2012-01-31(Tue)
輪廻のラグランジェ #04 鴨川スイマーズ
私のまどかを取らないで!

ジェラシー全開、空回りのダメっ子かわいい。

アバンは前回の戦闘にてサッサと撤退した兄ちゃんたち帰還後の様子から。ウォクスとのドンバチにて三人全員が船を離れてしまい、さてこの船は他にクルーがいるのか? それともクルーはあの三人だけで留守中は自動操縦なのか? と思っていたけれど、戻ったキリウス&イゾの様子からしてどうやら後者のようですね。兵装システムは全滅、駆動システムも修復不能と、留守中にフルボッコされた船のブリッジにて歯軋りのキリウスの前へ現れた男。「敵が舞い戻ってきた」と言っていたくらいなのでキリウスたちの元々の敵? 公式サイトによればこのおっさんは「宇宙義賊キッスの頭領・ヴィラジュリオ」とのこと、どうやら今回本格参戦したムギナミと何らかの関わりがありそう? 「俺と組まないか?」とキリウスたちを誘う表情も食わせ者っぽくていいね。まさか女装させて鴨女に潜入させるのだろうか?(それはそれで
さてその鴨女に転校してきたほわほわダイナマイツ美少女、第二話にてウォクスのハンガーをうろうろしていたムギナミが真正面からやってきました。「ムギナミ」って名字ではなくフルネームでムギナミだったのか。何を言われても「ムギナミです」と答える彼女は「海外暮らしが長くて言葉が怪しい」という設定らしいけど…怪しいのは言葉じゃないだろう?(笑
「どこかでお会いしましたか?」
空席を指示される前にサッサとまどかの隣に座ると挨拶前に先制の釘射し。薄暗いハンガーでの初対面をぼんやり覚えていたまどかは何か言いたそうな表情でムギナミの顔を見て、するとムギナミの方から先のセリフで問いかけ、するとまどかが同意した所で「気のせいでした」と打ち消すタヌキっぷり。そして改めて挨拶の握手の後、何故かまどかのフルネームを知っていたムギナミ。ほわほわ天然な雰囲気に反して中身は思いっきり怪しい、まどかのフルネームを呼ぶ口元のアップも怪しさをブーストしていました。

第二話でのハンガーの様子はきっちりモニタされていたようです。監視カメラに映っているムギナミが全裸に手ブラなのは何故だろう? 泳いで渡った後の着替え? というわけであの時靴を手に持っていたのはもちろん足音隠しで、彼女は何らかの意図でファロスへ忍び込み、艦内をうろうろしているうちにまどかとすれ違ったというわけ。それにしてもボート接岸で乗り込んだようこ姉さんといい、先に忍び込んでいた後輩くんといい、そしてこのムギナミといい…ファロスの侵入者警備って結構テキトウなのかも?(笑。その割にムギナミの動向(鴨女への転入)はきちんと把握しており、その事実をしてまるで他人事のような糸目兄ちゃんが相変わらず怪しい。
鴨女へ乗り込んだ田所さん&ようこ姉さん。先のロボット騒ぎの中心人物がまどかであることはクラスメイトたちにはバレていましたが、田所さんから直々に聞くまで先生は知らなかったようで…いくら突拍子な話とはいえこの先生も沸点低いなあ(笑。校則云々のやり取りはお約束というか、確かに「ロボットで戦ってはいけない」なんて校則は無いだろうから田所さんの勝ち?
会話の様子からようこ姉さんと先生は知り合い、さらに言えば過去のジャージ部の同志なのかな。新旧ジャージ部のツワモノ女子三名を一人で相手する田所さんお疲れさまです。のどかな鴨川にて突然「宇宙戦争」など突拍子もないけれど、現に街は襲われ、まどかがそれを救ったのは事実であり…鴨女ジャージ部の宇宙デビューを不敵な笑みで推すようこ姉さん、その表情にスイッチが入っちゃう先生もおそるべし。この先輩たちに囲まれちゃジャージ部魂も全力全壊、先生からのハッパにまどかは満面笑顔で返答して万事オッケー。
というわけでようこ姉さんが田所さんへ告げた一つの条件は今の家で暮らして鴨女への通学も認める事。二つじゃねーか!(笑。普通に考えると搭乗訓練やスクランブル時に備えてファロスに常駐する方が適切だろうけれど、そうすると学校関連の話を描けなくなっちゃう大人の都合もありそう?

