2012-11-28(Wed)
アイカツ! #08 地下の太陽
気安く触れたらヤケドするわよ!

体温高め?

アバンはシアターの地下倉庫へ小道具を返しに行くいちごから。デジカメ片手に何故実況? と思ったららいちへの近況報告用、まさかこれがオチに繋がるとは(笑。暗い地下通路を迷ってうろうろしていると廊下に漏れる灯りに気づき、ふと中を覗いてみると激しいダンスのシルエットが…この謎の人物はもちろんサブタイどおり「地下の太陽」、地下スタジオに一人籠もってレッスンを重ねる三ノ輪ヒカリの姿でした。
その後教室にていちごの報告やずっと空いている席の話で謎の存在を匂わせ、てな所へいつもどおりハイテンションで登場した別府先生…シーンとしている教室で唯一人いちいち驚くいちごかわいい。あおいは「もう慣れた」とか適応力高いな。アイドル学校らしく華やかで個性的(?)なモブ生徒も良し。
ほどなく開催される「センセーショナルスチューデントオーディション」でトップ候補の蘭、さすが芸歴13年の実力派アイドルです。しかしその蘭も毎年のファイナルで勝てない相手がいるとか…ってな説明の一方で教室に近づく謎のキャラがチラチラ映され、一通りの前振りが終わったタイミングでバーン!とドアが開いてついに登場。こういうベタな演出好き(笑

予告映像でチラ見した段階では某のぞみさんにクリソツすぎてどうすんのか?と思っていたけれど、グラサン外して「眩しい」の一言でそんな印象はどこかへ飛んでしまいました。キラキラの陽光にアンニュイな表情など思わせぶりな演出もいい感じで、頬を染めてるいちご&あおいを余所に、ライバルキャラの登場に火花バチバチの雰囲気も良し良し。
さて第一印象は高飛車キャラっぽかったヒカリでしたが実際は意外と普通の子で、蘭との関係も険悪な訳ではなく「良きライバル」的な健全なもの。過剰なトゲトゲしさ無しで自然なライバル関係を描いているのは本作らしくて好感が持てます。いちご&あおいのテンションの高さに調子を狂わされるヒカリ、その二人と「友達」である事をスッと言えない蘭の表情描写も見どころで、一匹狼だった蘭の変化に気づいたヒカリの表情もじつによろしい。こういうちょっとしたカットから蘭vsヒカリの関係性が窺えます。

オーディションへ向けてヒカリとの対決風景をいろいろ想像するいちご&あおい、すかさずツッコむ蘭。いちご&あおいのペアだとあおいがツッコミ役だけれど、蘭を加えた三人組だと二人共ボケで蘭のキャラを良い感じに立たせてくれます。命がけの対決を表現する会話の流れはシナリオの妙、さらにヒカリの熱さを語る蘭へ「体温高め?」とボケるいちごのセリフも凄い。ほんと本作は斜め45度から降ってくるようなセリフ回しが面白いです。
ヒカリのネットライブを見ようと盛り上がる二人からサッサと離脱の蘭、「レッスンするの?」と問われても「特別な事はしない」と平常心を装っている辺りもかわいすぎる。しかし実際は対決への不安からダンス練習、せっかく大物っぽく立ち去ったのに練習現場を見られてしまってバツが悪い蘭の表情がこれまた絶品でした。いちいちかわいいなあ! このダンスシーンは「アイドル活動!」の入りの振り付けだけでしたが一瞬目を奪われるほどの出来で、今回は全体に動きが良かったと思ったらbones作画部が参加していたようです。本作は作画乱れがそれほど気にならないのだけれど良いに越した事は無いので今後も遠慮無く手を掛けて頂きたい。
「ヒカリは常にファンと向き合うよう心がけている」
例の地下スタジオを覗いて叱られ呆れられ…キツい表情で叱られて一瞬反省しても返す刀でキラキラ笑顔で迫っちゃう二人の打たれ強さ、こうも直球で好意を示されたらさすがのヒカリも匙を投げます(笑。てな顛末を聞いた蘭はヒカリの事をよく判っているようで、対決への焦りを含めて相手の強さ・存在を認め、蘭&ヒカリの静かなる友情すら窺わせるもの。仲良しこよしばかりが友情ではない、まさに「強敵と書いて"とも"と読む」みたいな。この絶妙な関係性・距離感は今回ラストの別れ際でも光っていました。

