2014-03-02(Sun)
プリティーリズム・レインボーライブ #47 愛に輝く幸せの星(ラッキースター)
涼野家・神浜家問題ついに決着。

みんなの心の糸が今幾重にも重なり合って一つの大きな布になった。
↓記事が役立ったら一票どうぞ。

みんなの心の糸が今幾重にも重なり合って一つの大きな布になった。
前回のおとは・あんに続いて今回はクロスさんのまとめ。何本ものストーリーラインが入り乱れる本作にて、頭一つ抜けて重いドラマを背負ったクロスさんのストーリーがようやく大団円を迎えました。ここまで長かった(笑。言ってしまえばその真相は九割方予想どおり、また真相が知れた後の展開も見ている方が照れてしまうほどの王道パターンで、さんざ描かれてきたヘビィな前振りの割にあっさり目の結末でしたが、とりあえず綺麗なランディングにホッと一息と言ったところ。

「みんな、今までありがとう。私、悔いのない、最高のショーをしてみせるから!」
アバンでのクロスさんは自分の出番を前にしていつになく殊勝な挨拶。この大会が終わったらみんなとお別れしなければならない、だから全力を出し切って最高のショーをしたい、そんな胸中が無意識のうちに表れてしまったのでしょう。そんな事情など知らないみなさんはクロスさんの思わぬ態度に戸惑うばかり、りんねも電池が切れたままです。
一方ジュネ様は例の一件以来のズンドコMAXから当然ながら立ち直っておらず、それでも律儀に大会へ参加する辺り「あの人と私を繋ぐプリズムショーをしていればいつかきっと…」と、一縷の望みに縋っているのかもしれない。その待ち人は未だ行方知らず、ジュネ様の所へ駆け付けるどころか会長辞任後から連絡が取れないらしい聖さんは今どこで何をしているのか。ひょっとしてあの湖に? 奈津子さんからの問いかけに笑顔でごまかす様子も切ない。
同シーンにて窓に映った表情からジュネ様の胸中を察する奈津子さんは鋭いというかよく訓練されています。鏡を使って本心チラ見せは古来からよく使われる手法とはいえ、奈津子さん絡みに関してはその一瞬を見逃さないシーンが非常に多い=人の機微によく気付く人というキャラ付けにも繋がっていたような。にも関わらず形振り構わず涼野家を恨み続けたと考えると悲しみの深さも窺えるというもの。
てな所へ今回の、というかクロスさんストーリーのキーパーソンたる北川さん(幸星楽器店店主)が訪れ、さてどんな真相が語られるのか!? と良い感じに煽ってOPへ。

「ジョーも再結成を望んでいた」
弦さんへの赦しを乞う北川さんに奈津子さんはもちろんノゥ! ところがこの一言によって奈津子さんは表情を一変させます。全てが明らかになった後から考えるとこれは図星を突かれた狼狽だったのでしょう。Lucky☆Star解散後は楽器屋店主として弦さん&ジョーさんと付き合いがあった北川さん…登場初期の頃はコウジくんの爺ちゃん(=ジョーさんの父親)?とも予想しましたが、蓋を開けてみればLucky☆Starを見出した敏腕プロデューサーと言われてなるほど。第41話でチラリと映った黒メガネ氏が北川さんの正体でしたか。いかにも怪しい風体から何かありそう?と思っていたけど北川さんには繋がらなかった。何だか悔しい(笑
どちらにせよ過去の真相を知る存在である事は予想の範囲で、もちろん弦さん自身が語る事は無いとも予想し、要するにここまで黙して語らなかった北川さんこそ大詰めの真相バクロの大本命だったけれど…まさかキーポイントを「じつはこうでした」と語っただけて奈津子さんをひっくり返してしまわれるとは。というかジョーさんの声がユンスすぎて辛い。あの声を聞くと反射的に「黙れユンス!」と返してしまうのはプリズムの煌めきを過剰摂取しているせいかも(笑
「ジョーはもうLucky☆Starを捨てたって!」
「本当にそう思うのか?」
「…!」
ジョーはバンドを捨てて家族を選んだ。その確信と裏腹にジョーさんの本心を知っていた奈津子さんはまたしても図星を突かれて絶句、そしてそんな思いを塗り潰すように弦さんを絶対悪と叫ぶも、続く北川さんの証言によってフリーズしてしまうのでした。
「ハンドルを切ったのはジョーだったんだ」

