2012-02-19(Sun)
プリティーリズム オーロラドリーム #45 光訪ねてブエノスアイレス
探し求めたパズルのピース。

陽の光があるからダイヤモンドダストは輝く。

これまでずっと一人で戦ってきたみおんはMARsでの活動にて「一人じゃない」事を知り、だからこそ仲間でありライバルである二人に誇れるものを掴まなくては海外へ出た意味が無い。そんな中確かに大会では優勝し結果は残しているのだけれどみおんが求めるものへは未だ到達していないようで、生来のキャラに加えて記者への対応も素っ気ありません。ここでみおんは記者からの「クール」という言葉に反応、「一人であること」にアイデンティティのヒントを得て、しかしそれは本心を隠した強がり…みおんがここまで頑なだったのは「スケート座の祝福」を受けた二人に対する引け目が想像以上に強かったせいもあるのかな。かわいいなあもう!
突然現れたシルエットの正体に一瞬で気付いて駆け寄るみおんさすが。その後のお茶シーンにて詩的言語で話す純さんと普通に会話している辺りもさすがです(笑。しかし話がショーの感想になると純さんはみおんの胸中をズバリ指摘し、みおんも辛い本音を晒します。波打つコーヒーに映った表情は悩み揺れるみおんの胸中を表していました。
「一人でいる事。それがクールなみおんの原点、みおんらしさよ」
先の記者の言葉を借りて「自分らしさ」を無理にはめ込む様子は少々辛い。夕陽にシルエットの演出も効いてました。純さんの前だからって強がらなくてもいいのにね。もう「一人」には戻れない事などみおん自身が一番わかっているだろうに。
もちろん純さんはそんなみおんの胸中などお見通しなのでしょう。朝一番で叩き起こして寝起きドッキリの後、みおんの生まれ故郷であるブエノスアイレスへのチケットを爽やか笑顔でチラリ。転戦スケジュールとかどうなってんの?と思ったけどまあその辺は広い目で。

マンガチックなフライトシーンにて地球の裏側ブエノスアイレスへ一瞬で到着。あはは。北半球の真冬は南半球の真夏ってことでコート姿の二人は場違いファッションもいい所だけれど、マフラー装備のまま汗をダラダラ流しながら突き進むゴーイングマイウェイな純さんさすが。「自分探しの旅」と言われて恥ずかしがるみおんもかわいい。確かにそういう柄じゃないよね(笑
「情熱とか、そういう暑苦しいものは苦手なの」
涼しいスタイルに着替えた二人は熱気溢るるブエノスアイレスの街を散策するもみおんはイマイチ乗り気ではありません。クールな自分に暑苦しい国は似合わない、みおんらしくない。明るい街に落ちる日傘の影がみおんの心境を表していますね。さらに「スケート座の女神のステージ」の話を聞いても興味を示すどころか不機嫌を加速させてどっかへ行っちゃいました。あらら。第22話にて描かれたスケート座の話にて、視聴者はあいら&りずむと同時にみおんも「スケート座の祝福」を受けている事を知っているのだけれど、そういやみおん自身はその事実にまだ気付いていないのでした。「みおんには関係無い」と拗ねてしまう辺り、これが二人との見えない壁・無意識下での疎外感に繋がっていた事も想像に易い。奥が深いなあ。

そんなみおんへのサプライズゲスト、俯いて佇むみおんの所へ突然表れたパパ&ママにみおんはまさにサプライズ! シグナルダッシュと共に飛び付いて抱き締めるママさんったら情熱的すぎです! ロングスカートが舞い上がってえらいこっちゃ! これ後の通行人から丸見えなんじゃ?(笑
ちなみにブエノスアイレスの歩行者信号は青にならないみたいだけど、小さいお友達も見ている日本の番組にてこれをリアルに描写するわけにもいかないか。
突然の再会に大喜びの親子3人を木の陰から見守って「バーン!」の純さんハライテエ。いろんな意味で凄すぎる人です。

