2013-09-05(Thu)
ドキドキ!プリキュア #30 最後の試練!伝説のプリキュア!
一万年の時を越えて受け継がれたプリキュア魂。

あたしは、あたしたちは、絶対に諦めない!

いつもの四葉カーも大概ですがヘリから飛行機からピンク尽くしの色彩センスは相変わらず強烈、というか単発プロペラ機の割にキャビンスペースが広いな(笑。というわけでいきなり飛行機シーンから始まった今回は、夏の特訓の総仕上げとして「一万年前のプリキュアが手にしたという三種の神器」の一つ「水晶の鏡」を手に入れるまでが描かれます。
この宇宙が闇に支配されていた時代、この世界に愛と平和をもたらすため伝説の戦士プリキュアが現れた。古代プリキュアのシルエットを見るに向かって左は今回チラリと姿を見せた「キュアエンブレス」、槍を構えた中央は王女様の祖先? そして右のシルエットはキュアエースと被る感じ(変身時の炎の美女は古代プリキュアの名残?)で、これまでの描写で亜久里さん(エース)と対になっているレジーナの正体が「黄金の冠」とすればナニゲに辻褄が合いそう? 金髪だし。
あらゆる物を貫く光の槍「ミラクルドラゴングレイブ」
あらゆる真実を映し出す水晶の鏡「マジカルラブリーパッド」
あらゆる知識が詰め込まれた黄金の冠「エターナルゴールデンクラウン」
一万年前にしてはえらく中二ゴコロあふるるネーミングにちょっと笑った。一万年前というとちょうど氷河期が終わった頃で、人類の生活様式は縄文式土器やら竪穴式住居やら、中学生の歴史教科書の最初の方に出てくる辺りでしょうか。そんな時代にミラクル・マジカル・エターナルな得物を駆使して世界を救ったプリキュアは確かに伝説に残るかも(笑。それはともかく王女様の槍。神器の槍を振り回してキングジコチューを封印したり、氷結バリアの術を使ったり、いわゆる「普通の人」ではない事は明らかで、さらに地球との繋がりを考えると「王女様(トランプ王国王室)は伝説のプリキュアの子孫」である事が濃厚か。もしかしたら王女様自身も過去はプリキュアだったけれど年齢制g(以下略
この繋がりを前提としてさらにキュアエースが古代プリキュアの系譜とするなら、変身に必要なクリスタルがトランプ王室にあった事、また王女様に酷似した妖精がパートナーである意味も朧気にイメージできるけれど…この辺は明確な説明が無いので朧気以上の答えは出せない(笑。まあそのうち語られるでしょう。

そんな思惑巡るピンクプレーンにニアミスのドラゴン。まーたいきなりだなあ(笑。突然のドラゴン出現に驚くみなさんの中でアイちゃんだけいつも通りマイペースキャッキャなのは相手が判っているから? 緊急着水後の浜辺ではメガネがあらへん六花、ぺたんこ座りの亜久里さん、横座りの真琴&ありす様、そしてタレてるマナと各々の個性が面白い。
てな所へ現れた亀の妖精、一万年前から水晶の鏡を守っているというメラン…亀だけに一万年か! 相手が長老妖精だろうと普通に握手しフレンドリーに用件を伝え、とはいえハイそうですかと渡してもらえるはずもなく、メランは先のドラゴンに姿を変えお約束どおりハードルとして立ちふさがるのでした。ドラゴン変身後の俯瞰見下ろしアングルはドラゴンメランの大きさ・強さが強調され、大きな影に飲み込まれる五人の図も圧倒感を演出しています。こういう見せ方はさすが小川孝治氏か。
ラブリンク&ドレスアップで変身した五人vsメランドラゴンの戦い。リフレクションで火焔を止め→ハート&ソードのダブルキック→ドヤ顔ダイヤモンドシャワーのハイテンポ連続攻撃は本作ではちょっと見ない感じの小気味良い流れ。自信満々の割にあっさり返されて土煙の残念感も良し。でもダイヤモンドってこういうキャラだっけ? そんなこんなでフォースアローもばっきゅーん!も効かず、反撃の火焔攻撃に飲み込まれるみなさん。しぬしぬ。