衝突の瞬間ジョーさんはハンドルを思い切り左に切って正面衝突を避け、しかしその結果左側面を大破=助手席のジョーさんだけが亡くなってしまった。トラックとの衝突の瞬間右ドアミラーが転がる=トラックと当たった部分がそこだけという事で、一方左側(助手席側)はガードレールと激しく衝突し大破している様子が生々しい。この事故話が発覚した当初から弦さん以外の責任所在=弦さんだけが悪いのではない真相ありきと考え「じつは運転していたのはジョーさん?」とも予想したけれど第41話の脇見運転告白にてあっさり返され、さてどうするのか?と思っていたらこの真相。なるほど基本的に弦さんに責任を負わせつつジョーさんの自爆(と言ったら語弊があるか)を重ね、またその行為が「身を挺して弦さんを守った」に繋がる裏話は上手く考えました。これは弦さん視点だとバンド復活話に関する罪悪感に加えて「ジョーは自分の身替わりで死んだ」わけで、重い十字架を背負うに十二分な真相であります。
「本当に楽にならなきゃいけないのはなっちゃんの方だよ」
そんなこんなで北川さんは弦さんがギターを置いた理由を語り、鶴さんの別居理由を語り…確かに彼以外この役割を演じるのは無理とはいえ、因縁話の解答を一から十まで全部北川さんのバクロで済ませ、それを聞いた奈津子さんがあっさり改心(?)してしまったのは、まあ尺の都合もあるだろうけど少々拍子抜けだったかも。さらに言うなら奈津子さんと鶴さんの友情(絆)がイマイチ描写不足のためターニングポイントたる「鶴ちゃん…」のセリフ、そこから繋がる控え室での号泣抱擁までグッと来るものが無かったのが残念。いやあくまで子供たちがメインの本編にて親世代の友情話を濃厚に描かれてもアレなんだけど(笑

その鶴さんはコウジくんとの初対面にて深々と頭を下げていました。肩を落として頭を下げる様子からして心の底から申し訳なさそうで見ていて辛い。その後控え室に移動しお土産のジンギスカン贈呈…さっきまで電池が切れてたりんねがいきなりフル充電、どんだけジンギスカンが好きなのか(笑。いつも小生意気な結くんがべる様相手だとモジモジくん→握手の前に色紙を差し出す用意の良さも笑えます。などなど楽しい雰囲気の控え室にてクロスさんの笑顔を見つめる両親がじつに切ない。何せ自分たちの都合で娘をこの輪から引きはがしてしまうのですから。

「ジョーは弦さんとLucky☆Starを再結成したがってたの!」
てな所へ先の奈津子さんが乱入し一気に話が進みます。深々と頭を下げてゴメンナサイの後、涙を散り飛ばしながらの真相告白はジョーさんの本心でした。ここから回想で描かれる当時の様子。奈津子さんは自身のエゴによってバンドカツドウを反対し、一方ジョーさんはこっそり隠れてギターを弾くも嫁が帰ってくるとそそくさとギターを仕舞い…コウジくんがよく見せたこの行動は父さん譲りだったのですね。料理のレパートリーも父親譲りとは(笑。そういやここで映った譜面を試しに弾いてみたらイロトリドリームのAメロ2cからBメロで笑った。何とあの曲の真の作曲者はジョーさんだった!?
閑話休題。しかし帰宅した奈津子さんは室内の様子に気付いていて、再結成話大反対のシーンでは窓に映った表情から本心を察していて、出掛け際の表情でも全て察していた。これが生きてる旦那を見た最後の姿だってんだから奈津子さん的にトラウマになろうというものです。

