2008-08-18(Mon)
コードギアス 反逆のルルーシュR2 #19 裏切り
シュナイゼル殿下に翻弄される黒の騎士団。

絶体絶命のゼロを命懸けで救ったロロは…。

フレイヤ使用によって焦土というかクレーターと化してしまったトウキョウ租界。すっぽりと大穴が開いていますが周囲に瓦礫や残留物質などは無いようで、まさにくり抜かれたようにきれいさっぱり無くなっています。というわけでこれはいわゆる爆弾ではなく空間移動系の兵器のようですね。光球の範囲にあったものをどこかへ飛ばしてしまう、それがどこなのかまだわかりませんがとりあえず巻き込まれた人々は即死というわけではなさそう。
冒頭にナイトオブトゥエルブが登場しました。あの騒動の中いつの間にアヴァロンへ乗り込んだのやら? 前からいたっけ?
ニーナはフレイヤの性能にガクブルしちゃってますが今までさんざん実験して「撃てばどうなるか」くらいわかっているだろうに今さら何言ってんの? というかもう一ひねりあるかと思ったけれども大方の予想どおりの反応で少々拍子抜け。
茫然自失で先週を終えたルルーシュは半狂乱でナナリーの名を呼び、全力でナナリーを捜索セヨと指示。しかしとんでもない兵器を目の当たりに一刻も早く撤退したい騎士団のみなさんはそんなルルに困惑気味でありました。
OPのラストカットが夜空に。まるでルルーシュの心を映しているようです。

軟禁から逃れたヴィレッタは扇と合流、一方船内の爆発音をヴィレッタ逃亡と思い船内を捜索していたディードハルトは意外な人物を発見しました。そりゃ驚くだろう。こういう小さい秘密の積み重ねが不信感を増幅していくのだなあ。
そこへシュナイゼル殿下が登場です。敵の大将が直々に参上とは何と大胆な…。ていうか管制何やってんの?

その頃船内では呆けたルルをロロが部屋へ運び込んでおりました。C.C.は相変わらず記憶が飛んだままなのね。ロロのケータイから下がるロケットを見たルルーシュは頭がフットー、ついに本音をぶつけてしまいました。ナナリーがいなくなった今となってはルル的にロロは邪魔者、いや愛しきナナリーの影武者など憎悪の対象でしかありません。しかしロロからすれば唯一の心の拠り所だったルルーシュに存在を完全否定されて、そりゃ瞳孔も縮まります。

科学者としての探求を取るか、はたまた人の心を取るか。ロイドさんはそれを二者択一と考えているようですがそういうものじゃないでしょう? だとすると世の科学者は全員マッドサイエンティストになってしまう。ニーナはここらで心を入れ替えてぜひ人を豊かにする科学者になっていただきたいですね。背負った十字架は果てしなく重いだろうけど。


さてゼロが腑抜けているため最高責任者抜きでシュナイゼル殿下と会談を行なうことになりました。あの腹黒い殿下を相手に脳筋肉なみなさんが太刀打ちできるとは思えませんが要するにそういう流れなのでしょう。おそらく殿下はナナリー喪失のショックから立ち直れないルルーシュを織り込み済み、そこで騎士団を分裂させるネタを持参して自ら披露すればチェックと踏んでいるはず。そうでなければわざわざ敵陣のド真ん中へ参上するはずがありません。
単純馬鹿な玉城をあえて会談に参加させるのも殿下の作戦ですね。ゼロの裏切りネタをちょっと出せば深く考えない玉城は全力でそれを丸飲みし、他のメンバーが殿下の言うことに疑問を持っても勢いで押し通してしまうでしょう。そしてフレイヤの衝撃で精神が不安定になっているみなさんはそのまま殿下の思惑通りに誘導されて終了。

一方のジェレミアはフレイヤクレーターにてナナリーの捜索中に佇むスザクを発見。少々の立ち話から窺えるジェレミアの真っ直ぐさが好印象でありました。今までオレンジオレンジと馬鹿にしてごめんよ。
避難シーンでチラリと映った会長は無事に逃げ延びたようでした。よかったよかった。

