2012-04-01(Sun)
プリティーリズム オーロラドリーム #51 Dream goes on…
新プリズムクイーンとなったあいらの夢。

爽やかな大団円の最終回でした。

プリズムクイーンカップも終わって本作もいよいよ最終回、はてさて激闘の末の後日談はいったいどんな? 新プリズムクイーンとなったあいらは看板の大きさに襟を正し…なーんて事は微塵も無く、すやすやと眠って気持ちよく起きて、すると目覚ましが止まってて大慌てと、やっぱりあいらはいつものあいらでした。ギャフン! 久々の青マスクあはは! 大急ぎで出掛けるあいらの用事を「デート」と知ったヒロくんはこれまたいつも通りバーニング! そんなヒロくんをむんずと掴んで行かせないおみさんの安定感ったら(笑
待ち合わせのショウさんはかわいいかわいいあいらを見て思わず見とれて頬を染め、ドギマギしているあいらへ「かわいいな」とか勇気リンリン直球勝負! さらにドギマギが止まらないあいらをグッと抱き寄せてドギマギMAX! いくら一般人からのカモフラージュとはいえ大胆すぎますよショウさん! ぐぬぬ! もう1000%でも10000%でも恋しちゃってください。そういや結局最終回だってのにこっちの決着はボンヤリしたまま終わってしまいましたね。まあ二人の雰囲気からして多くを語るのは野暮かもしれませんが。
そのデートでの会話にて話題にでたせれのんの今後。所属事務所が潰れてしまって宙ぶらりんとなったせれのんを救ったのは何と阿世知社長でありました。って世界を牛耳る城之内コンツェルンがバックに付いてて倒産する事務所ってどんだけ。ともあれこれにてせれのんはプリティートップ所属芸人(?)となり、次作での絡みもやりやすくなったかと。予告を見る限りまだまだ出番はありそうなのでさらなる活躍を期待しときましょう。そして終盤曇り顔・泣き顔が多かった社長が元に戻って良し良し。カネ勘定に盛り上がる社長ってばいい顔してます。あはは。

そんな社長の大切なご用事は例によってお見合いでした。がんばるね(笑。その席にて趣味の話題、仕事に燃える熟女の熱い思いを十二分にアピール…しすぎてその場で断られちゃうとはお気の毒すぎる。そんな小っちぇえ男など社長には最初っから相応しくないから落ち込まなくても大丈夫! でも落ち込んでる社長かわいい! それ以上に乱れた裾が色っぽくてどうしようかと。しかし毎度の見合いに同席している山田さん&ペンギン先生は何者なのだろう。
見合いの帰りに行き会ったそなたはすっかり元の髪色・表情に戻っていました。というか普通のお母さんの買い物帰りすぎてちょっと笑った。エコバッグから頭を出すネギの束も所帯じみすぎて凄い。ついこないだまで鬼の形相で金髪を振り乱してオーロラライジングに執着していた同一人物とは思えません(笑。それはそうとこのエコバッグの持ち手の通し方って変じゃない?(こういうの気になるタチなので
煌めく水面を背景にシルエットでの会話はウルトラセブンの最終回みたいな。その雰囲気と合わせ、ここでしんみりと昔話でも始めるのかと思いきや…いきなり好き放題言い合ってますよ!? 社長はともかくそなたってこういう人だったのか(笑。因縁付いた別れから13年の空白を経て、しかし一瞬で昔のノリで言い合ってしまう辺り、この2人は互いに掛け替えのない相手なのだろうね。そこから面と向かって睨み合い、暫し溜めた後に「プッ」と噴き出して大笑い…かと思ったら2人して溜息吐いてガックリ。何気ないワンカットだけれど凄い演出です。見合って噴き出すベタなアクションではなく、これまでいろいろありすぎた三十路女同士の胸中が窺える素晴らしい一瞬。最後の最後まで魅せてくれるなあ。
そこから河原沿いを歩く2人の雰囲気も良かった。互いに遠慮無く言い合いながら付かず離れずの距離で歩き、互いの表情が見えない位置だけどきちんと判っている関係。きっと現役時代もこんな感じの良きライバルだったのでしょう。見ていて思わずほっこりしてしまうワンシーンでした。

