2012-02-22(Wed)
あの夏で待ってる #07 先輩の気持ち。
二人っきりでどこ行ってたんだニャ?

激流の三角州でダイナマイトドリンクを煽る柑菜かわいいよ柑菜。

意味深に見つめ合う海人&樹下さんにバッタリ遭遇したイチカさんははたして? と思いきや無言で俯き逃げ出してしまいました。ベタな! イチカさんは「自分の気持ちと向き合うのが怖かった」らしいけれどいつまでも逃げてばかりではいられますまい。このリアクションを直近で見ていた樹下さんはイチカさんの気持ちに気付き、前回の会話で海人が言った「好きな人」が誰なのかももちろん気付き、この時点で後の「お詫び」を考えていたのだろうなあ。いい子です。かわいいしスタイルも良いし性格も良い…なぜこんないい子が一夏に二度も振られるのだろう。
てな修羅場に全然気付かない蚊帳の外の子。あああ。第一話っから負け戦一直線の柑菜は、今回は参加すらさせてもらえず檸檬さんのオモチャオチとは泣ける泣ける。ここまで戦力外扱いだといっそ潔いな。
もう一方の修羅場、激動(笑)のコテージにて有沢さんが目を覚ますと件の二人はどこかに消えて蛻の殻。まさかあのまま禁断の男女合体の流れ?かと思ったけれど、さすがに有沢さんの横で一戦交えるわけにもいかないか(笑。あの状況からよく我慢した! まあ現状柑菜しか見えていない哲朗にとって、どんだけ魅力的なボディが目の前にぶら下がっても「そういう対象」にはならないのでしょう。タラシ設定のはずなのに繊細な!
コテージから逃げ出した二人はとりあえず一息。改めてノーパンのケツを意識させるように突き出されたアングルから、「言わないで!」と懇願する横顔のアップは見ていて辛い。好きな男に秘密を知られた恥ずかしさ、と同時に、いやそれ以上に秘密を仲間に知られることへの恐れが伝わってきますね。ここで哲朗は「みんなには黙っててやるからここでもう一回スカートめくってみ?」と冷徹な言葉の後、羞恥に染まる表情を愉しみながら若草の秘裂へ指を這わせ、すると美桜の瞳はいつしか羞恥から恍惚へ変わり、緩んだ口元から蜜を滴らせると同時に哲朗がまさぐる指にも滴りを絡みつかせた…などと三流エロ小説のような展開にはもちろんならず「無かった事」として知らない振りを決め込みました。まあ今後の人間関係を考えればそうするしか無いよねえ。あまりに衝撃的すぎて。
みんなの所へ戻る哲朗と別れコテージへ戻ってパンツを履く美桜。哲朗の部屋へカチ込む前に一瞬寄って履いておけばこんな大事にはならなかっただろうに…そんな事を忘れるほど危機感にかられ、一刻も早く哲朗くんの所へ!との思いが裏目に出てしまったのだなあ。と書くと美談みたいだけど、普段ならいざ知らずいくら低血圧でも柑菜同室の旅行中にパンツ履き忘れるものかね?(笑

などと各地の修羅場も一段落して再び集まったみなさん。森の中でバッタリのイチカさんを始め、みんなして微妙に気まずい雰囲気は見ているだけでじつに居心地が悪い(笑。何だかんだで哲朗は美桜を意識し、いろいろ考えちゃってる海人を柑菜が意識し、しかし檸檬さんだけはこの微妙な空気を楽しんでいるようです。さすが。
「うみちゃんが好きなの?」
宇宙人を詰問する捜査官のセリフの流れからイチカさんへズバリ聞いちゃう樹下さんが小悪魔すぎてじつによろしい。揺さぶるなあ。動揺してカットの後に「樹下さんはどうなの?」と訊き返しちゃう辺りもわかりやすすぎですイチカさん! 何というか恋愛スキルに差がありすぎて勝負になりません(笑

