2012-10-09(Tue)

アイカツ! #01 私がアイドルになっても?

おしゃもじをマイクに持ち替えて! 

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2012年10月期新番レビュー第1弾です。

そしておそらく新番レビューはこれで打ち止めかも。深夜の「ガールズ&パンツァー」とどっちを書こうか考えたのだけれどとりあえずこっちで。原作はサンライズのオリジナルストーリー。とはいえ「原案:バンダイ」とあるとおり基本的に少女向けアーケードゲームの販促番組で、この業界で首位独走の「プリティーリズム」を追撃すべくアニメ企画であります。監督は木村隆一氏。近作では「THE IDOLM@STER」「アマガミSS」や「夏色キセキ」の演出を担当されていたベテランさんで、私的にはTHE IDOLM@STER 第3話のコンテ・演出が記憶に残っています。知る限りでは本作が初監督だと思うので、このアイドル成長モノをどんな風に見せてくれるか楽しみ。シリーズ構成は「宇宙兄弟」の21話以降の脚本・シリーズ構成を務める加藤陽一氏。怪作「ミラクルトレイン」のシリーズ構成も担当し、その以前には「東京マグニチュード8.0」に脚本で参加していたというダイナミックレンジの広い方です(笑。キャラデザのやぐちひろこ氏は「イヴの時間 劇場版」の作監さんであり、近作では「UN-GO」のキャラデザ・総作監を担当していた方。本作に於いては少女向け作品らしく非常にかわいらしいデザインを仕上げてくれました。制作はサンライズ、スーパーバイザーとして水島精二氏が参加している辺りいろいろ人脈を感じます。

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OPは「わか、ふうり、すなお、りすこ from STAR☆ANIS」歌唱による「Signalize!」。初聴の印象としてはイマイチ盛り上がりに欠けるような? 華やかなアイドル話のOP曲にしては地味に感じるけれど見ているうちに慣れるか。番組タイトルの後に聳えた建物をライトアップ&キャラ登場。本作の舞台であるスターライト学園はいかにも少女アニメチックな建物であります。左右の二人が振り返った後、センターの「星宮いちご(CV.諸星すみれ)」がアップで振り返り。パァッと輝く笑顔はじつに主人公してます。

青いサイドテールちゃんはいちごの親友「霧矢あおい(CV.田所あずさ)」。今回描かれていたとおりいちごをスターライト学園に引っ張り込んだ張本人で…こういうポジションによくある展開もあるのだろうなあ。今からココロが痛い。教室で合流した赤髪ちゃんは「紫吹蘭(CV.大橋彩香)」。今回ラストでいかにもキッツイ子として登場しましたがOPでは仲が良さそうですね。つまり入学当初はいちごたちといろいろモメるもいずれこういう関係になっていくのでしょう。それはそうとスターライト学園の制服スカートは人類の限界に挑戦するような短さです。アニメ・マンガの制服はミニスカ気味が多いけれどここまでギリギリなのは珍しいんじゃ? キラキラを纏った美少女(みんな美少女だけどね)は現役トップアイドルの「神崎美月(CV.寿美菜子)」、本編での様子を見る限りトップを鼻に掛けた高慢キャラでもなさそう。次の二人は教師かな。

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4人続いてパッパと現れるキャラはクラスメイトかライバルか。黄色ちゃんの髪型が今にもはじけそうでちょっと笑った。いいのかこれ。他の子もみんなどこかで見たようなデザインっぽいけれど深く考えないようにしよう。

シルエットに目玉だけ光ってるコーデチェンジのカットは少々不気味(笑。ここは目を閉じていた方がいいと思う。宇宙空間をバックに踊る三人、こうして見るとフレッシュ以下略。いかにもアイドルっぽい振り付けがかわいい。

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いろんなコーデのいちごをパッパと映すカットはちょっと深夜アニメチック? メガネ姿は本編で見られるかな。ピンクモードで寝そべるカットは最初谷間丸出しに見えて何事かと思った(笑。続いて何かを探している二人のスクロールカットから、さらに上の夜空へスクロールして星空バックのダンスシーンへ繋ぐ見せ方はいい感じ。そして例の超ミニ制服で屋上(?)の風に吹かれる三人からフィナーレ。