ヒカリのネットライブを見てテンション上げ上げの二人。またライブ画面の横には幅広い層からの熱いコメントが流れ、二人はお客さんの熱さ・一体感にも感動していました。こういう形のライブがSFでは無くなっている辺り時代性を感じますね。ホログラムで配信画面を映すアイカツフォンはまだSFガジェットですが…いろいろ高機能すぎる(笑
「人生はショータイム!」
人は誰しも人生という舞台の上に生きる演技者、なろうと思えば何者にもなれる。というわけで別府先生のハイテンションは学園長の教えを判りやすく表現した「キャラ」でありました。まさかあの芸風にそんな深い意味があったとは。ともあれこの成長物の王道的な考え方からして教師陣もいい人揃いなので安心して見ていられますね。なーんてちょっといい話も隙あらばコメディで落とす…まさか学園長がツッコミを(笑
頑張る蘭へ差し入れの特製ジュースから部屋へお邪魔してアレコレ。ここのやり取りもいちいちセンスが良くてついニマニマしてしまう。三人部屋を夢見るいちごへ「毎日は勘弁」と蘭、いくら賑やかで楽しくても四六時中では疲れちゃうよねえ。こういう返しを自然に見られるってのはキャラが立っている証拠で、その後の焼肉ジュース(笑)のアレコレから蘭のセリフをスルーして机のカードに注目するいちごの流れもいかにもこの子たちっぽくて面白い。長期物の第8話の時点でこれほどキャラ性(性格や行動パターン)を浸透させているのは凄いと思う。スパイシーアゲハのレアカードはトップス&ボトムスが「アゲハレッドコクーンワンピ」、シューズが「アゲハレッドミュール」。前回あえてレアカードを使わなかったのはこの勝負のために取っておいた? 蘭クラスなら他にもレアカードを持っていそうだけれども。

そのカードを手に入れた時の回想シーンは凝った演出に感心。たった45秒のシーンに各キャラの心の動きが詰め込まれていました。偶然訪れたチャンスに立ち止まってしまう蘭の背中をポンと押してショータイムへ送り出す別府先生、弾き出された蘭、カツカツと迫ってくるデザイナーなどなど緊張感を煽るカット割りも上手い。助け船を出さず蘭の動きを黙って待つ先生は「自分の道は自分で切り拓かなければならない」と教えているのでしょう。そしてついに蘭が口を開きます。
「飛びます!」
その声に立ち止まったデザイナーへ「スパイシーアゲハの服が好きです。ステージを飛んでみせます、アゲハみたいに」と思いを伝える蘭、すると一瞬の笑顔を見せてそのまま去り…ここで安易にカードを渡されず、その後の仕事を認められて送られてきたという顛末は非常に良かった。蘭の熱い思いを受け止め、ポテンシャルを認めたデザイナーからのメッセージも気が利いてます。などといい話をこれまたコメディで落とし、それまで厳しい顔だった蘭を自然に笑顔へ変える流れも粋でした。でも焼肉ジュースはヤメといて(笑

