2012-03-11(Sun)

プリティーリズム オーロラドリーム #48 そなたの冬

ついにりずむがオーロラライジングを跳ぶ。

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プリズムの輝きがいつもここに。

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ここで勝たねば女がすたる、じゃなくて後がない。最終滑走者のりずむはあいらの握り拳に答えるべくウェディングコーデのストーンを選び、しかしご存知のとおりりずむの手にはクリスタルティアラのストーンがありません。このストーンの扱いは終盤の見どころになると踏んでいましたが先の勝負でウヤムヤとなってハテサテ? てな所へあいらがやってきて件のストーンを差し出します。やっぱりあいらがあっさり貸す流れ、りずむが断る予定調和まで想定内の展開に正直油断していた私。しかし次のあいらのセリフで私の全身は一瞬で総毛立ってしまいました。

「サムシングフォーの中にあるサムシングボローは『借りた物』、だからりずむちゃんに貸してあげる」

前回のサムシングブルーだけでも伏線の妙にさぶいぼが立ったというに、まさかサムシングフォー全てをこのシーンに集約してくるとは。青い物、借りた物、新しい物、そして古い物としてアンディの首のストーンを御守りとして身に付けるという流れも凄い。凄すぎる。もうこの時点で私の涙腺は仕事をしすぎて過労死寸前です。困った、開始早々画面が見えねえ。

アンディのストーンはストーンのようでストーンではありませんでした。もちろんこれがキーアイテムになる事は前々から予想付いていたのだけれど、りずむによって「プリズムストーンじゃない」と宣言されてあれれ?みたいな。そしてこのストーンの仕掛けに後々やられるわけですよ。ホントこの仕掛けには参った。

ここであいら母ちゃん(おみさん)が説得に加わるのは先代の時の心残りから? そなたの時に何もしてあげられなかった、大切な時に側に付いていてあげられなかった悔いがおみさんを動かしているのでしょう。しかしりずむは遠慮して受け取らず…などと停滞した時間を一瞬で切り裂いたみおんの一声。「周りの協力もあなたの力」なんて孤高のみおん様が変われば変わるものです。独りの寂しさ・独りの限界を知るゆえのセリフはじつに重い。

りずむを応援すべくチラリと振り向いてウインクのアンディ。鏡に写った「実体」は動いていないってのがこれまた奥深いです。りずむはそんなみんなの後押しにチアリングを輝かせて出撃の意を決し、あいら&みおんも手首を上げて答える。何これステージ前から熱すぎるよ。

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出撃直前のおみさんとの会話シーンも泣けます。そなたの大切な時に一緒にいてあげられなかった事をずっと気に病んでいた、おみさんもずっと十字架を背負っていたのです。りずむの背中にそっと触れながら胸中を告白し謝るおみさん。しかしりずむはこれまでの辛い運命を全て受け入れ、そのおかげで「支えてくれるみんな」と巡り会えたと…前回の救出劇にて心の深層にあった「孤独」から解放されたりずむの表情はいつにないほど力強く清々しいものでした。そこから先代と同じ送り出し儀式は限りなくベタな演出なれど私の涙腺堤防を一瞬で決壊させ…ダメだもう画面が全然見えねえ。本作は大人キャラがいい仕事しすぎます。

というわけでついにりずむの出番となりました。純白のウェディングコーデに包まれたりずむの胸元にアンディのアレが光り、すると観客席のそなたコーチが何やら反応しています。ここへ来ての引っ張り方も憎い憎い。

ソロオリジナル曲の「ココロ充電!」に乗ってキラキラのダンスを演じるりずむ、何だか凄い輝きです。りずむを応援するみんなの思い、その思いに応えるりずむの心の輝きがこの光の源なのでしょう。そりゃ純さんも思わず叫びます(笑

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真っ白なウェディングコーデに「ココロ充電!」の軽快な振り付けはマッチングがどうなの?と思わなくもありませんがそれはそれ、ダンスシーケンスの後はプリズムジャンプです。ドレスの裾をチラチラさせながらまずは「ドルフィンヴィーナスパーフェクト」、通常版よりイルカの数が多い?