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では本編レビューをかんたんに。まずはおしゃもじ握ってハイパーメガハンバーグ弁当のご飯を盛るいちごの笑顔がかわいい。どんだけ盛るのかと(笑。主人公のいちごはごくごく普通の中学一年生の女の子で、お母さんのお弁当屋を手伝いながら「大人になっても一緒にお弁当屋さんするのが夢」と今どき珍しい殊勝な娘です。しかし弟のらいち(CV.瀬戸麻沙美)の部屋にて起きたハプニングを起点にいちごの運命は変わっていきます。

机いっぱいに拡げられたたくさんの写真はトップアイドル神崎美月のもので、大ファンのらいちくんは本物のステージを見たいけどあまりの人気にライブチケットが取れない→いちごがアイドル博士のあおいに相談→あおいが布教に来訪、そして

「パパのいとこの娘のはとこの知り合いが同窓会で数十年ぶりに再会した人の息子が昔入っていた野球チームのマネージャーのママの弟が旅行先のコートジボアールですれ違ったフランス人旅行者を日本に来た時に面倒見た浅草に住んでるお婆ちゃんの姪っ子のパパが放送局で働いていてね…神崎美月のライブチケットをもらえることになった! それもタダで3枚!」

どんだけ遠いツテだ!(笑。ともあれチケットが手に入ったのでみんなで行きましょう! と、あっという間に美月ライブへ出掛ける流れへ。憧れ続けた美月のライブをついに見られる! って事でらいちくんはドキワクが止まらず眠れない。そんならいちくんを優しく諭してサッサと眠るいちごは嵐の前の静けさか。

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本作の見どころ(チェックポイント)の一つである3DCGによるライブステージ。暗い場内が一瞬で光り輝くステージに変わり、光の中から神崎美月が登場する流れはなかなか鮮やかな演出で、客席や背景も煌びやかに作り込まれていて期待も高まったのだけれど…肝心のキャラCGの出来が残念すぎて唖然呆然でした。挿入歌「Move on now!」は少女アニメ離れしたポテンシャルを感じさせるだけに残念至極、もったいない。アングルによっては綺麗に見える時もあるのだけれど、角度が変わると顔がお面の上に手足の造形は肉感ゼロ、ダンスの動きもカクカクとロボットのようで、ちょっと前のゲーム画面みたいなダンスムービーは改良の余地がありまくり。時折映るいちごたちの作画が良いせいでCGパートのダメさが目立つという、プリティーリズムと逆の現象が起きていてちょっと笑ってしまった。

熱狂するみなさんの中で一人取り憑かれたように見ているいちごの表情が素晴らしい。初めて見た美月ライブの虜になっている様子が伝わってきますね。帰宅後も魂を抜かれたようにポーッとしているいちご、昨晩と逆にすぐ寝てしまったらいちくんの下ベッドで眠れないいちごの対比も面白い。

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あおいによる耳寄り情報はスターライト学園の編入試験の話でした。ここで学園説明のテイで「アイカツシステム」の紹介…「芸能人はカードが命」「世の中のアイドルは全員アイカツカードを使って以下略」と全くオブラートに包まない直球な販促には笑うしか。というかいきなり「カードでコーデ」と言われてもいちご的には訳わからんだろう(笑。学園トップの神崎美月はパンフレットに大きく載り、隣ページの三人はOPに出てきた子?

「いちごはアイドルの匂いがする」

学園への編入試験に燃えるあおいはいちごをアイドル道へお誘い。あおいとのお別れを察してのやり取り「学校は別になっちゃうんだ…」「ううん、いちごも一緒に受けるの」「え!?」の流れは絶妙でした。美月のライブを見てアイドルの楽しさを感じ取ったいちごはあおいからの強い誘いに戸惑いながらまんざらでも無さそうで、しかしお母さんに言った「大人になっても一緒にお弁当屋」の話が頭を過ぎって踏ん切りが付かない。傍から見たら小っさい悩みだけど母親思いの中一女子にとっては大問題なのだろうなあ。もちろんお母さんはいちごがやりたい事をやらせてあげたいのでおしゃもじで尻を叩いて気合い入れ(違