Bパートは第86回鴨川女子高等学校遠泳大会の様子。浜辺に群れるスク水ジョシコーセーの催しはTV中継されるほどのイベントらしく、ファロス艦内でもその話題で持ちきりでした。謎の敵とドンパチやらかした直後に遠泳大会とは確かに非常識、というか現実ならば遊泳禁止どころか鴨川市全域に避難指示が出そうなものだけれど(笑。てな所へ現れたスク水姿のムギナミは着衣状態でも十二分に主張していたグラマラスボディを惜しげもなく晒しております。ムネも凄いけど腰も凄い。学校指定のスク水にこのボリュームがよく収まったものです(笑
中継を見ていたファロス艦内にてあれこれ。田所さんがポーズを指定したのは水着姿の先生のムネ…スーツ姿ではわからなかったけれど先生もご立派なものをお持ちのようで。いやいや田所さんが止めたのは決して水着見物ではなく、画面の隅に小さく映った影の確認のため。その部分をズームしてみると映っていたのはゴムボートに鎮座するランでありました。あはははは。

水着回は作画が残念という太古からの習わしどおり、今回の作画は少々残念と言わざるを得ません。人が泳ぐシーンは元々描写が難しいのだけれど、それにしても上半身を常に海面上へ出したままクロールで泳いでいるシーンは見ていて少々トホホ感。キャラの顔(表情)を見せる都合もあるでしょうがもう少しそれっぽく描いてくれても良さそうな。海面の白波や水しぶきの描写も90年代のアニメみたいでちょっと笑ってしまった。
まどかを追うムギナミはやがて海上のランに気付き、ハイテクゴーグルの解析によって「レガリテの姫」と正体見たり! するとスッと海中へ潜るムギナミは、姿を見失って慌てるランの背後に回って…返されたボートにしがみ付き、海へ落ちる瞬間まで必死に手を伸ばす様子はランの水への恐怖が伝わってくる好カット。溺れる者は藁をも掴む、溺れる前には空を掴むのだなあ。いたずら含みの監視妨害のつもりだったムギナミ、ほわほわに隠れた腹黒キャラかと思いきや、本気で溺れているランを見て慌ててしまう辺り性根は悪い子では無さそう?
溺れるランを助けに潜るまどか。確かにカナヅチの人を一人で助けるのはライフセーバーの悟郎でも苦戦しそうなのに、いくら万能ジャージ部のまどかとてジョシコーセー一人では無理ゲーっぽい。溺れるランに必死にしがみ付かれて自分も溺れちゃう! ってな所へ颯爽と登場したムギナミとアイコンタクトの末に無事救出完了。まどか的には救いの女神だっただろうけど元はと言えば以下略。

ムギナミは浜での救命も実に手慣れたもので、ほわほわの外見に隠された「只者では無さ」を感じさせます。おそらく常にそういう訓練を受けているのでしょう。というか心マから人工呼吸って、ランはあの僅かな時間で心肺停止状態に陥ってしまった!? つまりここで救命に失敗したら死んじゃってたということ。もちろん助かるのが前提で、マウストゥマウスはお約束としても心マまではやりすぎのような。まあ心マの際にできるムギナミのだっちゅーのポーズが眼福だったので良しとしましょうか。この時ランの上着が緩めてあればなお良かったのに(不謹慎
水を吐いて意識を戻したランが最初に見たのはムギナミの顔。監視対象に助けられる情けなさに落ち込むランがかわいい! 曇り顔のランは良いなあ! と思ったらまだこれは序の口でした。
サッサと離れたムギナミが例のゴーグルで二人の姿をサーチすると現れた謎の紋章。なるほど第一話にてようこ姉さんやランがまどかのケツを見ていたのはこの紋章を探していたのか。あの時あの位置に紋章は無かったので、ひょっとしたら肉眼では見えない? 例のゴーグルを通さないと見えないのかも。つまり第一話のランはまどかのケツの紋章が見えていて、だから「ロボットに乗れる?」と声を掛けたということか。
しかしケツに紋章があるまどかも大概狙ってますが、ランの横ちち、そしておそらく下腹部に同様の紋章がありそうなムギナミもじつに狙っていますね。今後必ず描かれるであろう紋章確認シーンにて、どうしても際どい部分を見せざるを得ないのだから(笑

