2012-03-19(Mon)
スマイルプリキュア! #07 どこなの?わたし達のひみつ基地!?
ひみつ基地を探してあっちへドタバタこっちへドタバタ。

「そっか。ここなんだね」

まずはいつもの東屋でデコルデコールの販促を少々。学校にオモチャを持って来ちゃいけないだろうけど生徒会副委員長公認(?)だからいいのか(笑。なーんて所へ「ここは私たちの場所なんだけど?」と絡んで来た先輩になおちゃんが男気を見せ…じゃなくてクラスメイトの二人が興味津々に覗き込んできました。これはマズい! すると咄嗟に空を指差してごまかすあかねちゃん、その後であわあわのみなさん。あははは。アングル変わってあかねちゃんのキワキワミニスカから伸びる裏もも(&ひざ裏)が無駄にセクシーであります(そういう目で見てはいけない。ほっと一息のみなさんもいい表情してますね。今回は作監の稲上氏効果かアップの表情もキラキラkawaii!大集合でした。
例の東屋がスマイルチームのダベリ場所なのかと思いきやさすがに学校内でプリキュアの話をするわけにもいかず、というわけで他人の目を気にせず遠慮無く話せる「ひみつ基地」を探す事になりました。プリキュアシリーズにてこの設定はお約束で、初代のタコカフェ、SSのパンパカパンテラス、5のナッツハウスや学食、フレッシュのマエケンドーナツ、ハトキャの植物園、スイートのラッキースプーンテラスなどなど日常シーンの彼女たちがダベるスペースが設定されており、そこを活動拠点として様々なストーリーが紡がれる事が多いです。ただ5のようにダベリ場所(ナッツハウス)ありきの進行になってしまうとそこで世界が狭くなってしまうため、スマイルではその辺のバランスを上手く取っていただきたい所。世界中の本棚へ飛べる機能を生かしてどんどん飛び出して行ってほしいです。できればクラスメイトや家族との絡みもたくさん見たいなあ。なおちゃん宅のもやし祭りも見たい(何それ
というわけでみなさんは一旦ふしぎ図書館に集まる事になりました。基地に持って行く本を選ぶみゆきの表情がワクワクしすぎて見ているこっちもワクワクが伝染しちゃいます。かわいい。ポケットに人数分のコテを突っ込み、背中にホットプレートを背負ったあかねちゃんはお好み焼きキャラを徹底していますね。ベッドに脱ぎ散らかしたジャージに性格が表れ、ルービックキューブやケン玉などアナログなオモチャもあかねちゃんらしい。しかし本棚アクションを「ちゅうちゅうたこかいな」ってどんだけベタなの(笑
他のみなさんも各々本棚を操作してふしぎ図書館へ。あかねちゃんは前述どおりお好み焼きセット、バスケットにティーセット(お弁当?)を詰めてきたなおちゃんはさすがスマイルチームのお母さん、れいかさんは謎の掛け軸を持参し…やよいの紙袋は結局最後まで中身が不明でしたね。家に置いておけないお宝本でも詰まっていたのだろうか?

結論を言ってしまえば「ここでええんちゃうか」が正解で私もそう思っていたのだけれど、それでは話が終わってしまうのでここからいろんな所へ遠回りをする事になります。ひみつ図書館否定のきっかけは探検に出掛けたやよいの穴落ち。いきなりあざとい! しかしこのシーンの見どころはやよいに続くみなさんのカットでした。溺れる者は藁をも掴む、同じように足を滑らせたあかねちゃんがなおちゃんのシャツを思わず掴み…広がった襟元から肌色がチラリ! あかねちゃんグッジョブ! 各キャラの慌てる表情もかわいいかわいい。何故こんな大穴が空いているのか不明ですがそれはそれ、穴に落ちて泥まみれになったみなさんは「もっとステキな所へ行こう!」の号令と共にひみつ基地探しの旅が始まりました。
まずはれいかさんお勧めの場所へ。本棚を抜けた先は強風吹きすさぶ場所で、いつの間にか櫓に登っているれいかさんは持参の掛け軸を広げ…富士山頂でプリキュア道を熱く語るれいかさんがいろんな意味で外しすぎててハライテエ。初っ端から飛ばしすぎですよ! ノリノリの熱い表情で語るれいかさんの一方で困っている他メンバーの表情描写も良かった。そこからの会話も短い中にキャラの性格や関係性が凝縮されていて面白かったなあ。第7話にして中の人もかなり馴染んで息が合ってきた感じ。
「何言うてんのか全然わからん…」
「いい所だけど…寒いね!」
「クシュン!」
「こんなとこにいたら風邪引いちゃうよ!」
「そ、そうね。ごめんなさい」
こんなトコでもやよいは隙がありません。何てあざといクシャミだ! 結局なおちゃんの言葉に納得したれいかさんが空気を読んでこの案はボツに。ここはみゆきの「寒いね」の言い方がじつにみゆきらしくて良し良し、そこからの連携を締めるれいかさんの表情変化も見ていて思わずニマニマでした。ほんと丁寧に作っていますね。

