2014-05-16(Fri)
アイカツ! #82 めざせ☆最高のパートナー
ダブルエムの高いハードルに緊張が止まらないいちごペア。

パートナーズカップの結果ははたして?

「このあといよいよ星宮いちごと音城セイラの登場です!」
ダブルエムのステージで開幕したパートナーズカップ。この後の出番はいちご&セイラ組って事でもう出番!? 残りペアが消化試合になっちゃうよ? と思ったらTV番組によくある「このあとすぐ!詐欺」で、他ペアが止め絵でチャッチャと茶を濁す中、新曲を奢られたヒロインペアのステージはもちろん今回のトリでした。なんて導入から頼智記者&ノエルちゃんは注目ペアの直撃取材へゴー! ところがいつになく緊張感漂う空気に圧倒されて楽屋へ入れず取材断念…あれ? 頼智記者は前回開幕直前の楽屋覗きで彼女たちがピリピリしてるの知ってるはずだけど? シナリオの連携取れてない? でも前回今回とナツコ氏の連投なのよね。ううむ。
同様に前回ド緊張だったはずの姐さん&きいは頼智記者を笑顔で迎え入れ、いちご&セイラ緊張の報を聞くと様子見&陣中見舞いにイクイクイックー! 姐さんをして「いつものいちごっぽくない」と言わしめる緊張状態、ダブルエムが築いたハードルの高さをそれほどまで意識しているって事でしょうけど、それを考慮に入れてもいちごのキャラ違いが気になってしまった。こういう時こそ根拠のない自信に満ちた笑顔を見せるのがいちごの持ち味だったはずなのに。
そして本筋的にかなりどうでもいい頼智記者の弁明シーン。今回はタダでさえ尺が詰め詰めなのにここで描く必要があったのか? どうせなら数回引っ張ってヤキモキを見せたほうがネタ的にも生きるだろうにもったいない。いざ面と向かうと言い出せない頼智記者をノエルちゃんがすかさずフォロー、すると姐さんは「かわいい かわいい」と完全に子供扱いであります。その一連にて背を比べながらグッと顔を寄せるヒトコマは、男として全く意識していない&されていない互いの温度差が辛い切ない甘酸っぱい。なるほど頼智記者も「かわいい」が褒め言葉にならないお年頃になったのだね。うんうん。遠くで輝く星よりも隣の微笑みに早く気付け!ってなものです(野暮。というかノエルちゃんが嫁すぎてわしわしが止まらない。

さて姐さん&きいが楽屋を訪れるといつになく元気が無いいちごが一人ちんまり。セイラは頭を冷やしに出て行ったとの事で、別行動フラグのとおりきいはセイラを探しに楽屋を出て、暫しいちご&姐さんのツーショットタイムへ。
「せめて、セイラちゃんの足引っ張らないようにしなきゃ」
らしくない緊張顔を心配する姐さんへいちごのセリフはこれまたらしくない。最高のパートナーになるにはどうしたら? という前向きな悩みはともかく「足を引っ張る」なんて不安を浮かべるような、失敗を恐れるような子ではなかったはず。しかもそれがセイラとのシンクロという流れも不自然というか…セイラはセイラで無駄に自信に溢れ常に上からの子だったのにね。この二人をシンクロさせるなら逆に「セイラちゃん(星宮いちご)には絶対に負けたくない!」でしょう? あなたがドなら私がレ、ならばミでファでお互いの上を上を目指して高め合っていきましょう!がこのペアのコンセプトなのだから。
ステージ直前の「私たちらしく」を際立たせるためあえて「私たちらしくない」考えを強調したとは思いますが、キャラ性の根本からあまりに離れてしまうとドラマにならないような。ダブルエムを見て凹んでいたけど二人とも負けず嫌いの気持ちは変わらなかった、追い込まれても持ち続けた同じ思いで互いを高め「私たちらしく」ステージを楽しもう! のほうがスッキリ収まったような気がする。