結局遠泳大会の優勝は逃してしまったけれど、ムギナミの手際良い救命活動を見たまどかは自宅の店へ招いてジャージ部の勧誘へ。店へ走る二人を浜辺で曇り顔で見送っていたランはそのままストーキングモードへ突入…柱の影で二人の会話を聞いて悔しい悔しい! 隠れていたつもりが全部バレてて恥ずい恥ずい! さらにジャージ部に関して「ランもうちの生徒だったら良かったのになあ」と言われ、ムギナミとの差を突き付けられて曇る表情は絶品です。かわいいなあ!
ほどなく混雑してきた店内にて立ち上がったムギナミはウエイトレスとしてお手伝い開始。ほわほわした雰囲気に反して、トレンチに乗せたビンとグラスをピタリと安定させながらムネを揺らして歩く姿は、彼女の能力の高さを感じさせますね。ムギナミのエプロン姿は前から見たらほとんど裸エプロン状態? 給仕で屈めば谷間ばっちり、後姿はミニスカキワキワと、そりゃ男性客は辛抱たまりません。そんなムギナミ効果で店の外にも行列ができてきました。

グラマラスボディをエプロンで包み、谷間チラチラミニスカキワキワのウエイトレスムギナミ。盛り上がる男性客の連れの女性客が不機嫌全開になってて笑う。ちなみにこの女性客はウエイトレス対決の最中もこの表情で始終不機嫌アピールしてました。あはは。
さてテキパキと仕事をこなすムギナミに対抗心メラメラのランは拳を握り締めて立ち上がり、ハイレグ制服にエプロン姿でウエイトレス対決へ! 先ほどのムギナミと同アングルで描かれるカットはトレンチをガタガタ震わせ、しかしムネは揺れないという見事な対比であります。芸コマ。震えるトレンチはそれだけでは済まず、客のテーブルで思いっきりガッシャーン! 返す刀で頭突きゴッツン! さらにお釣りで柱へゴッツン! と痛々しいほどの三段オチでした。あはは。その後のウエイトレス対決もドジっ子ぶりを遺憾なく発揮しまくり、しかし男性客のウケは意外にもムギナミと双璧で、店前の行列も伸びる一方です。男ってバカだね(笑。でもリアルでこのレベルのドジっ子に遭遇したらキツいだろうなあ。やはり二次元は偉大だ。

「ダメすぎる…私ダメすぎる…ダメすぎる」
登場当初はクールな無表情で、何でも涼しい顔でこなす万能キャラと思ったのに、回を重ねるごとに「本来のダメさ」が現れ始めて表情も曇りっぱなしのラン。仕事終わりの店内掃除まで楽しそうな笑顔のムギナミに対してランは自分のダメさを嘆きながらこの表情です。さらにムギナミがまどか宅に住むことを聞いてハッと振り返り、まどかへ抱き付くムギナミの背後でジェラシーの炎を立ち上らせ、「そんな…」と愕然とする一連の表情も良し。まどかとムギナミの距離が見る見る詰まり、自分は見る見る取り残されていく。前回あれほど熱い友情を交わした相手を目の前でさらわれてしまう焦りはランの素顔を容赦無く晒していきますね。素晴らしい。これほど八の字眉が似合うキャラもそういまい(笑
しかしダメっ子ランは諦めない! 負けない! 二日連続の転校生として鴨女へ現れたランはまどかを挟むように、当然のように隣席へ着き…ムギナミと張り合うべく住居まで手回し済みという一触即発のまどか争奪戦はどうするどうなる? わん!
今回ラストはファロスでの脱走劇。房のドアを開放しアレイを逃がしたのは誰なのか。これまでの流れからして共闘を申し出たヴィラジュリオの差し金で、実行したのはムギナミってのがありがちな線か。まあまだファロスのクルー状況がほとんど描かれていないので艦内に協力者が存在する可能性もありますね。その辺含めて今後の展開に期待したいです。

既にお気付きの方も多いと思いますが、本作は毎回どこかに入る「海を背景に並べた椅子」のカットが各キャラの立ち位置・心理を表していて面白いです。第1話では海へ向かって一人のまどか。第2話ではまだ心を開いていないランと、ランの方へ向き始めるまどか。第3話では友情を確立したまどかとランが仲良く並び、そして今回第4話ではまどかとムギナミは離れながらも正面を向き合い、ランはまどかの側にいるけれど後から見つめるだけでこっちを向いてもらえない。ああ切ない。
おそらく今後もこのカットは続くでしょうし、エピソードによって椅子の配置がどう変化するのか興味深いところです。ちなみにどの椅子が誰を表すかよくわからん!とお嘆きの貴兄にEDでの表記も載せておきますのでご参考にどうぞ。

