2013-11-08(Fri)
アイカツ! #56 恋のトップシークレット
まさか、私たちの秘密がバレたんじゃ!?

凄腕芸能レポーター・ミスターSのターゲットは…?
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凄腕芸能レポーター・ミスターSのターゲットは…?
いよいよアイカツにも恋愛ネタが来る!? しかも蘭!? と、前回予告にて蘭ファンのハートを一週間もきゅもきゅさせた、サブタイからして穏やかじゃない「恋のトップシークレット」。まあ私は基本的に泥沼ドロドロな恋愛ネタが大好物ですが、さすがに本作に於いてそれを望むのは筋違いとも判っており…とはいえほんのり微笑ましい初恋描写くらいならスポ根の中に咲いた一輪の花!的なオンナノコアピールにも繋がるだろうし、何せ常にフリーダムな女子校キャラがオトコノコを前にキュンキュンしてる所も見てみたいってのもあります。恋するオンナノコはやっぱりかわいいですもの。
なーんて思いながら迎えた今回。まあ第11話の例もあって九分九厘サブタイ倒れだろうと予想してはいたものの、蓋を開けたら透かされた肩が脱臼するレベルのしょーもなオチに絶句するやら笑えるやら。良くも悪くもアイカツらしいと申しましょうか。まあ今回はそんなスキャンダル騒動に絡めて、今後ドリアカの暗部(?)に切り込むであろう芸能レポーター「ミスターS」の顔見せ、おそらくそこへ関わるであろうティアラ学園長と涼川さんの関係を匂わせたり、つまり後への布石を蒔く箸休め回と思えば良いのかも。

というわけでアバンは「ミスターS」の初登場シーンから。「イケナイ警視総監 -初めての恋の予感!?-」と少々力技な台本でネタ振りしつつの帰り道にて、学園マザーの視界に入った黒ずくめの男。さらに入れ違いでTV局に入って来たティアラ学園長もその男に気付くとあからさまに警戒バリバリ…非常に判りやすく怪しい(笑。それはそうと今回は作画の歪みが目に付きました。一年帯の少女アニメに厳しい事を言うのもアレだけれど、キャッチーであるべきアバンの作画がいきなりへちゃっていると残念感がハンパありません。今回までのセカンドシーズンの作画状態を見るに、タイトルがヒットした割に予算は増えていないのかも?
OP明けのAパート冒頭はやっぱりいちご部屋に入り浸りの蘭。もう三人部屋にしちゃえよ! みたいな。今回も柔軟やってるし(笑。絶対領域エロい(そういう所ばかり見ない。てな所へ飛び込んできた姐さんによる「謎の男」の正体晒し、凄腕芸能レポーター・ミスターSの説明にて今回サブタイどおり「恋愛スキャンダル」への警戒を振り――
「誰かのスキャンダルを…」

「狙ってるんだよ!」
と、セリフまたぎでシーンはドリアカ側へ。いい感じに並行進行していると思いますし、進行上両サイドを描かなければならない苦肉の策だろうけれど、毎回これだと少々落ち着かない感もありますね。まあドリアカキャラアピール期間が終われば見せ方も変わってくるでしょう。
スターライト側と同様にミスターSへの警戒を強めるきいは、例としてユリカちゃん正体バレスキャンダルを示し…懐かしいな! というかやっぱりユリカちゃんモードはファンに周知されてるのね(笑。などと本体の出番が無いのに存在をアピールするユリカ様はさすが人気キャラ。
「狙っているとしたらセイラがラブラブのアレしかない!」
「え? アレか…あんな事、別に秘密でも何でも…」
まあナントモ判りやすいネタ振りです。この時点でサブタイの対象はセイラと判明し、それがしょーもない(恋愛話ではない)事も判ります。きいはスキャンダルへの警戒が薄いセイラへムリムリムッリー! とプロデューサーモード、一方セイラはアイドルとしてのきいを気遣い…ブレインサンダーを飲めば一週間くらい寝なくても疲れないし宇宙の真理も見えるし周りの人たちが私の噂話をしているけど大丈夫だよ!とオケオケオッケー!
「いいのか? このままで」
プロデューサー兼務のきいへの気遣いはご尤も。私の世話をするよりきい自身のアイカツを進めてアイドルとして羽ばたいて欲しいと思っているのでしょう。そうするとプロデューサーコースとは何だったのか?ということになってしまいますが(笑。またきいの頑張り・情熱は判るけれど、何せセイラときいがどの程度の付き合いなのか現状よう判らんため二人の感情の動きがどうもスッキリ入ってきません。まあこの辺は追々描かれるかな。
月夜の帰り道にてネコとご対面。もうこの時点で以下略。

