2012-03-07(Wed)
あの夏で待ってる #09 せんぱい
デッドエンドC子ちゃんの玉砕確定!?

それでも「好き」が止まらない柑菜が愛おしい。

前回引きにて言い訳不可能な状況となったイチカさんはついに自ら正体バラシ、そういや宇宙船内ではこんな服を着ていたっけ。地球を訪れる女性型宇宙人はぴっちりスーツを着るのが決め事だったりするのだろうか? ぴったり張り付いた乳袋も大概ですが後姿のケツも大概です。船内へテレポートしての会話にてこれまでの顛末「海人の家に住んでいる理由」をあれこれ、言葉を濁すイチカさんを見つめる海人の横顔に表情を曇らせる柑菜がいきなり切ない。
これまでいろいろ描かれてきたとおり柑菜は海人の思いを判っていて、しかしこの時点ではまだ海人しか視界に入っておらず、つまりまだイチカさんの思いには気付いていない。だから海人の思いに気付かされる度表情を曇らせても、一縷の望みを信じて前向きに振る舞ってきたのでしょう。俯瞰で見ている視聴者的には完全にピエロなのだけれど柑菜視点で考えれば無理からぬことで、このギャップが視聴者へ「空回りの切なさ」を供給し続けているのだなあ。うぐぐ。秘密共有にてイチカさんは頭を下げ続け、すると少々シュンとした空気を変えるべく機転を利かせあえて場違いな事を言い出す哲朗。こんな風に周りの事を常に気に掛ける姿勢は彼の長所であり短所であり…即座に食って掛かる柑菜と違って、傍で微笑む美桜はそんな所も好きなのだろうね。ああもう!
説明終わって帰り道、ドッキリ云々の会話にて檸檬さんのMIBエージェント宣言は冗談のようで冗談に聞こえません(笑。その帰り道にてイチカさんは海人へ「秘密」を告白するも海人は既に思い出した後なので笑って許し…「助かりました。先輩がいてくれなかったら死んでたかも」という理屈はどこかおかしいよ海人くん。恋の脳内麻薬はこれほどまで判断力を狂わせるのか(野暮。イチカさんのゴメンナサイから連鎖して帰宅後のりのんもゴメンナサイ。りのん視点のカットはしょんぼり俯くりのんをより小さく、笑って許すイチカさんをより大らかに感じさせますね。とはいえイチカさんも笑ってばかりはいられません。救助ポッドを壊した影響を案じ、地球に留まれる残り時間が少ない事も自覚しているようでした。しかし救難信号を送れるくらいなのだから通信装置の一部は生きているはずで、ならば何らかの手段で母星と連絡を取れば…と言ってしまえばシマイか。

その頃美桜は柑菜宅にて一つのベッドに収まっておりました。友達の家でも全裸寝なのか! 衝撃の告白を聞いて戸惑う柑菜を気遣う美桜、この子もまた自分より他人を優先しちゃう損な性格です。だから同じような哲朗に惹かれちゃうんだろうね。
「ずるくていいよ。好きは止まらないよ」
イチカさんが宇宙へ帰った後の事を考えると自己嫌悪が止まらない柑菜。真っ直ぐないい子だなあ。こんないい子なのに! そんな柑菜へ美桜は「ずるくていい」と呟くけれど…このセリフが終盤大波乱の起動宣言だったりして?
海人が見た夢は銀河鉄道でアンドロメダの実家へ帰るイチカさん。見送る海人の鉄郎コスがいい味出してます(笑。慌てて目を覚ました海人は「イチカさんが帰る」事の意味をしみじみと感じたでしょうね。帰ってしまったらおそらくもう会えない。
起き出した海人が玄関のイチカさんに気付くも顔も合わさずサッサと出掛けられてしまいました。上ずった声や頑として振り向かないイチカさんの様子はいかにも逃げている感アリアリ、この星に居続けたら迷惑を掛けるのが判っているのに何故か帰りたくない…イチカさんも辛いトコです。
一方美桜に押されて海人宅へ押し掛ける柑菜。いやはや例の一件以来美桜もアクティブになったものです。今日はぱんつ大丈夫か?(笑。てな所へ哲朗がやってきて鉢合わせ。柑菜に対して優位だった美桜が大きく描かれるアオリアングルから、哲朗サイドにカメラが移ると俯瞰アングルで小さくなってしまう演出は美桜の心理を見事に描いていましたね。あらかわいい。