エンドカードはえれっと氏。にょろーん!の人ですね。オルカを抱いた寝とぼけランかわいい。
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ジェラシー全開、空回りのダメっ子かわいい。

アバンは前回の戦闘にてサッサと撤退した兄ちゃんたち帰還後の様子から。ウォクスとのドンバチにて三人全員が船を離れてしまい、さてこの船は他にクルーがいるのか? それともクルーはあの三人だけで留守中は自動操縦なのか? と思っていたけれど、戻ったキリウス&イゾの様子からしてどうやら後者のようですね。兵装システムは全滅、駆動システムも修復不能と、留守中にフルボッコされた船のブリッジにて歯軋りのキリウスの前へ現れた男。「敵が舞い戻ってきた」と言っていたくらいなのでキリウスたちの元々の敵? 公式サイトによればこのおっさんは「宇宙義賊キッスの頭領・ヴィラジュリオ」とのこと、どうやら今回本格参戦したムギナミと何らかの関わりがありそう? 「俺と組まないか?」とキリウスたちを誘う表情も食わせ者っぽくていいね。まさか女装させて鴨女に潜入させるのだろうか?(それはそれで
さてその鴨女に転校してきたほわほわダイナマイツ美少女、第二話にてウォクスのハンガーをうろうろしていたムギナミが真正面からやってきました。「ムギナミ」って名字ではなくフルネームでムギナミだったのか。何を言われても「ムギナミです」と答える彼女は「海外暮らしが長くて言葉が怪しい」という設定らしいけど…怪しいのは言葉じゃないだろう?(笑
「どこかでお会いしましたか?」
空席を指示される前にサッサとまどかの隣に座ると挨拶前に先制の釘射し。薄暗いハンガーでの初対面をぼんやり覚えていたまどかは何か言いたそうな表情でムギナミの顔を見て、するとムギナミの方から先のセリフで問いかけ、するとまどかが同意した所で「気のせいでした」と打ち消すタヌキっぷり。そして改めて挨拶の握手の後、何故かまどかのフルネームを知っていたムギナミ。ほわほわ天然な雰囲気に反して中身は思いっきり怪しい、まどかのフルネームを呼ぶ口元のアップも怪しさをブーストしていました。

第二話でのハンガーの様子はきっちりモニタされていたようです。監視カメラに映っているムギナミが全裸に手ブラなのは何故だろう? 泳いで渡った後の着替え? というわけであの時靴を手に持っていたのはもちろん足音隠しで、彼女は何らかの意図でファロスへ忍び込み、艦内をうろうろしているうちにまどかとすれ違ったというわけ。それにしてもボート接岸で乗り込んだようこ姉さんといい、先に忍び込んでいた後輩くんといい、そしてこのムギナミといい…ファロスの侵入者警備って結構テキトウなのかも?(笑。その割にムギナミの動向(鴨女への転入)はきちんと把握しており、その事実をしてまるで他人事のような糸目兄ちゃんが相変わらず怪しい。
鴨女へ乗り込んだ田所さん&ようこ姉さん。先のロボット騒ぎの中心人物がまどかであることはクラスメイトたちにはバレていましたが、田所さんから直々に聞くまで先生は知らなかったようで…いくら突拍子な話とはいえこの先生も沸点低いなあ(笑。校則云々のやり取りはお約束というか、確かに「ロボットで戦ってはいけない」なんて校則は無いだろうから田所さんの勝ち?
会話の様子からようこ姉さんと先生は知り合い、さらに言えば過去のジャージ部の同志なのかな。新旧ジャージ部のツワモノ女子三名を一人で相手する田所さんお疲れさまです。のどかな鴨川にて突然「宇宙戦争」など突拍子もないけれど、現に街は襲われ、まどかがそれを救ったのは事実であり…鴨女ジャージ部の宇宙デビューを不敵な笑みで推すようこ姉さん、その表情にスイッチが入っちゃう先生もおそるべし。この先輩たちに囲まれちゃジャージ部魂も全力全壊、先生からのハッパにまどかは満面笑顔で返答して万事オッケー。
というわけでようこ姉さんが田所さんへ告げた一つの条件は今の家で暮らして鴨女への通学も認める事。二つじゃねーか!(笑。普通に考えると搭乗訓練やスクランブル時に備えてファロスに常駐する方が適切だろうけれど、そうすると学校関連の話を描けなくなっちゃう大人の都合もありそう?

