2014-02-01(Sat)
アイカツ! #67 フォーチュンコンパス☆
料理の材料は必ず体にいいものを。

自分らしさとアイドルらしさのせめぎ合いに蘭はどうする?

まずは三人揃って徹子の部屋っぽい空間にて節分話の振り。Soleilカツドウが続いているならともかく何故三人セットで? 作中で明確に「Soleil解散」を宣言した訳ではないため、ひょっとしたらいつでも再起動できる休眠状態である事を仄めかしているのかもしれない(超拡大解釈。ここでチラリと映した鬼コーチの図は一緒に映っているいちご曰く「この前の時」…去年の節分にいちごは米国にいたはずなので要するに2年前? 話数で言えばスペシャルライブ辺りで、細かい事を言うとその頃ユリカ様は一緒にいなかったよねえ。そういやスペシャルライブと言えばスペシャルアピールで無理をするとフリーズする設定はどうなったんだろ。あの設定っていつか回収されると思ったのに。
などなど節分の話題から「恵方巻」の振り、続いて料理心得のインタビューのテイで今回のテーマである「自分らしさ」のアピール――
「料理の材料は必ず体にいいものを」
これまで幾度となく話に出てきた蘭のお婆ちゃん。ご存じのとおり海草類を主とした渋い食生活はお婆ちゃんの影響・教えであり、蘭の人格形成に大きなウエイトを占めています。しかしその教えは華やかさを求められるアイドル業と波長が合わず、蘭は「自分らしさ」と「アイドルらしさ」のギャップに悩み…という今回のお話の下地をサラッと整えてOPへ。
Aパート冒頭は磯の香りが漂う試作クッキーの不評にめげず自説を貫く蘭。仲間内の試食会って事もあり、この辺りではまだ自分の考えに自信を持っている様子が窺えます。そして今回のネタである「Yeah! Hoo!! 巻きオーディション」のおしらせ。実際に恵方巻を作って試食審査の末の最終審査がファッションショーという訳の判らなさにちょっと笑ってしまった。何を基準としたオーディションなんだ(笑。今回は蘭メインのため他の二人を外すご都合、別件仕事が入っていてオーディション不参加ってのは便利かつご尤もな理由だけれどさすがに何度も続くとインスタントに見えてしまう。というか一応「寿司」の話なのに寿司屋の娘の出番が無(略

なんでも弁当の厨房を借りて恵方巻の特訓シーンは酢飯の作り方から海苔の蘊蓄まで詳細に描写、こういう無駄な拘りは往年のアイカツ!らしいかも。どうせなら合わせ酢のレシピも紹介してくれればカンペキだったのに(笑
「シューズはめかぶ、ボトムスはひじき、トップスはわかめ、アクセサリーはじゃこ」
恵方巻の具をカードのコーデになぞえた蘭の恵方巻スペシャルコーデ。確かに体には良さそうだけれど色味からして地味すぎてアイドルらしい華やかさは皆無、ドヤ顔の蘭に勧められて試食の頼智記者も「体に良さそうな味」としか言いようが無いみたい。
一方ドリアカ組も恵方巻の試作中。クルクルキャワワと巻いたそらの恵方巻は華やかな色味で味もオケオケオッケー…断面を見るとイチゴ、キウイ、みかん、パイン、黄桃などなど要するにフルーツ巻き? ううむ、これはこれでどうなのだろう(笑

Bパートは先の健康クッキー(笑)で振られた企画「スイーツアイドル大集合」の様子から。アイドルの手作りお菓子を食べられるとはファン的には文字通り垂涎の企画…おとめのワッフル、ユリカ様のパンケーキ、さくらちゃんはもみじ饅頭(?)、いちごはフィナンシェ、姐さんはマーマレードパイ、などなど美味しいお菓子に大好評の中、しかし蘭のブースで件の健康クッキーを食べたファンは――
「何だか…体に良さそうで良かったです」
「とても蘭さんらしいクッキーでした」
ビミョーな表情でそう語って去っていくファンの言葉に満足顔の蘭でしたが、ふと見たいちごブースの行列&空いた皿に現実を突き付けられてガッガーン! すると蘭は帰りの車中にて「華やかな恵方巻き」への方針転換を相談し、続く試作では見た目も味もオケオケオッケー、これなら合格間違い無しの太鼓判を二人からもらい…しかし蘭はおばあちゃんの教え(=自分らしさ)を捨ててアイドル受けを取る事の葛藤に悩むのでした。

