2008-07-21(Mon)
コードギアス 反逆のルルーシュR2 #15 Cの世界
明らかになるC.C.の過去。

そして不老不死の魔女の望みとは?

アーカーシャの剣へ飛ばされたルルーシュは皇帝と対峙。事の真相を教えろと迫るルルーシュに皇帝は「ギアスをかけて聞き出せ」とあからさまな挑発です。ご存知のとおりルルーシュのギアスは相手の目を見なければならず、しかし皇帝のギアスも同様であり、つまりルルーシュがギアスをかけようと目を合わせると相手からもかけられてしまう危険が。追い詰められたルルーシュは鏡を散らして全方位ギアス攻撃(笑)を仕掛けます。
「死ね!」
おいおい、ここで殺しちゃったら真相はわからず仕舞いじゃあるまいか? 何を血迷ってそんなギアスをかけるか? 最初見た時は聞き間違いかと思いましたよ? 不死化した皇帝を描くために必要だったのかもですがこれは無いでしょう。
ところで全方位ギアスを受けて銃を胸に当てた皇帝でしたが、「ギアスが効いた」と思われる瞬間に目が赤くならなかったことを私は見逃さなかった。それはギアスが効いていないにも関わらず自らを撃ち抜いた、つまり最初っから「不死」が見えていたのであります。このシーンの皇帝のアングルが常に引き気味で、ギアス効果時のお約束である対象者の瞳赤枠カットが無かったのも不自然でした。

「ならばこそ!」
虐殺の限りを尽くされて壊滅したギアス嚮団。その血濡れの廃墟をして騎士団連中のゼロに対する不信感を募らせてます。わかりやすい分裂フラグですね。そんな中ジェレミアはバトレーの死体を前に尊敬の念を口にしました。自分の体を機械人間に改造した張本人であるにも関わらず皇族に対する忠義の前に全てを赦し尊敬すると。短いシーンでしたがこれはジェレミアの忠義心を補強しています。
一方のカレン。スザクはリフレインによってゼロの秘密を聞き出そうとしますが気丈なカレンはビンタで応酬、しかし男の力には敵わず押さえつけられて注射器が近づき…、すると涙目で「お兄ちゃん…」と。突然どうしたカレン? 今まで男勝りでやってきたのにやはりリフレインだけはダメなのか。
「従ってもらう。命令に」
いざ注射という段でスザクは自分の行なっていることがルルーシュのギアスと同じということに気付き注射器を捨てます。この判断はスザクがスザクであるための試金石でありました。「間違った方法で手に入れたものに価値は無い」、ゼロのやり方を常にこう批判していたスザクが同じことをしてはいけない。
それはそうとリフレインにそんな効果ってあったっけ?

傷付いたV.V.と会うC.C.。不死のはずのV.V.はほとんど虫の息でうわごとのようにシャルルに対する言葉を呟いていました。いまわの際の回想でしょうか戦火の中で手を合わせて「嘘は吐かない」と誓い合う相手は誰? セリフの文脈からするとシャルルなのですが流れる映像はどう見ても幼い女の子、背格好や髪型から推定するとナナリーに酷似していますがまさか? これが幼き日のマリアンヌと考えると展開を読みやすいのですが髪の色が違うので難しいところ。
皇帝にコードを奪われたV.V.は不死の呪縛を解かれて天へ。しかしこの「コード」って力ずくで奪えるものなのだろうか? よくわかりません。

というわけで復活の皇帝。今回はかなり重要な回だろうに顔芸のおかげで集中できません(笑。手のひらに刻まれたコードをルルーシュに見せ付けて不死を宣言、ルルーシュはビビりまくっちゃってとってもダメですね。そんなルルーシュへ皇帝は「この世界の真の姿」を見せるべく思考エレベーターへ放り込みました。
ゼロという仮面の嘘で得たものは軍隊、部下、領土。それを声高に訴えるルルーシュでしたが君が欲しかったものはそういうのじゃないでしょうに。せめて「ゼロになって得たものは真実へ向かう力だ!」くらい言ってくれよ…。このシーンは他のやり取りを含めてルルーシュがずいぶんと薄っぺらく見えてしまった。
そこへC.C.が登場。ここへ来てようやくC.C.の望みが明らかになりました。それは「死ぬこと」。うわあああん、不老不死の存在が死を望む、なんてベタベタベタベタな展開は勘弁してくれよー!