そして謎多き人、というか謎が服着て歩いてるような純さん&先生の後日談へ。どうやら純さんは次の原石、次世代の新しいスターを探しに出るようです。新プリズムクイーンを始めトップクラスのプリズムスターを多数抱える事務所の番頭がこの時期に旅立っちゃっていいのか?と思うけれどそれはそれ、純さんの旅立ち宣言に相変わらず大仰な先生の振りはいったい何!? と思ったらいつもの窓を開けて「行きなさい純、まだ見ぬ世界へ!」と叫びました。あははは! 未知への旅立ちを示すこの演出は笑う所じゃないのは重々承知なれど…70年代少女マンガのような先生の挙動は変なツボに入ってしまいます(笑
さっそく旅立つ純さんを追うみおん。この赤いパンツスタイルはみおんじゃなければ着こなせますまい。ローアングルからのショットは何という絶景か。「みおん様」と呼ばれて涙顔で否定するみおんがかわいすぎてどうしましょう。いい子に成長したなあ。純さんの胸に飛び込んで泣きじゃくるみおんをそっと引き離す純さん、離れ際に涙をそっと拭う優しさが憎い。芸コマ。なお縋り付くみおんへ純さんは「自分がするべき事」を問い…それは「純さんに付いて行く事」ではなく、おそらくみおんはその答えを朧気ながら判っていて、だからこそ涙ながらに見送ったのでしょう。
するとジャストタイミングで現れたワタルくん。キミは某作品の裸族か!?(笑。ハンカチを渡してウエルカム体勢からソッポを向かれ「素直じゃないんだから…」といつも通りの流れ。途中何度か「いい雰囲気」を感じさせる一瞬がありましたが、結局ワタルくんはここまでか。というか純さん一筋を貫いたみおんがみおんらしいとも言えますね。
一方りずむ&ヒビキさんはヒミツの場所にてデート中? 夕陽のいい雰囲気から「ヒビキも一緒にいてね!」と意味深全開のセリフを無邪気に吐くりずむ、ドキドキのヒビキさん。しかしもう一歩の所で腹の虫が鳴いて雰囲気ぶち壊しです。あはは。りずむらしいなあ。そして話題はりずむ宅でのスキヤキへ。いきなり家へお呼ばれして慌てるヒビキさんかわいい(笑。無邪気とは罪よのう。

自宅へ戻るとドアップのかなめが迎えてくれました。やはりかなめは天宮家に引き取られていたのね。そなたとしてもずっと一緒に生活してきたかなめを今さら1人で露西亜へ帰す道理が無いので当然の帰結といえばそうかも。前回の客席シーンでもりずむに懐いていましたが今回はさらに加速し、あいら相手の時みたく前から思いっきり抱き付いてます。勢い良く抱き付かれてもギャフンしないりずむはあいらよりバランスが良いのだろうね。玄関に入るや稲や肉を目指してダッシュのりずむ、この状態でもきちんと靴を脱いで上がる器用さを見せています(笑
ハードル高いお宅訪問も龍ちゃんの歓迎ムードにホッと一息のヒビキさん、しかし背後から迫る異様な雰囲気に気付くと青マスクになってしまいました。あはははは。せれのんはいつの間に横浜へ来たの? というかこれまた裸族なみの嗅覚おそるべし。スキヤキ鍋を前に満面笑顔のりずむ&かなめ。するとソファーに意外な人を発見してびっくり! 「どうしてうちに?」と問うりずむへ「どうしてもよ」とあしらう社長は大人だなあ。
そなたへ「ただいま、ママ!」と笑顔のりずむ。こんな何気ない挨拶をりずむはずっとできなかったんだよね。この嬉しそうな笑顔は今までの寂しさや辛さの裏返しで、そうしみじみ思うと私の涙腺が仕事をし始めて困る。