などと悩みながらのお仕事中、いちご&姐さんからはぐれた蘭はいつしか迷い込んだ森にてガサゴソと蠢く草むらに手刀を構え…熊殺しの蘭!? しかし出てきた影は蘭と同じく恵方巻について考えてるうち迷子になったそらでした。何という偶然。
「恵方巻は自由な巻物、正解なんて無い」
「だからこそ自分が本当に信じるコーデを貫くしかない」
洞穴での焚き火を囲んでセクシー担当同士の会話シーン。これがいちごなら火を起こすところからやるだろうけど淑女二人にそんなの似合わんか。お弁当抜きの蘭は空腹から腹を鳴らし、するとそらが手際よく恵方巻きを用意。この情況でいきなり山の幸巻き寿司を作り始めるシュールさにちょっと笑った。酢飯持ってきてるし(笑。見方によってはそらの自由さが判るヒトコマで、そこから語るセリフは蘭の葛藤へジャストミートな助言になっているのだけれど…唐突に現れたそらの一連が全て取って付けのご都合に見えてしまい、大筋ではいい話のはずがどうにもインスタント感を拭えず。シーンへ至る下地が無いまま結果だけ帳尻を合わせても心に響かないのだなあ。平たく言うと作りが雑で、酢飯の作り方を細々と描く尺があるなら「フルーツ巻きに自分らしさを見出せずさらなる境地を探るそら」の描写(山のシーンへ至る下地)を入れるべきだったと思う。

というわけで始まった「Year! Hoo! 巻きイメージガールオーディション」の第一次審査は「どれだけ美味しそうに恵方巻が食べられるか?」。一列に並んで無言でむしゃむしゃ、何というか地味~なオーディションです(笑。途中で喋ってしまったおとめたちはここでオシマイ…それはまだしもナチュラルに脱落のきいは何?
続く第二次審査は「恵方巻をマイクに見立てたパフォーマンス」。子供番組で食べ物をオモチャにしたらギャグにならないだろうに。ここで今度はセイラがナチュラルに脱落。あらら。落ちてしょんぼりの表情をきちんと描いているのは良いとして、ドリアカを代表する新進気鋭のセイラが名前はあっても名もないキャラにあっさり負けるくらいならいっそ出さないほうが良かったような。落ちた理由もよう判らんし。

「味も大事、見た目も大事」
「でも一番大切なのはどんな思いを込めるか、どんな気持ちで作るか、それが一番の調味料」
実際に作った恵方巻を審査員に食べてもらう第三次審査…ホントに米を研ぐ所からやるのか! どんだけ時間かかるのこれ(笑。その工程にて蘭が浮かべたお婆ちゃんが意外と若くハイカラっぽく、海草類が主食の渋い年寄りではなくてちょっと笑った。小っさい蘭かわいい! って小さい頃はショートカットじゃなかったっけ? そんなこんなで完成したお婆ちゃんへの思いを込めた恵方巻は見た目の渋さで出遅れるも、一口食べた審査員たちは各々がお婆ちゃんの姿を浮かべて感涙→審査通過→特に描写も無いままナチュラルに通過したそらと共に最終審査のファッションショーへ。

セクシー担当二人のコーデは各々の星座プレミアム。初出時にオミットされた獅子座ドレスの星座フィーバーがきちんと見られて良かった。曲は「Kira・pata・shining」。蘭&そら担当のすなおさんによる二役歌唱はなかなか職人芸で、EDクレジットを確かめるまで一人二役と思わなかったほど(笑
恵方巻バトルの決勝審査が何故エスニック?と思わなくなくもn(中略)けれど、セクシー二人のキラパタ競演は大歓迎なので私的には問題なし。2ndシーズンバージョンの蘭モデルは以前より少々かわいい系に振られているため、セクシー対決という観点ではコーデ含めて容赦無くセクシーオーラを放つそらに対し少々分が悪いかも? キラパタ名物(?)のイリュージョンはデュオバージョンでますますサイケに。ターンや門前シーンの入れ替わりも面白い効果でした。

スペシャルアピールはコーデどおりの各々星座アピールを連続で。そういや発動条件である観客の盛り上がりゲージってどうなったんだろ。アピールを出せるかどうか悩んでいた頃が懐かしいな(笑。そして結果はまたしてもドロー。あらら。そりゃ「どっちも凄い」だろうけどそこから一人選ばれるのがオーディションの肝でしょうに、毎度これでは何のためのオーディション描写なんだか。
ラストカットは待望の新キャラ「姫里マリア(CV.冨岡美沙子)」の声出し顔見世。いかにもお嬢様チックな彼女の第一声が太巻き丸かぶりとは(笑。ともあれイマイチ盛り上がりに欠けるドリアカサイドの救世主たるか? 活躍を期待したいところ。
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自分らしさとアイドルらしさのせめぎ合いに蘭はどうする?

