2012-03-05(Mon)
スマイルプリキュア! #05 美しき心!キュアビューティ!!
しんしんと降りつもる清き心!

キュアビューティ登場でついに5人揃いました。
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キュアビューティ登場でついに5人揃いました。
毎回1人ずつ追加されてきたスマイルプリキュアも今回デビューのキュアビューティでとりあえず打ち止め、事前のイメージ画像で私的に最もツボだったビューティがラストって事で「えらい先だなあ」と思っていたのに始まってしまえばすぐでした。今回の青枠「青木れいか」さんはクラスメイトなので年齢的な上下関係は無し。とはいえこれまで描かれてきた落ち着いた物腰やリーダーシップから「さん付けキャラ」っぽく、どうしてもかれんさん的な立ち位置っぽかったのだけれど、予想に反してかわいらしい子でありました…いや別にかれんさんがかわいくないと言っているわけでは(笑。というか清く正しく美しく物腰柔らかく礼儀正しい優等生お嬢様キャラってプリキュア的に今までいそうでいなかったタイプかも?
中の人は西村ちなみさん、シリーズ屈指の名作「映画Yes! プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」にてダークドリームを演じた方です。落ち着いた声質なので中学生役にしては少々大人っぽすぎ?と思わなくもありませんが、回を重ねるうちに演者も視聴者も馴染んでいくでしょうからとりあえず様子見。

いつもどおり朝のドタバタ登校シーンから校門へ飛び込んだみゆきは花壇に水をあげるれいかさんと遭遇します。しゃがんだミニスカから覗く脚が!(そういう目で見てはいけない。お花を愛でる優しい心、そして綺麗な花を見た生徒たちの気持ちまでも考える優しさ、もちろん水やりシーンの美しさも加わってみゆきは思わず声を上げ、れいかさんはそんなみゆきにニコッと笑顔を返します。あらかわいい。とはいえこの段階ではまだクラスメイト以上の関係は無く、れいかさんの笑顔も「愛想良いリアクション」以上のものではありません。
「責任感があって、賢くって、優しくて、水の妖精さんみたいな人」
その後の授業シーンを挟んでのランチタイム、例によってキュアデコルの販促を終えるとみゆきは「五人目のプリキュアを見つけちゃったかも!?」とアピール…って、毎度毎度の事だけれどみゆきの気分でプリキュア候補者を選んじゃっていいのか?(笑。そういやこの東屋はいつの間にかスマイルチーム専用になっちゃった感じ。前回絡んできた先輩たちはどうしているのだろう。

というわけでみなさん揃って弓道場へ。弓道着姿のれいかさん凛々しい! ポニテで纏めた髪もいいねいいね。弓道場で声を掛けるなおちゃんに塗りミス発見(笑。するとみなさんはいきなり土下座で「一緒にプリキュアやってください!」と真正面からお願い…イマサラすぎてツッコむのもはばかれるけれどプリキュアの件は秘密じゃなかったの? 訝しがるれいかさんへ「私たちスーパーヒーローなの!」と訴えるやよいはどんだけヒーロー好きなのか。すかさずツッコむあかねちゃんはこの後も全てのボケにツッコみまくり、周りが全てボケ役なので唯一のツッコミ役は大変です。
キャラごとに変わったキャンディ勘違いシリーズのラストは「からくり人形」…れいかさんやっぱり中学二年生じゃないだろう?(笑。突拍子のないあれこれに戸惑いながらも自分の目の前で起きている珍現象を受け入れ、みゆきたちの言葉を信じたれいかさん。しかし勧誘への返答は「今は少し忙しくて…」と頭を下げてお断り、過剰なまでの慇懃さなれど無礼を感じさせないのは人徳だろうか。
その忙しい理由は生徒会主催による「よみきかせ会」が迫っている中、生徒会長が風邪でダウンしているせいでした。先週はあんなに元気だったのに(笑。それはそうとこのポスターを中学校内に貼っても意味が無いような気がするけれど気にしない気にしない。

