2012-12-10(Mon)
プリティーリズム ディアマイフューチャー #36 乙女の競演 ロードトゥシンフォニア
久々に本気のせれのん with K。

新曲&超絶アクトで若手を圧倒!?

冒頭はロードトゥシンフォニア参戦へのプレッシャーに押し潰されそうなあやみの悪夢から。「絶対に失敗できない」と強く思えば思うほど失敗しちゃうのは世の常で、肝心の所で思いっきりコケてしまったあやみは涙目のまま目を覚まし…大会当日の朝にこんな夢を見てしまうほどプレッシャーによる不安に追い詰められていたのでしょう。ノーテンキキャラばかりのDMFにて確かにあやみだけはいかにもマジメっ子で、なるほど常々ギャグ扱いされてきたメモメモ描写も彼女の繊細さの表れと見て取れます。公式のキャラ紹介にてここ一番の重要な所では緊張しない度胸があるとされているのはスルーで(笑
大会控え室にて社長のハッパ掛けを聞いたみなさんは笑顔で各々やる気を見せ、しかしあやみだけは不安そうな表情でメモを覗き込んでいました。てな様子にすぐに気付くパクパクちゃんはさすが空気を読む天才です。まあ本人によれば「ほとんど当たらない」とか結構テキトウらしい(笑)けど空気を察する細やかさ(自然な気遣い)自体は本物でしょう。さらにれいなに声を掛けられたあやみは空元気で返し、そんなこんなでせれのん with K の登場です。いきなりの出オチに笑った。かなめが読んでるアニメ雑誌の表4が「マジカルみおん」なのはいいけど…本作の世界観にてマジカルみおんは「アニメ」なのだろうか? 設定的には生アイドルが出演している変身ヒロイン物なんじゃ? アニメ雑誌にパンシャーヌの広告が出ているようなものか(笑

MARs欠場を「クリスタルハイヒールカップに勝てるチャンス」と語り出すヘイン。ライバル不在の大会で勝っても意味が無い事くらい頑張り屋のヘインなら判りそうなものだろうに、しかも連敗のせれのんを「みじめ」とか突然どうした? 何につけ効率重視のソミンかわがままお嬢様のチェギョンが言うならともかく、何故ここでヘインにこんなセリフを言わせたのか意図が判りません。てな暴言に瞬間沸騰のセレナ、面白がってるかなめ、そして半笑いで聞いてるかのんなどなどこちらはキャラ性がよく表れていて、つまり制作側もADキャラの性格をきっちり把握しシナリオに活かしているって事でしょう。京女こええ! それはともかく「最近の若い子ぉは~」なんてかのんさんいくつなの?(笑
「不安は幸せといつも背中合わせ」
てなドタバタから控え室を出て行く際に、元気がないあやみに気付くかなめセンサーの鋭さ。そういやかなめも他人の気持ちを読める、というか嗅覚・味覚が妙なベクトルで発達した子でした。くんくん、ぺろり! 不安に襲われしょんぼりしているあやみを励ますシーンはセリフとシンクロさせた背中合わせの演出がいい感じ。サーカス時代の話を交えたこのシーンはADファンには説得力抜群でセリフの深みもあるのだけれど…DMFからの視聴者には何がなんだかでしょう。というか肝心のあやみがかなめの生い立ちを知っているのかすら怪しい訳で、俯瞰から見るとAD視聴者の思いに頼った結構力技なシナリオだったりしますね。この辺の匙加減は続きもの(?)の難しい所です。あやみへの励ましが後のアクトに関わるためこのシーンは必然とはいえ、こういう意識改革的な重要シーンには旧作キャラの貯金よりも現行キャラのパワーを使うべきだったような。開始当初ならともかくもう36話なのだから。

始まったせれのん with K のステージはまさかまさかの新曲「よいなかそ」による新作映像でした。そういやステージ前の紹介にてかなめが「天宮かなめ」と呼ばれていて地味に感動。デビル・エンジェル・デビジェルの衣装をひらひらさせて元気な振り付けも良し、ローアングルからの回り込みでイヤでも目に付く(笑)ミニスカの自然なひらひら感は凄い。多用されるガニ股アクションでペッパー警部をまず思い出す私はおっさんです。組んだ指の上で小首を傾げてウインクのかのんがかわいすぎ、ノースリーブの脇とムネのラインもじつに美味しい。
俯瞰も煽りも破綻無くかわいいってのは地味に凄いですよね。歌詞に合わせてくるりとターン(天使と悪魔の切り替え=何にでもなれる)の振り付けもいい感じで、全体に元気が溢れるステージはせれのんらしくて見ていて楽しい。そういやADから3年経ってみなさんそれなりに育っていますね。特にセレナは特盛でした(笑