まずは三人揃って徹子の部屋っぽい空間にて節分話の振り。Soleilカツドウが続いているならともかく何故三人セットで? 作中で明確に「Soleil解散」を宣言した訳ではないため、ひょっとしたらいつでも再起動できる休眠状態である事を仄めかしているのかもしれない(超拡大解釈。ここでチラリと映した鬼コーチの図は一緒に映っているいちご曰く「この前の時」…去年の節分にいちごは米国にいたはずなので要するに2年前? 話数で言えばスペシャルライブ辺りで、細かい事を言うとその頃ユリカ様は一緒にいなかったよねえ。そういやスペシャルライブと言えばスペシャルアピールで無理をするとフリーズする設定はどうなったんだろ。あの設定っていつか回収されると思ったのに。
などなど節分の話題から「恵方巻」の振り、続いて料理心得のインタビューのテイで今回のテーマである「自分らしさ」のアピール――
「料理の材料は必ず体にいいものを」
これまで幾度となく話に出てきた蘭のお婆ちゃん。ご存じのとおり海草類を主とした渋い食生活はお婆ちゃんの影響・教えであり、蘭の人格形成に大きなウエイトを占めています。しかしその教えは華やかさを求められるアイドル業と波長が合わず、蘭は「自分らしさ」と「アイドルらしさ」のギャップに悩み…という今回のお話の下地をサラッと整えてOPへ。
Aパート冒頭は磯の香りが漂う試作クッキーの不評にめげず自説を貫く蘭。仲間内の試食会って事もあり、この辺りではまだ自分の考えに自信を持っている様子が窺えます。そして今回のネタである「Yeah! Hoo!! 巻きオーディション」のおしらせ。実際に恵方巻を作って試食審査の末の最終審査がファッションショーという訳の判らなさにちょっと笑ってしまった。何を基準としたオーディションなんだ(笑。今回は蘭メインのため他の二人を外すご都合、別件仕事が入っていてオーディション不参加ってのは便利かつご尤もな理由だけれどさすがに何度も続くとインスタントに見えてしまう。というか一応「寿司」の話なのに寿司屋の娘の出番が無(略

なんでも弁当の厨房を借りて恵方巻の特訓シーンは酢飯の作り方から海苔の蘊蓄まで詳細に描写、こういう無駄な拘りは往年のアイカツ!らしいかも。どうせなら合わせ酢のレシピも紹介してくれればカンペキだったのに(笑
「シューズはめかぶ、ボトムスはひじき、トップスはわかめ、アクセサリーはじゃこ」
恵方巻の具をカードのコーデになぞえた蘭の恵方巻スペシャルコーデ。確かに体には良さそうだけれど色味からして地味すぎてアイドルらしい華やかさは皆無、ドヤ顔の蘭に勧められて試食の頼智記者も「体に良さそうな味」としか言いようが無いみたい。
一方ドリアカ組も恵方巻の試作中。クルクルキャワワと巻いたそらの恵方巻は華やかな色味で味もオケオケオッケー…断面を見るとイチゴ、キウイ、みかん、パイン、黄桃などなど要するにフルーツ巻き? ううむ、これはこれでどうなのだろう(笑

Bパートは先の健康クッキー(笑)で振られた企画「スイーツアイドル大集合」の様子から。アイドルの手作りお菓子を食べられるとはファン的には文字通り垂涎の企画…おとめのワッフル、ユリカ様のパンケーキ、さくらちゃんはもみじ饅頭(?)、いちごはフィナンシェ、姐さんはマーマレードパイ、などなど美味しいお菓子に大好評の中、しかし蘭のブースで件の健康クッキーを食べたファンは――
「何だか…体に良さそうで良かったです」
「とても蘭さんらしいクッキーでした」
ビミョーな表情でそう語って去っていくファンの言葉に満足顔の蘭でしたが、ふと見たいちごブースの行列&空いた皿に現実を突き付けられてガッガーン! すると蘭は帰りの車中にて「華やかな恵方巻き」への方針転換を相談し、続く試作では見た目も味もオケオケオッケー、これなら合格間違い無しの太鼓判を二人からもらい…しかし蘭はおばあちゃんの教え(=自分らしさ)を捨ててアイドル受けを取る事の葛藤に悩むのでした。