てな事情を聞いたみゆきはいつものように首を突っ込みおせっかい。こういう行動が嫌な押し付けにならない辺りみゆきのキャラなのだなあ。紙人形のアイデアを振られてもじもじしながらまんざらでも無さそうなやよいアピールあざといかわいい(笑。お手伝いの申し出を「ご迷惑を掛けるわけには…」と一旦お断り申すも、周囲の声と本人たちの声を聞くと快く受け入れるれいかさん。常に周囲に気を配る滅私の人なのだなあ。
というわけで明日のよみきかせ会に向けて全員で準備開始です。得意の絵描きをここぞとばかり発揮するやよいはいつになく生き生きと瞳を輝かせ…その姿勢を後から見たらぱんつ丸見えじゃ? 暇人のみゆきはともかくあかねちゃん&なおちゃんは部活サボっていいのかな?(笑。時間に追われて忙しいけれど準備を進めるみんなの表情は一様に輝いています。それは楽しみにしている子供たちの笑顔が見たいから。ほどなく出来上がった紙人形にみんなの思いを感じ取ったれいかさんは熱いモノが込み上げ、さらにみゆきのストレートな言葉が追い討ちを掛けます。そして見せたれいかさんの表情は心の底から嬉しさが込み上げてくる極上笑顔でありました。かわいいなあもう! しかもこの笑顔がまだ途中段階なのだから!

軽い緊張の後始まったよみきかせ会は小道具の効果もあって子供たちも大喜び、そんなミニスカで壇上の椅子に座られた日にゃ大友たちも大喜びです(そういう目で見てはいけない。順調に朗読が進んで盛り上がる中 突然現れた魔女コスの婆ちゃん。オオカミさん、赤鬼さんに続いて魔女とはいかにも童話モチーフの悪役でありますね。小さいお友達にもわかりやすそう。ここで「美味しい毒リンゴ」にまでいちいちツッコむあかねちゃんゴクロウサマ(笑
毒リンゴ片手の魔女さんはいつもとパターンが違う?と思いきやどよんど時空発生のプロセスは他のみなさんと同じで少々拍子抜け。毒リンゴどこやった? この時やよいが持っている紙人形の鏡にあるリボンがまさか伏線になっているとは。確かに「本物」のリボンは向かって右側に付いていますね。
「こんな事しても何の意味もありません…」
どよんど時空に包まれた子供たちは笑顔も消えて俯き…子供たちを楽しませようとがんばってきたれいかさんにとって、その子供たちが揃って沈んでしまったら確かにバッドエンドでありましょう。また「みんなのため」を最優先するれいかさんが「行動の意味」を否定しているのも奥深いです。
正体を告げる魔女さんに対し反撃の狼煙を上げるスマイルチーム、いざ変身という段で「夢じゃなかったんだ!」と叫ぶなおちゃんがいきなり現実的でちょっと笑った。まあ気持ちは判るけど(笑

4人モードとなった変身バンクは人数が増えた分オミットも増えて1人辺りの濃度が次第に薄くなってきました。個人的には仕上げパフ後の表情がオミットされてしまうのが残念だったり。特に目力全開のマーチの表情が見られないのは惜しい。ちなみに今回の変身バンクは1分35秒、前回の3人モードが1分40秒だったのでかなりオミット部分が増えているようです(前々回の2人モードは1分12秒、各々の単独フルバンクは46~7秒)。
今回のぴかりんじゃんけんはグーでした。あはは。これでグーチョキパーと絵が揃ったので本当の勝負は次回からですね。変身後にまたしてももふもふしてるマーチがかわいい。やはりあれはもふもふしたくなるのか(笑
先ほどやよいが持っていた鏡の紙人形をモチーフとしたアカンベェが発動、確かにこの時点では向かって右側にリボンが付いています。なるほど。鏡分身で8体に増えたアカンベェに囲まれたみなさん、ポジション的に画面手前(つまりプリキュアたちの後正面)のアカンベェが本物で、これでは正面のアカンベェばかり相手にしてもスカが続くわけです。
というか「気合溜めを全員でやったらマヌケだろうな」と思っていたけれどまさか本当にそんなシーンを見る事になるとは。アカンベェ軍団を前に四者四様の気合溜めのポーズ…「なんだこりゃだわさ!?」と魔女さんの気持ちが判りすぎて辛い(笑。こういうノリはいかにも隆史氏らしいかも。

