2012-04-02(Mon)
スマイルプリキュア! #09 うそ~!やよいちゃんが転校!?
さよなら、やよいちゃん。そしてありがとう。

エイプリルフールの軽い嘘が大事に!?

冒頭はコスモを背負ったヒーローのアップから。新番組がたくさん始まる4月だけにチャンネル間違えた?と一瞬思ったけれど、フォーゼから続けて見ているのでそれはありません(笑。って目覚まし時計かい! ホントにヒーローが好きなのね。目覚ましを止めても布団から出られないやよいを目覚めさせたお母さんの声、「今日の朝食はホットケーキよ!」に目をパッチリのやよいがいきなりかわいいです。今回はさすが上野ケン氏作監回らしく全体に作画は上々、ボディライン(特に脚)の描き方も肉感的で非常に良かった。
ホットケーキを目指してとてとてとダイニングに駆けてきたやよいはテーブルを見てがっかり、するとお母さんは「今日は4月1日でしょ?」と笑っています。これが全ての発端なのだなあ。お母さんへの逆襲もエイプリルフールらしいかわいい嘘で盛り上がり、味を占めたやよいはエイプリルフールを楽しもうとワクワク。あざといけどかわいい! というかお母さんがかわいすぎる。プリキュアシリーズのお母さんたちは何故こんなにもかわいい人揃いなのだろう。
軽い嘘を吐いた後すぐにバラして笑ってオシマイってのがエイプリルフールのお約束で、もちろんやよいも判っていたのだけれど、嘘を嘘と打ち明けるタイミングを逃すと大変な事になってしまう。転じて「笑えない嘘を吐いてはいけない」「人を悲しませる嘘を吐いてはいけない」という教育的ストーリーの始まりです。

学校の昇降口で出会ったみゆきへさっそくロックオンのやよい。まーたみゆきってばこういう日に限ってきちんと登校してくるのだなあ(笑。ここからしばらくやよいの内面描写として黒バックのミニやよいが登場、この時点ではまだ外面と内面が共に楽しそうな表情を見せています。内心ワクワクしながら吐いた嘘はサブタイトルどおり「転校話」で、突然の告白に驚く様子を面白がったやよいは調子に乗って追い討ちの嘘。全力で楽しそうなミニやよいでしたが楽しい時間はここまで(笑
この時 尤もらしく後ろを向いた小芝居が徒となりました。十分楽しんだ末にさてネタバラシ、というタイミングで振り返るとそこにみゆきの姿がありません。さあ困った事になりましたよ。

衝撃の転校話を黙っていられないみゆきはさっそくあかねちゃんへ伝え、するとあかねちゃんはあっさり信じてしまいます。この前提としてあかねちゃん&みゆきが「転校生」だったというのは上手い設定でしたね。なるほど「親しい友達には転校直前まで言い出せない」とか「たった一人で悲しい思いをする」とか2人とも経験しているだけに重みがあります(笑。てな所へやよいが加わり、みゆきへネタバラシしようとしてももはや後の祭。言い出そうとしてもあかねちゃんの勢いに呑まれて言い出せず、どんどん悪い方向へ転がって行ってしまう。ここからやよいの内面描写は「言い出せない焦り」で大泣きジタバタ、外面描写も青暗く変わって先ほどまでの楽しさなどどこかへ吹っ飛んでしまいました。しかしやよいの受難はまだまだ序の口で、時の経過と共にどんどん追い詰められていく事になります。あはは。
その第二波はなおちゃん&れいかさん。突然の転校話にもちろん驚いた2人は、最前列の席で俯くやよいの後姿を見てすっかり信じてしまいます。転校が原因で俯いているんじゃないのにね。何気ないワンシーンですがやよいの性格と席順を上手く使って、4人が嘘を信じ込んでしまう過程を自然に見せていました。全員揃って口を押さえるポーズがかわいい(笑

