2013-03-17(Sun)

プリティーリズム ディアマイフューチャー #49 失われる明日

みあ、がんばれ。本当の一番に絶対なって…。

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急展開のグレイトフルシンフォニア第三楽章でした。

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時計の針を止め、美しい時間を永遠に続けよう。
明日の光も未来も要らない。
人々は歩みを止め、瞳を閉じた世界は安らかな静寂に包まれる。

まずは前回引きにて意味深に手渡された「死神の置き土産」、欽太郎が考えたグレイトフルシンフォニアの結末が明らかになりました。その図は蝶の羽根を纏った妖精たちがまさに百舌の速贄のように串刺しとなり、なるほど欽太郎の構想どおり「美しいまま時間が止まっている」状態です。

デザイナーとして一世を風靡し賞賛を集めた日々。しかし欽太郎は次第に挫折を繰り返し、美しかったものが醜く変わっていく経緯も見続け、やがて未来に絶望した。作品テーマ的には「無限の未来へ羽ばたく時の輝き」こそ美しいのだけれど、現実ではその時の輝きが人生のピークだったりして、ならばその美しき時間を真空パックして…と考えるのもおっさん的には判らんでもありません。人生良い事ばっかりじゃないからなあ。まあこの対比(アンチテーゼ)はこのテのストーリー定番の物語構造で、人生悟ってバックギア全開のおっさんを若者パワーでひっくり返してみんなハピラキ! ってのがお約束っちゃあお約束。

ただ本作の場合その試金石たる「グレイトフルシンフォニア」が前評判ほど崇高なものでもなく、また欽太郎の転落経緯(思考変化)がイマイチはっきりしないため正負共に感情移入し難く(見た目も普通のおっさんですし)、さらに阿世知家のお家騒動も絡まって…要するにこの終盤の大ヤマ場だってのにほとんどカタルシスを得られず、それどころかシュールギャグにすら見えてしまうのはじつに残念だったり。降って湧いたような「プリズムショー界の崩壊」も業界への逆恨み程度にしか見えませんし。

さてまたしてもマクラが長くなった所でここから巻きで。ほどなく始まった第三楽章「羽ばたきのシンフォニア」は旅人姿のライバル男もとい元ライバル男による導きから。デザイナーなのに出番多いな(笑。ぽろりと落とした思い出の涙はやがて海に変わり海属性のチェギョンが登場、懐かしの「チェキラブ」に乗って海中総集編がスタートしました。シャッフルチームがどれだけ友情強化に役立ったかイマイチ不明なれど話の作りとしては一番面白かった。やはり1話で扱えるキャラは3人程度がちょうど良いのだなあとつくづく感じたシャッフル編、キャラのエピソードとして印象に残っているのも件の3クール目がほとんどかも。

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続いて空属性のソミンが登場しピンクイルカ先生に乗って空へ、すると大地属性のシユンが百獣の王にまたがって海面を駆け抜け、海に滝が現れるとモーゼの奇跡で大陸へ…と思ったらジェウン登場と共に海に戻っていたりいろいろシュールすぎる集合シーンの後「しゅわしゅわ」スタート。そして久々のプリズムアクト「ナイトフラワーフィーバー」、無数に開く友情の花火(光)によって二人を後押しの流れはなかなか綺麗でした。

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ピュリティの出番が終わると次はもちろんプリズミー、こちらもまた友情の力によってみあ&ヘインを「宇宙の果て」へ誘い…重ねた手がピカッと光るとこれまた久しぶりのプリズムアクト「ミラクルアイドルウェイクアップ」が発動し、ステージ代わりのCDに乗ったみなさんは天空の彼方へゴー!