一発撃つと体力ゲージがゼロになることがわかっているのに4人連続必殺技を撃ち、全員がスカというナントモトホホなアクションシーン。必殺技の前に通常打撃で見分ければいいのにと言ってしまえばシマイだけれど、いくら何でもこの展開は無いよねえ? 前回あれほど凛々しかったマーチまで脳筋丸出しの末に賢者タイムで揃ってピンチとは笑っていいのかどうなのか。
賢者タイムで身動き取れないプリキュアたちへ迫る魔女さんは足元に落ちた紙人形を踏み付け…みんなの思いの象徴である紙人形を、「こんなもの何の意味があるだわさ」とれいかさんが闇に落ちた時と同じ言葉(れいかさんにとってのバッドエンド)で表し全否定する演出は映像を含めてかなり効きました。何よりもみんなの思いを優先するれいかさんにとってこの行為は許されざる事だったでしょう。
闇から目覚めたれいかさんは目の前に横たわるプリキュアたちに気付くも何が何だか。そりゃそうだろう。「通りすがりのスーパーヒーロー」ってその状態で何を言うか。これまたいちいちツッコむサニーお疲れさま。
蹴り飛ばされた紙人形を拾って悲しそうにうるうる動いていた瞳を閉じ、再び開くと目が据わっている「れいかスイッチオン」のカットは見ていて「きたきたきたー!」って感じ?(笑。アカンベェに物怖じもせず正面に立ち、まるで「お天道様が許しても私が許さない」ってな勢いの啖呵を切るれいかさんってば凛々しすぎて惚れますね。この状況でも慇懃な口調・凛とした立ち姿を崩さず、静かに怒る姿はれいかさんのキャラクターを強く印象付けました。予想以上にお美しい。

キュアビューティの変身バンクは水(氷)属性らしい水色背景に白い光粒が散りばめられた美しい映像でした。パフの使い方も一味違ってフッと一息、そこからシュワシュワっと水泡に包まれてのコスチュームチェンジ、水の流れにたゆたうようなアクションも属性を感じさせて良し。髪型チェンジの一瞬すら美しさに抜かりありません。
ぱふぱふと仕上げパフ後の表情は限りない優しさを感じさせ、空中から飛び降りてくる笑顔もかわいい。ムネに抱いた光粒がバッとブリザードに変わっての名乗りは属性を感じさせて美しいけれど…全体的にゆったり目で少々インパクトが薄めだったかも。ちょっと期待しすぎたか。また贅沢を言えば「キレたビューティ」の片鱗もちょっと見たかった。

変身後にサニーの「自分でビューティて!?」てなツッコミを期待したけれどありませんでした。あはは。さすがのサニーもビューティさんにはツッコめないか。変身したビューティは戸惑いながらもアカンベェへ攻撃を始め、予想外のパワーも瞬時に理解する飲み込みの早さを発揮します。この辺が他4名と違うところ。
残ったアカンベェの中に本物は1体、その本物を「リボンの位置」で見分ける頭脳派っぷりも抜きん出ていますね。本物に気付いて振り返る瞳のアップから身体を捻って攻撃の一連、そしてみなさんの前へ静かに着地する姿も美しく凛々しい。まさに静かなる戦闘鬼神。この活躍も今回限りで、次回から他4名と同様のポンコツプリキュア(笑)に化してしまうのだろうか? ぐぬぬ。
唯一残った本物アカンベェと対峙したビューティは気合を溜めて必殺技へ。スマイルパクトをムネに抱いて「はっ!」と一声の気合溜めポーズもビューティっぽいです。間違ってもガニ股で「気合だ!」連呼はヤメてください(笑

ビューティの必殺技は「ビューティブリザード」。その名のとおりビューティを中心に吹き始めたブリザードを光球に集め、六方に切った氷柱に先の光球をセットすると雪の結晶へ変化し技名コール。そこから前後の動きを交えてブリザードを発射する一連は結構な迫力であります。撃つ瞬間のアップも凛々しくかっこよかった。クールビューティを絵に描いたような必殺技ですね。それはそうとOPで見せる氷剣はまた別の技だろうか? あちらのパターンも早く見てみたいです。