「私が本当のひみつ基地に連れて行ってあげる!」
何やら「ひみつ基地」に一家言あるらしいやよいは気合を入れてみなさんを引っ張ります。到着した先はなるほど「これぞひみつ基地!」という風景で…出来すぎていると思ったら映画の撮影セットというオチ。そりゃリアルなわけです。
「だって…一度でいいから行ってみたかったんだもん」
「だもん…やないやろ」
またしてもあざといやよいにモノマネツッコミを返すあかねちゃんがかわいすぎて鼻血出そう。続くなおちゃんの提案はぬいさんに囲まれたかわいいスペースでした。体育会系の2人が揃って「かわいいもの好き」ってのはちょっと短絡的かもしれない。まあ女児アニメのメインキャラ女子が「かわいいもの嫌い」ってわけにもいかないか。さっそくお茶を広げるなおちゃんがお母さんすぎて非常によろしい。かわいいぬいさんがたくさんあるのはそこがぬいぐるみ屋さんだから。そりゃ怒られるわ(笑。あかねちゃんお勧めの場所はこれまたもふもふが…今度は本物か!? 「ほんもの~!?」の絶叫スゲエ。絵に描いた本棚だから動かせないってオチは会話のテンポも良くて笑った。れいかさん冷静すぎ。
這々の体でふしぎ図書館へ戻ると揃って溜息のみなさん。何となく諦めムードが漂う中でみゆきは一人気勢を上げ、そんな様子をきちんと見ていたれいかさんはみゆきに「拘りの理由」を問います。「赤毛のアン」に憧れたみゆきは大切な友達とのひみつの場所を持ちたくて、幼い頃近所の森にその場所を見つけていた。みゆきにとってはとても大切な場所なのだけれど、それはみんなの価値観と違う事も判っていて、だから最後まで言い出さず、了承を得た後も「いいの?」と返したのですね。他の4人は揃って「自分が行きたい場所」を選んだ中でみゆきだけは「みんなの事」を考えた。これまでポンコツキャラ・アホの子最有力だったみゆきが今回に限って最も大人だったというわけ。

「今はもうあの子たちの素敵なひみつの場所みたい」
そうと決まれば善は急げって事でみんな揃ってみゆきの森へゴー! 大張りきりで山道を駆けるみゆきでしたが、ついにその場所へ着くとかわいい先客が…幼い頃からの願いがようやく叶うと思った瞬間の空振り。しかしみゆきはその場所への思いが強いからこそ、今楽しそうに遊んでいる子供たちから取り上げるわけにはいかない。と同時に大切な場所を後輩へ託す寂しさもあり、グッとキャンディを抱き締めるワンカットがみゆきの心境を語っていました。表情を隠した語りのカットは切なく、それを黙って聞いてすっきり納得するみんなもいい子。去り際に一瞬振り向いて子供たちへ暖かい眼差しを向けるみゆきがこれまたいい子すぎる。何と優しいシーンなのか。
そんなシーンをぶち壊すオオカミさん。上下逆転しているのは飛び立った鳥の視点で「招かれざる客」を描いているのか。細かい演出です。しかし今回はスゲー偶然の産物だよねえ。たまたまみゆきたちが訪れたこんな辺鄙な森にオオカミさんが「偶然」いるなんて(それは言わない約束

