2012-12-05(Wed)
アイカツ! #09 Move on now!
スペシャルオーディションに臨むいちご&あおい&鬼(笑。

3DCGが大幅にバージョンアップされました。

前回ラストの宣言どおりスペシャルオーディションへ向けて早朝から特訓中の三人。こんな風に頑張ってる様子を毎回きちんと描いてくれる本作は見ていて気持ちが良いです。張り切って真っ先にゴールしたはいいけど凄い事になってるいちご…コケた拍子に捲れ上がったジャージの隙間にドッキリ!(笑。そして蘭のハッパ掛けに振り向いた表情が色っぽすぎ。相変わらずアイカツの表情描写はダイナミックレンジが広くてよろしいなあ。
「スペシャルオーディションはスペシャルなオーディションだもんね。うん、スペシャル」
そう呟きながら深く頷くいちごでしたがやっぱり全然判っていません。あはは。ベタベタだけどやたらかわいい(笑。という流れからスペシャルオーディションについてあれこれ説明、何やらオーディションに合格すると「心得」がもらえるとか…これは要するにアイドルランクの指標みたいなもの? 定期的に訪れるイベントをこなして心得をゲットし、表示されている6つの玉が全て埋まった所でトップに挑戦! ってな流れになるのかな。
気合入れの円陣組みに照れてソッポ向く蘭の横顔が絶品なのは言うまでもありませんが、その様子を見ているあおいのしたり顔がこれまた良い良い。こういうベタな青春シーンに蘭がどうリアクション取るか120%判っていて、まさにその通りになってニヤリって感じ(笑。そして先のヒカリ情報からプレミアムドレスのカードをゲットすべくあいつの所へ。
その「あいつ」とはもちろん別府先生。相変わらずテンション高い叫びから寒いギャグ、あおい&蘭はすっかり慣れてジト目なのにきちんと素で返してあげるいちごはいい子です。大仰なリアクションにもいちいち驚いてあげててかわいい(笑

プレミアムドレスの説明にて示された各ブランド、合わせて現れたシルエットはトップデザイナーのシルエットでした。スパイシーアゲハのシルエットは前回の女性、エンジェリーシュガーは今回登場した17歳…フューチャリングガールのシルエットがどう見ても怪しすぎ。何この耳(笑。なかなか会えないトップデザイナーに「俺が会わせてやる!」と大見得切った別府先生、そこからパッと切り替わった次のカットで学園長に頭を下げてる姿が先生の素なのでしょう。いい先生です。
オーディション用曲決め話にアイカツフォン電池切れの前振りを自然に入れ込む巧みさ。大した事では無さそうでこういうワンカットが有ると無いとでは展開の説得力に大きい差が出るものです。提案どおり「Move on now」に決まって嬉しいいちごのハグを払い除ける蘭のリアクションはいかにも、そしてこんな思いっきり拒絶されても1mmたりともめげないいちごの明るさ…というかいちごも蘭の扱い方が判ってきたのでしょう(笑
「鬼コーチじゃなくて…鬼」
歌う曲も決まって所でいよいよオーディションへ向けての特訓へ。すると蘭は業火を背負って鬼と化し…なるほどアバンの鬼コーチっぷりは言葉どおり「まだ」だったって事でした。あはは。ベタな流れだけれど妙に熱い。

本作恒例(?)の特訓シーンにてまだ円陣を拒む蘭、そして今や友情表現のテンプレとも言える名前呼びイベントの前振り。そういや蘭はいちごの名前をまだ呼んでいなかったのだなあ。全力ウエルカムのいちごへ背を向け「いち、いち…いっち、にっ、さん!」と体操でごまかす流れもかわいすぎ。この時点でニマニマが止まりません(笑
階段登り、ベンチプレス、水泳に続いて描かれたダンス練習シーン。真剣な表情や動きに合わせて飛び散る汗などいい感じで、一度でいいからオール作画のステージシーンを見てみたい…と思っていたら今回の3DCGが思いっきり進化していて思わずゴメンナサイでした。
そんな特訓も一息ついた三人はブランド勉強のため図書館へ。ここで登場した二人組は「立花ミシェル」と「氷室朝美」…新キャラ(アイドル)が登場する度すかさず解説してくれるあおいは説明キャラとしても上手く機能していますね。この二人は同じオーディションにエントリーしているのにギスギスした所も無く、じつにフレンドリー&親切な子たちでした。それはそうとコピーしすぎ(笑。このワンシーンにて「オーディションは二人組でも出られる」事を示し、また渡された資料は後のいちごの崖登りの根拠と、何てコトないシーンに着々と前振りを仕込んでいます。
てな所へ駆け込んできた別府先生。ここでも律儀にビックリしているいちごかわいい(笑。本番前日になってようやくデザイナーと連絡が取れたはいいけれど、それはあおい&蘭の相手だけで、いちごの相手は未だ連絡が取れず。この状況に戸惑う二人を明るく送り出すいちご、その笑顔に安堵し決意する二人の表情変化も芸コマでした。