休み時間にさっそく取り囲まれるやよい。ここで言ってしまえば大事にならなかったのだけれど…みゆき&あかねちゃんはともかく、マジメななおちゃん&れいかさんが相手ではますます言い出せず、またあかねちゃんの助け船に思わず乗っちゃってますます泥沼にハマってしまいます。あらら。ここでのキャラ配置はみんなの包囲に身動き取れなくなってきているやよいの心理が窺えます。
さらに音楽の授業後、スマイルパクトを見つめながら困り顔のやよいを気遣ってお声がけのみなさん。優しいなあ。その優しさが辛い(笑。プリキュアの今後を憂いている?とこれまた勝手な解釈でやよいを気遣うみなさんと、それどころではないやよいの胸中とのズレが面白いです。ここは先ほどよりもう一歩症状(笑)が進んで、突き上げ棒(グランドピアノの上板を支える棒)が4人とやよいを分ける構図どおり、互いの意思が分断されている様子が窺えます。芸コマ。感極まったみなさんに抱き締められたやよいはあたふたと戸惑うばかり、みんな揃っていい子ばかりなのが返って困るね(笑。さあどうしましょう?
ランチタイムにいつもの東屋に姿を見せないやよいは1人でお絵描き中でした。この東屋スペースは完全にプリキュア部が制圧したみたい?(笑。肉付きの良いなおちゃんの脚が妙に色っぽい、ナニゲにスカートも一番短いような? ここでれいかさんが提案したのは後の決定打となるお別れ会。れいかさん優しいなあ。もちろんれいかさんに悪気など微塵も無いのだけれど、やよいへの真っ直ぐな思いやりが皮肉な結果を呼んでしまうことに。あらら。
口では上手く言えないけどマンガなら気持ちを伝えられる、やよいらしい奥の手でしたが悪い時には悪い事が重なるもので、せっかく描き上げたネタバラシマンガが突風に飛ばされて天空の彼方へ。とはいえこれが結果的に良かったのだから世の中はわからないものです(笑

みゆきに手を引かれて向かった教室ではクラスメイトが揃ってお出迎え、そして黒板にはお別れのメッセージが大書され、寄せ書きの色紙を渡され、思いが詰まった花束を渡されて挨拶を促される。こりゃもう公開処刑ですよ。そしてやよいの脳裏に浮かんだ怖いイメージ。仲間から嫌われ、クラスメイトから嫌われ、楽しかった学校生活はもう取り戻せない。内気なやよいらしいネガティブイメージですが、話がここまで大きくなってしまうと怖い考えに走ってしまうのも無理からぬこと。これがあかねちゃんだったら笑ってごまかして終わる、というかこうなる前にぶっちゃけて笑って終わるだろうな(笑
軽い気持ちで吐いたみゆきへの嘘があれよあれよとクラス中に広まって絶体絶命の大ピンチ、やよいは自分の意思と無関係に引き返せない所まで来てしまったのです。エイプリルフールに限らず、嘘を嘘と言えないまま取り返しが付かなくなってしまう事はそう珍しい事例ではなく、大なり小なり誰しも1度や2度は経験しているのではなかろうか? すると人は「もう嘘は吐くまい」と懲りる訳ですが、今回のやよいを見た小さいお友達は最初っから「嘘はいけない・怖い」と刷り込まれ嘘を吐かない子に育つ…かもしれません。

みなさんから追い詰められてどうにもこうにもなやよいは泣きながら逃走、これをまた仲間たちは好意的に解釈するのだなあ。何というか、やよい的には「いっそ殺して!」みたいな心境だったかもしれません(笑。みんなから離れた校庭の隅、フェンスと壁に囲まれたどん詰まりに座り込む姿はやよいの心境マンマですね。もう逃げ場が無い。なのに仲間は追いかけてきて優しい言葉を掛けてくれる。申し訳無さから目を合わせられないやよいが辛すぎるなあ。もう勘弁してあげて! と思いきや、やよいの受難はここからラストスパートを迎えるのでした。きっつー!
校庭に現れた赤鬼さんはいつものシーケンスでどよんど時空を発生、お別れ会で集まったクラスメイトはどよんど時空に呑まれてバッドエナジーを放出しまくっています。どうでもいいけどミニスカで座り込んだ女子生徒の脚が以下略(そういう目で見てはいけない。しかしこの学校のスカートは短すぎるよね。健康的な脚を始終こんなチラチラさせてちゃ男子生徒は目のやり場に困るだろうな(笑
落ち込むやよいを気遣いながらプリキュアへ変身! あれだけどよんど気分でもぴかりんジャンケンを笑顔でこなすピースさすがです。しかしスマイルチームが凛々しく華やかなのはいつもどおり変身バンク終了まで、コンダラモチーフのアカンベェの攻撃、そして楽しそうな赤鬼さんの「うっそー!」攻撃に翻弄されてまったく歯が立たず、あっと言う間にKO状態に。あらら。ビターン!と突っ伏した膝裏が以下略、膝を閉じた脚のラインが以下略(そういう目で見てはいけない。この辺のボディライン描写はさすが上野氏作監回か。

