2012-02-02(Thu)
あの夏で待ってる #04 先輩はすごかった。
困っているB子ちゃん、返事をするべきA美ちゃん。

謎の妖艶美女にアテられてイチカスイッチオン!?

アバンは前回引きの続きから。思いがけず衝撃の告白(のようなもの)を受けてしまったイチカさんは思考回路をショートさせてしまったようで、ホームで固まる海人を残し、魂を抜かれた人の如く無言のまま一人で列車へ。一方ホームに一人立ち尽くす海人。どちらにしろ帰る家は同じなので、この全力全壊で気まずい状態にて同居の朝を迎えなければなりません。その動揺を表す「ど、どうしよう…」のユニゾン、今回描かれるドタバタ劇の開幕ベルのようでした。あははは。
明けて翌朝、朝食準備のキッチンに立つイチカさんは「あくまで自然体、平常心」と自分に言い聞かせ、海人も気にしてない振りでイチカさんへ朝の挨拶…意識しすぎて裏返った大声の海人と全力でびっくりしているイチカさんが微笑ましい。ああもう微笑ましい。でも目の前に包丁を落とされたりのんはシャレにならんか(笑。ちょっと張り切って作ったお弁当は例によって単品で見ればおかしくないメニューだけれど、弁当箱にロールパンが収まっている絵面はなかなかシュールでありました。よくも絶妙な「自然な不自然」を思いつくものです。
登校後の二人も朝の不自然さを引きずっていました。ここで柑菜は昨日の出来事…二人のデートをみんなに覗かれていた事を海人へ話し、しかし海人は全く気にせず気のないリアクションで軽くスルー。つまり海人的に柑菜とのツーショットは「デート」の意識が皆無で、だから友達に覗かれようが気にしないということ。せつねー! また今の海人はそれどころではなく、「いつもと違う」と指摘されると裏返った声でごまかしてみたり…この状況を俯瞰から見ると柑菜の対象外っぷりに泣けてきますね。それはともかく柑菜が海人を呼ぶ時の「海人くん」の呼び声が私の脳幹を刺激して止みません。キャラ的に呼び捨てしそうなのに「くん付け」で呼ぶ絶妙な距離感は柑菜のオトメゴコロを的確に表現していると思う。
一方イチカさんもイチカさんで檸檬さんの「霧島くん」連打攻撃にいちいち動揺しまくり自爆しまくり。わかりやすい人だなあ。そりゃ檸檬さんがこんな面白いオモチャを見逃すはずがありません(笑

今回も妄想と現実を入り交ぜた演出を多用していました。まずは告白後のリアクションを都合良く妄想する海人、潤んだ瞳で「マジっすよ!」のイチカさんを思わず抱き締め…そこから現実へ戻ると哲朗だったというオチ。哲朗は本当にそういう趣味は無いのか?(何。恋愛経験豊富そうな哲朗へ問う「A男ちゃんとB子ちゃん」の例え話はじつにそのまんまでわかりやすい。こんなの聞かされたら「あの後」に何があったか白状しているようなものです。イチカさんは檸檬さんへ「A美ちゃんとB太くん」の例え話でご相談…同じ事してるし(笑。海人もイチカさんもクエスチョンの答はわかっていて、わかっていながらどうにもできない歯がゆさまでお揃い。こんな風に相手を意識するあまり言いたい事を言えない、焦れったく甘酸っぱい感覚などとうの昔に忘れてしまったよ。若いっていいなあ。
とはいえイチカさんには返事を返せない理由がありました。「いずれこの街を離れてしまう」。宇宙船は修復不可能と言っていたのにイチカさんってば帰る気まんまんですね。まあ単独航行の宇宙船を造る技術があるのだから遭難時の捜索技術も確立されているのだろうね。ともあれ先の別れが判っているから気軽にオッケーできないという葛藤はお約束と言えばお約束で、しかし理性で考える結論に反して感情を抑えきれず…という所までセットメニューになのもお約束。これはもちろん煮え切らない感情にムチを入れる効果もあり、今回登場したジェラシー要員・真奈美さんはそのスイッチを「柑菜と無関係」に見事入れてくれました。今回のイチカスイッチオンに柑菜を絡ませなかったのは上手いというかキツいね。何も知らない良い子の柑菜、しかしその裏側で話がどんどん進んでいるのだから。
体操着で寝っ転がる海人へ話しかける柑菜。昨日の話を訊いた後の「捜してくれた?」と問いかける真っ直ぐな表情は私のハートをズッキュンバッキュンドッキュンと貫いて止みません。ああもう!(言葉にならない叫び。柑菜の笑顔が真っ直ぐなほど見ているこっちはムネが痛い。返す言葉に詰まる海人を救ったのは妖艶な水着姿の檸檬さん、きっとこの人は全てわかっていて割り込んできたのだろうなあ。檸檬さんを呼びに来たイチカさんは相変わらずのギクシャク状態で、「C子ちゃん」の存在をほのめかしながらほくそ笑む檸檬さんとの対比が面白い。イチカさんってばどんだけ鈍いんだ(笑