そんなこんなで始まったパートナーズカップの各ペアステージをパタパタと。予想どおりほぼ一枚絵のダイジェストでしたが思ったより枚数が多く、主要キャラにはそれなりにアニメーションがあったりしたので良しとしましょう。正直もっとテキトウに流されると思ってました。
まずは妙に気合いが入ったスプラッシュの一枚絵。作品初期からチョイチョイ顔を出す割にそれほど目立つわけではない、けれど出てくると結構目を引き、チョイ役なりに役割を果たしてきた彼女たちへのご褒美かな。今や本作の特殊性を象徴する「崖登り」にしても彼女たちの働きがあってこそでしたし(笑 Splash繋ぎ
続いて中等部組のさくらちゃん&皐月ちゃんの出番です。宣言どおり歌舞伎とパンクをフュージョン、桜吹雪→定式幕+鍵盤の背景に見得&エアギターを見せ、和柄の扇子を広げた上でカラフル髪の皐月ちゃんが見得をする新鮮でかわいいステージ。いつの間にか大人っぽくなってる出端の横顔がステキ。さくらちゃん組繋ぎ
そんな中 注目のユリカ様&かえでがスタンバイ。肩を抱いて見つめ合ったりすっかり仲良しですね。

おとめ&マリアは虹の上を弾んで渡るようなステージに弾ける笑顔、ポップな背景と二人のキャラがぴったりハマった、妙に動くアクションまでいちいちかわいいステージでした。ここまでかわいいとCGステージをパスされても許せてしまう感じ。おとめ組繋ぎ1 2

私的に今最もホットなペア、ユリカ様&かえでのステージも止め絵メインながらなかなか見せます。赤黒市松の床にクロックの文字盤が浮く舞台はいかにも、ユリカ姫を惑わすヴァンパイアマジシャンのカットからドラキュラ城をバックに手を引かれ、ユリカ姫はヴァンパイアの牙を剥く。赤黒白のコントラストも鮮やかに描かれるヴァンパイアストーリーはかわいらしく妖しく美しかった。ユリカ様組繋ぎ1 2

姐さん&きいのプロプロプロデューサーペアは双子のように息が合った、計算されたシンクロが映えるステージ。ぴょんと跳んだカットが妙にかわいい(笑 姐さん組繋ぎ1 2

「だって、蘭ちゃんとのステージって本当に楽しいんだもん」
止め絵シリーズのラストは蘭&そらのセクシーペア。そらによって髪型をアレンジされた蘭はいつものクールさから一転した柔らか笑顔を浮かべ、振り付けを間違えても一瞬でフォローするほど息が合ったステージを見せます。それはそうとそらの脚(そういう所ばかり見ない。蘭組繋ぎ1 2

などとステージが進む一方で楽屋のダブルエムをチラリ。結果を気にしてウロウロ落ち着かないみくるへ美月さんは優雅に花を生けながら――
「今日の私たちのステージは満開に咲いたと思うよ」
「だからもし他のペアが私たちよりもっと満開に花を咲かせたら、私たちはまた種から頑張るしかないかな」
「頑張ろうって気持ちがあればそれは種になるから」
花に例えるのはみくるの十八番のはずがいつしか逆転、美月さんおそるべし(笑。曰く全力を出し切ったステージで負けたらまた最初からやり直し、でも負けた経験は次への糧となり、頑張る気持ちへ繋がる。このセリフからしてまさかの負けフラグ? と思いきや、よくよく考えれば「絶対王者が負けを覚悟する」ってのは逆に勝ちフラグでありました。なるほど。それにしても優雅な王者のようで実は背水の陣の覚悟を秘め、全力でステージに挑む美月さんの素顔にちょっとココロが揺れた。こういう人間味をもっと描いてくれれば話を掻き回す暴走機関車的な印象も薄れたでしょうに(笑。あとはみくるの掘り下げ(美月さんに釣り合う強さの裏付け)が欲しいところ。現状はセリフで「凄い!凄い!」言うてるだけなので。
ダブルエムのステージは確かに出来が良いけれど絶対的な凄さを感じさせるほどでもなく、また対戦相手のステージの出来も良いため視覚的に優劣が判りにくい=どっちが勝ったと言われてもいまいちピンと来ないのだなあ。思えば「笑顔のSuncatcher」を大会前に見せてしまったのも強者感が薄まってしまった一因かも。やはり新曲新ステージ初披露のインパクトは凄いですからね。
「私たちらしく頑張ろう!」
というわけで新曲を携えたメインヒロインペアの出撃です。ステージ直前に言い合おう!と約束した言葉、ダブルエムの強さに圧倒されながらもみんなのステージを見て辿り着いた言葉は…ガッチガチのお約束、本作に於いてこれまで何度使われたか判らないテーマであります。というかつい先日のあかり回(第77話)でいちご自らそう伝授していましたよね(笑。別にそのテーマ自体に異論は無いけど、何というかたまには三回転半くらい捻ったキメが欲しかったり。
さすがメインヒロインペアは使うカードも星座プレミアムで揃え、新曲新ステージで星座アピール二連発という、現状これで負けたら勝ちようがない体勢で決戦のステージへ。コーデチェンジ後の星座フィーバー二連発は見応えありましたが、せっかくのペア戦でコーデを揃える気がゼロってのは少々もったいなかったかも。曲もステージもロックなのだからSWING ROCKで揃えれば…よく似合うネコミミコーデもこんな機会が無ければ着る事も無いだろうし。
なんてステージ上のお姉ちゃんズに盛り上がる頼智記者、を見守るノエルちゃんがやっぱり嫁すぎる。

