2012-12-26(Wed)
アイカツ! #12 We wish you a merry Christmas!
「私たちがその思い出のクリスマスツリー用意するよ!」

いちごたちに起きたクリスマスの奇跡とは!?
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いちごたちに起きたクリスマスの奇跡とは!?
昼間にやっていた番宣特番では「イブの6時に奇跡が起こる!」とお約束の触れ込みで期待を煽り、「クリスマススペシャル」と銘打った今回は確かにいろんな意味で奇跡が起きました(笑

イブドンピシャのクリスマス回はいよいよ「クリスマスイベント」の当日を迎えたスターライト学園の様子から。メインイベントの前に行われるパーティの準備に賑わう中で、いちごは倉庫(?)のツリーを一人で運ぼうと思いっきり力を込め…ミニスカの女の子がはしたない!(笑。なーんてコメディタッチのワンカットは後半の超絶展開の前振り、すなわち「一人の力ではこの小さいツリーすら持ち上げられないけれど…」というテーマの起点です。このテの作品でこういうテーマは全く珍しくない王道ネタで、私も同ネタを扱った作品を数限りなく見てきましたが、そのありきたりなテーマをここまでの変化球に仕上げた作品を見るのは初めて。改めて本作スタッフ諸氏のエンターテインメント性・作品愛に感涙を禁じ得ません。8割くらい笑い涙だけど(笑
晩にはイベント本番だというにパーティ実行委員に全力立候補するいちご、例によって巻き込まれる蘭。顔をぐっと寄せて力説のいちごに「近いから!」と抗議しても全く聞く耳持たず、さらに圧倒されて渋々オッケーの一連はパターンと判っていてもニマニマが止まりません(笑。ここであおいが「4人で準備すればチームワークが良くなる」といかにも尤もらしい言葉で前振りのダメ押しをしているのもポイント。ほんと本作は会話の作りが上手い。そして不審者(笑)の前振りもチラリ。


ここからクリスマスディナー準備シーンへ。まずはいろいろ眩しいいちごのエプロン姿にズッキュン、エプロンを着ける蘭の仕草にバッキュン、しかし何よりいちごの仕事ぶりにドッキュンでした。さすが弁当屋の娘だけあって厨房仕事はお手の物、大きい内釜での米研ぎも堂に入り、巨大寸胴鍋の味付けやその他諸々自由自在に厨房を駆け回るいちごの頼もしさったら。ひさしぶりにおしゃもじ握って嬉しそうな後ろ姿も良し良し。何を作っているのかと思ったらクリスマスのり弁とか…どんだけのり弁が好きなのか(笑

厨房仕事が一段落すると今度は会場設営へ。こちらでもいちごは次々と掛かる声に全力で応え続け…そのでっかいスピーカはどこから!? たくさんの七面鳥はどこから!?(笑。そんなこんなで設営に戻ると再び骸骨ちゃんからご相談、骸骨付けてるのに普通の子だ! というか「ねえ、いちご」と既に名前呼びの関係なのだね。そのうちこの子絡みのエピソードを見られるかな。するといちごは一人しょんぼりと紙鎖を作っている子に気付いてサッと近寄り話しかけます。
「あの子はクラスメイトの中山ユナちゃん。おしゃべりが大好きでいつも元気いっぱい」
「全然元気そうじゃないよ?」
あおいデータと正反対にしょんぼり顔のユナ。アメリカにいる両親が仕事多忙のためクリスマスを一緒に過ごせず、以前両親と一緒に見た大きなクリスマスツリーを思い出して沈んでいたのでした。
「オッケー! 私たちに任せといて!」
ここで普通なら「クリスマスイベントのエフェクトで大きなツリーを見せてあげる」なーんて展開が作品的にもお約束でしょうに…さすがアイカツはそこら辺のアニメとは表現の次元が違います。というわけでこの先Bパートにて私は「クリスマスイブのアイドルアニメ」として予想外の外の映像を、まさかまさかの「クリスマスの奇跡」を目の当たりにするのでした。