「この勢いでちゃえちゃえ行っちゃえ-!」

COSMOsのキメゼリフで勢いづくみあ、しかし突然乱入してきた欽太郎によって行く手を阻まれてしまいます。先の三角関係清算のデザイナー男二人もそうだけれど、プリズムスター以外の方々も結構自由にアクトに割り込めるのだな(笑

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「こんなの台本に無いわ!」
「阿世知欽太郎かっ!」

やはりブエノスアイレス市中の男は欽太郎本人でした。よく似た影武者とか双子の弟(笑)とかギミック無しの直球勝負、ついこないだまでほとんど死の床状態だったのにこの短期間で宇宙へ進出するほど元気になられてなにより(笑。突然現れた巨大欽太郎による熱風攻撃に押し戻されるみなさん、するとプリズミーの三人はみあ&ヘインをカプセルに包んで守り、後ろから全力で押し…「νガンダムは伊達じゃない!」のセリフが頭をよぎったのは私だけではあるまい(笑。宇宙の果てへプリズミーが押し出してやる!

自己犠牲による後押しを必死に止めるみあと、みあを送り出すため決して諦めない止めない三人。いつも一人で突っ走っていたみあはこの一年で大きく変わり、変わったみあに助けられたみんなもまた変わった。まあその辺の変化過程が本編で上手く描かれていたか?と問われれば正直微妙な所だけれども、保護カプセルを境に互いを思い合うシーンはなかなか熱かったと思います。ピアピア繋がりかかりんはヘインへみあを託し、その意志を受け取り黙って頷くヘインも良かった。

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「みあ、ありがとう」

そしてついに妨害を突き破った瞬間 力尽きて落ちていく。良くも悪くも凄い演出です。これは第45話にて描かれた「みんなの思いを一人に託す」エピソードのプリズミー編とでも申しましょうか、それだけに「思いを託される重み」を知っているヘインはみんなを追って泣き叫ぶみあの手を取り引っ張って行く。しかしみあはみんなを傷つけた事を苦に「明日への扉」を前に立ち止まってしまう…いつの間にかメンタル強度が逆転しているのは経験値の差か。

などとなかなかエキサイティングな展開を見せる第三楽章ですが、欽太郎介入の結果である宇宙の光をして「友情の光」とおばちゃんたちが評価している辺りこれら顛末が全て「台本どおり」と考えると少々空しい。逆に欽太郎の妨害が無かったら「友情の光」も発せられないだろうし、いったいどこまで台本なのかよう判らないステージです。

「やっと気付いたか」

というわけで巨大欽太郎が再び介入。自由だなあ。

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全世界生中継のオーロラビジョン(文字通り)に大写しの欽太郎はなかなかシュールというか普通に怖い(笑。そこからビリビリ攻撃でみあ&ヘインの自由を奪い…リメイクした所で元々のデザインは欽太郎であり、だから服に込められた怨念を消せるはずが無い、という理屈はトンデモな映像ながら妙に納得してしまった。

そして「私たちのグレイトフルシンフォニア」は無残にも破壊され、次の瞬間欽太郎が見せた「真実」とはまさに冒頭で示された絶望の世界そのものでありました。あいらが! りずむみおんが! さらにピュリティ、せれのんK、プリズミーの面々、さらにラブミックスまで…せれのんKとラブミックスはシンフォニア着てないのに! それはともかくこの凄惨な画面とノリノリ指パッチンの温度差が凄い。まあこのノリこそがDMFの持ち味とは思うのだけれど、ここまで来ると一周回って欽太郎の狂気が上回って笑うに笑えん。千葉さん一人で全部持ってっちゃった感じ。

CGステージの総集編と思ったらアクシズが地球に落ちそうになって、ふと気付いたらポール牧の独演会だったというエキサイティングな第三楽章でした。ここからどうすんだろ。

     

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プリティーリズム・ディアマイフューチャー「第49話 失われる明日」/ブログのエントリ