シュナイゼル殿下との会談が始まりました。ゼロの正体、そしてギアスについてバクロしちゃって騎士団のみなさんは当然ながら驚いてます。しかしギアスについては信じられないようで玉城が「証拠を出せ」と小学生みたいな口調で迫ってます。するとそこへヴィレッタ&扇が登場。もっともらしい展開ですがギアス効果中の記憶は無いはずなのでかけられた当人の証言は無理だよねえ? 扇も自信満々で語ってましたが君はギアス発動の現場を見たことあるのか? 何を根拠に証人として出てきたのかわからない。
騎士団のみなさんにしてもゼロを疑う前にヴィレッタと内通していた扇をまず疑うのが筋じゃなかろうか。てなわけで早くも雰囲気に流されちゃっている感じ。

「Geass Injured Persons List」と題されたファイルに載っているのはギアスをかけられた疑いのある者たち。どうやって調べたんだ? さらにユフィによるイレブン虐殺もルルのかけたギアスが原因と告げ先日の録音を証拠として聞かせました。まあこの辺の使い方も想定どおりですね。さすがにあれを聞かされたら殿下の言うことも信じてしまうかも? 殿下は落ち着いた口調で言い聞かせるように騎士団へ事例を語りますがさりげなく何割かの嘘を混ぜ誇張しているのがミソ、典型的な詐欺師の手口です(笑
それにしたって普通の組織なら検証の1つくらいしそうなものですが…。敵方の持ってきた証拠だけで自分たちが今まで信じてきたリーダーにあっさり「裏切り者」の烙印を押しますか。少しは頭が回るだろうディードハルトも藤堂もまんまと丸め込まれてしまって何やってんだか。切れ者の星刻が合流すればこのおかしな流れが変わるかも? そういや席を外していたラクシャータさんはこの造反劇について今後どんな行動を取るのだろう。
「ルルの身柄と引き換えに日本を返せ」。いやあなたたちは日本を取り戻すためにゼロをリーダーに据えて戦って来たんでしょ。なのにゼロを渡すから日本をくれとはわけがわからない取引きです。ブリタニカ側からしたら取引きになりません。いったいどういう理屈? というか超合集国の面々を完全無視で勝手にそんな話を進めていいの?
殿下の思惑通り玉城は勝手にヒートアップ、どうやら騎士団の分裂は確定となったようです。ほんとゼロがいないと烏合の衆だね。これでは百歩譲って日本を返還させたとしても3日もしないうちに再度占領されちゃうでしょう。

C.C.とのメイドプレイを目撃してイケナイ想像をしちゃってるカレン。何赤くなってんだ(笑。そして造反劇の幕が上がったわけですがさすがのルルーシュも不意打ちで無数の銃口に囲まれては手も足も出ず初手でいきなりチェックメイト。影から見下ろすシュナイゼル殿下の姿を見つけて腹を括るルルでしたが「そこにシュナイゼル殿下がいる」ことに驚かないのが凄い。おそらく一瞬で行動を読んだのでしょう。「なるほど俺がシュナイゼルだったらこう動くだろうな」とでも思ったか。

いきなり四面楚歌のピンチの中、せめてカレンだけは助けようとこれまた哀しい嘘を吐くルルーシュ。器用なのか不器用なのかわかりませんね。ルルーシュの冷たい言葉を聞いて涙ぐみ離れるカレン、すると次の瞬間に蜃気楼が割り込んできました。あれほど冷たい言葉を浴びせられたにも関わらずロロが助けに来たのです。ルルーシュのためならどんな汚れ役でもやる、時にはそれが行き過ぎて悲しい結果を生んでしまいましたがロロの思いにはブレがありません。
離れ際にルルーシュは「カレン、君は生きろ」と告げます。その声を聞いたカレンはルルーシュの真意に気付いたはず。

ロロをあれほど憎んでいたのにギアスの連続使用で苦しむ姿を見て思わず止めるルルーシュ。追い詰められると本音が出るものですが、ルルーシュは自分で気付かないうちにロロを弟と認めていたのかもしれません。
「お前の兄は、、嘘吐きなんだ」
命懸けで自分を助けてくれたロロ。せめて最期は安らかにとの思いでかけた言葉が「嘘」だったのか、それとも「嫌いだ」と叫んだことが本心でなかったことに気付いたのか。後者だとすると大甘もいいところ、言ってしまうと少々安っぽいベタベタな展開ですがまあよし。死んだ人を悪く言う人はいない、ってばっちゃが言ってた。
ロロの墓に例のロケットが供えられていました。この行為を見ても最終的にルルーシュはロロを憎からず思っていたのでしょう。と思いたい。

