2014-05-28(Wed)
ソウルイーターノット! #08 つぐみスパイラル!
ガガントス! 頭にネジ付いてる!

惨劇のヒロイン、エンドレスワルツ先輩の運命は!?

血の惨劇を目の当たりにブラックアウトのつぐみはほどなくあったかふわふわ枕で目を覚まし、縫い目だらけの待合室と薄汚れた二人の服を見て「現実」を突き付けられる。なるほどこれまで何度も夢オチアバンを続けてきたのはこの演出の前振りでしたか。薄暗く静かな病院はいかにも不安をかき立て、惨劇の衝撃と心配で涙を落とし震えるつぐみ。するとめめはシド先生の言葉を借りて励まし…こういう事ができるってのはいつもの超健忘が芝居である証拠なのだろうなあ。
「ただ相当の変わり者で、自分の体すら改造し、陰では死体を集めてゾンビ作りの実験を繰り返しているという恐ろしい噂が…」
続いてアーニャからの励ましはいつしかシュタイン博士の穏やかじゃない噂話に。まあ実際その噂は事実なんだけど。助かってもゾンビにされたらかわいそう!…それって助かってないない(笑。というかエタノール先輩のゾンビorキョンシー的な想像図が意外とかわいい。むしろこの路線で行くべきだったのでは?(笑

そんなこんなで手術が終わってシュタイン博士に呼ばれた付添人たちは頭のネジにガガントス! さらに面会した先輩の頭のネジにガガントス! ホントに改造しちゃったのか! と笑った次のシーンにて「うそぴょーん」のオチから今度は三つ編みが勝手に動いて生きているのにダイイングメッセージ!? 「ヘススナバス」って何かのアナグラムだろうか。なんて考えてるうちに今度は首の継ぎ目が煙を噴いてゴロンと転がり落ち、三つ編みを足に走り回り…これまたシュタイン博士のお遊びで、してやったりの博士は間仕切りを開いてようやくホンモノとご対面。と思ったらまたネジが付いてて天丼ガガントス! あはは。

とりあえず無事を確認するも心配は止まらず。自害の理由を「服が売れなかったから?」と推察するつぐみは等身大の思考が滲み出ていますね。何者かに操られているなんて考えもしないんだろうなあ。一方死地を彷徨った患者を前にして理屈を崩さない博士の沈着さが際立ちます。とはいえド派手な自害シーンの割にあっさり治しちゃって少々拍子抜けだったかも。博士の腕前は本編でも折り紙付きだけれどちょっと便利チートと言えなくなくも(略
そんなこんなで先輩の回復を待つ日常シーンをパタパタと。ここは各カットから落ち込むつぐみをさりげなく気遣う二人の優しさが見て取れますね。そんな二人に支えられてつぐみは少しずつ笑顔を戻し、先輩の回復につれてショックから立ち直っていく経過が見えます。
一方博士は今回の原因を調査すべく先輩の体をくまなく調べ、すると例の指輪にやられた傷跡を見つけ、しかし他の証拠は全て隠滅済みのため「魔女」絡みの確証は得られず。カルテの記述によると運び込まれたのは6/3、ここから完全復活のBパートでは既に真夏なので、全治1ヶ月少々と言ったところ?

というわけで季節が真夏に変わったBパート冒頭でまだうろついてるエイリアンウエア先輩の生首に笑った。いったいいつまで走り回るのか(笑。暑い中で涼を取るべく打ち水にピンと来ないアーニャ、続いていろいろ説明するもガイジンに日本の風情は理解できず…死武専ではつぐみがガイジンだけど(笑。後の風鈴ネタを含め異文化育ちゆえのすれ違いは地味に面白い。
てな所へひょっこり戻ってきたエレメンタルジェレイド先輩。首の縫い目は痛々しいけれど本人的には勲章扱い、そして完全回復を示すようにクルリと身を翻し…ネジ付いてる! 博士に言われたとおりウケ狙いに走る先輩かわいいなあ。残念ながら不発でしたが(笑

「とにかく、今は距離を置きたいの」
すると今度は見るからにどよんどMAXのジャクリーンが登場。突然別れを告げられこの世の終わり、ところがキムは別れの理由をはっきり言ってくれません。縋るジャクリーン、突き放すキム、校舎裏でのメロドラマは何とも意味深なれど…その告白を聞いたみなさん揃って「距離を置く」オチに笑った。ジャクリーンは少し頭冷やせ(文字どおり
などと暑苦しいヒトコマから涼を取るべく風鈴チリンチリン。しかしやっぱりガイジンにこの風情は理解されずサッサと寮へ戻り、一方意地でチリンチリンの二人もまた真夏のお日様には敵わず退散。あはは。

