2013-03-23(Sat)
ビビッドレッド・オペレーション #11 つたえたい想い
もう一度れいちゃんに会いたい!

そして衝撃の急展開へ。

「4人共最初っからグルだったのね!」
前回ラストで突然の正体バレに非常に気まずい二人の所へ他メンツが降りたって気まずさMAXの幕開け、まあいろいろ思う所はありますがれい視点でこの状況は確かにパニック状態に陥りそうな。
Aパート冒頭はまず隔離施設に拘束されたれいの身体検査結果をつらつらと。示現エンジン暴走による世界絶滅はイヤミカラスの洗脳(イメージ)ではないか?とか、あの絶滅は地球の未来図でれいはその時代からの使者ではないか?とかいろいろ考えましたが、身体検査の結果によるとどうやら本物の異世界人だったようです。世界エネルギーの命綱である示現エンジンを破壊しようと企てる超A級テロリストを捕まえてみれば正体不明の異世界人だった…となればそこらの小娘が面会できるはずもなく、つまり誤解を払拭する機会すら与えられないままれいとは永遠のお別れ。
さすがにこれは辛い…とは思うのだけれど、正体バレ以降の流れがれい視点に偏りすぎ、アローンを変化させていた犯人を知ったあかね(その他メンツも含め)の感情描写が「誤解を解きたい(れいちゃんと友達になりたい)」一辺倒になっていたのは少々違和感を覚えます。あかねはああいう性格だから良しとして、国防以前の内輪局所で考えてもあかねを墜落死寸前まで追い込んだ相手に対し他メンツ(特にあおい)は何か思う事は無いのだろうか? 尺さえ許せばこれだけで1話作れるくらいの葛藤があるでしょうに。

教官殿の計らいかビビッドチームは立ち入り禁止のれいの部屋へ。ピースケ放流後の籠台が寂しさを強調しています。それはそうとこれはテーブルが小さいのか椅子がデカいのか(笑。窓から臨む示現エンジンを前にれいとのあれこれを話すみなさん。あおいはあかね入院中の会話を、ひまわりはヘアピン騒動での会話を思い出し…わかばだけ個別の接触が無いのでクラス委員の責任がどうこうと少々苦しい、というかクラス委員なんて設定すっかり忘れてた(笑
一方防衛軍基地ではれいの秘密が次々と明らかに。軍のお偉いさん(?)は「れい=異世界人」説を全力否定してましたが、この方たちは毎度毎度現れるアローンについてどう認識していたのだろう。そもそも目の前でふよふよ浮いてご高説中のしゃべるぬいぐるみに真顔でツッコんでいる絵面自体がシュールギャグっぽい。またれいがアローンのビーコン役だった事を伝えられた途端に「処分しろ!」と思考がショートしているのも笑った。お偉いさんが無能なのはこのテの作品のお約束とはいえほとんどコメディを見ている気分です。

先のままれいの部屋にて朝チュンのみなさん…まあこの時間で各々前述の葛藤に悩んでいたと考えれば良いか。剥き出しの脚を抱えて一晩考えても結局答えなど出せず、ならば話を聞きに行きましょう! って事で変身してゴー!
パレットスーツフル加速のみなさんはじきにレーダーに捕捉され、すると教官殿がオペレータ嬢を独断で制止。結局この司令部突撃自体カワウソ博士の計略だったのでウヤムヤになるだろうけれど、これってもの凄い軍規違反ですよね。面会希望については即断で断ち切ったのに突撃は許すというよう判らん判断基準です。

さてUDF司令部にカチ込んだみなさんは有無を言わさぬ勢いでれいの所へガッ飛んで行きます。警備兵相手にコライダーを展開してぶっ飛ばし、お約束の閉まりかけ扉すり抜けは…これどう見ても間に合ってないだろ!(笑。そしてこれまたお約束の「ここは任せて!」から一人ガッ飛んで行くあかね、最下層の特殊隔離施設と言う割に意外とあっさり到着し、隔てるドアをラングで一閃ぶっ飛ばして感動のご対面!
「わざわざ私を笑いに来たの?」
この状況での第一声がこれってのも凄い。しかしあかねは隔離ガラスを破ろうとラングを振り回し…遮蔽扉は一閃を突き破ったラングを全力で振り当ててもキズ一つ付かない遮蔽ガラスおそるべし。これってアローンの外装より頑丈なんじゃ?(笑
「初めて会ったときからビビッと来たんだもん!」
電撃に阻まれても床に打ち付けられても諦めずに遮蔽ガラスを叩き続けるあかね。その心の叫びにれいも次第に表情を変えていきます。