明けて翌日、学園長室に呼び出された姐さんはアイカツナビ主催のファッションショーのオファーを受け…やっぱりオファーが主体なのだなあ。モデル本業の蘭を差し置いてイケナイ警視総監ネタに絡めたオファー話は力技を感じますが、デビュー直後のフレッシュさ=初恋というきいちゃんハニー(笑)へのオファー理由に比べればまだ理に適っているか。ってかジョニー先生顔近い!
その後蘭コーチによるウォーキングレッスンの帰り道に涼川さんと行き会い。敷地内での変装を訝しがる涼川さんへ事情説明の姐さん、これまた顔近いって! 短い会話で駆け帰る三人娘を目で追った涼川さんは寄ってきた黒ネコを撫で、そして唐突に意味深ゼリフを。
「もしかしてミスターSが追っているのはスターライト学園じゃなくて…ティアラ」
ティアラ学園長を呼び捨てにしている辺りいかにも関係者っぽい? これを第44話で言うてた「アイドル関係に詳しい姉さん」の解答とするのは少々早計か。ネコ繋がりでセイラ(音城家)との関係も匂う…と思いきや。

寮部屋へ戻った三人娘のスキャンダルバクロ大会は相変わらずの仲の良さを感じさせてほっこり。疲れ果ててベッドに寝転ぶミニスカの脚が!(そういう所(略。エア接客のいちご、アイドル雑誌欠番の姐さん、渋いおやつの蘭などなどじつにどうでもよろしい(笑。その一連にてビッ!と指さされた蘭が反射的にアイカツフォンを隠していたのは、次回ネタのゆるキャラストラップを隠していた? それにしても蘭の表情がいちいちよろしいな(笑
「いつか素敵な恋ができたらいいなあ」
アイドルの恋愛ネタの一大事を力説する姐さんへいちごのセリフは年齢相応に恋愛への憧れがある事を示していますが…とりあえずいちごに関しては暫く色気より食い気っぽい? そういや机の前に貼っていたポンポンクレープのポスターが無くなっていましたね。代替わりで剥がす辺り姐さんの拘りを感じます。が、いつもあったものが無くなるとスゲー寂しい。

例によっていつものグラウンドでランニングアイ!カツ!の三人娘へいつの間にかドリアカペアが合流。前回もそうでしたがこんな風に普通に合流させ、普通に仲良く交流してしまうと、何だか学校を分けた意味がよう判らなくなってしまいますね。スターライトが舞台なのに他のキャラが一切出て来ない割り切りを良しとするか否とするかは難しい所です。
ともあれミスターSの目から逃れるためスターライトを訪れたセイラ&きい。ここできいは三人娘の秘密を大バクロ…情報源が頼智記者とは笑った。アイカツ新聞って自宅だけでの自己満足かと思ったら外へ持ち出し、ということはミヤの正体を暴いた新聞も人目に触れた可能性が? すっかり店に溶け込み、ノエルちゃんと仲良くやってる頼智記者おそるべし。
返す刀できいの秘密をバクロするも情報源を言えないスターライト組。口を押さえられて目ぇ回すいちごかわいい。ご都合とはいえ正規ルートで入ってくるドリアカ組に対し、潜水ミッションで隠密リサーチって辺りスターライト組のアイカツらしさが光っていますね(笑。逆に言うとドリアカ組が普通すぎて本作らしいインパクトが無いかも。
それはそうとセカンドシーズンになってからやたら人を指さすシーンが増えたような気がする。これは一般的に褒められたアクションではないので、小さい子供が見ている番組で乱発するのはよろしくないと思うのだけれど。何か意図があってあえてやっているのだろうか?

