2013-08-09(Fri)
アイカツ! #43 不思議の国のアイドル!
STAR☆ANISフルキャストの新版Alice in Wonderland。

「私にはどうしても叶えたい夢がある」


サマーツアーを乗り切ってSTAR☆ANISカツドウは一区切り、オツカレサマーと労う学園マザーによれば「一旦お休み」らしいので終盤に再結成来る? まあたった2週でオシマイでは意味不明すぎますし、やはり目論みどおり本作の大トリはSTAR☆ANISで締めるのでしょう。大仕事を終えたSTAR☆ANISは今や学園内で注目の的となり、ただ歩いているだけでアイドルオーラがキラキラ輝き…そんな8人を影から見ているしおんは自ら辞退したとはいえ一人取り残された気分? 場所をいつもの東屋へ移してもSTAR☆ANISを囲む人垣は絶えず、近寄り辛そうに遠巻きから眺めるしおんが切ない。するとおとめにロックオンされ引き込まれ、以前と同様に応援してくれるみんなの「変わらなさ」に気付いて一安心。とはいえ心の奥底に潜む焦りは如何ともし難そう。
好評放映中のドラマ「イケナイ刑事3」の収録にてまず映ったのはコケる新人刑事役のいちごでした。あはは。ナニゲにレギュラー取ってる?(笑。そんないちごの満面笑顔にハッとするしおん。笑顔を見せないクールな刑事役はドハマリだけれど、今度のドラマオーディションは専門外の「笑顔」が合否の決め手との事で意識しまくり。果てには子役ちゃんに頼んで笑顔の参考にしたり…なーんて変調をあおい姐さんはもちろん見逃しません!

ぽわプリ再会を祝って乾杯のケーキ! ホントぽわプリってケーキ食べるのがカツドウ主体なのね(笑。それにしてもケーキを頬ばる表情から笑顔の破壊力が凄い。おとめはもちろんさくらちゃんのかわいさも尋常ではありません。こんな笑顔を見ちゃうとキミらはずっとケーキ食べてて良し!と言ってあg(略。なごむー。そしてここでもしおんは二人のとびきり笑顔に思案顔。
一方いつもの三人は来るドラマオーディションについてあれこれ。今回オーディションの「不思議の国のアリス」は原作と違った監督オリジナル版、前述どおりラストシーンの「とびっきりのかわいい笑顔」が決め手とのことで、しかもオーディションではラストのセリフを役者オリジナルで考えなければならないとか。何というハードルの高さ! てな話を聞いてるあおいの脇が(そういう所ばかり見ない
「話してくれるまで離さないから!」
鏡に向かって笑顔の練習も上手くいかず、てな所へ異変を察したあおい刑事がガサに入って身柄確保! 悩める相棒を放っておけず正面から問いかける姐さん、今回も美味しい所を持っていきます(笑。「七つの顔を持つ女優って言われてる」→「七つなんかじゃ足りない!」のやり取りはしおんの胸中をズバリ表す好セリフ。

あおい刑事の報告を聞いてあれこれ思案の三人娘は学園マザーから呼び出され…マクラ抱えてぺたんこ座りのいちごかわいい。というか緩い部屋着で寛ぐ様子がかわいいかわいい。蘭の脚とか前屈みの姐さんとか(そういう所ばかり見ない。そういや今回は終盤の一部を除いて全体に作画が良好でした。オーディション当日にしおんに話し掛けるモブ子ちゃんもかわいい。結局この子たちはオーディションを受ける事なく落ちてしまったのか…。
「STAR☆ANISのみんなって普段はどんな感じ!?」
モブ子ちゃんたちにもちろん悪意は無いけれど今のしおんには地味に効くセリフ。ただでさえ差を感じて焦っているのに、STAR☆ANISと自分の差を思いっきり叩き付けられては笑顔も消えようというものです。ここでオーディションの順番が来たのは救いだったか、しかし立ち上がって現場へ向かう表情はガッチガチ。あらら。その現場で待っていたのは第32話以来の村木監督、まさかまさかの再登場でした。もはや言うまでもありませんがこのキャラは本作の監督である木村監督がモデル、意外と出たがりだったりして?
そしてここから久しぶりにカオスカオスなWonderlandストーリーが始まります。まず登場したのはウサギ役のいちご、先の学園マザーからの呼び出しはこれだったのか! と思ったのも束の間、確かに学園マザーとの回想シーンで「相手役の役者さんたちが“全員”風邪でダウン」って言ってたけれど(笑

