2014-04-23(Wed)
ソウルイーターノット! #03 女子寮の魔女!
カネにがめつい女子寮魔女の本当の顔。

鼻歌歌いながらご飯作る人に悪い人はいない。

アバンはキムの新入生レセプション(?)当時の回想。グループで集まっている周囲から孤立しているキムの寂しげな表情は突然驚きの顔となり、すると足元から現れたいかにも怪しいネコ耳少女に足を掴まれ、続いてわらわら現れたネコ耳軍団に纏わり付かれ…次の瞬間悲鳴と共に飛び起きるキム。もうこのワンシーンだけでキムがただならぬ事情を抱えている事が判ります。そしてこういうシーンでもキワキワミニスカのローアングルを忘れない=脚アニメの拘りに感心。

CM明けのAパートは先の集金現場を目撃しながら手出しできなかったエターナルフェザーさん(以下エタさん)の事情説明から。キムと同期のエタさんの回想カットによると、入学当時のキムは誰しも惹かれるキラキラロングヘアーのネコ耳超美少女…これはまさにアバンでわらわら出てきたネコ耳少女、つまりキムは過去の自分に襲われていた=この姿だった頃に忌まわしき何かが起きたという事か。キムはいつしか髪をバッサリ切ってショートカットとなり、素行の悪さから周囲の人々は離れ、今の孤立がある。アバンの描写が無ければ変化のタイミングで何者かに取り憑かれて黒化→孤立と読めますが、邪悪なネコ耳集団を見るに実際は逆なのでしょう。自らが抱える邪悪なものから周囲を遠ざけるためわざと嫌われ孤立している。
エタさんがキムを恐れる理由は地味な外見をカバーすべく派手な芸名を勝手に命名された挙げ句に命名料まで取られた経験から。あはは。って「ソウルイーター」の名は芸名だったのか! エタさんの顛末よりもそっちに驚いた(笑
そんなキムへ引き続きアタックを続けるオックスくん。この関係はソウルイーター本編でも描かれていましたが、なるほどこの頃からずっとキムを追いかけていたのね。いいヤツをボディに入れられてもめげずにキム一筋のオックスくんは、理由は判らずともキムを信じてひたすら尽くす。男前すぎる。
一方掲示板の「TRAITOR」の張り紙に賑わう生徒達、のシーンにてシド先生&茜&クレイの会話。やはり茜&クレイは普通の新入生ではなく既にシド先生とツーカーの仲、死武専EATコース生でした…とさりげなく正体バラシは良いけれど「EAT」って何ぞや? と思わせたところで後のシーンできちんと説明を入れる巧妙なシナリオに感心。
再び食堂シーンではデザートのいちごタルトを巡って一悶着。三人いるのにタルトは二つ、そこでつぐみ一人が我慢して…を良しとしない職人二人に早くもニマニマが止まらない。ああもう! そんなこんなで昼休み終了のチャイムが鳴り、教室へ急ぐ中でつぐみは一人寂しげにパンを囓るキムに気付いて暫し足を止めるのでした。あんな酷い目に遭ったのにキムの行動(孤立)を気にしているのが判ります。

その頃茜&クレイは件のTRAITORと対峙していました。長剣へ変化したクレイの切っ先を瞬く間に額へ向けてチェックメイト、のはずが構わず向かってくる不気味な相手は尋常ならざる雰囲気に充ち満ちています。目ぇ死んでるし、明らかに自我がない=誰かにコントロールされての行動っぽい。
「お前達はこの学校の9割の生徒が通う非戦闘員クラス『Normally Overcome Target』」
NOTってそういう意味だったのか(イマサラ。ポンコツつぐみも行く行くは魔女と戦う武器になるのかと思っていたらそうではありませんでした。第1話冒頭のクラスメイトとの会話にて「魔女と戦ったりするの?」「私はそんなことしないよ~」と言っていたのは謙遜ではない事実でした。確かに日常生活にて体が突然武器化しちゃったら危ない事この上なし、その辺のコントロールを習って、つまり武器人間として支障なく日常生活を送るための教育を行う施設ということらしい。なるほど「武器」に関しては完全納得だけれど、では「職人」は何故死武専NOTコースに通うのか。職人の能力は日常生活に支障無いだろうに。魔女退治に奔走する本編のみなさんが通う戦闘員クラス「Especially Advanfaged Talent」は職人の存在・必要性も判るのだけれど。
さて怪しい相手を取りあえず拘留した男子二人が教室へ戻ると当然授業は始まっており、てな所へ戻ってきた二人とシド先生はいかにもツーカーなプロの会話を小声で交わし…そんなシビアな裏側など知らないつぐみは表向きの「クレイがゲーセンで遊んでて遅れた」といつもの言い訳を真に受けてクレイを「ちょっと抜けてる」と噂話、その会話を続けながらシーンがパッと喫茶店に移る小気味よさに思わず唸った。上手いなあ。あと後にアーニャの訓練相手となるヘッドホンくんは教室シーンでもぼっちなのでした。芸コマ。
喫茶店シーンではコーヒー豆を配達してきたオックスくんのバイト事情、そして茜&クレイと旧知の仲である事をさりげなく示し、オックスくんも二人の事情を知る事をさりげなく描写。丁寧に作ってるなあ。一方その中心たる姫様はオックスくんのバイトにゲスの勘ぐり、つぐみはすかさず唇に指を当てて「シーッ!」…の意味が判らない姫様かわいい。