そしてC.C.とルルーシュによる死生観問答。この辺もベタっちゃベタなやり取りなので少々イマサラ感というか新しさを感じません。それよりもルルーシュが「生きてさえいればハッピー」みたいな思想であることに違和感を感じた。シャーリーの死によって考え方が変わったのかもですが命の大切さを説く割りにはロロを軽く殺す気だったり非戦闘員を含む嚮団の殲滅命令を出してみたり「命の価値観」がブレまくっていてどうにもおかしい。これでは単に唯我独尊のわがまま小僧じゃ?
ギアスの果てに、能力者は力を授けた者の地位を継ぐ。
つまり私を殺せる力を得る。
数多の契約者は誰一人としてそこまでたどり着けなかった。
しかし、ここに達成人が、シャルルがいる。
皇帝のギアスはV.V.からのものかと思っていましたがこの説明によるとシャルルにギアスを授けたのはC.C.のようです。そして皇帝のギアスが両目だったのはギアスの特殊性からではなくギアスが育った結果だったと。つまり成長過程としては片目→片目制御不能→両目ってな感じですか。
閑話休題。すると皇帝がV.V.のコードを「奪った」というのはどういう意味、どういう方法で奪ったのだろう? また既にコードを持っている皇帝がさらにC.C.のコードを受け継ぐことなど可能なのだろうか? 謎は深まるばかりでございます。

そしてナナリー。手を触れただけで嘘を見抜く能力は盲目者の鋭敏な感覚によるものなのか、それとも別の力によるものなのか。他人の嘘に敏感なナナリーはつまり「嘘吐きを許さない」ということであり、それは先に見せたV.V.との誓いに通じるものがありそうな無さそうな。どちらにしてもナナリーが立ち上がり目を開いたときに答えが出るでしょう。というかナナリーにギアスキャンセラーをかけてみたい。

本筋を無視して昼メロ絶好調な2人。結局扇は何をしたいのか、ヴィレッタはやはりブリタニア戦士であるべきなのか。咲世子さんがいいタイミングで現れてヴィレッタを殺す気まんまん、投げた手裏剣がヴィレッタを! しかしそこへ身を呈して守る扇が間に入り…。まあ崖から落ちるのは太古より生存フラグと決まっているので大丈夫でしょう(なげやり

Cの世界。C.C.がギアス能力を授かり、そして授けた者を殺すまでの一節。食うや食わずの奴隷少女だった幼きC.C.を助けたシスターは「自らを殺してもらう」ためにC.C.へギアスを授けた。ここで1期EDの絵ですか。なるほどねー。
乾いた奴隷少女に与えられたギアスは「愛される」能力。調子に乗ってギアスを使いまくって偽りの愛に溺れ、結果的に愛というものがわからなくなってしまった。なるほどこの経験は現在のC.C.の性格に反映されているようですね。しかし本名を頑なに秘す理由は何なのだろう?

さて現実のC.C.はまさに皇帝によって手に掛けられる瞬間。Cの世界より戻ったルルーシュは最期の時を待ち涙を流すC.C.に対し「必ず俺が笑わせてやる! だから!」、するとC.C.は目を見開き皇帝から逃れて蜃気楼の捕縛を解き、ルルーシュはアーカーシャの剣を破壊。すると思考が一気に溢れ出し気を失って落下するC.C.、次に目を覚ますと全ての記憶を失って奴隷少女に戻ってしまった。額のコードが消えているのは全てがリセットされたということなのか? それともこれは一時的なものなのか? というかこのC.C.はかなりかわいいのでしばらくこのままでいるといい(笑
そういや爆弾娘が新型爆弾を完成させた模様。これはこれでまた不穏な…。

さて次回はコーネリア皇女殿下、そしてジェレミアが活躍しそう? はたして皇女殿下はルルーシュと共闘の立場になるのだろうか? 以下次号!
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そして不老不死の魔女の望みとは?