というわけで今回はみおん回かと思ったら純さん回でした。まさかアイキャッチまで!?(笑

さて久しぶりの親子対面に喜んだのも束の間、これが純さんの差し金と知ると表情を曇らせてしまうみおんでした。悩んでいる事を心配した純さんが両親を呼んだ、と勘違いしたのですね。しかし純さんは余計な事は言わず「みおんがブエノスアイレスにいる」事だけを伝えていた…つまり両親は純粋に「みおんに会いに」来たのです。両親の事情を理解しすぎて独立心ばかり育ってしまったみおんは、言ってしまえば「親子の愛情」を実感する機会があまりに少なく、まだ両親に甘えたい時期・頼りたい時期にも関わらず全て一人で抱え込んでしまう。これはみおんの強さでもあり弱さでもあるんですよね。
ここでみおんは両親の無償の愛情を実感し、さらに「スケート座の女神の祝福」についてパパさんから話を聞くとキラッキラの嬉し泣き…MARsの二人との絆に確固たるお墨付きを貰った喜び、おそらくずっと心の底に燻っていた障壁が氷解した瞬間の泣き笑い顔は「氷の女神」たるクールキャラを忘れさせる少女らしさ。じつにかわいらしい。これがみおんの素顔なのだなあ。まあ両親の前以外では見せない顔だろうけど(笑
というわけで「スケート座の女神のステージ」を見るべく純さんと共にフニクリフニクラ。って本格登山じゃないか!? そんな軽装で山に入って三歩さんの世話にならないように。

キツい山道を黙々と登る純さん。みおんはその後から必死に付いていくけれど、標高が上がれば気温は下がり、気温低下と合わせて徐々に消耗した体力は足の自由を奪い、ついに躓いて転んでしまいます。しかし純さんは倒れたみおんに手を貸すでもなく厳しいお言葉を投げ付けました。
「甘ったれるな!」
「あいらもりずむも今、全てを捨ててオーロラライジングに挑んでいる」
「自分だけの光を探すためだ!」
りずむはともかくあいらは何も捨てていないよね? むしろ「何も捨てずに跳ぶ」ことに意義があるんじゃ?と思ったけれど純さんの解釈はちょっと違うのかも。ともあれ二人の目標が「オーロラライジング」ではなく「自分だけの光を探すため」というのはさすが深い。確かに表面的にはオーロラライジング成功が目標なのだけれど、それはあくまで「ママを取り戻す」「社長の思いを遂げる(と同時にリンクの天使に会う)」ための手段であって、最も重要なのはそのプロセスに於いて二人が何を感じ何を得て何処へ向かうかということ。その結果現れる「オーロラ(自分だけの光)」の色があいらとりずむでどう変わるか?もポイントになることでしょう。
それはそうと疲れてビバークのみおんが妙に艶っぽい。このカットのストーブの炎が何故横から上がっているのかと思ったらみおん視点だったのね。ベタながら芸コマ。純さんが淹れてくれたコーヒーに映る表情は疲れながらも穏やかな顔、ウィーンでの同カットとの対比が効いていますね。これも芸コマな演出です。そしてみおんはこれまで隠していた本心を純さんに打ち明けました。ずっと寂しいのを我慢してた、一人で平気って顔をして。ずっと一人でやってきたことのプライド、寂しさなど感じさせないクールさが自分のアイデンティティと信じてきたのだなあ。
「二人といるととっても楽しくて…楽しいのにそれが怖い」
しかしみおんはあいら&りずむと出会ってしまった。二人との時間が楽しければ楽しいほど今までの自分を否定することになる。クールなみおんが消えてしまう。この相反する思いがみおんを苦しめていたのですね。「スケート座の祝福」の件がクリアになった事も喜びと同時に辛さへ繋がっていたとはなかなか巧妙な作りです。というかこのカットの愁いを帯びたみおんの横顔が美人すぎて辛抱たまりません。
到着したスケート座の女神のステージは雲海に囲まれてじつに神秘的。伝説のステージを前にしてキラキラ輝くみおんの瞳には何が映る? ってな意味深な引きも効いてました。それはそうとこんな高地にこんな立派なステージを作るのはさぞかし大変、当時の選手も客も大変だっただろうな(無粋