嘘吐きの赤鬼さんを責めるみなさん。ハッピーから始まってサニー、マーチ、ビューティと次々と言葉を重ねて責めますが…その言葉全てがピースに効いて、次々とダメージを受けていく描写は非常に辛かった。これはキッツイ、キツすぎる。
「馬鹿め。嘘は最高オニ! そうだよなあ、キュアピース」
ここでまさかのネタバラシ。先ほどの謝罪マンガを拾った赤鬼さんが「キュアピースが嘘を吐いた事」をバラし、謝っているマンガを小馬鹿にし、騙される方が悪いと高らかに笑い飛ばす。大切な仲間を馬鹿にされてさすがのピースも怒るけれど、ではその「嘘」の内容を問われると黙り込んでしまうのでした。ああもう! あれほど仲間から思ってもらっているのに、ピースは仲間の事を信じずにずっと「本当の事を言ったら嫌われちゃう」とこの期に及んで保身一辺倒です。これはシナリオの書き方一つだろうけど、どうせなら「本当の事を言ったらみんなを傷付けちゃう」って思考にすれば互いに思い合う構図が見えて印象が良かったような気がする。
「私、たとえどんな事があっても、ピースの事、大好きだよ」
真実を告白する勇気が出ないピースへハッピーから女神の微笑み。ハッピーは転校初日に暖かく声を掛けてくれたピースの優しさを信じる。仲間に対する全幅の信頼を示すこの微笑みは何よりも優しく、あと一歩を踏み出せないピースのココロを解きほぐすのでした。

そもそも発端はエイプリルフールの軽いいたずらなので、涙ながらの告白を聞いても誰一人怒るわけでも嫌うわけでもなく笑って解決でした。特にネガティブ思考の人は何かと悪い方へ悪い方へ考えがちで、しかし実際はあっさり解決して拍子抜けとかこれまたよくある事だったりして。というわけで「本人が思っているほど大した事ではない」ってのも教訓なのかもしれません(笑
転校話が嘘と聞いて怒るどころか「良かった~!」と返すみんなが良い子すぎてつい目頭が熱くなってしまった。不幸な子はいなかったんや!(何。私も相変わらずちょろいね。ハッピー&サニーの責任押し付け漫才(笑)は湿っぽい流れを一気に晴らす気が利いたもの、とはいえみなさん今は一応戦闘中ですよ? そんな長い長い仲直り劇をずっと待っててくれる赤鬼さん&アカンベェが付き合い良すぎて泣けてきます(笑
戦闘再開にてフロントポジションに立つピース。今回の辛い体験から「みんなを悲しませる嘘を吐いてはいけない」と身にしみたピースは、嘘吐きアカンベェに怒りのキックから気合一発でピースサンダーをぶっ放しフィナーレ。今回はピースがメインなのでこのアクション組み立ても判りますが、それにしても他の4人が棒立ちで見ているだけってのはいい加減少々寂しい。そろそろチームプレイのアクション、溜め時間を利用した5人の必殺技波状攻撃とか見てみたいところです。TVじゃ無理かな。

戦い済んで教室へ。元に戻ったクラスメイトを前にゴメンナサイのやよいをみんなは笑って許してくれました。ここでもまた「良かった」と言われてやよいの危惧は空回り、そして「ギャグの基本は繰り返し」と言わんばかりに責任押し付け漫才のみゆき&あかねちゃん…まさかあかねちゃんのはっぷっぷを聞けるとは(笑
というわけで丸く収まった転校話の最後はスマイルチームからの逆襲でした。こっそりと口裏合わせて「やよいが嫌い」と続けるみなさん、なのにみゆきは嘘を吐けない性分なのか顔が引き攣ってますよ! そんな言葉をいちいち真に受け、足を震わせ涙目のやよいがあざとすぎる。あははは。みんなかわいいなあ! もちろんそれはエイプリルフールの嘘で「嫌い」の反対、改めて「大好き」と言われて大粒の涙を落とす笑顔の締めでした。
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エイプリルフールの軽い嘘が大事に!?