そんな停滞を吹き飛ばす嵐のような肉食娘、哲朗を地の果てまで追いかけ回す有沢さんは見ていてウザいことこの上無く、執拗に追われる哲朗に同情を禁じ得ませんが、感情表現が一直線なだけで根はいい子であることが明らかになると「かわいい」と思ってしまう勝手な私。哲朗にしても自業自得な面もありますし(笑。歯に衣着せぬ彼女の物言いが美桜の本音を引き出し、停滞気味だった関係に動きの一波を立たせたのだからゲストキャラとしては十分すぎる活躍でしょう。まあ超速攻の失恋は気の毒でしたが。
「あの子かわいいし、哲朗付き合っちゃえばいいのに」
ドタバタの追っかけ回し劇を見た柑菜の一言。ほんとこの子ってば自分以外の人の気持ちが全く見えていないのだなあ。そんな柑菜にしょんぼり顔で忠告の美桜が切ない。というか哲朗が不憫でなりません。
哲朗・美桜・イチカさんが戻って来ない撮影終了後のコテージ。ここで柑菜は「海人くんとツーショットのチャンス!?」と思ったのだろうなあ。ポッと頬を染めるや稲や海人の部屋へゴー! ノックしても返事が無い部屋へおずおずと入る様子もかわいい、鼻から抜けるような「失礼しまーす」「あれ? いない…」の声もかわいいかわいい。ほんと悉く空回りな子です。すると突然現れた檸檬さん。ほんと神出鬼没だ(笑
「見ていればわかるもの。霧島くんの気持ち」
あれほどジーッと見ている柑菜は何故海人の気持ちに気付かないのか。というか野沢菜を持っていった雨の日に、海人の気持ちは痛いほどわかっていたんじゃないのかね。でなければあの日の嗚咽は何だったの?ということに。そんな柑菜へ檸檬さんはダイナマイトドリンクを携えた魔の手を伸ばし…これがまさかあんなオチに繋がるとは(笑。まあ檸檬さん的には「余計な動きを封じる」意味があったのだろうけど、結果的に完全蚊帳の外に置かれてしまった柑菜は気の毒すぎるだよねえ。
引き続き追いかけ回されている哲朗に救いの手を差し伸べた美桜。その行為は「黙ってくれていたお礼」と言いながらもちろん別の意味もあるのでしょう。ああもう! 真面目に感謝する美桜へつい口を吐いた「かわいい女の子限定」の軽口も美桜が相手では双方微妙に気まずく、てな所へ気まずい空気を吹き飛ばす嵐が到着しました。有沢さんすごい嗅覚だな! ズケズケと割って入った有沢さんは哲朗の意志など無関係にデート(?)続行の勢い、さすがに目の前でこの光景を見たら不動を決め込んでいた美桜も動くしかありません。

その頃イチカさんは樹下さんとご面会。樹下さんに訊きたい事がたくさんあろうに切り出せずに黙ってしまうイチカさんかわいい、というか恋愛スキルが違いすぎてほとんどワンサイドゲームです。樹下さんの引っ掛けセリフにいちいち超反応のイチカさんはじつにわかりやすい人だなあ。そりゃ樹下さんもからかいたくなるよね(笑
樹下さんの沖縄旅行が傷心旅行だったというのは予想どおり。わかりやすく挙動不審で、しかもこの作品ジャンルからして失恋後の云々ってのは王道すぎて予想的中も自慢になりません(笑。それはともかくあの時泣いていたのは「別れた彼氏と同じ事を言われたから」とは泣かせる話で、傷心旅行で偶然再会した海人に対し最初はからかい半分で、しかしそうこうしているうちに本気になりかけ…ってなタイミングで別れた時と同じ事、言ってしまえば「他の女にかっさらわれた」となれば思わず泣いてしまうのも無理はありません。キッツイなあ。
そんな思いを振り切って「お詫び」を用意してサッと姿を消す樹下さんってば何と気が利く良い子でしょう。何というかいつまでもハッキリしないメインメンバーより見ていて気持ちが良い。なぜこんな良い子が立て続けに振られてしまうのか?とつくづく思います。
到着したお詫びの品と夕暮れのツーショット。対面カットでは先と同アングルで、一連の会話にて事情を知ったイチカさんの立ち位置を左から右へ入れ替えるという細かい演出に感心。