「ジョーの気持ちを判っていながら私は彼の笑顔を奪ってしまった」
本心を偽りながら死んでしまった旦那への申し訳なさ、判っていた本心を認めてあげられなかった自分が許せない。その負い目を覆い隠すため涼野家を憎み続け…自身の過ちを恨み辛みに転嫁して自我を守るってのはよくある話で、しかし憎しみは何も生まない→赦す事で自身も救われるという所までテンプレです。
つまりクロスさんストーリーでは「奈津子さんがその事に気付くスイッチを誰が入れるか?」がポイントだったわけで、十中八九それはクロスさんのプリズムショーだと思ったのだけれど、まさかまさかこれまた大人だけで完結してしまわれるとは。号泣抱擁で過去を洗い流す母親二人を遠目に見つめるクロスさん&コウジくんが置いてけぼりすぎてナントモ。もちろんここへ至るにあたって二人の活躍は少なからずありますが、決め手になったのが北川さんによる真相バクロってのはあまりに「じつはこうでしたチャンチャン」すぎて、いくら子供世代(クロスさん&コウジくん)にはどうする事もできない事案とはいえ話を引っ張ってきたキャラとしてこの顛末はあまりに立つ瀬が無い。そこでプリズムショーだと思ったのだけれど。
続いてやってきた北川さんが例のギターを弦さんに返してオールクリア。思えばこのギターがクロスさんストーリーのスタート地点なんですよね。ギターで始まりギターで終わった涼野家・神浜家の因縁話、贖罪のため封印していたギターを再び手に取り男泣きの締めは止まっていた時間の再起動を感じさせる綺麗なまとめ方だったと思います。いろいろ気に掛かる点はあったけれど弦さんの男泣きに思わず画面が滲んでしまった。そこから唯一事情を知るおとはが拍手の口火を切ったのも良し。でも他のみなさんは突然の涼野・神浜劇場に何が何だかだっただろうな(笑

始まったプリズムショーは前二人と同様に久々のソロマイソング「BT37.5」。ここで鶴さんからのプレゼントストーンを使うのかと思いきや普通にセブンスコーデにチェンジしてあらら? まあお話の都合上セブンスコーデを究極進化させる必要があるので仕方ないかも。限られた残り話数で件のストーンを使う機会があるかな。オールクリア後の後日談(最終回)でチラリとでも出てくればお慰み。
というわけでライブ発動に合わせてクルンが進化→セブンスコーデ究極進化と進み、例によって遺跡化した背景&天空の石像にスポットが当たっていかにもクライマックスへの秒読みを実感させてナントモ切ない。石像が揃った後の結末が気になるけれど、それを見たら番組が終わってしまうというジレンマにこの一ヶ月苛まれなければならんのか。
プリズムジャンプは「クールスプラッシュ」→「ジュエルスピンクロス」→「ドレミファスライダー」→「赤い糸 夏の恋」→「胸キュンたいけん」→「燃えるグランドクロススピン」と何と六連続でした。こう言っては何だけど、この段階で六連続って事は最終的にいくつまで行ってしまうのか…個人的には連続数より一発の大ネタ・ド派手なライブのが嬉しいなあ。いや十連続とかやられても「凄い!」の前に途中で飽きてしまいそうで。
鍵盤キャラのクロスさんはいつか「ドレミファスライダー」をやるような気がしたけれどここ一番で来た来た。あの剥き身のナイフみたいだったクロスさんがハート背負って胸キュンってのも強烈というか一年の成長(?)を実感するというか(笑。新ジャンプはついに太陽系惑星を全て巻き込むグランドクロス、プリティーリズムの終盤は宇宙規模がお約束とはいえクロスさんも遥かなスケールへ辿り着いたものです。出たスコアは11400karatsと当然ながらトップを更新、やはり今回も選手紹介ボードがかわいい。

いや紹介ボードといえばB頭で一瞬映ったチキンちゃんこと高橋酉子ちゃんの表示がサプライズすぎ。被り物の中身はこんな美形だったのか! チラリと映るヒヨコスプラッシュ&ヒヨコスパイラルはぜひCGで見たかった。シリーズを影から支えたモブキャラへのスポット(労い)はスタッフの遊び心&愛を感じると同時に、閉幕が近い事をこれまた実感させたり。