寮に一人戻ったいちごはベッドに寝転んで資料を眺めていました。エンジェリーシュガーは創業180年の老舗とのこと、デザイナーの居場所を示す地図も見るからに時代を感じさせます。この地図がまさかあんな事態を引き起こすとは(笑
そのまま寝て起きたいちごの所へ戻った二人は無事プレミアムドレスのカードをゲットできたようで…この辺は少々あっさりしすぎだったかも。「プレミアムドレス」と言う割にデザイナーに会えれば即ゲットとはいまいちプレミアを感じません。デザイナーに会う事自体がハードルになっているとはいえ単にスケジュール的な問題っぽく、蘭ほどのコネも実績も無いあおいがあっさりゲットした事を「いい人だった」で済ませてしまったのはちょっと笑った。というかカードゲットだけで何話か使うと思っていたので今回の超速展開は少々拍子抜けでした。
ともあれ二人のカードゲットを知ったいちごは思わずハグ! すぐ抱きつく子だ! 今度は逃げ切れず抱きしめられて戸惑う蘭がいい味すぎ(笑。後はいちごのカードを残すのみ。なのに無情にも時間は流れ、プレミアムカードが無いままオーディション当日になってしまいます。これをしてあおい&蘭は「揃ってこそのカード」と三人揃わない限りプレミアムカードを使わないと告げ…この時のいちごのしょんぼり顔は自分のカードが手に入らない事よりも「二人が頑張って手に入れたカードを使えない」申し訳なさが表れている感じ。これは後に駆け込んできた別府先生や二人の「無理するな」を振り切って飛び出していくいちごの行動原理になっていて、頑張った二人のためにもここで自分が頑張らなきゃ! との思いが溢れてじつに泣けます。いい子だなあ。

別府先生の車を飛ばしてエンジェリーシュガーへゴー! 前出の古地図どおりの山道を登って登って到着したゲート、ここから先は歩いて行くしかありません。いちごは車を止めた別府先生の声を振り切って先を急ぎ、しばらく登るとアイカツフォンの電池が切れてナビが消え、ほどなく現れた分かれ道は古地図どおり右へ…これはどちらもエンジェリーシュガーの看板で、ところがいちごが進んだ右の看板は古く、ゲートのツタも枯れていていかにも旧ルートなのでした。紛らわしい!(笑
鬱蒼とした森を抜けた先には高い高い崖が切り立っていました。ホントに山だ! とはいえ目指すデザイナーさんはこの崖の上にいる。回り道している時間など無い。ならば!
「まさか山登りか?」
「高速エレベーターがあるって」
「だよな」
人生には三つの坂がある。上り坂と下り坂、そして…。

まさかまさかの崖登り。ほぼ垂直の岩壁をミニスカ+ロングブーツで登るいちごはアイドル以上にロッククライマーの才能がありそう。必死に登る途中でふと振り返り…あまりの高さに身を縮めながらも頂上を目指すいちごの頑張りは素晴らしいのだけれど、何というかアイドルとして頑張るベクトルがちょっと間違っているような気がしないでもありません(笑。というかこんなガチンコで崖を登るアイドルって今までいただろうか? 凄いぞアイカツ。見事登り切って安堵のへちゃ顔も良かった。よく頑張った!
そんなこんなでデザイナーさんと対面したいちごは高速エレベーターの話を聞いてビックリ! こういうリアクションもいちいちかわいいのだなあ。すると「登ってきた人なんて久しぶり」と笑うデザイナーさん。つまり以前にも登ってきた人がいるという事で、おそらくその人は現在弁当屋をやっているような気がします。