さすがのビューティも必殺技後の賢者タイムには息を切らしていました。頬を染めてハァハァ言ってる一瞬はちょっとイケナイ想像をしてしまいそう(そういう目で見てはいけません。見事初戦勝利を収めたビューティへ駆け寄るみなさん…今回のキミらは変身して必殺技をスカった後は寝ていただけじゃないか!? 頼むからもう少し頭を使ってくれ。まあ振り返ったビューティの笑顔に免じて今回の体たらくは不問としましょう(笑
「一度お断りしてしまったんですけど、良かったらみなさんのお仲間に入れてもらえないでしょうか?」
そんなこんなでよみきかせ会も無事終わってお馴染みの夕陽の締め。子供たちを見送った後深々と頭を下げたれいかさんは相変わらずの丁寧な口調で自ら仲間入りを申し出ました。もちろんみゆきは大歓迎、呼び方も「れいかちゃん」に変わって満面笑顔の仲間入りです。事前のイメージと少々違った思いっきりなかわいさですがこの破壊力抜群な笑顔に抗う術を私は持ち合わせず、また柔らかい物腰ながら自分の意志をきちんと伝える芯の強さも良し良し。脳筋揃いのスマイルチームの頭脳担当としてぜひぜひがんばっていただきたい。
常に周囲に気を配る完全無欠の生徒会副会長たるれいかさんは、その完璧さで人望を集めるけれど、あまりに完璧すぎて周囲の子たちは気後れしてしまい、ひょっとしたら今まで友達・仲間と呼べるような気の置けない関係を築く事ができなかったかもしれません。優秀すぎるが故の(精神的)ぼっちというか。そんな枠をあっさり跳び越え入り込んできたみゆきは損得抜きの友情と真っ直ぐな思いを正面からぶつけ「れいかちゃんのこと大好き!」と…そりゃれいかさんも嬉しいでしょうね。今回冒頭で見せた花壇シーンでの笑顔、よみきかせ会準備の時の笑顔、そしてラストで見せた笑顔の変遷はれいかさんの感情変化の表れとしてじつによく出来ていました。番組タイトルどおり「笑顔(スマイル)」がストーリーを紡いでいるのだなあ。
というわけでプリキュアが無事5人揃い、長きに渡った「第一話」がようやく終わって次回から本番です。個性溢るる彼女たちがいったいどんな活躍・表情を見せてくれるか楽しみでなりません。

今回のED入りもビューティ仕様に差し替えられていました。横顔アップの後にチラリと振り返り、水の流れに身を任せるように後方へ飛ぶ一連はどのコマもいちいちかわいく麗しい。

そしてエンドカードはビューティのキメポーズです。このシリーズも今回で一段落か。これも次回からが本番ですね。
中の人は西村ちなみさん、シリーズ屈指の名作「映画Yes! プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」にてダークドリームを演じた方です。落ち着いた声質なので中学生役にしては少々大人っぽすぎ?と思わなくもありませんが、回を重ねるうちに演者も視聴者も馴染んでいくでしょうからとりあえず様子見。

いつもどおり朝のドタバタ登校シーンから校門へ飛び込んだみゆきは花壇に水をあげるれいかさんと遭遇します。しゃがんだミニスカから覗く脚が!(そういう目で見てはいけない。お花を愛でる優しい心、そして綺麗な花を見た生徒たちの気持ちまでも考える優しさ、もちろん水やりシーンの美しさも加わってみゆきは思わず声を上げ、れいかさんはそんなみゆきにニコッと笑顔を返します。あらかわいい。とはいえこの段階ではまだクラスメイト以上の関係は無く、れいかさんの笑顔も「愛想良いリアクション」以上のものではありません。
「責任感があって、賢くって、優しくて、水の妖精さんみたいな人」
その後の授業シーンを挟んでのランチタイム、例によってキュアデコルの販促を終えるとみゆきは「五人目のプリキュアを見つけちゃったかも!?」とアピール…って、毎度毎度の事だけれどみゆきの気分でプリキュア候補者を選んじゃっていいのか?(笑。そういやこの東屋はいつの間にかスマイルチーム専用になっちゃった感じ。前回絡んできた先輩たちはどうしているのだろう。