「私たちがその思い出のクリスマスツリー用意するよ!」
みなさんを連れ立って気勢を上げるいちごは掃除兄ちゃんを見付けると「涼川さん!」と名前で呼びかけ、さていったい何用?と思っていたら…倉庫の道具箱をゴソゴソ探すカットから――
「普通木切るか? しかもクリスマスに、それもアイドルが」
いちごに手渡されたでっかい斧。もうこの時点で私の腹筋はどうにかなりそうでした。本当に「用意する」のか!(笑。と言ったもののツリーにするような木ってどこに? 森? ってな所で現れた先の不審人物が正体を明かしてロケ車でゴー! 道中にてあおいが調べた件のツリーは想像以上に大きく、こんな木なかなか無いよね? あっても運べないだろ? とご尤もなツッコミからいちごがピンと閃いたのはエンジェリーマウンテン…あのロッククライミングがまさかの布石に! 石だけに!(ごめんなさい。ここでイマイチ自信無さげないちごに「大丈夫なのか?」と蘭のツッコミ。こういうちょっとしたカットもいちいちかわいく面白い。
エンジェリーマウンテンに向かう途中で降り始めた雪は登山口(?)ではすでに積もり、そこから登り始めるとほとんど雪中行軍状態に。吹雪舞う雪山にこのミニスカ姿はあまりに装備不足(という問題か?(笑)なれど全員助け合って登り続け、ついにツリーの木を見付けました! 天は我々を見放さなかった!

というわけでマイクを斧に持ち替えてまさかの勇者パース(サンライズ立ち)。雪山を背景に超ミニスカアイドルが雄々しく斧を構える絵面は凄まじい破壊力(主に腹筋的に)でした。思えば本作はサンライズ制作なのでサンライズ立ちした所で別におかしい事は無いか(笑。コーン!コーン!と斧の音を響かせながらミニスカアイドルたちが交代で斧を振る映像はじつにシュールなれど、しかしその絵的インパクトだけで終わらないのがこれまた本作の凄い所。

斧で一通り切れ込みを作った後に今度は鋸を構え、反対側からある程度切ったら別の木に滑車を掛けてロープで引く。山の傾斜に対する倒木角度までこれら一連の描写はまさに木の伐採の正しい手順という拘りには恐れ入りました。木の一本や二本切り倒せなくて何がアイドルか!
「これ、アイカツか?」
鋸を引くいちごのアイ!カツ!アイ!カツ!の掛け声に蘭のツッコミが的確すぎてハライテエ(笑。というか本作は常にミニスカキワキワだってのに今回はいつにも増してローアングルが多く脚線も色っぽかったような。

さて切り倒した木をどうやって運ぶのか? と思ったら障害物の無い斜面をいちごが見付け…その後ろ姿に「何…考えてんだ?」と嫌な予感が広がりんぐな蘭がいい味すぎ(笑。結局その予感は当たったようで、みなさん力を合わせてアイ!カツ!アイ!カツ!と木を引きずって斜面へ運び、これまたまさかまさかの御柱祭りへ。どんなアイドルアニメなんだ!(笑。さすがにビビって固まるあおい&蘭、対していちご&おとめは無邪気に大喜び――などなどの一連をきっちりカメラに収めているディレクター氏がプロすぎる(笑
麓まで滑り降りてさてどうしましょう? の段にて今度は植木屋さんが登場、乗ってきた大型トラックがきちんとユニック仕様という点も拘りが見えます。積んで運ぶ時はもちろん、到着した後に木を立てるにも人力では大変ですから。というわけで無事学園にツリーの木が立ったもののイベント本番が迫って飾り付けの時間が無い!
「いちごちゃん、私たちがやるよ!」」
…と、こんな風にいちごの思いやりから始まった巨大クリスマスツリー作戦は4人の力を合わせながら、4人だけで解決できない時は周囲の人たちに支えられながら形作られていきます。雪中行軍から雪山での木こり・御柱祭りと映像的にはかなり異次元なのですが、どの場面も彼女たちは常に真剣で、ユナちゃんのために一生懸命ツリーを用意しようとしている。だからこそいちごたちの思いが周囲に伝わり心を動かし応援を得て結果に繋がった。表現方法がどうかしている(褒め言葉)だけで、この流れはまさに「アイドルの何たるか」を描いていると言っても過言ではありますまい。