涼しくなった頃合いに一人自主練に励むつぐみ。武器として職人を守る強さが欲しい。しかしそんな思いと裏腹に刃が付いていない槍頭は立木相手に文字どおり刃が立たず、足先を武器に変えての吊るし木チャレンジも届かずスッテン。以前に比べれば武器化制御は上達しているけれど「強さ」には繋がらない。現実の厳しさに俯くつぐみは精神集中のため木の上でバランス取りの練習、すると今度は右から左から呼ぶ声が聞こえ、どちらへ行くか迷っているうちまたドッテン。武器として発展途上未満な上に未だ一人を選べない半端さがよく表れています。アーニャが日向、めめが日陰から呼び掛けるってのはなかなか意味深かも。
「私たちがいつまでも待ってると思わないでください!」
「私は待ってます」
「抜け駆け! 私だって待ってますけど…」
どっちつかずのつぐみへ迫る二人のやり取り。定番セリフを突き付けるアーニャを裏切るめめのフェイントが上手い(笑。本当は頭が回る子なんだろうなあ。それに釣られるアーニャのちょろさ。
「言い訳ですね。そんな簡単に強くなれると思ってるんですか?」
強い二人に比べて自分の弱さが情けない。せめて二人を守れるくらい強くなって、刃を出せるようになってから…つぐみの殊勝な思いは褒められこそすれ責められる事はなさそうだけれど、パートナーを選ばない理由としては確かに「言い訳」で、直球全開ストレートなアーニャはバッサリです。キビシー。
「つぐみちゃん。ハルバードに変身できますか?」
するとめめがそっと近づき優しい口調で変身を促します。厳しい言葉にしょんぼりしている所へこの優しさ、揺らぐ気持ちにこの硬軟連携はまるで子供の躾けをしているよう。デレデレだけど肝心な所は甘やかさないアーニャ、強さゆえの優しさで全てを包み込むめめ…何だか良い夫婦かも(笑

手に取ったハルバードを思い切り振り回すめめの勇ましさったら。つぐみ一人ではビリビリするだけだった立木を刃が無いまま一斬、さらに吊るし木のロープをぶっちぎるパワーを見せ、続いてハルバードを受け止めたアーニャは舞い散る木の葉を零さず両断の技を見せる。
「本当に誰かを守りたいなら、パートナーを決めて一緒に強くなるほうが近道ですよ」
パワーのめめvs技のアーニャという対比を見せながらそのどちらもが群を抜いた戦闘力を突き付け、刃が無い武器でも使い手の技量によって十分戦える・強くなれる事を言外に諭し、と同時に自分たちの覚悟を示す二人。つまりあとは武器本人の覚悟次第という事です。

戦う覚悟・選ぶ覚悟が無いからハルバードの刃が出ない。アーニャの叫びはじつに熱く王道で、一方誰かを守りたいけど今のままでは守れないつぐみの甘さもご尤もなのだけれど…そもそもつぐみが死武専に来たのは何かと戦うためではなく、ましてや生きるか死ぬかの戦いなど想定外の外だったのだから、今の立場で「覚悟」を迫られてもそう簡単にはいきますまい。様々なきっかけがあったとはいえ、NOT(非戦闘員クラス)生のつぐみが命懸けの戦いに身を投じる前提で話が進むのはちょっと気の毒というか理不尽かもしれない。
「死武祭の時までに、めめさん、私、どちらをパートナーにするか決めてください」
覚悟を迫られた所で今のままでは選べない。するとアーニャは「死武祭まで」と期限を区切るのでした。どちらを選んでも選ばれなかった方に悪い、とはいえいつまでも引き延ばせない。その葛藤に苛まれながらつぐみは期限を了承し…しょんぼり俯く弱り目にサッと手を差し伸べるめめの抜け目無さ、ってな抜け駆けにハッと気付いて飛び掛かるアーニャの天丼オチから仲良くハラペコ→またしても抜け駆け天丼にほんわかの締めでした。
などなど今回はシリアスとコメディのバランスにNOTらしさが表れていた感じ。私的にはもう少しハード寄りのがグッと来るんだけれどこれはこれで良いので問題ありません(変なニホンゴ。終盤はイヤでも厳しい描写が続くでしょうし、ほんわかできる時にほんわかしとくのは作風的にも正解かと。
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惨劇のヒロイン、エンドレスワルツ先輩の運命は!?