そして社長&龍ちゃんの大人の会話。確かに社長がいなければそなたの失踪事件は起きなかったのだけれど、龍ちゃんも判っているとおり社長がいなければそなたとの出会いも無く、今の家族も無かった。その一切合切を含めた謝罪とお礼をきちんと言ってケジメを付ける龍ちゃんはじつに男前でした。その言葉を聞いた社長のリアクション、口元のアップからカメラが回って後姿で手を上げ「どういたしまして」と返す一連は、社長も抱えていたであろう龍ちゃんへの複雑な思いが晴れた事を窺わせます。無愛想にぶっきらぼうに返すのも社長らしくて良し。表情は映っていないけれど、きっと龍ちゃんの言葉は嬉しかっただろうなあ。
いつの間にかせれのんも加わり、みなさん揃ってテーブルに着いてスキヤキパーティの始まりです。たくさんの「家族」と一緒に楽しい食卓を囲む、天涯孤独の孤児だったかなめにとってこれほどの幸せは無いでしょう。かなめ、よかったなあああ! この笑顔にまたしても涙腺ががが。
そういやOPの「かなめ&先生」のカットからいろいろ妄想したけれど、かなめの正体について結局「孤児」以上の言及は無く、妄想ネタが盛大な空振りで終わってしまったのは個人的に残念でした。贅沢言えばここにもう一捻り欲しかったかも。

プリズムストーンショップに賑わう女の子たちの風景。コスチュームを試着してあいらのマネをする子もいたりして、さすがプリズムクイーンは大人気みたいです。ショップの売り上げも上々? これは社長に特別ボーナスを貰わないと。てな賑わいを外から眺めるMARsの3人、いくら変装しているとはいえこの至近距離に立ってたらファンにバレない?(笑
するとそこへペンギン先生&山田さんがやってきて衝撃の通達、ベアチアマスコットの卒業を宣言したのです。一応コーチ役として付いて回っていたベアチアたちですが、正直な印象としてあまり役に立っていなかったような? アンディとの橋渡しでベアチが活躍したくらい? 次作ではマスコットの扱い(役割)をもう少し考えるといいかもしれませんね。現状だといなければいないで(以下自重
卒業と聞いて大泣きのベアチアたち。しかし卒業するのは「コーチ」としての役割で、この先ベアチアたちは「後輩マスコットの指導」というポジションへ昇進し、あいらたちとも別れる必要は無いとか。紛らわしいな(笑。それを聞いてギャフンのみなさん、みおんまでビターン!と倒れちゃってあらかわいい。当初はこんなキャラじゃなかったのにね(笑

久しぶりのめが姉ぇ空間にて各々の今後を話すみなさん。オーロラライジングを跳ぶ事を目指していたりずむは跳んでしまってさあどうしましょう? 目標達成後のポッカリはよくある話ですが、しかし成功後のりずむはますます意気を上げて「自分のため」にプリズムショーをしたいと宣言。なるほど最後までりずむらしい考え方です。
「私、もう一度MARsで活動したい」
そんなりずむに対してあいらの願いはMARsの再開でした。何の取り柄も無く、夢も見つけられなかった自分がここまで来られたのは2人のおかげ。プリズムクイーンになるのが夢じゃなくて、その過程で夢を見つけられた。その夢とは「たくさんの人を笑顔にすること」…そんな言葉にりずむは抱き付いて超オッケイ! もちろんみおんも快諾して久しぶりのMARsコスチュームへ。この願いにしてもじつにあいららしく、また最後まで「みんなのため」というポジションを崩しませんでした。プリズムクイーンになり1年前とは比べものにならないほど成長したあいらは、しかしあいらのまま最終回を迎えた。上手い作りです。この時点で既に感涙なのに、客席からの声援を聞き入るあいらの横顔、そして3人手を重ねて出撃コールの瞬間に流れた「You May Dream」のイントロに私の涙腺はえらいことに。前回もそうだったけれど曲入りのタイミングがあざとすぎる(最上級の褒め言葉