冒頭はコスモを背負ったヒーローのアップから。新番組がたくさん始まる4月だけにチャンネル間違えた?と一瞬思ったけれど、フォーゼから続けて見ているのでそれはありません(笑。って目覚まし時計かい! ホントにヒーローが好きなのね。目覚ましを止めても布団から出られないやよいを目覚めさせたお母さんの声、「今日の朝食はホットケーキよ!」に目をパッチリのやよいがいきなりかわいいです。今回はさすが上野ケン氏作監回らしく全体に作画は上々、ボディライン(特に脚)の描き方も肉感的で非常に良かった。
ホットケーキを目指してとてとてとダイニングに駆けてきたやよいはテーブルを見てがっかり、するとお母さんは「今日は4月1日でしょ?」と笑っています。これが全ての発端なのだなあ。お母さんへの逆襲もエイプリルフールらしいかわいい嘘で盛り上がり、味を占めたやよいはエイプリルフールを楽しもうとワクワク。あざといけどかわいい! というかお母さんがかわいすぎる。プリキュアシリーズのお母さんたちは何故こんなにもかわいい人揃いなのだろう。
軽い嘘を吐いた後すぐにバラして笑ってオシマイってのがエイプリルフールのお約束で、もちろんやよいも判っていたのだけれど、嘘を嘘と打ち明けるタイミングを逃すと大変な事になってしまう。転じて「笑えない嘘を吐いてはいけない」「人を悲しませる嘘を吐いてはいけない」という教育的ストーリーの始まりです。

学校の昇降口で出会ったみゆきへさっそくロックオンのやよい。まーたみゆきってばこういう日に限ってきちんと登校してくるのだなあ(笑。ここからしばらくやよいの内面描写として黒バックのミニやよいが登場、この時点ではまだ外面と内面が共に楽しそうな表情を見せています。内心ワクワクしながら吐いた嘘はサブタイトルどおり「転校話」で、突然の告白に驚く様子を面白がったやよいは調子に乗って追い討ちの嘘。全力で楽しそうなミニやよいでしたが楽しい時間はここまで(笑
この時 尤もらしく後ろを向いた小芝居が徒となりました。十分楽しんだ末にさてネタバラシ、というタイミングで振り返るとそこにみゆきの姿がありません。さあ困った事になりましたよ。

衝撃の転校話を黙っていられないみゆきはさっそくあかねちゃんへ伝え、するとあかねちゃんはあっさり信じてしまいます。この前提としてあかねちゃん&みゆきが「転校生」だったというのは上手い設定でしたね。なるほど「親しい友達には転校直前まで言い出せない」とか「たった一人で悲しい思いをする」とか2人とも経験しているだけに重みがあります(笑。てな所へやよいが加わり、みゆきへネタバラシしようとしてももはや後の祭。言い出そうとしてもあかねちゃんの勢いに呑まれて言い出せず、どんどん悪い方向へ転がって行ってしまう。ここからやよいの内面描写は「言い出せない焦り」で大泣きジタバタ、外面描写も青暗く変わって先ほどまでの楽しさなどどこかへ吹っ飛んでしまいました。しかしやよいの受難はまだまだ序の口で、時の経過と共にどんどん追い詰められていく事になります。あはは。
その第二波はなおちゃん&れいかさん。突然の転校話にもちろん驚いた2人は、最前列の席で俯くやよいの後姿を見てすっかり信じてしまいます。転校が原因で俯いているんじゃないのにね。何気ないワンシーンですがやよいの性格と席順を上手く使って、4人が嘘を信じ込んでしまう過程を自然に見せていました。全員揃って口を押さえるポーズがかわいい(笑