体操服の二人の会話シーン。この状況をして何も気付かず「先輩のフォロー」を後押しする柑菜も大概鈍い。まあ第一話での全裸抱き付き事件から同居の流れまで同席しており、それが返って信頼に結びつき、まさか恋愛感情への発展など無いと信じているのかもしれません。そんなやり取りを影から見ていたD男くんとE子ちゃん、きみらすっかりスネークが板に付いているぞ(笑。柑菜の地雷踏みをわかっている哲朗はどんな思いで会話を聞いていたのだろうね。自分も地雷を踏み続けているのに。
帰り道の妄想にてガッツポーズの海人の横に止まったトライアンフTR4。交通量少ないなあ。こんな一時間に何台も通らないような田舎道まできっちり舗装されている日本ってばいい国だよねえ。まあそれが積もり積もっての結果が1000兆円の借金なのだけれども。それはともかくローライズパンツとチビシャツによって大胆に晒された腰回り、そしてシートベルトが食い込んだ胸元も男子高校生のリビドーを刺激しそうなのに海人はまったく無反応。まあ砕けた会話の様子からして海人的に「対象外」なのは丸わかりで、直球のお誘い言葉をうんざり気にかわすとクルマに乗せられてお買い物へゴー。

一方のイチカさんも都合のいい妄想にガッツポーズ。あはは。すると謎の美女と共に走り去る海人を発見! このシーン、この一本道で海人がイチカさんに気付かないのは不自然極まりないなあ。下を向いていたりムネに抱かれたりLHDだったり「気付かない理由」は描かれていたけれど、あの赤い髪が遮蔽物のない同一面上に立っていたら普通は気付くんじゃ? 運転免許を持っていない高校生だと走行中の路面状況など視界に入らないのかな。免許を持ってると自分が運転していなくても周囲を注視してしまうので、このシーンにはどうにも違和感を覚えてしまった(割とどうでもいい。そんな細かい事よりもすれ違い時の絵面を優先したのかも。
昨日の今日で別の女とイチャ付いている海人にムッキー! あらかわいい。プンスカしながらの帰途にて足を止めたイチカさんがどんどん闇へ落ち、相変わらず仕事をしないりのんへムチを入れ迫る一連は恐ろしくもかわいい(笑