と思ったらキッチン入り口のシーンで覚えたての「シーッ!」を使ってて笑った。ほんとかわいいな(笑。鼻歌交じりでカップ麺を作りポテトをチンするキムへ思わず声を掛けるも何を言ったら判らず慌てるつぐみがこれまた。恐い相手なのに声を掛けずにいられなかったのでしょう。
「一緒に食べませんか?」
「なんで?」
「はっ!」
苦し紛れに出た意外な言葉に暫し沈黙の後、レンジのチンで再び時間が動き始めて「なんで?」の間がナントモ良い味。あはは。即斬の返しに驚き慌てて謝って、取り付く島もなくキッチンを出て行ったキムにしょんぼりしながら、それでも気になるつぐみの優しさ。一方いつもどおりつっけんどんな態度で部屋へ戻るキムもつぐみの態度が気になる様子。キッチンから聞こえてくる友達同士カボチャカレーに盛り上がる会話を羨ましく思っているのかも。ああ切ない。

「武器としての能力をコントロールできれば、職人任せの攻撃だけではなく、日常生活に応用したり、移動の手段を得る事もできる」
今回の授業はEATクラスのジャクリーンによるランタン技のデモンストレーションでした。炎を上げるランタンを振り回し、全身武器化の後には激しい火焔によって空を飛び…死武専広しと言えどもこんな移動手段はジャクリーンしかできないんじゃ?
そんなデモから生徒達の練習が始まり、つぐみたちは三人組で二人一組のジレンマを「順番」で解決し…なのに事情を知らないシド先生は無情にもアーニャの手を掴んでぼっちくんとの強制ペアリング。理不尽すぎる情況にぐぬぬ!のアーニャは自分に構わずキャッキャウフフの二人を横目で眺めてさらにぐぬぬ! あああ!(笑。その不機嫌は授業が終わっても尾を引き、一人サッサと帰ってしまった姫様をお約束どおり怪しい陰が立ちはだかってさあピンチです。人差し指の得物がいかにも怪しい。

「お城で叩き込まれたロイヤル空手を試すいい機会です」
突然現れた暴漢相手に一歩も怯まず拳を構えるアーニャ姫の勇ましさ、とはいえ初めての実戦&得体の知れぬ相手への恐怖に体は無意識に震え…ほんと芸が細かいな。そしてここから暫くBonesアクションの見せ場であります。綺麗なブロンド&ドレスを翻しながらひらりひらりと攻撃をかわし、受け止め、掌底を打ち込み、足を止められ倒されて絶体絶命への一連は息を吐かせぬスピード感。ゆるゆるの日常描写からこのアクションは良いアクセント・メリハリ、これだからソウルイーターは目が離せないのだなあ。
交錯中アーニャの左腕を襲った一閃は後の手負い話へ繋がる布石の瞬間。袖を傷付けず腕だけ切り、その周囲もドス黒く染める爪針攻撃はおそらく魔術によるものでしょう。左腕の痛手を押さえて大ピンチのアーニャ姫、気丈な表情はついに崩れ「誰か助けて!」と声を上げるも周囲には誰もいません。さあどうする!?