さて壊れたスザクに明日はあるか? そして全てを失い文字通り「ゼロ」となってしまったルルーシュに明日はあるか? 当面の仲間はジェレミアだけ? 皇帝との決戦に向けてこれからどう巻き返すのか楽しみです。というか本当に収拾付くんかこれ?
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絶体絶命のゼロを命懸けで救ったロロは…。

フレイヤ使用によって焦土というかクレーターと化してしまったトウキョウ租界。すっぽりと大穴が開いていますが周囲に瓦礫や残留物質などは無いようで、まさにくり抜かれたようにきれいさっぱり無くなっています。というわけでこれはいわゆる爆弾ではなく空間移動系の兵器のようですね。光球の範囲にあったものをどこかへ飛ばしてしまう、それがどこなのかまだわかりませんがとりあえず巻き込まれた人々は即死というわけではなさそう。
冒頭にナイトオブトゥエルブが登場しました。あの騒動の中いつの間にアヴァロンへ乗り込んだのやら? 前からいたっけ?
ニーナはフレイヤの性能にガクブルしちゃってますが今までさんざん実験して「撃てばどうなるか」くらいわかっているだろうに今さら何言ってんの? というかもう一ひねりあるかと思ったけれども大方の予想どおりの反応で少々拍子抜け。
茫然自失で先週を終えたルルーシュは半狂乱でナナリーの名を呼び、全力でナナリーを捜索セヨと指示。しかしとんでもない兵器を目の当たりに一刻も早く撤退したい騎士団のみなさんはそんなルルに困惑気味でありました。
OPのラストカットが夜空に。まるでルルーシュの心を映しているようです。

軟禁から逃れたヴィレッタは扇と合流、一方船内の爆発音をヴィレッタ逃亡と思い船内を捜索していたディードハルトは意外な人物を発見しました。そりゃ驚くだろう。こういう小さい秘密の積み重ねが不信感を増幅していくのだなあ。
そこへシュナイゼル殿下が登場です。敵の大将が直々に参上とは何と大胆な…。ていうか管制何やってんの?

その頃船内では呆けたルルをロロが部屋へ運び込んでおりました。C.C.は相変わらず記憶が飛んだままなのね。ロロのケータイから下がるロケットを見たルルーシュは頭がフットー、ついに本音をぶつけてしまいました。ナナリーがいなくなった今となってはルル的にロロは邪魔者、いや愛しきナナリーの影武者など憎悪の対象でしかありません。しかしロロからすれば唯一の心の拠り所だったルルーシュに存在を完全否定されて、そりゃ瞳孔も縮まります。

科学者としての探求を取るか、はたまた人の心を取るか。ロイドさんはそれを二者択一と考えているようですがそういうものじゃないでしょう? だとすると世の科学者は全員マッドサイエンティストになってしまう。ニーナはここらで心を入れ替えてぜひ人を豊かにする科学者になっていただきたいですね。背負った十字架は果てしなく重いだろうけど。


さてゼロが腑抜けているため最高責任者抜きでシュナイゼル殿下と会談を行なうことになりました。あの腹黒い殿下を相手に脳筋肉なみなさんが太刀打ちできるとは思えませんが要するにそういう流れなのでしょう。おそらく殿下はナナリー喪失のショックから立ち直れないルルーシュを織り込み済み、そこで騎士団を分裂させるネタを持参して自ら披露すればチェックと踏んでいるはず。そうでなければわざわざ敵陣のド真ん中へ参上するはずがありません。
単純馬鹿な玉城をあえて会談に参加させるのも殿下の作戦ですね。ゼロの裏切りネタをちょっと出せば深く考えない玉城は全力でそれを丸飲みし、他のメンバーが殿下の言うことに疑問を持っても勢いで押し通してしまうでしょう。そしてフレイヤの衝撃で精神が不安定になっているみなさんはそのまま殿下の思惑通りに誘導されて終了。

一方のジェレミアはフレイヤクレーターにてナナリーの捜索中に佇むスザクを発見。少々の立ち話から窺えるジェレミアの真っ直ぐさが好印象でありました。今までオレンジオレンジと馬鹿にしてごめんよ。
避難シーンでチラリと映った会長は無事に逃げ延びたようでした。よかったよかった。

