2013-09-03(Tue)
神のみぞ知るセカイ 女神篇 #09 Absent Lovers
ちひろ再攻略の辛い結末。

メルクリウスの宿主が明らかに。
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メルクリウスの宿主が明らかに。
原作既読のちひろ好きとしては始まる前から妙な動悸が止まらなかった今回。既に恋愛ゲージが振り切れているちひろ攻略の結末は、結果が判っていてもじつに胃に悪く、動き&音声が加わったアニメ効果も破壊力に拍車を掛けてキツいキツい。思いの外サクサク進んでAパートに収まり、Bパート早々天理による癒しに入ったのがせめてもの救いでした。今回エピソードを週刊連載を追っていた頃には、もう、頭ん中グルグルなって大変でしたもの(笑

アバンは前回引きから「誰もいない所」へ向かう二人。てな所を偶然目撃した家政婦歩美の微妙な表情はその胸中を想像すると地味に辛いシーンです。一方屋上では件の二人がギクシャクコミュニケート、普段あれほどズバズバ言うちひろがすっかり潮らしくなっちゃってオンナノコレベル急上昇…だけれど結果を知っていると辛さしか無く、ちひろがオンナノコになればなるほど私の心拍数も二次曲線的に上昇しまくり。あああ。
「今日はずっと一緒にいたいって思ったよ」
照れながら正直な気持ちを打ち明けるちひろ。細い肩を抱かれて戸惑い、意を決したにーさまへ視線を外せない表情などなどオンナノコレベ(以下同文

勢いづいたにーさまはそのまま押し倒してさあキスを! 対するちひろは淑女の嗜みとして一応拒否するもののがっつり覚悟は決まっていて、潤んだ瞳でにーさまを見上げながら――
「優しくしてよ…私…初めて…だからね…」
順調に進んだ再攻略、本来ならば最大のハイライトとなるべきシーンでにーさまを奈落に落としたちひろのセリフ。それは攻略時のキスを覚えていないという事で、つまり攻略の記憶が無い→ちひろに女神はいないと結論付いてしまうのでした。気付いたにーさまの意識下で砕け散る女神の羽根、と同時に鏡の歩美からメルクリウスが現れ、親友に譲った思いに涙する一連は功を急いだにーさまへの皮肉が効いてます。あああ。

「気が付いたらもう好きになってたのさ!」
女神不在が確定して素に戻ったにーさまの一方でちひろの思いはノーブレーキ。キスをお預け食らってキョトンとした後しみじみ語られる思いに今度はにーさまがキョトンとしちゃったり面白い。
「攻略も接点も無しに好きになるなんてあり得ない」
まあ人の気持ちなんて理屈どおりに行かないのがアタリマエ。しかしそれはゲーム理論至上主義=にーさまのアイデンティティを否定するもので、そう簡単に受け入れられるものではありません。ここへ至るちひろの行動は全てにーさまロジックの先回りで、すなわちそれはロジックの正しさを証明するものだけれど、この状態をにーさま視点から見ると「選択肢の無い一本道」となり、落とし神の立場として常に先行する相手のアクションを受け入れるだけ=自分でコントロールできない事への恐れ・戸惑いは無理からぬ事。女神不在を知った直後には冷静にルート変更を考え、無理くりな変更にも自信を持っていたのに、ちひろの思いに気圧されて「正解」が判らなくなってしまうこのシーンは、常に自信に溢れていたにーさまの脆さ(計算外の好意への当惑)がついに表れた瞬間でした。

「リアル女を騙してやったんだ、バーカ」
その戸惑いはスムーズなルート変更に程遠い感情暴走へ繋がり、落とし神のプライドを守るため酷い言葉でちひろを拒絶し…なのに走り去るちひろを追ってドアまで走る辺りにーさまの微妙な心理が窺えます。本気で言っていたなら追うはずありませんから。なーんて冷静なふりしてこんなん書いてますけど、オンタイムで見ていた時は手足から血の気が引いて冷たくなるわ、救心必須の動悸息切れ目眩に襲われるわそりゃあ大変でした(笑
「あんたって、最低!」
さてそんな一部始終を見ていた家政婦歩美との修羅場。イレギュラーな状況にアドリブでルート変更を試すももちろん歩美には通用せず、思いっきり膝蹴りが入って一発KOです。そりゃそーだ。ミニスカから覗く絶対領域の内ももチラリが!(なんて言ってる場合か。ああみんな辛い。辛すぎる。

容赦無く胃を攻め続けたAパートからBパート冒頭は天理による癒しへ。ディアナに翼が出ないのはディアナ自身がにーさまを好きになってしまい、その罪悪感が天理の愛の力を奪っているため。というわけで天理とにーさまの関係を一気に進めようと文字通り身体を張るディアナ。ムネのボタンを外して服を落とし、浴槽のにーさまの所へ…って水着かよ! とはいえ地味っ子なのにグラマラスボディの天理(ディアナ)、このボディでスク水という持て余し感はじつによろしいな。鏡の中から天理を煽るも自分の思いをつい語っちゃって照れるディアナかわいい。