ステージ曲は「Sweet Sp!ce」、作曲・編曲は「oriori」とクレジットされていましたが初耳なので経歴・作風など全く判らず。強烈なドラム&ベースに歪んだギターが乗るロックテイストフルスロットル、プログレ入ってたりサビでは縦ノリだったり様々なロック要素をチャンポンした曲は私好みではありますがアイドル曲としてはどうなのだろう。軽めのガールズ系ではなく男臭い骨太ロックに、少なくともエンジェリーシュガーの甘々コーデのアイドルは合わないと思いますが(笑。だからネコミミ着とけと。
映像的にはステージオンの瞬間から光の演出が凄い。強いスポットライトで生じるコントラストの高い陰影はいかにも地下ロックな雰囲気をブーストし直球で格好良かった。イントロ終わりのエアプラッキングも良いアクセント。曲の起伏に合わせて目まぐるしく変わるカメラアングルとタメ、キャッチーなカットのインサート、そしてロック独特の妖しさを際立たせる逆光演出など、楽しそうに歌い踊る二人を全包囲から映し出すステージはかなり見応えがあります。というかビジュアル的にセイラってスゲエかっこいいのよね。この格好良さを本編で(以下それは言わない
スペシャルアピールは各担当の星座アピール(魚座・蠍座)二連発。そういや星座アピールも久しぶりだなあと半ば懐かしさすら感じたり。直近の発動はおそらく第75話なので約一ヶ月半ぶりって事か(笑

「あの子たちよくやりましたよね!」
「ええ、でも今回は…」
ステージ終わってポイント発表。ぐんぐん伸びるグラフを緊張MAXで見つめる二人からさあ結果は! というタイミングで画面がホワイトアウト→両校首脳の意味深なタメ。何だか今回はTVバラエティのお約束演出をやたら取り入れている感じ。結局ダブルエムの逃げ切りと予想どおりの結果でしたが…現時点ではこう落とすしか無いでしょうね。むしろ一発できっちり勝負を付けただけ潔かったかも。
結果の検証としていちご組のステージを再チェックするとたまに振り付けがズレていたり(セイラが走り気味)敗因が見えてきたりするけれど、録画無しのオンタイム放送を一度見ただけじゃこんなん判らんよなあ(笑。しかし学園マザー&ティアラさんは余裕の大人目線で若い子達を見守っていたけれど、ダブルエムが勝ってしまってスタライ&ドリアカは一気に時代遅れ、の件はどうするんだろ?
「一人で全速力で走るほうがいちばん速いと思わない?」
「二人で手を取り合って走ると遅くなるでしょ?」
「だから次に会った時はどっちのペアがどこまで進んでるのか判らないと思うんだ」
「だけど二人で走るとどこまででも行ける」
そしてみくると共に楽屋を訪れた美月さんの含蓄溢るるお言葉へ。ペアの難しさ&面白さについて熱く語る美月さんに強く頷くいちご組、というわけで大会が終わった後も暫くはペアで話を回すのだろうか? それとも例によっていつの間にか無かった事に(以下自粛
「いつかまた一緒にステージに立てるその日まで頑張ろう!」
「楽しみにしてる」
繋いだ手を一旦離して夕陽の中の拳合わせでリベンジの誓い。アイドルというよりスポ根少年マンガの王道っぽいけどこういうノリは嫌いじゃありません。まあ一応別々の学校なので四六時中ペアのレッスンという訳にもいかず、どうやらこちらのペアは来たるべく決戦のタイミングに合わせてペアを組む流れっぽい。
と思わせて次回はおとめ&マリアペアのお話? 同じやるなら大会前にやればいいのに…と思わなくなくもありませんが、これまでほとんど謎のベールに包まれてきたおとめの生い立ちを見られるならそんな些事に文句を言う道理など微塵もございません。ああ楽しみ。
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パートナーズカップの結果ははたして?