最後のプリズムショーは前述のとおり「You May Dream」でした。大好きなこの曲でラストステージを見られるとは最終回のお約束とはいえ感慨無量であります。思えばネタアニメとして見ていた放映開始当初はこの曲と、この曲によるプリズムショーだけを目当てに視聴を続けていたようなもので、だからこそストーリーの全貌が明らかになった今 改めてこの曲を聴くといろんな感情が溢れてきて画面が全然見えません。
観衆の中にあいらの家族とりずむの家族。龍ちゃんの肩車で見ているかなめはすっかり溶け込んでいますね。良かったなあ。ふれあちゃんやカレー親父など歴々のゲストキャラも客席に発見、第6話のなつきちゃんも笑顔で見ています。この子の名前を思い出せなかったため第6話の録画を引っ張り出して見ていたらこれまた大泣きでさあ大変(笑。特にりずむのセリフの重みがオンタイム時と比較になりません。録画が残っている方はぜひ再視聴をお勧めしますよ。
3人の助走からあいらがプリズムジャンプに入り、目映い光に向かって飛び立つと「dream forever」と3人のキメで締め。いい最終回でした。
1年に渡って綿密に構成されたストーリー、数々の伏線。正直言って開始当初の安っぽさからまさかこれほど化けるとは思わなかったです。ふと気付けば放映中アニメで最も気になる作品となり、40話を超えた辺りからは先の展開に毎週ハラハラドキドキさせられました。大人の因縁に翻弄されながらも一生懸命伸びていく子供たちの成長、その事によって大人の因縁が氷解していく作りも絶妙でした。複雑に入り組んだストーリーを最終的に綺麗に纏めた手腕はさすがとしか。各キャラクターの魅力も含め「子供アニメ」という枠と無関係にここまできっちり作り込まれた作品は珍しいと思います。最近の深夜アニメは以下自重。そのストーリーを盛り上げる音楽も良く、見どころの一つであるプリズムショーの3DCGパートも毎回堪能させて頂きました。
制作環境が2クール目辺りまで相当厳しかったようで、それは作画のクオリティにきっちり反映されていましたが…自分で言うのも何だけれど作画クオリティに結構煩い私が、ほとんど気にせずストーリーに没頭してしまったのは自分でも意外でした。それほどまで作品自体に力があったのですね。もちろん作画が良いに越した事は無いのだけれど、アニメというものはそれだけでは無いのだなあと今さらながら考えさせられてしまった作品です。
というわけで1年に渡った「プリティーリズム オーロラドリーム」は今回でオシマイ、レビューもオシマイです。菱田監督を始めスタッフのみなさま、1年間本当に楽しませて頂きました。この素晴らしい作品との出会いに心の底からお礼申し上げたい。
次作の「プリティーリズム ディアマイフューチャー」は不穏な前情報の影響でいまいち期待していなかったのですが、予告映像を見ると悪く無さそう? 監督によればオーロラドリームのようなドロドロ展開は無いらしく、明るく楽しい作りとの事なので語る事も無さそう? まあ見てみないと何とも言えないのでとりあえず視聴する予定です。
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

爽やかな大団円の最終回でした。

プリズムクイーンカップも終わって本作もいよいよ最終回、はてさて激闘の末の後日談はいったいどんな? 新プリズムクイーンとなったあいらは看板の大きさに襟を正し…なーんて事は微塵も無く、すやすやと眠って気持ちよく起きて、すると目覚ましが止まってて大慌てと、やっぱりあいらはいつものあいらでした。ギャフン! 久々の青マスクあはは! 大急ぎで出掛けるあいらの用事を「デート」と知ったヒロくんはこれまたいつも通りバーニング! そんなヒロくんをむんずと掴んで行かせないおみさんの安定感ったら(笑
待ち合わせのショウさんはかわいいかわいいあいらを見て思わず見とれて頬を染め、ドギマギしているあいらへ「かわいいな」とか勇気リンリン直球勝負! さらにドギマギが止まらないあいらをグッと抱き寄せてドギマギMAX! いくら一般人からのカモフラージュとはいえ大胆すぎますよショウさん! ぐぬぬ! もう1000%でも10000%でも恋しちゃってください。そういや結局最終回だってのにこっちの決着はボンヤリしたまま終わってしまいましたね。まあ二人の雰囲気からして多くを語るのは野暮かもしれませんが。
そのデートでの会話にて話題にでたせれのんの今後。所属事務所が潰れてしまって宙ぶらりんとなったせれのんを救ったのは何と阿世知社長でありました。って世界を牛耳る城之内コンツェルンがバックに付いてて倒産する事務所ってどんだけ。ともあれこれにてせれのんはプリティートップ所属芸人(?)となり、次作での絡みもやりやすくなったかと。予告を見る限りまだまだ出番はありそうなのでさらなる活躍を期待しときましょう。そして終盤曇り顔・泣き顔が多かった社長が元に戻って良し良し。カネ勘定に盛り上がる社長ってばいい顔してます。あはは。