「天使は誰の前にでも現れる訳じゃないと思うの」
「輝くために頑張っている人の前にしか、きっと現れない」
「私の衣装は心から頑張れる人に着てほしいの」
工房に並んだ色とりどりの衣装を見て感動するいちごへ天羽先生のお言葉。命懸けの崖登りは少々マンガ的デフォルメが効きすぎとはいえ「頑張っている姿」がきちんと描かれた上でのセリフは心に響きます。頑張る子を応援してあげたい天羽先生の優しい表情&口調も良かった。さすが17歳(ぉぃぉぃ
運命付いた新作のオーロラキスコーデをカード化。カードから衣装に着替えるシーンは毎回ありますが逆は初めてです。端末をちょちょいと操作すると光に包まれた衣装がカードに変わっていく一連はかなりのハイテクなれど、その元になる衣装自体は超アナログな作り方の「実際の衣装」ってのが面白い所。つまりアイカツカードとはステージ空間に於けるデジタルエフェクト的なものではなく、衣装そのものを圧縮保管し転送するシステムという事か。ううむ奥が深い。
プレミアムカードをゲットしたいちごは大急ぎで学園に戻らなきゃ! 今度は間違えず高速エレベータに乗った(笑)いちごを天羽先生&シザーマンは笑顔で見送り、待ちかねた先生も車をガッ飛ばして全力でフォロー。オーディションの時間が迫る中に浮かぶ優しさ、頑張るいちごを支える大人たちの描写は見ていて暖かい気持ちになります。
いよいよ開始時間の1分前となり、それでも来る事を信じて待つ二人の所へついにいちごが現れました。お約束のベタベタ王道展開と言うなかれ、こういう作品は臭いくらいの王道がちょうどいいと思います。

「Move on now!」
照れて逃げてた円陣に手を重ね、掛け声を「いちご」に促す蘭。いいねいいね。これまたベタベタ王道なのだけど、いちごの頑張りを見た蘭の粋な返しにはニマニマが止まりません。照れ隠しの片目瞑りも破壊力抜群でした。
そして三方に分かれて衣装チェンジへ。各々がプレミアムカードをセットしいつものシーケンスで衣装を纏い…あれ? 何かいつもより違和感がないよ? さすがプレミアムドレスだけあって細部も細かく、ひょっとしてキラキラのエフェクトにごまかされてる? と思いきや。

衣装チェンジキメの顔のアップだけ見比べてもこの通り。言うまでもなく画像左列は旧モデル(できるだけ新しいもの)で、右列は今回の映像です。最近はある程度見慣れたとはいえどうしても人形チックだった目元がすっきりとアニメ風にリファインされ、細部のモデリングもかなり修正されている感じ。
比較画像どおり今回の蘭のキメは正面顔ではなく、俯いたまま指を口元に当てて投げキッス。組んだ手をパァッと開いて天使の羽が舞ういちご、「天の川コズミックコーデ」らしくキラキラの銀河を背負ったあおいのキメも各々素敵なのだけれど、蘭の大人っぽい仕草に思いっきりハートキャッチされてしまった。破壊力凄すぎ!