「きいの邪魔はしたくないんだ」
秘密バクロ大会の流れから「私は秘密なんてない」と帰ろうとするセイラ。するときいはいつものテンションで食ってかかり、しかしセイラはいつになく厳しい表情を向けて一歩も退かずこのセリフです。プロデューサー兼務の頑張りが見えているからこその気遣い、他人のプロデュースより自分のファッションショーを優先すべきとの思いは、先の月夜の「いいのか? このままで」の答えでしょう。とはいえセイラのために頑張ってきたきいからしたらプロデューサーとしての頑張りを一瞬で全否定されたようなもの。前回ラストのように「う~う~う~!」と唸った後の感情爆発を見るに、きいはこのアクションが本音爆発のスイッチになってる?
「何でそういう事言うの!」
表情をコロコロ変えながらセイラへ直訴のシーンはおとめのアクションを見ているよう。明らかにキャラ被ってる感じです。ダッシュの後に息を切らせちゃうのはデスクワークが主だったプロデューサーらしい? アイドルやるならもっと走り込まないと(笑。すると涙を浮かべるきいの頭にポンと手を乗せ一瞬で仲直り…二人の間に言葉は要らない? とはいえ傍から見ているとよう判らんうちに自己解決してしまったようで、ここはもう少しドラマが欲しかった。
なーんて一連を固唾を呑んで見ているだけ、ギャラリーに徹する三人娘にちょっと笑ってしまった。二人の世界に口出ししない(できない)テイは妙にリアルではありましたが、仮にも主役組がモブ状態では何のために同じシーンにいるのか? 逆に三人娘を完全スルーし二人の世界を形成するドリアカ組も寒いっちゃ寒い。結果として完全に2対3に別れてしまい、作画こそキレイだったけれど、セイラ&きいのすれ違い解消シーンとしてイマイチ面白味が無かったように感じます。
「ネコと話せるアイドル、新しいな」
そして例によってきいの自爆へ。ラブラブ話をチラリと匂わせた後、どこぞから聞こえてきたネコの鳴き声に「にゃにゃにゃ~」のセイラ…について懇切丁寧に説明するきいはわざとやってるだろ?レベル(笑。一方ネコとの会話を「本当に話せてるわけじゃないけど…」と語るセイラは持ち前の生真面目さが滲み出ていますね。アイドルがネコ好きでも何の問題も無さそうだけれど、きいプロデューサーはクールでロックなイメージが崩れる事を危惧し…あざといと判りながらきいの「にゃにゃにゃん」の破壊力にやられる私。

この秘密を隠すべきか隠さざるべきか。するとアイドル博士たる姐さんはパッと閃き、きいの手を取り寮へ走って作戦会議へ。なぜきいだけ部屋へ引っ張り込むのかよう判りませんが、ツーショットでベッドに座るジャージ姿がいい感じだったので良しとしましょう。
その後ドリアカへ戻った二人はティアラ学園長へ秘密バクロ作戦の報告、するとティアラさんは笑顔で快諾し…きい相手に「きいちゃん」と呼んでいたのが気になるところ。セイラは「セイラ」と呼び捨てなのよね。それはそうとティアラさんの作画の振れ幅が凄すぎて笑った。これは早急に対策すべきだと思う。
「ミスターSの狙いはセイラじゃない。本当の狙いは…」
二人が退室した後のティアラさんの呟きから繋がるカットはドリアカ島を歩いている涼川さんでした。何故こんな所に? ミスターSのターゲットは彼? このワンカットは彼とティアラさんの関係をあからさまに匂わせますが…あまりに直球なのでブラフにも思えたりして始末が悪い。
今回ラストでミスターS自身が「ドリアカがたった一年で上り詰めた秘密を暴く」と語っていたとおり、取材目的は涼川さんピンポイントではなく、涼川さんの関与を含めた「秘密」の全体像について。その途中で涼川さんがドリアカ関係者と判明→ドリアカ関係者かつ売れっ子バンドの彼が何故かスターライト学園の掃除をしている→祭り、みたいな流れが来るかな? いやアイカツでそんな面倒くさい話はしないか(笑
ファッションショー当日、楽屋で髪を解く姐さんが美人すぎ。寮以外で髪を下ろしているの珍しいですね。スクープされる前にバクロしたネコ好きネタが無事掲載されたはいいけれどミスターSのターゲットは三人娘には判らぬまま、てな所へ凄いアングルで学園マザーが登場し「アイドルと恋愛について」あれこれ。
「アイドルが幸せそうだったらきっと応援してくれるファンもいる」
鏡に向かってそう語る学園長は自分に向けて言っているようで、また「真剣な恋をしなさい」「私に隠さないで」「もちろん私も応援する」などなどの文脈からミヤさんの事を言っているような気がしてならない。