最優先事項を発動して海人を追ったイチカさんはショッピングモールでスネーク!スネーク! 前回からこんなシーンばっかだね(笑。当ててんのよ!と言わんばかりにムネムギュのイチャラブ買い物デートを影から見つめてぐぬぬのイチカさん…そういやおね○ぃでも似たような描写があったような?
次々と服を買い込みながら「今回は長期戦だからね」とのセリフは後になればなるほど(笑。ランジェリーショップでの買い物では、試着室の前で一人待たされる海人の居場所の無さがリアルで笑った。店内に入る事すら恥ずかしい男子高校生にあれはキツすぎ、さらにカーテンを開けて下着姿をご開帳ってどんだけ遊ばれているのか(笑。そんな心労を知らないスネークイチカさんはいい顔でフットーしまくり。あははは。かわいい!
お買い物の次は暗い映画館でイチャラブ(?)と、海人&真奈美さんは王道のデートルートを邁進。見ている映画は檸檬さんが撮りたがっていたゾンビ映画? ってHOTDマンマじゃないか(笑。これは脚本黒田氏&キャラデザ将賀氏が共通している故の特別上映でしょうか。どうせ遊ぶのなら「劇場版 おね○ぃ」でも流しときゃいいのに(それができれば以下略
デートを終えてTR4を飛ばしてお帰りの二人をチェイサーイチカさんが追う。小さくなるTR4とミニスカをひらひらさせてトン!とジャンプするおみ足…二つの動きをローアングルFIXで強調することで追跡劇の緊迫が伝わる好カットでした。ベタだけどこういうの好き。もちろん膝裏も好き(結局それ
二人が着いた所はどこぞのマンションでした。このゴールにてやる事は一つしかなく、妖しいピンク色に染まった妄想ワールドにイチカさんは爆発寸前! 何と破廉恥な! 海人の貞操の危機を黙って見過ごすわけには! ってまた妄想で暴走してるし。キャラの胸中(願望・本心)を映像化してわかりやすく見せる妄想演出は本作の特徴になってきていますが、あまり多用すると「危ない人」に見えてしまい、またさすがにこう続くと少々クドく感じてきました。

というわけで海人の頭上に現れたイチカさんは影を落とした顔面に無表情のメガネが光る仁王立ち。怒ってる怒ってる! 問答無用のえらい剣幕で海人の手を引き力ずくでお暇のイチカさん、しかし海人はイチカさんが何を怒っているのか判らずあたふたするばかりです。サッサと事情を説明すりゃいいのにじれったい。まああの剣幕を前にしちゃヘタレ海人は何も言えまい。現に何度も言いかけては「黙ってて!」「すいません!」でしたし(笑
海人の向こうの棚のプラモは何か意味がありそう?と思ったけれど、これは公式サイト キャラクター紹介にある各キャラの「趣味」を見て納得。ほんと芸が細かい。真奈美さんの正体について既にここで答えが出ていたのだなあ。そういや真奈美さんは海人のお姉ちゃんさんと知り合いのようでした。姉ちゃん同士が同級生か何か? その繋がりから舎弟のようにコキ使われスキンシップを遠慮しない気安い関係なのかも。
ぐだぐだ言うてる海人へ振り返ると泣きそうな顔で一瞬溜め、「バカ!」カバンで叩くイチカさんの表情描写は絶妙で、さらに「どうして? どうして?」と海人へ向けての不満と思わせて実は制御不能な感情に戸惑う様子もニマニマが止まらず。ここで無自覚ながらスイッチが入った?
そんな騒ぎにシャワーから上がった真奈美さんとご対面。この状況にて大して慌てない真奈美さんは大らかな人であり、またさすが年の功かイチカさんの胸中も丸見えのようでした。いや大概判るか。いちいちバカ正直に噛み付いてくるイチカさんを面白がって挑発して呆れる真奈美さんってば鬼なのか良き姐御なのか(笑