宣言どおり「Move on now!」を歌うスペシャルオーディションシーンはリファインされたキャラCG+キラキラエフェクトによりこれまでと別物と思えるほど華やかなステージを楽しませてくれます。モデリング修正だけではなく歌っている時の表情やリップシンクもかなり改善され、首部の繋がりも相当自然になり、ほとんどのカットでほぼ人形感が解消されたと言っていいほど。あとはちょっとした動きを微調整すれば素材的には文句の付け所が無くなりそう。まさかこの短期間にここまで進化するとは思いませんでした。ヤバい、三人ともかわいすぎる。スペシャルアピールも華やかで、そのままクルッとターンしてのフィニッシュも綺麗でした。
そういや今回の「Move on now!」は美月バージョンとボーカルが違っていた事も印象差として効いていましたね。というわけで今回(第九話)までの使用曲とボーカル担当を一覧にしてみました。
第一話:「Move on now! (美月)」りすこ / 「アイドル活動! (いちご)」わか
第二話:「アイドル活動! (いちご&あおい)」わか・ふうり
第三話:「Move on now! (美月)」りすこ
第四話:「アイドル活動! (いちご&あおい)」わか・ふうり
第五話:「prism spiral (いちご&蘭)」ふうり
第六話:「アイドル活動! (いちご)」わか
第七話:「prism spiral (あおい)」ふうり
第八話:「アイドル活動! (蘭&ヒカリ)」すなお・ゆにこ
第九話:「Move on now! (いちご&あおい&蘭)」わか・ふうり・すなお
前回のヒカリ回でボーカルが変わっているのは気付きましたが、こうして書き出してみると結構細かく変わっていて驚き。とりあえずいちご=わか、あおい=ふうり、美月=りすこを担当している感じ? てな具合にボーカル担当は変わるのだけれど、曲自体が各キャラ専用ではないので見ていて何となくモニョモニョします(笑。現状確定しているのは「Move on now!」は美月の曲という事だけかな。その自分の曲を歌いこなす後輩たちのステージを見た美月さんは思わず真顔に! こりゃいよいよ本気出す!? と思いきや。
「あの瞬間、あなたたちの歌になってた」
オーディション合格後の夜のいちごとの会話を見るに以前と変わらず優しい先輩のままでした。さすが美月さんは懐が深い。というわけで「歌の心得」を得た締めとして綺麗に纏めたと思います。これで残りの心得はあと五つ、「ダンス」「コーデ」はガチとしてあと3つは何なのだろう。
歌の心得
ひとつ!
歌とは、声に想いを乗せ、相手に届けるもの。
ステージの向こうの人と
手をつなぐ気持ちで、マイクを握るべし。
さて次回はOPにも登場している黄色い子が登場するようです。いよいよ本格的に現役アイドル(強敵)とのオーディション勝負が始まるのかな。噴水に座り込んでいる様子を見るにおそらく演技派(演技に入っちゃうと周りが見えなくなる恐ろしい子タイプ?)のような気がしますがはたして。
※ 一時品薄だったSignalize!/カレンダーガール
のamazon在庫が復活したようです。買い逃した方はぜひ。
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

3DCGが大幅にバージョンアップされました。

前回ラストの宣言どおりスペシャルオーディションへ向けて早朝から特訓中の三人。こんな風に頑張ってる様子を毎回きちんと描いてくれる本作は見ていて気持ちが良いです。張り切って真っ先にゴールしたはいいけど凄い事になってるいちご…コケた拍子に捲れ上がったジャージの隙間にドッキリ!(笑。そして蘭のハッパ掛けに振り向いた表情が色っぽすぎ。相変わらずアイカツの表情描写はダイナミックレンジが広くてよろしいなあ。
「スペシャルオーディションはスペシャルなオーディションだもんね。うん、スペシャル」
そう呟きながら深く頷くいちごでしたがやっぱり全然判っていません。あはは。ベタベタだけどやたらかわいい(笑。という流れからスペシャルオーディションについてあれこれ説明、何やらオーディションに合格すると「心得」がもらえるとか…これは要するにアイドルランクの指標みたいなもの? 定期的に訪れるイベントをこなして心得をゲットし、表示されている6つの玉が全て埋まった所でトップに挑戦! ってな流れになるのかな。
気合入れの円陣組みに照れてソッポ向く蘭の横顔が絶品なのは言うまでもありませんが、その様子を見ているあおいのしたり顔がこれまた良い良い。こういうベタな青春シーンに蘭がどうリアクション取るか120%判っていて、まさにその通りになってニヤリって感じ(笑。そして先のヒカリ情報からプレミアムドレスのカードをゲットすべくあいつの所へ。
その「あいつ」とはもちろん別府先生。相変わらずテンション高い叫びから寒いギャグ、あおい&蘭はすっかり慣れてジト目なのにきちんと素で返してあげるいちごはいい子です。大仰なリアクションにもいちいち驚いてあげててかわいい(笑

