2012-02-12(Sun)

プリティーリズム オーロラドリーム #44 スイート&ビターバレンタイン

少女アニメお約束のハッピーバレンタインかと思いきや、

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対極の二人を浮き彫りにする辛い構成でした。

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冒頭はまさかのMCタッキー再登場にて「プリズムクイーンシリーズダイジェスト」から。放送が無かった(笑)第四戦「フェブラリープリンセスカップ」はセレナが優勝、第五戦「ミレニアムキャピタルカップ」はかのんが優勝、さらに海外大会で連戦連勝のみおんを加えた星取り表を見るとお馴染みのメンツが上位を独占しているようです。表によれば決勝に進めるのは上位四名でしょうか。そんな中、レアストーンをかき集めるために世界中の大会を荒らしていたみおんが結果的にトップぶっちぎりってのはシステム的にアリなの?

こういう「シリーズポイント制」の場合出場できる大会数が決まっていて、その制限の中で得たポイント計の高い選手が決勝へ進むというのが通常のやり方だと思うけど…参加数制限が無いのなら国内外の大会に多く出た者勝ちになっちゃうよねえ? また星取り表の最後列にある「EX」「1」「2」はおそらく参加大会数だろうけど、「1」のあいらとセレナとかなめは共に優勝1回なのにポイントが違い、「2」のりずむとかのんは共に優勝1回2位1回なのにポイントが違うのは何故なのか。もしこれが優勝スコアによる差で、しかも参加大会数無制限ならシリーズポイント集計の意味がありません。些細な事だけれどこういうの気になっちゃうんだよねえ。

ともあれプリズムクイーンカップへ出場できるのは上位四名。ストーリー展開的にMARsの三人を決勝に残さないとお話にならないし、さらに満を持して登場したかなめも外せそうもない…と思うのだけれど、現状からかなめをランクインさせるとりずむが圏外へ脱落しちゃうんだよねえ。まあこれは予選大会数を増やすか、かのんを出場辞退させれば解決するのですが、はたして残り話数が迫っている中でどう調整するのか見もの。

そんなダイジェストが終わって流れたバレンタインチョコのCM、コーリングスの面々がプリズムジャンプをキメながら「チョコの中身はかりんとう!」「クールなヒビキはおかき!」「甘えん坊のワタルはようかん!」と、どんだけチャレンジングメニューなんだ! と思ったらかりんとうチョコレートって本当にあるのか! しかもロイズだ! ググってみたらおかきチョコ羊羹チョコも実在してて非常に申し訳ない。でもバレンタインは普通のチョコがいいと思う。

TV画面からウインクのショウさんにポッと赤面のあいらをからかうイツキたちへお約束のギャフン! コケたあいらへ「絶好調!」のうるえるはさすがよくわかってます。そしてこの時期にチョコチョコ盛り上がってる愛娘に気が気じゃない父ちゃん。対ショウさん用に用意した罰ゲームチョコを母ちゃんによって阻止され自ら火を噴くオチは切ない切ない(笑

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月影屋敷にて特訓中のりずむへヒビキさんからメール着信。前回のあいらに続いてヒビキさんもSDキャラの着信画像があるのね。先生のレッスン最中だってのに気にせずスマホへ走り、メールを見て満面笑顔のりずむは緊張感ゼロ。一方の先生はそんなりずむを叱るでもなく見ているだけ。何だか拍子抜けのワンシーンでしたが、これはりずむの自覚を計りながら「叱るタイミング」を探っていたのだなあ。

あいらサイドはレオタード姿の社長による直々レッスンです。まだまだイケる!? 全盛期を思わせる華麗なフォームのお手本に盛り上がるあいら、その褒め言葉に照れる社長かわいい!

「こんなに素敵なのにどうしてお見合い失敗しちゃったんですかね?」

地雷を踏み抜くあいらのセリフに気合増し増しの社長は腰を痛めてえらいこっちゃ! 無理スンナ! てな具合に社長による「オーロラライジング指導」は非常に和やかな雰囲気で進められていますが、毎回こんなヌルい練習で本当に跳べるの?と思わなくもありません。

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事務所に運ばれたコーリングス向けのチョコの山。この他にトラック30台分あるとかスゲー人気です。なんて描写に実も蓋も無い話だけれど、実際はこういうのって全部廃棄しちゃうらしいよね。まあタレント側からすればドコの誰だか判らない相手から送られた食べ物を口に入れるのはあまりに危険で、万一一服盛られていたらシャレになりませんし。それはともかくチョコの山を掘って「みおんからのチョコ」を見つけたワタルくんは、ヒビキさんやショウさんに比べて小っさい自分へのチョコにがっかりです。でもそれはみおんの照れ隠しだろう? と思ったら純さんへはイラスト入りの特大チョコを贈っていたり…やっぱりみおんは年上好みからブレていないのか?(笑

月影屋敷を抜け出したりずむは事務所へ。先生との約束どおりあいらとは断絶状態をキープするも、軽い感じにヒビキさんと会っちゃったり結構テキトウです。友達と会わなければあとは自由ってわけでもあるまいに。その後の待ち合わせシーンと合わせ、りずむの「自覚の無さ」をあえて見せているのでしょう。見ているほうはヒヤヒヤですが。

メールの返事にお手紙ってのもりずむの思いを感じさせる一コマでしたが、ちょうど居合わせたかのんに中身を見られてさあ大変。ていうかいくら妹でも勝手に手紙を見ちゃダメだろう? 日付だけで時間指定のない待ち合わせは多忙なヒビキさんの都合を考えてのもの、りずむの気遣い溢るる待ち合わせですが今の時代はメールがあるんだから…と言ってはシマイか。まあ「待つのもデートのうち」ってほどデレデレなので放っときましょう(笑