パッとシーンが変わってアルゼンチンカップのステージへ。ここは一瞬「伝説のステージ!? あの高地にいつの間にこんなに客が!?」と思ったけれどもちろんこちらは街のステージです。てな所へ予告どおり現れたセレナ、確かに世界中追いかけると言っていたけれど、せっかく追ってきたならストーリーにも少しは絡めばいいのにと思ったり思わなかったり。まあ内容的にも尺的にもセレナの絡みは無理筋か。ヘリコのセレナに反応する丸いみおんがかわいい(笑
というわけでアルゼンチンカップはセレナのステージから。もはや出番が危ぶまれたセレナの最後の見せ場(?)はここへきてソロのオリジナル曲「Wonderful World」を引っさげ、ダンスもソロの新規映像です。悪魔コスからちらちら見える肌色が眩しい! アクションもいちいちかわいく適度に色っぽくて良し良し。黙って踊ってりゃこんなにかわいいのに(笑。なのにほぼ使い捨ての当て馬扱いとは何と申していいのやら。もったいないもったいない。
プリズムジャンプ一発目はファイヤーストラ(違)のソロ進化形である「ハットトリックスターファンタジスタ」。サッカーシュートの前半から甲子園のスコアボードへ迫る猛虎、三連発直撃のハットトリック…虎やらジェット風船やら花火やら賑やかなのはいいけれどサッカーか野球かどっちかにしてください(笑。続く二発目は「プリズムシャイニングハリケーン」。これもまたマーブルスクリ(違)のソロ版です。両方とも言ってしまえばせれのんの技を単に一人バージョンにしただけで、この辺はサブキャラの悲しさを感じざるを得ませんね。まあこの時期にサブキャラの新ジャンプを新規に起こすのもアレですし、ソロダンスの新規映像を見られただけでもありがたいと思わなくては。

「冷たい氷の輝きと暖かな陽の光。この二つが無いとダイヤモンドダストは輝かない」
スケート座の女神のステージに現れたダイヤモンドダスト。陽光に照らされてキラキラ輝くダイヤモンドダストをみおんに重ねる純さんの言葉が見事すぎて目頭が熱くなってしまった。詩人だなあ! クールなみおんも二人と一緒にいたいみおんも、どちらも本当のみおん。その事に気付いたみおんはこれまでのモヤモヤが吹っ切れたように満面の笑顔を見せ、ラブオーラの如くキラキラの光を放出したステージは絶好調であります。今回の衣装もかわいいなあああ! やはりかわいさ・華やかさで言ったらみおんが一番かもしれない。
プリズムジャンプは「シャイニーダイヤモンドダストバーニング」。さすがメインキャラは新規ジャンプ(素材は使い回しでも)を奢られていました(笑。氷の湖にヒビが走って隆起の後に大噴火という思いっきり天変地異のプリズムジャンプは、フルーツやお菓子シリーズのように実体化したら大惨事だけどその辺は大丈夫なのだろうか?
これにてスコアは9070点とついに9000点越えでみおんの優勝、とはいえ負けたセレナも8880点なのでそう悪いスコアでは…それどころかこれまでの国内大会なら楽に優勝できるスコアです。みおんにしてもオーロラ無し、またウェディング無しのコーデで9000点越えというスコアインフレ。こりゃウェディングフル装備の上にオーロラライジングを跳ぶであろうプリズムクイーンカップ決勝のスコアはどうなってしまうのだろう。
ブエノスアイレスに残ったみおんはチアブレスに託した友情を信じ、笑顔で手を振り純さんを見送る。一方機中の純さんは日本で起きている一部始終をもちろん知っていて、「三人の絆が試されるのはこれから」と呟きながら飛び立って行く。うわ、きっつー! 何も知らず笑顔で手を振り続けるみおんは、日本へ帰ってえらい事になってる現状に直面したらどうなってしまうのだろう。
登場当初は高慢で孤高の人だったみおんが今となっては友情の最後の鎹。みおんがここまで変わったのはじつに素晴らしき変化で、約1年掛けてじっくり描いてきた重みをありありと感じますが…みおん帰国の顛末が楽しみだったり辛かったり。最後まで気を揉ませるなあまったく!(褒め言葉
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陽の光があるからダイヤモンドダストは輝く。