するとどこからともなくカバンが飛んできて、次の瞬間飛び込んできためめが男を吹っ飛ばして仁王立ち。かっこいい! 安心して思わず涙のアーニャかわいい!
「大丈夫です。私ボケてるから怖いもの知らずです」
めめの身体能力は先の睡拳で知れていますが、そういやあの時アーニャはすやすや寝ていたので知らないんですね。いつものぽやぽやから一転して凛々しい表情で拳を構えるめめ、ほどなく息を切らせて到着したつぐみもめめに倣って迎撃の構え…ところが慌てたつぐみは中途半端に武器化してしまってあっさり大ピンチであります。あらら。ミニスカを際どく翻して倒れ込んだつぐみへ襲いかかる男、それを許さず回り込んだめめとのアクションもこれまた凄い。女の子キャラの腹を容赦無く蹴り飛ばす萌えアニメも珍しいんじゃ? しかもその時めめはきちんとガードをしているという芸の細かさ。などとめめは相当な手練れ? 尋常ならざる健忘を含め彼女には何か秘密がありそうです。とはいえ壁へ打ち付けられためめはKO寸前、倒れたつぐみは身動き取れず、にじり寄る男に恐怖の表情を見せるのみ。さあどうするどうなる?

という絶体絶命に颯爽と現れた茜&クレイ。ベッタベタだけど格好良かった(笑。石畳へ一撃を打ち込んで威嚇の後、お引き取りを願う茜くんの言葉に男はあっさり引き下がり…さすがにこの情況を目の前で見たら彼らが只者ではない事に気付くだろうなあ。勇ましく拳を振るったアーニャ姫は結局「助けられ」てしまい、自分の非力さ・未熟さを思い知らされて情けないやら悔しいやら。そんな胸中が窺えるじつにいい表情です。その後チラリと映ったいかにもボス的なセーラー服はOPに出てくる怪しい三つ編みか。普通に魔女だろうけど未だ目的は判らず、今後の動きが気になるところです。
そんな騒動から寮へ戻ったつぐみ&めめを待っていたオックスくん。つぐみを指名しての御用事はキムに取られたお小遣いの返却で、これを返す代わりにキムを恨まないでほしいと。などとアルバイトまでしてキムの悪行をフォローするオックスくんの真意は。
「女子寮の魔女なんて言われてみんなに恐れられているが、僕にはわざと人を避けているように見える」
「理由は判らないけどね」
理由は判らなくとも迷い無くキムを信じるオックスくんがとんでもなく男前でありました。嘘と判っていながらキムを問い詰めず、黙って陰から支える愚直さはじつに彼らしい。当のキムはその事を知ってしまうけれどおそらく生き方を変えられず、葛藤に苛まれながら悪行を重ね孤独の道を進むのでしょう。ああ辛い。ジャクリーン早く来て。

「あの指の針、毒でも塗られてたのかしら…」
寮へ戻ったアーニャは先の痛手を確かめると傷口の周りが黒く変化しいかにも尋常ではありません。てな所へ現れたつぐみ&めめは傷を見て驚き、顔色を心配し、熱を心配し…メデューサ先生の所へ行っちゃダメだ!(笑。明らかにヤバい状態なのに強がりを崩さないアーニャに困り顔のつぐみ、これはどう見てもアーニャ闇落ちの兆候…と思いきや、いつしか近づいてきたキムが傷口を一目見るとかわいいバンソーコをペタリと貼り――
「つるつるで綺麗な肌してんなぁ」
突然のヒトコトで意識を逸らせた隙に傷口へ手を翳してピカッ。すると傷口周囲の黒い染みは消え、気分も楽に。ついにキムが魔術=魔女の力を使った瞬間でした。つぐみたちにそれを気付かせぬまま早々に立ち去るキム、しかし階段から見ていた堅物女(笑)は異変に気付き、しかしキムはいつもの調子で煽ってサイナラ。なるほどこれが正体目撃の瞬間・二人の関係の始まりでしたか。見事にヘタクソな口笛がキムの悪ぶりを上手く表していてほっこりするやら感心するやら。煽られて真っ赤になるジャクリーンの表情も良かった。
オックスくんから帰ってきたお小遣いの使い道に盛り上がるつぐみ&めめにまたしても拗ねるアーニャ。授業の事まで持ちだして拗ねるアーニャへめめは腕に「次はアーニャさん」と書いて見せ、つぐみも同様に約束を書いた腕を見せ、拗ねてたアーニャに笑顔が戻ってほっこりのオチ…かと思ったら明けて翌朝「次」の意味を忘れてるめめでオチ。さすがそこから忘れるか(笑