などと悩みながらのお仕事中、いちご&姐さんからはぐれた蘭はいつしか迷い込んだ森にてガサゴソと蠢く草むらに手刀を構え…熊殺しの蘭!? しかし出てきた影は蘭と同じく恵方巻について考えてるうち迷子になったそらでした。何という偶然。
「恵方巻は自由な巻物、正解なんて無い」
「だからこそ自分が本当に信じるコーデを貫くしかない」
洞穴での焚き火を囲んでセクシー担当同士の会話シーン。これがいちごなら火を起こすところからやるだろうけど淑女二人にそんなの似合わんか。お弁当抜きの蘭は空腹から腹を鳴らし、するとそらが手際よく恵方巻きを用意。この情況でいきなり山の幸巻き寿司を作り始めるシュールさにちょっと笑った。酢飯持ってきてるし(笑。見方によってはそらの自由さが判るヒトコマで、そこから語るセリフは蘭の葛藤へジャストミートな助言になっているのだけれど…唐突に現れたそらの一連が全て取って付けのご都合に見えてしまい、大筋ではいい話のはずがどうにもインスタント感を拭えず。シーンへ至る下地が無いまま結果だけ帳尻を合わせても心に響かないのだなあ。平たく言うと作りが雑で、酢飯の作り方を細々と描く尺があるなら「フルーツ巻きに自分らしさを見出せずさらなる境地を探るそら」の描写(山のシーンへ至る下地)を入れるべきだったと思う。

というわけで始まった「Year! Hoo! 巻きイメージガールオーディション」の第一次審査は「どれだけ美味しそうに恵方巻が食べられるか?」。一列に並んで無言でむしゃむしゃ、何というか地味~なオーディションです(笑。途中で喋ってしまったおとめたちはここでオシマイ…それはまだしもナチュラルに脱落のきいは何?
続く第二次審査は「恵方巻をマイクに見立てたパフォーマンス」。子供番組で食べ物をオモチャにしたらギャグにならないだろうに。ここで今度はセイラがナチュラルに脱落。あらら。落ちてしょんぼりの表情をきちんと描いているのは良いとして、ドリアカを代表する新進気鋭のセイラが名前はあっても名もないキャラにあっさり負けるくらいならいっそ出さないほうが良かったような。落ちた理由もよう判らんし。

「味も大事、見た目も大事」
「でも一番大切なのはどんな思いを込めるか、どんな気持ちで作るか、それが一番の調味料」
実際に作った恵方巻を審査員に食べてもらう第三次審査…ホントに米を研ぐ所からやるのか! どんだけ時間かかるのこれ(笑。その工程にて蘭が浮かべたお婆ちゃんが意外と若くハイカラっぽく、海草類が主食の渋い年寄りではなくてちょっと笑った。小っさい蘭かわいい! って小さい頃はショートカットじゃなかったっけ? そんなこんなで完成したお婆ちゃんへの思いを込めた恵方巻は見た目の渋さで出遅れるも、一口食べた審査員たちは各々がお婆ちゃんの姿を浮かべて感涙→審査通過→特に描写も無いままナチュラルに通過したそらと共に最終審査のファッションショーへ。

セクシー担当二人のコーデは各々の星座プレミアム。初出時にオミットされた獅子座ドレスの星座フィーバーがきちんと見られて良かった。曲は「Kira・pata・shining」。蘭&そら担当のすなおさんによる二役歌唱はなかなか職人芸で、EDクレジットを確かめるまで一人二役と思わなかったほど(笑
恵方巻バトルの決勝審査が何故エスニック?と思わなくなくもn(中略)けれど、セクシー二人のキラパタ競演は大歓迎なので私的には問題なし。2ndシーズンバージョンの蘭モデルは以前より少々かわいい系に振られているため、セクシー対決という観点ではコーデ含めて容赦無くセクシーオーラを放つそらに対し少々分が悪いかも? キラパタ名物(?)のイリュージョンはデュオバージョンでますますサイケに。ターンや門前シーンの入れ替わりも面白い効果でした。

スペシャルアピールはコーデどおりの各々星座アピールを連続で。そういや発動条件である観客の盛り上がりゲージってどうなったんだろ。アピールを出せるかどうか悩んでいた頃が懐かしいな(笑。そして結果はまたしてもドロー。あらら。そりゃ「どっちも凄い」だろうけどそこから一人選ばれるのがオーディションの肝でしょうに、毎度これでは何のためのオーディション描写なんだか。
ラストカットは待望の新キャラ「姫里マリア(CV.冨岡美沙子)」の声出し顔見世。いかにもお嬢様チックな彼女の第一声が太巻き丸かぶりとは(笑。ともあれイマイチ盛り上がりに欠けるドリアカサイドの救世主たるか? 活躍を期待したいところ。
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