さあ編入試験挑戦を決めたからにはやるだけやるよ! ジャージ姿の二人は石段を駆け上って体力作り、公園でダンスレッスン、そして鏡の前で笑顔の練習と、いちごはスイッチが入るとなかなか頑張り屋さんのようです。ほっぺた引っ張って笑顔の練習かわいい(笑

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というわけで編入試験当日へ。今日のため一生懸命頑張ったいちごでしたが生粋のアイドル志望者の勢いに圧倒されて意気消沈するもあおいに励まされて最後の関門 ライブオーディションへ。ここでさっそくアイカツカードが登場しました。机の上に並べられたカードを自分で選んでコーデを決め、三枚のカードを謎の箱にセットすると光と共に箱が開き…シルエット化した体でカードを通り抜けると次々とアイテムが装着されていく演出は判りやすくていい感じ。三枚目のカードを抜けてコーデが完成、クルッと回ってキメポーズもかわいかった。

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そしていちごはライブオーディションのステージに立ちました。歌う曲は作品タイトルマンマの「アイドル活動!」…曲調も明るく元気でサビの盛り上がりも良いこの曲をOPにすればよかったのに。CGムービーのクオリティについては当然ながら美月のステージと同様の印象で、のっぺりした表情と細い手足のカクカクダンスは見ていてちょっと怖かったかも。サンライズ制作って事でラブライブ級のライブムービーを期待していたのだけれど蓋を開けたら南○二号のマペットダンスでした。とはいえアングルによっては奇跡的にかわいく見えたりするので、このコンテンツを本気で売るつもりなら早急に改良するか、せめてアップのカットだけでも作画を交えたライブシーンに作り直したほうが良さそう。青空バックの空中ステージはフレッシュ以下略。スペシャルアピールで出るハート型のストーン(?)はやはりプリティーリズムを意識しているのかな。

いちごのステージを見ていた美月は早々に素質を認め…ライバルの出現を楽しみにしている女王の貫禄が窺えます。もちろんいちご&あおいは見事揃って編入試験に合格し、抱き合って喜ぶ二人を物陰から一瞥する赤髪ちゃん(紫吹蘭)で引き。

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EDは「わか、ふうり、すなお from STAR☆ANIS」歌唱による「カレンダーガール」。入りのスラップベースからしてキャッチーなこの曲は劇中二曲のキャラソン(?)と共に田中秀和氏の作曲・編曲で、さすがTHE IDOLM@STERにて「神SUMMER!!」「自分REST@RT」を作った方だけあっていい感じにツボを押さえている感じ。中学生のオンナノコっぽい前向きな歌詞もいいな。

そんな曲に乗る映像はレコード盤に描かれた各キャラの朝風景からの一日の様子…賑やかにおやつ食べたり写真撮ったり、楽しい写真が重なって三人の思い出を重ねていったりの各カットは見ていて楽しい。このEDテーマ曲はCDではなくピクチャー盤の12インチシングルで出すべきでしょう(笑


もちろん視聴は継続、レビューはどうしようかな。「プリティーリズムDMF」「スマイルプリキュア」に加えて本作では少女アニメばっかりになってしまうし、かと言って今期は他の候補も無い。まあその辺は流れで。

   

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アイカツ! 第1話私がアイドルになっても?

アイドル活動0週目スターライト学園編入試験

アイカツ!「第1話 私がアイドルになっても?」/ブログのエントリ

アイカツ!「第1話 私がアイドルになっても?」に関するブログのエントリページです。

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No title

私は自分自身初めてといえるくらい、少女アニメ・プリティーリズムオーロラドリームにドハマリしました。そして、最終回が終わってもオーロラドリームへの熱がさめない私は、オーロラドリームを語っている人はいないか、探していました。そして出会ったのがこのブログでした。今まで知らなかったオーロラドリームの裏話、そして雑学(かりんとうチョコレートがあるとか)が書かれていて、何度読んでも飽きませんでした。そんな私のアニメ人生を変えたともいえる管理人さんと話をもっとしたいと思って十月の新番組アイカツ(他の視聴予定番組も見ました)を見ました。                          アイカツの感想は、いちごに父親がいなそうなので、それがストーリーに絡んでくるのでは。プリズム目線だと、いちごの母親があいらのかーちゃんに似ているのに痩せてて何か気持ち悪かった。さらにCGのダンスもおっしゃる通り、微妙な感じですね。何だかアイカツの感想より自分の話をしてしまいました。毎回ひつこくコメントしていて申し訳なく思っていますがそれでも止められない、そんな魅力がこのブログにはあります。