一方裸族サイド(笑)の修羅場。哲朗&美桜の微妙な空気を察した有沢さんはここで爆弾発言を! やっぱり体当たりの瞬間に美桜の下半身を見ていたのか! まあノーパンのケツ丸出しで男の部屋へ飛び込んで来たら変態扱いされても仕方ありません。「変態!変態!変態!」の声に「もっと罵って!」と返したら本当に変態ですが、さすがの美桜もそこまで重症ではなく、ついに「裸族」であることをカミングアウト。美桜の自室風景では常に全裸で描かれ、その他の流れからして美桜が裸族であることはたいてい判っていましたが、まさか家族全員裸族だったとは! あの家は父ちゃん母ちゃん、下手したら爺ちゃん婆ちゃんまで全裸でうろうろしているのか。友達が突然来たらどうすんだろ?
とはいえ子供の頃から「そういう風」に育っているとどの家でもそうだと思って…というのはわかるわかる。パーソナルな部分って家庭ごとの違い気付きにくいもので、友達と風呂へ行くと風呂の作法の違いに驚かされたりしますが、言ってみれば「裸族問題」もその拡大版みたいなものかもしれません。低血圧のせいでパンツを履き忘れるのはこれまた仕方ないかもだけれど、さすがにこれは「スペアを持っとけ」という哲朗が正しい(笑。でも柑菜にならともかく男の子にそんな相談できないよねえ。嫌う嫌われる以前に。というか「フォローする!」と意気込んでいる哲朗はいざ「今日パンツ履き忘れちゃった」と言われたらどうフォローするつもりなのだろう?(笑
座り込んで必死に弁明する美桜と聞いてる二人。有沢さんサイドの壁に影が落ち、さらに聞きながらの表情描写もまるで有沢さんが悪者みたいな感じです(笑。これは気まずい。というわけで有沢さんはいつの間にか姿を消し、残された二人は二人の世界へ。差し出された手に振り返る美桜の表情は思いっきり将賀チック、というかさすが見せ場かこの一連の美桜の作画が神がかっていましたね。そして繋いだ手をギュッと握った美桜はついに告白。思いを言葉にした事で何かが動くか? でも答えがわかっている美桜としては「動いてしまう」ことも辛かろう。どっち付かずの現状がいちばん居心地がいいのかも。

などと各地で修羅場が展開されている真っ最中、激流から一人取り残された柑菜は檸檬さんのオモチャになっていました。あははははは! ダイナマイトドリンクを飲まされてのコスプレ撮影会は、床に散らばる衣装からしてじつに興味深いニャー! ZCで撮影している辺り完成した映画にチラリと入ったりするのかも?(笑

樹下さんが去った後のツーショットにて顛末のお話。森の中でのバッタリを都合良く解釈する海人が天然すぎてちょっと笑う。どんだけニブいんだか。樹下さんを呼んだ理由を訊く海人に言葉を詰まらせ頬を染めるイチカさん…その頬の赤さから、首里城瑞泉門の赤へ繋げる演出も綺麗でした。門を見上げる二人の手が触れ、するとイチカさんから手を握ってますよ! これは実質告白への返事でしょう。ぐぬぬ!
縦に並んで歩く哲朗&美桜と、横に並んで歩く海人&イチカさん。じつに関係がわかりやすいですね。最初から諦めている美桜より、告白に返事ができない哲朗の方が辛いかもしれず、そんな雰囲気が並び順にも現れているような。
コテージ前まで帰ってきた所で海人が男を見せました。イヤよイヤよも好きのうちと申しましょうか、迫る海人を「だめ…」と止めながら本気で止めないイチカさんがオンナすぎエロすぎ。ああもう! 超接近でカチャリと当たるメガネの音もじつに生々しい! ああもう! そしていよいよ! というタイミングで!(ビックリマーク過多

「何してるニャ?」
あまりにあんまりな登場シーンにハライテエ(笑。急接近の二人を前に素に戻って「つーかどこ行ってたんですかーっ!?」の流れもハライテエです。あははははは! 果てしなく蚊帳の外のC子ちゃんはダイナマイトドリンクを煽ると再び上機嫌でイチカさんへチュー! 海人へチュー! てな所へ帰って来た哲朗&美桜へ再びキレながら「ずるいずるい! 私だけ除け者で!」と涙の訴えの直後にいきなり電池切れエンドも凄い。しかし回を進めるごとに酷くなる柑菜の扱いはどこまで行ってしまうのだろう。