突然のいちごウサギ登場に驚きながらも芝居を進めるしおん、一方いちごはフリーダムな演技から思いっきりビッターン! コケ役をやらせたらアイドル界一かもしれない。あはは。
「どうしよう…穴に落ちないと話が進まない」
いちごウサギがコケて止まって芝居も止まってさあ困った。するとしおんは冷静に「急いでたんじゃないの?」と芝居進行を促し、一方いちごもウサギ役になりきりアドリブ(?)の表情演技もしっかりこなして芝居再開へ。痛いところを突かれた拗ね顔かわいい! さすがスワローテイルの主演女優は伊達ではありません。
そしてさらなる相手役、三月ウサギ役のあおい&帽子屋役の蘭が登場しました。いきなり○ったお茶会か! 今は八月だから三月ウサギの方が以下自重、むしろ姐さんは一年中以下自重。ちなみに三月ウサギは雄なので男装スタイルは原作どおりですね。あおい姐さんの男装が意外と似合っていていい感じ。蘭の帽子屋コスもかわいい。ああ久しぶりにアリス読み直したくなってきた。そしていちごウサギはまたしてもコケ芸を披露(笑
飲みきれないほどのお茶、サンドイッチ、いちごのケーキなどなどでもてなされ、お茶会を楽しむアリス。しかしアリスは――
「だけど、うちに帰らなくちゃ」
「やりたい事が、私には夢があるの」
楽しいお茶会はずっと続けていたいけど夢を叶えるために私は帰る。ううむ深い。まるでしおん用に作られたようなシナリオです。学園マザーと村木監督の様子からして実際そうなのかも…と言ってしまうと少々下世話か。
「帰るにはあの庭を通らないと…」
帽子屋の制止を振り切り件の庭へのドアを抜けるアリス。

「私の庭に入り込んだのは誰?」
後を追う三人と共に着いた先はハートの女王のクロッケー場でした。白い薔薇をペンキで赤く塗るトランプ兵、そして威風堂々と現れたハートの女王…STAR☆ANIS勢揃いじゃないですか! トランプ兵の衣装がキワキワすぎてもっとよく見せて!(そういう所以下略。さすが美月さんは女王役がドンズバすぎて何も言う事がございません。というか美月さんノリノリすぎです。これまでのエピソードの中で今回の女王役が一番輝いていたかもしれない(笑
さっそく始まったクロッケー、原作と違って道具は普通でしたが結果が普通ではなかった。高く振りかぶって振り下ろされた槌、激しいインパクトで撃ち出されたボール、それはゲートを撥ね飛ばし壁へめり込む。あはははは! 女王様穏やかじゃない!

続くアリスの出番にて新曲「右回りWonderland (わか・すなお from STAR☆ANIS)」が初披露。Fourth Party!に収録されていた歌唱からして、いちご&蘭の曲でこの曲調だとどんな使われ方なんだろ?と思っていたけれど、なるほどこれはドラマオーディション用の曲でしたか。打ったボールがゲートに当たって跳ね返り、トランプ兵を追いかけ回す天丼ネタを締める目隠し女王の三発目。美月さんなら仕込み無しでできそうなのが怖い(笑
「やっぱり私はお芝居が好き。ここにいたい。ずっと演じていたい」
「楽しいでしょアリス。だったらずっとここにいなさいな。明日も明後日もその先も楽しいゲームを続けましょう」
「お芝居が好き」と「楽しいゲーム」をわざと混同させて「ずっとここにいたい」に結びつけるシナリオは言葉遊びが冴えてます。アリスの思考はあくまで「アリス役のしおん」の思考で、女王様のセリフは役上の女王様のセリフ、だからアリスは「ここにいたい」と考えながら「うちに帰らなくちゃいけない(アリス役としてのセリフ)」と続けるパラドックス的な面白さが生まれる。山田由香さん面白いシナリオ書くなあ。
女王様に逆らったアリスはトランプ兵に囲まれ、それでも意志を曲げないアリスへ女王様はニヤリと笑みを湛えながらゲーム勝負を持ちかけます。勝てば帰してあげるけど、もし負けたらウサギ&帽子屋と一緒に――
「ああなるのよ!」
別府先生、あなたは毎回毎回美味しすぎる!