いつものシーケンスでどよんど時空が発生すると先程まで楽しそうに遊んでいた子供たちはすっかり取り込まれてバッドエナジーを放出しまくり、こんな幼い子供2人からこれほどのバッドエナジーが出るとは!(笑。みゆきたちはさっそくプリキュアへ変身。今回の変身バンクは各キャラ少々長めで美麗な映像を堪能できましたがその分尺も取って、実測で2分37秒と、本編放映時間の1割以上をバンクが占めるという事に。今はまだバンクの珍しさがあるからいいのだけれど、これがシリーズ後半になると痛し痒しな時間になっちゃうんだよねえ。後半になると追加戦士が加わり、さらにアイテム使用の合わせ必殺技が発動した暁にゃBパートの1/3くらいバンクに占められてしまいそう。お話を作る方も大変だろうね。
さてプリキュアに変身したはいいけれどまだ扱いに慣れていないようで、強大なジャンプ力にハッピーはあわあわ。あははは。話数を7話重ねたとはいえ実質ほとんど戦闘していないため慣れないのも無理は無い?(笑。とはいえいつまでもあわあわでは困るのでそろそろ慣れて頂きたい所。この現状を打破する特訓回でもあるのかな。戦い慣れないプリキュアたちを容赦無く叩き落とすアカンベェ、そこには各キャラ初登場時のチートパワーは全く見られません。地面に叩き付けられたプリキュアたちはしばらくピヨって動けず…2分半掛けて変身したのに一発KOってそりゃ無いよ(笑
「あなたにはただの森かも知れないけど、大好きな友達と一緒に遊んだり、おしゃべりしたりする場所は、とってもキラキラした素敵な場所なんだから!」
ハッピーの言葉に顔を見合わせ笑顔を向けるみなさん。オオカミさんとの価値観の相違を認めながら、しかし自分たちにとって「素敵な場所」である事を曲げない。だから仲間たちが自分の価値観に同調してくれた時あれほど喜び、仲間たちはそんなみゆきの思いが嬉しい。仲間同士のココロの繋がりを感じさせる一瞬でした。何となく流れでこの森へ来たようで、至る経緯に込められたメッセージは結構深かったり。
立ち上がったハッピーは例によって気合だ!気合だ!気合だ!気合だーっ! するとすかさずアカンベェの攻撃が襲ってきました。気合溜め中の攻撃禁止!じゃなかったのか(笑。ハッピーのピンチを救うべく他4名が受け止めるのは王道中の王道パターンだけど彼女たちの思いが伝わるちょっといいシーン。でも馬鹿力のサニー一人で十分のような?(それは言わない。ハッピーシャワーの成功率が上がってきたようで何より(笑。必殺技に慣れた所でそろそろマトモなアクションも見たいね。