休み時間にさっそく取り囲まれるやよい。ここで言ってしまえば大事にならなかったのだけれど…みゆき&あかねちゃんはともかく、マジメななおちゃん&れいかさんが相手ではますます言い出せず、またあかねちゃんの助け船に思わず乗っちゃってますます泥沼にハマってしまいます。あらら。ここでのキャラ配置はみんなの包囲に身動き取れなくなってきているやよいの心理が窺えます。
さらに音楽の授業後、スマイルパクトを見つめながら困り顔のやよいを気遣ってお声がけのみなさん。優しいなあ。その優しさが辛い(笑。プリキュアの今後を憂いている?とこれまた勝手な解釈でやよいを気遣うみなさんと、それどころではないやよいの胸中とのズレが面白いです。ここは先ほどよりもう一歩症状(笑)が進んで、突き上げ棒(グランドピアノの上板を支える棒)が4人とやよいを分ける構図どおり、互いの意思が分断されている様子が窺えます。芸コマ。感極まったみなさんに抱き締められたやよいはあたふたと戸惑うばかり、みんな揃っていい子ばかりなのが返って困るね(笑。さあどうしましょう?
ランチタイムにいつもの東屋に姿を見せないやよいは1人でお絵描き中でした。この東屋スペースは完全にプリキュア部が制圧したみたい?(笑。肉付きの良いなおちゃんの脚が妙に色っぽい、ナニゲにスカートも一番短いような? ここでれいかさんが提案したのは後の決定打となるお別れ会。れいかさん優しいなあ。もちろんれいかさんに悪気など微塵も無いのだけれど、やよいへの真っ直ぐな思いやりが皮肉な結果を呼んでしまうことに。あらら。
口では上手く言えないけどマンガなら気持ちを伝えられる、やよいらしい奥の手でしたが悪い時には悪い事が重なるもので、せっかく描き上げたネタバラシマンガが突風に飛ばされて天空の彼方へ。とはいえこれが結果的に良かったのだから世の中はわからないものです(笑

みゆきに手を引かれて向かった教室ではクラスメイトが揃ってお出迎え、そして黒板にはお別れのメッセージが大書され、寄せ書きの色紙を渡され、思いが詰まった花束を渡されて挨拶を促される。こりゃもう公開処刑ですよ。そしてやよいの脳裏に浮かんだ怖いイメージ。仲間から嫌われ、クラスメイトから嫌われ、楽しかった学校生活はもう取り戻せない。内気なやよいらしいネガティブイメージですが、話がここまで大きくなってしまうと怖い考えに走ってしまうのも無理からぬこと。これがあかねちゃんだったら笑ってごまかして終わる、というかこうなる前にぶっちゃけて笑って終わるだろうな(笑
軽い気持ちで吐いたみゆきへの嘘があれよあれよとクラス中に広まって絶体絶命の大ピンチ、やよいは自分の意思と無関係に引き返せない所まで来てしまったのです。エイプリルフールに限らず、嘘を嘘と言えないまま取り返しが付かなくなってしまう事はそう珍しい事例ではなく、大なり小なり誰しも1度や2度は経験しているのではなかろうか? すると人は「もう嘘は吐くまい」と懲りる訳ですが、今回のやよいを見た小さいお友達は最初っから「嘘はいけない・怖い」と刷り込まれ嘘を吐かない子に育つ…かもしれません。

みなさんから追い詰められてどうにもこうにもなやよいは泣きながら逃走、これをまた仲間たちは好意的に解釈するのだなあ。何というか、やよい的には「いっそ殺して!」みたいな心境だったかもしれません(笑。みんなから離れた校庭の隅、フェンスと壁に囲まれたどん詰まりに座り込む姿はやよいの心境マンマですね。もう逃げ場が無い。なのに仲間は追いかけてきて優しい言葉を掛けてくれる。申し訳無さから目を合わせられないやよいが辛すぎるなあ。もう勘弁してあげて! と思いきや、やよいの受難はここからラストスパートを迎えるのでした。きっつー!
校庭に現れた赤鬼さんはいつものシーケンスでどよんど時空を発生、お別れ会で集まったクラスメイトはどよんど時空に呑まれてバッドエナジーを放出しまくっています。どうでもいいけどミニスカで座り込んだ女子生徒の脚が以下略(そういう目で見てはいけない。しかしこの学校のスカートは短すぎるよね。健康的な脚を始終こんなチラチラさせてちゃ男子生徒は目のやり場に困るだろうな(笑
落ち込むやよいを気遣いながらプリキュアへ変身! あれだけどよんど気分でもぴかりんジャンケンを笑顔でこなすピースさすがです。しかしスマイルチームが凛々しく華やかなのはいつもどおり変身バンク終了まで、コンダラモチーフのアカンベェの攻撃、そして楽しそうな赤鬼さんの「うっそー!」攻撃に翻弄されてまったく歯が立たず、あっと言う間にKO状態に。あらら。ビターン!と突っ伏した膝裏が以下略、膝を閉じた脚のラインが以下略(そういう目で見てはいけない。この辺のボディライン描写はさすが上野氏作監回か。

