在宅アニメ評論家

みんなかわいいアマガミヒロインの中で私的に最も破壊力が高い紗江ちゃんがついに登場しました。ファーストカットは「こぐまの紗江ちゃん」と題されたクマの着ぐるみでの怪しい撮影風景、舌っ足らずなセリフから蜜壺を抱えてがおー！と迫る表情もかわいいかわいい。まったく何やってんだか（笑。中田譲治さんのナレーションも冒頭から絶好調、というかこの声無しでは成立しないレベルの存在感であります。

引っ込み思案な小動物だった紗江ちゃんはあれから10ヶ月経ってずいぶんと成長したようです。学食のおばちゃんとも仲良く話し、犬に怯える事も無くなり家でも犬を飼い始めたとか…なーんて何気なく描かれた成長の軌跡が全て伏線になっていてちょっと感心。

メイド喫茶でのバイトも続けているようで、あの紗江ちゃんとは思えないテキパキとしたウェイトレスっぷりはこれまた成長の跡を感じさせます。メイド紗江ちゃんかわいいなあ。客としてテーブルに着く橘さん＆みゃーも紗江ちゃんの見違えた姿に感心、そして話題は学校での紗江ちゃんの人気うなぎ登りにょろにょろ～について。自分が付いていないとダメな子だったはずがいつの間にか成長し人気者になっていた紗江ちゃん。元教官としては成長した姿が喜ばしいのと同時に寂しさも感じることでしょうね。わかるわかる。

人気急上昇の紗江ちゃんはこのターンでも創設祭委員に選ばれたらしく…これはもう既定事項なのか？（笑。さすが本人ターンだけあってこのネタは扱いも大きく、今回の引きから次回にかけて後編ストーリーの軸になるようです。



学食の券売機列に並びながら紗江ちゃんの人気にイマサラながら気付き、しかし隣に立つ冴えない男の所在なさにも気付かされた橘さん。これは今までリードしてきた教官役として、もちろん彼氏としての立場が無い。なーんてぐるぐる考え込む橘さんを見つめる紗江ちゃんの純真な目がかわいすぎてたまりません。橘さんは男を見せるべく券売機の前に立つけれど紗江ちゃんの好みがわからず立ち往生、あれほど特殊な撮影(笑)を続けている割に普段の紗江ちゃんをよく見ていない、紗江ちゃんの事をよく知らない現実を叩き付けられます。ふかふかのグラマラスボディばっかり見ているからそういう事になるんだ！　ダメだなあもう。

しかし高校の学食とは思えない豊富なメニューに驚き。エビ柚中うどんやらせんべい汁までありますよ？　オムライスもホワイトソースorブラウンソースの二本立てで、これが橘さんを悩ませる第一の関門となるのでした。

どちらが紗江ちゃんの好みか選べないまま時間は過ぎ、割り込んできた薫に促されて後を見るといつの間にか大行列になっていました。迷惑な！　これでは男を上げるどころではありませんね。あはは。結局選べなかった橘さんはホワイト＆ブラウンの両方を買って保険、というか最初っからそうすりゃいいのに（笑



続く関門はサラダにかけるドレッシングについて。和風ドレッシングを選んだ理由について梨穂子とアレコレやってる背後に裡沙ちゃん発見！　そういや裡沙ちゃん編のアフターは無いのか？　カロリー云々の話から浮かべた水着姿の紗江ちゃんが相変わらずグラマラスで良し良し、オムライスの好みは判らないくせにグラマラスボディは一瞬で思い浮かべる橘さんさすがです。

などともたもたしている橘さんの所へ紗江ちゃんが心配顔で近付いてきました。バイトで手慣れた給仕術は風切り音を発するほどのスピード、そこからちゃっちゃとテーブルに着くと橘さん好みの飲み物を用意する気配りを見せます。紗江ちゃん健気だなあ。ここで自分の至らなさを実感した橘さんはとりあえず紗江ちゃんが好きな飲み物をチェックチェック、それは良いのだけれどオムライスとココアは合わないと思うよ？（笑

その後のお参りシーン。白いコートに白いロングブーツは紗江ちゃんの清楚さを強調するコーデです。かわいい。そして手を合わせて何かを願う紗江ちゃん。真剣な横顔を見た橘さんはお願いの内容を尋ねるけれど紗江ちゃんは顔を背けて教えてくれません。「訊かないでバリア」に曇る表情、そこから続く鳥居越しの空が曇っていく演出はベタベタに後半の波乱を予感させました。あはは。



たくさん撮り貯めた紗江ちゃんムービーのテープの山。ラベルを見ると「りす紗江ちゃん」「ペンギン紗江ちゃん」「バニー紗江ちゃん3」「ネコ紗江ちゃん」「アザラシ紗江ちゃん」などなど多岐に渡るコスプレ映像はバニーだけ「3」…さすがとしか。さわりだけでいいから見せていただきたい（笑。コスプレテープを前に「誰よりも紗江ちゃんを知り尽くしている」と自分に言い聞かせるってのはなかなか奥が深い。つまりそのテープには「本当の紗江ちゃん」が映っていないんだよね。