「このあといよいよ星宮いちごと音城セイラの登場です!」
ダブルエムのステージで開幕したパートナーズカップ。この後の出番はいちご&セイラ組って事でもう出番!? 残りペアが消化試合になっちゃうよ? と思ったらTV番組によくある「このあとすぐ!詐欺」で、他ペアが止め絵でチャッチャと茶を濁す中、新曲を奢られたヒロインペアのステージはもちろん今回のトリでした。なんて導入から頼智記者&ノエルちゃんは注目ペアの直撃取材へゴー! ところがいつになく緊張感漂う空気に圧倒されて楽屋へ入れず取材断念…あれ? 頼智記者は前回開幕直前の楽屋覗きで彼女たちがピリピリしてるの知ってるはずだけど? シナリオの連携取れてない? でも前回今回とナツコ氏の連投なのよね。ううむ。
同様に前回ド緊張だったはずの姐さん&きいは頼智記者を笑顔で迎え入れ、いちご&セイラ緊張の報を聞くと様子見&陣中見舞いにイクイクイックー! 姐さんをして「いつものいちごっぽくない」と言わしめる緊張状態、ダブルエムが築いたハードルの高さをそれほどまで意識しているって事でしょうけど、それを考慮に入れてもいちごのキャラ違いが気になってしまった。こういう時こそ根拠のない自信に満ちた笑顔を見せるのがいちごの持ち味だったはずなのに。
そして本筋的にかなりどうでもいい頼智記者の弁明シーン。今回はタダでさえ尺が詰め詰めなのにここで描く必要があったのか? どうせなら数回引っ張ってヤキモキを見せたほうがネタ的にも生きるだろうにもったいない。いざ面と向かうと言い出せない頼智記者をノエルちゃんがすかさずフォロー、すると姐さんは「かわいい かわいい」と完全に子供扱いであります。その一連にて背を比べながらグッと顔を寄せるヒトコマは、男として全く意識していない&されていない互いの温度差が辛い切ない甘酸っぱい。なるほど頼智記者も「かわいい」が褒め言葉にならないお年頃になったのだね。うんうん。遠くで輝く星よりも隣の微笑みに早く気付け!ってなものです(野暮。というかノエルちゃんが嫁すぎてわしわしが止まらない。

さて姐さん&きいが楽屋を訪れるといつになく元気が無いいちごが一人ちんまり。セイラは頭を冷やしに出て行ったとの事で、別行動フラグのとおりきいはセイラを探しに楽屋を出て、暫しいちご&姐さんのツーショットタイムへ。
「せめて、セイラちゃんの足引っ張らないようにしなきゃ」
らしくない緊張顔を心配する姐さんへいちごのセリフはこれまたらしくない。最高のパートナーになるにはどうしたら? という前向きな悩みはともかく「足を引っ張る」なんて不安を浮かべるような、失敗を恐れるような子ではなかったはず。しかもそれがセイラとのシンクロという流れも不自然というか…セイラはセイラで無駄に自信に溢れ常に上からの子だったのにね。この二人をシンクロさせるなら逆に「セイラちゃん(星宮いちご)には絶対に負けたくない!」でしょう? あなたがドなら私がレ、ならばミでファでお互いの上を上を目指して高め合っていきましょう!がこのペアのコンセプトなのだから。
ステージ直前の「私たちらしく」を際立たせるためあえて「私たちらしくない」考えを強調したとは思いますが、キャラ性の根本からあまりに離れてしまうとドラマにならないような。ダブルエムを見て凹んでいたけど二人とも負けず嫌いの気持ちは変わらなかった、追い込まれても持ち続けた同じ思いで互いを高め「私たちらしく」ステージを楽しもう! のほうがスッキリ収まったような気がする。

