2013-02-24(Sun)
プリティーリズム ディアマイフューチャー #46 センター争奪!ライバルは友達?
私たち、親友だもんね!

本当のライバルとは? そして本当の友達とは?

アバンは久しぶりにMCタッキーが登場。あれ? こんなにかわいかったっけ?(笑。シンフォニアセレクションファイナル決勝に残った二人はいかにも仲良さげで、決戦への心境を訊かれても「どっちが勝っても恨みっこなし!」とにこやかに答えていました。ここでのみあの不自然とも思える優等生っぷり、そしていつもの名調子「みあがいっちばーん!」をやらかさない辺り妙な居心地の悪さを感じたのですが…それは後の練習風景を眺める他メンバー&ラブミックスの心証と同じだったようで、つまり軽い状況説明のようなアバンっからきっちり「二人の間の微妙な空気」を示していたのだなあと。

「勝負は心を鬼にした方が勝つんだよ!」
「友達同士でも勝負は別」
そんな二人にハッパを掛けまくるみなさん。ここで各チームのハッパの掛け方が微妙に違っていて面白かった。同チームと言えど勝負は別!とばかりに各々が勝つ気満々だったプリズミー、一方ヘイン一人に夢を託したピュリティ、予選時の各キャラの動き・心境にきちんとシンクロさせています。筋書きありきとはいえ試合当時「茶番」とか言ってスマンカッタ。特にソミンのセリフ――
「本当に判っているのですか?」
「グレイトフルシンフォニアでセンターになるとはどういう事か」
「夢を託された者の責任の重さを」
ピュリティだって各々がセンターを取りたかっただろうに諸々の経緯からヘイン一人に夢を託した、なのにその託した相手の「本気」が見えない現状に我慢がならないのでしょう。託した側からすれば夢を踏みにじられているのと同義ですから。これは闘志剥き出しでハッパを掛けるプリズミーにしても同じで、四人から選ばれたみあが腑抜けていては自分の負けの意味が無くなってしまう。私たちを倒して行くのだから優勝しないと承知しないわよ!的な。つまり決勝戦はみあvsヘインという単純な図式ではなく敗退者全員の思いを各々背負ったある意味チーム戦で、だから「友達」を言い訳に茶を濁す訳にはいかない。
その重さに先に気付いたのは生真面目ヘインでした。経緯からして「夢を託された」事が明らかで、またソミンの直球な言葉が突き刺さったという事もあるでしょう。練習後のみあとの電話にて話を合わせながらも沈みがちな口調&表情を見せ、ベンチに一人座る様子は「別離」を覚悟した寂しさを窺わせますね。右の空席ベンチが地味に効きます。

翌日の練習リンクにヘインは来ず、伝言を聞いたみあは一瞬ポカーンとしながらも作り笑顔でリンクへ。一方城之内リンク(久しぶり?)のヘインもみあの様子を聞いて同様の挙動を見せ…「友情or勝負」の葛藤ゆえにお互い腫れ物に触るような絶妙な距離感、何だか地味にチクチク効くシーンでした。
「別々に練習したいなら直接私に言ってくれればいいのに」
そして夕暮れの邂逅シーンは全力で辛い。妙によそよそしい会話、上滑りな会話から別れ際のみあのセリフを口火に二人の距離が見る間に広がっていく。
「ライバルで友達って難しいよね…」
「だったらライバルやめる? それとも…友達やめるの?」
背負った思いの大きさ、勝ちたい気持ち、互いの友情などなど、いろいろな感情がごちゃまぜになったすれ違いの結果は涙の決別でした。目を合わさず交わされた会話から作り笑顔で立ち去り涙するみあ、ここでヘインにもの申さないのはみあ自身も「友情or勝負」の葛藤に悩んでいるからでしょう。追いつめられてるヘインは「勝負」を選び、みあはそれを受け入れ、しかし二人共ココロの奥底の軋みに溢れる涙が止まらない。

明けて翌日、練習に来ない二人を心配するみなさん。今回はラブミックスの二人が妙に大人でしたね。いつの間にそんな達観ポジションに? というかラブミックス(特にヨンファ)とは何だったのか。
ともあれ練習をエスケープした二人は各々が過去を思い出して感情の整理へ。ヘインが思い出したのはみあとの出会い。プリズムショーの本をきっかけに仲良くなった二人は将来の夢を語り、すると悪ガキたちが本を取り上げてプリズムショーを小馬鹿にしまくり…本の表紙を飾るのはそなた? 阿世知社長のウインドビレッジ懐かしい(笑
悪ガキたちにみあはプリズムショーの素晴らしさを叫び、取り戻した本をヘインに返す。この回想にヘインはソミンの言葉を重ね「夢を託される」事の喜びを思い出し葛藤を振り切ります。