ディレクター氏体当たり取材による特番の放送。例の勇者パース・大木の伐採過程を大写しで見てしまったクラスメイトたちはどんな感想を抱いたのだろう?(笑。その放送を部屋で見たユナはみんなの気持ちに気付き、また街頭TVを眺めるみなさんはいちごの凄さ(笑)に目を丸くしていました。って、そういやいちごはこれがTVデビュー!?(笑
学園長も特番を見たのかいちごたちの頑張りを評価し、レア衣装のカードを各々にクリスマスプレゼント。本作はカードの入手手段がいろいろ謎ですが今回はすっきり? 四人の衣装チェンジシーケンスは所々画面四分割を入れて時間短縮を図るも、個別の衣装チェンジはしっかり四人分あるので結構時間を食ってしまいます。まあこれを省略すると販促にならないから仕方無いか(笑。というわけで衣装チェンジが終わるといよいよクリスマスイベントの開幕です。

曲は「We wish you a merry Christmas AIKATSU Ver.」って事で超お馴染みのクリスマスソングのアレンジバージョンでした。煌びやかなクリスマスモードのランウェイステージにてレア衣装で踊る四人…これはこれで悪くないけどせっかくクリスマススペシャルなのだからクリスマスっぽい衣装の方が良かったような気もします。ラスベガスのような派手な電飾は本編の流れからしてニューヨークのイメージ? てなステージで踊る四人、度重なる改修によって顔の表情は格段に良くなったけれど、今回のように動きが大きいダンスだと体の動きの人形っぽさが抜けきれず少々残念。またカメラワークにもう一工夫欲しいかも。何というかアイカツのステージ映像は見ていて微妙に焦れったいのよね。あおいのスカート裾からスパッツがチラリ、なるほどこれならどんなミニスカ衣装でも安心です(笑
「素敵なクリスマスを! きっと外に出たら良い事ありますよ」
一人で中継を見ていたユナはいちごの言葉を聞いて外へ。するとそこには綺麗に飾られた大きなクリスマスツリーが立ち、感動の最中に声を掛けられて振り向くとそこには両親の姿ががが! 再会シーンを盛り上げるツリーの光、タイミング良く降ってきた雪と、まあベタっちゃベタベタなれど「クリスマスの奇跡」らしい綺麗な締めでした。


と思ったらまだまだ終わりません! 本編前半で一生懸命準備していたパーティの様子もきちんとフォロー、イベントを終えて戻ってきた四人はクリスマスコスで登場です。フル装備のサンタコスで登場したいちごは顧客が本当に必要なものがまだ判っていないのか! その点あおい&おとめはさすがよく判ってらっしゃる。蘭もある意味よく判ってらっしゃる(笑
てな所へひょっこり現れた美月さんに間髪入れず「お疲れさまです」と挨拶する蘭はさすが芸歴13年、そしてあおいとの日常会話では「美月ちゃん」と言ってるいちごが本人には「美月さん」と呼ぶ公私の使い分け。たったワンカットにもこれらの意味をきちんと持たせている丁寧なシナリオにちょっと感動しました。こういう所に作り手の作品愛が見えるのだなあ。
なーんて賑やかなパーティの裏側で進んでいる謎のプロジェクト。いちごを「いちごちゃん」と呼んでいる辺り学園長の電話相手は何となく想像でき…これまたシナリオの妙を感じます。そして「この時の私は、とんでもない事が起きる事を、まだ何も知らなかった」などと思わせぶりな引きから、次回は正月太りのダイエットネタというダブルミーニングに大笑い。
次週はお休みって事でEDのラストカットが「See you next time!」(通常は「See you next week!」)に修正されてて地味に感動…と思ってバックナンバーを見直したら第10話から変わってた! 媒体による年末年始放送スケジュールの違いに配慮して早めに差し替えられてた? それともずっとこのまま行くのかな。歌詞的には「week」の方がぴったり来るけど。

クリスマス仕様のエンドカード(後提供)がかわいすぎ!