これまでずっと一人で戦ってきたみおんはMARsでの活動にて「一人じゃない」事を知り、だからこそ仲間でありライバルである二人に誇れるものを掴まなくては海外へ出た意味が無い。そんな中確かに大会では優勝し結果は残しているのだけれどみおんが求めるものへは未だ到達していないようで、生来のキャラに加えて記者への対応も素っ気ありません。ここでみおんは記者からの「クール」という言葉に反応、「一人であること」にアイデンティティのヒントを得て、しかしそれは本心を隠した強がり…みおんがここまで頑なだったのは「スケート座の祝福」を受けた二人に対する引け目が想像以上に強かったせいもあるのかな。かわいいなあもう!
突然現れたシルエットの正体に一瞬で気付いて駆け寄るみおんさすが。その後のお茶シーンにて詩的言語で話す純さんと普通に会話している辺りもさすがです(笑。しかし話がショーの感想になると純さんはみおんの胸中をズバリ指摘し、みおんも辛い本音を晒します。波打つコーヒーに映った表情は悩み揺れるみおんの胸中を表していました。
「一人でいる事。それがクールなみおんの原点、みおんらしさよ」
先の記者の言葉を借りて「自分らしさ」を無理にはめ込む様子は少々辛い。夕陽にシルエットの演出も効いてました。純さんの前だからって強がらなくてもいいのにね。もう「一人」には戻れない事などみおん自身が一番わかっているだろうに。
もちろん純さんはそんなみおんの胸中などお見通しなのでしょう。朝一番で叩き起こして寝起きドッキリの後、みおんの生まれ故郷であるブエノスアイレスへのチケットを爽やか笑顔でチラリ。転戦スケジュールとかどうなってんの?と思ったけどまあその辺は広い目で。

マンガチックなフライトシーンにて地球の裏側ブエノスアイレスへ一瞬で到着。あはは。北半球の真冬は南半球の真夏ってことでコート姿の二人は場違いファッションもいい所だけれど、マフラー装備のまま汗をダラダラ流しながら突き進むゴーイングマイウェイな純さんさすが。「自分探しの旅」と言われて恥ずかしがるみおんもかわいい。確かにそういう柄じゃないよね(笑
「情熱とか、そういう暑苦しいものは苦手なの」
涼しいスタイルに着替えた二人は熱気溢るるブエノスアイレスの街を散策するもみおんはイマイチ乗り気ではありません。クールな自分に暑苦しい国は似合わない、みおんらしくない。明るい街に落ちる日傘の影がみおんの心境を表していますね。さらに「スケート座の女神のステージ」の話を聞いても興味を示すどころか不機嫌を加速させてどっかへ行っちゃいました。あらら。第22話にて描かれたスケート座の話にて、視聴者はあいら&りずむと同時にみおんも「スケート座の祝福」を受けている事を知っているのだけれど、そういやみおん自身はその事実にまだ気付いていないのでした。「みおんには関係無い」と拗ねてしまう辺り、これが二人との見えない壁・無意識下での疎外感に繋がっていた事も想像に易い。奥が深いなあ。

そんなみおんへのサプライズゲスト、俯いて佇むみおんの所へ突然表れたパパ&ママにみおんはまさにサプライズ! シグナルダッシュと共に飛び付いて抱き締めるママさんったら情熱的すぎです! ロングスカートが舞い上がってえらいこっちゃ! これ後の通行人から丸見えなんじゃ?(笑
ちなみにブエノスアイレスの歩行者信号は青にならないみたいだけど、小さいお友達も見ている日本の番組にてこれをリアルに描写するわけにもいかないか。
突然の再会に大喜びの親子3人を木の陰から見守って「バーン!」の純さんハライテエ。いろんな意味で凄すぎる人です。