プレミアムドレスの説明にて示された各ブランド、合わせて現れたシルエットはトップデザイナーのシルエットでした。スパイシーアゲハのシルエットは前回の女性、エンジェリーシュガーは今回登場した17歳…フューチャリングガールのシルエットがどう見ても怪しすぎ。何この耳(笑。なかなか会えないトップデザイナーに「俺が会わせてやる!」と大見得切った別府先生、そこからパッと切り替わった次のカットで学園長に頭を下げてる姿が先生の素なのでしょう。いい先生です。
オーディション用曲決め話にアイカツフォン電池切れの前振りを自然に入れ込む巧みさ。大した事では無さそうでこういうワンカットが有ると無いとでは展開の説得力に大きい差が出るものです。提案どおり「Move on now」に決まって嬉しいいちごのハグを払い除ける蘭のリアクションはいかにも、そしてこんな思いっきり拒絶されても1mmたりともめげないいちごの明るさ…というかいちごも蘭の扱い方が判ってきたのでしょう(笑
「鬼コーチじゃなくて…鬼」
歌う曲も決まって所でいよいよオーディションへ向けての特訓へ。すると蘭は業火を背負って鬼と化し…なるほどアバンの鬼コーチっぷりは言葉どおり「まだ」だったって事でした。あはは。ベタな流れだけれど妙に熱い。

本作恒例(?)の特訓シーンにてまだ円陣を拒む蘭、そして今や友情表現のテンプレとも言える名前呼びイベントの前振り。そういや蘭はいちごの名前をまだ呼んでいなかったのだなあ。全力ウエルカムのいちごへ背を向け「いち、いち…いっち、にっ、さん!」と体操でごまかす流れもかわいすぎ。この時点でニマニマが止まりません(笑
階段登り、ベンチプレス、水泳に続いて描かれたダンス練習シーン。真剣な表情や動きに合わせて飛び散る汗などいい感じで、一度でいいからオール作画のステージシーンを見てみたい…と思っていたら今回の3DCGが思いっきり進化していて思わずゴメンナサイでした。
そんな特訓も一息ついた三人はブランド勉強のため図書館へ。ここで登場した二人組は「立花ミシェル」と「氷室朝美」…新キャラ(アイドル)が登場する度すかさず解説してくれるあおいは説明キャラとしても上手く機能していますね。この二人は同じオーディションにエントリーしているのにギスギスした所も無く、じつにフレンドリー&親切な子たちでした。それはそうとコピーしすぎ(笑。このワンシーンにて「オーディションは二人組でも出られる」事を示し、また渡された資料は後のいちごの崖登りの根拠と、何てコトないシーンに着々と前振りを仕込んでいます。
てな所へ駆け込んできた別府先生。ここでも律儀にビックリしているいちごかわいい(笑。本番前日になってようやくデザイナーと連絡が取れたはいいけれど、それはあおい&蘭の相手だけで、いちごの相手は未だ連絡が取れず。この状況に戸惑う二人を明るく送り出すいちご、その笑顔に安堵し決意する二人の表情変化も芸コマでした。

寮に一人戻ったいちごはベッドに寝転んで資料を眺めていました。エンジェリーシュガーは創業180年の老舗とのこと、デザイナーの居場所を示す地図も見るからに時代を感じさせます。この地図がまさかあんな事態を引き起こすとは(笑
そのまま寝て起きたいちごの所へ戻った二人は無事プレミアムドレスのカードをゲットできたようで…この辺は少々あっさりしすぎだったかも。「プレミアムドレス」と言う割にデザイナーに会えれば即ゲットとはいまいちプレミアを感じません。デザイナーに会う事自体がハードルになっているとはいえ単にスケジュール的な問題っぽく、蘭ほどのコネも実績も無いあおいがあっさりゲットした事を「いい人だった」で済ませてしまったのはちょっと笑った。というかカードゲットだけで何話か使うと思っていたので今回の超速展開は少々拍子抜けでした。
ともあれ二人のカードゲットを知ったいちごは思わずハグ! すぐ抱きつく子だ! 今度は逃げ切れず抱きしめられて戸惑う蘭がいい味すぎ(笑。後はいちごのカードを残すのみ。なのに無情にも時間は流れ、プレミアムカードが無いままオーディション当日になってしまいます。これをしてあおい&蘭は「揃ってこそのカード」と三人揃わない限りプレミアムカードを使わないと告げ…この時のいちごのしょんぼり顔は自分のカードが手に入らない事よりも「二人が頑張って手に入れたカードを使えない」申し訳なさが表れている感じ。これは後に駆け込んできた別府先生や二人の「無理するな」を振り切って飛び出していくいちごの行動原理になっていて、頑張った二人のためにもここで自分が頑張らなきゃ! との思いが溢れてじつに泣けます。いい子だなあ。

