2013-03-25(Mon)

ラブライブ! School idol project #12 ともだち

次々と襲いかかる学園祭ライブの波紋。

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「私スクールアイドルやめます」

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毎回恒例のノーテンキな「前回のラブライブ!」無しで始まった今回は雨中ライブでぶっ倒れた衝撃のラストの続きから。担がれていく穂乃果を見送りながら「続けられるわよね! まだ諦めたりしないわよね!」と叫ぶにこにーの本気も空しく、係る事態に観客は散り始め…見送るエリチカの無念の表情も辛い。しかしすげえ美人。

CM明けてAパートはみなさん揃って穂乃果のお見舞い、会話内容からして倒れた日から3~4日くらい経っていそう? 全力謝罪のエリチカへ母ちゃんが「昔からずーっとそう」と笑って返す辺り、前回雪穂が言ったとおり穂乃果のノーブレーキクラッシュは家族的にはイマサラなのでしょう。

さてベッドで迎えた穂乃果は思いの外元気そうで病人特権のプリンを食べまくり、てな様子に一同はとりあえず一安心。そしてやらかした埋め合わせを提案する穂乃果。ラブライブの選考締め切りまでの間に何かできないか?…てな所でまず最初の死刑宣告です。

「ラブライブには出場しません」

無理が祟ってメンバーが倒れた、しかも学園祭の真っ最中という失態はさすがに笑って済ませる話ではありません。結局メンバー話し合いの末μ'sはエントリーを取り下げ、ラブライブへの挑戦は断念という事になりました。なんですと! もちろん穂乃果の失態が何らかの影響を及ぼすとは思っていたものの、まさか番組タイトルのライブを辞退なんて。

いきなり辞退を聞かされた穂乃果も辛いだろうけど、布団の中から今だ張り切る穂乃果の話を聞いているみなさんもさぞかし辛かったでしょう。あのにこにーですらこの表情です。辞退宣言後 私が悪い私たちが悪いと庇い合う二年生組へ「全員の責任」と正論を語るエリチカ、とはいえやっぱり本人が一番判っているのだなあ。

廃校阻止のためスクールアイドルとなって学校を盛り上げる。そしていつしか手段が目的となり、穂乃果はラブライブ出場に関して廃校阻止以上の価値を見出していたはず。しかしその思いが少々強すぎ、いつもの調子で無理を重ねた結果取り返しの付かない事になってしまった。自分だけの事ならいざ知らずみんなの思いまで壊してしまった。これは辛い。

目的化した手段が結果的に目的へ通じてみんなハピラキ!というある意味王道な流れを予想していただけに、ここへ来てまさかいきなりハシゴを外されるとは思ってもみませんでした。

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判っていてもいざランキングから名前が消えているのを見るとキッツイキッツイ。みんなが帰った後 突き付けられた現実に一人嗚咽する穂乃果が辛すぎる。さてここからどう復活するか? がラストへの見どころかと思ったらこれはまだまだ序の口でした。うひい!

一方ことりは留学に向けて荷物を纏め中でした。結局あの手紙は釣り餌(笑)ではなくガチの留学案内だったのか。思い出のファーストライブ衣装を見上げてますます曇ることり。引き延ばせば引き延ばすほど言い出し難くなるのが判っていても言い出せないジレンマ、結局穂乃果を気遣いすぎて言い出すタイミングが掴めないまま最悪の事態を引き起こしてしまう。ああもう!

そんな騒動と無関係にラブライブ出場を決めた「A-RISE」。例のスクールアイドルショップの立て看板にA-RISEのポスターが上書きされるカットはココロが痛い痛い。今回はいろいろココロに突き刺さるシーンが多かったけれど、私的にはこのカットが一番効いたかもしれない。

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朝の登校風景にてLOVELIVE!のポスターに未練全開の穂乃果。ここでことりは例の件を言い出したいけれどさすがにこの状態の穂乃果には言えません。ああ辛い。てな所へ通りがかった三年生組は(手段はともかく)穂乃果を元気付け、空元気でも笑顔を取り戻した穂乃果にひとまず一安心。それはそうと穂乃果と並んだ希の横幅(以下スピリチュアル自重