「お詫びをさせて。何でもするから」
というわけで勘違いの空回りをゴメンナサイのイチカさんは帰り道にて深々と頭を下げ、もちろん海人は笑って許して先に歩き始め、するとイチカさんがタタッと追い抜いて「お詫び」の申し出へ。この追い抜いて正面へ立つ一連の動きが実にオンナノコっぽく、またイチカさんの誠実な頑固さを感じさせてニマニマが止まりません(笑。この勢いで「何でもする」と言われたら男たる者答えは一つ、直球で言えないのなら「僕と真奈美さんがあの部屋で何をするのか先輩が想像したことをしてください」と…そうではなく「あの時の答え」を聞きたかったけれど思いとどまったのでした。確かにあの流れだとイチカさんの弱みに付け込むようで、優しい海人はそれを良しとしなかったのでしょう。柑菜はきっと海人のこういう所に惚れたのだろうなあ。
結局海人はテストを口実に勉強を教えてもらうことになり、するとイチカさんの別のスイッチが入っちゃって大変なことに。あははは。夜遅くまでの特訓に加えて昼休みまで押し掛け授業、この様子をして「ギクシャクしなくなってよかった」と喜ぶC子ちゃんがニブすぎて見てられません。D男くんやE子ちゃんと違って自覚していない分だけタチが悪く、そりゃ哲朗も柑菜の意識を余所へ向けるべく茶々を入れずにいられないでしょうね。てな具合に仲良くケンカする柑菜&哲朗を穏やかな表情で見守る美桜も意味深でした。
頭を撫でられて怒る柑菜と対称的に、テスト結果を褒められてイチカ先生に頭を撫でられる海人はデレデレです。こういう所からも各々の胸中が窺えますね。おそらく今後柑菜が海人に頭を撫でられてはにかむカット、またはその逆があるに違いない(勝手な憶測。どちらにしても辛い。それはそうとイチカさんは普通のパジャマに替えてしまったのだなあ。もうあのネグリジェ姿は拝めないのか。まああのスタイルで目の前に座られちゃ勉強どころじゃありませんけれども(笑
というわけで一学期も終わり明日から待望の夏休み。終業式の校門にて待っていたイチカさんは女神のように美しく、並んで歩く抜きカットは二人の接近を予感させ、しかし楽しい事ばかりでは無い事も窺わせ、若者たちの「たった一度のあの夏」がいよいよ始まります。始まる前から息をしていない子はどうなるのか?
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謎の妖艶美女にアテられてイチカスイッチオン!?

アバンは前回引きの続きから。思いがけず衝撃の告白(のようなもの)を受けてしまったイチカさんは思考回路をショートさせてしまったようで、ホームで固まる海人を残し、魂を抜かれた人の如く無言のまま一人で列車へ。一方ホームに一人立ち尽くす海人。どちらにしろ帰る家は同じなので、この全力全壊で気まずい状態にて同居の朝を迎えなければなりません。その動揺を表す「ど、どうしよう…」のユニゾン、今回描かれるドタバタ劇の開幕ベルのようでした。あははは。
明けて翌朝、朝食準備のキッチンに立つイチカさんは「あくまで自然体、平常心」と自分に言い聞かせ、海人も気にしてない振りでイチカさんへ朝の挨拶…意識しすぎて裏返った大声の海人と全力でびっくりしているイチカさんが微笑ましい。ああもう微笑ましい。でも目の前に包丁を落とされたりのんはシャレにならんか(笑。ちょっと張り切って作ったお弁当は例によって単品で見ればおかしくないメニューだけれど、弁当箱にロールパンが収まっている絵面はなかなかシュールでありました。よくも絶妙な「自然な不自然」を思いつくものです。
登校後の二人も朝の不自然さを引きずっていました。ここで柑菜は昨日の出来事…二人のデートをみんなに覗かれていた事を海人へ話し、しかし海人は全く気にせず気のないリアクションで軽くスルー。つまり海人的に柑菜とのツーショットは「デート」の意識が皆無で、だから友達に覗かれようが気にしないということ。せつねー! また今の海人はそれどころではなく、「いつもと違う」と指摘されると裏返った声でごまかしてみたり…この状況を俯瞰から見ると柑菜の対象外っぷりに泣けてきますね。それはともかく柑菜が海人を呼ぶ時の「海人くん」の呼び声が私の脳幹を刺激して止みません。キャラ的に呼び捨てしそうなのに「くん付け」で呼ぶ絶妙な距離感は柑菜のオトメゴコロを的確に表現していると思う。
一方イチカさんもイチカさんで檸檬さんの「霧島くん」連打攻撃にいちいち動揺しまくり自爆しまくり。わかりやすい人だなあ。そりゃ檸檬さんがこんな面白いオモチャを見逃すはずがありません(笑