「変わったわね」
「そうかも」
「いいんじゃない? じゃステージで」
センセーショナルスチューデントオーディションは早くもファイナルを迎え、予定どおり(?)例の二人の決戦ステージへ。ずっと一人で頑張ってきた蘭に友達ができた。ヒカリは暫く地下へ籠もっていた間に起きた変化を笑顔で語り、そんな言葉に蘭も笑顔を返す。多くを語らずとも通じ合っている間柄というか、淡々とした会話の中に「良きライバル」という絆を感じる一瞬でした。静かに熱い。叫ぶばかりが熱さではないのです。
いつもどおりの衣装チェンジシーケンスに向かう二人。ここはヒカリ側もきちんと描かれていて、衣装チェンジのキメからその後のステージもヒカリの3DCG映像が用意されていました。3DCGのヒカリはちょっと幼い? というか作画パートより明らかに背が縮んでいます(笑。この辺はゲームCGの都合でしょうけど、ならば作画パートもその対比に合わせれば良かったのに。ここ一番の勝負服で臨んだ蘭に対し、ヒカリのコーデは全てノーマルカードの「セクシーロゴチューブトップ」「ベルトつきレザースカート」「サイハイレザーブーツ」…蘭、ナメられてる?(笑。チューブトップ&レザーミニスカのコーデはかわいいけどオーディション衣装というよりオサレな普段着ですし。
というかブランドレアvsノーマルで結果が引き分けとは、つまり実質的にはヒカリが勝っていたって事? それともカード含めての「アイドルとしての実力」なのだろうか。ううむ。システムについての説明がほとんど無いのでよう判らんってのもありますが、どうも「アイカツカード」の存在がストーリー展開の足枷になっている感が無きにしも非ズ(それを言ってはシマイ
ほどなく始まった決戦ステージ曲は「アイドル活動!」。やはり誰がステージに立とうと曲&振り付け&ステージ演出は共通のようです。仮にもアイドルのオーディションステージでキャラモデル以外全て使い回しってのはさすがに寂しい。ステージ背景はキャラ共通としても、せめて歌&振り付けはキャラごとに持っていないとステージ場面での感情移入がし難く、またキャラごとの実力の違いも判り難い。簡単に言うと、いちごのステージと全く同じ蘭&ヒカリのステージを見ても実力差が伝わらないという事。今回はステージ面のキラキラが若干増量されており、これが「実力差」の表現なのかもですが…そんなの見比べなきゃ判らんよ(笑
今回は観客として参加のいちご&あおい。いつぞやの説明どおり頭にセンサーを付けてピカピカ光らせていたけれど、二人一緒のステージを見て表れた興奮度は各々にどう振り分けられるのか? 謎でございます。いちごの現在の興奮度の内55%が蘭、45%がヒカリによるものとか、そこまでセンサーできているとしたらものすごいハイテクです。脳髄に電極埋め込んでるレベル。そういや教師たちは電極埋め込んで無いのね。

「今年の蘭、今までで一番熱かったわ。私がヤケドしそうなくらい」
同点引き分けの決戦後、シアター前での別れ際シーンがこれまた静かに熱かった。「私がヤケドしそう」なんてヒカリ的に最大級の褒め言葉を放つ時、振り返った蘭にソッポを向いて視線を外す繊細な演出にまず痺れます。ライバルに対し正面向いて褒められないプライドというか照れというか、ヒカリの気高さが伝わってくる一瞬です。そして「また来年」と蘭の言葉に振り返り、暫し視線を交わした後 そのまま左右に分かれていく。良きライバルとして互いを認め合う二人に余計な言葉など要らない。素っ気ないやり取りながら心はしっかり繋がっている事が伝わってきます。熱いよ!
さて寮に戻った蘭は相変わらずハイテンションの二人に迎えられ…鬼コーチ言うな! そして今度は三人で「スペシャルオーディション」へ挑戦!? だから鬼コーチ言うな! この天丼ネタ暫く引っ張りそう(笑。その後ヒカリからのメールによると「スペシャルオーディションにはプレミアムドレスのカードが必要」との事で、はたしてオーディション本番までにどうやって入手するのか? とはいえ予告にて「いよいよスペシャルオーディション!」と言うてたのであっさり入手しちゃうのかな。それより次回はキワキワアングルで崖を登るいちごが気になります。何故崖に?