別府先生の車を飛ばしてエンジェリーシュガーへゴー! 前出の古地図どおりの山道を登って登って到着したゲート、ここから先は歩いて行くしかありません。いちごは車を止めた別府先生の声を振り切って先を急ぎ、しばらく登るとアイカツフォンの電池が切れてナビが消え、ほどなく現れた分かれ道は古地図どおり右へ…これはどちらもエンジェリーシュガーの看板で、ところがいちごが進んだ右の看板は古く、ゲートのツタも枯れていていかにも旧ルートなのでした。紛らわしい!(笑
鬱蒼とした森を抜けた先には高い高い崖が切り立っていました。ホントに山だ! とはいえ目指すデザイナーさんはこの崖の上にいる。回り道している時間など無い。ならば!
「まさか山登りか?」
「高速エレベーターがあるって」
「だよな」
人生には三つの坂がある。上り坂と下り坂、そして…。

まさかまさかの崖登り。ほぼ垂直の岩壁をミニスカ+ロングブーツで登るいちごはアイドル以上にロッククライマーの才能がありそう。必死に登る途中でふと振り返り…あまりの高さに身を縮めながらも頂上を目指すいちごの頑張りは素晴らしいのだけれど、何というかアイドルとして頑張るベクトルがちょっと間違っているような気がしないでもありません(笑。というかこんなガチンコで崖を登るアイドルって今までいただろうか? 凄いぞアイカツ。見事登り切って安堵のへちゃ顔も良かった。よく頑張った!
そんなこんなでデザイナーさんと対面したいちごは高速エレベーターの話を聞いてビックリ! こういうリアクションもいちいちかわいいのだなあ。すると「登ってきた人なんて久しぶり」と笑うデザイナーさん。つまり以前にも登ってきた人がいるという事で、おそらくその人は現在弁当屋をやっているような気がします。

「天使は誰の前にでも現れる訳じゃないと思うの」
「輝くために頑張っている人の前にしか、きっと現れない」
「私の衣装は心から頑張れる人に着てほしいの」
工房に並んだ色とりどりの衣装を見て感動するいちごへ天羽先生のお言葉。命懸けの崖登りは少々マンガ的デフォルメが効きすぎとはいえ「頑張っている姿」がきちんと描かれた上でのセリフは心に響きます。頑張る子を応援してあげたい天羽先生の優しい表情&口調も良かった。さすが17歳(ぉぃぉぃ
運命付いた新作のオーロラキスコーデをカード化。カードから衣装に着替えるシーンは毎回ありますが逆は初めてです。端末をちょちょいと操作すると光に包まれた衣装がカードに変わっていく一連はかなりのハイテクなれど、その元になる衣装自体は超アナログな作り方の「実際の衣装」ってのが面白い所。つまりアイカツカードとはステージ空間に於けるデジタルエフェクト的なものではなく、衣装そのものを圧縮保管し転送するシステムという事か。ううむ奥が深い。
プレミアムカードをゲットしたいちごは大急ぎで学園に戻らなきゃ! 今度は間違えず高速エレベータに乗った(笑)いちごを天羽先生&シザーマンは笑顔で見送り、待ちかねた先生も車をガッ飛ばして全力でフォロー。オーディションの時間が迫る中に浮かぶ優しさ、頑張るいちごを支える大人たちの描写は見ていて暖かい気持ちになります。
いよいよ開始時間の1分前となり、それでも来る事を信じて待つ二人の所へついにいちごが現れました。お約束のベタベタ王道展開と言うなかれ、こういう作品は臭いくらいの王道がちょうどいいと思います。