その後の屋上練習でも穂乃果は明るさを取り戻し、それなりに学習成果を発揮し…あれほど全力全壊でノーブレーキだった子がメンバーの体調を気にするようになったとは! エリチカ曰く「周りが見えるようになった」との事で、穂乃果の成長を感じさせるシーンにしみじみとした私はまだまだ甘かった。やはり人間の性分などそう簡単には変わらないのだなあ。この時不在のことりを気にする穂乃果へ伏せ目で誤魔化す海未も辛い。知ってて黙っているのはさぞかし辛かろう。

「た、助けて…」

てな所へ息を切らせて飛び込んできた一年生組。今度はいったい何が!? と思ったら。

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「来年度入学者受付のお知らせ」

音ノ木坂学園は来年も新入生を採る。というわけで本作の最大懸念でありアイドル活動の根源である廃校問題があっさり片付いてしまいました。この決定にμ'sの活動がどれほど影響したのか判りませんが、ストーリー上のクライマックスになるはずの一大イベント(?)が張り紙一枚で片付いてしまって少々混乱。いいのかこれで。また廃校が撤回されたのはめでたいけれど、これはμ'sの存在意義に関わる事であり、つまり大義名分を失ったμ'sへの緩やかな死刑宣告と言えるかもしれません。ともあれ相変わらず曇り顔で通りかかったことりもこの快挙に笑顔を取り戻し…しかしその笑顔も長くは続きませんでした。ああ辛い。

校門にてお出迎えの亜里沙ちゃんとあれこれ話しながら話題は「次のライブ」へ。廃校が撤回され、ラブライブへの出場レースからも撤退した以上大急ぎで開催する必要も無くなり…やはりライブの話題が絡むと気まずいのかことりはサッサと離脱。あらあら。思えばここがラストチャンスだったのかも。信号の変わり際を見定めて駆け出す演出はことりの胸中を窺わせます。芸コマ。ここでようやくことりの異変に気付いた穂乃果、学園祭前からの異変に今まで気付いてあげられなかった。これまた辛い。

「決める前に穂乃果ちゃんに相談できてたら何て言ってくれたのかなあ?」

逃げ出したことりは待ち伏せの海未と合流してあれこれ。ベンチに座る二人を仕切る車止めがことりの動きの取れなさ・穂乃果に対する様々な感情を強調していますね。板挟みの海未も辛いところです。

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Bパート冒頭は学校存続を祝うにっこにっこにー! 続いて熱い演説を始めるにこにー部長を綺麗にスルーして乾杯のみなさんまでがテンプレです。あはは。テーブルに並んだ料理の一方で炊きあがった一升炊きを差し出す花陽の満面笑顔が眩しすぎ。どんだけ白飯が好きなのか(笑。卓を囲んで笑顔でお食事のみなさん、μ's活動についてしみじみ語るエリチカ、標準語混じりで返す希などなどいい雰囲気に包まれる部室。しかしその片隅に潜む一片の暗雲が部室を阿鼻叫喚の修羅場へと一変させます。

「じつは、突然ですがことりが留学する事になりました」

どうしても言い出せないことりに代わって立ち上がった海未による今回最大の死刑宣告。これがせめて本人からの告白だったら穂乃果の反応も少しは変わっただろうけれど後の祭りです。突然のお知らせに静まり返ったみなさんの中で穂乃果の表情だけ見せない演出が効いてるなあ…と思ったら本番はまだまだこれから。

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「どうして言ってくれなかったの?」

ゆらゆらと立ち上がった穂乃果は険しい表情でことりの前へ立ち…「海未ちゃんは知ってたんだ?」の一言で何も言えなくなってしまう海未も辛いなあ。この状況を穂乃果視点で考えると、ずっと一緒を誓った三人組で自分だけハブにされてた訳で、留学の秘密に加えてこれでは穂乃果の怒りゲージがレッドゾーンに達するのも判らん事はありません。そして縋るような目でことりに話し掛けるも外野からの声に怒りゲージはブーストされ、興奮が止まらない穂乃果は別れたくない気持ちを激しく叫ぶ。