一方みあは「秘密の木」の下での出来事を思い出していました。ヘインが描いてきた絵を「一番争い」で破ってしまった幼い日、しかしみあはこの回想にかりんの言葉を重ね「勝利への貪欲さ」を思い出して振っ切りました。
しかしこれでは各々チームの考え方を再確認しているだけで、肝心の「ライバル関係と友情の両立」には到達していません。言ってみれば「相手に勝つ事」の罪悪感・遠慮が無くなったという段階。

その最終章は「秘密の木」のプリズムアクトで描かれます。破ってしまった絵の替わりにみあが描いた絵は「プリズムスターのヘイン」、そしてタイムカプセルに収められたもう1枚の絵はヘインが描いた「みあ、一番になったね。おめでとう」…自分の勝利と同等に相手の勝利をも心から祝福・尊重できる関係、言い換えれば「自分が負けた時、相手に対しどう振る舞えるか?」が「ライバル関係と友情の両立」の鍵であり、二人は幼い頃にその答えを出していた。勝っても負けても相手への友情は変わらない、アクトにてその気持ちを蘇らせた二人はもう大丈夫でしょう。

というわけでアクト以外のプリズムショーあれこれ。まずはMCのせれのんの色っぽさに笑った。笑っちゃダメです。いやお笑い芸人だから笑っていいのか。デュオで始まった決勝曲は「Life is Just a Miracle ~生きてるって素晴らしい~」、せっかく珍しいデュオでしかも決勝戦だけに新曲来る?と僅かに期待していましたがあっさり空振り。しかしこの衣装のツーショットは各々が主張しすぎて正直少々微妙かもしれない。画面二分割の情熱&星空のシンフォニアは使い回しを逆手に取ったシンメトリーの絵面が意外と綺麗、でもこれ客席からはどう見えているのだろう?
終了後のファンコール勝負はあまりの拮抗に両者ポイント入らず(入れられず)ドロー。ファンコールの代わりに両者へ万雷の拍手・歓声という結果は悪くなかったと思います。まあぴったり同ポイントでドローよりこっちの方が潔いというか納得しやすいかも。

第44話ラストにて衝撃の展開きた!? と思いきや意外とあっさり語られた純さんの出自。欽太郎絡みでもミョンジャ絡みでもない、結果的には「通りすがりの孤児」というオチにはどうリアクションしていいのかわかりません。さすがにこれは予想外の外でした(悪い意味で。結局純さんの背景は本筋と無関係で、単に大映ドラマ的エッセンス以上では無さげ?
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

本当のライバルとは? そして本当の友達とは?

アバンは久しぶりにMCタッキーが登場。あれ? こんなにかわいかったっけ?(笑。シンフォニアセレクションファイナル決勝に残った二人はいかにも仲良さげで、決戦への心境を訊かれても「どっちが勝っても恨みっこなし!」とにこやかに答えていました。ここでのみあの不自然とも思える優等生っぷり、そしていつもの名調子「みあがいっちばーん!」をやらかさない辺り妙な居心地の悪さを感じたのですが…それは後の練習風景を眺める他メンバー&ラブミックスの心証と同じだったようで、つまり軽い状況説明のようなアバンっからきっちり「二人の間の微妙な空気」を示していたのだなあと。

「勝負は心を鬼にした方が勝つんだよ!」
「友達同士でも勝負は別」
そんな二人にハッパを掛けまくるみなさん。ここで各チームのハッパの掛け方が微妙に違っていて面白かった。同チームと言えど勝負は別!とばかりに各々が勝つ気満々だったプリズミー、一方ヘイン一人に夢を託したピュリティ、予選時の各キャラの動き・心境にきちんとシンクロさせています。筋書きありきとはいえ試合当時「茶番」とか言ってスマンカッタ。特にソミンのセリフ――
「本当に判っているのですか?」
「グレイトフルシンフォニアでセンターになるとはどういう事か」
「夢を託された者の責任の重さを」
ピュリティだって各々がセンターを取りたかっただろうに諸々の経緯からヘイン一人に夢を託した、なのにその託した相手の「本気」が見えない現状に我慢がならないのでしょう。託した側からすれば夢を踏みにじられているのと同義ですから。これは闘志剥き出しでハッパを掛けるプリズミーにしても同じで、四人から選ばれたみあが腑抜けていては自分の負けの意味が無くなってしまう。私たちを倒して行くのだから優勝しないと承知しないわよ!的な。つまり決勝戦はみあvsヘインという単純な図式ではなく敗退者全員の思いを各々背負ったある意味チーム戦で、だから「友達」を言い訳に茶を濁す訳にはいかない。
その重さに先に気付いたのは生真面目ヘインでした。経緯からして「夢を託された」事が明らかで、またソミンの直球な言葉が突き刺さったという事もあるでしょう。練習後のみあとの電話にて話を合わせながらも沈みがちな口調&表情を見せ、ベンチに一人座る様子は「別離」を覚悟した寂しさを窺わせますね。右の空席ベンチが地味に効きます。