どこかへ出掛けてしまったイチカさん以外が勢揃いした縁側にて、言われたとおり映画撮影を始める海人。「水くさいよな~」と話す哲朗へ美桜の視線は向き、しかし柑菜は拳を握る海人を見ています。ああもう! さっそく始まった撮影にて海人の横顔を見た柑菜は出会った日の事を思い出します。中学生柑菜かわいいなあ。膝丈のスカートも中学生らしくて良い良い。両親が亡くなったばかりで笑えるはずがないのに、それでも笑おうとしている海人に柑菜は惹かれた。
今の海人は「あの時の表情」と同じ。笑顔でカメラを回しているけれど海人は今「無理な笑顔」を見せているだけ。その事に気付いた柑菜の表情変化が切ないなあ。ほんの僅かな表情変化なのに柑菜の気持ちが手に取るように伝わってきます。

明けて翌日の早朝、早々に起き出して出掛ける準備を始める海人の所へイチカさんがやってきました。すると「あの場所」探しを手伝う気まんまんの海人へイチカさんはサッサとお断り、サッと身体を翻すとテレポートでどこかへ行ってしまいました。あらら。これでは追うに追えず、残された海人はやり切れなさ全開であります。海人はスイカ持参で訪れた哲朗を放置して軽井沢へ出掛け、さらにスイカ持参で訪れた美桜&柑菜と合流。撮影中止ってのに何だかんだで集まってしまうみんないい子だなあ。
ここで見ていた撮影済みフィルムは軽井沢でのロケハン時のもの、「かわいく撮れてる」と言われてまんざらでもない柑菜かわいい(笑。しかし続く映像は駅での一件、ホームでじゃれ合う二人を見た柑菜はついに「イチカ先輩の思い」にも気付いてしまった? 確かにこんな油断した表情は「気を許した相手」にしか見せないもの、フィルム編集機の画面を呆然と見つめる横顔が柑菜のショックを表していますね。海人からの片思いと思っていたのにじつは両思いだった、これはキッツイ。とはいえこの映像で気付くくらいなら雨の中野沢菜を持って行った日にも気付きそうなものだけれど。

「そう。動くのよ。止まらずに。前に」
その頃海人は軽井沢にて逆ナンに遭っていました。あはは。青い青い海人に向けて「ガキね」とはそりゃ檸檬さんから見たら大抵の高校生はガキでしょうよ(笑。「あの場所探し」に置いていかれて拗ねてた海人へハッパ掛け。イチカさんの気持ちを考え、イチカさんに何ができるのか?との問いかけに立ち上がった海人はなかなか男前でした。健気な柑菜は気の毒だけれど、まったくブレない海人の描写は、近年多い毒にも薬にもならない男子キャラと一線を画しているような。それにしてもここでの檸檬さんのセリフは明らかに10年前のアレを意識したもので、オマージュに気付いたおっさんがニヤけながら裏の意味を詮索すべき所なのか、それとも直球なエールなのか判断が難しい。
雨の中で「あの場所」を探すべくポラを撮り続ける海人。雨の日にストロボ焚くと雨粒が反射しちゃってきちんと撮れませんよ? たった一人で写真を撮り続ける海人を見た柑菜は海人の思いを痛いほど感じ…声も掛けられず遠くから眺めるだけの柑菜が切なすぎる。頭わしゃわしゃしたい。ぐぬぬ。
そして柑菜はついに行動に移します。早朝から出掛けるイチカさんを待ち伏せて声を掛け、美桜に話した「嫌な女」「ずるい女」を演じながら溜まった思いを吐き出します。それが柑菜の「ポーズ」なのはそっぽを向いた立ち姿からもわかりますね。かわいいなあもう!
「どうしようもある!」
海人から逃げ続けるイチカさんへ柑菜の一撃。海人の思いが痛いほどわかっている柑菜はその相手が「逃げている」事を許せず、はっきりさせない事を許せない。