「Move on now!」
照れて逃げてた円陣に手を重ね、掛け声を「いちご」に促す蘭。いいねいいね。これまたベタベタ王道なのだけど、いちごの頑張りを見た蘭の粋な返しにはニマニマが止まりません。照れ隠しの片目瞑りも破壊力抜群でした。
そして三方に分かれて衣装チェンジへ。各々がプレミアムカードをセットしいつものシーケンスで衣装を纏い…あれ? 何かいつもより違和感がないよ? さすがプレミアムドレスだけあって細部も細かく、ひょっとしてキラキラのエフェクトにごまかされてる? と思いきや。

衣装チェンジキメの顔のアップだけ見比べてもこの通り。言うまでもなく画像左列は旧モデル(できるだけ新しいもの)で、右列は今回の映像です。最近はある程度見慣れたとはいえどうしても人形チックだった目元がすっきりとアニメ風にリファインされ、細部のモデリングもかなり修正されている感じ。
比較画像どおり今回の蘭のキメは正面顔ではなく、俯いたまま指を口元に当てて投げキッス。組んだ手をパァッと開いて天使の羽が舞ういちご、「天の川コズミックコーデ」らしくキラキラの銀河を背負ったあおいのキメも各々素敵なのだけれど、蘭の大人っぽい仕草に思いっきりハートキャッチされてしまった。破壊力凄すぎ!

宣言どおり「Move on now!」を歌うスペシャルオーディションシーンはリファインされたキャラCG+キラキラエフェクトによりこれまでと別物と思えるほど華やかなステージを楽しませてくれます。モデリング修正だけではなく歌っている時の表情やリップシンクもかなり改善され、首部の繋がりも相当自然になり、ほとんどのカットでほぼ人形感が解消されたと言っていいほど。あとはちょっとした動きを微調整すれば素材的には文句の付け所が無くなりそう。まさかこの短期間にここまで進化するとは思いませんでした。ヤバい、三人ともかわいすぎる。スペシャルアピールも華やかで、そのままクルッとターンしてのフィニッシュも綺麗でした。
そういや今回の「Move on now!」は美月バージョンとボーカルが違っていた事も印象差として効いていましたね。というわけで今回(第九話)までの使用曲とボーカル担当を一覧にしてみました。
第一話:「Move on now! (美月)」りすこ / 「アイドル活動! (いちご)」わか
第二話:「アイドル活動! (いちご&あおい)」わか・ふうり
第三話:「Move on now! (美月)」りすこ
第四話:「アイドル活動! (いちご&あおい)」わか・ふうり
第五話:「prism spiral (いちご&蘭)」ふうり
第六話:「アイドル活動! (いちご)」わか
第七話:「prism spiral (あおい)」ふうり
第八話:「アイドル活動! (蘭&ヒカリ)」すなお・ゆにこ
第九話:「Move on now! (いちご&あおい&蘭)」わか・ふうり・すなお
前回のヒカリ回でボーカルが変わっているのは気付きましたが、こうして書き出してみると結構細かく変わっていて驚き。とりあえずいちご=わか、あおい=ふうり、美月=りすこを担当している感じ? てな具合にボーカル担当は変わるのだけれど、曲自体が各キャラ専用ではないので見ていて何となくモニョモニョします(笑。現状確定しているのは「Move on now!」は美月の曲という事だけかな。その自分の曲を歌いこなす後輩たちのステージを見た美月さんは思わず真顔に! こりゃいよいよ本気出す!? と思いきや。
「あの瞬間、あなたたちの歌になってた」
オーディション合格後の夜のいちごとの会話を見るに以前と変わらず優しい先輩のままでした。さすが美月さんは懐が深い。というわけで「歌の心得」を得た締めとして綺麗に纏めたと思います。これで残りの心得はあと五つ、「ダンス」「コーデ」はガチとしてあと3つは何なのだろう。
歌の心得
ひとつ!
歌とは、声に想いを乗せ、相手に届けるもの。
ステージの向こうの人と
手をつなぐ気持ちで、マイクを握るべし。
さて次回はOPにも登場している黄色い子が登場するようです。いよいよ本格的に現役アイドル(強敵)とのオーディション勝負が始まるのかな。噴水に座り込んでいる様子を見るにおそらく演技派(演技に入っちゃうと周りが見えなくなる恐ろしい子タイプ?)のような気がしますがはたして。
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