そのめめは次回予告でギリギリな姿を見せ、しかも体操服+ローライズブルマとかいろいろサービス良すぎ・狙いすぎ(笑
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鼻歌歌いながらご飯作る人に悪い人はいない。

アバンはキムの新入生レセプション(?)当時の回想。グループで集まっている周囲から孤立しているキムの寂しげな表情は突然驚きの顔となり、すると足元から現れたいかにも怪しいネコ耳少女に足を掴まれ、続いてわらわら現れたネコ耳軍団に纏わり付かれ…次の瞬間悲鳴と共に飛び起きるキム。もうこのワンシーンだけでキムがただならぬ事情を抱えている事が判ります。そしてこういうシーンでもキワキワミニスカのローアングルを忘れない=脚アニメの拘りに感心。

CM明けのAパートは先の集金現場を目撃しながら手出しできなかったエターナルフェザーさん(以下エタさん)の事情説明から。キムと同期のエタさんの回想カットによると、入学当時のキムは誰しも惹かれるキラキラロングヘアーのネコ耳超美少女…これはまさにアバンでわらわら出てきたネコ耳少女、つまりキムは過去の自分に襲われていた=この姿だった頃に忌まわしき何かが起きたという事か。キムはいつしか髪をバッサリ切ってショートカットとなり、素行の悪さから周囲の人々は離れ、今の孤立がある。アバンの描写が無ければ変化のタイミングで何者かに取り憑かれて黒化→孤立と読めますが、邪悪なネコ耳集団を見るに実際は逆なのでしょう。自らが抱える邪悪なものから周囲を遠ざけるためわざと嫌われ孤立している。
エタさんがキムを恐れる理由は地味な外見をカバーすべく派手な芸名を勝手に命名された挙げ句に命名料まで取られた経験から。あはは。って「ソウルイーター」の名は芸名だったのか! エタさんの顛末よりもそっちに驚いた(笑
そんなキムへ引き続きアタックを続けるオックスくん。この関係はソウルイーター本編でも描かれていましたが、なるほどこの頃からずっとキムを追いかけていたのね。いいヤツをボディに入れられてもめげずにキム一筋のオックスくんは、理由は判らずともキムを信じてひたすら尽くす。男前すぎる。
一方掲示板の「TRAITOR」の張り紙に賑わう生徒達、のシーンにてシド先生&茜&クレイの会話。やはり茜&クレイは普通の新入生ではなく既にシド先生とツーカーの仲、死武専EATコース生でした…とさりげなく正体バラシは良いけれど「EAT」って何ぞや? と思わせたところで後のシーンできちんと説明を入れる巧妙なシナリオに感心。
再び食堂シーンではデザートのいちごタルトを巡って一悶着。三人いるのにタルトは二つ、そこでつぐみ一人が我慢して…を良しとしない職人二人に早くもニマニマが止まらない。ああもう! そんなこんなで昼休み終了のチャイムが鳴り、教室へ急ぐ中でつぐみは一人寂しげにパンを囓るキムに気付いて暫し足を止めるのでした。あんな酷い目に遭ったのにキムの行動(孤立)を気にしているのが判ります。

その頃茜&クレイは件のTRAITORと対峙していました。長剣へ変化したクレイの切っ先を瞬く間に額へ向けてチェックメイト、のはずが構わず向かってくる不気味な相手は尋常ならざる雰囲気に充ち満ちています。目ぇ死んでるし、明らかに自我がない=誰かにコントロールされての行動っぽい。
「お前達はこの学校の9割の生徒が通う非戦闘員クラス『Normally Overcome Target』」
NOTってそういう意味だったのか(イマサラ。ポンコツつぐみも行く行くは魔女と戦う武器になるのかと思っていたらそうではありませんでした。第1話冒頭のクラスメイトとの会話にて「魔女と戦ったりするの?」「私はそんなことしないよ~」と言っていたのは謙遜ではない事実でした。確かに日常生活にて体が突然武器化しちゃったら危ない事この上なし、その辺のコントロールを習って、つまり武器人間として支障なく日常生活を送るための教育を行う施設ということらしい。なるほど「武器」に関しては完全納得だけれど、では「職人」は何故死武専NOTコースに通うのか。職人の能力は日常生活に支障無いだろうに。魔女退治に奔走する本編のみなさんが通う戦闘員クラス「Especially Advanfaged Talent」は職人の存在・必要性も判るのだけれど。
さて怪しい相手を取りあえず拘留した男子二人が教室へ戻ると当然授業は始まっており、てな所へ戻ってきた二人とシド先生はいかにもツーカーなプロの会話を小声で交わし…そんなシビアな裏側など知らないつぐみは表向きの「クレイがゲーセンで遊んでて遅れた」といつもの言い訳を真に受けてクレイを「ちょっと抜けてる」と噂話、その会話を続けながらシーンがパッと喫茶店に移る小気味よさに思わず唸った。上手いなあ。あと後にアーニャの訓練相手となるヘッドホンくんは教室シーンでもぼっちなのでした。芸コマ。
喫茶店シーンではコーヒー豆を配達してきたオックスくんのバイト事情、そして茜&クレイと旧知の仲である事をさりげなく示し、オックスくんも二人の事情を知る事をさりげなく描写。丁寧に作ってるなあ。一方その中心たる姫様はオックスくんのバイトにゲスの勘ぐり、つぐみはすかさず唇に指を当てて「シーッ!」…の意味が判らない姫様かわいい。