明けて翌日、沖縄パートはこれにて撮了ってことでお疲れさま。現場にタクシーを待たせて空港へ直行なんて売れっ子女優みたいですよ(笑。去り際にスッと顔を寄せてのハッパ掛けもいいなあ。バツが悪い有沢さんがタクシー内で待ってるってのもいい。この二人には幸せになってもらいたいものです。後日談とか無さそうだけど。
残ったみなさんは飛行機の時間まで沖縄の海を満喫。がんばった水色ビキニで手を振る柑菜がかわいいなあああ! こんなかわいいのに! のに! そして頑なにパーカーを脱がなかった美桜がついに肌を白日の下に。哲朗に秘密を話した事で一皮剥けたのでしょうね。思い切ってフルオープンのパーカーからこぼれ出しそうな大盛りまんま肉まんは思いっきりたゆんと揺れる大迫力。これほどの超兵器を隠していたとはもったいない(笑
そして海に尻もちのイチカさんへ差し出された手。海人を見上げるこの表情が全てを語っています。ああもう! 今回は「繋いだ手」の描写が各々の思いを象徴していましたね。そんな若い恋人未満の様相はいろいろ汚れてしまったおっさん的にじつに甘酸っぱい。好きな子と手を繋いだだけでこれだけドキドキしちゃう、若いって素晴らしいなあ。
なーんて着々と進む恋愛事情の一方でりのんの様子が何やらおかしい。有沢さんのケツ圧によって起きたエラー(?)はどんな結果をもたらすのか。飛んで行ったのか来たのかチラッと映った宇宙船も意味深です。ほぼ忘れかけていたSF設定もそろそろ再開してもらわないと話が締まりませんし、ここからラストへ向けてストーリーをどう転がしていくのか楽しみ。
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

激流の三角州でダイナマイトドリンクを煽る柑菜かわいいよ柑菜。

意味深に見つめ合う海人&樹下さんにバッタリ遭遇したイチカさんははたして? と思いきや無言で俯き逃げ出してしまいました。ベタな! イチカさんは「自分の気持ちと向き合うのが怖かった」らしいけれどいつまでも逃げてばかりではいられますまい。このリアクションを直近で見ていた樹下さんはイチカさんの気持ちに気付き、前回の会話で海人が言った「好きな人」が誰なのかももちろん気付き、この時点で後の「お詫び」を考えていたのだろうなあ。いい子です。かわいいしスタイルも良いし性格も良い…なぜこんないい子が一夏に二度も振られるのだろう。
てな修羅場に全然気付かない蚊帳の外の子。あああ。第一話っから負け戦一直線の柑菜は、今回は参加すらさせてもらえず檸檬さんのオモチャオチとは泣ける泣ける。ここまで戦力外扱いだといっそ潔いな。
もう一方の修羅場、激動(笑)のコテージにて有沢さんが目を覚ますと件の二人はどこかに消えて蛻の殻。まさかあのまま禁断の男女合体の流れ?かと思ったけれど、さすがに有沢さんの横で一戦交えるわけにもいかないか(笑。あの状況からよく我慢した! まあ現状柑菜しか見えていない哲朗にとって、どんだけ魅力的なボディが目の前にぶら下がっても「そういう対象」にはならないのでしょう。タラシ設定のはずなのに繊細な!
コテージから逃げ出した二人はとりあえず一息。改めてノーパンのケツを意識させるように突き出されたアングルから、「言わないで!」と懇願する横顔のアップは見ていて辛い。好きな男に秘密を知られた恥ずかしさ、と同時に、いやそれ以上に秘密を仲間に知られることへの恐れが伝わってきますね。ここで哲朗は「みんなには黙っててやるからここでもう一回スカートめくってみ?」と冷徹な言葉の後、羞恥に染まる表情を愉しみながら若草の秘裂へ指を這わせ、すると美桜の瞳はいつしか羞恥から恍惚へ変わり、緩んだ口元から蜜を滴らせると同時に哲朗がまさぐる指にも滴りを絡みつかせた…などと三流エロ小説のような展開にはもちろんならず「無かった事」として知らない振りを決め込みました。まあ今後の人間関係を考えればそうするしか無いよねえ。あまりに衝撃的すぎて。
みんなの所へ戻る哲朗と別れコテージへ戻ってパンツを履く美桜。哲朗の部屋へカチ込む前に一瞬寄って履いておけばこんな大事にはならなかっただろうに…そんな事を忘れるほど危機感にかられ、一刻も早く哲朗くんの所へ!との思いが裏目に出てしまったのだなあ。と書くと美談みたいだけど、普段ならいざ知らずいくら低血圧でも柑菜同室の旅行中にパンツ履き忘れるものかね?(笑