そんなこんなで始まったパートナーズカップの各ペアステージをパタパタと。予想どおりほぼ一枚絵のダイジェストでしたが思ったより枚数が多く、主要キャラにはそれなりにアニメーションがあったりしたので良しとしましょう。正直もっとテキトウに流されると思ってました。
まずは妙に気合いが入ったスプラッシュの一枚絵。作品初期からチョイチョイ顔を出す割にそれほど目立つわけではない、けれど出てくると結構目を引き、チョイ役なりに役割を果たしてきた彼女たちへのご褒美かな。今や本作の特殊性を象徴する「崖登り」にしても彼女たちの働きがあってこそでしたし(笑 Splash繋ぎ
続いて中等部組のさくらちゃん&皐月ちゃんの出番です。宣言どおり歌舞伎とパンクをフュージョン、桜吹雪→定式幕+鍵盤の背景に見得&エアギターを見せ、和柄の扇子を広げた上でカラフル髪の皐月ちゃんが見得をする新鮮でかわいいステージ。いつの間にか大人っぽくなってる出端の横顔がステキ。さくらちゃん組繋ぎ
そんな中 注目のユリカ様&かえでがスタンバイ。肩を抱いて見つめ合ったりすっかり仲良しですね。

おとめ&マリアは虹の上を弾んで渡るようなステージに弾ける笑顔、ポップな背景と二人のキャラがぴったりハマった、妙に動くアクションまでいちいちかわいいステージでした。ここまでかわいいとCGステージをパスされても許せてしまう感じ。おとめ組繋ぎ1 2

私的に今最もホットなペア、ユリカ様&かえでのステージも止め絵メインながらなかなか見せます。赤黒市松の床にクロックの文字盤が浮く舞台はいかにも、ユリカ姫を惑わすヴァンパイアマジシャンのカットからドラキュラ城をバックに手を引かれ、ユリカ姫はヴァンパイアの牙を剥く。赤黒白のコントラストも鮮やかに描かれるヴァンパイアストーリーはかわいらしく妖しく美しかった。ユリカ様組繋ぎ1 2

姐さん&きいのプロプロプロデューサーペアは双子のように息が合った、計算されたシンクロが映えるステージ。ぴょんと跳んだカットが妙にかわいい(笑 姐さん組繋ぎ1 2

「だって、蘭ちゃんとのステージって本当に楽しいんだもん」
止め絵シリーズのラストは蘭&そらのセクシーペア。そらによって髪型をアレンジされた蘭はいつものクールさから一転した柔らか笑顔を浮かべ、振り付けを間違えても一瞬でフォローするほど息が合ったステージを見せます。それはそうとそらの脚(そういう所ばかり見ない。蘭組繋ぎ1 2

などとステージが進む一方で楽屋のダブルエムをチラリ。結果を気にしてウロウロ落ち着かないみくるへ美月さんは優雅に花を生けながら――
「今日の私たちのステージは満開に咲いたと思うよ」
「だからもし他のペアが私たちよりもっと満開に花を咲かせたら、私たちはまた種から頑張るしかないかな」
「頑張ろうって気持ちがあればそれは種になるから」
花に例えるのはみくるの十八番のはずがいつしか逆転、美月さんおそるべし(笑。曰く全力を出し切ったステージで負けたらまた最初からやり直し、でも負けた経験は次への糧となり、頑張る気持ちへ繋がる。このセリフからしてまさかの負けフラグ? と思いきや、よくよく考えれば「絶対王者が負けを覚悟する」ってのは逆に勝ちフラグでありました。なるほど。それにしても優雅な王者のようで実は背水の陣の覚悟を秘め、全力でステージに挑む美月さんの素顔にちょっとココロが揺れた。こういう人間味をもっと描いてくれれば話を掻き回す暴走機関車的な印象も薄れたでしょうに(笑。あとはみくるの掘り下げ(美月さんに釣り合う強さの裏付け)が欲しいところ。現状はセリフで「凄い!凄い!」言うてるだけなので。
ダブルエムのステージは確かに出来が良いけれど絶対的な凄さを感じさせるほどでもなく、また対戦相手のステージの出来も良いため視覚的に優劣が判りにくい=どっちが勝ったと言われてもいまいちピンと来ないのだなあ。思えば「笑顔のSuncatcher」を大会前に見せてしまったのも強者感が薄まってしまった一因かも。やはり新曲新ステージ初披露のインパクトは凄いですからね。
「私たちらしく頑張ろう!」
というわけで新曲を携えたメインヒロインペアの出撃です。ステージ直前に言い合おう!と約束した言葉、ダブルエムの強さに圧倒されながらもみんなのステージを見て辿り着いた言葉は…ガッチガチのお約束、本作に於いてこれまで何度使われたか判らないテーマであります。というかつい先日のあかり回(第77話)でいちご自らそう伝授していましたよね(笑。別にそのテーマ自体に異論は無いけど、何というかたまには三回転半くらい捻ったキメが欲しかったり。
さすがメインヒロインペアは使うカードも星座プレミアムで揃え、新曲新ステージで星座アピール二連発という、現状これで負けたら勝ちようがない体勢で決戦のステージへ。コーデチェンジ後の星座フィーバー二連発は見応えありましたが、せっかくのペア戦でコーデを揃える気がゼロってのは少々もったいなかったかも。曲もステージもロックなのだからSWING ROCKで揃えれば…よく似合うネコミミコーデもこんな機会が無ければ着る事も無いだろうし。
なんてステージ上のお姉ちゃんズに盛り上がる頼智記者、を見守るノエルちゃんがやっぱり嫁すぎる。