CM明けのチリチリ頭、呆然ジト目で夕陽を見つめる表情もいい味でしたが…どんな昭和ギャグかと。何だか真琴だけ妙におばさんぽいな(笑。そして今回また増えた亜久里さん(エース)の謎。
「水晶の鏡を手にする事が許されるのは伝説の戦士プリキュアだけ」
キュアエース覚醒前に「不思議な力」に導かれてこの島を訪れた亜久里さんはメランに門前払いを食らい、「伝説の戦士たるステージ」に昇るため以下略。この語り口から亜久里さん関連の時系列を考えると「門前払い」→「エース覚醒」→「仲間集め」→「現在」なのですが、先に本人から語られたとおりエースは一度ジコチューに負け、アイちゃんが卵化し、おそらくその時クリスタルが散り散りとなり、その後再びエースに覚醒していなければなりません。この事象(一人ではステージに辿り着けないと悟った)がどのタイミングで入るかと言えば「覚醒」と「仲間集め」の間しかなく…この一連の語りをナニゲにボカしている辺り時系列のトリックがありそう?
回想の亜久里さんが現在とほとんど変わらない姿でしかも夏服ってのも怪しい。このまま見れば回想の時系列は今年の夏なのだけれど、パートナーであるアイちゃんの卵が登場したのが第8話(3/26)、散り散りになったクリスタルの最初の出現(共にエース敗戦後でなくてはならない)が第13話(4/28)なのでエース覚醒前の夏服の亜久里さんが今年の夏に島へ一人で渡るのは不可能。
では去年の夏か?と考えてもトランプ王国滅亡のタイミングやクリスタルの在処が不明瞭のため判断が難しい。ダビィたちが以前王宮でクリスタルを目撃しているのでこの時期にエース覚醒(亜久里さん島渡り)が起きるとは考えにくく、では「クリスタル目撃から王国滅亡の間」にクリスタルが移動したと仮定すれば、それは王国滅亡前=ソードたちが地球に来る前の出来事となり…真琴トップアイドル化までの期間から滅亡時期を予想すると、第5話で示された路上シンガーの真琴は冬服なのでアイカツ期間を考えると少なくとも1年前(リアルで言えば2012年5月以前の冬服期)のショットで王国滅亡はそれより前、つまり去年の夏服期間に亜久里さんが島へ渡るのは不可能となり、とはいえそれ以前の夏となればさすがに回想で描かれた風体との齟齬が生じてしまう。まあ去年の秋以降に路上デビューして新年明け早々に国民的トップアイドルになったシンデレラガールと強弁すれば話は通るけれど(笑
ならば滅亡後のドサクサでクリスタルが飛んできてエース覚醒以下略かと言うと、今度は滅亡後の顛末と辻褄が合わなくなってしまう。簡単に言えば王国滅亡後=真琴&ダビィが地球へ来ている時期とエースがジコチューと戦っていた時期が重なってしまうのですね。エースvsジコチューがドンパチやっていれば地球にいるダビィは闇の鼓動に気付くはずで、しかしこれまでそのような描写は一切無く、つまりエースが負けたのはダビィが地球に来る前(王国滅亡以前)の出来事と考えないと辻褄が合わない。
これを解決するには件の回想を「亜久里さんの前世の記憶」とし、王宮で目撃したクリスタルは「エース敗戦後のもの」とするか、または亜久里さんが言う「こちらの世界」が地球ではない…くらいしか思いつかないけれど、はたしてどう整合させますやら。
「一度や二度負けたぐらいで諦めちゃどうするのよ!」
「たった一度の14歳の夏が無駄になっちゃうでしょうが!」
夕陽を活かしてしょんぼり演出MAXの亜久里さんへマナの一喝。落ち込んでいる子へのモヤモヤを晴らすべくチリチリ髪を一気に伸ばすカットはマナの気性がよく表れていました。そしていきなり飯盒炊爨へ、でっかいバッグはこの道具&食材が入っていたのでした。何という準備の良さ。腹が減っては戦はできぬ、こんな時でもごはんを食べて元気出そう!ってなポジティブさはマナらしい。