「好きだって言えばいい!」
「何で言わないの? 好きな人と結ばれるんだよ?」
「私がどんなに望んでも手に入らないものがすぐそこにあるのに」
それは自分自身にも言えた事だけれど、だからこそ「両思い」の二人が躓いているのが許せないのだろうなあ。激しい口調で畳み掛ける柑菜のセリフはどれも熱く、海人への思いの強さ・イチカさんに勝てない悔しさが伝わってきて泣ける泣ける。「バーカ!」と言い放って逃げるように走り去る引き際も良かった。きっと塩を送った自分に対する「バーカ」もあるんだろうなあ。
「頼むよ柑菜、泣くなよ…」
そしていつもの場所で待ち伏せる哲朗。荒れる柑菜はもう少し哲朗の気持ちも考えてあげて。立ち尽くす柑菜にそっと近付いて目を覆う哲朗、きっと柑菜の泣き顔は見たくないんだろうなあ。でもこの結末は判っていただろうに…予想以上に傷付いている柑菜に哲朗もショックを受けた? 哲朗の言葉に声を押し殺して泣く柑菜がこれまた辛い。この一連シーンは中の人の石原さんがいい仕事しすぎ。柑菜の瑞々しい激情を上手く演じていたと思います。
てな一部始終を聞いて待合所の影で泣いてる美桜がちょっと怖い。

そしてクライマックスの告白シーンへ。「あの場所」を探し続ける海人の所へ現れたイチカさんは既にズッキュンバッキュンドッキュン!で臨戦態勢全開です。若い二人に気を利かせて姿を消すりのんが空気読めすぎてちょっと笑った。帰りたくない理由に気付いたイチカさんは海人の胸に頭をコツン…年上キャラのこの甘えポーズはズルいよ。ああもう!
「宇宙人でいいですか? あたしなんかでいいですか?」
ドキドキの告白前振りは見ているこっちも照れてしまう、というかニマニマが止まらない。しかしここで海人は中断、告白は「俺からします」とはどんだけ男を見せるのか。ぐぬぬ。そして正面からついに告白の返事はもちろん…恋人握りからスッと顔を寄せてのキスシーンへ。ああもう見てらんない。ぐぬぬぬぬ! りのんと同じリアクションするしかねえ!
そんな甘々な二人を対岸から狙う檸檬さんが怖すぎる。この表情がまた! しかしこのグループはストーカーだらけだなあ(笑
「それから…これで5回目」
感情のリミッターが解除されたか歯止めが効かず唇を貪るイチカさんがエロすぎてどうしていいのやら。6回目は家の布団の中でか! ああもう!
というわけで海人&イチカさんはようやく決着が付いたものの、それ以外の事は何も解決していません。一方通行のドン詰まりが片付いた事で残り3人の玉突きはどうなる? 救助ポット破壊の顛末はどうなる? そしてストーリー全体の結末はどうなるのだろう。

とりあえず次回は美桜の裸エプロン(?)が見どころか(笑
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それでも「好き」が止まらない柑菜が愛おしい。

前回引きにて言い訳不可能な状況となったイチカさんはついに自ら正体バラシ、そういや宇宙船内ではこんな服を着ていたっけ。地球を訪れる女性型宇宙人はぴっちりスーツを着るのが決め事だったりするのだろうか? ぴったり張り付いた乳袋も大概ですが後姿のケツも大概です。船内へテレポートしての会話にてこれまでの顛末「海人の家に住んでいる理由」をあれこれ、言葉を濁すイチカさんを見つめる海人の横顔に表情を曇らせる柑菜がいきなり切ない。
これまでいろいろ描かれてきたとおり柑菜は海人の思いを判っていて、しかしこの時点ではまだ海人しか視界に入っておらず、つまりまだイチカさんの思いには気付いていない。だから海人の思いに気付かされる度表情を曇らせても、一縷の望みを信じて前向きに振る舞ってきたのでしょう。俯瞰で見ている視聴者的には完全にピエロなのだけれど柑菜視点で考えれば無理からぬことで、このギャップが視聴者へ「空回りの切なさ」を供給し続けているのだなあ。うぐぐ。秘密共有にてイチカさんは頭を下げ続け、すると少々シュンとした空気を変えるべく機転を利かせあえて場違いな事を言い出す哲朗。こんな風に周りの事を常に気に掛ける姿勢は彼の長所であり短所であり…即座に食って掛かる柑菜と違って、傍で微笑む美桜はそんな所も好きなのだろうね。ああもう!
説明終わって帰り道、ドッキリ云々の会話にて檸檬さんのMIBエージェント宣言は冗談のようで冗談に聞こえません(笑。その帰り道にてイチカさんは海人へ「秘密」を告白するも海人は既に思い出した後なので笑って許し…「助かりました。先輩がいてくれなかったら死んでたかも」という理屈はどこかおかしいよ海人くん。恋の脳内麻薬はこれほどまで判断力を狂わせるのか(野暮。イチカさんのゴメンナサイから連鎖して帰宅後のりのんもゴメンナサイ。りのん視点のカットはしょんぼり俯くりのんをより小さく、笑って許すイチカさんをより大らかに感じさせますね。とはいえイチカさんも笑ってばかりはいられません。救助ポッドを壊した影響を案じ、地球に留まれる残り時間が少ない事も自覚しているようでした。しかし救難信号を送れるくらいなのだから通信装置の一部は生きているはずで、ならば何らかの手段で母星と連絡を取れば…と言ってしまえばシマイか。