イブドンピシャのクリスマス回はいよいよ「クリスマスイベント」の当日を迎えたスターライト学園の様子から。メインイベントの前に行われるパーティの準備に賑わう中で、いちごは倉庫(?)のツリーを一人で運ぼうと思いっきり力を込め…ミニスカの女の子がはしたない!(笑。なーんてコメディタッチのワンカットは後半の超絶展開の前振り、すなわち「一人の力ではこの小さいツリーすら持ち上げられないけれど…」というテーマの起点です。このテの作品でこういうテーマは全く珍しくない王道ネタで、私も同ネタを扱った作品を数限りなく見てきましたが、そのありきたりなテーマをここまでの変化球に仕上げた作品を見るのは初めて。改めて本作スタッフ諸氏のエンターテインメント性・作品愛に感涙を禁じ得ません。8割くらい笑い涙だけど(笑
晩にはイベント本番だというにパーティ実行委員に全力立候補するいちご、例によって巻き込まれる蘭。顔をぐっと寄せて力説のいちごに「近いから!」と抗議しても全く聞く耳持たず、さらに圧倒されて渋々オッケーの一連はパターンと判っていてもニマニマが止まりません(笑。ここであおいが「4人で準備すればチームワークが良くなる」といかにも尤もらしい言葉で前振りのダメ押しをしているのもポイント。ほんと本作は会話の作りが上手い。そして不審者(笑)の前振りもチラリ。


ここからクリスマスディナー準備シーンへ。まずはいろいろ眩しいいちごのエプロン姿にズッキュン、エプロンを着ける蘭の仕草にバッキュン、しかし何よりいちごの仕事ぶりにドッキュンでした。さすが弁当屋の娘だけあって厨房仕事はお手の物、大きい内釜での米研ぎも堂に入り、巨大寸胴鍋の味付けやその他諸々自由自在に厨房を駆け回るいちごの頼もしさったら。ひさしぶりにおしゃもじ握って嬉しそうな後ろ姿も良し良し。何を作っているのかと思ったらクリスマスのり弁とか…どんだけのり弁が好きなのか(笑

厨房仕事が一段落すると今度は会場設営へ。こちらでもいちごは次々と掛かる声に全力で応え続け…そのでっかいスピーカはどこから!? たくさんの七面鳥はどこから!?(笑。そんなこんなで設営に戻ると再び骸骨ちゃんからご相談、骸骨付けてるのに普通の子だ! というか「ねえ、いちご」と既に名前呼びの関係なのだね。そのうちこの子絡みのエピソードを見られるかな。するといちごは一人しょんぼりと紙鎖を作っている子に気付いてサッと近寄り話しかけます。
「あの子はクラスメイトの中山ユナちゃん。おしゃべりが大好きでいつも元気いっぱい」
「全然元気そうじゃないよ?」
あおいデータと正反対にしょんぼり顔のユナ。アメリカにいる両親が仕事多忙のためクリスマスを一緒に過ごせず、以前両親と一緒に見た大きなクリスマスツリーを思い出して沈んでいたのでした。
「オッケー! 私たちに任せといて!」
ここで普通なら「クリスマスイベントのエフェクトで大きなツリーを見せてあげる」なーんて展開が作品的にもお約束でしょうに…さすがアイカツはそこら辺のアニメとは表現の次元が違います。というわけでこの先Bパートにて私は「クリスマスイブのアイドルアニメ」として予想外の外の映像を、まさかまさかの「クリスマスの奇跡」を目の当たりにするのでした。