今回も妄想と現実を入り交ぜた演出を多用していました。まずは告白後のリアクションを都合良く妄想する海人、潤んだ瞳で「マジっすよ!」のイチカさんを思わず抱き締め…そこから現実へ戻ると哲朗だったというオチ。哲朗は本当にそういう趣味は無いのか?(何。恋愛経験豊富そうな哲朗へ問う「A男ちゃんとB子ちゃん」の例え話はじつにそのまんまでわかりやすい。こんなの聞かされたら「あの後」に何があったか白状しているようなものです。イチカさんは檸檬さんへ「A美ちゃんとB太くん」の例え話でご相談…同じ事してるし(笑。海人もイチカさんもクエスチョンの答はわかっていて、わかっていながらどうにもできない歯がゆさまでお揃い。こんな風に相手を意識するあまり言いたい事を言えない、焦れったく甘酸っぱい感覚などとうの昔に忘れてしまったよ。若いっていいなあ。
とはいえイチカさんには返事を返せない理由がありました。「いずれこの街を離れてしまう」。宇宙船は修復不可能と言っていたのにイチカさんってば帰る気まんまんですね。まあ単独航行の宇宙船を造る技術があるのだから遭難時の捜索技術も確立されているのだろうね。ともあれ先の別れが判っているから気軽にオッケーできないという葛藤はお約束と言えばお約束で、しかし理性で考える結論に反して感情を抑えきれず…という所までセットメニューになのもお約束。これはもちろん煮え切らない感情にムチを入れる効果もあり、今回登場したジェラシー要員・真奈美さんはそのスイッチを「柑菜と無関係」に見事入れてくれました。今回のイチカスイッチオンに柑菜を絡ませなかったのは上手いというかキツいね。何も知らない良い子の柑菜、しかしその裏側で話がどんどん進んでいるのだから。
体操着で寝っ転がる海人へ話しかける柑菜。昨日の話を訊いた後の「捜してくれた?」と問いかける真っ直ぐな表情は私のハートをズッキュンバッキュンドッキュンと貫いて止みません。ああもう!(言葉にならない叫び。柑菜の笑顔が真っ直ぐなほど見ているこっちはムネが痛い。返す言葉に詰まる海人を救ったのは妖艶な水着姿の檸檬さん、きっとこの人は全てわかっていて割り込んできたのだろうなあ。檸檬さんを呼びに来たイチカさんは相変わらずのギクシャク状態で、「C子ちゃん」の存在をほのめかしながらほくそ笑む檸檬さんとの対比が面白い。イチカさんってばどんだけ鈍いんだ(笑

体操服の二人の会話シーン。この状況をして何も気付かず「先輩のフォロー」を後押しする柑菜も大概鈍い。まあ第一話での全裸抱き付き事件から同居の流れまで同席しており、それが返って信頼に結びつき、まさか恋愛感情への発展など無いと信じているのかもしれません。そんなやり取りを影から見ていたD男くんとE子ちゃん、きみらすっかりスネークが板に付いているぞ(笑。柑菜の地雷踏みをわかっている哲朗はどんな思いで会話を聞いていたのだろうね。自分も地雷を踏み続けているのに。
帰り道の妄想にてガッツポーズの海人の横に止まったトライアンフTR4。交通量少ないなあ。こんな一時間に何台も通らないような田舎道まできっちり舗装されている日本ってばいい国だよねえ。まあそれが積もり積もっての結果が1000兆円の借金なのだけれども。それはともかくローライズパンツとチビシャツによって大胆に晒された腰回り、そしてシートベルトが食い込んだ胸元も男子高校生のリビドーを刺激しそうなのに海人はまったく無反応。まあ砕けた会話の様子からして海人的に「対象外」なのは丸わかりで、直球のお誘い言葉をうんざり気にかわすとクルマに乗せられてお買い物へゴー。