そんな社長の大切なご用事は例によってお見合いでした。がんばるね(笑。その席にて趣味の話題、仕事に燃える熟女の熱い思いを十二分にアピール…しすぎてその場で断られちゃうとはお気の毒すぎる。そんな小っちぇえ男など社長には最初っから相応しくないから落ち込まなくても大丈夫! でも落ち込んでる社長かわいい! それ以上に乱れた裾が色っぽくてどうしようかと。しかし毎度の見合いに同席している山田さん&ペンギン先生は何者なのだろう。
見合いの帰りに行き会ったそなたはすっかり元の髪色・表情に戻っていました。というか普通のお母さんの買い物帰りすぎてちょっと笑った。エコバッグから頭を出すネギの束も所帯じみすぎて凄い。ついこないだまで鬼の形相で金髪を振り乱してオーロラライジングに執着していた同一人物とは思えません(笑。それはそうとこのエコバッグの持ち手の通し方って変じゃない?(こういうの気になるタチなので
煌めく水面を背景にシルエットでの会話はウルトラセブンの最終回みたいな。その雰囲気と合わせ、ここでしんみりと昔話でも始めるのかと思いきや…いきなり好き放題言い合ってますよ!? 社長はともかくそなたってこういう人だったのか(笑。因縁付いた別れから13年の空白を経て、しかし一瞬で昔のノリで言い合ってしまう辺り、この2人は互いに掛け替えのない相手なのだろうね。そこから面と向かって睨み合い、暫し溜めた後に「プッ」と噴き出して大笑い…かと思ったら2人して溜息吐いてガックリ。何気ないワンカットだけれど凄い演出です。見合って噴き出すベタなアクションではなく、これまでいろいろありすぎた三十路女同士の胸中が窺える素晴らしい一瞬。最後の最後まで魅せてくれるなあ。
そこから河原沿いを歩く2人の雰囲気も良かった。互いに遠慮無く言い合いながら付かず離れずの距離で歩き、互いの表情が見えない位置だけどきちんと判っている関係。きっと現役時代もこんな感じの良きライバルだったのでしょう。見ていて思わずほっこりしてしまうワンシーンでした。

そして謎多き人、というか謎が服着て歩いてるような純さん&先生の後日談へ。どうやら純さんは次の原石、次世代の新しいスターを探しに出るようです。新プリズムクイーンを始めトップクラスのプリズムスターを多数抱える事務所の番頭がこの時期に旅立っちゃっていいのか?と思うけれどそれはそれ、純さんの旅立ち宣言に相変わらず大仰な先生の振りはいったい何!? と思ったらいつもの窓を開けて「行きなさい純、まだ見ぬ世界へ!」と叫びました。あははは! 未知への旅立ちを示すこの演出は笑う所じゃないのは重々承知なれど…70年代少女マンガのような先生の挙動は変なツボに入ってしまいます(笑
さっそく旅立つ純さんを追うみおん。この赤いパンツスタイルはみおんじゃなければ着こなせますまい。ローアングルからのショットは何という絶景か。「みおん様」と呼ばれて涙顔で否定するみおんがかわいすぎてどうしましょう。いい子に成長したなあ。純さんの胸に飛び込んで泣きじゃくるみおんをそっと引き離す純さん、離れ際に涙をそっと拭う優しさが憎い。芸コマ。なお縋り付くみおんへ純さんは「自分がするべき事」を問い…それは「純さんに付いて行く事」ではなく、おそらくみおんはその答えを朧気ながら判っていて、だからこそ涙ながらに見送ったのでしょう。
するとジャストタイミングで現れたワタルくん。キミは某作品の裸族か!?(笑。ハンカチを渡してウエルカム体勢からソッポを向かれ「素直じゃないんだから…」といつも通りの流れ。途中何度か「いい雰囲気」を感じさせる一瞬がありましたが、結局ワタルくんはここまでか。というか純さん一筋を貫いたみおんがみおんらしいとも言えますね。
一方りずむ&ヒビキさんはヒミツの場所にてデート中? 夕陽のいい雰囲気から「ヒビキも一緒にいてね!」と意味深全開のセリフを無邪気に吐くりずむ、ドキドキのヒビキさん。しかしもう一歩の所で腹の虫が鳴いて雰囲気ぶち壊しです。あはは。りずむらしいなあ。そして話題はりずむ宅でのスキヤキへ。いきなり家へお呼ばれして慌てるヒビキさんかわいい(笑。無邪気とは罪よのう。