「このままここにずっといる? それとも危険を冒してうちに帰る?」
「あなたの我が儘にウサギたちまで危ない目に遭わせるつもり?」
「あんな姿になっても良いのかニャ?(違」
「私も最近来たんだけどここも結構楽しいよ」
「らぶゆ~」
勝負を嗾ける美月女王の鋭い視線。まあこれは想定内として、今回強烈だったのはさくらちゃんのこの表情です。歌舞伎名家のお嬢様だけあってさすがの演技力? いやこの堂に入った黒い表情は演技の域を越えている感じ(笑。こんな「ブラックさくらちゃん」を本編でも見てみたい。そしてここでもブレないおとめおそるべし。
「アリスには夢があるんでしょ!」
アリス役を射止めるためにSTAR☆ANIS参加を辞退、しかし現実はSTAR☆ANISとの差に焦り、参加辞退を後悔し、肝心の「アリスの笑顔」も自信が無いままオーディションに臨んだしおん。一方トランプ兵たちから投げかけられる数々の言葉に夢を諦めかけたアリス。つまりこのシーンのアリスはオーディション前のしおんに繋がっていて、そのどちらにも渇を入れるのが姐さんという憎い作り。姐さん熱いよ!
三月ウサギの一喝を受けて女王様から槌を取ったアリスはもう何も怖くない! とばかりに思いっきり槌を振り下ろし、女王様ですら割ることができなかった壁を粉々に砕き=自己の殻を破って勝負アリ。
「私の夢は…女優になる事です!」
演技を通して自己を見つめ、心強い仲間の声に支えられ、しおんアリスが出した答えは「女優への夢」。ココロの底から浮かんだラストのセリフはとびっきりの笑顔を自然に溢れさせ…木村、もとい村木監督の指パッチンから見事オーディション合格! 女優への思いを改めて語るしおんはじつに清々しいけれど、STAR☆ANISへ参加する目は完全に無くなり…それは既定路線なので良いとして、女優専業となればぽわプリのオリジナルステージもおそらく期待できず少々残念だったり。あの三人のステージを一度でも見たかった(笑
まあ今回の作りを「オーディション」として見ればいろいろ思う所はありますが、アイカツらしいカオスな展開は超絶楽しく、しおんの内面もきっちり描かれていたので私的には問題なし。ああ面白かった。
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「私にはどうしても叶えたい夢がある」


サマーツアーを乗り切ってSTAR☆ANISカツドウは一区切り、オツカレサマーと労う学園マザーによれば「一旦お休み」らしいので終盤に再結成来る? まあたった2週でオシマイでは意味不明すぎますし、やはり目論みどおり本作の大トリはSTAR☆ANISで締めるのでしょう。大仕事を終えたSTAR☆ANISは今や学園内で注目の的となり、ただ歩いているだけでアイドルオーラがキラキラ輝き…そんな8人を影から見ているしおんは自ら辞退したとはいえ一人取り残された気分? 場所をいつもの東屋へ移してもSTAR☆ANISを囲む人垣は絶えず、近寄り辛そうに遠巻きから眺めるしおんが切ない。するとおとめにロックオンされ引き込まれ、以前と同様に応援してくれるみんなの「変わらなさ」に気付いて一安心。とはいえ心の奥底に潜む焦りは如何ともし難そう。
好評放映中のドラマ「イケナイ刑事3」の収録にてまず映ったのはコケる新人刑事役のいちごでした。あはは。ナニゲにレギュラー取ってる?(笑。そんないちごの満面笑顔にハッとするしおん。笑顔を見せないクールな刑事役はドハマリだけれど、今度のドラマオーディションは専門外の「笑顔」が合否の決め手との事で意識しまくり。果てには子役ちゃんに頼んで笑顔の参考にしたり…なーんて変調をあおい姐さんはもちろん見逃しません!

