2013-06-17(Mon)
ドキドキ!プリキュア #20 クリスタルの導き!王女様のもとへ!
王女様は雪山登山が好きだったわ。

王女様は見つかり、レジーナも元に戻って一件落着…のはずもなく。

5つ揃った途端に謎の光を放ち天空へ飛び去ってしまったクリスタル。さてどうするどうなる? と思ったら久々のセバスチャン氏きたー! 作中ではトンとご無沙汰の財閥パワーが発動です。ピンクカーのトランクリッドをパカッと開けるとレーダーアンテナを空へ向け監視衛星からのデータをキャッチ、何やらマッハ3の速度で北西方向へ向かっているとか…どんだけ高性能追尾なのかと(笑。しかしほどなく反応は消え、ならば現場へ向かいましょうって事で今度はピンクヘリを飛ばしていざ行かん!
ヘリ内での会話はなかなか微妙な雰囲気でした。タダでさえ印象最悪の上に約束を反故にされて敵対心右肩上がりの真琴、裏切った事実を淡々と語る六花、先行きを危惧するありす様。そんな3人に対しマナは返す言葉もなく、しかし今だレジーナを信じ、さらに「あの時のレジーナ、何となくおかしかった」と…瞳色が思いっきり変わっているのに「何となく」って。本作はアイちゃん関連にしろレジーナの瞳色にしろ、このような「見たマンマの異変」に対するリアクションが不自然すぎるためどうしてもモヤモヤ感が拭えません。ここ数回の瞳色変化についてはあえてボカしているのかと思いきや、まさかまさか本気で気付いていないテイだった? 作中人物の事象認識が神視点の視聴者のそれと違うのは演出上よくある事ですが、少なくとも「作中人物も認識していて当然」の事を完全スルーされてしまうと混乱してしまう。
ここで思い出したのは有名なアスペ診断の問題。これをちょっと改変して…
マナはカゴと桃まんを持っています。真琴は箱を持っています。
マナは持っていた桃まんをカゴの中に入れて部屋を出ます。
真琴はその桃まんをカゴから出し、自分の箱に入れて部屋を出ます。
一方マナは真琴の行動を窓から見ていました。
さて部屋へ帰ってきたマナは桃まんを出そうとしてどこを探すでしょうか?
本作の不自然さはこの問題に於いて「カゴ」という答えを強いている(そう描いている)所だと思う。
それはさておきお話の続きを。ピンクヘリで乗り付けた山荘の主人から雪山登山を反対されるも必死の訴え、ならばと折れた主人は「あの山の光の伝説を~」と…伝説と言うからには相応の年月が経っているはずで、仮に伝説の主が王女様とすれば、トランプ王国からの脱出時に王女様だけ時間が過去にズレて到着した可能性があります。そこで過去に飛ばされた事に気付いた王女様が身の隠匿と保全を兼ねて自らコールドスリープに入ったと考えれば辻褄が合わない事も無いと言ってあげn(以下略。きっと雪山登山も好きだったでしょうし。なーんて冷凍保存に関する事情などは次回以降明らかになるかな。