「みんな、今までありがとう。私、悔いのない、最高のショーをしてみせるから!」
アバンでのクロスさんは自分の出番を前にしていつになく殊勝な挨拶。この大会が終わったらみんなとお別れしなければならない、だから全力を出し切って最高のショーをしたい、そんな胸中が無意識のうちに表れてしまったのでしょう。そんな事情など知らないみなさんはクロスさんの思わぬ態度に戸惑うばかり、りんねも電池が切れたままです。
一方ジュネ様は例の一件以来のズンドコMAXから当然ながら立ち直っておらず、それでも律儀に大会へ参加する辺り「あの人と私を繋ぐプリズムショーをしていればいつかきっと…」と、一縷の望みに縋っているのかもしれない。その待ち人は未だ行方知らず、ジュネ様の所へ駆け付けるどころか会長辞任後から連絡が取れないらしい聖さんは今どこで何をしているのか。ひょっとしてあの湖に? 奈津子さんからの問いかけに笑顔でごまかす様子も切ない。
同シーンにて窓に映った表情からジュネ様の胸中を察する奈津子さんは鋭いというかよく訓練されています。鏡を使って本心チラ見せは古来からよく使われる手法とはいえ、奈津子さん絡みに関してはその一瞬を見逃さないシーンが非常に多い=人の機微によく気付く人というキャラ付けにも繋がっていたような。にも関わらず形振り構わず涼野家を恨み続けたと考えると悲しみの深さも窺えるというもの。
てな所へ今回の、というかクロスさんストーリーのキーパーソンたる北川さん(幸星楽器店店主)が訪れ、さてどんな真相が語られるのか!? と良い感じに煽ってOPへ。

「ジョーも再結成を望んでいた」
弦さんへの赦しを乞う北川さんに奈津子さんはもちろんノゥ! ところがこの一言によって奈津子さんは表情を一変させます。全てが明らかになった後から考えるとこれは図星を突かれた狼狽だったのでしょう。Lucky☆Star解散後は楽器屋店主として弦さん&ジョーさんと付き合いがあった北川さん…登場初期の頃はコウジくんの爺ちゃん(=ジョーさんの父親)?とも予想しましたが、蓋を開けてみればLucky☆Starを見出した敏腕プロデューサーと言われてなるほど。第41話でチラリと映った黒メガネ氏が北川さんの正体でしたか。いかにも怪しい風体から何かありそう?と思っていたけど北川さんには繋がらなかった。何だか悔しい(笑
どちらにせよ過去の真相を知る存在である事は予想の範囲で、もちろん弦さん自身が語る事は無いとも予想し、要するにここまで黙して語らなかった北川さんこそ大詰めの真相バクロの大本命だったけれど…まさかキーポイントを「じつはこうでした」と語っただけて奈津子さんをひっくり返してしまわれるとは。というかジョーさんの声がユンスすぎて辛い。あの声を聞くと反射的に「黙れユンス!」と返してしまうのはプリズムの煌めきを過剰摂取しているせいかも(笑
「ジョーはもうLucky☆Starを捨てたって!」
「本当にそう思うのか?」
「…!」
ジョーはバンドを捨てて家族を選んだ。その確信と裏腹にジョーさんの本心を知っていた奈津子さんはまたしても図星を突かれて絶句、そしてそんな思いを塗り潰すように弦さんを絶対悪と叫ぶも、続く北川さんの証言によってフリーズしてしまうのでした。
「ハンドルを切ったのはジョーだったんだ」