その頃美桜は柑菜宅にて一つのベッドに収まっておりました。友達の家でも全裸寝なのか! 衝撃の告白を聞いて戸惑う柑菜を気遣う美桜、この子もまた自分より他人を優先しちゃう損な性格です。だから同じような哲朗に惹かれちゃうんだろうね。
「ずるくていいよ。好きは止まらないよ」
イチカさんが宇宙へ帰った後の事を考えると自己嫌悪が止まらない柑菜。真っ直ぐないい子だなあ。こんないい子なのに! そんな柑菜へ美桜は「ずるくていい」と呟くけれど…このセリフが終盤大波乱の起動宣言だったりして?
海人が見た夢は銀河鉄道でアンドロメダの実家へ帰るイチカさん。見送る海人の鉄郎コスがいい味出してます(笑。慌てて目を覚ました海人は「イチカさんが帰る」事の意味をしみじみと感じたでしょうね。帰ってしまったらおそらくもう会えない。
起き出した海人が玄関のイチカさんに気付くも顔も合わさずサッサと出掛けられてしまいました。上ずった声や頑として振り向かないイチカさんの様子はいかにも逃げている感アリアリ、この星に居続けたら迷惑を掛けるのが判っているのに何故か帰りたくない…イチカさんも辛いトコです。
一方美桜に押されて海人宅へ押し掛ける柑菜。いやはや例の一件以来美桜もアクティブになったものです。今日はぱんつ大丈夫か?(笑。てな所へ哲朗がやってきて鉢合わせ。柑菜に対して優位だった美桜が大きく描かれるアオリアングルから、哲朗サイドにカメラが移ると俯瞰アングルで小さくなってしまう演出は美桜の心理を見事に描いていましたね。あらかわいい。

どこかへ出掛けてしまったイチカさん以外が勢揃いした縁側にて、言われたとおり映画撮影を始める海人。「水くさいよな~」と話す哲朗へ美桜の視線は向き、しかし柑菜は拳を握る海人を見ています。ああもう! さっそく始まった撮影にて海人の横顔を見た柑菜は出会った日の事を思い出します。中学生柑菜かわいいなあ。膝丈のスカートも中学生らしくて良い良い。両親が亡くなったばかりで笑えるはずがないのに、それでも笑おうとしている海人に柑菜は惹かれた。
今の海人は「あの時の表情」と同じ。笑顔でカメラを回しているけれど海人は今「無理な笑顔」を見せているだけ。その事に気付いた柑菜の表情変化が切ないなあ。ほんの僅かな表情変化なのに柑菜の気持ちが手に取るように伝わってきます。

明けて翌日の早朝、早々に起き出して出掛ける準備を始める海人の所へイチカさんがやってきました。すると「あの場所」探しを手伝う気まんまんの海人へイチカさんはサッサとお断り、サッと身体を翻すとテレポートでどこかへ行ってしまいました。あらら。これでは追うに追えず、残された海人はやり切れなさ全開であります。海人はスイカ持参で訪れた哲朗を放置して軽井沢へ出掛け、さらにスイカ持参で訪れた美桜&柑菜と合流。撮影中止ってのに何だかんだで集まってしまうみんないい子だなあ。
ここで見ていた撮影済みフィルムは軽井沢でのロケハン時のもの、「かわいく撮れてる」と言われてまんざらでもない柑菜かわいい(笑。しかし続く映像は駅での一件、ホームでじゃれ合う二人を見た柑菜はついに「イチカ先輩の思い」にも気付いてしまった? 確かにこんな油断した表情は「気を許した相手」にしか見せないもの、フィルム編集機の画面を呆然と見つめる横顔が柑菜のショックを表していますね。海人からの片思いと思っていたのにじつは両思いだった、これはキッツイ。とはいえこの映像で気付くくらいなら雨の中野沢菜を持って行った日にも気付きそうなものだけれど。