岩陰でのラブリンクからピョンピョン跳んで雪山登山、一方クロンダイクさんは重い鎧をのせいか息を切らせてあら大変です。元気な女子中学生におっさんが付いて行けないのも道理、というかいくらトランプ王国のナイトとはいえプリキュアのペースには追いつけませんて(笑。プリキュアに変身しても雪山の寒さは堪えるらしく身を縮めるダイヤモンド、特に彼女は肌露出が多め(生腕生脚丸出し)なので冷えに弱いのかも? そう考えると真冬の雪山で樅の木を伐採していた子たちの耐寒性おそるべし。あっちは生身なのに(笑
そんなこんなで反応消失点へ到着するも何も無く、てな所へジコチュー組が登場。ちゃっかりしてます(笑。ここでクリスタルについてあれこれ問答、するとレジーナは全ての答えをガッ飛ばし
「あたしが欲しいのはクリスタル! クリスタルよ!」
何が何でもクリスタルが欲しい。灼眼をさらに紅く光らせクリスタルを欲しがるもその理由については明言しません。「欲しいものは欲しい!」という自己中我儘極まりない理由かもですが、これほど変貌してまで欲しがる理由(理屈)が何も明示されないのはどうにも座りが悪い。
「私が知ってるレジーナじゃないみたい」
「私の何を知ってるって言うの?」
レジーナの尋常ならざる様子に困惑するハートは声を上げ、しかしむしろレジーナの返しに思わず納得してしまった私ガイル。レジーナは第12話ラストで初登場以来結構話数をこなしているはずですが、登場当初はチラチラ顔見せするだけで、マナと本格的に接触した(友情構築した)のは第16話とせいぜい第17話前半程度。マナの友達回路を好意的解釈フルブーストしても「私が知ってる~」のセリフをすっきり落とし込むのは難しい。
「この子はもう友達じゃない!」
そのやり取りを側で聞いてたダイヤモンドの現実的なお言葉。裏切られても酷い目に遭わされてもレジーナを信じ続けたハートへの一喝は現実の裏付けがあるだけに重い。さすがのハートもグラ付いた所へ追い討ちを掛けるようにレジーナの雪玉攻撃が始まり、すると反撃のスパークルソードが雪原を崩し――

大きく崩れた雪原は深いクレバスとなり、真上にいたレジーナは咄嗟の出来事に何も出来ず吸い込まれていきます。あらら。
「レジーナ!」
ダッシュで駆け寄り身を乗り出しクレバスに手を伸ばすハート。人を助けるのに理由なんていらない、それが例え「友達じゃない」存在であってもハートは迷うことなく手を伸ばすのです。そしてお約束どおり道連れで落下! 昔のアニメだと「そこは色が違うから崩れる!」とツッコむ所なれど、最近は崩れる瞬間にセルに変わるため油断なりません(笑
クレバスの奧に消えていった2人を見送るみなさん。さすがの事態に休戦を提案するジコチュー組でしたが…やっぱりそんなん守るはずが。というか彼らは瞬間異動できるのだから休戦云々以前にサッサと探しに行けるんですよね。一方プリキュア組はクレバスを覗き込んで心配の表情、特にソードは自らの責を感じて心配が止まらず。てな所をきっちりフォローするありす様は相変わらず気配りの人です。

落ちた先でもレジーナの手をギュッと握っているマナ。マナの思いの深さが感じられるカットですが、変身解除状態であの高さから落ちたら…なんて言わない。すると目をさましたレジーナは宙に漂うクリスタルに気付き、倒れるマナの手を振りほどき、目の前に浮かんだ5つのキラキラに誘われるように握りしめると再び光が!
目映い光と共にクレバスの雪壁が崩れて冷凍王女様とご対面へ。そういえば王女様は冷凍食品が好きだったわ。王女様と対面するや稲やレジーナの灼眼は碧眼へ戻り、クリスタルの輝きも治まった。つまりレジーナの変貌を含めて全て王女様が仕組んだ事だったのかも。さしたる理由もなくクリスタルを欲しがっていたのは「是が非でも5つ揃える」ための暗示によるもので、5つ揃う=見つけてもらうための仕込みだった?
それがレジーナに掛かったのは「本質は悪い子ではない」事が判っていたからか、またはレジーナの存在自体に秘密があるのか。レジーナの灼眼化が鼓動への呼応=友情への目覚めだった辺り意味がありそうだけれど、その後の闇落ちを考えると理屈を付けづらいな。ううむ。各クリスタルの隠し場所(?)が「王女様の好きだったもの」で、言うなれば「欲求」の心理が込められており…ってのはちと苦しいか(笑。ともあれキングジコチューの娘とされる者へ命運を託すってのは相当な賭けなのでおそらく何らかの理由があるのでしょう。