衝突の瞬間ジョーさんはハンドルを思い切り左に切って正面衝突を避け、しかしその結果左側面を大破=助手席のジョーさんだけが亡くなってしまった。トラックとの衝突の瞬間右ドアミラーが転がる=トラックと当たった部分がそこだけという事で、一方左側(助手席側)はガードレールと激しく衝突し大破している様子が生々しい。この事故話が発覚した当初から弦さん以外の責任所在=弦さんだけが悪いのではない真相ありきと考え「じつは運転していたのはジョーさん?」とも予想したけれど第41話の脇見運転告白にてあっさり返され、さてどうするのか?と思っていたらこの真相。なるほど基本的に弦さんに責任を負わせつつジョーさんの自爆(と言ったら語弊があるか)を重ね、またその行為が「身を挺して弦さんを守った」に繋がる裏話は上手く考えました。これは弦さん視点だとバンド復活話に関する罪悪感に加えて「ジョーは自分の身替わりで死んだ」わけで、重い十字架を背負うに十二分な真相であります。
「本当に楽にならなきゃいけないのはなっちゃんの方だよ」
そんなこんなで北川さんは弦さんがギターを置いた理由を語り、鶴さんの別居理由を語り…確かに彼以外この役割を演じるのは無理とはいえ、因縁話の解答を一から十まで全部北川さんのバクロで済ませ、それを聞いた奈津子さんがあっさり改心(?)してしまったのは、まあ尺の都合もあるだろうけど少々拍子抜けだったかも。さらに言うなら奈津子さんと鶴さんの友情(絆)がイマイチ描写不足のためターニングポイントたる「鶴ちゃん…」のセリフ、そこから繋がる控え室での号泣抱擁までグッと来るものが無かったのが残念。いやあくまで子供たちがメインの本編にて親世代の友情話を濃厚に描かれてもアレなんだけど(笑

その鶴さんはコウジくんとの初対面にて深々と頭を下げていました。肩を落として頭を下げる様子からして心の底から申し訳なさそうで見ていて辛い。その後控え室に移動しお土産のジンギスカン贈呈…さっきまで電池が切れてたりんねがいきなりフル充電、どんだけジンギスカンが好きなのか(笑。いつも小生意気な結くんがべる様相手だとモジモジくん→握手の前に色紙を差し出す用意の良さも笑えます。などなど楽しい雰囲気の控え室にてクロスさんの笑顔を見つめる両親がじつに切ない。何せ自分たちの都合で娘をこの輪から引きはがしてしまうのですから。

「ジョーは弦さんとLucky☆Starを再結成したがってたの!」
てな所へ先の奈津子さんが乱入し一気に話が進みます。深々と頭を下げてゴメンナサイの後、涙を散り飛ばしながらの真相告白はジョーさんの本心でした。ここから回想で描かれる当時の様子。奈津子さんは自身のエゴによってバンドカツドウを反対し、一方ジョーさんはこっそり隠れてギターを弾くも嫁が帰ってくるとそそくさとギターを仕舞い…コウジくんがよく見せたこの行動は父さん譲りだったのですね。料理のレパートリーも父親譲りとは(笑。そういやここで映った譜面を試しに弾いてみたらイロトリドリームのAメロ2cからBメロで笑った。何とあの曲の真の作曲者はジョーさんだった!?
閑話休題。しかし帰宅した奈津子さんは室内の様子に気付いていて、再結成話大反対のシーンでは窓に映った表情から本心を察していて、出掛け際の表情でも全て察していた。これが生きてる旦那を見た最後の姿だってんだから奈津子さん的にトラウマになろうというものです。