「お前のような強い心の持ち主は未だに現れない…」
鍾乳洞にて水晶の鏡へ語りかけるメランのシーンで在りし日のキュアエンブレスをチラ見せ。ドラゴンメランのサイズ、そして戦っている相手(何者か判りませんけど)のサイズを考えるとキュアエンブレスはまさかの巨女? てな所へカレーの香りが漂ってきてメランはみなさんのキャンプ地へ。それはそうと寸胴鍋いっぱいのカレールーと飯盒一つの白飯ではバランスが(笑
レンゲに盛られたカレーライスをちっちゃいスプーンで食べる妖精スタイルはちょっとかわいい。何だか少し前に流行ったひと口レンゲ丼を思い出してしまった(笑。誰かと一緒に食べる美味しさを噛みしめるメラン、それに呼応しマナはレジーナへの思いを語り、プリキュアとしてやらなければならない事を語り、しかし今はまだ力が足りず…それでも先に進もうと食い下がるマナの熱い叫びはみなさんを巻き込み、結局翌日の再挑戦が許可されました。

しかし再挑戦でもプリキュアたちは苦戦していました。なるほどメランドラゴンの強力なバリアは亀の甲羅のイメージか!(今頃。例によって屁とも効かないスパークルソードから目には目をバリアにはバリア!とばかりにラブリーフォースリフレクションを試すみなさん。強力なバリアを打ち消す大技とはいえ見た目は思いっきりロゼッタ砲、これをやるなら爬虫類モチーフが相手だけにダイヤモンドシャワーをブーストした絶対零度攻撃の方が説得力あったような? 技名は「ラブリーフォース・アブソリュートゼロ」辺りで(笑。いや他のメンツを吹き飛ばし、地面を凹ませ土煙が渦巻くロゼッタ砲も相当なものだけれど、どうしてもミント砲とイメージがダブってしまうのだなあ(笑
バリア突破後にトドメの一撃!と思いきや、肝心な所でエースがタイムアウトであら大変です。変身が解けてしまって大慌ての亜久里さんかわいい。なーんて言ってる場合じゃありません。

「あたしは、あたしたちは、絶対に諦めない!」
せっかくのチャンスをフイにしたばかりかメランの猛反撃にまたしてもやられっぱなしのみなさん、しかしハートはメランの足を受け止めて頑張ります! ハートの気合いが十二分に伝わる煽りアングルから熱い叫びはエンブレスと重なってオチの前振り、そこから火が着いたみなさんのアクションは短いながら熱い熱い。特にバッと引いて一瞬のタメからダブるキックのダイヤモンド&ロゼッタのカットはじつに格好よろしかった。
そして全身からオーラを立ち上らせたハートの突撃。真正面から受けた火焔を突き抜け、全ての思いを拳に乗せてメランへ撃ち込むハートの姿にまたしてもエンブレスが重なり…一万年の時を越えて「絶対に諦めない」スピリッツが繋がった瞬間でした。

全ての力を使い切ったハートは崩れるように地べたへ落ちて変身解除。結局ドラゴンメランは倒せなかったけれど心意気を買われて合格の流れは、何よりもココロの強さを重視する本シリーズにて王道っちゃ王道な展開ではあります。キラリと光った鍾乳洞奧にて微笑むエンブレスのイメージも気が利いてました。そういやエンブレスの中の人って飯塚真弓さん、すなわちあれほど振られて結局プリキュアではなかったフレッシュのミユキさんなのでした。4年越しのプリキュア役おめでとうございます(笑
セバスチャンの膝枕で目覚めたマナは敗戦に気付いても諦めるどころか再々挑戦に燃え、するとありす様は後ろ手に隠し持ってた水晶の鏡をサッと取り出しネタバラシ。あはは。
「新しい時代はお前たちが切り拓いてこそ価値のあるものだ」
守り続けた伝説の神器と時代を若者に託し、思い残す事が無くなったご隠居メランはエンブレスが眠るこの島で最後まで添い遂げたいのでしょう。ラストカットの手前の花は二人への供花のようで何か切ない。島から飛び立ったピンクヘリの行く手に待ち受ける黒雲は思いっきり不穏の前兆、メランの言葉どおり「本当の試練」の厳しさを予感させる締めでした。
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あたしは、あたしたちは、絶対に諦めない!