アーカーシャの剣へ飛ばされたルルーシュは皇帝と対峙。事の真相を教えろと迫るルルーシュに皇帝は「ギアスをかけて聞き出せ」とあからさまな挑発です。ご存知のとおりルルーシュのギアスは相手の目を見なければならず、しかし皇帝のギアスも同様であり、つまりルルーシュがギアスをかけようと目を合わせると相手からもかけられてしまう危険が。追い詰められたルルーシュは鏡を散らして全方位ギアス攻撃(笑)を仕掛けます。
「死ね!」
おいおい、ここで殺しちゃったら真相はわからず仕舞いじゃあるまいか? 何を血迷ってそんなギアスをかけるか? 最初見た時は聞き間違いかと思いましたよ? 不死化した皇帝を描くために必要だったのかもですがこれは無いでしょう。
ところで全方位ギアスを受けて銃を胸に当てた皇帝でしたが、「ギアスが効いた」と思われる瞬間に目が赤くならなかったことを私は見逃さなかった。それはギアスが効いていないにも関わらず自らを撃ち抜いた、つまり最初っから「不死」が見えていたのであります。このシーンの皇帝のアングルが常に引き気味で、ギアス効果時のお約束である対象者の瞳赤枠カットが無かったのも不自然でした。

「ならばこそ!」
虐殺の限りを尽くされて壊滅したギアス嚮団。その血濡れの廃墟をして騎士団連中のゼロに対する不信感を募らせてます。わかりやすい分裂フラグですね。そんな中ジェレミアはバトレーの死体を前に尊敬の念を口にしました。自分の体を機械人間に改造した張本人であるにも関わらず皇族に対する忠義の前に全てを赦し尊敬すると。短いシーンでしたがこれはジェレミアの忠義心を補強しています。
一方のカレン。スザクはリフレインによってゼロの秘密を聞き出そうとしますが気丈なカレンはビンタで応酬、しかし男の力には敵わず押さえつけられて注射器が近づき…、すると涙目で「お兄ちゃん…」と。突然どうしたカレン? 今まで男勝りでやってきたのにやはりリフレインだけはダメなのか。
「従ってもらう。命令に」
いざ注射という段でスザクは自分の行なっていることがルルーシュのギアスと同じということに気付き注射器を捨てます。この判断はスザクがスザクであるための試金石でありました。「間違った方法で手に入れたものに価値は無い」、ゼロのやり方を常にこう批判していたスザクが同じことをしてはいけない。
それはそうとリフレインにそんな効果ってあったっけ?

傷付いたV.V.と会うC.C.。不死のはずのV.V.はほとんど虫の息でうわごとのようにシャルルに対する言葉を呟いていました。いまわの際の回想でしょうか戦火の中で手を合わせて「嘘は吐かない」と誓い合う相手は誰? セリフの文脈からするとシャルルなのですが流れる映像はどう見ても幼い女の子、背格好や髪型から推定するとナナリーに酷似していますがまさか? これが幼き日のマリアンヌと考えると展開を読みやすいのですが髪の色が違うので難しいところ。
皇帝にコードを奪われたV.V.は不死の呪縛を解かれて天へ。しかしこの「コード」って力ずくで奪えるものなのだろうか? よくわかりません。

というわけで復活の皇帝。今回はかなり重要な回だろうに顔芸のおかげで集中できません(笑。手のひらに刻まれたコードをルルーシュに見せ付けて不死を宣言、ルルーシュはビビりまくっちゃってとってもダメですね。そんなルルーシュへ皇帝は「この世界の真の姿」を見せるべく思考エレベーターへ放り込みました。
ゼロという仮面の嘘で得たものは軍隊、部下、領土。それを声高に訴えるルルーシュでしたが君が欲しかったものはそういうのじゃないでしょうに。せめて「ゼロになって得たものは真実へ向かう力だ!」くらい言ってくれよ…。このシーンは他のやり取りを含めてルルーシュがずいぶんと薄っぺらく見えてしまった。
そこへC.C.が登場。ここへ来てようやくC.C.の望みが明らかになりました。それは「死ぬこと」。うわあああん、不老不死の存在が死を望む、なんてベタベタベタベタな展開は勘弁してくれよー!