そして始まった初恋ファッションショーは「prism spiral」のニューバージョンでした。これまでのアイカツ曲の中で唯一大改修後の映像が無かった曲で、まさに待ってました!という感じ。姐さん&きいの二人ステージだけれど歌唱はふうりさん単独、リバーブを思い切り効かせボーカルを落としたアレンジは広いホールのファッションショーらしく、ライブステージと明らかに違う空気感を作り上げています。以前はライブとあまり変わらなかったので口パクズレみたく見えていたけれどこれなら大丈夫かと。
映像的には何せニューバージョンの姐さん&きいなので造形的には文句を言ったらバチが当たるレベルのかわいさ。キメの表情も非常に豊かで眼福至極なのですが…どうも動きが所々ぎこちなく、全体に初期っぽい? と思ったら振り付け&モーションが第5話のステージマンマなのですね。久しぶりに第5話バージョンを見て、今や雲泥の差があるCGモデルが同じ動きをしているのを見比べると何だか不思議な気分に(笑

プリズムジャンプスペシャルアピールはリニューアルされた「クールフラッシュ」&「ポップフラッシュ」。何の練習もなくあっさりスペシャルアピールを出してしまうきいのポテンシャルは天井知らずであります。あはは。この分なら星座アピールもあっさり出せそう? それにしても姐さん&きいの破壊力は凄い。凄いだけにモーションの不自然さが惜しすぎる。
なーんて華やかなステージの一方で夜の海からドリアカ島を望むミスターSで締め。これまで基本的に悪人が出て来なかったアイカツ楽園に、初めて咲いた一輪の闇花の活躍(?)が楽しみのような不安なような。
なーんて思いながら迎えた今回。まあ第11話の例もあって九分九厘サブタイ倒れだろうと予想してはいたものの、蓋を開けたら透かされた肩が脱臼するレベルのしょーもなオチに絶句するやら笑えるやら。良くも悪くもアイカツらしいと申しましょうか。まあ今回はそんなスキャンダル騒動に絡めて、今後ドリアカの暗部(?)に切り込むであろう芸能レポーター「ミスターS」の顔見せ、おそらくそこへ関わるであろうティアラ学園長と涼川さんの関係を匂わせたり、つまり後への布石を蒔く箸休め回と思えば良いのかも。

というわけでアバンは「ミスターS」の初登場シーンから。「イケナイ警視総監 -初めての恋の予感!?-」と少々力技な台本でネタ振りしつつの帰り道にて、学園マザーの視界に入った黒ずくめの男。さらに入れ違いでTV局に入って来たティアラ学園長もその男に気付くとあからさまに警戒バリバリ…非常に判りやすく怪しい(笑。それはそうと今回は作画の歪みが目に付きました。一年帯の少女アニメに厳しい事を言うのもアレだけれど、キャッチーであるべきアバンの作画がいきなりへちゃっていると残念感がハンパありません。今回までのセカンドシーズンの作画状態を見るに、タイトルがヒットした割に予算は増えていないのかも?
OP明けのAパート冒頭はやっぱりいちご部屋に入り浸りの蘭。もう三人部屋にしちゃえよ! みたいな。今回も柔軟やってるし(笑。絶対領域エロい(そういう所ばかり見ない。てな所へ飛び込んできた姐さんによる「謎の男」の正体晒し、凄腕芸能レポーター・ミスターSの説明にて今回サブタイどおり「恋愛スキャンダル」への警戒を振り――
「誰かのスキャンダルを…」