などと各地の修羅場も一段落して再び集まったみなさん。森の中でバッタリのイチカさんを始め、みんなして微妙に気まずい雰囲気は見ているだけでじつに居心地が悪い(笑。何だかんだで哲朗は美桜を意識し、いろいろ考えちゃってる海人を柑菜が意識し、しかし檸檬さんだけはこの微妙な空気を楽しんでいるようです。さすが。
「うみちゃんが好きなの?」
宇宙人を詰問する捜査官のセリフの流れからイチカさんへズバリ聞いちゃう樹下さんが小悪魔すぎてじつによろしい。揺さぶるなあ。動揺してカットの後に「樹下さんはどうなの?」と訊き返しちゃう辺りもわかりやすすぎですイチカさん! 何というか恋愛スキルに差がありすぎて勝負になりません(笑

そんな停滞を吹き飛ばす嵐のような肉食娘、哲朗を地の果てまで追いかけ回す有沢さんは見ていてウザいことこの上無く、執拗に追われる哲朗に同情を禁じ得ませんが、感情表現が一直線なだけで根はいい子であることが明らかになると「かわいい」と思ってしまう勝手な私。哲朗にしても自業自得な面もありますし(笑。歯に衣着せぬ彼女の物言いが美桜の本音を引き出し、停滞気味だった関係に動きの一波を立たせたのだからゲストキャラとしては十分すぎる活躍でしょう。まあ超速攻の失恋は気の毒でしたが。
「あの子かわいいし、哲朗付き合っちゃえばいいのに」
ドタバタの追っかけ回し劇を見た柑菜の一言。ほんとこの子ってば自分以外の人の気持ちが全く見えていないのだなあ。そんな柑菜にしょんぼり顔で忠告の美桜が切ない。というか哲朗が不憫でなりません。
哲朗・美桜・イチカさんが戻って来ない撮影終了後のコテージ。ここで柑菜は「海人くんとツーショットのチャンス!?」と思ったのだろうなあ。ポッと頬を染めるや稲や海人の部屋へゴー! ノックしても返事が無い部屋へおずおずと入る様子もかわいい、鼻から抜けるような「失礼しまーす」「あれ? いない…」の声もかわいいかわいい。ほんと悉く空回りな子です。すると突然現れた檸檬さん。ほんと神出鬼没だ(笑
「見ていればわかるもの。霧島くんの気持ち」
あれほどジーッと見ている柑菜は何故海人の気持ちに気付かないのか。というか野沢菜を持っていった雨の日に、海人の気持ちは痛いほどわかっていたんじゃないのかね。でなければあの日の嗚咽は何だったの?ということに。そんな柑菜へ檸檬さんはダイナマイトドリンクを携えた魔の手を伸ばし…これがまさかあんなオチに繋がるとは(笑。まあ檸檬さん的には「余計な動きを封じる」意味があったのだろうけど、結果的に完全蚊帳の外に置かれてしまった柑菜は気の毒すぎるだよねえ。
引き続き追いかけ回されている哲朗に救いの手を差し伸べた美桜。その行為は「黙ってくれていたお礼」と言いながらもちろん別の意味もあるのでしょう。ああもう! 真面目に感謝する美桜へつい口を吐いた「かわいい女の子限定」の軽口も美桜が相手では双方微妙に気まずく、てな所へ気まずい空気を吹き飛ばす嵐が到着しました。有沢さんすごい嗅覚だな! ズケズケと割って入った有沢さんは哲朗の意志など無関係にデート(?)続行の勢い、さすがに目の前でこの光景を見たら不動を決め込んでいた美桜も動くしかありません。