というわけでみなさん揃って弓道場へ。弓道着姿のれいかさん凛々しい! ポニテで纏めた髪もいいねいいね。弓道場で声を掛けるなおちゃんに塗りミス発見(笑。するとみなさんはいきなり土下座で「一緒にプリキュアやってください!」と真正面からお願い…イマサラすぎてツッコむのもはばかれるけれどプリキュアの件は秘密じゃなかったの? 訝しがるれいかさんへ「私たちスーパーヒーローなの!」と訴えるやよいはどんだけヒーロー好きなのか。すかさずツッコむあかねちゃんはこの後も全てのボケにツッコみまくり、周りが全てボケ役なので唯一のツッコミ役は大変です。
キャラごとに変わったキャンディ勘違いシリーズのラストは「からくり人形」…れいかさんやっぱり中学二年生じゃないだろう?(笑。突拍子のないあれこれに戸惑いながらも自分の目の前で起きている珍現象を受け入れ、みゆきたちの言葉を信じたれいかさん。しかし勧誘への返答は「今は少し忙しくて…」と頭を下げてお断り、過剰なまでの慇懃さなれど無礼を感じさせないのは人徳だろうか。
その忙しい理由は生徒会主催による「よみきかせ会」が迫っている中、生徒会長が風邪でダウンしているせいでした。先週はあんなに元気だったのに(笑。それはそうとこのポスターを中学校内に貼っても意味が無いような気がするけれど気にしない気にしない。

てな事情を聞いたみゆきはいつものように首を突っ込みおせっかい。こういう行動が嫌な押し付けにならない辺りみゆきのキャラなのだなあ。紙人形のアイデアを振られてもじもじしながらまんざらでも無さそうなやよいアピールあざといかわいい(笑。お手伝いの申し出を「ご迷惑を掛けるわけには…」と一旦お断り申すも、周囲の声と本人たちの声を聞くと快く受け入れるれいかさん。常に周囲に気を配る滅私の人なのだなあ。
というわけで明日のよみきかせ会に向けて全員で準備開始です。得意の絵描きをここぞとばかり発揮するやよいはいつになく生き生きと瞳を輝かせ…その姿勢を後から見たらぱんつ丸見えじゃ? 暇人のみゆきはともかくあかねちゃん&なおちゃんは部活サボっていいのかな?(笑。時間に追われて忙しいけれど準備を進めるみんなの表情は一様に輝いています。それは楽しみにしている子供たちの笑顔が見たいから。ほどなく出来上がった紙人形にみんなの思いを感じ取ったれいかさんは熱いモノが込み上げ、さらにみゆきのストレートな言葉が追い討ちを掛けます。そして見せたれいかさんの表情は心の底から嬉しさが込み上げてくる極上笑顔でありました。かわいいなあもう! しかもこの笑顔がまだ途中段階なのだから!

軽い緊張の後始まったよみきかせ会は小道具の効果もあって子供たちも大喜び、そんなミニスカで壇上の椅子に座られた日にゃ大友たちも大喜びです(そういう目で見てはいけない。順調に朗読が進んで盛り上がる中 突然現れた魔女コスの婆ちゃん。オオカミさん、赤鬼さんに続いて魔女とはいかにも童話モチーフの悪役でありますね。小さいお友達にもわかりやすそう。ここで「美味しい毒リンゴ」にまでいちいちツッコむあかねちゃんゴクロウサマ(笑
毒リンゴ片手の魔女さんはいつもとパターンが違う?と思いきやどよんど時空発生のプロセスは他のみなさんと同じで少々拍子抜け。毒リンゴどこやった? この時やよいが持っている紙人形の鏡にあるリボンがまさか伏線になっているとは。確かに「本物」のリボンは向かって右側に付いていますね。
「こんな事しても何の意味もありません…」
どよんど時空に包まれた子供たちは笑顔も消えて俯き…子供たちを楽しませようとがんばってきたれいかさんにとって、その子供たちが揃って沈んでしまったら確かにバッドエンドでありましょう。また「みんなのため」を最優先するれいかさんが「行動の意味」を否定しているのも奥深いです。
正体を告げる魔女さんに対し反撃の狼煙を上げるスマイルチーム、いざ変身という段で「夢じゃなかったんだ!」と叫ぶなおちゃんがいきなり現実的でちょっと笑った。まあ気持ちは判るけど(笑