「約束破ってゴメン…」
碧眼に戻ったレジーナはスイッチを切り替えたようにしおらしくゴメンナサイ…いつの間にか善悪の分別が付くようになってる!? マナ曰く「私の知ってるレジーナに戻った」との事で、これは過去に相応の描写があれば感動シーンだろうけど、こんな綺麗なレジーナは初見なのでリアクションに困ります(笑。そういやレジーナは灼眼時の記憶は残っているのに灼眼化の認識は無いらしい。つまり灼眼モードは一般人がプシュケーを黒く染めかけた時と同様に、誰に操られるでもない彼女自身が持つ一側面ということでしょう。これは前回碧眼に戻った所をイーラくんの一蹴りで再び灼眼化した事からも判ります。
「私たちが王女様とレジーナのパパの架け橋になろう」
我儘放題だったレジーナが父親の所業に戸惑い、先行きを心配し、畏怖する。「正義の反対はもう一つの正義」なんて言葉がありますが、レジーナにとっての正義はまさに父親であり、もちろんそれはマナたちの正義と対立するもの。しかし2人は反する正義を越えて友達になれた、だからきっと…それは綺麗すぎる理想論とはいえ、理想へ向かって頑張る尊さ(他者と信じ合う尊さ)を体現するようにギュッと抱きしめ合う2人&輝く冷凍王女様を見ていると、何だかどんな苦難も乗り越えられそうな気がします。優しく綺麗な好シーンでした。
その頃他のメンツはクレバスを滑り降り、足場が無くなった所でダイヤモンドシャワーで氷階段を設置…確かに足場は出来たけれどツルツルの氷階段を降りるの怖くない?(笑

「力が使えない…」
おそらくレジーナの魔力の源は体内に蓄積されたジャネジーパワーで、ついでに言えばこれまでジコチュー発動の際に無垢プシュケーを黒く塗り潰していたビームの源も同じでしょう。そんなレジーナは今回王女様に対面して綺麗な碧眼に戻った=浄化されたことでジャネジーパワーを失い、従って魔力も失った、と考えますが如何に。
するとマナはダイヤモンドシャワーの光に気付いてみんなの所へ。ここで遠慮しちゃうレジーナがしおらしすぎ…綺麗になったのは良いけれど少々極端と言いますか、平たく言うといきなり良い子になりすぎでしょう。目に涙を溜めて「バカバカバカバカ!」のシーンも反射的に目頭が熱くなりましたが、冷静に見ると至る感情変化のプロセスがあまりに性急で、急転すぎる変化に戸惑いが先に立ってしまう。せっかくの見せ場を生かし切れていなかった印象です。一方何があっても信じ続け、決して責めず、反省してしょんぼりするレジーナを笑顔で元気付けるマナの心意気はいい感じに伝わってきました。逆にこちらは少々できすぎの感あり(笑
「二人とも無事で良かった」
「え?」
クレバスの底へ降りてきたソードがマナ&レジーナを見つけて無事を喜び、その声を聞いたレジーナの一瞬のリアクション。憎まれ嫌われて当然と思っていた相手が自分を心配していてくれた…目を逸らしていたレジーナがハッと顔を上げてソードと正対するこのカットには互いの様々な感情が凝縮され、私的に今回最もグッと来たかも。ソードときちんと向き合う事でレジーナがどう変化するか、逆にソードはどう変化するか。私的には対マナよりもこちらの関係変化の方が気になります。ストーリー的にも重要でしょうし。
後は義理事のようにジコチューが現れていつも通りのフィナーレへ。それはともかく雪玉攻撃に吹っ飛ぶクロンダイクさんが役立たずすぎ、作画もテキトウすぎてちょっと笑った。
さて再会を目前に連れ去られてしまった冷凍王女様。ベールさんの黒さが際立っていましたがここから挽回なるか? 綺麗なレジーナも連れ去られ、次回はトランプ王国へ!? どうやって行くんだろ?…と思いながら十中八九きゅびらっぱー!だろうと読めてしまう切なさ。