シュナイゼル殿下との会談が始まりました。ゼロの正体、そしてギアスについてバクロしちゃって騎士団のみなさんは当然ながら驚いてます。しかしギアスについては信じられないようで玉城が「証拠を出せ」と小学生みたいな口調で迫ってます。するとそこへヴィレッタ&扇が登場。もっともらしい展開ですがギアス効果中の記憶は無いはずなのでかけられた当人の証言は無理だよねえ? 扇も自信満々で語ってましたが君はギアス発動の現場を見たことあるのか? 何を根拠に証人として出てきたのかわからない。
騎士団のみなさんにしてもゼロを疑う前にヴィレッタと内通していた扇をまず疑うのが筋じゃなかろうか。てなわけで早くも雰囲気に流されちゃっている感じ。

「Geass Injured Persons List」と題されたファイルに載っているのはギアスをかけられた疑いのある者たち。どうやって調べたんだ? さらにユフィによるイレブン虐殺もルルのかけたギアスが原因と告げ先日の録音を証拠として聞かせました。まあこの辺の使い方も想定どおりですね。さすがにあれを聞かされたら殿下の言うことも信じてしまうかも? 殿下は落ち着いた口調で言い聞かせるように騎士団へ事例を語りますがさりげなく何割かの嘘を混ぜ誇張しているのがミソ、典型的な詐欺師の手口です(笑
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「ルルの身柄と引き換えに日本を返せ」。いやあなたたちは日本を取り戻すためにゼロをリーダーに据えて戦って来たんでしょ。なのにゼロを渡すから日本をくれとはわけがわからない取引きです。ブリタニカ側からしたら取引きになりません。いったいどういう理屈? というか超合集国の面々を完全無視で勝手にそんな話を進めていいの?
殿下の思惑通り玉城は勝手にヒートアップ、どうやら騎士団の分裂は確定となったようです。ほんとゼロがいないと烏合の衆だね。これでは百歩譲って日本を返還させたとしても3日もしないうちに再度占領されちゃうでしょう。

C.C.とのメイドプレイを目撃してイケナイ想像をしちゃってるカレン。何赤くなってんだ(笑。そして造反劇の幕が上がったわけですがさすがのルルーシュも不意打ちで無数の銃口に囲まれては手も足も出ず初手でいきなりチェックメイト。影から見下ろすシュナイゼル殿下の姿を見つけて腹を括るルルでしたが「そこにシュナイゼル殿下がいる」ことに驚かないのが凄い。おそらく一瞬で行動を読んだのでしょう。「なるほど俺がシュナイゼルだったらこう動くだろうな」とでも思ったか。

いきなり四面楚歌のピンチの中、せめてカレンだけは助けようとこれまた哀しい嘘を吐くルルーシュ。器用なのか不器用なのかわかりませんね。ルルーシュの冷たい言葉を聞いて涙ぐみ離れるカレン、すると次の瞬間に蜃気楼が割り込んできました。あれほど冷たい言葉を浴びせられたにも関わらずロロが助けに来たのです。ルルーシュのためならどんな汚れ役でもやる、時にはそれが行き過ぎて悲しい結果を生んでしまいましたがロロの思いにはブレがありません。
離れ際にルルーシュは「カレン、君は生きろ」と告げます。その声を聞いたカレンはルルーシュの真意に気付いたはず。

ロロをあれほど憎んでいたのにギアスの連続使用で苦しむ姿を見て思わず止めるルルーシュ。追い詰められると本音が出るものですが、ルルーシュは自分で気付かないうちにロロを弟と認めていたのかもしれません。
「お前の兄は、、嘘吐きなんだ」
命懸けで自分を助けてくれたロロ。せめて最期は安らかにとの思いでかけた言葉が「嘘」だったのか、それとも「嫌いだ」と叫んだことが本心でなかったことに気付いたのか。後者だとすると大甘もいいところ、言ってしまうと少々安っぽいベタベタな展開ですがまあよし。死んだ人を悪く言う人はいない、ってばっちゃが言ってた。
ロロの墓に例のロケットが供えられていました。この行為を見ても最終的にルルーシュはロロを憎からず思っていたのでしょう。と思いたい。

さて壊れたスザクに明日はあるか? そして全てを失い文字通り「ゼロ」となってしまったルルーシュに明日はあるか? 当面の仲間はジェレミアだけ? 皇帝との決戦に向けてこれからどう巻き返すのか楽しみです。というか本当に収拾付くんかこれ?
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