ぽわプリ再会を祝って乾杯のケーキ! ホントぽわプリってケーキ食べるのがカツドウ主体なのね(笑。それにしてもケーキを頬ばる表情から笑顔の破壊力が凄い。おとめはもちろんさくらちゃんのかわいさも尋常ではありません。こんな笑顔を見ちゃうとキミらはずっとケーキ食べてて良し!と言ってあg(略。なごむー。そしてここでもしおんは二人のとびきり笑顔に思案顔。
一方いつもの三人は来るドラマオーディションについてあれこれ。今回オーディションの「不思議の国のアリス」は原作と違った監督オリジナル版、前述どおりラストシーンの「とびっきりのかわいい笑顔」が決め手とのことで、しかもオーディションではラストのセリフを役者オリジナルで考えなければならないとか。何というハードルの高さ! てな話を聞いてるあおいの脇が(そういう所ばかり見ない
「話してくれるまで離さないから!」
鏡に向かって笑顔の練習も上手くいかず、てな所へ異変を察したあおい刑事がガサに入って身柄確保! 悩める相棒を放っておけず正面から問いかける姐さん、今回も美味しい所を持っていきます(笑。「七つの顔を持つ女優って言われてる」→「七つなんかじゃ足りない!」のやり取りはしおんの胸中をズバリ表す好セリフ。

あおい刑事の報告を聞いてあれこれ思案の三人娘は学園マザーから呼び出され…マクラ抱えてぺたんこ座りのいちごかわいい。というか緩い部屋着で寛ぐ様子がかわいいかわいい。蘭の脚とか前屈みの姐さんとか(そういう所ばかり見ない。そういや今回は終盤の一部を除いて全体に作画が良好でした。オーディション当日にしおんに話し掛けるモブ子ちゃんもかわいい。結局この子たちはオーディションを受ける事なく落ちてしまったのか…。
「STAR☆ANISのみんなって普段はどんな感じ!?」
モブ子ちゃんたちにもちろん悪意は無いけれど今のしおんには地味に効くセリフ。ただでさえ差を感じて焦っているのに、STAR☆ANISと自分の差を思いっきり叩き付けられては笑顔も消えようというものです。ここでオーディションの順番が来たのは救いだったか、しかし立ち上がって現場へ向かう表情はガッチガチ。あらら。その現場で待っていたのは第32話以来の村木監督、まさかまさかの再登場でした。もはや言うまでもありませんがこのキャラは本作の監督である木村監督がモデル、意外と出たがりだったりして?
そしてここから久しぶりにカオスカオスなWonderlandストーリーが始まります。まず登場したのはウサギ役のいちご、先の学園マザーからの呼び出しはこれだったのか! と思ったのも束の間、確かに学園マザーとの回想シーンで「相手役の役者さんたちが“全員”風邪でダウン」って言ってたけれど(笑

突然のいちごウサギ登場に驚きながらも芝居を進めるしおん、一方いちごはフリーダムな演技から思いっきりビッターン! コケ役をやらせたらアイドル界一かもしれない。あはは。
「どうしよう…穴に落ちないと話が進まない」
いちごウサギがコケて止まって芝居も止まってさあ困った。するとしおんは冷静に「急いでたんじゃないの?」と芝居進行を促し、一方いちごもウサギ役になりきりアドリブ(?)の表情演技もしっかりこなして芝居再開へ。痛いところを突かれた拗ね顔かわいい! さすがスワローテイルの主演女優は伊達ではありません。
そしてさらなる相手役、三月ウサギ役のあおい&帽子屋役の蘭が登場しました。いきなり○ったお茶会か! 今は八月だから三月ウサギの方が以下自重、むしろ姐さんは一年中以下自重。ちなみに三月ウサギは雄なので男装スタイルは原作どおりですね。あおい姐さんの男装が意外と似合っていていい感じ。蘭の帽子屋コスもかわいい。ああ久しぶりにアリス読み直したくなってきた。そしていちごウサギはまたしてもコケ芸を披露(笑
飲みきれないほどのお茶、サンドイッチ、いちごのケーキなどなどでもてなされ、お茶会を楽しむアリス。しかしアリスは――
「だけど、うちに帰らなくちゃ」
「やりたい事が、私には夢があるの」
楽しいお茶会はずっと続けていたいけど夢を叶えるために私は帰る。ううむ深い。まるでしおん用に作られたようなシナリオです。学園マザーと村木監督の様子からして実際そうなのかも…と言ってしまうと少々下世話か。
「帰るにはあの庭を通らないと…」
帽子屋の制止を振り切り件の庭へのドアを抜けるアリス。

「私の庭に入り込んだのは誰?」
後を追う三人と共に着いた先はハートの女王のクロッケー場でした。白い薔薇をペンキで赤く塗るトランプ兵、そして威風堂々と現れたハートの女王…STAR☆ANIS勢揃いじゃないですか! トランプ兵の衣装がキワキワすぎてもっとよく見せて!(そういう所以下略。さすが美月さんは女王役がドンズバすぎて何も言う事がございません。というか美月さんノリノリすぎです。これまでのエピソードの中で今回の女王役が一番輝いていたかもしれない(笑
さっそく始まったクロッケー、原作と違って道具は普通でしたが結果が普通ではなかった。高く振りかぶって振り下ろされた槌、激しいインパクトで撃ち出されたボール、それはゲートを撥ね飛ばし壁へめり込む。あはははは! 女王様穏やかじゃない!