次々と跳んだプリズムジャンプはセレナ「スペーススクリュースパイラル」、かのん「ポップンフラワーダイブ」、かなめ「フレッシュバナナバスケット」。それぞれドレミファスライダー、ファンファンハートダイブ、フレッシュフルーツバスケットのアレンジですね。かなめらしくバナナ特化のバスケットはちょっと笑った(笑。というか他人のコピーしかできなかったかなめがアレンジとはいえオリジナルジャンプを跳べるようになっている事にちょっと感動。
そして目を疑う超絶アクトへ。不安の象徴たる「フアンダー」を相手に七五調のキメゼリフから突撃するもフアンダービームに吹っ飛ばされ、しかし倒れたかなめは諦めない負けない! 力強く立ち上がった三人はまさかのアクト内プリズムジャンプ「ハットトリックスターバロンドール」をぶち込み――

各々が薔薇を携えて「プリズムファイヤーローズハリケーン」→プリズムトランスフォームで光と化した三人は宙へ飛び出し、三条の光を螺旋状に絡めてユニコーンの角と化したキメ技「プリズムユニコーンデストロイ」と立て続けに見せる魅せる! というか一連の流れはどう見てもニチアサ某変身ヒロインアニメのテンプレで、これをしてプリズムアクト「スーパーヒロインタイム」とは確信犯(誤用)すぎてどうコメントしていいのやら。
あやみの不安を「フアンダー」に置き換えて蹴散らすアクトはアニメ好きのかなめらしいエールで、ストーリー上の解決&見世物的要素を十二分に満たしたアクトだったと思います。これまでのアクトはたいていどちらかの要素に偏っていて、前回レビューにてその辺の見方(アクトの在り方)についてちょっと書いた訳ですが、さっそくこのアクトで一つの正解を見せてもらった感じ。

その後あやみは素直な気持ちをカイワレーズメンバーに伝え、すると二人も同様の不安を抱えていた事を知ります。失敗しながら成長していけばいい、お互いの不安な気持ちをお互いの手で支え合おう。ベタながらいい話です。それはそうと「ジェウンのぱくぱく、実はほとんど当たってないよ」には笑った。ぶっちゃけすぎだろうそれは(笑
そしてカイワレーズのステージへ。「はちみつキッス」「パクパクラブアース」「シャイニングラブキューピッド」とプリズムジャンプを跳んだ後のアクトはキラキラトンネルから一転してモノクロ映画風の映像でした。一人凍えるあやみの手をジェウンが引き、淀んだ空から雪が落ち始めた所へれいなが現れ、明るさ大爆発で雨雲を吹き飛ばすと虹の架け橋で宇宙へ。あやみが抱えていた不安(心細さ)とそこからの心理変化を綺麗に表したアクト「ワンウェイロード」、仲間と一緒ならドコまでだって行ける! とはいえ先のせれのんアクトと比べると少々内向きっぽく、また映像的な見栄えもちょっと辛い。そもそも「大会への不安」を「大会でのアクトで自己解決」ってのはどうなの? と思わなくもありません。こういうエピソードは大会前に片付けておくべきで、大会本番では実力を全力全壊で発揮して若手が老害(笑)を吹っ飛ばす流れにしないとDMFキャラの存在意義が…。まあ今回は最終ステップへの前振りと考えればアリかも。

その合間にちらほら描かれた本筋関係のあれこれ。ショウさん&ユンスのストーンを真剣な目で見つめるあいらの様子を見るに、欽太郎デザインに魅了されて両者アウトオブ眼中って訳では無さそうで、つまりヘインの時のようないわゆる洗脳状態では無い? すると会見での言動&瞳ハイライトのピンク枠は何なのだろう。廊下でヤキモキする男二人はともかく、田中&りずむもあいらの変貌に戸惑っているようです。まあこの流れだとどちらも選ばれないとは思いますが。
一方ボンビーさんに詰め寄る純さんの一幕。いつもの調子で軽く受け流すボンビーさんが一瞬見せた横顔はいかにも黒幕っぽいドスが効き、追いすがっても屈強なガードマンに阻まれ…ボンビーさんも雇われ司会者から偉くなったものだなあ。というか今回も当然のように司会していて何事かと(笑。勝敗を決めるファンコール集計がリアルタイムではない点もボンビーさんの策略のような気がしますね。全てに於いてボンビーさんの手のひらで踊らされてる感じです。
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新曲&超絶アクトで若手を圧倒!?