血の惨劇を目の当たりにブラックアウトのつぐみはほどなくあったかふわふわ枕で目を覚まし、縫い目だらけの待合室と薄汚れた二人の服を見て「現実」を突き付けられる。なるほどこれまで何度も夢オチアバンを続けてきたのはこの演出の前振りでしたか。薄暗く静かな病院はいかにも不安をかき立て、惨劇の衝撃と心配で涙を落とし震えるつぐみ。するとめめはシド先生の言葉を借りて励まし…こういう事ができるってのはいつもの超健忘が芝居である証拠なのだろうなあ。
「ただ相当の変わり者で、自分の体すら改造し、陰では死体を集めてゾンビ作りの実験を繰り返しているという恐ろしい噂が…」
続いてアーニャからの励ましはいつしかシュタイン博士の穏やかじゃない噂話に。まあ実際その噂は事実なんだけど。助かってもゾンビにされたらかわいそう!…それって助かってないない(笑。というかエタノール先輩のゾンビorキョンシー的な想像図が意外とかわいい。むしろこの路線で行くべきだったのでは?(笑

そんなこんなで手術が終わってシュタイン博士に呼ばれた付添人たちは頭のネジにガガントス! さらに面会した先輩の頭のネジにガガントス! ホントに改造しちゃったのか! と笑った次のシーンにて「うそぴょーん」のオチから今度は三つ編みが勝手に動いて生きているのにダイイングメッセージ!? 「ヘススナバス」って何かのアナグラムだろうか。なんて考えてるうちに今度は首の継ぎ目が煙を噴いてゴロンと転がり落ち、三つ編みを足に走り回り…これまたシュタイン博士のお遊びで、してやったりの博士は間仕切りを開いてようやくホンモノとご対面。と思ったらまたネジが付いてて天丼ガガントス! あはは。

とりあえず無事を確認するも心配は止まらず。自害の理由を「服が売れなかったから?」と推察するつぐみは等身大の思考が滲み出ていますね。何者かに操られているなんて考えもしないんだろうなあ。一方死地を彷徨った患者を前にして理屈を崩さない博士の沈着さが際立ちます。とはいえド派手な自害シーンの割にあっさり治しちゃって少々拍子抜けだったかも。博士の腕前は本編でも折り紙付きだけれどちょっと便利チートと言えなくなくも(略
そんなこんなで先輩の回復を待つ日常シーンをパタパタと。ここは各カットから落ち込むつぐみをさりげなく気遣う二人の優しさが見て取れますね。そんな二人に支えられてつぐみは少しずつ笑顔を戻し、先輩の回復につれてショックから立ち直っていく経過が見えます。
一方博士は今回の原因を調査すべく先輩の体をくまなく調べ、すると例の指輪にやられた傷跡を見つけ、しかし他の証拠は全て隠滅済みのため「魔女」絡みの確証は得られず。カルテの記述によると運び込まれたのは6/3、ここから完全復活のBパートでは既に真夏なので、全治1ヶ月少々と言ったところ?

というわけで季節が真夏に変わったBパート冒頭でまだうろついてるエイリアンウエア先輩の生首に笑った。いったいいつまで走り回るのか(笑。暑い中で涼を取るべく打ち水にピンと来ないアーニャ、続いていろいろ説明するもガイジンに日本の風情は理解できず…死武専ではつぐみがガイジンだけど(笑。後の風鈴ネタを含め異文化育ちゆえのすれ違いは地味に面白い。
てな所へひょっこり戻ってきたエレメンタルジェレイド先輩。首の縫い目は痛々しいけれど本人的には勲章扱い、そして完全回復を示すようにクルリと身を翻し…ネジ付いてる! 博士に言われたとおりウケ狙いに走る先輩かわいいなあ。残念ながら不発でしたが(笑

「とにかく、今は距離を置きたいの」
すると今度は見るからにどよんどMAXのジャクリーンが登場。突然別れを告げられこの世の終わり、ところがキムは別れの理由をはっきり言ってくれません。縋るジャクリーン、突き放すキム、校舎裏でのメロドラマは何とも意味深なれど…その告白を聞いたみなさん揃って「距離を置く」オチに笑った。ジャクリーンは少し頭冷やせ(文字どおり
などと暑苦しいヒトコマから涼を取るべく風鈴チリンチリン。しかしやっぱりガイジンにこの風情は理解されずサッサと寮へ戻り、一方意地でチリンチリンの二人もまた真夏のお日様には敵わず退散。あはは。

