ全裸、中途半端に隠れてる分返ってエロいかも。大胆すぎるデザインだよね(笑。二つ目の伝説を前にしたキリウスはビビって撤収、というわけでまどか&ランの初戦闘はとりあえず勝利を収めました。ホッと一息のブリッジから、糸目兄ちゃんはようこ姉さんへお礼の品を手渡し…鴨川シーワールドのチケットかと思った(笑。二人へゲートパスを渡した糸目兄ちゃんは何を企んでいるのだろう。
戦い済んで日が暮れて、ライトアップされたウォクスの元で語り合うまどか&ラン。互いに「ありがとう」と言い合って、しかしまどかはランの「ありがとう」の意味がよくわからず…身を乗り出して訊くアクションがかわいいったら。そんなまどかを「ロボットの名前」で上手くはぐらかすラン、やはりまだ言えないのでしょうね。
まどかはアウラを「みどり」と名付け、ランはリンファを「オルカ」と名付けました。緑色だからみどりってそのまんま、ほんとまどかは思考がシンプルです。ランの名付けは公式によると「鴨シーで見たシャチ」が元のはずだけれどいつの間に? 互いのネーミングセンスを「変」と言い合う二人もかわいい。心は通じ合ったのにこういう所はまだまだ?(笑
さて第一話にてジャーマン食らって囚われ身となったアレイくんは膝を抱え、心を病んだ人のようにぶつぶつ言っています。
それは古 古物語
萌葱の大鬼 天を裂き
浅葱の大鬼 星を喰い
柑子の大鬼 闇を吐き
数多の贄で 地に治む
心の淀みを 与うれば
間無しに目覚め 鬼は立つ
放つはならぬ 決してならぬ
聞き取りなので不正確ですが、これはおそらくランが畏れた「言い伝え」なのでしょう。萌葱・浅葱・柑子の三色はどう見てもウォクスの三色、そこへ「心の澱み」が加わると大鬼が目覚める? 天を裂いたり星を食らったり闇を吐いたりえらい厄災が起きそう(第一話にてキリウスが地球を指して「一度死んだ星」と言ったのはそういうこと?)ですが、そのきっかけとなる「澱み」とは何なのか。言い伝えが終わると同時に立ち上がったムギナミも意味深で、このストーリーに彼女がどう関わってくるのか非常に楽しみです。

エンドカードは深崎暮人氏。なかなか際どいアングルのランは少々増量気味?(笑。この制服姿もパイロットスーツに負けず劣らずナイスデザインですよね。
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ウォクス・リンファ起動、そして真剣白刃取り!?

敵勢二番とのドンパチ中に突如現れた三番目の敵。挟み撃ちに遭ったまどかはどうするどうなる?ってな続きから。ウォクス・アウラの姿を確認したキリウスは息を呑み、しかし一方のまどかは鴨川市街上空に浮く黒いロボット(リベルタス)へ「危ないでしょ!」とえらい剣幕です。このシーンにいきなりこの意外なセリフはちょっと笑った。正体不明の敵をビシィと指差し怒鳴るや稲やこの劣勢をコロッと忘れて飛び掛かるまどか…普通こういう場合敵を市街地から遠ざけるため洋上にでも誘い出すものですが、反射的に飛び掛かってしまう辺り良くも悪くもシンプルで、頭はあまり回らないけれどフットワークと鴨川愛は誰にも負けないまどかのキャラがよく現れていました。あはは。
一方その頃ランはウォクス・リンファを前に表情を曇らせていました。前回語られたようにランは「言い伝えへの畏れ」からリンファを上手く操れない。自らが巻き込んでしまったまどかは敵ロボットと丁々発止のピンチだというのに、リンファを前にして自分は何もできず立ち尽くすのみ。これは辛いだろうなあ。ブリッジの田所さんはランの使えなさを愚痴り、聞いてる糸目兄ちゃんは苦笑いを返す。この両者の関係性をさりげなく窺わせる一コマでした。
しばしの肉弾戦から、アウラを迎え撃つべくサンライズ立ちで亜空ソードを繰り出したリベルタス。やはり巨大ロボットが剣を構えるとこのアングルがお約束ですね。大きく振りかぶったリベルタスは突っ込んでくるアウラの脳天目がけてソードを振り下ろし、ソードの刃を受け止めるアウラを一瞬映すとカメラはグッと引いて観衆ナメのロングショットでタメ。上空で交錯する二機を息を呑んで見守る、王道かつ絶妙な緊張感は素晴らしい。