「私たちにふさわしい所に連れて行ってください」
さてふしぎ図書館へ戻ると今度は本棚任せでひみつ基地を探す事に。本棚に願を掛けながらいつものアクションで扉を開くとみんな揃って光の中へゴー! しかし着いたのは同じふしぎ図書館でした。訝しがるみんなの側で一人空を見上げるみゆきは、目映い光を浴びながら気付いたのです。
「私たちの秘密の場所は最初からここにあったんだよ」
幸せの青い鳥を探して回った兄妹は、他の様々な国で青い鳥を見つけても捕まえられず、すると戻った自宅の鳥かごに青い鳥を見つけた。幸せは最初からここにあったという有名な童話です。しかしこの話には続きがあって、その青い鳥はチルチルが手を伸ばすとするりと抜けて飛んで行ってしまうのでした。この解釈には諸説ありますが、結局「青い鳥」とは「幸せを求める心」の象徴であって「幸せそのもの」ではない、だから常に幸せを求めて行動しないと例え青い鳥を見つけてもすぐに逃げてしまう、という解釈が好きです。
みゆきたちは青い鳥(ひみつ基地)を探しに方々へ出掛け、その場所場所はチームの誰かの青い鳥だったけれどチーム全体の居場所ではなかった。みゆきが提案した場所はみんな揃った場所だったけれど他の事情で使えない。いろんな場所へ飛んだ時提案したメンバーは確かに青い鳥が見えただろうに、結局それらは儚く消えてしまった。そして戻ったふしぎ図書館はみんなの思いが共通した場所で「青い鳥はここに居た」、でもみんなの心が常に一つになっていないとその場所も儚く消えてしまうでしょう。だからこそチームのみんなはいつもスマイルでいてほしい。青い鳥を逃がさないように。
などと柄にもない脱線話を綺麗に纏めた(笑)ところでレビュー再開。各メンバーが好き勝手に座ったキノコは各キャラの立ち位置を象徴している? れいかさん高い! あかねちゃん遠い!(笑。れいかさんは富士山といい高い所が好きなのかも? 一つのキノコにみんなで座ろうとしても育ち盛りの14歳女子のケツを5つも乗せられるキノコは無し、というわけで星デコルを使って巨大切り株をデコレーションしちゃうよ! レッツゴー! ほ・し!(そのまんまだ
出来上がった切り株ハウスのドアを恐る恐る開けると…なんということでしょう、中は何と居心地が良さそうな部屋にリフォームされておりました。匠すぎる。この一連をして「いろんな所を見てきたからここの良さに気づけた」と纏めるみゆきの笑顔が眩しい。ほんと今回のみゆきはいい子すぎるぞ(笑
「どうかしら? やよいさん」
「ちょっと…浮いてるね」
「えっ!?」
例の掛け軸を前に満足顔のれいかさんvs困り顔のやよいがいい味出しすぎ。あはははは! もうどっちもかわいくて丼飯三杯。今回のれいかさんはいい感じにピント外れでじつにかわいらしかった。予想していた完璧キャラのキツさも皆無で、優しい笑みを湛えながら締める所はきちんと締める。たまに締めすぎて壊れる(本人は自覚が無い)。これでビューティ時にキメてくれれば言う事無いかも。かわいいなあああ!れいかさん。

次回はみゆき&キャンディの入れ替わり? 入れ替わり変身ネタはフレッシュプリキュアでやったっけ…と思ったらもう3年前なのね。大友たちはともかく、3年経てば小さいお友達は入れ替わるだろうからネタが被っても問題ないのでしょう。
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「そっか。ここなんだね」

まずはいつもの東屋でデコルデコールの販促を少々。学校にオモチャを持って来ちゃいけないだろうけど生徒会副委員長公認(?)だからいいのか(笑。なーんて所へ「ここは私たちの場所なんだけど?」と絡んで来た先輩になおちゃんが男気を見せ…じゃなくてクラスメイトの二人が興味津々に覗き込んできました。これはマズい! すると咄嗟に空を指差してごまかすあかねちゃん、その後であわあわのみなさん。あははは。アングル変わってあかねちゃんのキワキワミニスカから伸びる裏もも(&ひざ裏)が無駄にセクシーであります(そういう目で見てはいけない。ほっと一息のみなさんもいい表情してますね。今回は作監の稲上氏効果かアップの表情もキラキラkawaii!大集合でした。
例の東屋がスマイルチームのダベリ場所なのかと思いきやさすがに学校内でプリキュアの話をするわけにもいかず、というわけで他人の目を気にせず遠慮無く話せる「ひみつ基地」を探す事になりました。プリキュアシリーズにてこの設定はお約束で、初代のタコカフェ、SSのパンパカパンテラス、5のナッツハウスや学食、フレッシュのマエケンドーナツ、ハトキャの植物園、スイートのラッキースプーンテラスなどなど日常シーンの彼女たちがダベるスペースが設定されており、そこを活動拠点として様々なストーリーが紡がれる事が多いです。ただ5のようにダベリ場所(ナッツハウス)ありきの進行になってしまうとそこで世界が狭くなってしまうため、スマイルではその辺のバランスを上手く取っていただきたい所。世界中の本棚へ飛べる機能を生かしてどんどん飛び出して行ってほしいです。できればクラスメイトや家族との絡みもたくさん見たいなあ。なおちゃん宅のもやし祭りも見たい(何それ
というわけでみなさんは一旦ふしぎ図書館に集まる事になりました。基地に持って行く本を選ぶみゆきの表情がワクワクしすぎて見ているこっちもワクワクが伝染しちゃいます。かわいい。ポケットに人数分のコテを突っ込み、背中にホットプレートを背負ったあかねちゃんはお好み焼きキャラを徹底していますね。ベッドに脱ぎ散らかしたジャージに性格が表れ、ルービックキューブやケン玉などアナログなオモチャもあかねちゃんらしい。しかし本棚アクションを「ちゅうちゅうたこかいな」ってどんだけベタなの(笑
他のみなさんも各々本棚を操作してふしぎ図書館へ。あかねちゃんは前述どおりお好み焼きセット、バスケットにティーセット(お弁当?)を詰めてきたなおちゃんはさすがスマイルチームのお母さん、れいかさんは謎の掛け軸を持参し…やよいの紙袋は結局最後まで中身が不明でしたね。家に置いておけないお宝本でも詰まっていたのだろうか?