次回予告にて追加枠のシルエットが公開されました。これまでのパターンを踏襲すれば発表4週目に登場なので第23話? 薔薇のモチーフがいろいろ想像させますが…はたして誰が新プリキュアになるのでしょう。登場が楽しみです。
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

王女様は見つかり、レジーナも元に戻って一件落着…のはずもなく。

5つ揃った途端に謎の光を放ち天空へ飛び去ってしまったクリスタル。さてどうするどうなる? と思ったら久々のセバスチャン氏きたー! 作中ではトンとご無沙汰の財閥パワーが発動です。ピンクカーのトランクリッドをパカッと開けるとレーダーアンテナを空へ向け監視衛星からのデータをキャッチ、何やらマッハ3の速度で北西方向へ向かっているとか…どんだけ高性能追尾なのかと(笑。しかしほどなく反応は消え、ならば現場へ向かいましょうって事で今度はピンクヘリを飛ばしていざ行かん!
ヘリ内での会話はなかなか微妙な雰囲気でした。タダでさえ印象最悪の上に約束を反故にされて敵対心右肩上がりの真琴、裏切った事実を淡々と語る六花、先行きを危惧するありす様。そんな3人に対しマナは返す言葉もなく、しかし今だレジーナを信じ、さらに「あの時のレジーナ、何となくおかしかった」と…瞳色が思いっきり変わっているのに「何となく」って。本作はアイちゃん関連にしろレジーナの瞳色にしろ、このような「見たマンマの異変」に対するリアクションが不自然すぎるためどうしてもモヤモヤ感が拭えません。ここ数回の瞳色変化についてはあえてボカしているのかと思いきや、まさかまさか本気で気付いていないテイだった? 作中人物の事象認識が神視点の視聴者のそれと違うのは演出上よくある事ですが、少なくとも「作中人物も認識していて当然」の事を完全スルーされてしまうと混乱してしまう。
ここで思い出したのは有名なアスペ診断の問題。これをちょっと改変して…
マナはカゴと桃まんを持っています。真琴は箱を持っています。
マナは持っていた桃まんをカゴの中に入れて部屋を出ます。
真琴はその桃まんをカゴから出し、自分の箱に入れて部屋を出ます。
一方マナは真琴の行動を窓から見ていました。
さて部屋へ帰ってきたマナは桃まんを出そうとしてどこを探すでしょうか?
本作の不自然さはこの問題に於いて「カゴ」という答えを強いている(そう描いている)所だと思う。
それはさておきお話の続きを。ピンクヘリで乗り付けた山荘の主人から雪山登山を反対されるも必死の訴え、ならばと折れた主人は「あの山の光の伝説を~」と…伝説と言うからには相応の年月が経っているはずで、仮に伝説の主が王女様とすれば、トランプ王国からの脱出時に王女様だけ時間が過去にズレて到着した可能性があります。そこで過去に飛ばされた事に気付いた王女様が身の隠匿と保全を兼ねて自らコールドスリープに入ったと考えれば辻褄が合わない事も無いと言ってあげn(以下略。きっと雪山登山も好きだったでしょうし。なーんて冷凍保存に関する事情などは次回以降明らかになるかな。