一方ことりは「話せなかった訳」を涙目で語り、これまで抑えていた感情をついに爆発させ涙を散らして部室を出て行ってしまいます。この瞬間 穂乃果は自分の暴走に、またしても「周りが見えていなかった事」による失敗に気付いたのでしょう。そして海未から事の詳細を聞くと一方的に感情を押し付けてしまった自分の愚かさに立ち尽くす。これまで築いたあらゆる事が穂乃果の中で崩壊した瞬間でした。これは見ていて胃が痛い痛い。

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「私…何やってたんだろ?」

悲壮感あふるる謝罪メールを送り、暗い部屋で膝を抱えてA-RISEのライブパフォーマンスを見つめる穂乃果。夢中になりすぎてラブライブ出場をご破算にし、親友の異変にも気付かず、親友を傷付け、しかしどれだけ頑張ってもA-RISEみたいにはなれそうもない。立て続けの事件に気分がズンドコの状態でこれを見たらさすがの穂乃果も負のスパイラルに陥りそうではあります。

「明るくいきましょう。これが九人の最後のライブになるんだから」

引き続き落ち込みMAXの穂乃果を屋上に呼んでお別れライブのお話。せめて明るく送り出そうと笑顔で話すみなさんに対し穂乃果はがっつり沈んだまま。エリチカの「九人の最後のライブ」にもちろん悪意は微塵も無いのだけれど今の穂乃果には何よりキツい。その後も穂乃果は自分を責め続け…真姫の「ラブライブだって次がある」に続くにこにーは自分自身に次は無いのに笑顔で励ましているのだなあ。いい先輩です。なのに負のスパイラルを邁進中の穂乃果にみんなの声は届きません。廃校が撤回された以上ラブライブに出てもしょうがない、いくら練習したってA-RISEみたいになれっこない。

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「あんたそれ本気で言ってる?」

穂乃果の本気を信じてμ'sに賭けたにこにーの叫びは真に迫り、その言葉に花陽も凜ちゃんも、制止する真姫までも涙を浮かべていました。穂乃果宅からの帰り道シーンもそうでしたが、何だかんだで一年生組はにこにーと仲良しなのよね。緊迫したシーンにも関わらずついほっこりしてしまった。そんなにこにーの叫びもまた穂乃果には届かず、「じゃあ穂乃果はどうしたいの?」と厳しい表情で迫るエリチカ。

「やめます。私スクールアイドルやめます」

先のエリチカの「九人の最後のライブ」のリフレインからして穂乃果は現実から逃げている感ありありで、前述どおり頻発した事件に軽いパニック状態に陥った末の脱退宣言はやはり一人で暴走気味。自分一人で背負い込む穂乃果の気質が良い方へ向き続けてきた本作でしたが、ここへきて一気にひっくり返ってさあ大変です。この脱退宣言には常に冷静沈着なエリチカですら唖然顔を隠せません。いい顔してるなあ(笑

「あなたは最低です!」

唖然のみなさんを置いてサッサと帰っていく穂乃果の手を取りビンタを振り抜く海未で引き。まあクライマックス前の下げ上げは作劇の常、ズンドコからの復活劇で最終回を盛り上げる構成は言わば王道で、謎のエアメールを絡めたことりとのすれ違いもドラマチックではありましたが、これまでの作風を考えると落とすベクトルがちょっと違ったのでは?と思わなくもありません。こういう闇落ち系ではなく、みんな歯を食い縛って壁を乗り越えよう!的な、せっかく九人揃ったのだからμ'sの絆を前面に出した熱血スタイルの方が爽快だったような。

とはいえこういうドツボ展開も嫌いではなく、また急変した穂乃果についても状況を考えれば理解の範疇なので…要するに早く次回が見たい! このモヤモヤ気分を早く払拭したい! そして長らく待ち望んだラブライブのアニメが次回で終わりである事が信じられない。1クール早すぎ。