というわけで今回はみおん回かと思ったら純さん回でした。まさかアイキャッチまで!?(笑

さて久しぶりの親子対面に喜んだのも束の間、これが純さんの差し金と知ると表情を曇らせてしまうみおんでした。悩んでいる事を心配した純さんが両親を呼んだ、と勘違いしたのですね。しかし純さんは余計な事は言わず「みおんがブエノスアイレスにいる」事だけを伝えていた…つまり両親は純粋に「みおんに会いに」来たのです。両親の事情を理解しすぎて独立心ばかり育ってしまったみおんは、言ってしまえば「親子の愛情」を実感する機会があまりに少なく、まだ両親に甘えたい時期・頼りたい時期にも関わらず全て一人で抱え込んでしまう。これはみおんの強さでもあり弱さでもあるんですよね。
ここでみおんは両親の無償の愛情を実感し、さらに「スケート座の女神の祝福」についてパパさんから話を聞くとキラッキラの嬉し泣き…MARsの二人との絆に確固たるお墨付きを貰った喜び、おそらくずっと心の底に燻っていた障壁が氷解した瞬間の泣き笑い顔は「氷の女神」たるクールキャラを忘れさせる少女らしさ。じつにかわいらしい。これがみおんの素顔なのだなあ。まあ両親の前以外では見せない顔だろうけど(笑
というわけで「スケート座の女神のステージ」を見るべく純さんと共にフニクリフニクラ。って本格登山じゃないか!? そんな軽装で山に入って三歩さんの世話にならないように。

キツい山道を黙々と登る純さん。みおんはその後から必死に付いていくけれど、標高が上がれば気温は下がり、気温低下と合わせて徐々に消耗した体力は足の自由を奪い、ついに躓いて転んでしまいます。しかし純さんは倒れたみおんに手を貸すでもなく厳しいお言葉を投げ付けました。
「甘ったれるな!」
「あいらもりずむも今、全てを捨ててオーロラライジングに挑んでいる」
「自分だけの光を探すためだ!」
りずむはともかくあいらは何も捨てていないよね? むしろ「何も捨てずに跳ぶ」ことに意義があるんじゃ?と思ったけれど純さんの解釈はちょっと違うのかも。ともあれ二人の目標が「オーロラライジング」ではなく「自分だけの光を探すため」というのはさすが深い。確かに表面的にはオーロラライジング成功が目標なのだけれど、それはあくまで「ママを取り戻す」「社長の思いを遂げる(と同時にリンクの天使に会う)」ための手段であって、最も重要なのはそのプロセスに於いて二人が何を感じ何を得て何処へ向かうかということ。その結果現れる「オーロラ(自分だけの光)」の色があいらとりずむでどう変わるか?もポイントになることでしょう。
それはそうと疲れてビバークのみおんが妙に艶っぽい。このカットのストーブの炎が何故横から上がっているのかと思ったらみおん視点だったのね。ベタながら芸コマ。純さんが淹れてくれたコーヒーに映る表情は疲れながらも穏やかな顔、ウィーンでの同カットとの対比が効いていますね。これも芸コマな演出です。そしてみおんはこれまで隠していた本心を純さんに打ち明けました。ずっと寂しいのを我慢してた、一人で平気って顔をして。ずっと一人でやってきたことのプライド、寂しさなど感じさせないクールさが自分のアイデンティティと信じてきたのだなあ。
「二人といるととっても楽しくて…楽しいのにそれが怖い」
しかしみおんはあいら&りずむと出会ってしまった。二人との時間が楽しければ楽しいほど今までの自分を否定することになる。クールなみおんが消えてしまう。この相反する思いがみおんを苦しめていたのですね。「スケート座の祝福」の件がクリアになった事も喜びと同時に辛さへ繋がっていたとはなかなか巧妙な作りです。というかこのカットの愁いを帯びたみおんの横顔が美人すぎて辛抱たまりません。
到着したスケート座の女神のステージは雲海に囲まれてじつに神秘的。伝説のステージを前にしてキラキラ輝くみおんの瞳には何が映る? ってな意味深な引きも効いてました。それはそうとこんな高地にこんな立派なステージを作るのはさぞかし大変、当時の選手も客も大変だっただろうな(無粋