自宅へ戻るとドアップのかなめが迎えてくれました。やはりかなめは天宮家に引き取られていたのね。そなたとしてもずっと一緒に生活してきたかなめを今さら1人で露西亜へ帰す道理が無いので当然の帰結といえばそうかも。前回の客席シーンでもりずむに懐いていましたが今回はさらに加速し、あいら相手の時みたく前から思いっきり抱き付いてます。勢い良く抱き付かれてもギャフンしないりずむはあいらよりバランスが良いのだろうね。玄関に入るや稲や肉を目指してダッシュのりずむ、この状態でもきちんと靴を脱いで上がる器用さを見せています(笑
ハードル高いお宅訪問も龍ちゃんの歓迎ムードにホッと一息のヒビキさん、しかし背後から迫る異様な雰囲気に気付くと青マスクになってしまいました。あはははは。せれのんはいつの間に横浜へ来たの? というかこれまた裸族なみの嗅覚おそるべし。スキヤキ鍋を前に満面笑顔のりずむ&かなめ。するとソファーに意外な人を発見してびっくり! 「どうしてうちに?」と問うりずむへ「どうしてもよ」とあしらう社長は大人だなあ。
そなたへ「ただいま、ママ!」と笑顔のりずむ。こんな何気ない挨拶をりずむはずっとできなかったんだよね。この嬉しそうな笑顔は今までの寂しさや辛さの裏返しで、そうしみじみ思うと私の涙腺が仕事をし始めて困る。

そして社長&龍ちゃんの大人の会話。確かに社長がいなければそなたの失踪事件は起きなかったのだけれど、龍ちゃんも判っているとおり社長がいなければそなたとの出会いも無く、今の家族も無かった。その一切合切を含めた謝罪とお礼をきちんと言ってケジメを付ける龍ちゃんはじつに男前でした。その言葉を聞いた社長のリアクション、口元のアップからカメラが回って後姿で手を上げ「どういたしまして」と返す一連は、社長も抱えていたであろう龍ちゃんへの複雑な思いが晴れた事を窺わせます。無愛想にぶっきらぼうに返すのも社長らしくて良し。表情は映っていないけれど、きっと龍ちゃんの言葉は嬉しかっただろうなあ。
いつの間にかせれのんも加わり、みなさん揃ってテーブルに着いてスキヤキパーティの始まりです。たくさんの「家族」と一緒に楽しい食卓を囲む、天涯孤独の孤児だったかなめにとってこれほどの幸せは無いでしょう。かなめ、よかったなあああ! この笑顔にまたしても涙腺ががが。
そういやOPの「かなめ&先生」のカットからいろいろ妄想したけれど、かなめの正体について結局「孤児」以上の言及は無く、妄想ネタが盛大な空振りで終わってしまったのは個人的に残念でした。贅沢言えばここにもう一捻り欲しかったかも。

プリズムストーンショップに賑わう女の子たちの風景。コスチュームを試着してあいらのマネをする子もいたりして、さすがプリズムクイーンは大人気みたいです。ショップの売り上げも上々? これは社長に特別ボーナスを貰わないと。てな賑わいを外から眺めるMARsの3人、いくら変装しているとはいえこの至近距離に立ってたらファンにバレない?(笑
するとそこへペンギン先生&山田さんがやってきて衝撃の通達、ベアチアマスコットの卒業を宣言したのです。一応コーチ役として付いて回っていたベアチアたちですが、正直な印象としてあまり役に立っていなかったような? アンディとの橋渡しでベアチが活躍したくらい? 次作ではマスコットの扱い(役割)をもう少し考えるといいかもしれませんね。現状だといなければいないで(以下自重
卒業と聞いて大泣きのベアチアたち。しかし卒業するのは「コーチ」としての役割で、この先ベアチアたちは「後輩マスコットの指導」というポジションへ昇進し、あいらたちとも別れる必要は無いとか。紛らわしいな(笑。それを聞いてギャフンのみなさん、みおんまでビターン!と倒れちゃってあらかわいい。当初はこんなキャラじゃなかったのにね(笑