冒頭はロードトゥシンフォニア参戦へのプレッシャーに押し潰されそうなあやみの悪夢から。「絶対に失敗できない」と強く思えば思うほど失敗しちゃうのは世の常で、肝心の所で思いっきりコケてしまったあやみは涙目のまま目を覚まし…大会当日の朝にこんな夢を見てしまうほどプレッシャーによる不安に追い詰められていたのでしょう。ノーテンキキャラばかりのDMFにて確かにあやみだけはいかにもマジメっ子で、なるほど常々ギャグ扱いされてきたメモメモ描写も彼女の繊細さの表れと見て取れます。公式のキャラ紹介にてここ一番の重要な所では緊張しない度胸があるとされているのはスルーで(笑
大会控え室にて社長のハッパ掛けを聞いたみなさんは笑顔で各々やる気を見せ、しかしあやみだけは不安そうな表情でメモを覗き込んでいました。てな様子にすぐに気付くパクパクちゃんはさすが空気を読む天才です。まあ本人によれば「ほとんど当たらない」とか結構テキトウらしい(笑)けど空気を察する細やかさ(自然な気遣い)自体は本物でしょう。さらにれいなに声を掛けられたあやみは空元気で返し、そんなこんなでせれのん with K の登場です。いきなりの出オチに笑った。かなめが読んでるアニメ雑誌の表4が「マジカルみおん」なのはいいけど…本作の世界観にてマジカルみおんは「アニメ」なのだろうか? 設定的には生アイドルが出演している変身ヒロイン物なんじゃ? アニメ雑誌にパンシャーヌの広告が出ているようなものか(笑

MARs欠場を「クリスタルハイヒールカップに勝てるチャンス」と語り出すヘイン。ライバル不在の大会で勝っても意味が無い事くらい頑張り屋のヘインなら判りそうなものだろうに、しかも連敗のせれのんを「みじめ」とか突然どうした? 何につけ効率重視のソミンかわがままお嬢様のチェギョンが言うならともかく、何故ここでヘインにこんなセリフを言わせたのか意図が判りません。てな暴言に瞬間沸騰のセレナ、面白がってるかなめ、そして半笑いで聞いてるかのんなどなどこちらはキャラ性がよく表れていて、つまり制作側もADキャラの性格をきっちり把握しシナリオに活かしているって事でしょう。京女こええ! それはともかく「最近の若い子ぉは~」なんてかのんさんいくつなの?(笑
「不安は幸せといつも背中合わせ」
てなドタバタから控え室を出て行く際に、元気がないあやみに気付くかなめセンサーの鋭さ。そういやかなめも他人の気持ちを読める、というか嗅覚・味覚が妙なベクトルで発達した子でした。くんくん、ぺろり! 不安に襲われしょんぼりしているあやみを励ますシーンはセリフとシンクロさせた背中合わせの演出がいい感じ。サーカス時代の話を交えたこのシーンはADファンには説得力抜群でセリフの深みもあるのだけれど…DMFからの視聴者には何がなんだかでしょう。というか肝心のあやみがかなめの生い立ちを知っているのかすら怪しい訳で、俯瞰から見るとAD視聴者の思いに頼った結構力技なシナリオだったりしますね。この辺の匙加減は続きもの(?)の難しい所です。あやみへの励ましが後のアクトに関わるためこのシーンは必然とはいえ、こういう意識改革的な重要シーンには旧作キャラの貯金よりも現行キャラのパワーを使うべきだったような。開始当初ならともかくもう36話なのだから。

始まったせれのん with K のステージはまさかまさかの新曲「よいなかそ」による新作映像でした。そういやステージ前の紹介にてかなめが「天宮かなめ」と呼ばれていて地味に感動。デビル・エンジェル・デビジェルの衣装をひらひらさせて元気な振り付けも良し、ローアングルからの回り込みでイヤでも目に付く(笑)ミニスカの自然なひらひら感は凄い。多用されるガニ股アクションでペッパー警部をまず思い出す私はおっさんです。組んだ指の上で小首を傾げてウインクのかのんがかわいすぎ、ノースリーブの脇とムネのラインもじつに美味しい。
俯瞰も煽りも破綻無くかわいいってのは地味に凄いですよね。歌詞に合わせてくるりとターン(天使と悪魔の切り替え=何にでもなれる)の振り付けもいい感じで、全体に元気が溢れるステージはせれのんらしくて見ていて楽しい。そういやADから3年経ってみなさんそれなりに育っていますね。特にセレナは特盛でした(笑