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体温高め?

アバンはシアターの地下倉庫へ小道具を返しに行くいちごから。デジカメ片手に何故実況? と思ったららいちへの近況報告用、まさかこれがオチに繋がるとは(笑。暗い地下通路を迷ってうろうろしていると廊下に漏れる灯りに気づき、ふと中を覗いてみると激しいダンスのシルエットが…この謎の人物はもちろんサブタイどおり「地下の太陽」、地下スタジオに一人籠もってレッスンを重ねる三ノ輪ヒカリの姿でした。
その後教室にていちごの報告やずっと空いている席の話で謎の存在を匂わせ、てな所へいつもどおりハイテンションで登場した別府先生…シーンとしている教室で唯一人いちいち驚くいちごかわいい。あおいは「もう慣れた」とか適応力高いな。アイドル学校らしく華やかで個性的(?)なモブ生徒も良し。
ほどなく開催される「センセーショナルスチューデントオーディション」でトップ候補の蘭、さすが芸歴13年の実力派アイドルです。しかしその蘭も毎年のファイナルで勝てない相手がいるとか…ってな説明の一方で教室に近づく謎のキャラがチラチラ映され、一通りの前振りが終わったタイミングでバーン!とドアが開いてついに登場。こういうベタな演出好き(笑

予告映像でチラ見した段階では某のぞみさんにクリソツすぎてどうすんのか?と思っていたけれど、グラサン外して「眩しい」の一言でそんな印象はどこかへ飛んでしまいました。キラキラの陽光にアンニュイな表情など思わせぶりな演出もいい感じで、頬を染めてるいちご&あおいを余所に、ライバルキャラの登場に火花バチバチの雰囲気も良し良し。
さて第一印象は高飛車キャラっぽかったヒカリでしたが実際は意外と普通の子で、蘭との関係も険悪な訳ではなく「良きライバル」的な健全なもの。過剰なトゲトゲしさ無しで自然なライバル関係を描いているのは本作らしくて好感が持てます。いちご&あおいのテンションの高さに調子を狂わされるヒカリ、その二人と「友達」である事をスッと言えない蘭の表情描写も見どころで、一匹狼だった蘭の変化に気づいたヒカリの表情もじつによろしい。こういうちょっとしたカットから蘭vsヒカリの関係性が窺えます。

オーディションへ向けてヒカリとの対決風景をいろいろ想像するいちご&あおい、すかさずツッコむ蘭。いちご&あおいのペアだとあおいがツッコミ役だけれど、蘭を加えた三人組だと二人共ボケで蘭のキャラを良い感じに立たせてくれます。命がけの対決を表現する会話の流れはシナリオの妙、さらにヒカリの熱さを語る蘭へ「体温高め?」とボケるいちごのセリフも凄い。ほんと本作は斜め45度から降ってくるようなセリフ回しが面白いです。
ヒカリのネットライブを見ようと盛り上がる二人からサッサと離脱の蘭、「レッスンするの?」と問われても「特別な事はしない」と平常心を装っている辺りもかわいすぎる。しかし実際は対決への不安からダンス練習、せっかく大物っぽく立ち去ったのに練習現場を見られてしまってバツが悪い蘭の表情がこれまた絶品でした。いちいちかわいいなあ! このダンスシーンは「アイドル活動!」の入りの振り付けだけでしたが一瞬目を奪われるほどの出来で、今回は全体に動きが良かったと思ったらbones作画部が参加していたようです。本作は作画乱れがそれほど気にならないのだけれど良いに越した事は無いので今後も遠慮無く手を掛けて頂きたい。
「ヒカリは常にファンと向き合うよう心がけている」
例の地下スタジオを覗いて叱られ呆れられ…キツい表情で叱られて一瞬反省しても返す刀でキラキラ笑顔で迫っちゃう二人の打たれ強さ、こうも直球で好意を示されたらさすがのヒカリも匙を投げます(笑。てな顛末を聞いた蘭はヒカリの事をよく判っているようで、対決への焦りを含めて相手の強さ・存在を認め、蘭&ヒカリの静かなる友情すら窺わせるもの。仲良しこよしばかりが友情ではない、まさに「強敵と書いて"とも"と読む」みたいな。この絶妙な関係性・距離感は今回ラストの別れ際でも光っていました。