Bパートは第86回鴨川女子高等学校遠泳大会の様子。浜辺に群れるスク水ジョシコーセーの催しはTV中継されるほどのイベントらしく、ファロス艦内でもその話題で持ちきりでした。謎の敵とドンパチやらかした直後に遠泳大会とは確かに非常識、というか現実ならば遊泳禁止どころか鴨川市全域に避難指示が出そうなものだけれど(笑。てな所へ現れたスク水姿のムギナミは着衣状態でも十二分に主張していたグラマラスボディを惜しげもなく晒しております。ムネも凄いけど腰も凄い。学校指定のスク水にこのボリュームがよく収まったものです(笑
中継を見ていたファロス艦内にてあれこれ。田所さんがポーズを指定したのは水着姿の先生のムネ…スーツ姿ではわからなかったけれど先生もご立派なものをお持ちのようで。いやいや田所さんが止めたのは決して水着見物ではなく、画面の隅に小さく映った影の確認のため。その部分をズームしてみると映っていたのはゴムボートに鎮座するランでありました。あはははは。

水着回は作画が残念という太古からの習わしどおり、今回の作画は少々残念と言わざるを得ません。人が泳ぐシーンは元々描写が難しいのだけれど、それにしても上半身を常に海面上へ出したままクロールで泳いでいるシーンは見ていて少々トホホ感。キャラの顔(表情)を見せる都合もあるでしょうがもう少しそれっぽく描いてくれても良さそうな。海面の白波や水しぶきの描写も90年代のアニメみたいでちょっと笑ってしまった。
まどかを追うムギナミはやがて海上のランに気付き、ハイテクゴーグルの解析によって「レガリテの姫」と正体見たり! するとスッと海中へ潜るムギナミは、姿を見失って慌てるランの背後に回って…返されたボートにしがみ付き、海へ落ちる瞬間まで必死に手を伸ばす様子はランの水への恐怖が伝わってくる好カット。溺れる者は藁をも掴む、溺れる前には空を掴むのだなあ。いたずら含みの監視妨害のつもりだったムギナミ、ほわほわに隠れた腹黒キャラかと思いきや、本気で溺れているランを見て慌ててしまう辺り性根は悪い子では無さそう?
溺れるランを助けに潜るまどか。確かにカナヅチの人を一人で助けるのはライフセーバーの悟郎でも苦戦しそうなのに、いくら万能ジャージ部のまどかとてジョシコーセー一人では無理ゲーっぽい。溺れるランに必死にしがみ付かれて自分も溺れちゃう! ってな所へ颯爽と登場したムギナミとアイコンタクトの末に無事救出完了。まどか的には救いの女神だっただろうけど元はと言えば以下略。

ムギナミは浜での救命も実に手慣れたもので、ほわほわの外見に隠された「只者では無さ」を感じさせます。おそらく常にそういう訓練を受けているのでしょう。というか心マから人工呼吸って、ランはあの僅かな時間で心肺停止状態に陥ってしまった!? つまりここで救命に失敗したら死んじゃってたということ。もちろん助かるのが前提で、マウストゥマウスはお約束としても心マまではやりすぎのような。まあ心マの際にできるムギナミのだっちゅーのポーズが眼福だったので良しとしましょうか。この時ランの上着が緩めてあればなお良かったのに(不謹慎
水を吐いて意識を戻したランが最初に見たのはムギナミの顔。監視対象に助けられる情けなさに落ち込むランがかわいい! 曇り顔のランは良いなあ! と思ったらまだこれは序の口でした。
サッサと離れたムギナミが例のゴーグルで二人の姿をサーチすると現れた謎の紋章。なるほど第一話にてようこ姉さんやランがまどかのケツを見ていたのはこの紋章を探していたのか。あの時あの位置に紋章は無かったので、ひょっとしたら肉眼では見えない? 例のゴーグルを通さないと見えないのかも。つまり第一話のランはまどかのケツの紋章が見えていて、だから「ロボットに乗れる?」と声を掛けたということか。
しかしケツに紋章があるまどかも大概狙ってますが、ランの横ちち、そしておそらく下腹部に同様の紋章がありそうなムギナミもじつに狙っていますね。今後必ず描かれるであろう紋章確認シーンにて、どうしても際どい部分を見せざるを得ないのだから(笑