れすれす

そこまで熱心に読んで頂けるとつらつら書き続けた甲斐がありました。オーロラドリームは良く言えば「知る人ぞ知る作品」だったので、毎回気合い入れて記事を書いても読者さんの姿が見えず少々寂しかったんですよ。本放送で盛り上がっている時に来てくれれば良かったのに(笑

アイカツはまだ始まったばかりなので何とも言えませんが、素材は悪く無さそうなのでしばらく様子を見てみます。というかいちごよりもあおいよりも弟くんが一番かわいかったのは問題かも。また見どころである3DCGパートがいまいち残念…プリティーリズムのCGとアイカツの作画を組み合わせれば最強ですね(笑

レビュー、とても助かっております

見事なアイカツ・レビューに、現時点(2013年7月)からさかのぼって少しずつ拝読しております。

諸事情により必要な情報となり、大変重宝しております。文章表現力が秀逸ですよね(^^)

第一回目放送時に、アイカツを選んでいただいて、ありがとうございます。この日は、ある意味、運命の分かれ道であったのですね。

今後も在宅評価活動がんばってくださいませ(^^)

おだやかじゃない!

今年(2014年)1月頃、「アイカツ」を初めて知り、何気なくDVDを借りて見ました。

それまでわたしは、少女アニメというものを見たことがなく、セーラームーンというアニメがある、というのを聞いたことがあるぐらいで、まったく無縁でした。

yahooのニュースか何かで「アイカツおじさん」という言葉が出ていて、たまたま「アイカツ」という言葉を知ったのでした。

当時、何か今までと違うものを探していたわたしは、試しにこのDVDを借りてみたのでした。

そして、感動したのでした。

ストーリーや、会話の中のひと言、表情もすばらしいと思いましたが、アニメの中にこれほど3DCGが浸透しているのかと、ほかのアニメを知らないわたしは、ここでも感動しました。

コメントや解説によれば、初回数回はNGのようですが、わたしにとってはこれも感動できました。「Move on now」の回ぐらいで劇的にさらに良くなったのは、わたしにもわかりましたが。

諸事情により今は第2シーズンの20話までしか追いかけられていませんが、初回から見直したり、ステージを見直したり、素敵な会話を、やり取りをみて涙を流したり笑ったりしています。

そして、情報を探しているうちにこのブログにたどり着きました。すばらしい解説にただただ感動です。

自分が見たときと同じところで一緒に笑っていたり、泣いていたり、疑問に思っていたり、作品の中に隠れた細かい演出が書かれていたり、新しいことを発見できたり、同じ思いを共有できて、それがきれいな文章になっている。本当に嬉しいです。

そして、このブログのすばらしいところは、最初に見たときの思いや感動を追体験できるところです。最初に見たときにどう思っていたか、時間とともにどうしても薄れていってしまうものですが、文章として残っているので、そのときの感覚をもう一度味わえます。

このような素敵なブログを書いてくださっているnobumaさまに感謝です。ありがとうございます。

まだ全エピソードの解説を読み終えていませんが、それも楽しみに、少しずつ読ませていただきたいと思います。

ながながと失礼いたしました!

れすれす

>ゆみこさん
古い記事にコメントありがとうございます。そして過分なお言葉までも。
記事については単に感想だけ書けば早く短く済むのですが、それだと自分で後から読み直した時でさえシーンやセリフがピンと来ないため、適宜あらすじを交えながら思った事を書くようにしています。というわけで今回はそれが上手く機能したようで何より。感動の共有や追体験はまさに記事執筆の目的なので、その部分を読み取って頂けた事は何よりのご褒美であります。とりあえず放映分は全話レビューしてありますので、おヒマな時にテキトウに読んでやってくださいませ。

それにしてもまさか100話を越えても飽きずにレビューを続ける事になるとは。
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