「天理はどうしたいんだ?」
はっきりしない天理への苛つきは、ちひろパターンに続いて、自身が主導するカンペキな攻略を至上とするにーさまロジックの否定によるものでしょう。しかし彼女たちの真っ直ぐな思いはにーさまのココロに突き刺さり、アイデンティティとの板挟みに苦しみ…そんなにーさまを救ったのは天理の手品でした。
ちょこんと座った天理へ話し掛けるとでっかい耳から箱抜けマジック、面と向かって言えない事も箱の中なら大丈夫とばかりににーさまを気遣う天理。ああもうかわいいなああ! 籠もっていた声が謎の音の直後に通る演出も芸コマです。この時箱から抜けたのだね(笑
「無理に笑わないでいいよ?」
「そうだな。それでも前に行かなきゃならない」
天理の気遣いに笑顔を見せるにーさまへこのセリフは天理の健気な思いに溢れ、何のかんの言いながらそんな天理に元気付けらたにーさまはどよんど沼から抜け出し…素敵なステッキのオチもかわいすぎ(笑

そんなこんなで舞校祭1日目が始まり、けいおんぶ部室を訪れたにーさまの前に現れたのはすっかりギョーカイ被れのエルシィでした。あはは! ズージャ語に加えて羽衣が肩掛けカーディガンみたいでじつにウザい! ちなみに「この後ショバ変えてリハなんで、ケツカッチンで、リスケリームーですよ~」を和訳(笑)すると「この後別の現場のリハーサルが控えているのでスケジュール変更は無理です」という意味になります。というかこれを解読できるのはおっさんの証明のような気がする(笑
ここからは舞校校章の女神の謎や、シアター地下から人工浜へ続く穴の消滅や、一本岩の内部に蠢く謎などなど、後への布石をバラ捲いてよし。

なーんて一部始終を遠目に見ていた女の子&二階堂先生は敵か味方か? 二階堂先生はこれまで何度も意味深な描写があったのでこの立ち位置もナニゲに判ろうものですが、双眼鏡の女の子(倉川灯)はアニメ組にはサッパリ判らん存在でしょう。一応女神篇第1話のダイジェストでチラリと顔見せしていますがこれだけではねえ。
などなどエルシィと調べたアレコレから「途轍もない何か」の予兆を感じ取ったにーさまは、しかし「僕には関係ない」と斬って捨て――
「何があろうと僕は攻略を進めるだけだ」
無駄なルートに見向きもせず、蠢く駆け魂も気に留めず、攻略に邁進するにーさまの潔さったら。そして歩美の前に立ち、最悪の条件下からラスボスの再攻略が始まります。思えば歩美の本攻略は第1期第1話のチュートリアル程度の扱いだったため、長い間出ている割にキャラの内面に迫る描写は今回が初かもしれません。というか第1話のレビューを読み返すと結構ボロクソに書いてて自分で笑える。何せ3年経っても記事を書くほどハマっちゃったんだから。

アバンは前回引きから「誰もいない所」へ向かう二人。てな所を偶然目撃した家政婦歩美の微妙な表情はその胸中を想像すると地味に辛いシーンです。一方屋上では件の二人がギクシャクコミュニケート、普段あれほどズバズバ言うちひろがすっかり潮らしくなっちゃってオンナノコレベル急上昇…だけれど結果を知っていると辛さしか無く、ちひろがオンナノコになればなるほど私の心拍数も二次曲線的に上昇しまくり。あああ。
「今日はずっと一緒にいたいって思ったよ」
照れながら正直な気持ちを打ち明けるちひろ。細い肩を抱かれて戸惑い、意を決したにーさまへ視線を外せない表情などなどオンナノコレベ(以下同文

勢いづいたにーさまはそのまま押し倒してさあキスを! 対するちひろは淑女の嗜みとして一応拒否するもののがっつり覚悟は決まっていて、潤んだ瞳でにーさまを見上げながら――
「優しくしてよ…私…初めて…だからね…」
順調に進んだ再攻略、本来ならば最大のハイライトとなるべきシーンでにーさまを奈落に落としたちひろのセリフ。それは攻略時のキスを覚えていないという事で、つまり攻略の記憶が無い→ちひろに女神はいないと結論付いてしまうのでした。気付いたにーさまの意識下で砕け散る女神の羽根、と同時に鏡の歩美からメルクリウスが現れ、親友に譲った思いに涙する一連は功を急いだにーさまへの皮肉が効いてます。あああ。

「気が付いたらもう好きになってたのさ!」
女神不在が確定して素に戻ったにーさまの一方でちひろの思いはノーブレーキ。キスをお預け食らってキョトンとした後しみじみ語られる思いに今度はにーさまがキョトンとしちゃったり面白い。
「攻略も接点も無しに好きになるなんてあり得ない」
まあ人の気持ちなんて理屈どおりに行かないのがアタリマエ。しかしそれはゲーム理論至上主義=にーさまのアイデンティティを否定するもので、そう簡単に受け入れられるものではありません。ここへ至るちひろの行動は全てにーさまロジックの先回りで、すなわちそれはロジックの正しさを証明するものだけれど、この状態をにーさま視点から見ると「選択肢の無い一本道」となり、落とし神の立場として常に先行する相手のアクションを受け入れるだけ=自分でコントロールできない事への恐れ・戸惑いは無理からぬ事。女神不在を知った直後には冷静にルート変更を考え、無理くりな変更にも自信を持っていたのに、ちひろの思いに気圧されて「正解」が判らなくなってしまうこのシーンは、常に自信に溢れていたにーさまの脆さ(計算外の好意への当惑)がついに表れた瞬間でした。