そして気分は一気に次のジャンプ、ついにりずむがオーロラライジングを跳ぶ瞬間がやってまいりました。いよいよの瞬間を見守るみなさんの中で、チアリングを握り締めて息を呑むみおんの一瞬カットが泣けます。MARsの絆を信じて祈るみおんの胸中が痛いほど伝わってきました。いい子に成長したなあ。

とは言うものの流れるBGMは通常のまま、これはまさか失敗フラグ?と思いきや、天高く踏み切ったりずむは空中でバランスを崩し、おいおい本当にここで失敗しちゃうのかよ!? りずむにどんだけ苦行を強いれば気が済むんだ!? と思った刹那。

「サプライズ!」

純さんの一声は見ているこっちもサプライズ。いったい純さんは何者なんだ(笑。するとりずむの胸元に下がった例のストーンもどきが光を発するとパーン!と弾け…

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幼いりずむを抱き締めるそなたの映像にそなたコーチが重なり、そして「りずむを守って…」という声。娘を思う母親の思い、件の石に込められたそなたの思いが窮地のりずむを救ったのか。重なった表情からしておそらくこの瞬間、オーロラライジングの呪い(?)によって封印されていたそなたの記憶が戻ったのでしょう。記憶を取り戻したそなたコーチと入れ替わるように今度はりずむをダブらせ、母親の愛情を確かめたりずむが復活する流れも熱かった。りずむは決して「捨てられた」のではなかったのです。

弾けた石が発するピンク色の光に守られるようにりずむはオーロラライジングを成功させました。その輝きは会場を照らし客席のかなめの瞳も照らし…オーロラが映り込んだこのカットは予告で見て気になっていたけれど思った以上に意味深くてこれまた感心しきり。そなたのコピーであるかなめが同じ系譜のりずむのオーロラライジングと「同じ風景を見ていた」というのはなるほど、その流れからかなめの正体へ繋げる作りも上手いなあ。記憶を取り戻したそなたが上ずった声でそそくさと引き上げてしまうのもリアルでしたね。

さてオーロラライジングを成功させたりずむは見事優勝しファイナルへの出場権をゲットしました。まあこれは1000%予想どおり、というかこうしないとお話が続きませんし。大喜びのあいら&みおんが待つステージ袖へ戻って来たりずむは、しかしそなたと同じような表情をしていますよ? まさかりずむまでどうにかなっちゃった?

倒れたりずむの胸元に光る例の石は相変わらずピンクに光り続け…アップになって映ったプリズムストーンの中身に思わず全身さぶいぼ、思わず声を上げてしまいました。これはそなたがオーロラライジングを跳んだ時に履いていたシューズです。まさか第1話のファーストカット(レビュー記事はありませんが第1話はそなたのオーロラライジングから始まるのです)からこんな伏線が張られていたなんて! 第9話の時に感じた疑問にきちんと解答があったとは。この構成は凄い、凄すぎる。

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さて倒れたりずむはそのまま病院送りとなり、病院のベッドで眠り続けています。まさかそなたの二の舞!? と龍ちゃん同様心配した私がバカでした(笑。ハッと起き出したりずむは「肉! 早く肉持ってきて! じゃないと死んじゃう!」と叫び、大慌ての龍ちゃんがテーブルにずらりと並べだ肉料理を片っ端から平らげ始めました。まんが肉一気食いスゲエ! 食うだけ食ったら速攻寝り! 何この何!? 心配して見舞いに来たあいら&みおんは話を聞いて頬をピクピク、二人ともいい表情してます(笑。満腹で気持ちよさそうに寝ているりずむはとりあえず心配無さそうで、見舞いも早々に二人はおいとま。ここで社長が廊下に残っているってのも後シーンへの前振りなのだね。いちいち隙がありません。

病院からの帰り道にあいらはかなめと遭遇し「マーマはりずむのママなの?」といきなりの核心…これはオーロラライジング中にりずむと同じ風景を見ていたためで、その後のあいらとの会話によってかなめが孤児であることも明らかになります。これでかなめが「そなたの実子(りずむの種違いの妹)」である可能性は消えましたね。おそらくこれ以上かなめの出自に関しては語られないでしょうし「父母不明の孤児」で決着しても構わないかな。私的には自説の「月影先生の孫娘」つまり「社長の娘」だったというオチを期待したいけれど、親子ネタでこれ以上ややこしい事をやってもメイン視聴者である小さいお友達は付いて来れないだろうし…ってもう手遅れか?(笑

その頃そなたコーチは記憶を辿るように街を回っていました。取り壊し工事中の建物は後のシーンで語られる、そなたがデビュー前に練習していたリンクでしょうか。今はリアルでもスケートリンクの経営が苦しく、こんな風に思い出のリンクがどんどん消えていってしまうのでどうにももの悲しいワンカットでした。それはともかくこの場所を、そして後に国立代々木競技場体育館の前に立ってしみじみしている描写は、そなたの記憶復活を上手く表現していたと思います。記憶が戻って思い出の場所へ来てみたら取り壊し中という、失った時間の儚さ・時間経過による変化も感じさせますね。

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そして語られたそなたの過去は意外にも厳しいものでした。親の顔も知らず天涯孤独の身の上で育った幼少時のそなた。幼い頃はストリートチルドレンとして育ち、引き取られた先では休む間も無いほどコキ使われ、ツギハギだらけの制服で学校へ通う日々…今どきの小さいお友達がこんなシーンを見てピンと来るのだろうか? 明らかに昭和の大映ドラマの設定ですよね(笑