プリティーリズム・ディアマイフューチャー「第49話 失われる明日」に関するブログのエントリページです。

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No title

今回は、欽太郎さんのターンでしたねえ。悪意が支配するプリズムショーを見るのは楽しいものではありませんね。もちろん美しくもないし
1期との比較になっちゃうけど、この話は悪役がいなくても機能すると思うんです。百歩譲ってあえて悪役を出して、上演中のプリズムショーに介入・支配させるならば、視聴者は、その悪に対する理解が必要だと思うんです。正直、欽太郎さんを理解するにはここまでの材料が不足してると思います
みあについては、グレイトフルシンフォニアが、プリズムショーが、誰かの犠牲によって達成されるという展開自体が想定外なのですから、自分を責める必要は無い気がします。最初からそういう覚悟が必要なものだったら、また色々違うんでしょうが
あと、物語の展開以上に、ケイ達を含めた言葉だけが先行してる感じがするのも、グレイトフルシンフォニアの特徴でしょうか。1期のクライマックスは、単純に見てるだけで凄さが伝わってきましたが、ここまではそういう感じじゃないですね
悪役にしろ展開にしろ言葉にしろ、色んな意味で視聴者置いてきぼりな感じがしました
※このレビューは、まだ未分類に属してるみたいです

No title

一応、ショウさん元プリズムスタァですし…。
欽太郎の指パッチンは凄くGロボでしたね。
シリアスでもパロを忘れない(笑)

産!業!革!命!

唖世知欽太郎はバルバエキスを飲んで巨大化した!だがそれは自らの命をも縮めるまさに最後の手段なのだ!!

戦隊でお決まりといえば巨大化

諦めが悪いね

勝手に書いてもいいですか?

えっとずいぶん前にコメントした
オーロラです★
子どもっていったら思い出すかもです

勝手に感想書いてもいいですか?
といいながらですが書いちゃいます


ついていけないっていうか…オーロラドリームの頃と違って、子ども向けになっちゃったっていうかお金が欲しい
アニメって感じになっちやって

確かに良いこといってるんだけどなんか先生みたいな…

良いこと言ってるのに分からないからそれが上滑りしてて、オーロラドリームの時はそうじゃなかったのにって思ってしまいます。

愚痴見たいになっちやうけど、オーロラドリームは先生みたいなこと言ってたけど先生より全然そう思えるもので… それを求めるとディアマイフューチャーにはそう思えないとこが出てきちゃって…


私は見事に対象年齢にマッチングしちゃってルけどなんかオーロラドリームを求めちゃう

やっぱり今でもオーロラドリームを一話から最終話まで時間があるときは見てる

嫌なことがあったら見る!
悲しいことがあったら見る!
嬉しいことがあったら見る!

いつでも見てる

今でも気付いたら口ずさんでるのはココロ充電!です★


あの見てくれたら教えて欲しいです
やっぱりオーロラドリームの方が良かったですか?

主さんのすきなアニメに順位をつけたらオーロラドリームは何位ぐらいですか?

急にスミマセンでした

れすれす

>通りすがりさん
「未分類」は修正しました。ご指摘ありがとうございます。

> 欽太郎さんを理解するにはここまでの材料が不足してると思います
まさにおっしゃるとおりで、このポイントさえきちんと押さえてあればグレイトフルシンフォニア乗っ取り騒動も相当盛り上がったでしょう。欽太郎が何故ここまで…という事が視聴者的に理解できないためどうにも唐突でトンチンカンな展開に見えてしまう。月影先生も煽るだけ煽って肝心な所は何も教えてくれませんし(笑。演ずるメインキャラたちも勝手に盛り上がっている感じで、視聴者として感情移入先が無く、画面上の盛り上がりに比べてどうにも宙ぶらりんな感じ。

>通りすがりさん
ショウさんは確かに…すぽーんと忘れていました(笑

>一輝さん
そこでまさかまさかのチェギョンロボがオーロラプリズム返しでフィニッシュ!?

>オーロラさん
オーロラさんの素直な感想は心が洗われます。ディアマイフューチャーとオーロラドリームの違いを理屈抜きで感じ取れている、その感性を大切にしてください。というかきちんと作られたドラマはきちんと伝わり、終わって1年経ったのにまだ愛してもらえているのだなあと…私は関係者じゃありませんが凄く嬉しいです。もちろん私もオーロラドリーム大好きですよ。ちなみに好きなアニメに順位を付けられない人なのでごめんなさい。
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