「紗江ちゃん今日お見合いするらしいよ！」

てな所へ飛び込んで来たみゃー。当日まで忘れているってのもさすがみゃーだなあ（笑。青天の霹靂に先ほどのお参りを思い出し、どんどん悪い方へ考えて頭を抱える橘さんは傍から見たら滑稽だけれど本人的には必死だろうね。どんだけ紗江ちゃんを信用していない＝紗江ちゃんの気持ちが判っていないんだ。みゃーもみゃーで見合い相手を勝手に悪認定してるし（笑

さて見合い会場のホテルに到着したものの広いホテルにたくさんの客が集ってどこから探していいのやら。途方に暮れる橘さんが浮かべた見合い相手の想像がみゃー＆紗江ちゃんの社交ダンスってのも明後日すぎてハライテエ。あはは。赤いドレスに包まれた紗江ちゃんのグラマラスボディが眼福眼福。とはいえこれを「怯える表情で男(みゃーだけど)の為すがままに身を任せる紗江ちゃん」と捉えるとなかなか奥深い表現だったりして。



紗江ちゃんを捜して広いホテルを走り回る橘さん＆みゃー。すると偶然覗いた披露宴会場の新婦が紗江ちゃんだ！　いくらなんでも話が早すぎる！（笑。もちろんそれは橘さんの幻覚で…晴れの舞台の真っ最中に珍客の妨害に遭ったカップルはいい迷惑、これはガードマンに取り押さえられるレベルですよ（笑。

その後も紗江ちゃん捜して走り回り、すると池の畔のいかにも「後は若い二人にお任せしましょう、おほほほほ」の後みたいなカップルを発見！　また幻覚か!?と思いきやにこやかに話す横顔は間違い無く紗江ちゃんでした。

紗江ちゃんを見つけたはいいけれど目の前の現実にビビって腰が退ける橘さん、対して後から力押しするみゃーは素晴らしく性格が現れていますね。思いっきり背を押されて勢い付いた橘さんは若い二人の所へダッシュ！　躓いてコケた橘さんへ振り向いた二人は腕に犬を抱き…まあ何てお約束な（笑

というわけでこのお見合いは紗江ちゃんが飼った子犬のお見合いでした。犬のお見合いにきちんと正装してホテルを使うとはじつに仰々しいけれど、きっと中多一族はそれを惜しまない程の家柄なのでしょう。橘さんが想像する「ここへ至った伝言ゲームの顛末」のSDみゃー＆紗江ちゃんがかわいい。ってかやっぱりみゃーが元凶なのね（笑



赤い振り袖がよく似合う紗江ちゃん。野点の腰掛けに座って顛末を話し、橘さんは紗江ちゃんの美しさに見蕩れ…互いに言いたい事を言えない沈黙タイムがじれったい！　背中が痒い！　

「他の人とはしないです。結婚はしないです、他の人とは…」

暫し沈黙の後に「紗江ちゃんの結婚」についての焦りを告白した橘さんへ紗江ちゃんの返事。ああもうニマニマが止まらない！　頬を染めながら自分の気持ちを真摯に話す紗江ちゃんの唇のアップ(今回のトップ画像)が艶っぽすぎてどうにかなっちゃいそうです。そして神社でのお願い事のネタバラシ、紗江ちゃんは「ずっと先輩と一緒にいられますように」とお願いしていたのでした。秘密にしていたのは「人に話すと叶わない」せい…どこまで純真なんだ！　そして真っ直ぐな瞳で橘さんを見つめる紗江ちゃんがかわいすぎて、見ているこっちは床をゴロゴロするしかありません。ぐぬぬ。

というわけでお見合い問題は解決したものの次なる試練がやってまいりました。創設祭委員に選ばれた紗江ちゃんは何と実行委員長にまで選ばれてしまったのです。橘さんを前に「しぇんぱい…」と俯く紗江ちゃんはいかにも心細そうで、すると橘さんは目をカッと見開いてサポートを宣言し紗江ちゃんを力づけます。

「立派な実行委員長になる特訓しよう！」
「はい！　教官！」

年下の紗江ちゃんに頼られたいオトコゴコロ。なのに紗江ちゃんはいつの間にか成長してしまい、紗江ちゃんがが考えている事もわからなくて立場が無かった今回にて、以前のように頼られて張り切る気持ちもわかります。ってまた教官プレイなのか（笑。我らの橘さんの事だから実行委員長とどういう関係が？と思われるハレンチな特訓もアリアリでしょうし…頬を染めて羞恥に耐える紗江ちゃんが今から楽しみです。

教官、ょうかん、うかん、かん、と何故かエコーが掛かるナレーションには笑った。ジョージさん絶好調だなあ。後編もこの調子でお願いします（笑



EDラストカットはもちろん紗江ちゃんに差し替え。何この艶っぽい表情！　これだけで丼飯三杯いけそう。



今回のエンドカードはオトウフ氏。この方はアマガミファンには説明不要でしょう、アマガミ関連のあれこれで楽しい4コマを描いている方です。大胆に胸元が開いたドレスのふかふかにあしらった花の飾りが一瞬B地区かと思って焦った。狙ってるでしょこれ（笑。右下から覗くアマガミサマモードの紗江ちゃんもかわいい。

　　　　　　　

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