いつもの四葉カーも大概ですがヘリから飛行機からピンク尽くしの色彩センスは相変わらず強烈、というか単発プロペラ機の割にキャビンスペースが広いな(笑。というわけでいきなり飛行機シーンから始まった今回は、夏の特訓の総仕上げとして「一万年前のプリキュアが手にしたという三種の神器」の一つ「水晶の鏡」を手に入れるまでが描かれます。
この宇宙が闇に支配されていた時代、この世界に愛と平和をもたらすため伝説の戦士プリキュアが現れた。古代プリキュアのシルエットを見るに向かって左は今回チラリと姿を見せた「キュアエンブレス」、槍を構えた中央は王女様の祖先? そして右のシルエットはキュアエースと被る感じ(変身時の炎の美女は古代プリキュアの名残?)で、これまでの描写で亜久里さん(エース)と対になっているレジーナの正体が「黄金の冠」とすればナニゲに辻褄が合いそう? 金髪だし。
あらゆる物を貫く光の槍「ミラクルドラゴングレイブ」
あらゆる真実を映し出す水晶の鏡「マジカルラブリーパッド」
あらゆる知識が詰め込まれた黄金の冠「エターナルゴールデンクラウン」
一万年前にしてはえらく中二ゴコロあふるるネーミングにちょっと笑った。一万年前というとちょうど氷河期が終わった頃で、人類の生活様式は縄文式土器やら竪穴式住居やら、中学生の歴史教科書の最初の方に出てくる辺りでしょうか。そんな時代にミラクル・マジカル・エターナルな得物を駆使して世界を救ったプリキュアは確かに伝説に残るかも(笑。それはともかく王女様の槍。神器の槍を振り回してキングジコチューを封印したり、氷結バリアの術を使ったり、いわゆる「普通の人」ではない事は明らかで、さらに地球との繋がりを考えると「王女様(トランプ王国王室)は伝説のプリキュアの子孫」である事が濃厚か。もしかしたら王女様自身も過去はプリキュアだったけれど年齢制g(以下略
この繋がりを前提としてさらにキュアエースが古代プリキュアの系譜とするなら、変身に必要なクリスタルがトランプ王室にあった事、また王女様に酷似した妖精がパートナーである意味も朧気にイメージできるけれど…この辺は明確な説明が無いので朧気以上の答えは出せない(笑。まあそのうち語られるでしょう。

そんな思惑巡るピンクプレーンにニアミスのドラゴン。まーたいきなりだなあ(笑。突然のドラゴン出現に驚くみなさんの中でアイちゃんだけいつも通りマイペースキャッキャなのは相手が判っているから? 緊急着水後の浜辺ではメガネがあらへん六花、ぺたんこ座りの亜久里さん、横座りの真琴&ありす様、そしてタレてるマナと各々の個性が面白い。
てな所へ現れた亀の妖精、一万年前から水晶の鏡を守っているというメラン…亀だけに一万年か! 相手が長老妖精だろうと普通に握手しフレンドリーに用件を伝え、とはいえハイそうですかと渡してもらえるはずもなく、メランは先のドラゴンに姿を変えお約束どおりハードルとして立ちふさがるのでした。ドラゴン変身後の俯瞰見下ろしアングルはドラゴンメランの大きさ・強さが強調され、大きな影に飲み込まれる五人の図も圧倒感を演出しています。こういう見せ方はさすが小川孝治氏か。
ラブリンク&ドレスアップで変身した五人vsメランドラゴンの戦い。リフレクションで火焔を止め→ハート&ソードのダブルキック→ドヤ顔ダイヤモンドシャワーのハイテンポ連続攻撃は本作ではちょっと見ない感じの小気味良い流れ。自信満々の割にあっさり返されて土煙の残念感も良し。でもダイヤモンドってこういうキャラだっけ? そんなこんなでフォースアローもばっきゅーん!も効かず、反撃の火焔攻撃に飲み込まれるみなさん。しぬしぬ。