翌日の練習リンクにヘインは来ず、伝言を聞いたみあは一瞬ポカーンとしながらも作り笑顔でリンクへ。一方城之内リンク(久しぶり?)のヘインもみあの様子を聞いて同様の挙動を見せ…「友情or勝負」の葛藤ゆえにお互い腫れ物に触るような絶妙な距離感、何だか地味にチクチク効くシーンでした。
「別々に練習したいなら直接私に言ってくれればいいのに」
そして夕暮れの邂逅シーンは全力で辛い。妙によそよそしい会話、上滑りな会話から別れ際のみあのセリフを口火に二人の距離が見る間に広がっていく。
「ライバルで友達って難しいよね…」
「だったらライバルやめる? それとも…友達やめるの?」
背負った思いの大きさ、勝ちたい気持ち、互いの友情などなど、いろいろな感情がごちゃまぜになったすれ違いの結果は涙の決別でした。目を合わさず交わされた会話から作り笑顔で立ち去り涙するみあ、ここでヘインにもの申さないのはみあ自身も「友情or勝負」の葛藤に悩んでいるからでしょう。追いつめられてるヘインは「勝負」を選び、みあはそれを受け入れ、しかし二人共ココロの奥底の軋みに溢れる涙が止まらない。

明けて翌日、練習に来ない二人を心配するみなさん。今回はラブミックスの二人が妙に大人でしたね。いつの間にそんな達観ポジションに? というかラブミックス(特にヨンファ)とは何だったのか。
ともあれ練習をエスケープした二人は各々が過去を思い出して感情の整理へ。ヘインが思い出したのはみあとの出会い。プリズムショーの本をきっかけに仲良くなった二人は将来の夢を語り、すると悪ガキたちが本を取り上げてプリズムショーを小馬鹿にしまくり…本の表紙を飾るのはそなた? 阿世知社長のウインドビレッジ懐かしい(笑
悪ガキたちにみあはプリズムショーの素晴らしさを叫び、取り戻した本をヘインに返す。この回想にヘインはソミンの言葉を重ね「夢を託される」事の喜びを思い出し葛藤を振り切ります。

一方みあは「秘密の木」の下での出来事を思い出していました。ヘインが描いてきた絵を「一番争い」で破ってしまった幼い日、しかしみあはこの回想にかりんの言葉を重ね「勝利への貪欲さ」を思い出して振っ切りました。
しかしこれでは各々チームの考え方を再確認しているだけで、肝心の「ライバル関係と友情の両立」には到達していません。言ってみれば「相手に勝つ事」の罪悪感・遠慮が無くなったという段階。

その最終章は「秘密の木」のプリズムアクトで描かれます。破ってしまった絵の替わりにみあが描いた絵は「プリズムスターのヘイン」、そしてタイムカプセルに収められたもう1枚の絵はヘインが描いた「みあ、一番になったね。おめでとう」…自分の勝利と同等に相手の勝利をも心から祝福・尊重できる関係、言い換えれば「自分が負けた時、相手に対しどう振る舞えるか?」が「ライバル関係と友情の両立」の鍵であり、二人は幼い頃にその答えを出していた。勝っても負けても相手への友情は変わらない、アクトにてその気持ちを蘇らせた二人はもう大丈夫でしょう。

というわけでアクト以外のプリズムショーあれこれ。まずはMCのせれのんの色っぽさに笑った。笑っちゃダメです。いやお笑い芸人だから笑っていいのか。デュオで始まった決勝曲は「Life is Just a Miracle ~生きてるって素晴らしい~」、せっかく珍しいデュオでしかも決勝戦だけに新曲来る?と僅かに期待していましたがあっさり空振り。しかしこの衣装のツーショットは各々が主張しすぎて正直少々微妙かもしれない。画面二分割の情熱&星空のシンフォニアは使い回しを逆手に取ったシンメトリーの絵面が意外と綺麗、でもこれ客席からはどう見えているのだろう?
終了後のファンコール勝負はあまりの拮抗に両者ポイント入らず(入れられず)ドロー。ファンコールの代わりに両者へ万雷の拍手・歓声という結果は悪くなかったと思います。まあぴったり同ポイントでドローよりこっちの方が潔いというか納得しやすいかも。

第44話ラストにて衝撃の展開きた!? と思いきや意外とあっさり語られた純さんの出自。欽太郎絡みでもミョンジャ絡みでもない、結果的には「通りすがりの孤児」というオチにはどうリアクションしていいのかわかりません。さすがにこれは予想外の外でした(悪い意味で。結局純さんの背景は本筋と無関係で、単に大映ドラマ的エッセンス以上では無さげ?
- 関連記事
-
- プリティーリズム ディアマイフューチャー #48 開演!グレイトフルシンフォニア
- プリティーリズム ディアマイフューチャー #47 ワガママみあ 前代未聞のドタキャン騒動
- プリティーリズム ディアマイフューチャー #46 センター争奪!ライバルは友達?
- プリティーリズム ディアマイフューチャー #45 星空のプレリュード
- プリティーリズム ディアマイフューチャー #44 情熱レボリューション
スポンサーサイト
↓記事が役立ったら一票どうぞ。