パッとシーンが変わってアルゼンチンカップのステージへ。ここは一瞬「伝説のステージ!? あの高地にいつの間にこんなに客が!?」と思ったけれどもちろんこちらは街のステージです。てな所へ予告どおり現れたセレナ、確かに世界中追いかけると言っていたけれど、せっかく追ってきたならストーリーにも少しは絡めばいいのにと思ったり思わなかったり。まあ内容的にも尺的にもセレナの絡みは無理筋か。ヘリコのセレナに反応する丸いみおんがかわいい(笑
というわけでアルゼンチンカップはセレナのステージから。もはや出番が危ぶまれたセレナの最後の見せ場(?)はここへきてソロのオリジナル曲「Wonderful World」を引っさげ、ダンスもソロの新規映像です。悪魔コスからちらちら見える肌色が眩しい! アクションもいちいちかわいく適度に色っぽくて良し良し。黙って踊ってりゃこんなにかわいいのに(笑。なのにほぼ使い捨ての当て馬扱いとは何と申していいのやら。もったいないもったいない。
プリズムジャンプ一発目はファイヤーストラ(違)のソロ進化形である「ハットトリックスターファンタジスタ」。サッカーシュートの前半から甲子園のスコアボードへ迫る猛虎、三連発直撃のハットトリック…虎やらジェット風船やら花火やら賑やかなのはいいけれどサッカーか野球かどっちかにしてください(笑。続く二発目は「プリズムシャイニングハリケーン」。これもまたマーブルスクリ(違)のソロ版です。両方とも言ってしまえばせれのんの技を単に一人バージョンにしただけで、この辺はサブキャラの悲しさを感じざるを得ませんね。まあこの時期にサブキャラの新ジャンプを新規に起こすのもアレですし、ソロダンスの新規映像を見られただけでもありがたいと思わなくては。

「冷たい氷の輝きと暖かな陽の光。この二つが無いとダイヤモンドダストは輝かない」
スケート座の女神のステージに現れたダイヤモンドダスト。陽光に照らされてキラキラ輝くダイヤモンドダストをみおんに重ねる純さんの言葉が見事すぎて目頭が熱くなってしまった。詩人だなあ! クールなみおんも二人と一緒にいたいみおんも、どちらも本当のみおん。その事に気付いたみおんはこれまでのモヤモヤが吹っ切れたように満面の笑顔を見せ、ラブオーラの如くキラキラの光を放出したステージは絶好調であります。今回の衣装もかわいいなあああ! やはりかわいさ・華やかさで言ったらみおんが一番かもしれない。
プリズムジャンプは「シャイニーダイヤモンドダストバーニング」。さすがメインキャラは新規ジャンプ(素材は使い回しでも)を奢られていました(笑。氷の湖にヒビが走って隆起の後に大噴火という思いっきり天変地異のプリズムジャンプは、フルーツやお菓子シリーズのように実体化したら大惨事だけどその辺は大丈夫なのだろうか?
これにてスコアは9070点とついに9000点越えでみおんの優勝、とはいえ負けたセレナも8880点なのでそう悪いスコアでは…それどころかこれまでの国内大会なら楽に優勝できるスコアです。みおんにしてもオーロラ無し、またウェディング無しのコーデで9000点越えというスコアインフレ。こりゃウェディングフル装備の上にオーロラライジングを跳ぶであろうプリズムクイーンカップ決勝のスコアはどうなってしまうのだろう。
ブエノスアイレスに残ったみおんはチアブレスに託した友情を信じ、笑顔で手を振り純さんを見送る。一方機中の純さんは日本で起きている一部始終をもちろん知っていて、「三人の絆が試されるのはこれから」と呟きながら飛び立って行く。うわ、きっつー! 何も知らず笑顔で手を振り続けるみおんは、日本へ帰ってえらい事になってる現状に直面したらどうなってしまうのだろう。
登場当初は高慢で孤高の人だったみおんが今となっては友情の最後の鎹。みおんがここまで変わったのはじつに素晴らしき変化で、約1年掛けてじっくり描いてきた重みをありありと感じますが…みおん帰国の顛末が楽しみだったり辛かったり。最後まで気を揉ませるなあまったく!(褒め言葉
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