      

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ラブライブ! 第12話「ともだち」

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No title

今回は衝撃的でしたね。
安易なキャラ叩きはしたくないのですが、ことりは、もし本当に話を聞いてほしい止めてほしいなら、穂乃果の肩でも首根っこでもつかんででも、話を聞いてもらうべきだったと思います。自分で決めておいて、聞いてほしかった止めてほしかったは、何だかズルい。海未にしても、穂乃果があそこまで弱音を吐くのはよっぽどのことがあったのだろうと考えずに、いきなりビンタ+最低ですってのは何だかなあ。「ともだち」という言葉が悪い方向に作用してる感じがします。
とにかくこの状況この話、穂乃果一人が追い詰められてることは確かで、誰が穂乃果を窮地から救い出すのかがカギになるのかなあ。
ともあれ、今までが順風満帆すぎた気もします。合宿回とか、あー女だらけだなあくらいの感想しか持てなかったけど、ここまで負の感情が垣間見え、ぶつかった時、初めて分かること、初めて動く物語もあると思います。こっからが正念場なんだと思います。

No title

スクールアイドルとしての目標であるラブライブ、目的である廃校阻止のどちらも失ったμ’sがどういう風にスクールアイドルとしてこれからも続けて行く意味を見つけるのかが焦点ですね。まさかラブライブに出ないという展開があるとは思っていなかったのでかなりびっくりしたのですが、冷静に振り返ってみると仮に出場した結果、目的である廃校阻止が達成されたとすると、これからもスクールアイドルを続けていくことの意味を深く描くことなく終わってしまう可能性があったと思うので、この展開にした意味もわかるような気がします。
ことりが3話ライブの衣装をじっと見ているシーンがあったのでもしかしたら最終回では、という期待もありますが、どういう風に最終回をまとめてくれるのか、本当に密度の濃いアニメだったので見ものです。

このレビュー見るまでちょっと気が気でなかったのですが、読むといろいろ自分の中で整理されて行くのでとても助かっています笑

No title

>μ'sの絆を前面に出した熱血スタイルの方が爽快だったような

ほんとそうだと思います。正直アニマスみたいな展開になると思った方が多かったでしょうね。

穂乃果がことりちゃんを入れて9人のμ'sじゃないと意味がないから辞めるっていう論調だったらここまで暗くならずにすんだんじゃ…なんて思った回でした

れすれす

>通りすがりさん
穂乃果の暴走とことりの気遣いが最悪のタイミングでシンクロしてしまった感じ。まあことり自身が切り出すタイミングは何度もありましたが、学園祭前の様子を見ると言い出せなかったのも判るような(甘い? いきなり平手打ちの海未は「弱音」ではなく「捨て鉢」への一閃だったと思います。あの場で穂乃果へ気合い注入できるのは海未以外いないかと。なので今回の流れ自体にそれほど異論は無いのですが、そもそも本作にこういう闇落ち展開が必要なのか?と問われると…。

>ぽこさん
ラブライブ辞退は予想外でした。OPのLOVELIVE!ステージは幻のイメージ映像って事でしょうか(笑。手段と目的の入れ替わりからふと気付いたら手段も目的も失っていてポッカリ、の所へことりの一撃はさぞかし効いたと思います。まあ最終回ではもちろん穂乃果は復活し、以前宣言した「満員の講堂ライブ」が王道の落とし所でしょう。それよりもことりの留学をどう決着つけるか気になります。留学してしまったらμ's終了ですが、かと言って仲間と離れたくないから留学中止ってのも微妙な。

>通りすがりさん
同じ「下げ上げ」でも今回のような闇落ちは、せっかくこれまで作り上げた作品の空気感を一変させてしまって少々残念。ランキングは落ちても気持ちは落ちずむしろ気合い全開!みたいな燃え展開だったら応援にも気合いが入ったのですが。

終盤に安直な鬱展開を放り込む、これは典型的な駄目なパターンです
てか、この程度で学校が存続するとかどんだけ軽い話しだったんだw
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