CM明けのチリチリ頭、呆然ジト目で夕陽を見つめる表情もいい味でしたが…どんな昭和ギャグかと。何だか真琴だけ妙におばさんぽいな(笑。そして今回また増えた亜久里さん(エース)の謎。
「水晶の鏡を手にする事が許されるのは伝説の戦士プリキュアだけ」
キュアエース覚醒前に「不思議な力」に導かれてこの島を訪れた亜久里さんはメランに門前払いを食らい、「伝説の戦士たるステージ」に昇るため以下略。この語り口から亜久里さん関連の時系列を考えると「門前払い」→「エース覚醒」→「仲間集め」→「現在」なのですが、先に本人から語られたとおりエースは一度ジコチューに負け、アイちゃんが卵化し、おそらくその時クリスタルが散り散りとなり、その後再びエースに覚醒していなければなりません。この事象(一人ではステージに辿り着けないと悟った)がどのタイミングで入るかと言えば「覚醒」と「仲間集め」の間しかなく…この一連の語りをナニゲにボカしている辺り時系列のトリックがありそう?
回想の亜久里さんが現在とほとんど変わらない姿でしかも夏服ってのも怪しい。このまま見れば回想の時系列は今年の夏なのだけれど、パートナーであるアイちゃんの卵が登場したのが第8話(3/26)、散り散りになったクリスタルの最初の出現(共にエース敗戦後でなくてはならない)が第13話(4/28)なのでエース覚醒前の夏服の亜久里さんが今年の夏に島へ一人で渡るのは不可能。
では去年の夏か?と考えてもトランプ王国滅亡のタイミングやクリスタルの在処が不明瞭のため判断が難しい。ダビィたちが以前王宮でクリスタルを目撃しているのでこの時期にエース覚醒(亜久里さん島渡り)が起きるとは考えにくく、では「クリスタル目撃から王国滅亡の間」にクリスタルが移動したと仮定すれば、それは王国滅亡前=ソードたちが地球に来る前の出来事となり…真琴トップアイドル化までの期間から滅亡時期を予想すると、第5話で示された路上シンガーの真琴は冬服なのでアイカツ期間を考えると少なくとも1年前(リアルで言えば2012年5月以前の冬服期)のショットで王国滅亡はそれより前、つまり去年の夏服期間に亜久里さんが島へ渡るのは不可能となり、とはいえそれ以前の夏となればさすがに回想で描かれた風体との齟齬が生じてしまう。まあ去年の秋以降に路上デビューして新年明け早々に国民的トップアイドルになったシンデレラガールと強弁すれば話は通るけれど(笑
ならば滅亡後のドサクサでクリスタルが飛んできてエース覚醒以下略かと言うと、今度は滅亡後の顛末と辻褄が合わなくなってしまう。簡単に言えば王国滅亡後=真琴&ダビィが地球へ来ている時期とエースがジコチューと戦っていた時期が重なってしまうのですね。エースvsジコチューがドンパチやっていれば地球にいるダビィは闇の鼓動に気付くはずで、しかしこれまでそのような描写は一切無く、つまりエースが負けたのはダビィが地球に来る前(王国滅亡以前)の出来事と考えないと辻褄が合わない。
これを解決するには件の回想を「亜久里さんの前世の記憶」とし、王宮で目撃したクリスタルは「エース敗戦後のもの」とするか、または亜久里さんが言う「こちらの世界」が地球ではない…くらいしか思いつかないけれど、はたしてどう整合させますやら。
「一度や二度負けたぐらいで諦めちゃどうするのよ!」
「たった一度の14歳の夏が無駄になっちゃうでしょうが!」
夕陽を活かしてしょんぼり演出MAXの亜久里さんへマナの一喝。落ち込んでいる子へのモヤモヤを晴らすべくチリチリ髪を一気に伸ばすカットはマナの気性がよく表れていました。そしていきなり飯盒炊爨へ、でっかいバッグはこの道具&食材が入っていたのでした。何という準備の良さ。腹が減っては戦はできぬ、こんな時でもごはんを食べて元気出そう!ってなポジティブさはマナらしい。