一方のイチカさんも都合のいい妄想にガッツポーズ。あはは。すると謎の美女と共に走り去る海人を発見! このシーン、この一本道で海人がイチカさんに気付かないのは不自然極まりないなあ。下を向いていたりムネに抱かれたりLHDだったり「気付かない理由」は描かれていたけれど、あの赤い髪が遮蔽物のない同一面上に立っていたら普通は気付くんじゃ? 運転免許を持っていない高校生だと走行中の路面状況など視界に入らないのかな。免許を持ってると自分が運転していなくても周囲を注視してしまうので、このシーンにはどうにも違和感を覚えてしまった(割とどうでもいい。そんな細かい事よりもすれ違い時の絵面を優先したのかも。
昨日の今日で別の女とイチャ付いている海人にムッキー! あらかわいい。プンスカしながらの帰途にて足を止めたイチカさんがどんどん闇へ落ち、相変わらず仕事をしないりのんへムチを入れ迫る一連は恐ろしくもかわいい(笑

最優先事項を発動して海人を追ったイチカさんはショッピングモールでスネーク!スネーク! 前回からこんなシーンばっかだね(笑。当ててんのよ!と言わんばかりにムネムギュのイチャラブ買い物デートを影から見つめてぐぬぬのイチカさん…そういやおね○ぃでも似たような描写があったような?
次々と服を買い込みながら「今回は長期戦だからね」とのセリフは後になればなるほど(笑。ランジェリーショップでの買い物では、試着室の前で一人待たされる海人の居場所の無さがリアルで笑った。店内に入る事すら恥ずかしい男子高校生にあれはキツすぎ、さらにカーテンを開けて下着姿をご開帳ってどんだけ遊ばれているのか(笑。そんな心労を知らないスネークイチカさんはいい顔でフットーしまくり。あははは。かわいい!
お買い物の次は暗い映画館でイチャラブ(?)と、海人&真奈美さんは王道のデートルートを邁進。見ている映画は檸檬さんが撮りたがっていたゾンビ映画? ってHOTDマンマじゃないか(笑。これは脚本黒田氏&キャラデザ将賀氏が共通している故の特別上映でしょうか。どうせ遊ぶのなら「劇場版 おね○ぃ」でも流しときゃいいのに(それができれば以下略
デートを終えてTR4を飛ばしてお帰りの二人をチェイサーイチカさんが追う。小さくなるTR4とミニスカをひらひらさせてトン!とジャンプするおみ足…二つの動きをローアングルFIXで強調することで追跡劇の緊迫が伝わる好カットでした。ベタだけどこういうの好き。もちろん膝裏も好き(結局それ
二人が着いた所はどこぞのマンションでした。このゴールにてやる事は一つしかなく、妖しいピンク色に染まった妄想ワールドにイチカさんは爆発寸前! 何と破廉恥な! 海人の貞操の危機を黙って見過ごすわけには! ってまた妄想で暴走してるし。キャラの胸中(願望・本心)を映像化してわかりやすく見せる妄想演出は本作の特徴になってきていますが、あまり多用すると「危ない人」に見えてしまい、またさすがにこう続くと少々クドく感じてきました。