その頃イチカさんは樹下さんとご面会。樹下さんに訊きたい事がたくさんあろうに切り出せずに黙ってしまうイチカさんかわいい、というか恋愛スキルが違いすぎてほとんどワンサイドゲームです。樹下さんの引っ掛けセリフにいちいち超反応のイチカさんはじつにわかりやすい人だなあ。そりゃ樹下さんもからかいたくなるよね(笑
樹下さんの沖縄旅行が傷心旅行だったというのは予想どおり。わかりやすく挙動不審で、しかもこの作品ジャンルからして失恋後の云々ってのは王道すぎて予想的中も自慢になりません(笑。それはともかくあの時泣いていたのは「別れた彼氏と同じ事を言われたから」とは泣かせる話で、傷心旅行で偶然再会した海人に対し最初はからかい半分で、しかしそうこうしているうちに本気になりかけ…ってなタイミングで別れた時と同じ事、言ってしまえば「他の女にかっさらわれた」となれば思わず泣いてしまうのも無理はありません。キッツイなあ。
そんな思いを振り切って「お詫び」を用意してサッと姿を消す樹下さんってば何と気が利く良い子でしょう。何というかいつまでもハッキリしないメインメンバーより見ていて気持ちが良い。なぜこんな良い子が立て続けに振られてしまうのか?とつくづく思います。
到着したお詫びの品と夕暮れのツーショット。対面カットでは先と同アングルで、一連の会話にて事情を知ったイチカさんの立ち位置を左から右へ入れ替えるという細かい演出に感心。

一方裸族サイド(笑)の修羅場。哲朗&美桜の微妙な空気を察した有沢さんはここで爆弾発言を! やっぱり体当たりの瞬間に美桜の下半身を見ていたのか! まあノーパンのケツ丸出しで男の部屋へ飛び込んで来たら変態扱いされても仕方ありません。「変態!変態!変態!」の声に「もっと罵って!」と返したら本当に変態ですが、さすがの美桜もそこまで重症ではなく、ついに「裸族」であることをカミングアウト。美桜の自室風景では常に全裸で描かれ、その他の流れからして美桜が裸族であることはたいてい判っていましたが、まさか家族全員裸族だったとは! あの家は父ちゃん母ちゃん、下手したら爺ちゃん婆ちゃんまで全裸でうろうろしているのか。友達が突然来たらどうすんだろ?
とはいえ子供の頃から「そういう風」に育っているとどの家でもそうだと思って…というのはわかるわかる。パーソナルな部分って家庭ごとの違い気付きにくいもので、友達と風呂へ行くと風呂の作法の違いに驚かされたりしますが、言ってみれば「裸族問題」もその拡大版みたいなものかもしれません。低血圧のせいでパンツを履き忘れるのはこれまた仕方ないかもだけれど、さすがにこれは「スペアを持っとけ」という哲朗が正しい(笑。でも柑菜にならともかく男の子にそんな相談できないよねえ。嫌う嫌われる以前に。というか「フォローする!」と意気込んでいる哲朗はいざ「今日パンツ履き忘れちゃった」と言われたらどうフォローするつもりなのだろう?(笑
座り込んで必死に弁明する美桜と聞いてる二人。有沢さんサイドの壁に影が落ち、さらに聞きながらの表情描写もまるで有沢さんが悪者みたいな感じです(笑。これは気まずい。というわけで有沢さんはいつの間にか姿を消し、残された二人は二人の世界へ。差し出された手に振り返る美桜の表情は思いっきり将賀チック、というかさすが見せ場かこの一連の美桜の作画が神がかっていましたね。そして繋いだ手をギュッと握った美桜はついに告白。思いを言葉にした事で何かが動くか? でも答えがわかっている美桜としては「動いてしまう」ことも辛かろう。どっち付かずの現状がいちばん居心地がいいのかも。