生きる意味も見つけられない日々に光を射したのは当時14歳の阿世知さんのプリズムショーでした。煌めくステージに煌めくジャンプ、その美しさに見蕩れるそなたのキラキラした表情が素晴らしい。まさに生き甲斐を見つけた時の表情です。阿世知さんがプリズムクイーンを獲った時につまらなそうな顔をしている事に気付いて「面白ーい」と笑う表情はかなめマンマ(逆か。おそらく孤児という身の上に加えて性格の共通点もあって他人と思えず、サーカス団のかなめの「マーマ」となって世話をし、コーチとして付いていたのでしょう。

ツギハギの制服で整備するリンクは先出の取り壊し中の体育館なのだろうね。これほど苦労し世話になった場所なら忘れるはずがありません。その苦労が報われてそなたは見事ティアラカップを手にし一流のプリズムスターへ。りずむが獲れなかったティアラカップがきっかけというのも因果を感じますね。それはそうと第41話で描かれたこの辺のくだりにて「そなたの衣装が地味」と感じたのはこんな裏があったのか。つくづく作り込みの細かさに感心。

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そして出会った龍ちゃんとそなた。そなたがアンディを作ったのはこの動物園のツキノワグマの思い出を大切にしたかったからでしょう。つまりアンディは両親の象徴であって、りずむはそんな思いが詰まったアンディにずっと守られてきた。ぬいぐるみ一つの設定までメッチャ深いなあ。そりゃベアチと意思疎通くらいしますて(笑

売れないアイドルの龍ちゃんと人気絶頂プリズムスターのそなたの交際は周囲が大反対、ってな顛末は第13話のとおりです。しかし第13話で描かれなかった「家族(幸せ)を失う事への恐怖」そして「TVから煽る阿世知さんへの心境」は意外なものでした。当時の阿世知さんは母親(月影先生)との確執がヒートアップしている真っ最中で、その当て馬としてそなたを指名したというに…

「今日子が助けを求めてるの!」
「今日子は私にとって命の恩人なの!」

生きる価値さえ見出せなかった自分を救ってくれた阿世知さんを今度は私が助ける番。もちろんそなたは阿世知さんが抱える確執など知り得もしない事だろうに、阿世知さんが何かに追い詰められ、突破口として自分が求められている事はしっかり感じ取っていたのです。そのためなら体が震えるほど失う事を恐れた「幸せ」を投げ打ってでも…そなたはそれほどまでに阿世知さんに恩を感じていた。

てな真相を廊下で聞いてた阿世知社長はボロボロと落涙。そなたを母娘の確執に巻き込んでしまった罪悪感だけでも相当なものなのに、当時のそなたがそんな事を思っていたなんて。この真実を知った社長はどうするのだろう。罰としてレオタード姿で現役復帰してください。

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「ママがいなくなったのはパパのせいかもしれないな」
「違うよ」

目を覚ましたりずむが差し出したピンクのストーンにパパは見覚えがあるようで思わず声を上げ…何とそれはそなたへプレゼントした結婚ストーンでした。これは全く予想しなかったなあ。龍ちゃんとの絆の象徴であるこのストーンを「あの時」に使ったのは家族への思いを捨てられなかった事の表れで、だからオーロラライジング後にその思いごと封印され、最も大切な記憶を失い(魂をもぎ取られた?)あんな事になってしまったのか。上でも書いたけれどこのシューズがこれほど重要な意味を持っていたとは感服であります。今思えばやたらシューズを強調したカット割りなのよね。スケートものによくあるアングルなのであまり深く考えなかった、というかセンスいいアングル取りだなあと感心していたくらい(笑

「オーロラライジングには続きがあるから」

そなたの愛情を確信したりずむは「続き」を見るため見せるために再びオーロラライジングを跳ぶ。記憶を取り戻したとはいえ未だオーロラライジングの呪縛から解かれないそなたを救うのははたしてどんな風景なのだろう。そして今やすっかり脇役になっちゃってるあいら&みおんがこの決着にどう絡んで来るのか。大盛り上がりで涙腺絶賛破壊中の本作も残り3話、早く結末を知りたいような終わってしまって超絶寂しいような今日この頃です。

    

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アイラ:これ使って。リズム:ピュアクリスタルティアラ。でもそれは使えないよ。アイラ:違うの、リズムちゃんに貸してあげる。アイ母:この胸についてるのはプリズムストーン?リ...

プリティーリズム オーロラドリーム「第48話 そなたの冬」/ブログのエントリ

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アンディは,りずむちゃんと母親をつなぎ続けた大切な絆。
天宮家がハピラキになった後も,
りずむちゃんが大きくなった後も,
りずむ&かなめ姉妹が大暴れして壊れても,
りずむちゃんがママになっても大切にしてほしい。
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