「お前のような強い心の持ち主は未だに現れない…」
鍾乳洞にて水晶の鏡へ語りかけるメランのシーンで在りし日のキュアエンブレスをチラ見せ。ドラゴンメランのサイズ、そして戦っている相手(何者か判りませんけど)のサイズを考えるとキュアエンブレスはまさかの巨女? てな所へカレーの香りが漂ってきてメランはみなさんのキャンプ地へ。それはそうと寸胴鍋いっぱいのカレールーと飯盒一つの白飯ではバランスが(笑
レンゲに盛られたカレーライスをちっちゃいスプーンで食べる妖精スタイルはちょっとかわいい。何だか少し前に流行ったひと口レンゲ丼を思い出してしまった(笑。誰かと一緒に食べる美味しさを噛みしめるメラン、それに呼応しマナはレジーナへの思いを語り、プリキュアとしてやらなければならない事を語り、しかし今はまだ力が足りず…それでも先に進もうと食い下がるマナの熱い叫びはみなさんを巻き込み、結局翌日の再挑戦が許可されました。

しかし再挑戦でもプリキュアたちは苦戦していました。なるほどメランドラゴンの強力なバリアは亀の甲羅のイメージか!(今頃。例によって屁とも効かないスパークルソードから目には目をバリアにはバリア!とばかりにラブリーフォースリフレクションを試すみなさん。強力なバリアを打ち消す大技とはいえ見た目は思いっきりロゼッタ砲、これをやるなら爬虫類モチーフが相手だけにダイヤモンドシャワーをブーストした絶対零度攻撃の方が説得力あったような? 技名は「ラブリーフォース・アブソリュートゼロ」辺りで(笑。いや他のメンツを吹き飛ばし、地面を凹ませ土煙が渦巻くロゼッタ砲も相当なものだけれど、どうしてもミント砲とイメージがダブってしまうのだなあ(笑
バリア突破後にトドメの一撃!と思いきや、肝心な所でエースがタイムアウトであら大変です。変身が解けてしまって大慌ての亜久里さんかわいい。なーんて言ってる場合じゃありません。

「あたしは、あたしたちは、絶対に諦めない!」
せっかくのチャンスをフイにしたばかりかメランの猛反撃にまたしてもやられっぱなしのみなさん、しかしハートはメランの足を受け止めて頑張ります! ハートの気合いが十二分に伝わる煽りアングルから熱い叫びはエンブレスと重なってオチの前振り、そこから火が着いたみなさんのアクションは短いながら熱い熱い。特にバッと引いて一瞬のタメからダブるキックのダイヤモンド&ロゼッタのカットはじつに格好よろしかった。
そして全身からオーラを立ち上らせたハートの突撃。真正面から受けた火焔を突き抜け、全ての思いを拳に乗せてメランへ撃ち込むハートの姿にまたしてもエンブレスが重なり…一万年の時を越えて「絶対に諦めない」スピリッツが繋がった瞬間でした。

全ての力を使い切ったハートは崩れるように地べたへ落ちて変身解除。結局ドラゴンメランは倒せなかったけれど心意気を買われて合格の流れは、何よりもココロの強さを重視する本シリーズにて王道っちゃ王道な展開ではあります。キラリと光った鍾乳洞奧にて微笑むエンブレスのイメージも気が利いてました。そういやエンブレスの中の人って飯塚真弓さん、すなわちあれほど振られて結局プリキュアではなかったフレッシュのミユキさんなのでした。4年越しのプリキュア役おめでとうございます(笑
セバスチャンの膝枕で目覚めたマナは敗戦に気付いても諦めるどころか再々挑戦に燃え、するとありす様は後ろ手に隠し持ってた水晶の鏡をサッと取り出しネタバラシ。あはは。
「新しい時代はお前たちが切り拓いてこそ価値のあるものだ」
守り続けた伝説の神器と時代を若者に託し、思い残す事が無くなったご隠居メランはエンブレスが眠るこの島で最後まで添い遂げたいのでしょう。ラストカットの手前の花は二人への供花のようで何か切ない。島から飛び立ったピンクヘリの行く手に待ち受ける黒雲は思いっきり不穏の前兆、メランの言葉どおり「本当の試練」の厳しさを予感させる締めでした。
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