などと各地で修羅場が展開されている真っ最中、激流から一人取り残された柑菜は檸檬さんのオモチャになっていました。あははははは! ダイナマイトドリンクを飲まされてのコスプレ撮影会は、床に散らばる衣装からしてじつに興味深いニャー! ZCで撮影している辺り完成した映画にチラリと入ったりするのかも?(笑

樹下さんが去った後のツーショットにて顛末のお話。森の中でのバッタリを都合良く解釈する海人が天然すぎてちょっと笑う。どんだけニブいんだか。樹下さんを呼んだ理由を訊く海人に言葉を詰まらせ頬を染めるイチカさん…その頬の赤さから、首里城瑞泉門の赤へ繋げる演出も綺麗でした。門を見上げる二人の手が触れ、するとイチカさんから手を握ってますよ! これは実質告白への返事でしょう。ぐぬぬ!
縦に並んで歩く哲朗&美桜と、横に並んで歩く海人&イチカさん。じつに関係がわかりやすいですね。最初から諦めている美桜より、告白に返事ができない哲朗の方が辛いかもしれず、そんな雰囲気が並び順にも現れているような。
コテージ前まで帰ってきた所で海人が男を見せました。イヤよイヤよも好きのうちと申しましょうか、迫る海人を「だめ…」と止めながら本気で止めないイチカさんがオンナすぎエロすぎ。ああもう! 超接近でカチャリと当たるメガネの音もじつに生々しい! ああもう! そしていよいよ! というタイミングで!(ビックリマーク過多

「何してるニャ?」
あまりにあんまりな登場シーンにハライテエ(笑。急接近の二人を前に素に戻って「つーかどこ行ってたんですかーっ!?」の流れもハライテエです。あははははは! 果てしなく蚊帳の外のC子ちゃんはダイナマイトドリンクを煽ると再び上機嫌でイチカさんへチュー! 海人へチュー! てな所へ帰って来た哲朗&美桜へ再びキレながら「ずるいずるい! 私だけ除け者で!」と涙の訴えの直後にいきなり電池切れエンドも凄い。しかし回を進めるごとに酷くなる柑菜の扱いはどこまで行ってしまうのだろう。

明けて翌日、沖縄パートはこれにて撮了ってことでお疲れさま。現場にタクシーを待たせて空港へ直行なんて売れっ子女優みたいですよ(笑。去り際にスッと顔を寄せてのハッパ掛けもいいなあ。バツが悪い有沢さんがタクシー内で待ってるってのもいい。この二人には幸せになってもらいたいものです。後日談とか無さそうだけど。
残ったみなさんは飛行機の時間まで沖縄の海を満喫。がんばった水色ビキニで手を振る柑菜がかわいいなあああ! こんなかわいいのに! のに! そして頑なにパーカーを脱がなかった美桜がついに肌を白日の下に。哲朗に秘密を話した事で一皮剥けたのでしょうね。思い切ってフルオープンのパーカーからこぼれ出しそうな大盛りまんま肉まんは思いっきりたゆんと揺れる大迫力。これほどの超兵器を隠していたとはもったいない(笑
そして海に尻もちのイチカさんへ差し出された手。海人を見上げるこの表情が全てを語っています。ああもう! 今回は「繋いだ手」の描写が各々の思いを象徴していましたね。そんな若い恋人未満の様相はいろいろ汚れてしまったおっさん的にじつに甘酸っぱい。好きな子と手を繋いだだけでこれだけドキドキしちゃう、若いって素晴らしいなあ。
なーんて着々と進む恋愛事情の一方でりのんの様子が何やらおかしい。有沢さんのケツ圧によって起きたエラー(?)はどんな結果をもたらすのか。飛んで行ったのか来たのかチラッと映った宇宙船も意味深です。ほぼ忘れかけていたSF設定もそろそろ再開してもらわないと話が締まりませんし、ここからラストへ向けてストーリーをどう転がしていくのか楽しみ。
- 関連記事
-
- あの夏で待ってる #09 せんぱい
- あの夏で待ってる #08 先輩がPINCH.
- あの夏で待ってる #07 先輩の気持ち。
- あの夏で待ってる #06 先輩にライバル。
- あの夏で待ってる #05 先輩はヒロイン。
スポンサーサイト
↓記事が役立ったら一票どうぞ。