「狙ってるんだよ!」
と、セリフまたぎでシーンはドリアカ側へ。いい感じに並行進行していると思いますし、進行上両サイドを描かなければならない苦肉の策だろうけれど、毎回これだと少々落ち着かない感もありますね。まあドリアカキャラアピール期間が終われば見せ方も変わってくるでしょう。
スターライト側と同様にミスターSへの警戒を強めるきいは、例としてユリカちゃん正体バレスキャンダルを示し…懐かしいな! というかやっぱりユリカちゃんモードはファンに周知されてるのね(笑。などと本体の出番が無いのに存在をアピールするユリカ様はさすが人気キャラ。
「狙っているとしたらセイラがラブラブのアレしかない!」
「え? アレか…あんな事、別に秘密でも何でも…」
まあナントモ判りやすいネタ振りです。この時点でサブタイの対象はセイラと判明し、それがしょーもない(恋愛話ではない)事も判ります。きいはスキャンダルへの警戒が薄いセイラへムリムリムッリー! とプロデューサーモード、一方セイラはアイドルとしてのきいを気遣い…ブレインサンダーを飲めば一週間くらい寝なくても疲れないし宇宙の真理も見えるし周りの人たちが私の噂話をしているけど大丈夫だよ!とオケオケオッケー!
「いいのか? このままで」
プロデューサー兼務のきいへの気遣いはご尤も。私の世話をするよりきい自身のアイカツを進めてアイドルとして羽ばたいて欲しいと思っているのでしょう。そうするとプロデューサーコースとは何だったのか?ということになってしまいますが(笑。またきいの頑張り・情熱は判るけれど、何せセイラときいがどの程度の付き合いなのか現状よう判らんため二人の感情の動きがどうもスッキリ入ってきません。まあこの辺は追々描かれるかな。
月夜の帰り道にてネコとご対面。もうこの時点で以下略。

明けて翌日、学園長室に呼び出された姐さんはアイカツナビ主催のファッションショーのオファーを受け…やっぱりオファーが主体なのだなあ。モデル本業の蘭を差し置いてイケナイ警視総監ネタに絡めたオファー話は力技を感じますが、デビュー直後のフレッシュさ=初恋というきいちゃんハニー(笑)へのオファー理由に比べればまだ理に適っているか。ってかジョニー先生顔近い!
その後蘭コーチによるウォーキングレッスンの帰り道に涼川さんと行き会い。敷地内での変装を訝しがる涼川さんへ事情説明の姐さん、これまた顔近いって! 短い会話で駆け帰る三人娘を目で追った涼川さんは寄ってきた黒ネコを撫で、そして唐突に意味深ゼリフを。
「もしかしてミスターSが追っているのはスターライト学園じゃなくて…ティアラ」
ティアラ学園長を呼び捨てにしている辺りいかにも関係者っぽい? これを第44話で言うてた「アイドル関係に詳しい姉さん」の解答とするのは少々早計か。ネコ繋がりでセイラ(音城家)との関係も匂う…と思いきや。