と思ったらキッチン入り口のシーンで覚えたての「シーッ!」を使ってて笑った。ほんとかわいいな(笑。鼻歌交じりでカップ麺を作りポテトをチンするキムへ思わず声を掛けるも何を言ったら判らず慌てるつぐみがこれまた。恐い相手なのに声を掛けずにいられなかったのでしょう。
「一緒に食べませんか?」
「なんで?」
「はっ!」
苦し紛れに出た意外な言葉に暫し沈黙の後、レンジのチンで再び時間が動き始めて「なんで?」の間がナントモ良い味。あはは。即斬の返しに驚き慌てて謝って、取り付く島もなくキッチンを出て行ったキムにしょんぼりしながら、それでも気になるつぐみの優しさ。一方いつもどおりつっけんどんな態度で部屋へ戻るキムもつぐみの態度が気になる様子。キッチンから聞こえてくる友達同士カボチャカレーに盛り上がる会話を羨ましく思っているのかも。ああ切ない。

「武器としての能力をコントロールできれば、職人任せの攻撃だけではなく、日常生活に応用したり、移動の手段を得る事もできる」
今回の授業はEATクラスのジャクリーンによるランタン技のデモンストレーションでした。炎を上げるランタンを振り回し、全身武器化の後には激しい火焔によって空を飛び…死武専広しと言えどもこんな移動手段はジャクリーンしかできないんじゃ?
そんなデモから生徒達の練習が始まり、つぐみたちは三人組で二人一組のジレンマを「順番」で解決し…なのに事情を知らないシド先生は無情にもアーニャの手を掴んでぼっちくんとの強制ペアリング。理不尽すぎる情況にぐぬぬ!のアーニャは自分に構わずキャッキャウフフの二人を横目で眺めてさらにぐぬぬ! あああ!(笑。その不機嫌は授業が終わっても尾を引き、一人サッサと帰ってしまった姫様をお約束どおり怪しい陰が立ちはだかってさあピンチです。人差し指の得物がいかにも怪しい。

「お城で叩き込まれたロイヤル空手を試すいい機会です」
突然現れた暴漢相手に一歩も怯まず拳を構えるアーニャ姫の勇ましさ、とはいえ初めての実戦&得体の知れぬ相手への恐怖に体は無意識に震え…ほんと芸が細かいな。そしてここから暫くBonesアクションの見せ場であります。綺麗なブロンド&ドレスを翻しながらひらりひらりと攻撃をかわし、受け止め、掌底を打ち込み、足を止められ倒されて絶体絶命への一連は息を吐かせぬスピード感。ゆるゆるの日常描写からこのアクションは良いアクセント・メリハリ、これだからソウルイーターは目が離せないのだなあ。
交錯中アーニャの左腕を襲った一閃は後の手負い話へ繋がる布石の瞬間。袖を傷付けず腕だけ切り、その周囲もドス黒く染める爪針攻撃はおそらく魔術によるものでしょう。左腕の痛手を押さえて大ピンチのアーニャ姫、気丈な表情はついに崩れ「誰か助けて!」と声を上げるも周囲には誰もいません。さあどうする!?