「これが、ウォクスの、力…」
第一話に出てきた顔ぶれも突然の巨大ロボット戦に驚き怯え(そりゃそうだ)、ソードを振り下ろしたキリウスも驚きの表情を見せます。これはもうほとんどの視聴者も「真剣白刃取り」が決まったシーンを想像したでしょうけれど…当たってんじゃん!(笑。緊張感溢るる一連の演出からこの結果へ続けてしまうサトタツ総監督バンザイ、凄いアニメだなこれ。
蹴り飛ばされたアウラは長瀬のお爺ちゃんの落花生畑へ落下。なるほど鴨川辺りは落花生畑とシーワールドくらいしか無いもんねえ(偏見。通信ケーブルを接続されてキリウスとの会話、話を聞くとやはり悪人では無さそうだけれど…まずはゴメンナサイでしょ!といきり立つ所へ「そんな事」と返されて火に油、激昂の末「ご依頼お断りさせていただきます!」と。この状況を全く恐れず一直線に主張を通すまどかおそるべし。地球の未来がキミの一言に掛かっているのに(笑
先ほどの白刃取りシーンは「峰打ちモード」だったそうで、なるほど刃の向きがきちんと裏になっています。芸コマ。

その後の戦闘では吹っ飛ばされた後の着地場所をきっちり選んで街を壊さないよう壊さないよう細心の注意、この後も鴨川市街の地名をアナウンスしながら妙にローカル感溢るるロボットアクションを見せていました。いかにも町興しアニメっぽい?(笑
鴨川市街で戦うまどかを助けようとリンファの前に立つも飛び立つ勇気が出ないラン。彼女がそれほどまで畏れる言い伝えとは何なのか? まあその辺は今回ラストのシーンを含め追々、おそらくシリーズ後半はそのネタが主軸になっていくでしょう。ちょっとお馬鹿なノリとドシリアスの混在がサトタツアニメの醍醐味なので、その「言い伝え」の発動が今から楽しみだったりして。
言い伝えを知るからこそウォクスを動かせない。まどかは知らないから動かせる。では知らなかったら私にも動かせるのか? すると何かに気付いたように胸で組んだ手をギュッと握り、伏せていた目を開くラン。おそらくまどかの原動力に気付き、それと同じものが自らに宿っていることにも気付いたのでしょう。覚悟を決めたランはじつにいい表情でした。
ブリッジを通さずエレベータを動かしてカタパルトに乗ったラン。この一連シーンはランの覚悟を演出するようにエレベータが上がりカタパルトが伸びる。ロボットもののお約束みたいなシーンだけれど綺麗にハマっていましたね。GOシグナルやカタパルト発射などの細部描写もかっこよく決まり、こういう所をきっちり見せてくれるとおっさんは大喜びなのです。離陸直後に音速突破で飛び立ったリンファはほどなくウォルンタスと遭遇し戦いのステージへ。

予告どおり肌色過多なサービスデザインのパイロットスーツ姿でリンファを操るラン、ピアサー形態では単車のように体重移動でコントロールするみたい? グッと体を左に捻ってウォルンタスを避けるアクションはじつに眼福、さらに後方からの攻撃に振り返るアングルも美味しい。ボディラインから察するにランはケツ担当だろうか?(大きなお世話。ドッグファイトの末にスタビライザーを壊されて速度が落ちるのは、この後ウォルンタスに追い付かれるシーンの布石です。こんな風にきちんと理に叶った戦闘描写は見ていて気持ちがいい。
一方のまどかは相変わらず鴨川事情をアナウンスしながらリベルタスと交戦中、着地した店が先月閉店で事もなく…鴨川の商店街はこういう店ばかりなのだろうなと少々切なくなったり。今やどの街の商店街もシャッター通りだものねえ。そして再び白刃取り失敗、チャレンジングスピリッツはわかるけれど、峰打ちとはいえ何度も当たって大丈夫なのか? と思ったらこれもまたきちんと結果に繋がっていて感心感心。
白刃取りが上手くいかないまどかは電柱から電話線を千切り取って首締め攻撃へ。ロボット戦にてこの攻撃パターンを見せるのは地球上でもおそらくまどかが初…白刃取りと同様にいちいち拡大解釈するシーンはほとんどギャグだけれど、これはキリウスの「未知への恐怖」「分析力」を感じさせ、キャラ性も見せるなかなか興味深いシーンかも。真面目な人なのだろうね。

リンファを追うウォルンタス、逃げてばかりでウォーリア形態へ変形しないリンファを見たイゾは「変形しない」のではなく「できない」事に気付いた? 速度が伸びないリンファのケツをむんずと掴み、すると中のランは衝撃で苦悶の表情へ。全方位モニタの効果でラン自身のケツを襲われたみたいな構図はなかなかそそります(何
ジャージ部の歌を高らかに歌いながらの交戦中、避難住民を襲う自販機を電柱バットでホームランのアウラ。今回初挑戦の白刃取りと違ってソフト部の助っ人経験が生きた? でもあの時は右打ちだったよなあ。これも揃っていれば完璧だったのに惜しい。見事かっ飛ばした後に地上のクラスメイトへ「まるっ!」のキメ、この正体バレ(最初から隠す気は無さそうだけど)は吉と出るか凶と出るか。
駆け付けてきたランの胸中告白シーン。無力な自分のせいで全部まどかへ押し付けてしまった、申し訳無さから涙を流して謝罪するラン。この行為を「ジャージ部魂」と認めるまどかは男前だなあ。ウォクスに乗れないはずのランが謝罪を伝えるためだけにここへ飛んで来た、なるほど「自分が言った事は自分でケジメを付ける」ジャージ部魂そのものであります。
「でも違うよ」
するとまどかはデコの湿布をビリッと剥がしてまどかスイッチオン!