というわけで海人の頭上に現れたイチカさんは影を落とした顔面に無表情のメガネが光る仁王立ち。怒ってる怒ってる! 問答無用のえらい剣幕で海人の手を引き力ずくでお暇のイチカさん、しかし海人はイチカさんが何を怒っているのか判らずあたふたするばかりです。サッサと事情を説明すりゃいいのにじれったい。まああの剣幕を前にしちゃヘタレ海人は何も言えまい。現に何度も言いかけては「黙ってて!」「すいません!」でしたし(笑
海人の向こうの棚のプラモは何か意味がありそう?と思ったけれど、これは公式サイト キャラクター紹介にある各キャラの「趣味」を見て納得。ほんと芸が細かい。真奈美さんの正体について既にここで答えが出ていたのだなあ。そういや真奈美さんは海人のお姉ちゃんさんと知り合いのようでした。姉ちゃん同士が同級生か何か? その繋がりから
ぐだぐだ言うてる海人へ振り返ると泣きそうな顔で一瞬溜め、「バカ!」カバンで叩くイチカさんの表情描写は絶妙で、さらに「どうして? どうして?」と海人へ向けての不満と思わせて実は制御不能な感情に戸惑う様子もニマニマが止まらず。ここで無自覚ながらスイッチが入った?
そんな騒ぎにシャワーから上がった真奈美さんとご対面。この状況にて大して慌てない真奈美さんは大らかな人であり、またさすが年の功かイチカさんの胸中も丸見えのようでした。いや大概判るか。いちいちバカ正直に噛み付いてくるイチカさんを面白がって挑発して呆れる真奈美さんってば鬼なのか良き姐御なのか(笑

「お詫びをさせて。何でもするから」
というわけで勘違いの空回りをゴメンナサイのイチカさんは帰り道にて深々と頭を下げ、もちろん海人は笑って許して先に歩き始め、するとイチカさんがタタッと追い抜いて「お詫び」の申し出へ。この追い抜いて正面へ立つ一連の動きが実にオンナノコっぽく、またイチカさんの誠実な頑固さを感じさせてニマニマが止まりません(笑。この勢いで「何でもする」と言われたら男たる者答えは一つ、直球で言えないのなら「僕と真奈美さんがあの部屋で何をするのか先輩が想像したことをしてください」と…そうではなく「あの時の答え」を聞きたかったけれど思いとどまったのでした。確かにあの流れだとイチカさんの弱みに付け込むようで、優しい海人はそれを良しとしなかったのでしょう。柑菜はきっと海人のこういう所に惚れたのだろうなあ。
結局海人はテストを口実に勉強を教えてもらうことになり、するとイチカさんの別のスイッチが入っちゃって大変なことに。あははは。夜遅くまでの特訓に加えて昼休みまで押し掛け授業、この様子をして「ギクシャクしなくなってよかった」と喜ぶC子ちゃんがニブすぎて見てられません。D男くんやE子ちゃんと違って自覚していない分だけタチが悪く、そりゃ哲朗も柑菜の意識を余所へ向けるべく茶々を入れずにいられないでしょうね。てな具合に仲良くケンカする柑菜&哲朗を穏やかな表情で見守る美桜も意味深でした。
頭を撫でられて怒る柑菜と対称的に、テスト結果を褒められてイチカ先生に頭を撫でられる海人はデレデレです。こういう所からも各々の胸中が窺えますね。おそらく今後柑菜が海人に頭を撫でられてはにかむカット、またはその逆があるに違いない(勝手な憶測。どちらにしても辛い。それはそうとイチカさんは普通のパジャマに替えてしまったのだなあ。もうあのネグリジェ姿は拝めないのか。まああのスタイルで目の前に座られちゃ勉強どころじゃありませんけれども(笑
というわけで一学期も終わり明日から待望の夏休み。終業式の校門にて待っていたイチカさんは女神のように美しく、並んで歩く抜きカットは二人の接近を予感させ、しかし楽しい事ばかりでは無い事も窺わせ、若者たちの「たった一度のあの夏」がいよいよ始まります。始まる前から息をしていない子はどうなるのか?
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