結論を言ってしまえば「ここでええんちゃうか」が正解で私もそう思っていたのだけれど、それでは話が終わってしまうのでここからいろんな所へ遠回りをする事になります。ひみつ図書館否定のきっかけは探検に出掛けたやよいの穴落ち。いきなりあざとい! しかしこのシーンの見どころはやよいに続くみなさんのカットでした。溺れる者は藁をも掴む、同じように足を滑らせたあかねちゃんがなおちゃんのシャツを思わず掴み…広がった襟元から肌色がチラリ! あかねちゃんグッジョブ! 各キャラの慌てる表情もかわいいかわいい。何故こんな大穴が空いているのか不明ですがそれはそれ、穴に落ちて泥まみれになったみなさんは「もっとステキな所へ行こう!」の号令と共にひみつ基地探しの旅が始まりました。
まずはれいかさんお勧めの場所へ。本棚を抜けた先は強風吹きすさぶ場所で、いつの間にか櫓に登っているれいかさんは持参の掛け軸を広げ…富士山頂でプリキュア道を熱く語るれいかさんがいろんな意味で外しすぎててハライテエ。初っ端から飛ばしすぎですよ! ノリノリの熱い表情で語るれいかさんの一方で困っている他メンバーの表情描写も良かった。そこからの会話も短い中にキャラの性格や関係性が凝縮されていて面白かったなあ。第7話にして中の人もかなり馴染んで息が合ってきた感じ。
「何言うてんのか全然わからん…」
「いい所だけど…寒いね!」
「クシュン!」
「こんなとこにいたら風邪引いちゃうよ!」
「そ、そうね。ごめんなさい」
こんなトコでもやよいは隙がありません。何てあざといクシャミだ! 結局なおちゃんの言葉に納得したれいかさんが空気を読んでこの案はボツに。ここはみゆきの「寒いね」の言い方がじつにみゆきらしくて良し良し、そこからの連携を締めるれいかさんの表情変化も見ていて思わずニマニマでした。ほんと丁寧に作っていますね。

「私が本当のひみつ基地に連れて行ってあげる!」
何やら「ひみつ基地」に一家言あるらしいやよいは気合を入れてみなさんを引っ張ります。到着した先はなるほど「これぞひみつ基地!」という風景で…出来すぎていると思ったら映画の撮影セットというオチ。そりゃリアルなわけです。
「だって…一度でいいから行ってみたかったんだもん」
「だもん…やないやろ」
またしてもあざといやよいにモノマネツッコミを返すあかねちゃんがかわいすぎて鼻血出そう。続くなおちゃんの提案はぬいさんに囲まれたかわいいスペースでした。体育会系の2人が揃って「かわいいもの好き」ってのはちょっと短絡的かもしれない。まあ女児アニメのメインキャラ女子が「かわいいもの嫌い」ってわけにもいかないか。さっそくお茶を広げるなおちゃんがお母さんすぎて非常によろしい。かわいいぬいさんがたくさんあるのはそこがぬいぐるみ屋さんだから。そりゃ怒られるわ(笑。あかねちゃんお勧めの場所はこれまたもふもふが…今度は本物か!? 「ほんもの~!?」の絶叫スゲエ。絵に描いた本棚だから動かせないってオチは会話のテンポも良くて笑った。れいかさん冷静すぎ。
這々の体でふしぎ図書館へ戻ると揃って溜息のみなさん。何となく諦めムードが漂う中でみゆきは一人気勢を上げ、そんな様子をきちんと見ていたれいかさんはみゆきに「拘りの理由」を問います。「赤毛のアン」に憧れたみゆきは大切な友達とのひみつの場所を持ちたくて、幼い頃近所の森にその場所を見つけていた。みゆきにとってはとても大切な場所なのだけれど、それはみんなの価値観と違う事も判っていて、だから最後まで言い出さず、了承を得た後も「いいの?」と返したのですね。他の4人は揃って「自分が行きたい場所」を選んだ中でみゆきだけは「みんなの事」を考えた。これまでポンコツキャラ・アホの子最有力だったみゆきが今回に限って最も大人だったというわけ。