岩陰でのラブリンクからピョンピョン跳んで雪山登山、一方クロンダイクさんは重い鎧をのせいか息を切らせてあら大変です。元気な女子中学生におっさんが付いて行けないのも道理、というかいくらトランプ王国のナイトとはいえプリキュアのペースには追いつけませんて(笑。プリキュアに変身しても雪山の寒さは堪えるらしく身を縮めるダイヤモンド、特に彼女は肌露出が多め(生腕生脚丸出し)なので冷えに弱いのかも? そう考えると真冬の雪山で樅の木を伐採していた子たちの耐寒性おそるべし。あっちは生身なのに(笑
そんなこんなで反応消失点へ到着するも何も無く、てな所へジコチュー組が登場。ちゃっかりしてます(笑。ここでクリスタルについてあれこれ問答、するとレジーナは全ての答えをガッ飛ばし
「あたしが欲しいのはクリスタル! クリスタルよ!」
何が何でもクリスタルが欲しい。灼眼をさらに紅く光らせクリスタルを欲しがるもその理由については明言しません。「欲しいものは欲しい!」という自己中我儘極まりない理由かもですが、これほど変貌してまで欲しがる理由(理屈)が何も明示されないのはどうにも座りが悪い。
「私が知ってるレジーナじゃないみたい」
「私の何を知ってるって言うの?」
レジーナの尋常ならざる様子に困惑するハートは声を上げ、しかしむしろレジーナの返しに思わず納得してしまった私ガイル。レジーナは第12話ラストで初登場以来結構話数をこなしているはずですが、登場当初はチラチラ顔見せするだけで、マナと本格的に接触した(友情構築した)のは第16話とせいぜい第17話前半程度。マナの友達回路を好意的解釈フルブーストしても「私が知ってる~」のセリフをすっきり落とし込むのは難しい。
「この子はもう友達じゃない!」
そのやり取りを側で聞いてたダイヤモンドの現実的なお言葉。裏切られても酷い目に遭わされてもレジーナを信じ続けたハートへの一喝は現実の裏付けがあるだけに重い。さすがのハートもグラ付いた所へ追い討ちを掛けるようにレジーナの雪玉攻撃が始まり、すると反撃のスパークルソードが雪原を崩し――

大きく崩れた雪原は深いクレバスとなり、真上にいたレジーナは咄嗟の出来事に何も出来ず吸い込まれていきます。あらら。
「レジーナ!」
ダッシュで駆け寄り身を乗り出しクレバスに手を伸ばすハート。人を助けるのに理由なんていらない、それが例え「友達じゃない」存在であってもハートは迷うことなく手を伸ばすのです。そしてお約束どおり道連れで落下! 昔のアニメだと「そこは色が違うから崩れる!」とツッコむ所なれど、最近は崩れる瞬間にセルに変わるため油断なりません(笑
クレバスの奧に消えていった2人を見送るみなさん。さすがの事態に休戦を提案するジコチュー組でしたが…やっぱりそんなん守るはずが。というか彼らは瞬間異動できるのだから休戦云々以前にサッサと探しに行けるんですよね。一方プリキュア組はクレバスを覗き込んで心配の表情、特にソードは自らの責を感じて心配が止まらず。てな所をきっちりフォローするありす様は相変わらず気配りの人です。

落ちた先でもレジーナの手をギュッと握っているマナ。マナの思いの深さが感じられるカットですが、変身解除状態であの高さから落ちたら…なんて言わない。すると目をさましたレジーナは宙に漂うクリスタルに気付き、倒れるマナの手を振りほどき、目の前に浮かんだ5つのキラキラに誘われるように握りしめると再び光が!
目映い光と共にクレバスの雪壁が崩れて冷凍王女様とご対面へ。そういえば王女様は冷凍食品が好きだったわ。王女様と対面するや稲やレジーナの灼眼は碧眼へ戻り、クリスタルの輝きも治まった。つまりレジーナの変貌を含めて全て王女様が仕組んだ事だったのかも。さしたる理由もなくクリスタルを欲しがっていたのは「是が非でも5つ揃える」ための暗示によるもので、5つ揃う=見つけてもらうための仕込みだった?
それがレジーナに掛かったのは「本質は悪い子ではない」事が判っていたからか、またはレジーナの存在自体に秘密があるのか。レジーナの灼眼化が鼓動への呼応=友情への目覚めだった辺り意味がありそうだけれど、その後の闇落ちを考えると理屈を付けづらいな。ううむ。各クリスタルの隠し場所(?)が「王女様の好きだったもの」で、言うなれば「欲求」の心理が込められており…ってのはちと苦しいか(笑。ともあれキングジコチューの娘とされる者へ命運を託すってのは相当な賭けなのでおそらく何らかの理由があるのでしょう。