そしてC.C.とルルーシュによる死生観問答。この辺もベタっちゃベタなやり取りなので少々イマサラ感というか新しさを感じません。それよりもルルーシュが「生きてさえいればハッピー」みたいな思想であることに違和感を感じた。シャーリーの死によって考え方が変わったのかもですが命の大切さを説く割りにはロロを軽く殺す気だったり非戦闘員を含む嚮団の殲滅命令を出してみたり「命の価値観」がブレまくっていてどうにもおかしい。これでは単に唯我独尊のわがまま小僧じゃ?
ギアスの果てに、能力者は力を授けた者の地位を継ぐ。
つまり私を殺せる力を得る。
数多の契約者は誰一人としてそこまでたどり着けなかった。
しかし、ここに達成人が、シャルルがいる。
皇帝のギアスはV.V.からのものかと思っていましたがこの説明によるとシャルルにギアスを授けたのはC.C.のようです。そして皇帝のギアスが両目だったのはギアスの特殊性からではなくギアスが育った結果だったと。つまり成長過程としては片目→片目制御不能→両目ってな感じですか。
閑話休題。すると皇帝がV.V.のコードを「奪った」というのはどういう意味、どういう方法で奪ったのだろう? また既にコードを持っている皇帝がさらにC.C.のコードを受け継ぐことなど可能なのだろうか? 謎は深まるばかりでございます。

そしてナナリー。手を触れただけで嘘を見抜く能力は盲目者の鋭敏な感覚によるものなのか、それとも別の力によるものなのか。他人の嘘に敏感なナナリーはつまり「嘘吐きを許さない」ということであり、それは先に見せたV.V.との誓いに通じるものがありそうな無さそうな。どちらにしてもナナリーが立ち上がり目を開いたときに答えが出るでしょう。というかナナリーにギアスキャンセラーをかけてみたい。

本筋を無視して昼メロ絶好調な2人。結局扇は何をしたいのか、ヴィレッタはやはりブリタニア戦士であるべきなのか。咲世子さんがいいタイミングで現れてヴィレッタを殺す気まんまん、投げた手裏剣がヴィレッタを! しかしそこへ身を呈して守る扇が間に入り…。まあ崖から落ちるのは太古より生存フラグと決まっているので大丈夫でしょう(なげやり

Cの世界。C.C.がギアス能力を授かり、そして授けた者を殺すまでの一節。食うや食わずの奴隷少女だった幼きC.C.を助けたシスターは「自らを殺してもらう」ためにC.C.へギアスを授けた。ここで1期EDの絵ですか。なるほどねー。
乾いた奴隷少女に与えられたギアスは「愛される」能力。調子に乗ってギアスを使いまくって偽りの愛に溺れ、結果的に愛というものがわからなくなってしまった。なるほどこの経験は現在のC.C.の性格に反映されているようですね。しかし本名を頑なに秘す理由は何なのだろう?

さて現実のC.C.はまさに皇帝によって手に掛けられる瞬間。Cの世界より戻ったルルーシュは最期の時を待ち涙を流すC.C.に対し「必ず俺が笑わせてやる! だから!」、するとC.C.は目を見開き皇帝から逃れて蜃気楼の捕縛を解き、ルルーシュはアーカーシャの剣を破壊。すると思考が一気に溢れ出し気を失って落下するC.C.、次に目を覚ますと全ての記憶を失って奴隷少女に戻ってしまった。額のコードが消えているのは全てがリセットされたということなのか? それともこれは一時的なものなのか? というかこのC.C.はかなりかわいいのでしばらくこのままでいるといい(笑
そういや爆弾娘が新型爆弾を完成させた模様。これはこれでまた不穏な…。

さて次回はコーネリア皇女殿下、そしてジェレミアが活躍しそう? はたして皇女殿下はルルーシュと共闘の立場になるのだろうか? 以下次号!
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