「ジョーの気持ちを判っていながら私は彼の笑顔を奪ってしまった」
本心を偽りながら死んでしまった旦那への申し訳なさ、判っていた本心を認めてあげられなかった自分が許せない。その負い目を覆い隠すため涼野家を憎み続け…自身の過ちを恨み辛みに転嫁して自我を守るってのはよくある話で、しかし憎しみは何も生まない→赦す事で自身も救われるという所までテンプレです。
つまりクロスさんストーリーでは「奈津子さんがその事に気付くスイッチを誰が入れるか?」がポイントだったわけで、十中八九それはクロスさんのプリズムショーだと思ったのだけれど、まさかまさかこれまた大人だけで完結してしまわれるとは。号泣抱擁で過去を洗い流す母親二人を遠目に見つめるクロスさん&コウジくんが置いてけぼりすぎてナントモ。もちろんここへ至るにあたって二人の活躍は少なからずありますが、決め手になったのが北川さんによる真相バクロってのはあまりに「じつはこうでしたチャンチャン」すぎて、いくら子供世代(クロスさん&コウジくん)にはどうする事もできない事案とはいえ話を引っ張ってきたキャラとしてこの顛末はあまりに立つ瀬が無い。そこでプリズムショーだと思ったのだけれど。
続いてやってきた北川さんが例のギターを弦さんに返してオールクリア。思えばこのギターがクロスさんストーリーのスタート地点なんですよね。ギターで始まりギターで終わった涼野家・神浜家の因縁話、贖罪のため封印していたギターを再び手に取り男泣きの締めは止まっていた時間の再起動を感じさせる綺麗なまとめ方だったと思います。いろいろ気に掛かる点はあったけれど弦さんの男泣きに思わず画面が滲んでしまった。そこから唯一事情を知るおとはが拍手の口火を切ったのも良し。でも他のみなさんは突然の涼野・神浜劇場に何が何だかだっただろうな(笑

始まったプリズムショーは前二人と同様に久々のソロマイソング「BT37.5」。ここで鶴さんからのプレゼントストーンを使うのかと思いきや普通にセブンスコーデにチェンジしてあらら? まあお話の都合上セブンスコーデを究極進化させる必要があるので仕方ないかも。限られた残り話数で件のストーンを使う機会があるかな。オールクリア後の後日談(最終回)でチラリとでも出てくればお慰み。
というわけでライブ発動に合わせてクルンが進化→セブンスコーデ究極進化と進み、例によって遺跡化した背景&天空の石像にスポットが当たっていかにもクライマックスへの秒読みを実感させてナントモ切ない。石像が揃った後の結末が気になるけれど、それを見たら番組が終わってしまうというジレンマにこの一ヶ月苛まれなければならんのか。
プリズムジャンプは「クールスプラッシュ」→「ジュエルスピンクロス」→「ドレミファスライダー」→「赤い糸 夏の恋」→「胸キュンたいけん」→「燃えるグランドクロススピン」と何と六連続でした。こう言っては何だけど、この段階で六連続って事は最終的にいくつまで行ってしまうのか…個人的には連続数より一発の大ネタ・ド派手なライブのが嬉しいなあ。いや十連続とかやられても「凄い!」の前に途中で飽きてしまいそうで。
鍵盤キャラのクロスさんはいつか「ドレミファスライダー」をやるような気がしたけれどここ一番で来た来た。あの剥き身のナイフみたいだったクロスさんがハート背負って胸キュンってのも強烈というか一年の成長(?)を実感するというか(笑。新ジャンプはついに太陽系惑星を全て巻き込むグランドクロス、プリティーリズムの終盤は宇宙規模がお約束とはいえクロスさんも遥かなスケールへ辿り着いたものです。出たスコアは11400karatsと当然ながらトップを更新、やはり今回も選手紹介ボードがかわいい。

いや紹介ボードといえばB頭で一瞬映ったチキンちゃんこと高橋酉子ちゃんの表示がサプライズすぎ。被り物の中身はこんな美形だったのか! チラリと映るヒヨコスプラッシュ&ヒヨコスパイラルはぜひCGで見たかった。シリーズを影から支えたモブキャラへのスポット(労い)はスタッフの遊び心&愛を感じると同時に、閉幕が近い事をこれまた実感させたり。
- 関連記事
-
- プリティーリズム・レインボーライブ #49 命燃え尽きるまで…
- プリティーリズム・レインボーライブ #48 私らしく、人間らしく
- プリティーリズム・レインボーライブ #47 愛に輝く幸せの星(ラッキースター)
- プリティーリズム・レインボーライブ #46 開幕!オーバー・ザ・レインボーセッション
- プリティーリズム・レインボーライブ #45 薔薇の革命
スポンサーサイト
↓記事が役立ったら一票どうぞ。