「約束破ってゴメン…」
碧眼に戻ったレジーナはスイッチを切り替えたようにしおらしくゴメンナサイ…いつの間にか善悪の分別が付くようになってる!? マナ曰く「私の知ってるレジーナに戻った」との事で、これは過去に相応の描写があれば感動シーンだろうけど、こんな綺麗なレジーナは初見なのでリアクションに困ります(笑。そういやレジーナは灼眼時の記憶は残っているのに灼眼化の認識は無いらしい。つまり灼眼モードは一般人がプシュケーを黒く染めかけた時と同様に、誰に操られるでもない彼女自身が持つ一側面ということでしょう。これは前回碧眼に戻った所をイーラくんの一蹴りで再び灼眼化した事からも判ります。
「私たちが王女様とレジーナのパパの架け橋になろう」
我儘放題だったレジーナが父親の所業に戸惑い、先行きを心配し、畏怖する。「正義の反対はもう一つの正義」なんて言葉がありますが、レジーナにとっての正義はまさに父親であり、もちろんそれはマナたちの正義と対立するもの。しかし2人は反する正義を越えて友達になれた、だからきっと…それは綺麗すぎる理想論とはいえ、理想へ向かって頑張る尊さ(他者と信じ合う尊さ)を体現するようにギュッと抱きしめ合う2人&輝く冷凍王女様を見ていると、何だかどんな苦難も乗り越えられそうな気がします。優しく綺麗な好シーンでした。
その頃他のメンツはクレバスを滑り降り、足場が無くなった所でダイヤモンドシャワーで氷階段を設置…確かに足場は出来たけれどツルツルの氷階段を降りるの怖くない?(笑

「力が使えない…」
おそらくレジーナの魔力の源は体内に蓄積されたジャネジーパワーで、ついでに言えばこれまでジコチュー発動の際に無垢プシュケーを黒く塗り潰していたビームの源も同じでしょう。そんなレジーナは今回王女様に対面して綺麗な碧眼に戻った=浄化されたことでジャネジーパワーを失い、従って魔力も失った、と考えますが如何に。
するとマナはダイヤモンドシャワーの光に気付いてみんなの所へ。ここで遠慮しちゃうレジーナがしおらしすぎ…綺麗になったのは良いけれど少々極端と言いますか、平たく言うといきなり良い子になりすぎでしょう。目に涙を溜めて「バカバカバカバカ!」のシーンも反射的に目頭が熱くなりましたが、冷静に見ると至る感情変化のプロセスがあまりに性急で、急転すぎる変化に戸惑いが先に立ってしまう。せっかくの見せ場を生かし切れていなかった印象です。一方何があっても信じ続け、決して責めず、反省してしょんぼりするレジーナを笑顔で元気付けるマナの心意気はいい感じに伝わってきました。逆にこちらは少々できすぎの感あり(笑
「二人とも無事で良かった」
「え?」
クレバスの底へ降りてきたソードがマナ&レジーナを見つけて無事を喜び、その声を聞いたレジーナの一瞬のリアクション。憎まれ嫌われて当然と思っていた相手が自分を心配していてくれた…目を逸らしていたレジーナがハッと顔を上げてソードと正対するこのカットには互いの様々な感情が凝縮され、私的に今回最もグッと来たかも。ソードときちんと向き合う事でレジーナがどう変化するか、逆にソードはどう変化するか。私的には対マナよりもこちらの関係変化の方が気になります。ストーリー的にも重要でしょうし。
後は義理事のようにジコチューが現れていつも通りのフィナーレへ。それはともかく雪玉攻撃に吹っ飛ぶクロンダイクさんが役立たずすぎ、作画もテキトウすぎてちょっと笑った。
さて再会を目前に連れ去られてしまった冷凍王女様。ベールさんの黒さが際立っていましたがここから挽回なるか? 綺麗なレジーナも連れ去られ、次回はトランプ王国へ!? どうやって行くんだろ?…と思いながら十中八九きゅびらっぱー!だろうと読めてしまう切なさ。

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