4人モードとなった変身バンクは人数が増えた分オミットも増えて1人辺りの濃度が次第に薄くなってきました。個人的には仕上げパフ後の表情がオミットされてしまうのが残念だったり。特に目力全開のマーチの表情が見られないのは惜しい。ちなみに今回の変身バンクは1分35秒、前回の3人モードが1分40秒だったのでかなりオミット部分が増えているようです(前々回の2人モードは1分12秒、各々の単独フルバンクは46~7秒)。
今回のぴかりんじゃんけんはグーでした。あはは。これでグーチョキパーと絵が揃ったので本当の勝負は次回からですね。変身後にまたしてももふもふしてるマーチがかわいい。やはりあれはもふもふしたくなるのか(笑
先ほどやよいが持っていた鏡の紙人形をモチーフとしたアカンベェが発動、確かにこの時点では向かって右側にリボンが付いています。なるほど。鏡分身で8体に増えたアカンベェに囲まれたみなさん、ポジション的に画面手前(つまりプリキュアたちの後正面)のアカンベェが本物で、これでは正面のアカンベェばかり相手にしてもスカが続くわけです。
というか「気合溜めを全員でやったらマヌケだろうな」と思っていたけれどまさか本当にそんなシーンを見る事になるとは。アカンベェ軍団を前に四者四様の気合溜めのポーズ…「なんだこりゃだわさ!?」と魔女さんの気持ちが判りすぎて辛い(笑。こういうノリはいかにも隆史氏らしいかも。

一発撃つと体力ゲージがゼロになることがわかっているのに4人連続必殺技を撃ち、全員がスカというナントモトホホなアクションシーン。必殺技の前に通常打撃で見分ければいいのにと言ってしまえばシマイだけれど、いくら何でもこの展開は無いよねえ? 前回あれほど凛々しかったマーチまで脳筋丸出しの末に賢者タイムで揃ってピンチとは笑っていいのかどうなのか。
賢者タイムで身動き取れないプリキュアたちへ迫る魔女さんは足元に落ちた紙人形を踏み付け…みんなの思いの象徴である紙人形を、「こんなもの何の意味があるだわさ」とれいかさんが闇に落ちた時と同じ言葉(れいかさんにとってのバッドエンド)で表し全否定する演出は映像を含めてかなり効きました。何よりもみんなの思いを優先するれいかさんにとってこの行為は許されざる事だったでしょう。
闇から目覚めたれいかさんは目の前に横たわるプリキュアたちに気付くも何が何だか。そりゃそうだろう。「通りすがりのスーパーヒーロー」ってその状態で何を言うか。これまたいちいちツッコむサニーお疲れさま。
蹴り飛ばされた紙人形を拾って悲しそうにうるうる動いていた瞳を閉じ、再び開くと目が据わっている「れいかスイッチオン」のカットは見ていて「きたきたきたー!」って感じ?(笑。アカンベェに物怖じもせず正面に立ち、まるで「お天道様が許しても私が許さない」ってな勢いの啖呵を切るれいかさんってば凛々しすぎて惚れますね。この状況でも慇懃な口調・凛とした立ち姿を崩さず、静かに怒る姿はれいかさんのキャラクターを強く印象付けました。予想以上にお美しい。

キュアビューティの変身バンクは水(氷)属性らしい水色背景に白い光粒が散りばめられた美しい映像でした。パフの使い方も一味違ってフッと一息、そこからシュワシュワっと水泡に包まれてのコスチュームチェンジ、水の流れにたゆたうようなアクションも属性を感じさせて良し。髪型チェンジの一瞬すら美しさに抜かりありません。
ぱふぱふと仕上げパフ後の表情は限りない優しさを感じさせ、空中から飛び降りてくる笑顔もかわいい。ムネに抱いた光粒がバッとブリザードに変わっての名乗りは属性を感じさせて美しいけれど…全体的にゆったり目で少々インパクトが薄めだったかも。ちょっと期待しすぎたか。また贅沢を言えば「キレたビューティ」の片鱗もちょっと見たかった。