次々と跳んだプリズムジャンプはセレナ「スペーススクリュースパイラル」、かのん「ポップンフラワーダイブ」、かなめ「フレッシュバナナバスケット」。それぞれドレミファスライダー、ファンファンハートダイブ、フレッシュフルーツバスケットのアレンジですね。かなめらしくバナナ特化のバスケットはちょっと笑った(笑。というか他人のコピーしかできなかったかなめがアレンジとはいえオリジナルジャンプを跳べるようになっている事にちょっと感動。
そして目を疑う超絶アクトへ。不安の象徴たる「フアンダー」を相手に七五調のキメゼリフから突撃するもフアンダービームに吹っ飛ばされ、しかし倒れたかなめは諦めない負けない! 力強く立ち上がった三人はまさかのアクト内プリズムジャンプ「ハットトリックスターバロンドール」をぶち込み――

各々が薔薇を携えて「プリズムファイヤーローズハリケーン」→プリズムトランスフォームで光と化した三人は宙へ飛び出し、三条の光を螺旋状に絡めてユニコーンの角と化したキメ技「プリズムユニコーンデストロイ」と立て続けに見せる魅せる! というか一連の流れはどう見てもニチアサ某変身ヒロインアニメのテンプレで、これをしてプリズムアクト「スーパーヒロインタイム」とは確信犯(誤用)すぎてどうコメントしていいのやら。
あやみの不安を「フアンダー」に置き換えて蹴散らすアクトはアニメ好きのかなめらしいエールで、ストーリー上の解決&見世物的要素を十二分に満たしたアクトだったと思います。これまでのアクトはたいていどちらかの要素に偏っていて、前回レビューにてその辺の見方(アクトの在り方)についてちょっと書いた訳ですが、さっそくこのアクトで一つの正解を見せてもらった感じ。

その後あやみは素直な気持ちをカイワレーズメンバーに伝え、すると二人も同様の不安を抱えていた事を知ります。失敗しながら成長していけばいい、お互いの不安な気持ちをお互いの手で支え合おう。ベタながらいい話です。それはそうと「ジェウンのぱくぱく、実はほとんど当たってないよ」には笑った。ぶっちゃけすぎだろうそれは(笑
そしてカイワレーズのステージへ。「はちみつキッス」「パクパクラブアース」「シャイニングラブキューピッド」とプリズムジャンプを跳んだ後のアクトはキラキラトンネルから一転してモノクロ映画風の映像でした。一人凍えるあやみの手をジェウンが引き、淀んだ空から雪が落ち始めた所へれいなが現れ、明るさ大爆発で雨雲を吹き飛ばすと虹の架け橋で宇宙へ。あやみが抱えていた不安(心細さ)とそこからの心理変化を綺麗に表したアクト「ワンウェイロード」、仲間と一緒ならドコまでだって行ける! とはいえ先のせれのんアクトと比べると少々内向きっぽく、また映像的な見栄えもちょっと辛い。そもそも「大会への不安」を「大会でのアクトで自己解決」ってのはどうなの? と思わなくもありません。こういうエピソードは大会前に片付けておくべきで、大会本番では実力を全力全壊で発揮して若手が老害(笑)を吹っ飛ばす流れにしないとDMFキャラの存在意義が…。まあ今回は最終ステップへの前振りと考えればアリかも。

その合間にちらほら描かれた本筋関係のあれこれ。ショウさん&ユンスのストーンを真剣な目で見つめるあいらの様子を見るに、欽太郎デザインに魅了されて両者アウトオブ眼中って訳では無さそうで、つまりヘインの時のようないわゆる洗脳状態では無い? すると会見での言動&瞳ハイライトのピンク枠は何なのだろう。廊下でヤキモキする男二人はともかく、田中&りずむもあいらの変貌に戸惑っているようです。まあこの流れだとどちらも選ばれないとは思いますが。
一方ボンビーさんに詰め寄る純さんの一幕。いつもの調子で軽く受け流すボンビーさんが一瞬見せた横顔はいかにも黒幕っぽいドスが効き、追いすがっても屈強なガードマンに阻まれ…ボンビーさんも雇われ司会者から偉くなったものだなあ。というか今回も当然のように司会していて何事かと(笑。勝敗を決めるファンコール集計がリアルタイムではない点もボンビーさんの策略のような気がしますね。全てに於いてボンビーさんの手のひらで踊らされてる感じです。
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