嘘吐きの赤鬼さんを責めるみなさん。ハッピーから始まってサニー、マーチ、ビューティと次々と言葉を重ねて責めますが…その言葉全てがピースに効いて、次々とダメージを受けていく描写は非常に辛かった。これはキッツイ、キツすぎる。
「馬鹿め。嘘は最高オニ! そうだよなあ、キュアピース」
ここでまさかのネタバラシ。先ほどの謝罪マンガを拾った赤鬼さんが「キュアピースが嘘を吐いた事」をバラし、謝っているマンガを小馬鹿にし、騙される方が悪いと高らかに笑い飛ばす。大切な仲間を馬鹿にされてさすがのピースも怒るけれど、ではその「嘘」の内容を問われると黙り込んでしまうのでした。ああもう! あれほど仲間から思ってもらっているのに、ピースは仲間の事を信じずにずっと「本当の事を言ったら嫌われちゃう」とこの期に及んで保身一辺倒です。これはシナリオの書き方一つだろうけど、どうせなら「本当の事を言ったらみんなを傷付けちゃう」って思考にすれば互いに思い合う構図が見えて印象が良かったような気がする。
「私、たとえどんな事があっても、ピースの事、大好きだよ」
真実を告白する勇気が出ないピースへハッピーから女神の微笑み。ハッピーは転校初日に暖かく声を掛けてくれたピースの優しさを信じる。仲間に対する全幅の信頼を示すこの微笑みは何よりも優しく、あと一歩を踏み出せないピースのココロを解きほぐすのでした。

そもそも発端はエイプリルフールの軽いいたずらなので、涙ながらの告白を聞いても誰一人怒るわけでも嫌うわけでもなく笑って解決でした。特にネガティブ思考の人は何かと悪い方へ悪い方へ考えがちで、しかし実際はあっさり解決して拍子抜けとかこれまたよくある事だったりして。というわけで「本人が思っているほど大した事ではない」ってのも教訓なのかもしれません(笑
転校話が嘘と聞いて怒るどころか「良かった~!」と返すみんなが良い子すぎてつい目頭が熱くなってしまった。不幸な子はいなかったんや!(何。私も相変わらずちょろいね。ハッピー&サニーの責任押し付け漫才(笑)は湿っぽい流れを一気に晴らす気が利いたもの、とはいえみなさん今は一応戦闘中ですよ? そんな長い長い仲直り劇をずっと待っててくれる赤鬼さん&アカンベェが付き合い良すぎて泣けてきます(笑
戦闘再開にてフロントポジションに立つピース。今回の辛い体験から「みんなを悲しませる嘘を吐いてはいけない」と身にしみたピースは、嘘吐きアカンベェに怒りのキックから気合一発でピースサンダーをぶっ放しフィナーレ。今回はピースがメインなのでこのアクション組み立ても判りますが、それにしても他の4人が棒立ちで見ているだけってのはいい加減少々寂しい。そろそろチームプレイのアクション、溜め時間を利用した5人の必殺技波状攻撃とか見てみたいところです。TVじゃ無理かな。

戦い済んで教室へ。元に戻ったクラスメイトを前にゴメンナサイのやよいをみんなは笑って許してくれました。ここでもまた「良かった」と言われてやよいの危惧は空回り、そして「ギャグの基本は繰り返し」と言わんばかりに責任押し付け漫才のみゆき&あかねちゃん…まさかあかねちゃんのはっぷっぷを聞けるとは(笑
というわけで丸く収まった転校話の最後はスマイルチームからの逆襲でした。こっそりと口裏合わせて「やよいが嫌い」と続けるみなさん、なのにみゆきは嘘を吐けない性分なのか顔が引き攣ってますよ! そんな言葉をいちいち真に受け、足を震わせ涙目のやよいがあざとすぎる。あははは。みんなかわいいなあ! もちろんそれはエイプリルフールの嘘で「嫌い」の反対、改めて「大好き」と言われて大粒の涙を落とす笑顔の締めでした。
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