ヒカリのネットライブを見てテンション上げ上げの二人。またライブ画面の横には幅広い層からの熱いコメントが流れ、二人はお客さんの熱さ・一体感にも感動していました。こういう形のライブがSFでは無くなっている辺り時代性を感じますね。ホログラムで配信画面を映すアイカツフォンはまだSFガジェットですが…いろいろ高機能すぎる(笑
「人生はショータイム!」
人は誰しも人生という舞台の上に生きる演技者、なろうと思えば何者にもなれる。というわけで別府先生のハイテンションは学園長の教えを判りやすく表現した「キャラ」でありました。まさかあの芸風にそんな深い意味があったとは。ともあれこの成長物の王道的な考え方からして教師陣もいい人揃いなので安心して見ていられますね。なーんてちょっといい話も隙あらばコメディで落とす…まさか学園長がツッコミを(笑
頑張る蘭へ差し入れの特製ジュースから部屋へお邪魔してアレコレ。ここのやり取りもいちいちセンスが良くてついニマニマしてしまう。三人部屋を夢見るいちごへ「毎日は勘弁」と蘭、いくら賑やかで楽しくても四六時中では疲れちゃうよねえ。こういう返しを自然に見られるってのはキャラが立っている証拠で、その後の焼肉ジュース(笑)のアレコレから蘭のセリフをスルーして机のカードに注目するいちごの流れもいかにもこの子たちっぽくて面白い。長期物の第8話の時点でこれほどキャラ性(性格や行動パターン)を浸透させているのは凄いと思う。スパイシーアゲハのレアカードはトップス&ボトムスが「アゲハレッドコクーンワンピ」、シューズが「アゲハレッドミュール」。前回あえてレアカードを使わなかったのはこの勝負のために取っておいた? 蘭クラスなら他にもレアカードを持っていそうだけれども。

そのカードを手に入れた時の回想シーンは凝った演出に感心。たった45秒のシーンに各キャラの心の動きが詰め込まれていました。偶然訪れたチャンスに立ち止まってしまう蘭の背中をポンと押してショータイムへ送り出す別府先生、弾き出された蘭、カツカツと迫ってくるデザイナーなどなど緊張感を煽るカット割りも上手い。助け船を出さず蘭の動きを黙って待つ先生は「自分の道は自分で切り拓かなければならない」と教えているのでしょう。そしてついに蘭が口を開きます。
「飛びます!」
その声に立ち止まったデザイナーへ「スパイシーアゲハの服が好きです。ステージを飛んでみせます、アゲハみたいに」と思いを伝える蘭、すると一瞬の笑顔を見せてそのまま去り…ここで安易にカードを渡されず、その後の仕事を認められて送られてきたという顛末は非常に良かった。蘭の熱い思いを受け止め、ポテンシャルを認めたデザイナーからのメッセージも気が利いてます。などといい話をこれまたコメディで落とし、それまで厳しい顔だった蘭を自然に笑顔へ変える流れも粋でした。でも焼肉ジュースはヤメといて(笑