一方あいら宅ではオーロラライジング挑戦について四者面談が開催されていました。オーロラライジングの危険さを知る母ちゃんは社長の言葉を聞き入れず絶対にノウ! 親として娘をそなちゃんと同じ目に遭わせるわけにはいかない。そりゃそうだろう。しかし黙って話を聞いていた父ちゃんは「娘が持っていた才能」を喜び、娘の意志を尊重し、またその才能を見出してくれた社長を信じて託す。なんていい話なんだ! デレデレ父ちゃんもキメる時はキメるね。

「ところで、オーロラライジングって何?」

あらら台無し(笑

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というわけでバレンタインデー当日です。寒空の下でヒビキさんを待つりずむは待つ事すらも楽しんでいる様子で、照れ隠しに舌をペロリと出す表情がかわいい! てな姿をスネークするせれのんはライブをキャンセルして見張っているとか。何やってんの(笑。ここはヒビキさんとの秘密の場所のはずなのに何故せれのんがいるのだろう?

その頃バレンタインカップの会場ではあいらの控え室にショウさんが現れ、危険なジャンプへの挑戦を必死に止めるメロドラマが展開されておりました。ショウさんってこれほどまであいらの事を想っていたのか。背後から抱き締められてズッキュン!バッキュン!ドッキュン!なあいらと、いつ来るかわからない待ち人を待っているりずむとの対比が辛い。そしてその状況を見ているギャラリーの意識も正反していて上手いね。社長は以前「恋愛禁止」を宣言していたけれど恋するオトメの表情をモロに見てしまったら止められない、というか羨ましさもあるんじゃ(笑

ヒビキさんを待つうちに雪が降ってきて庭を駆け回るりずむ、するとそこへ現れたのはヒビキさんではなく変な恰好をした変な人でした。先生は雪の中でもあのスタイルなのか!

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衣装に着替えてあいらの出番、ショウさんからもらったペンダントを意識しまくってフットーしているあいらかわいい。これからこのペンダントをする度にショウさんを思い出してフットーしちゃうのかな(笑。曲も衣装も第41話と同じですがステージはZONEに加えて恋愛ビーム光りまくりのキラキラ、恋するオトメの煌めきはあいらをますます輝かせます。

そんなキラキラステージにて発動したショウさんへの甘ーいプリズムジャンプは「バレンタインスイーツパレード」。カラフルチョコパレードの進化形というかバレンタインバージョンですね。今回のジャンプも現れたチョコレートが実体化し、客席のみなさんが食べていました。客席の母ちゃんが「パパのより美味しいかも」と言っている辺り見た目だけではなく味もきちんと実体化しているようです。やはり完成度が高まるにつれてイリュージョンがリアルに近付くのかな。そろそろ爆発系のジャンプは封印したほうが良さげ(笑

「あなたの覚悟はそなたの髪の毛一本にも及ばないわ」

あいらが幸せいっぱいのステージを楽しんでいる一方で、りずむはついに月影先生から厳しいお言葉を投げ付けられていました。今回前半まで見せていた浮ついた気持ちを一気に突き落としたワンシーン、「命に代わる物を差し出す」から「命に代わる物を全て差し出す」へハードルが上がっているけれど、先生は元々後者の意味で言っていたのでしょう。友達は差し出すけど恋愛は捨てられないなんて理屈は通りません。その勘違いによる違和感を今回Aパートの「りずむの妙な明るさ」で示した後、イベントピークの待ち合わせ中に奈落へ突き落とす流れは上手い。というかキツい。

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見事優勝を果たしたあいらはハピラキ絶好調です。ポイント的にも8650点とピュアプレミアムウェディングカップの時(画像上 8280点)を上回っていますね。同じ衣装でコーデポイントが200点も高いのはショウさんからもらったペンダントの効果? ダンス&ジャンプのポイント向上もラブラブ光線によるものでしょうね。やはり「心の飛躍」はポイント上でも表れるのですね。では心を無くして跳ぶプリズムジャンプはどうなるのか?

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明るいステージでみんなに祝福され満面笑顔のあいらと、暗く寒い雪空の下で泣き崩れながらヒビキさんへ別れを告げるりずむの対比が効果的すぎてキツい。青葉氏ってばここまでやるか!?(褒め言葉。月影先生の言葉を受けて思いを断ち切った辛さを、投げ捨てられ次第に濡れていく「渡せなかったチョコレート」の描写に重ねる作りも上手いけどキツい。キツすぎる。これほど重いドラマ、小さいお友達は付いて来ていますか?

走り去るりずむを見つめて純さんの名言。「既にリバースへのカウントダウンは始まっている」とは「ReBirth (再生・復活・生まれ変わり)」と、塔のタロットの向きが「Reverse (裏返る)」する事のダブルミーニングかな。相変わらず渋いね純さん。しかしりずむとヒビキさんの秘密の場所だってのにみなさん当然のように勢揃いでちょっと笑ってしまった。というか「二人の秘密の場所」と信じて、ここで待ち合わせたりずむが気の毒でなりません。

意外と気楽な月影特訓かと思いきや、やはりそんな甘いものではなく闇へ一直線のりずむ。一方周囲の暖かい支えを受け、ショウさんとの関係もキラキラなあいら。全てを捨てて血ヘドを吐くりずむと全てが満ちた聖母あいらの対比はラストへ向けてさらに激しくなっていくのでしょうね。さらに前世代の因縁、親娘の因縁を絡めたこの凄まじいドラマをどう決着付けるのか、確かに最終回まで1回も見逃せません。早く来い来い来週さん。

    

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