2014-01-16(Thu)

いなり、こんこん、恋いろは。 #01 いなり、初恋、初変化(へんげ)。

京も明日も恋をする。

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2014年1月期新番レビュー第3弾です。

新番レビューはもう打ち止めのつもりがあまりに面白かったので突発でカンタンに。

原作は月刊ヤングエース連載中のよしだもろへ氏著のまんが。そういやコミックス第一巻が出た時たまたま本屋の平台で見かけて「花咲くいろは」のコミカライズと一瞬間違えた記憶が。そのカバー絵の印象や書店での推しっぷりからして「いかにもアニメ化されそうだなあ」と思っていたら本当にアニメ化されてちょっと笑った。結局件のコミックスはそのまま買わず、もちろん掲載雑誌も読んでいないので原作は未読からの視聴スタートです。というかこんなBlogをやりながらこの数年マンガ(コミックス)をほとんど買わなくなってしまった。今や年間で10冊も買ってないかもしれない。

監督は名作「少女革命ウテナ」にて監督補佐を務めた高橋亨氏。もうこの時点で視聴決定→ハマるの確定だったのだなあ。助監の岡本秀樹氏は「D.C.II」シリーズや「えびてん」の監督を務めた方なのでラブ&コメディの土台も万全か。キャラデザの高品有桂氏はD.C.II繋がり? 「織田信奈の野望」「護くんに女神の祝福を!」のキャラデザ傾向を見るにかなり私好みの絵柄で、また近作では「はがないNEXT」の総作監を務めるレベルの方なので美麗作画を楽しませてくれそう(制作体制が正常に機能すれば。シリーズ構成はお馴染みの待田堂子氏、アニメーション制作はプロダクションアイムズという体制でいなりこんこん始まります。

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最近の作品には珍しくアバンタイトル無しで始まったOPテーマ曲はMay'nさん歌唱の「今日に恋色」。つい先にマクロスFの再放送を見ていたので何だか混乱。他にもいろいろ活躍しているはずだけれど、私的には何を聴いてもシェリルに聴こえてしまう(笑。抑えめのAメロBメロにて舞台である伏見稲荷の風景や登場人物の顔見せ。さすが作品の顔であるOP映像は気合い入りまくりの超美麗映像に思わず引き込まれ…Aメロワンコーラス締めにて鳥居へ振り返るいなりの木漏れ日カットが美しすぎて、この一瞬で視聴決定したと言っても過言ではあるまい。Bメロ入って膝を抱えて落ちこむカットも良い雰囲気。

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そんなしっとりした映像はサビ入りの盛り上がりと共に一気に豹変、というか変身(笑。初見時にはいったい何事?と思ったけれど、これが並み居る神様アニメに対する本作のオリジナリティでしたか。何せ魔法少女的変身モノ(笑)とは思ってもいなかった(ネタバレ予防のため公式サイトはろくに見ない)ので、今回本編にて変身能力を得る展開には素で驚きました。そこから神様大集合の後、某映画と違って自然に駆ける(笑)いなりから鳥居を抜けてうか様と回り込んで締め。前述どおりこのOP映像だけで視聴決定してしまうほど気に入りました。

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Aパート冒頭は主人公「伏見いなり(CV.大空直美)」――何という直球な名前――を幼少時から見守り続ける神様をまず印象付け、そこからのドタバタ登校シーン(鳥居を潜る時一礼代わりに拍手していたり真ん中を通らない辺り細かい)にて御使い子狐「コン(CV.原紗友里)」との出会いを描きつつ、ドジでどんくさい彼女の特徴や、保護者役(笑)の幼馴染み「三条京子(CV.池辺久美子)」、解説役のオタク娘「丸太町ちか(CV.佐土原かおり)」、そしていなりが恋するオトコノコ「丹波橋紅司(CV.岡本寛志)」や憧れの娘(でも恋敵)たる「墨染朱美(CV.野水伊織)」などなど、主要キャラの顔見せや作品背景・ストーリーの基礎部分をポンポンポンと好テンポで見せてきます。

関東在住の私にとって関西弁は言ってしまえば上方芸人の口調で、世辞にもお上品には聞こえない質の言語なのですが、本作キャラが使う京都弁は聞いていて耳に優しいというか、非常に心地がよろしい(京言葉に対するイメージも含む)。まあ関東人の私にはネイティブの京都弁とどれだけ合っているのか判りませんけれど…冒頭の「なんで起こしてくれへんの~」から始まり「いぬ」「うそ」「あし」などなど微妙なイントネーションもそれっぽく、ちょっとした会話シーンを聞いてるだけで自然に頬が緩んでしまうかわいらしい音感は作品の色を上手く演出していると思います。