ついにガラス檻を破り力尽きて倒れたあかねを抱き留めるれい。このシーンはストップモーションを意識した演出と判りながらも紙芝居っぽく見えてしまって少々残念。そしてお互い顔を見合わせ…とここだけ見るといい話っぽいのだけれど、至る過程含めて状況があまりにアレな上に、全てカワウソ博士のプロデュースと思うと何というか見ていて空しい。カワウソ博士については大概外道だと思っていましたが、「友達に会いたい」一心で泣き叫びながら必死にラングを振り回している孫娘を黙って眺め、その後ニヤニヤしながら出てきた今回ばかりはフォローのしようがありません。
「アローンを操る少女はこのテスト最大のトラップ」
ほどなく到着した他3名は呆れ顔から笑顔の交換でれいもナニゲに心を開き始め…精神的に追いつめられた挙げ句の誤解はドッキングでもしない限りそうそう解けないだろう?と思っていたけどこれで落ち? れいもちょろいな(笑。てな所へイヤミカラスが登場して説明の始まり始まり。れいの立場や目的、続いて語られたテストの判定ラインは「れいを殺したら失格」というもので、れいはテストのトラップでした。つまりそのトラップを上手く避けた、処分を逸るお偉いさんを制した事はカワウソ博士の好判断でしたが…その根拠が「友情」ってのは少々ムリヤリな感じ。さらにれいのビーコン機能も無くせるとかあまりのご都合についつい笑ってしまいました。ここまで凄いシナリオはなかなかお目にかかれないかも。

「こやつ、狂っておるのか!」
そしてイヤミカラスの逆ギレから今回のハイライト、というかこのラストを見たら細かい事などもうどうでも(笑。れいがアローン化しての最終決戦は朧気に予想していましたが、まさかカラスに食われて巨大化するとは想像外の外。こうして単なる代弁者だったはずのイヤミカラスに全てをおっ被せ、この仇敵を友情パワーで征伐し、取り込まれたれいを助け出して大団円? カラスアローンの腹の中から友情の光の矢をぶっ放して…という展開もありそう。残り3本の矢をどう生かすか。例によって「彼ら」についてはボカされたまま終わりそうな予感。
いろんな既視感に包まれつつ次回最終回です。
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そして衝撃の急展開へ。

「4人共最初っからグルだったのね!」
前回ラストで突然の正体バレに非常に気まずい二人の所へ他メンツが降りたって気まずさMAXの幕開け、まあいろいろ思う所はありますがれい視点でこの状況は確かにパニック状態に陥りそうな。
Aパート冒頭はまず隔離施設に拘束されたれいの身体検査結果をつらつらと。示現エンジン暴走による世界絶滅はイヤミカラスの洗脳(イメージ)ではないか?とか、あの絶滅は地球の未来図でれいはその時代からの使者ではないか?とかいろいろ考えましたが、身体検査の結果によるとどうやら本物の異世界人だったようです。世界エネルギーの命綱である示現エンジンを破壊しようと企てる超A級テロリストを捕まえてみれば正体不明の異世界人だった…となればそこらの小娘が面会できるはずもなく、つまり誤解を払拭する機会すら与えられないままれいとは永遠のお別れ。
さすがにこれは辛い…とは思うのだけれど、正体バレ以降の流れがれい視点に偏りすぎ、アローンを変化させていた犯人を知ったあかね(その他メンツも含め)の感情描写が「誤解を解きたい(れいちゃんと友達になりたい)」一辺倒になっていたのは少々違和感を覚えます。あかねはああいう性格だから良しとして、国防以前の内輪局所で考えてもあかねを墜落死寸前まで追い込んだ相手に対し他メンツ(特にあおい)は何か思う事は無いのだろうか? 尺さえ許せばこれだけで1話作れるくらいの葛藤があるでしょうに。

教官殿の計らいかビビッドチームは立ち入り禁止のれいの部屋へ。ピースケ放流後の籠台が寂しさを強調しています。それはそうとこれはテーブルが小さいのか椅子がデカいのか(笑。窓から臨む示現エンジンを前にれいとのあれこれを話すみなさん。あおいはあかね入院中の会話を、ひまわりはヘアピン騒動での会話を思い出し…わかばだけ個別の接触が無いのでクラス委員の責任がどうこうと少々苦しい、というかクラス委員なんて設定すっかり忘れてた(笑
一方防衛軍基地ではれいの秘密が次々と明らかに。軍のお偉いさん(?)は「れい=異世界人」説を全力否定してましたが、この方たちは毎度毎度現れるアローンについてどう認識していたのだろう。そもそも目の前でふよふよ浮いてご高説中のしゃべるぬいぐるみに真顔でツッコんでいる絵面自体がシュールギャグっぽい。またれいがアローンのビーコン役だった事を伝えられた途端に「処分しろ!」と思考がショートしているのも笑った。お偉いさんが無能なのはこのテの作品のお約束とはいえほとんどコメディを見ている気分です。