「変わったわね」
「そうかも」
「いいんじゃない? じゃステージで」
センセーショナルスチューデントオーディションは早くもファイナルを迎え、予定どおり(?)例の二人の決戦ステージへ。ずっと一人で頑張ってきた蘭に友達ができた。ヒカリは暫く地下へ籠もっていた間に起きた変化を笑顔で語り、そんな言葉に蘭も笑顔を返す。多くを語らずとも通じ合っている間柄というか、淡々とした会話の中に「良きライバル」という絆を感じる一瞬でした。静かに熱い。叫ぶばかりが熱さではないのです。
いつもどおりの衣装チェンジシーケンスに向かう二人。ここはヒカリ側もきちんと描かれていて、衣装チェンジのキメからその後のステージもヒカリの3DCG映像が用意されていました。3DCGのヒカリはちょっと幼い? というか作画パートより明らかに背が縮んでいます(笑。この辺はゲームCGの都合でしょうけど、ならば作画パートもその対比に合わせれば良かったのに。ここ一番の勝負服で臨んだ蘭に対し、ヒカリのコーデは全てノーマルカードの「セクシーロゴチューブトップ」「ベルトつきレザースカート」「サイハイレザーブーツ」…蘭、ナメられてる?(笑。チューブトップ&レザーミニスカのコーデはかわいいけどオーディション衣装というよりオサレな普段着ですし。
というかブランドレアvsノーマルで結果が引き分けとは、つまり実質的にはヒカリが勝っていたって事? それともカード含めての「アイドルとしての実力」なのだろうか。ううむ。システムについての説明がほとんど無いのでよう判らんってのもありますが、どうも「アイカツカード」の存在がストーリー展開の足枷になっている感が無きにしも非ズ(それを言ってはシマイ
ほどなく始まった決戦ステージ曲は「アイドル活動!」。やはり誰がステージに立とうと曲&振り付け&ステージ演出は共通のようです。仮にもアイドルのオーディションステージでキャラモデル以外全て使い回しってのはさすがに寂しい。ステージ背景はキャラ共通としても、せめて歌&振り付けはキャラごとに持っていないとステージ場面での感情移入がし難く、またキャラごとの実力の違いも判り難い。簡単に言うと、いちごのステージと全く同じ蘭&ヒカリのステージを見ても実力差が伝わらないという事。今回はステージ面のキラキラが若干増量されており、これが「実力差」の表現なのかもですが…そんなの見比べなきゃ判らんよ(笑
今回は観客として参加のいちご&あおい。いつぞやの説明どおり頭にセンサーを付けてピカピカ光らせていたけれど、二人一緒のステージを見て表れた興奮度は各々にどう振り分けられるのか? 謎でございます。いちごの現在の興奮度の内55%が蘭、45%がヒカリによるものとか、そこまでセンサーできているとしたらものすごいハイテクです。脳髄に電極埋め込んでるレベル。そういや教師たちは電極埋め込んで無いのね。

「今年の蘭、今までで一番熱かったわ。私がヤケドしそうなくらい」
同点引き分けの決戦後、シアター前での別れ際シーンがこれまた静かに熱かった。「私がヤケドしそう」なんてヒカリ的に最大級の褒め言葉を放つ時、振り返った蘭にソッポを向いて視線を外す繊細な演出にまず痺れます。ライバルに対し正面向いて褒められないプライドというか照れというか、ヒカリの気高さが伝わってくる一瞬です。そして「また来年」と蘭の言葉に振り返り、暫し視線を交わした後 そのまま左右に分かれていく。良きライバルとして互いを認め合う二人に余計な言葉など要らない。素っ気ないやり取りながら心はしっかり繋がっている事が伝わってきます。熱いよ!
さて寮に戻った蘭は相変わらずハイテンションの二人に迎えられ…鬼コーチ言うな! そして今度は三人で「スペシャルオーディション」へ挑戦!? だから鬼コーチ言うな! この天丼ネタ暫く引っ張りそう(笑。その後ヒカリからのメールによると「スペシャルオーディションにはプレミアムドレスのカードが必要」との事で、はたしてオーディション本番までにどうやって入手するのか? とはいえ予告にて「いよいよスペシャルオーディション!」と言うてたのであっさり入手しちゃうのかな。それより次回はキワキワアングルで崖を登るいちごが気になります。何故崖に?

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