「今はもうあの子たちの素敵なひみつの場所みたい」
そうと決まれば善は急げって事でみんな揃ってみゆきの森へゴー! 大張りきりで山道を駆けるみゆきでしたが、ついにその場所へ着くとかわいい先客が…幼い頃からの願いがようやく叶うと思った瞬間の空振り。しかしみゆきはその場所への思いが強いからこそ、今楽しそうに遊んでいる子供たちから取り上げるわけにはいかない。と同時に大切な場所を後輩へ託す寂しさもあり、グッとキャンディを抱き締めるワンカットがみゆきの心境を語っていました。表情を隠した語りのカットは切なく、それを黙って聞いてすっきり納得するみんなもいい子。去り際に一瞬振り向いて子供たちへ暖かい眼差しを向けるみゆきがこれまたいい子すぎる。何と優しいシーンなのか。
そんなシーンをぶち壊すオオカミさん。上下逆転しているのは飛び立った鳥の視点で「招かれざる客」を描いているのか。細かい演出です。しかし今回はスゲー偶然の産物だよねえ。たまたまみゆきたちが訪れたこんな辺鄙な森にオオカミさんが「偶然」いるなんて(それは言わない約束

いつものシーケンスでどよんど時空が発生すると先程まで楽しそうに遊んでいた子供たちはすっかり取り込まれてバッドエナジーを放出しまくり、こんな幼い子供2人からこれほどのバッドエナジーが出るとは!(笑。みゆきたちはさっそくプリキュアへ変身。今回の変身バンクは各キャラ少々長めで美麗な映像を堪能できましたがその分尺も取って、実測で2分37秒と、本編放映時間の1割以上をバンクが占めるという事に。今はまだバンクの珍しさがあるからいいのだけれど、これがシリーズ後半になると痛し痒しな時間になっちゃうんだよねえ。後半になると追加戦士が加わり、さらにアイテム使用の合わせ必殺技が発動した暁にゃBパートの1/3くらいバンクに占められてしまいそう。お話を作る方も大変だろうね。
さてプリキュアに変身したはいいけれどまだ扱いに慣れていないようで、強大なジャンプ力にハッピーはあわあわ。あははは。話数を7話重ねたとはいえ実質ほとんど戦闘していないため慣れないのも無理は無い?(笑。とはいえいつまでもあわあわでは困るのでそろそろ慣れて頂きたい所。この現状を打破する特訓回でもあるのかな。戦い慣れないプリキュアたちを容赦無く叩き落とすアカンベェ、そこには各キャラ初登場時のチートパワーは全く見られません。地面に叩き付けられたプリキュアたちはしばらくピヨって動けず…2分半掛けて変身したのに一発KOってそりゃ無いよ(笑
「あなたにはただの森かも知れないけど、大好きな友達と一緒に遊んだり、おしゃべりしたりする場所は、とってもキラキラした素敵な場所なんだから!」
ハッピーの言葉に顔を見合わせ笑顔を向けるみなさん。オオカミさんとの価値観の相違を認めながら、しかし自分たちにとって「素敵な場所」である事を曲げない。だから仲間たちが自分の価値観に同調してくれた時あれほど喜び、仲間たちはそんなみゆきの思いが嬉しい。仲間同士のココロの繋がりを感じさせる一瞬でした。何となく流れでこの森へ来たようで、至る経緯に込められたメッセージは結構深かったり。
立ち上がったハッピーは例によって気合だ!気合だ!気合だ!気合だーっ! するとすかさずアカンベェの攻撃が襲ってきました。気合溜め中の攻撃禁止!じゃなかったのか(笑。ハッピーのピンチを救うべく他4名が受け止めるのは王道中の王道パターンだけど彼女たちの思いが伝わるちょっといいシーン。でも馬鹿力のサニー一人で十分のような?(それは言わない。ハッピーシャワーの成功率が上がってきたようで何より(笑。必殺技に慣れた所でそろそろマトモなアクションも見たいね。