「リアル女を騙してやったんだ、バーカ」
その戸惑いはスムーズなルート変更に程遠い感情暴走へ繋がり、落とし神のプライドを守るため酷い言葉でちひろを拒絶し…なのに走り去るちひろを追ってドアまで走る辺りにーさまの微妙な心理が窺えます。本気で言っていたなら追うはずありませんから。なーんて冷静なふりしてこんなん書いてますけど、オンタイムで見ていた時は手足から血の気が引いて冷たくなるわ、救心必須の動悸息切れ目眩に襲われるわそりゃあ大変でした(笑
「あんたって、最低!」
さてそんな一部始終を見ていた家政婦歩美との修羅場。イレギュラーな状況にアドリブでルート変更を試すももちろん歩美には通用せず、思いっきり膝蹴りが入って一発KOです。そりゃそーだ。ミニスカから覗く絶対領域の内ももチラリが!(なんて言ってる場合か。ああみんな辛い。辛すぎる。

容赦無く胃を攻め続けたAパートからBパート冒頭は天理による癒しへ。ディアナに翼が出ないのはディアナ自身がにーさまを好きになってしまい、その罪悪感が天理の愛の力を奪っているため。というわけで天理とにーさまの関係を一気に進めようと文字通り身体を張るディアナ。ムネのボタンを外して服を落とし、浴槽のにーさまの所へ…って水着かよ! とはいえ地味っ子なのにグラマラスボディの天理(ディアナ)、このボディでスク水という持て余し感はじつによろしいな。鏡の中から天理を煽るも自分の思いをつい語っちゃって照れるディアナかわいい。

「天理はどうしたいんだ?」
はっきりしない天理への苛つきは、ちひろパターンに続いて、自身が主導するカンペキな攻略を至上とするにーさまロジックの否定によるものでしょう。しかし彼女たちの真っ直ぐな思いはにーさまのココロに突き刺さり、アイデンティティとの板挟みに苦しみ…そんなにーさまを救ったのは天理の手品でした。
ちょこんと座った天理へ話し掛けるとでっかい耳から箱抜けマジック、面と向かって言えない事も箱の中なら大丈夫とばかりににーさまを気遣う天理。ああもうかわいいなああ! 籠もっていた声が謎の音の直後に通る演出も芸コマです。この時箱から抜けたのだね(笑
「無理に笑わないでいいよ?」
「そうだな。それでも前に行かなきゃならない」
天理の気遣いに笑顔を見せるにーさまへこのセリフは天理の健気な思いに溢れ、何のかんの言いながらそんな天理に元気付けらたにーさまはどよんど沼から抜け出し…素敵なステッキのオチもかわいすぎ(笑

そんなこんなで舞校祭1日目が始まり、けいおんぶ部室を訪れたにーさまの前に現れたのはすっかりギョーカイ被れのエルシィでした。あはは! ズージャ語に加えて羽衣が肩掛けカーディガンみたいでじつにウザい! ちなみに「この後ショバ変えてリハなんで、ケツカッチンで、リスケリームーですよ~」を和訳(笑)すると「この後別の現場のリハーサルが控えているのでスケジュール変更は無理です」という意味になります。というかこれを解読できるのはおっさんの証明のような気がする(笑
ここからは舞校校章の女神の謎や、シアター地下から人工浜へ続く穴の消滅や、一本岩の内部に蠢く謎などなど、後への布石をバラ捲いてよし。

なーんて一部始終を遠目に見ていた女の子&二階堂先生は敵か味方か? 二階堂先生はこれまで何度も意味深な描写があったのでこの立ち位置もナニゲに判ろうものですが、双眼鏡の女の子(倉川灯)はアニメ組にはサッパリ判らん存在でしょう。一応女神篇第1話のダイジェストでチラリと顔見せしていますがこれだけではねえ。
などなどエルシィと調べたアレコレから「途轍もない何か」の予兆を感じ取ったにーさまは、しかし「僕には関係ない」と斬って捨て――
「何があろうと僕は攻略を進めるだけだ」
無駄なルートに見向きもせず、蠢く駆け魂も気に留めず、攻略に邁進するにーさまの潔さったら。そして歩美の前に立ち、最悪の条件下からラスボスの再攻略が始まります。思えば歩美の本攻略は第1期第1話のチュートリアル程度の扱いだったため、長い間出ている割にキャラの内面に迫る描写は今回が初かもしれません。というか第1話のレビューを読み返すと結構ボロクソに書いてて自分で笑える。何せ3年経っても記事を書くほどハマっちゃったんだから。
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