久しぶりのめが姉ぇ空間にて各々の今後を話すみなさん。オーロラライジングを跳ぶ事を目指していたりずむは跳んでしまってさあどうしましょう? 目標達成後のポッカリはよくある話ですが、しかし成功後のりずむはますます意気を上げて「自分のため」にプリズムショーをしたいと宣言。なるほど最後までりずむらしい考え方です。
「私、もう一度MARsで活動したい」
そんなりずむに対してあいらの願いはMARsの再開でした。何の取り柄も無く、夢も見つけられなかった自分がここまで来られたのは2人のおかげ。プリズムクイーンになるのが夢じゃなくて、その過程で夢を見つけられた。その夢とは「たくさんの人を笑顔にすること」…そんな言葉にりずむは抱き付いて超オッケイ! もちろんみおんも快諾して久しぶりのMARsコスチュームへ。この願いにしてもじつにあいららしく、また最後まで「みんなのため」というポジションを崩しませんでした。プリズムクイーンになり1年前とは比べものにならないほど成長したあいらは、しかしあいらのまま最終回を迎えた。上手い作りです。この時点で既に感涙なのに、客席からの声援を聞き入るあいらの横顔、そして3人手を重ねて出撃コールの瞬間に流れた「You May Dream」のイントロに私の涙腺はえらいことに。前回もそうだったけれど曲入りのタイミングがあざとすぎる(最上級の褒め言葉

最後のプリズムショーは前述のとおり「You May Dream」でした。大好きなこの曲でラストステージを見られるとは最終回のお約束とはいえ感慨無量であります。思えばネタアニメとして見ていた放映開始当初はこの曲と、この曲によるプリズムショーだけを目当てに視聴を続けていたようなもので、だからこそストーリーの全貌が明らかになった今 改めてこの曲を聴くといろんな感情が溢れてきて画面が全然見えません。
観衆の中にあいらの家族とりずむの家族。龍ちゃんの肩車で見ているかなめはすっかり溶け込んでいますね。良かったなあ。ふれあちゃんやカレー親父など歴々のゲストキャラも客席に発見、第6話のなつきちゃんも笑顔で見ています。この子の名前を思い出せなかったため第6話の録画を引っ張り出して見ていたらこれまた大泣きでさあ大変(笑。特にりずむのセリフの重みがオンタイム時と比較になりません。録画が残っている方はぜひ再視聴をお勧めしますよ。
3人の助走からあいらがプリズムジャンプに入り、目映い光に向かって飛び立つと「dream forever」と3人のキメで締め。いい最終回でした。
1年に渡って綿密に構成されたストーリー、数々の伏線。正直言って開始当初の安っぽさからまさかこれほど化けるとは思わなかったです。ふと気付けば放映中アニメで最も気になる作品となり、40話を超えた辺りからは先の展開に毎週ハラハラドキドキさせられました。大人の因縁に翻弄されながらも一生懸命伸びていく子供たちの成長、その事によって大人の因縁が氷解していく作りも絶妙でした。複雑に入り組んだストーリーを最終的に綺麗に纏めた手腕はさすがとしか。各キャラクターの魅力も含め「子供アニメ」という枠と無関係にここまできっちり作り込まれた作品は珍しいと思います。最近の深夜アニメは以下自重。そのストーリーを盛り上げる音楽も良く、見どころの一つであるプリズムショーの3DCGパートも毎回堪能させて頂きました。
制作環境が2クール目辺りまで相当厳しかったようで、それは作画のクオリティにきっちり反映されていましたが…自分で言うのも何だけれど作画クオリティに結構煩い私が、ほとんど気にせずストーリーに没頭してしまったのは自分でも意外でした。それほどまで作品自体に力があったのですね。もちろん作画が良いに越した事は無いのだけれど、アニメというものはそれだけでは無いのだなあと今さらながら考えさせられてしまった作品です。
というわけで1年に渡った「プリティーリズム オーロラドリーム」は今回でオシマイ、レビューもオシマイです。菱田監督を始めスタッフのみなさま、1年間本当に楽しませて頂きました。この素晴らしい作品との出会いに心の底からお礼申し上げたい。
次作の「プリティーリズム ディアマイフューチャー」は不穏な前情報の影響でいまいち期待していなかったのですが、予告映像を見ると悪く無さそう? 監督によればオーロラドリームのようなドロドロ展開は無いらしく、明るく楽しい作りとの事なので語る事も無さそう? まあ見てみないと何とも言えないのでとりあえず視聴する予定です。
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