まどかが戦うのはランのためではなく、これもまたジャージ部魂「引き受けた自分のケジメ」によるものでした。ランは何も悪くない。だから笑ってよ同志! まどかの言葉に心の重荷が解け、互いに伸ばした手が繋がって心が繋がる瞬間は感動的なシーンだけれど…交戦中なんだよねこれ。二人の交流を黙って待ってる男たちはほんとにイイ奴らなのかもしれない(笑
なんて言ってる間に戦闘再開。まどかの背後に現れたリベルタスの影に叫ぶランは、次の瞬間バックからの攻めに身を揺らし…これは狙ってるだろう(笑。背後から打ち付けられる度にしなやかなボディラインが揺れ表情を歪ませる描写は、絶妙なスーツデザインも加わってじつにエロチックであります。全裸よりエロいと思う。
「もう大丈夫だから。同志」
さてまどかと心を通わせたランはもはや怖いものなどありません。一瞬の隙を突いてウォルンタスから離脱するとピアサーの切っ先をバリアへぶっ刺し! 例によって止められたもののランは光に包まれてウォクスシステム起動に成功、ランの覚醒と共にウォーリア形態への変形が成功しました。コクピット形態もアウラ同様立位モードに変化、手のひらを通した意志伝達システムも同じみたいですね。ウォーリア形態でのキック一発でウォルンタスのバリアは粉砕され、その余波で立ち上る波しぶきからして威力の程が窺えます。これだけ強大な力を持っていれば、そりゃそれなりの反動(伝説)もあるだろうね。

リベルタスと交戦中のアウラは次第に速度が落ちて苦戦中。これは先ほど受けた峰打ち連打の影響によるもので、これ以上打撃を受けたらマズい事になるとか。すると追い付かれたアウラの脳天へ振り下ろされるソード、受けるまどかの表情からして三度目の正直で今度こそ成功の流れか!? と思いきやソードを受けたのはランが操るリンファでありました。何これ熱い!
「いらっしゃい! ラン!」
「わん! おまたせ」
ランの「わん」は何かの感情表現なのかな? 第三話にて早くもデレデレなランかわいい。表情も豊かになってきましたね。それはそうとランのスーツってこのアングルから見ると背中丸出しのほぼ全裸、中途半端に隠れてる分返ってエロいかも。大胆すぎるデザインだよね(笑。二つ目の伝説を前にしたキリウスはビビって撤収、というわけでまどか&ランの初戦闘はとりあえず勝利を収めました。ホッと一息のブリッジから、糸目兄ちゃんはようこ姉さんへお礼の品を手渡し…鴨川シーワールドのチケットかと思った(笑。二人へゲートパスを渡した糸目兄ちゃんは何を企んでいるのだろう。
戦い済んで日が暮れて、ライトアップされたウォクスの元で語り合うまどか&ラン。互いに「ありがとう」と言い合って、しかしまどかはランの「ありがとう」の意味がよくわからず…身を乗り出して訊くアクションがかわいいったら。そんなまどかを「ロボットの名前」で上手くはぐらかすラン、やはりまだ言えないのでしょうね。
まどかはアウラを「みどり」と名付け、ランはリンファを「オルカ」と名付けました。緑色だからみどりってそのまんま、ほんとまどかは思考がシンプルです。ランの名付けは公式によると「鴨シーで見たシャチ」が元のはずだけれどいつの間に? 互いのネーミングセンスを「変」と言い合う二人もかわいい。心は通じ合ったのにこういう所はまだまだ?(笑
さて第一話にてジャーマン食らって囚われ身となったアレイくんは膝を抱え、心を病んだ人のようにぶつぶつ言っています。
それは古 古物語
萌葱の大鬼 天を裂き
浅葱の大鬼 星を喰い
柑子の大鬼 闇を吐き
数多の贄で 地に治む
心の淀みを 与うれば
間無しに目覚め 鬼は立つ
放つはならぬ 決してならぬ
聞き取りなので不正確ですが、これはおそらくランが畏れた「言い伝え」なのでしょう。萌葱・浅葱・柑子の三色はどう見てもウォクスの三色、そこへ「心の澱み」が加わると大鬼が目覚める? 天を裂いたり星を食らったり闇を吐いたりえらい厄災が起きそう(第一話にてキリウスが地球を指して「一度死んだ星」と言ったのはそういうこと?)ですが、そのきっかけとなる「澱み」とは何なのか。言い伝えが終わると同時に立ち上がったムギナミも意味深で、このストーリーに彼女がどう関わってくるのか非常に楽しみです。

エンドカードは深崎暮人氏。なかなか際どいアングルのランは少々増量気味?(笑。この制服姿もパイロットスーツに負けず劣らずナイスデザインですよね。
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