「そう。動くのよ。止まらずに。前に」
その頃海人は軽井沢にて逆ナンに遭っていました。あはは。青い青い海人に向けて「ガキね」とはそりゃ檸檬さんから見たら大抵の高校生はガキでしょうよ(笑。「あの場所探し」に置いていかれて拗ねてた海人へハッパ掛け。イチカさんの気持ちを考え、イチカさんに何ができるのか?との問いかけに立ち上がった海人はなかなか男前でした。健気な柑菜は気の毒だけれど、まったくブレない海人の描写は、近年多い毒にも薬にもならない男子キャラと一線を画しているような。それにしてもここでの檸檬さんのセリフは明らかに10年前のアレを意識したもので、オマージュに気付いたおっさんがニヤけながら裏の意味を詮索すべき所なのか、それとも直球なエールなのか判断が難しい。
雨の中で「あの場所」を探すべくポラを撮り続ける海人。雨の日にストロボ焚くと雨粒が反射しちゃってきちんと撮れませんよ? たった一人で写真を撮り続ける海人を見た柑菜は海人の思いを痛いほど感じ…声も掛けられず遠くから眺めるだけの柑菜が切なすぎる。頭わしゃわしゃしたい。ぐぬぬ。
そして柑菜はついに行動に移します。早朝から出掛けるイチカさんを待ち伏せて声を掛け、美桜に話した「嫌な女」「ずるい女」を演じながら溜まった思いを吐き出します。それが柑菜の「ポーズ」なのはそっぽを向いた立ち姿からもわかりますね。かわいいなあもう!
「どうしようもある!」
海人から逃げ続けるイチカさんへ柑菜の一撃。海人の思いが痛いほどわかっている柑菜はその相手が「逃げている」事を許せず、はっきりさせない事を許せない。

「好きだって言えばいい!」
「何で言わないの? 好きな人と結ばれるんだよ?」
「私がどんなに望んでも手に入らないものがすぐそこにあるのに」
それは自分自身にも言えた事だけれど、だからこそ「両思い」の二人が躓いているのが許せないのだろうなあ。激しい口調で畳み掛ける柑菜のセリフはどれも熱く、海人への思いの強さ・イチカさんに勝てない悔しさが伝わってきて泣ける泣ける。「バーカ!」と言い放って逃げるように走り去る引き際も良かった。きっと塩を送った自分に対する「バーカ」もあるんだろうなあ。
「頼むよ柑菜、泣くなよ…」
そしていつもの場所で待ち伏せる哲朗。荒れる柑菜はもう少し哲朗の気持ちも考えてあげて。立ち尽くす柑菜にそっと近付いて目を覆う哲朗、きっと柑菜の泣き顔は見たくないんだろうなあ。でもこの結末は判っていただろうに…予想以上に傷付いている柑菜に哲朗もショックを受けた? 哲朗の言葉に声を押し殺して泣く柑菜がこれまた辛い。この一連シーンは中の人の石原さんがいい仕事しすぎ。柑菜の瑞々しい激情を上手く演じていたと思います。
てな一部始終を聞いて待合所の影で泣いてる美桜がちょっと怖い。

そしてクライマックスの告白シーンへ。「あの場所」を探し続ける海人の所へ現れたイチカさんは既にズッキュンバッキュンドッキュン!で臨戦態勢全開です。若い二人に気を利かせて姿を消すりのんが空気読めすぎてちょっと笑った。帰りたくない理由に気付いたイチカさんは海人の胸に頭をコツン…年上キャラのこの甘えポーズはズルいよ。ああもう!
「宇宙人でいいですか? あたしなんかでいいですか?」
ドキドキの告白前振りは見ているこっちも照れてしまう、というかニマニマが止まらない。しかしここで海人は中断、告白は「俺からします」とはどんだけ男を見せるのか。ぐぬぬ。そして正面からついに告白の返事はもちろん…恋人握りからスッと顔を寄せてのキスシーンへ。ああもう見てらんない。ぐぬぬぬぬ! りのんと同じリアクションするしかねえ!
そんな甘々な二人を対岸から狙う檸檬さんが怖すぎる。この表情がまた! しかしこのグループはストーカーだらけだなあ(笑
「それから…これで5回目」
感情のリミッターが解除されたか歯止めが効かず唇を貪るイチカさんがエロすぎてどうしていいのやら。6回目は家の布団の中でか! ああもう!
というわけで海人&イチカさんはようやく決着が付いたものの、それ以外の事は何も解決していません。一方通行のドン詰まりが片付いた事で残り3人の玉突きはどうなる? 救助ポット破壊の顛末はどうなる? そしてストーリー全体の結末はどうなるのだろう。

とりあえず次回は美桜の裸エプロン(?)が見どころか(笑
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