「私たちがその思い出のクリスマスツリー用意するよ!」
みなさんを連れ立って気勢を上げるいちごは掃除兄ちゃんを見付けると「涼川さん!」と名前で呼びかけ、さていったい何用?と思っていたら…倉庫の道具箱をゴソゴソ探すカットから――
「普通木切るか? しかもクリスマスに、それもアイドルが」
いちごに手渡されたでっかい斧。もうこの時点で私の腹筋はどうにかなりそうでした。本当に「用意する」のか!(笑。と言ったもののツリーにするような木ってどこに? 森? ってな所で現れた先の不審人物が正体を明かしてロケ車でゴー! 道中にてあおいが調べた件のツリーは想像以上に大きく、こんな木なかなか無いよね? あっても運べないだろ? とご尤もなツッコミからいちごがピンと閃いたのはエンジェリーマウンテン…あのロッククライミングがまさかの布石に! 石だけに!(ごめんなさい。ここでイマイチ自信無さげないちごに「大丈夫なのか?」と蘭のツッコミ。こういうちょっとしたカットもいちいちかわいく面白い。
エンジェリーマウンテンに向かう途中で降り始めた雪は登山口(?)ではすでに積もり、そこから登り始めるとほとんど雪中行軍状態に。吹雪舞う雪山にこのミニスカ姿はあまりに装備不足(という問題か?(笑)なれど全員助け合って登り続け、ついにツリーの木を見付けました! 天は我々を見放さなかった!

というわけでマイクを斧に持ち替えてまさかの勇者パース(サンライズ立ち)。雪山を背景に超ミニスカアイドルが雄々しく斧を構える絵面は凄まじい破壊力(主に腹筋的に)でした。思えば本作はサンライズ制作なのでサンライズ立ちした所で別におかしい事は無いか(笑。コーン!コーン!と斧の音を響かせながらミニスカアイドルたちが交代で斧を振る映像はじつにシュールなれど、しかしその絵的インパクトだけで終わらないのがこれまた本作の凄い所。

斧で一通り切れ込みを作った後に今度は鋸を構え、反対側からある程度切ったら別の木に滑車を掛けてロープで引く。山の傾斜に対する倒木角度までこれら一連の描写はまさに木の伐採の正しい手順という拘りには恐れ入りました。木の一本や二本切り倒せなくて何がアイドルか!
「これ、アイカツか?」
鋸を引くいちごのアイ!カツ!アイ!カツ!の掛け声に蘭のツッコミが的確すぎてハライテエ(笑。というか本作は常にミニスカキワキワだってのに今回はいつにも増してローアングルが多く脚線も色っぽかったような。

さて切り倒した木をどうやって運ぶのか? と思ったら障害物の無い斜面をいちごが見付け…その後ろ姿に「何…考えてんだ?」と嫌な予感が広がりんぐな蘭がいい味すぎ(笑。結局その予感は当たったようで、みなさん力を合わせてアイ!カツ!アイ!カツ!と木を引きずって斜面へ運び、これまたまさかまさかの御柱祭りへ。どんなアイドルアニメなんだ!(笑。さすがにビビって固まるあおい&蘭、対していちご&おとめは無邪気に大喜び――などなどの一連をきっちりカメラに収めているディレクター氏がプロすぎる(笑
麓まで滑り降りてさてどうしましょう? の段にて今度は植木屋さんが登場、乗ってきた大型トラックがきちんとユニック仕様という点も拘りが見えます。積んで運ぶ時はもちろん、到着した後に木を立てるにも人力では大変ですから。というわけで無事学園にツリーの木が立ったもののイベント本番が迫って飾り付けの時間が無い!
「いちごちゃん、私たちがやるよ!」」
…と、こんな風にいちごの思いやりから始まった巨大クリスマスツリー作戦は4人の力を合わせながら、4人だけで解決できない時は周囲の人たちに支えられながら形作られていきます。雪中行軍から雪山での木こり・御柱祭りと映像的にはかなり異次元なのですが、どの場面も彼女たちは常に真剣で、ユナちゃんのために一生懸命ツリーを用意しようとしている。だからこそいちごたちの思いが周囲に伝わり心を動かし応援を得て結果に繋がった。表現方法がどうかしている(褒め言葉)だけで、この流れはまさに「アイドルの何たるか」を描いていると言っても過言ではありますまい。