続くアリスの出番にて新曲「右回りWonderland (わか・すなお from STAR☆ANIS)」が初披露。Fourth Party!に収録されていた歌唱からして、いちご&蘭の曲でこの曲調だとどんな使われ方なんだろ?と思っていたけれど、なるほどこれはドラマオーディション用の曲でしたか。打ったボールがゲートに当たって跳ね返り、トランプ兵を追いかけ回す天丼ネタを締める目隠し女王の三発目。美月さんなら仕込み無しでできそうなのが怖い(笑
「やっぱり私はお芝居が好き。ここにいたい。ずっと演じていたい」
「楽しいでしょアリス。だったらずっとここにいなさいな。明日も明後日もその先も楽しいゲームを続けましょう」
「お芝居が好き」と「楽しいゲーム」をわざと混同させて「ずっとここにいたい」に結びつけるシナリオは言葉遊びが冴えてます。アリスの思考はあくまで「アリス役のしおん」の思考で、女王様のセリフは役上の女王様のセリフ、だからアリスは「ここにいたい」と考えながら「うちに帰らなくちゃいけない(アリス役としてのセリフ)」と続けるパラドックス的な面白さが生まれる。山田由香さん面白いシナリオ書くなあ。
女王様に逆らったアリスはトランプ兵に囲まれ、それでも意志を曲げないアリスへ女王様はニヤリと笑みを湛えながらゲーム勝負を持ちかけます。勝てば帰してあげるけど、もし負けたらウサギ&帽子屋と一緒に――
「ああなるのよ!」
別府先生、あなたは毎回毎回美味しすぎる!

「このままここにずっといる? それとも危険を冒してうちに帰る?」
「あなたの我が儘にウサギたちまで危ない目に遭わせるつもり?」
「あんな姿になっても良いのかニャ?(違」
「私も最近来たんだけどここも結構楽しいよ」
「らぶゆ~」
勝負を嗾ける美月女王の鋭い視線。まあこれは想定内として、今回強烈だったのはさくらちゃんのこの表情です。歌舞伎名家のお嬢様だけあってさすがの演技力? いやこの堂に入った黒い表情は演技の域を越えている感じ(笑。こんな「ブラックさくらちゃん」を本編でも見てみたい。そしてここでもブレないおとめおそるべし。
「アリスには夢があるんでしょ!」
アリス役を射止めるためにSTAR☆ANIS参加を辞退、しかし現実はSTAR☆ANISとの差に焦り、参加辞退を後悔し、肝心の「アリスの笑顔」も自信が無いままオーディションに臨んだしおん。一方トランプ兵たちから投げかけられる数々の言葉に夢を諦めかけたアリス。つまりこのシーンのアリスはオーディション前のしおんに繋がっていて、そのどちらにも渇を入れるのが姐さんという憎い作り。姐さん熱いよ!
三月ウサギの一喝を受けて女王様から槌を取ったアリスはもう何も怖くない! とばかりに思いっきり槌を振り下ろし、女王様ですら割ることができなかった壁を粉々に砕き=自己の殻を破って勝負アリ。
「私の夢は…女優になる事です!」
演技を通して自己を見つめ、心強い仲間の声に支えられ、しおんアリスが出した答えは「女優への夢」。ココロの底から浮かんだラストのセリフはとびっきりの笑顔を自然に溢れさせ…木村、もとい村木監督の指パッチンから見事オーディション合格! 女優への思いを改めて語るしおんはじつに清々しいけれど、STAR☆ANISへ参加する目は完全に無くなり…それは既定路線なので良いとして、女優専業となればぽわプリのオリジナルステージもおそらく期待できず少々残念だったり。あの三人のステージを一度でも見たかった(笑
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