寮部屋へ戻った三人娘のスキャンダルバクロ大会は相変わらずの仲の良さを感じさせてほっこり。疲れ果ててベッドに寝転ぶミニスカの脚が!(そういう所(略。エア接客のいちご、アイドル雑誌欠番の姐さん、渋いおやつの蘭などなどじつにどうでもよろしい(笑。その一連にてビッ!と指さされた蘭が反射的にアイカツフォンを隠していたのは、次回ネタのゆるキャラストラップを隠していた? それにしても蘭の表情がいちいちよろしいな(笑
「いつか素敵な恋ができたらいいなあ」
アイドルの恋愛ネタの一大事を力説する姐さんへいちごのセリフは年齢相応に恋愛への憧れがある事を示していますが…とりあえずいちごに関しては暫く色気より食い気っぽい? そういや机の前に貼っていたポンポンクレープのポスターが無くなっていましたね。代替わりで剥がす辺り姐さんの拘りを感じます。が、いつもあったものが無くなるとスゲー寂しい。

例によっていつものグラウンドでランニングアイ!カツ!の三人娘へいつの間にかドリアカペアが合流。前回もそうでしたがこんな風に普通に合流させ、普通に仲良く交流してしまうと、何だか学校を分けた意味がよう判らなくなってしまいますね。スターライトが舞台なのに他のキャラが一切出て来ない割り切りを良しとするか否とするかは難しい所です。
ともあれミスターSの目から逃れるためスターライトを訪れたセイラ&きい。ここできいは三人娘の秘密を大バクロ…情報源が頼智記者とは笑った。アイカツ新聞って自宅だけでの自己満足かと思ったら外へ持ち出し、ということはミヤの正体を暴いた新聞も人目に触れた可能性が? すっかり店に溶け込み、ノエルちゃんと仲良くやってる頼智記者おそるべし。
返す刀できいの秘密をバクロするも情報源を言えないスターライト組。口を押さえられて目ぇ回すいちごかわいい。ご都合とはいえ正規ルートで入ってくるドリアカ組に対し、潜水ミッションで隠密リサーチって辺りスターライト組のアイカツらしさが光っていますね(笑。逆に言うとドリアカ組が普通すぎて本作らしいインパクトが無いかも。
それはそうとセカンドシーズンになってからやたら人を指さすシーンが増えたような気がする。これは一般的に褒められたアクションではないので、小さい子供が見ている番組で乱発するのはよろしくないと思うのだけれど。何か意図があってあえてやっているのだろうか?

「きいの邪魔はしたくないんだ」
秘密バクロ大会の流れから「私は秘密なんてない」と帰ろうとするセイラ。するときいはいつものテンションで食ってかかり、しかしセイラはいつになく厳しい表情を向けて一歩も退かずこのセリフです。プロデューサー兼務の頑張りが見えているからこその気遣い、他人のプロデュースより自分のファッションショーを優先すべきとの思いは、先の月夜の「いいのか? このままで」の答えでしょう。とはいえセイラのために頑張ってきたきいからしたらプロデューサーとしての頑張りを一瞬で全否定されたようなもの。前回ラストのように「う~う~う~!」と唸った後の感情爆発を見るに、きいはこのアクションが本音爆発のスイッチになってる?
「何でそういう事言うの!」
表情をコロコロ変えながらセイラへ直訴のシーンはおとめのアクションを見ているよう。明らかにキャラ被ってる感じです。ダッシュの後に息を切らせちゃうのはデスクワークが主だったプロデューサーらしい? アイドルやるならもっと走り込まないと(笑。すると涙を浮かべるきいの頭にポンと手を乗せ一瞬で仲直り…二人の間に言葉は要らない? とはいえ傍から見ているとよう判らんうちに自己解決してしまったようで、ここはもう少しドラマが欲しかった。
なーんて一連を固唾を呑んで見ているだけ、ギャラリーに徹する三人娘にちょっと笑ってしまった。二人の世界に口出ししない(できない)テイは妙にリアルではありましたが、仮にも主役組がモブ状態では何のために同じシーンにいるのか? 逆に三人娘を完全スルーし二人の世界を形成するドリアカ組も寒いっちゃ寒い。結果として完全に2対3に別れてしまい、作画こそキレイだったけれど、セイラ&きいのすれ違い解消シーンとしてイマイチ面白味が無かったように感じます。
「ネコと話せるアイドル、新しいな」
そして例によってきいの自爆へ。ラブラブ話をチラリと匂わせた後、どこぞから聞こえてきたネコの鳴き声に「にゃにゃにゃ~」のセイラ…について懇切丁寧に説明するきいはわざとやってるだろ?レベル(笑。一方ネコとの会話を「本当に話せてるわけじゃないけど…」と語るセイラは持ち前の生真面目さが滲み出ていますね。アイドルがネコ好きでも何の問題も無さそうだけれど、きいプロデューサーはクールでロックなイメージが崩れる事を危惧し…あざといと判りながらきいの「にゃにゃにゃん」の破壊力にやられる私。