先のままれいの部屋にて朝チュンのみなさん…まあこの時間で各々前述の葛藤に悩んでいたと考えれば良いか。剥き出しの脚を抱えて一晩考えても結局答えなど出せず、ならば話を聞きに行きましょう! って事で変身してゴー!
パレットスーツフル加速のみなさんはじきにレーダーに捕捉され、すると教官殿がオペレータ嬢を独断で制止。結局この司令部突撃自体カワウソ博士の計略だったのでウヤムヤになるだろうけれど、これってもの凄い軍規違反ですよね。面会希望については即断で断ち切ったのに突撃は許すというよう判らん判断基準です。

さてUDF司令部にカチ込んだみなさんは有無を言わさぬ勢いでれいの所へガッ飛んで行きます。警備兵相手にコライダーを展開してぶっ飛ばし、お約束の閉まりかけ扉すり抜けは…これどう見ても間に合ってないだろ!(笑。そしてこれまたお約束の「ここは任せて!」から一人ガッ飛んで行くあかね、最下層の特殊隔離施設と言う割に意外とあっさり到着し、隔てるドアをラングで一閃ぶっ飛ばして感動のご対面!
「わざわざ私を笑いに来たの?」
この状況での第一声がこれってのも凄い。しかしあかねは隔離ガラスを破ろうとラングを振り回し…遮蔽扉は一閃を突き破ったラングを全力で振り当ててもキズ一つ付かない遮蔽ガラスおそるべし。これってアローンの外装より頑丈なんじゃ?(笑
「初めて会ったときからビビッと来たんだもん!」
電撃に阻まれても床に打ち付けられても諦めずに遮蔽ガラスを叩き続けるあかね。その心の叫びにれいも次第に表情を変えていきます。

ついにガラス檻を破り力尽きて倒れたあかねを抱き留めるれい。このシーンはストップモーションを意識した演出と判りながらも紙芝居っぽく見えてしまって少々残念。そしてお互い顔を見合わせ…とここだけ見るといい話っぽいのだけれど、至る過程含めて状況があまりにアレな上に、全てカワウソ博士のプロデュースと思うと何というか見ていて空しい。カワウソ博士については大概外道だと思っていましたが、「友達に会いたい」一心で泣き叫びながら必死にラングを振り回している孫娘を黙って眺め、その後ニヤニヤしながら出てきた今回ばかりはフォローのしようがありません。
「アローンを操る少女はこのテスト最大のトラップ」
ほどなく到着した他3名は呆れ顔から笑顔の交換でれいもナニゲに心を開き始め…精神的に追いつめられた挙げ句の誤解はドッキングでもしない限りそうそう解けないだろう?と思っていたけどこれで落ち? れいもちょろいな(笑。てな所へイヤミカラスが登場して説明の始まり始まり。れいの立場や目的、続いて語られたテストの判定ラインは「れいを殺したら失格」というもので、れいはテストのトラップでした。つまりそのトラップを上手く避けた、処分を逸るお偉いさんを制した事はカワウソ博士の好判断でしたが…その根拠が「友情」ってのは少々ムリヤリな感じ。さらにれいのビーコン機能も無くせるとかあまりのご都合についつい笑ってしまいました。ここまで凄いシナリオはなかなかお目にかかれないかも。

「こやつ、狂っておるのか!」
そしてイヤミカラスの逆ギレから今回のハイライト、というかこのラストを見たら細かい事などもうどうでも(笑。れいがアローン化しての最終決戦は朧気に予想していましたが、まさかカラスに食われて巨大化するとは想像外の外。こうして単なる代弁者だったはずのイヤミカラスに全てをおっ被せ、この仇敵を友情パワーで征伐し、取り込まれたれいを助け出して大団円? カラスアローンの腹の中から友情の光の矢をぶっ放して…という展開もありそう。残り3本の矢をどう生かすか。例によって「彼ら」についてはボカされたまま終わりそうな予感。
いろんな既視感に包まれつつ次回最終回です。
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