変身後にサニーの「自分でビューティて!?」てなツッコミを期待したけれどありませんでした。あはは。さすがのサニーもビューティさんにはツッコめないか。変身したビューティは戸惑いながらもアカンベェへ攻撃を始め、予想外のパワーも瞬時に理解する飲み込みの早さを発揮します。この辺が他4名と違うところ。
残ったアカンベェの中に本物は1体、その本物を「リボンの位置」で見分ける頭脳派っぷりも抜きん出ていますね。本物に気付いて振り返る瞳のアップから身体を捻って攻撃の一連、そしてみなさんの前へ静かに着地する姿も美しく凛々しい。まさに静かなる戦闘鬼神。この活躍も今回限りで、次回から他4名と同様のポンコツプリキュア(笑)に化してしまうのだろうか? ぐぬぬ。
唯一残った本物アカンベェと対峙したビューティは気合を溜めて必殺技へ。スマイルパクトをムネに抱いて「はっ!」と一声の気合溜めポーズもビューティっぽいです。間違ってもガニ股で「気合だ!」連呼はヤメてください(笑

ビューティの必殺技は「ビューティブリザード」。その名のとおりビューティを中心に吹き始めたブリザードを光球に集め、六方に切った氷柱に先の光球をセットすると雪の結晶へ変化し技名コール。そこから前後の動きを交えてブリザードを発射する一連は結構な迫力であります。撃つ瞬間のアップも凛々しくかっこよかった。クールビューティを絵に描いたような必殺技ですね。それはそうとOPで見せる氷剣はまた別の技だろうか? あちらのパターンも早く見てみたいです。

さすがのビューティも必殺技後の賢者タイムには息を切らしていました。頬を染めてハァハァ言ってる一瞬はちょっとイケナイ想像をしてしまいそう(そういう目で見てはいけません。見事初戦勝利を収めたビューティへ駆け寄るみなさん…今回のキミらは変身して必殺技をスカった後は寝ていただけじゃないか!? 頼むからもう少し頭を使ってくれ。まあ振り返ったビューティの笑顔に免じて今回の体たらくは不問としましょう(笑
「一度お断りしてしまったんですけど、良かったらみなさんのお仲間に入れてもらえないでしょうか?」
そんなこんなでよみきかせ会も無事終わってお馴染みの夕陽の締め。子供たちを見送った後深々と頭を下げたれいかさんは相変わらずの丁寧な口調で自ら仲間入りを申し出ました。もちろんみゆきは大歓迎、呼び方も「れいかちゃん」に変わって満面笑顔の仲間入りです。事前のイメージと少々違った思いっきりなかわいさですがこの破壊力抜群な笑顔に抗う術を私は持ち合わせず、また柔らかい物腰ながら自分の意志をきちんと伝える芯の強さも良し良し。脳筋揃いのスマイルチームの頭脳担当としてぜひぜひがんばっていただきたい。
常に周囲に気を配る完全無欠の生徒会副会長たるれいかさんは、その完璧さで人望を集めるけれど、あまりに完璧すぎて周囲の子たちは気後れしてしまい、ひょっとしたら今まで友達・仲間と呼べるような気の置けない関係を築く事ができなかったかもしれません。優秀すぎるが故の(精神的)ぼっちというか。そんな枠をあっさり跳び越え入り込んできたみゆきは損得抜きの友情と真っ直ぐな思いを正面からぶつけ「れいかちゃんのこと大好き!」と…そりゃれいかさんも嬉しいでしょうね。今回冒頭で見せた花壇シーンでの笑顔、よみきかせ会準備の時の笑顔、そしてラストで見せた笑顔の変遷はれいかさんの感情変化の表れとしてじつによく出来ていました。番組タイトルどおり「笑顔(スマイル)」がストーリーを紡いでいるのだなあ。
というわけでプリキュアが無事5人揃い、長きに渡った「第一話」がようやく終わって次回から本番です。個性溢るる彼女たちがいったいどんな活躍・表情を見せてくれるか楽しみでなりません。

今回のED入りもビューティ仕様に差し替えられていました。横顔アップの後にチラリと振り返り、水の流れに身を任せるように後方へ飛ぶ一連はどのコマもいちいちかわいく麗しい。

そしてエンドカードはビューティのキメポーズです。このシリーズも今回で一段落か。これも次回からが本番ですね。
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