ステージ曲は「Sweet Sp!ce」、作曲・編曲は「oriori」とクレジットされていましたが初耳なので経歴・作風など全く判らず。強烈なドラム&ベースに歪んだギターが乗るロックテイストフルスロットル、プログレ入ってたりサビでは縦ノリだったり様々なロック要素をチャンポンした曲は私好みではありますがアイドル曲としてはどうなのだろう。軽めのガールズ系ではなく男臭い骨太ロックに、少なくともエンジェリーシュガーの甘々コーデのアイドルは合わないと思いますが(笑。だからネコミミ着とけと。
映像的にはステージオンの瞬間から光の演出が凄い。強いスポットライトで生じるコントラストの高い陰影はいかにも地下ロックな雰囲気をブーストし直球で格好良かった。イントロ終わりのエアプラッキングも良いアクセント。曲の起伏に合わせて目まぐるしく変わるカメラアングルとタメ、キャッチーなカットのインサート、そしてロック独特の妖しさを際立たせる逆光演出など、楽しそうに歌い踊る二人を全包囲から映し出すステージはかなり見応えがあります。というかビジュアル的にセイラってスゲエかっこいいのよね。この格好良さを本編で(以下それは言わない
スペシャルアピールは各担当の星座アピール(魚座・蠍座)二連発。そういや星座アピールも久しぶりだなあと半ば懐かしさすら感じたり。直近の発動はおそらく第75話なので約一ヶ月半ぶりって事か(笑

「あの子たちよくやりましたよね!」
「ええ、でも今回は…」
ステージ終わってポイント発表。ぐんぐん伸びるグラフを緊張MAXで見つめる二人からさあ結果は! というタイミングで画面がホワイトアウト→両校首脳の意味深なタメ。何だか今回はTVバラエティのお約束演出をやたら取り入れている感じ。結局ダブルエムの逃げ切りと予想どおりの結果でしたが…現時点ではこう落とすしか無いでしょうね。むしろ一発できっちり勝負を付けただけ潔かったかも。
結果の検証としていちご組のステージを再チェックするとたまに振り付けがズレていたり(セイラが走り気味)敗因が見えてきたりするけれど、録画無しのオンタイム放送を一度見ただけじゃこんなん判らんよなあ(笑。しかし学園マザー&ティアラさんは余裕の大人目線で若い子達を見守っていたけれど、ダブルエムが勝ってしまってスタライ&ドリアカは一気に時代遅れ、の件はどうするんだろ?
「一人で全速力で走るほうがいちばん速いと思わない?」
「二人で手を取り合って走ると遅くなるでしょ?」
「だから次に会った時はどっちのペアがどこまで進んでるのか判らないと思うんだ」
「だけど二人で走るとどこまででも行ける」
そしてみくると共に楽屋を訪れた美月さんの含蓄溢るるお言葉へ。ペアの難しさ&面白さについて熱く語る美月さんに強く頷くいちご組、というわけで大会が終わった後も暫くはペアで話を回すのだろうか? それとも例によっていつの間にか無かった事に(以下自粛
「いつかまた一緒にステージに立てるその日まで頑張ろう!」
「楽しみにしてる」
繋いだ手を一旦離して夕陽の中の拳合わせでリベンジの誓い。アイドルというよりスポ根少年マンガの王道っぽいけどこういうノリは嫌いじゃありません。まあ一応別々の学校なので四六時中ペアのレッスンという訳にもいかず、どうやらこちらのペアは来たるべく決戦のタイミングに合わせてペアを組む流れっぽい。
と思わせて次回はおとめ&マリアペアのお話? 同じやるなら大会前にやればいいのに…と思わなくなくもありませんが、これまでほとんど謎のベールに包まれてきたおとめの生い立ちを見られるならそんな些事に文句を言う道理など微塵もございません。ああ楽しみ。
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