するとどこからともなくカバンが飛んできて、次の瞬間飛び込んできためめが男を吹っ飛ばして仁王立ち。かっこいい! 安心して思わず涙のアーニャかわいい!
「大丈夫です。私ボケてるから怖いもの知らずです」
めめの身体能力は先の睡拳で知れていますが、そういやあの時アーニャはすやすや寝ていたので知らないんですね。いつものぽやぽやから一転して凛々しい表情で拳を構えるめめ、ほどなく息を切らせて到着したつぐみもめめに倣って迎撃の構え…ところが慌てたつぐみは中途半端に武器化してしまってあっさり大ピンチであります。あらら。ミニスカを際どく翻して倒れ込んだつぐみへ襲いかかる男、それを許さず回り込んだめめとのアクションもこれまた凄い。女の子キャラの腹を容赦無く蹴り飛ばす萌えアニメも珍しいんじゃ? しかもその時めめはきちんとガードをしているという芸の細かさ。などとめめは相当な手練れ? 尋常ならざる健忘を含め彼女には何か秘密がありそうです。とはいえ壁へ打ち付けられためめはKO寸前、倒れたつぐみは身動き取れず、にじり寄る男に恐怖の表情を見せるのみ。さあどうするどうなる?

という絶体絶命に颯爽と現れた茜&クレイ。ベッタベタだけど格好良かった(笑。石畳へ一撃を打ち込んで威嚇の後、お引き取りを願う茜くんの言葉に男はあっさり引き下がり…さすがにこの情況を目の前で見たら彼らが只者ではない事に気付くだろうなあ。勇ましく拳を振るったアーニャ姫は結局「助けられ」てしまい、自分の非力さ・未熟さを思い知らされて情けないやら悔しいやら。そんな胸中が窺えるじつにいい表情です。その後チラリと映ったいかにもボス的なセーラー服はOPに出てくる怪しい三つ編みか。普通に魔女だろうけど未だ目的は判らず、今後の動きが気になるところです。
そんな騒動から寮へ戻ったつぐみ&めめを待っていたオックスくん。つぐみを指名しての御用事はキムに取られたお小遣いの返却で、これを返す代わりにキムを恨まないでほしいと。などとアルバイトまでしてキムの悪行をフォローするオックスくんの真意は。
「女子寮の魔女なんて言われてみんなに恐れられているが、僕にはわざと人を避けているように見える」
「理由は判らないけどね」
理由は判らなくとも迷い無くキムを信じるオックスくんがとんでもなく男前でありました。嘘と判っていながらキムを問い詰めず、黙って陰から支える愚直さはじつに彼らしい。当のキムはその事を知ってしまうけれどおそらく生き方を変えられず、葛藤に苛まれながら悪行を重ね孤独の道を進むのでしょう。ああ辛い。ジャクリーン早く来て。

「あの指の針、毒でも塗られてたのかしら…」
寮へ戻ったアーニャは先の痛手を確かめると傷口の周りが黒く変化しいかにも尋常ではありません。てな所へ現れたつぐみ&めめは傷を見て驚き、顔色を心配し、熱を心配し…メデューサ先生の所へ行っちゃダメだ!(笑。明らかにヤバい状態なのに強がりを崩さないアーニャに困り顔のつぐみ、これはどう見てもアーニャ闇落ちの兆候…と思いきや、いつしか近づいてきたキムが傷口を一目見るとかわいいバンソーコをペタリと貼り――
「つるつるで綺麗な肌してんなぁ」
突然のヒトコトで意識を逸らせた隙に傷口へ手を翳してピカッ。すると傷口周囲の黒い染みは消え、気分も楽に。ついにキムが魔術=魔女の力を使った瞬間でした。つぐみたちにそれを気付かせぬまま早々に立ち去るキム、しかし階段から見ていた堅物女(笑)は異変に気付き、しかしキムはいつもの調子で煽ってサイナラ。なるほどこれが正体目撃の瞬間・二人の関係の始まりでしたか。見事にヘタクソな口笛がキムの悪ぶりを上手く表していてほっこりするやら感心するやら。煽られて真っ赤になるジャクリーンの表情も良かった。
オックスくんから帰ってきたお小遣いの使い道に盛り上がるつぐみ&めめにまたしても拗ねるアーニャ。授業の事まで持ちだして拗ねるアーニャへめめは腕に「次はアーニャさん」と書いて見せ、つぐみも同様に約束を書いた腕を見せ、拗ねてたアーニャに笑顔が戻ってほっこりのオチ…かと思ったら明けて翌朝「次」の意味を忘れてるめめでオチ。さすがそこから忘れるか(笑

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