「私たちにふさわしい所に連れて行ってください」
さてふしぎ図書館へ戻ると今度は本棚任せでひみつ基地を探す事に。本棚に願を掛けながらいつものアクションで扉を開くとみんな揃って光の中へゴー! しかし着いたのは同じふしぎ図書館でした。訝しがるみんなの側で一人空を見上げるみゆきは、目映い光を浴びながら気付いたのです。
「私たちの秘密の場所は最初からここにあったんだよ」
幸せの青い鳥を探して回った兄妹は、他の様々な国で青い鳥を見つけても捕まえられず、すると戻った自宅の鳥かごに青い鳥を見つけた。幸せは最初からここにあったという有名な童話です。しかしこの話には続きがあって、その青い鳥はチルチルが手を伸ばすとするりと抜けて飛んで行ってしまうのでした。この解釈には諸説ありますが、結局「青い鳥」とは「幸せを求める心」の象徴であって「幸せそのもの」ではない、だから常に幸せを求めて行動しないと例え青い鳥を見つけてもすぐに逃げてしまう、という解釈が好きです。
みゆきたちは青い鳥(ひみつ基地)を探しに方々へ出掛け、その場所場所はチームの誰かの青い鳥だったけれどチーム全体の居場所ではなかった。みゆきが提案した場所はみんな揃った場所だったけれど他の事情で使えない。いろんな場所へ飛んだ時提案したメンバーは確かに青い鳥が見えただろうに、結局それらは儚く消えてしまった。そして戻ったふしぎ図書館はみんなの思いが共通した場所で「青い鳥はここに居た」、でもみんなの心が常に一つになっていないとその場所も儚く消えてしまうでしょう。だからこそチームのみんなはいつもスマイルでいてほしい。青い鳥を逃がさないように。
などと柄にもない脱線話を綺麗に纏めた(笑)ところでレビュー再開。各メンバーが好き勝手に座ったキノコは各キャラの立ち位置を象徴している? れいかさん高い! あかねちゃん遠い!(笑。れいかさんは富士山といい高い所が好きなのかも? 一つのキノコにみんなで座ろうとしても育ち盛りの14歳女子のケツを5つも乗せられるキノコは無し、というわけで星デコルを使って巨大切り株をデコレーションしちゃうよ! レッツゴー! ほ・し!(そのまんまだ
出来上がった切り株ハウスのドアを恐る恐る開けると…なんということでしょう、中は何と居心地が良さそうな部屋にリフォームされておりました。匠すぎる。この一連をして「いろんな所を見てきたからここの良さに気づけた」と纏めるみゆきの笑顔が眩しい。ほんと今回のみゆきはいい子すぎるぞ(笑
「どうかしら? やよいさん」
「ちょっと…浮いてるね」
「えっ!?」
例の掛け軸を前に満足顔のれいかさんvs困り顔のやよいがいい味出しすぎ。あはははは! もうどっちもかわいくて丼飯三杯。今回のれいかさんはいい感じにピント外れでじつにかわいらしかった。予想していた完璧キャラのキツさも皆無で、優しい笑みを湛えながら締める所はきちんと締める。たまに締めすぎて壊れる(本人は自覚が無い)。これでビューティ時にキメてくれれば言う事無いかも。かわいいなあああ!れいかさん。

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