結局遠泳大会の優勝は逃してしまったけれど、ムギナミの手際良い救命活動を見たまどかは自宅の店へ招いてジャージ部の勧誘へ。店へ走る二人を浜辺で曇り顔で見送っていたランはそのままストーキングモードへ突入…柱の影で二人の会話を聞いて悔しい悔しい! 隠れていたつもりが全部バレてて恥ずい恥ずい! さらにジャージ部に関して「ランもうちの生徒だったら良かったのになあ」と言われ、ムギナミとの差を突き付けられて曇る表情は絶品です。かわいいなあ!
ほどなく混雑してきた店内にて立ち上がったムギナミはウエイトレスとしてお手伝い開始。ほわほわした雰囲気に反して、トレンチに乗せたビンとグラスをピタリと安定させながらムネを揺らして歩く姿は、彼女の能力の高さを感じさせますね。ムギナミのエプロン姿は前から見たらほとんど裸エプロン状態? 給仕で屈めば谷間ばっちり、後姿はミニスカキワキワと、そりゃ男性客は辛抱たまりません。そんなムギナミ効果で店の外にも行列ができてきました。

グラマラスボディをエプロンで包み、谷間チラチラミニスカキワキワのウエイトレスムギナミ。盛り上がる男性客の連れの女性客が不機嫌全開になってて笑う。ちなみにこの女性客はウエイトレス対決の最中もこの表情で始終不機嫌アピールしてました。あはは。
さてテキパキと仕事をこなすムギナミに対抗心メラメラのランは拳を握り締めて立ち上がり、ハイレグ制服にエプロン姿でウエイトレス対決へ! 先ほどのムギナミと同アングルで描かれるカットはトレンチをガタガタ震わせ、しかしムネは揺れないという見事な対比であります。芸コマ。震えるトレンチはそれだけでは済まず、客のテーブルで思いっきりガッシャーン! 返す刀で頭突きゴッツン! さらにお釣りで柱へゴッツン! と痛々しいほどの三段オチでした。あはは。その後のウエイトレス対決もドジっ子ぶりを遺憾なく発揮しまくり、しかし男性客のウケは意外にもムギナミと双璧で、店前の行列も伸びる一方です。男ってバカだね(笑。でもリアルでこのレベルのドジっ子に遭遇したらキツいだろうなあ。やはり二次元は偉大だ。

「ダメすぎる…私ダメすぎる…ダメすぎる」
登場当初はクールな無表情で、何でも涼しい顔でこなす万能キャラと思ったのに、回を重ねるごとに「本来のダメさ」が現れ始めて表情も曇りっぱなしのラン。仕事終わりの店内掃除まで楽しそうな笑顔のムギナミに対してランは自分のダメさを嘆きながらこの表情です。さらにムギナミがまどか宅に住むことを聞いてハッと振り返り、まどかへ抱き付くムギナミの背後でジェラシーの炎を立ち上らせ、「そんな…」と愕然とする一連の表情も良し。まどかとムギナミの距離が見る見る詰まり、自分は見る見る取り残されていく。前回あれほど熱い友情を交わした相手を目の前でさらわれてしまう焦りはランの素顔を容赦無く晒していきますね。素晴らしい。これほど八の字眉が似合うキャラもそういまい(笑
しかしダメっ子ランは諦めない! 負けない! 二日連続の転校生として鴨女へ現れたランはまどかを挟むように、当然のように隣席へ着き…ムギナミと張り合うべく住居まで手回し済みという一触即発のまどか争奪戦はどうするどうなる? わん!
今回ラストはファロスでの脱走劇。房のドアを開放しアレイを逃がしたのは誰なのか。これまでの流れからして共闘を申し出たヴィラジュリオの差し金で、実行したのはムギナミってのがありがちな線か。まあまだファロスのクルー状況がほとんど描かれていないので艦内に協力者が存在する可能性もありますね。その辺含めて今後の展開に期待したいです。

既にお気付きの方も多いと思いますが、本作は毎回どこかに入る「海を背景に並べた椅子」のカットが各キャラの立ち位置・心理を表していて面白いです。第1話では海へ向かって一人のまどか。第2話ではまだ心を開いていないランと、ランの方へ向き始めるまどか。第3話では友情を確立したまどかとランが仲良く並び、そして今回第4話ではまどかとムギナミは離れながらも正面を向き合い、ランはまどかの側にいるけれど後から見つめるだけでこっちを向いてもらえない。ああ切ない。
おそらく今後もこのカットは続くでしょうし、エピソードによって椅子の配置がどう変化するのか興味深いところです。ちなみにどの椅子が誰を表すかよくわからん!とお嘆きの貴兄にEDでの表記も載せておきますのでご参考にどうぞ。

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