この秘密を隠すべきか隠さざるべきか。するとアイドル博士たる姐さんはパッと閃き、きいの手を取り寮へ走って作戦会議へ。なぜきいだけ部屋へ引っ張り込むのかよう判りませんが、ツーショットでベッドに座るジャージ姿がいい感じだったので良しとしましょう。
その後ドリアカへ戻った二人はティアラ学園長へ秘密バクロ作戦の報告、するとティアラさんは笑顔で快諾し…きい相手に「きいちゃん」と呼んでいたのが気になるところ。セイラは「セイラ」と呼び捨てなのよね。それはそうとティアラさんの作画の振れ幅が凄すぎて笑った。これは早急に対策すべきだと思う。
「ミスターSの狙いはセイラじゃない。本当の狙いは…」
二人が退室した後のティアラさんの呟きから繋がるカットはドリアカ島を歩いている涼川さんでした。何故こんな所に? ミスターSのターゲットは彼? このワンカットは彼とティアラさんの関係をあからさまに匂わせますが…あまりに直球なのでブラフにも思えたりして始末が悪い。
今回ラストでミスターS自身が「ドリアカがたった一年で上り詰めた秘密を暴く」と語っていたとおり、取材目的は涼川さんピンポイントではなく、涼川さんの関与を含めた「秘密」の全体像について。その途中で涼川さんがドリアカ関係者と判明→ドリアカ関係者かつ売れっ子バンドの彼が何故かスターライト学園の掃除をしている→祭り、みたいな流れが来るかな? いやアイカツでそんな面倒くさい話はしないか(笑
ファッションショー当日、楽屋で髪を解く姐さんが美人すぎ。寮以外で髪を下ろしているの珍しいですね。スクープされる前にバクロしたネコ好きネタが無事掲載されたはいいけれどミスターSのターゲットは三人娘には判らぬまま、てな所へ凄いアングルで学園マザーが登場し「アイドルと恋愛について」あれこれ。
「アイドルが幸せそうだったらきっと応援してくれるファンもいる」
鏡に向かってそう語る学園長は自分に向けて言っているようで、また「真剣な恋をしなさい」「私に隠さないで」「もちろん私も応援する」などなどの文脈からミヤさんの事を言っているような気がしてならない。

そして始まった初恋ファッションショーは「prism spiral」のニューバージョンでした。これまでのアイカツ曲の中で唯一大改修後の映像が無かった曲で、まさに待ってました!という感じ。姐さん&きいの二人ステージだけれど歌唱はふうりさん単独、リバーブを思い切り効かせボーカルを落としたアレンジは広いホールのファッションショーらしく、ライブステージと明らかに違う空気感を作り上げています。以前はライブとあまり変わらなかったので口パクズレみたく見えていたけれどこれなら大丈夫かと。
映像的には何せニューバージョンの姐さん&きいなので造形的には文句を言ったらバチが当たるレベルのかわいさ。キメの表情も非常に豊かで眼福至極なのですが…どうも動きが所々ぎこちなく、全体に初期っぽい? と思ったら振り付け&モーションが第5話のステージマンマなのですね。久しぶりに第5話バージョンを見て、今や雲泥の差があるCGモデルが同じ動きをしているのを見比べると何だか不思議な気分に(笑

なーんて華やかなステージの一方で夜の海からドリアカ島を望むミスターSで締め。これまで基本的に悪人が出て来なかったアイカツ楽園に、初めて咲いた一輪の闇花の活躍(?)が楽しみのような不安なような。
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