ディレクター氏体当たり取材による特番の放送。例の勇者パース・大木の伐採過程を大写しで見てしまったクラスメイトたちはどんな感想を抱いたのだろう?(笑。その放送を部屋で見たユナはみんなの気持ちに気付き、また街頭TVを眺めるみなさんはいちごの凄さ(笑)に目を丸くしていました。って、そういやいちごはこれがTVデビュー!?(笑
学園長も特番を見たのかいちごたちの頑張りを評価し、レア衣装のカードを各々にクリスマスプレゼント。本作はカードの入手手段がいろいろ謎ですが今回はすっきり? 四人の衣装チェンジシーケンスは所々画面四分割を入れて時間短縮を図るも、個別の衣装チェンジはしっかり四人分あるので結構時間を食ってしまいます。まあこれを省略すると販促にならないから仕方無いか(笑。というわけで衣装チェンジが終わるといよいよクリスマスイベントの開幕です。

曲は「We wish you a merry Christmas AIKATSU Ver.」って事で超お馴染みのクリスマスソングのアレンジバージョンでした。煌びやかなクリスマスモードのランウェイステージにてレア衣装で踊る四人…これはこれで悪くないけどせっかくクリスマススペシャルなのだからクリスマスっぽい衣装の方が良かったような気もします。ラスベガスのような派手な電飾は本編の流れからしてニューヨークのイメージ? てなステージで踊る四人、度重なる改修によって顔の表情は格段に良くなったけれど、今回のように動きが大きいダンスだと体の動きの人形っぽさが抜けきれず少々残念。またカメラワークにもう一工夫欲しいかも。何というかアイカツのステージ映像は見ていて微妙に焦れったいのよね。あおいのスカート裾からスパッツがチラリ、なるほどこれならどんなミニスカ衣装でも安心です(笑
「素敵なクリスマスを! きっと外に出たら良い事ありますよ」
一人で中継を見ていたユナはいちごの言葉を聞いて外へ。するとそこには綺麗に飾られた大きなクリスマスツリーが立ち、感動の最中に声を掛けられて振り向くとそこには両親の姿ががが! 再会シーンを盛り上げるツリーの光、タイミング良く降ってきた雪と、まあベタっちゃベタベタなれど「クリスマスの奇跡」らしい綺麗な締めでした。


と思ったらまだまだ終わりません! 本編前半で一生懸命準備していたパーティの様子もきちんとフォロー、イベントを終えて戻ってきた四人はクリスマスコスで登場です。フル装備のサンタコスで登場したいちごは顧客が本当に必要なものがまだ判っていないのか! その点あおい&おとめはさすがよく判ってらっしゃる。蘭もある意味よく判ってらっしゃる(笑
てな所へひょっこり現れた美月さんに間髪入れず「お疲れさまです」と挨拶する蘭はさすが芸歴13年、そしてあおいとの日常会話では「美月ちゃん」と言ってるいちごが本人には「美月さん」と呼ぶ公私の使い分け。たったワンカットにもこれらの意味をきちんと持たせている丁寧なシナリオにちょっと感動しました。こういう所に作り手の作品愛が見えるのだなあ。
なーんて賑やかなパーティの裏側で進んでいる謎のプロジェクト。いちごを「いちごちゃん」と呼んでいる辺り学園長の電話相手は何となく想像でき…これまたシナリオの妙を感じます。そして「この時の私は、とんでもない事が起きる事を、まだ何も知らなかった」などと思わせぶりな引きから、次回は正月太りのダイエットネタというダブルミーニングに大笑い。
次週はお休みって事でEDのラストカットが「See you next time!」(通常は「See you next week!」)に修正されてて地味に感動…と思ってバックナンバーを見直したら第10話から変わってた! 媒体による年末年始放送スケジュールの違いに配慮して早めに差し替えられてた? それともずっとこのまま行くのかな。歌詞的には「week」の方がぴったり来るけど。

クリスマス仕様のエンドカード(後提供)がかわいすぎ!
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