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ボール直撃の災い転じて丹波橋くんとペア練のチャンス! を迎えるも全く生かせず、それどころかズンドコの淵へ落ちてしまう流れにはご愁傷様と思いつつ大笑い。というかこのシーンの入りであるキラピカの応援妄想(笑)から現実の「ドリブルを教えてください」への落差が表情・イントネーション含めてツボすぎて、画面を見ながら手のわきわきが止まらない。いなりの頭をわしゃわしゃしたい! んで京都イントネーションで「やーめーてー」って言われたい。

丹波橋くんへ謝りたいのに避けられまくってしょんぼり落ち込むいなり。鳥居の下で膝を抱えるシーンでは回想を入れながら幼馴染みの京子との関係性をきっちり印象付け。ゴツーン! そんな京子の荒療治(笑)で復活したいなりは丹波橋くんに謝るため走り、すると丹波橋くん&朱美の衝撃シーンを目撃し…などと初回っからジェットコースターみたいな展開ですがそのどれもがきちんと印象に残るってのは凄いと思う。上手いなあ。

衝撃のいなりは神社へ走ってどよんどの極み。てな所に現れたキツネさんの狐火に導かれ、本作のキーパーソンである「宇迦之御魂神(うか様)(CV.桑島法子)」との対面へ。その美貌と穏やかな口調、空間に満ちる玉響の光はまさに女神様…に見えたけど、まさかあんな俗っぽくノリの良い人(神様)とは(笑

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「私は…墨染さんになりたい!」

御使い子狐を助けた礼としていなりが望んだ本意は「彼(丹波橋くん)にとっての特別になりたい」という事でしたが、発された言葉を直球で受け止めたうか様は姿形を朱美に変身させてしまいます。パッと包まれた光が収まるとシーンはすっかり日が暮れた鳥居下へ移り、映像はここから暫くいなり視点が続き…いなりの姿形を客観的に見せない=ガラスに映った姿を見るまで変身に気付かない状態を疑似体験させる演出は定石ながらいい感じ。

超絶美人に変身した途端にナンパの声が掛かりまくり、しかして元来の小心者ゆえ腹を鳴らせながら逃げ出してしまうリアクションがいちいちかわいく楽しい。そこで行き会った丹波橋くんに拾われての一連は「姿形は変わっても中身は変わらない」切なさと、いなりを避けていた彼の本心、そして「いなり失踪!?」に対する現実のピンチを短い尺に上手く入れ込んでいます。朱美の顔にいなりの胸中が映り重なる表情芝居&心理描写も見どころ。

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「すまない、いなり。君を元の姿には戻せない」

というわけでせっかくの「お礼」でしたが元の姿に戻らないといろいろマズいためその旨をうか様へ直訴、しかし一人のお願いをそう連発成就させるわけにもいかず、結果いなりは元に戻れない事に。あらら、どうすんのこれ? と思ったら――

「いなり、お食べ」

うか様が生成したピンク色の物体を言われるまま食べたいなりは神通力「万物に変化する力」を授かり、その力によって元の姿に「変身」する事ができるようになった=元の姿に戻る事ができた。なるほど。事のついで(?)に実在する人間になら意志どおり変身できる能力を得て、この設定が今後どんな風に使われていくのか楽しみでもあります。

「じゃあ、じゃあ、呪文を考えないと!」

そんなトンデモ能力を得た第一声がコレってのがまた。傍のうか様もうか様で「それもそうだね」と納得している辺りどんだけ…というか社を訪れた時の乙女ゲー萌え→慌てて撤収のヒトコマがあまりにあんまりでハライテエ(笑

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「いなり、こんこん。元の姿にな~れっ!」

しかしまさか作品タイトルがマンマ変身ワードとは思わなかった。呪文を唱えて魔法少女風の全裸変身バンクを過ぎると元の姿に戻って一件落着…と思いきや、翌朝の教室に丹波橋くんの姿は無く、また鳥居上のうか様と兄ちゃんの交錯も意味深で、じつに先が気になる初回引きでした。

いろんな意味でかわいらしく個性的なキャラたち、美しい背景美術、コメディ多めの明るく楽しいオンナノコ成分、ツボを突いた演出などなど私的にツカミはオケオケオッケー! 新番シーズンのラストに大当たりを引いた気分です。

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EDは坂本真綾さん歌唱の「SAVED.」。しっとりした曲調に四季折々のうか様が描かれる映像は落ち着いていていい感じ。頑張ればテロップ消せるけどテキトウ繋ぎで茶を濁す(笑

    

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小学生です。りずむ大好きー!って人です

神様が笑えました
まさかあんな方とは……(笑)

りずむが好きなので、原紗友里さんの名前は少し嬉しくなりました(*^^*)

こんかわいー(o^^o)

れすれす

>オーロラさん
原さんはポップン・フェミニからコンと人間以外の役が続きますね(笑。神様はこの先どんどん症状が悪化(笑)していくみたいなのでそういう面からも楽しみだったり。
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