涼しくなった頃合いに一人自主練に励むつぐみ。武器として職人を守る強さが欲しい。しかしそんな思いと裏腹に刃が付いていない槍頭は立木相手に文字どおり刃が立たず、足先を武器に変えての吊るし木チャレンジも届かずスッテン。以前に比べれば武器化制御は上達しているけれど「強さ」には繋がらない。現実の厳しさに俯くつぐみは精神集中のため木の上でバランス取りの練習、すると今度は右から左から呼ぶ声が聞こえ、どちらへ行くか迷っているうちまたドッテン。武器として発展途上未満な上に未だ一人を選べない半端さがよく表れています。アーニャが日向、めめが日陰から呼び掛けるってのはなかなか意味深かも。
「私たちがいつまでも待ってると思わないでください!」
「私は待ってます」
「抜け駆け! 私だって待ってますけど…」
どっちつかずのつぐみへ迫る二人のやり取り。定番セリフを突き付けるアーニャを裏切るめめのフェイントが上手い(笑。本当は頭が回る子なんだろうなあ。それに釣られるアーニャのちょろさ。
「言い訳ですね。そんな簡単に強くなれると思ってるんですか?」
強い二人に比べて自分の弱さが情けない。せめて二人を守れるくらい強くなって、刃を出せるようになってから…つぐみの殊勝な思いは褒められこそすれ責められる事はなさそうだけれど、パートナーを選ばない理由としては確かに「言い訳」で、直球全開ストレートなアーニャはバッサリです。キビシー。
「つぐみちゃん。ハルバードに変身できますか?」
するとめめがそっと近づき優しい口調で変身を促します。厳しい言葉にしょんぼりしている所へこの優しさ、揺らぐ気持ちにこの硬軟連携はまるで子供の躾けをしているよう。デレデレだけど肝心な所は甘やかさないアーニャ、強さゆえの優しさで全てを包み込むめめ…何だか良い夫婦かも(笑

手に取ったハルバードを思い切り振り回すめめの勇ましさったら。つぐみ一人ではビリビリするだけだった立木を刃が無いまま一斬、さらに吊るし木のロープをぶっちぎるパワーを見せ、続いてハルバードを受け止めたアーニャは舞い散る木の葉を零さず両断の技を見せる。
「本当に誰かを守りたいなら、パートナーを決めて一緒に強くなるほうが近道ですよ」
パワーのめめvs技のアーニャという対比を見せながらそのどちらもが群を抜いた戦闘力を突き付け、刃が無い武器でも使い手の技量によって十分戦える・強くなれる事を言外に諭し、と同時に自分たちの覚悟を示す二人。つまりあとは武器本人の覚悟次第という事です。

戦う覚悟・選ぶ覚悟が無いからハルバードの刃が出ない。アーニャの叫びはじつに熱く王道で、一方誰かを守りたいけど今のままでは守れないつぐみの甘さもご尤もなのだけれど…そもそもつぐみが死武専に来たのは何かと戦うためではなく、ましてや生きるか死ぬかの戦いなど想定外の外だったのだから、今の立場で「覚悟」を迫られてもそう簡単にはいきますまい。様々なきっかけがあったとはいえ、NOT(非戦闘員クラス)生のつぐみが命懸けの戦いに身を投じる前提で話が進むのはちょっと気の毒というか理不尽かもしれない。
「死武祭の時までに、めめさん、私、どちらをパートナーにするか決めてください」
覚悟を迫られた所で今のままでは選べない。するとアーニャは「死武祭まで」と期限を区切るのでした。どちらを選んでも選ばれなかった方に悪い、とはいえいつまでも引き延ばせない。その葛藤に苛まれながらつぐみは期限を了承し…しょんぼり俯く弱り目にサッと手を差し伸べるめめの抜け目無さ、ってな抜け駆けにハッと気付いて飛び掛かるアーニャの天丼オチから仲良くハラペコ→またしても抜け駆け天丼にほんわかの締めでした。
などなど今回はシリアスとコメディのバランスにNOTらしさが表れていた感じ。私的にはもう少しハード寄りのがグッと来るんだけれどこれはこれで良いので問題ありません(変なニホンゴ。終盤はイヤでも厳しい描写が続くでしょうし、ほんわかできる時にほんわかしとくのは作風的にも正解かと。
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